降霧の彩り
01
物凄く、ヤバイ気分に襲われている。
今まで味わった事のない、これまでに最高に嫌な予感だ。
目の前に、箱がある。
一つのダンボール箱が、今俺の家(安マンション)の狭い玄関を陣取っている。
何の変哲もない只の箱だ。だが…。
U.K.ー。これはロンドンからの航空便で送られてきたのである。
送り主は不明。心当たりは、ない。
何か届けてくれる様依頼した記憶もない。だが…。
この箱の中身が何なのか、俺は知っている気がするのだ…。
丈夫な青いナイロン製の紐で何十にも頑丈に縛られた箱。うすっらと湿り気を帯びている様にも見えるその箱が発散するたとえ様もない恐怖に、俺は今にも押し潰されそうだった…。
1
今年の2月、俺はイギリスへ渡った。俺の何の秩序も統制もない様な仕事に一応のキリが着いたので、兼ねがね願っていたロンドン行きを決行した。
友人と再会する為に。
実は7年前、俺はロンドンで約一年間を過ごした。何とか掻き集めた決して十分とは言えない有り金を手に、俺にとっては物凄く窮屈だったこの日本を脱出した。
当時俺は、様々な悩みを抱えていて、仕事や人間関係や俺を取り巻く全てのモノから自分を切り放したいと思っていた。
それらを遠ざけたいモノの中には<俺自身>も含まれていた。
日本を離れるからといって別に自分自身から逃れられるはずもないのだが、その時の俺には、ロンドン行きの衝動を抑える事が出来なかった。
何故、行き先をロンドンに選んだか。昔えらく感銘を受けたミュージシャンがその町の出身だったからである。
彼らを生み出した町。古き伝統と斬新な文化が織り混ざった、かつて思いを駆け続けたその町に俺は飛んだ。
そして、そこでチャールズと出会った。
彼はロンドンで出来た一番最初の、そして最良の友人だった。
ロンドンの少し北、地下鉄マナーハウス駅近くの同じ下宿に住む日本人(こっちに来て知り合った)に誘われて、ある夜ハマースミスへ一緒に出掛けた。
親しい友人同士が集まるパーティーであった。
そこにチャールズがいた。
ダークブラウンの長髪に青い瞳の凄い美男子だった。
隣に居合わせた者同士どちらともなく話し始めた。まるで語学力のおぼつかない俺だったが、穏やかな性格らしい彼は辛抱強く俺の話しを聞いてくれ、そして俺達は意気投合したのだった。
チャールズは、書店で働いているのだと言った。何とそこは俺の住んでいるすぐ近くだった。
マナーハウスから二駅先、ウッドグリーンのすぐ手前に数々の店舗が並びいつも人で賑わっているショッピングシティーがある。
『ロンドン坂書店』は、その一角にあった。
そこにロンドン坂なるものがある駅ではないのだが、その店にはそういう名前がついているのだった。
俺は本がかなり好きである。いつも必ず読みさしの本が手元にある位だ。
チャールズは本好きが高じて今の仕事に就いたのだという。案外俺達の気が合うのもその所為かもしれない。
彼は絵にも興味を持っている。自らも描いてもいる様だ。まんざら絵が嫌いでもない俺は、彼と連れ立ってよく美術館巡りをした。
ナショナル・ギャラリーやテイド・ギャラリー、そしてヴィクトリア&アルバート博物館。古代エジプト時代の神秘的な展示物が気に入った大英博物館へは一人で何度も足を運んだものだ。
ロンドンでは殆どの博物館、美術館で入場料を払う必要がない。美術を、好きなだけ飽くまで堪能出来るのである。
ロンドンでは、美術的とも思えるモノをあちらこちらで見かける。多くの建築物は芸術的で美しく、見事な彫刻が施されていたりする。ピカデリー・サーカスのエロス像などもそうだ。
そしてロンドンはショーウィンドゥが面白い。様々な工夫を凝らし、アートと呼ぶのが相応しい観さえする。正にアイデアの巣窟だ。いつか見たシージェントストリートのデパートでは、よくぞ集めたと思える程大量 の新聞紙が見事に積み上げられていた。古新聞と、最新のプレタポルテが共にショーウィンドゥを飾っているのだ。それも実にアート的に。
あれから、7年の歳月が過ぎた。
ロンドンに着いて次の日、俺はチャールズの店を訪ねた。
『ロンドン坂書店』は、こじんまりとした店構えだが、それほど大きくもないその地域の雰囲気とニーズに合った書店である。7年前は丁度故プリンセス・ダイアナの自伝が出た頃で、殆どの書店のショーウィンドゥは彼女の本で飾られていた。
だが、今は彼女は帰らぬ人となり、ショーウィンドゥ内もまた新しい話題本へと置き換えられている。
俺は『ロンドン坂書店』に足を踏み入れた。
店内には何人かの客の姿があった。
レジ場にいたチャールズが俺に気が付いた。
「アリト、やっと来たな。随分かかったじゃないか」
チャールズは俺の腕を叩きながら笑った。
前と同じ笑顔だ。変わってない。
俺は2、3年の内にまた必ず来ると豪語していたのだ。
「これほどになるとは思ってなかったのさ。でもホント来れて良かったよ。相変わらず寒いねぇ、こっちは」
「ああ寒いよ、まったく…」
ふと、彼の言葉の力の無さ俺は気が付いた。
?
よく見ると、彼は何だか疲れている風だった。
「チャールズ、何かあったのか…?」
「え…、ああ実は…店長が……行方不明なんだ」
行方不明?
「それって、いつから」
「一昨日からだ。急にいなくなった。お蔭で休む暇もないのさ」
「何か心当たりないのか? 姿をくらまさなきゃならない様な…」
「ない。全く解らないんだ。彼は…俺達の目の前でいなくなったんだ」
目の前で?
そこまで話した時、一人の男が店に入って来た。チャールズを見付けると何か伺う様な仕草をした。
「ちょっとごめんよ」
チャールズは男の方へ行った。そして暫く深刻な顔付きで何か話した後、戻ってきた。
「警察の人だよ。いろいろ聞かれてるんだ」
どうやら本当なのだ。いなくなった時の状況から、蒸発と事件との両方で捜査が進んでいるという。まだ事情聴取があるというので、俺達は夜会う事にした。
チャールズは疲れた表情のまま、刑事の所へ戻って行った。
店長は……一体何処へ行ったのか……。
蒸発。家出。
人は誰でも、その場から消えてしまいたかったり、遠い何処かへ行ってしまいたかったりする……そんな思いを抱いた事があるはずだ。
俺もかつてそうだった。俺にとってはそれはある意味での冒険だった。見知らぬ 町に身を置き、違う視点から自分を見たかった。
彼も…そうなのだろうか?
その為に、誰にも何も告げずに旅立ったのだろうか? 店のことや後に残された者の心配や苦労も考えずに?
これが彼の冒険なのだろうか?
もしそうじゃないのだとしたら……。
この出来事が彼の望んだモノでなかったとしたら……。
拉致。誘拐。……殺害……。
彼は無事なのだろうか…。
何だか余り心地よいとは言えない思いに満たされそうになったので、俺はそれらの想像を脳裏から追い払った。今夜チャールズから詳しい話しは聞けるはずだ。
それから少し俺は店内を見て回った。なるほどそういえば売り場が雑然としている。新刊だろうか、レジ場の横にも本が積み上げられたままだ。店長が一人いない分、手が回らないのだろう。
手描きのポップが目に付いた。
そこの平台に設けられたミステリーらしき本のコーナーで、ある作家のシリーズ作が並べられていた。
青を基調としたそのポップはとても塾達されていて、配色も構成もアート的に仕上がっている。それが数枚並べて掲げられている事で非常に目を引くものとなっている。商品をアピールするというポップ本来の役割以上の出来栄えではないかと、俺はしばし見入ってしまった。
たぶん、これはチャールズが描いたのだろう。彼は前から、店のポップをよく描いていたから。
ミステリーは彼の得意分野であるし、かなり力を入れたようである。
そのコーナーを離れ際、俺は何か気になってふと足を止めた。
何かが……引っ掛かった。
奇妙な、違和感。ポップに目を戻して眺める。
これだ……。
5枚並べられたポップ。それらは確かに同じに描かれたものだが、ある違いがある。
端の2枚に、ピンクの線が入れられている。
少し掠れて歪んだ線が………。
2
その夜は、チャールズと俺が以前によく行った中華料理屋へと足を運んだ。レスター・スクェアの近く、チャイナ・タウンの西詰めにあるその店は、味では定評がある。またそこは、従業員の態度の悪さで知られている店でもある。
俺は一度、同じテーブルに座っていた年配の白人女性が背中に茶を浴びせられたのを目撃した事がある。あれは俺も酷いと思った。茶を掛けた従業員は、お、だか、あ、だか何か声を発しただけでその場から離れて行ってしまった。女性の方はかなり憤慨していた。騒ぎを聞き付いた責任者らしき男がやってきて、ナプキンで拭いたりお詫びの言葉を言っている様であったが、俺にはあまり誠意が感じられなかった。
だが…旨い飯につられて、いつも客で満員の店なのである。
時間が少し遅かったこともあって、店内には割りと空きがあった。俺達は一階の奥の席に案内された。地下と二階は常時騒がしくて落ち着かないので幸運だった。
せっかちな従業員に、そうと心得ている俺達は慌ただしく 注文を告げた。俺は日本でもその味が忘れられなかった、 ワンタン・ウィズ・ヌードルとフライド・ライスを頼んだ。
例の事件について俺はチャールズに尋ねた。
刑事にさんざ聞かれているだろうから悪いとは思ったが、チャールズもまた話したい風で、その日の事を語り始めた。
「ホントにいつも通りだった。その日は一日置きにする返本作業の回りで、それもいつも通 り5時位から僕は事務所に篭った。店長もいた。それからはベアトレスがレジに立っていた」
ベアトレスとはもう一人のスタッフである。俺もよく知っている。まっすぐな金髪の、知的で闊達な女性だ。
彼女はセント・マーティン美術学校出身という変わり種である。一度、ハイド・パークで絵を売っている彼女に出くわした事がある。そこは毎週日曜日、無名の美術家達が自作品を売っている場所なのだ。
チャールズ同様、彼女も芸術家肌なのである。
『ロンドン坂書店』は、店長とチャールズとこの女性の三人で切り盛りしている。
「いつも6時位から交代で休憩に入るんだけど、その日は僕と店長が先に休憩に入ったんだよ。その前にベアトレスがトイレに行きたいって言うんで、その間僕がレジに立っていた。店長は、その時確かに事務所でコーヒーを飲んでたな。彼の日課だよ。大体あの時間に彼はコーヒーを飲んでる。紅茶の国にあってコーヒーの方が好きなんだな彼は」
「へえ…何も妙な所はなかったわけか。全ていつもと同じ…」
「その通り。それで…だ。僕がレジに立っていたのが、精々10分位のものだ。ちょっと長い様にも思ったけど、その日彼女は体調があまり良くなさそうだったんだ。たぶん、そのせいなんだろう。そして帰ってきたベアトレスと入れ替えに僕が事務所に戻って見ると……店長はいなかった」
「外に出掛けたのか?」
「僕もそう最初そう思ってた。飯でも食いにでも行ったんだろうとね。接客してたら気が付かない事もあるし。それから1時間経っても、2時間経っても帰らない。そのまま閉店時間になった」
「連絡もない?」
「ああ。家にも電話をしたけど帰ってない。それでもまだその時は、こんな大事だとは思わなかったんで、明日は来るだろうとその日は二人共そのまま帰ったんだ」
それから丸2日、店長は行方知れずのままだと言う。
いなくなった次の日、店長の家族から警察へ捜索願いが出された……。
久しぶりの旨い中華で腹を満たした俺は、チャールズと別れて住処であるB&Bへ向かった。冬のこの時期、3時位 から陽が暮れ始めるこの町は、外はかなりの寒さである。顔に当たる風が痛い程だ。
途中トテナム・コート・ロードのバーガーキングで熱いコーヒーを買い、心持ち暖まりながらB&Bに辿り着いた。
チャールズの話がまだ頭の中で回って様だったが、俺はすぐに眠りについた。
それからの一週間は、仕事を休めないチャールズとは夜何度か会い、7年前の思い出話に花を咲かせた。昼間はかつてお気に入りだった場所を懐かしんでくまなく回った。
コヴェント・ガーデンのパフォーマンスを飽くまで眺め、プラザの地下でフィッシュ・アンド・チップスを腹一杯食べた。オックスフォード・ストリートの雑多な人混みを掻き分ける様に歩き、そしてハイド・パークのリスはやっぱり人懐っこくて、触れる程近くに寄ってきた。
懐かしいロンドンの空気を中に俺は……溶け込んでいた……。
3
あっという間の一週間だった。
俺はそれでも7年前に買いそびれた品々を結構買い込んでいた。……そんな大した物ではない。
マナーハウスの大型スーパーマーケット、セインズバリーで売っている豆のトマトソース煮の缶 詰だとか、オックスフォード・ストリート沿いにある地下のスーパーのサラダ・ドレッシングだとか。そして前回同様、ベイズウォーターにあるデパート、ホワイトレイズ内の紅茶専門店で紅茶を買い込んだ。
ロンドンを離れる日、チャールズが店を抜けて空港まで見送りに来てくれた。
またまた俺は、きっと2、3年内には来るよと彼に言った。
それは本心だった。
この町は俺のお気に入りだ。もしかしたら日本よりも好きかも知れない。
別れ際、チャールズは例の事件について知らせてくれた。
警察の捜査では、手掛かりらしいものはまだ発見されておらず、家出の線で落ち着く事になるかも知れないという事だった。
そうか……。
事件性はなかったのだ。店長は自分の意思でいなくなったのだ。
そしてその先で……彼なりの冒険を経験するだろう。
最後にチャールズが言った。
「ねえ、アリト。たぶんアートていうのは、ある意味禁断の物だと思わないか?」
俺はその時、彼が何について話し始めたのか解らなかった。
「アートは、あくまで個人的レベルでの自己の創造であり表現なんだよ。そこに大衆は存在すべきじゃない。アートに関しては、価値観とか評価という言葉は当てはまらないじゃないかと僕は思うんだ」
なんとなく彼が語る意味が解るような気がした。
芸術とは、芸術家の創造力の表れである。大衆に気に入られるか、認められるか、どう批判されるか、そんなことを考えては創作には打ち込むことは出来ないだろう。
自分の内から涌き出るもの、ひらめき自己が主体なのだろうと思う。
だが、それが……。
「アートには、その作者の拘りがある。例えそれがどんな小さなものでもだ。規模などきっと関係ないんだ。そして、もし自分が表現した物に望んでいない評価が下されたとして……例えば、その上に他者の手直しが加えられたりしたら……」
「余計なお世話だよね」
「そうだね……」
搭乗案内のアナウンスが響いた。
ここのターミナルは出発ロビーから搭乗ゲートまでかなり歩かなければならない。
7年前に乗り遅れそうになった経験から、俺はそろそろ行くことにした。
別れを告げる。
そして歩き出した俺は、背中にチャールズの声を聴いた。
「真相はきっともうすぐ……明らかになるよ……」
一瞬振り返った俺に、チャールズは何故か不思議な笑みを浮かべて、手を振った……。
機内で俺はもやもやした気分になっていた。
迷路に放り込まれた気分…。
何か忘れているような気がする…。
アート。
他人が侵す事の出来ない領域。
真相が明らかになる…?
チャールズは何か知っているのだろうか?
………とその時、俺の中をある旋律が走った……!
座席ベルトで縛られた体が尚も震えだしそうになるのを俺は必死に耐えた。
チャールズが言った<真相>が俺の脳裏を一瞬の内に駆け巡ったのだ。
これが真相…?
そうだ…。きっとそうなのだ…。
俺は最後に見たチャールズの顔を思い浮かべた。
彼は知っていた。
全て解っていた。
何故なら…。
あのピンクのラインが……。
発端はそれだったのだ……。
チャールズの描いたポップ。
ミステリーへの興味を誘うようなあのポップにピンクのラインは似合わない。
あれは…チャールズが描いたものではない。
では、誰が。誰があの線を描き加えたのか…。
………店長だ………。
俺は、やっと震えが治まりかけた肩で大きくため息を吐いた。
店長があの線を入れたのだ。
おそらく……もっと強調させたい……そう思ったのかもしれない。
そこで店長とチャールズとの間にどんなやりとりがあったのか俺は知らない。
だが………。
<アートには作者の拘りがある…> 自分の作品に、拘りを持っていたチャールズは、それが我慢出来なかったのだ。ポップ一つとはいえ、それも彼の大事な自己表現なのだ。手掛ける物の一つ一つに、彼は決して手を抜くことなく取り組んだのだろう…。
やりきれなかった。
だが今更どうする事も出来ない…。
おそらくその日……店長が毎日飲むというコーヒーに、チャールズは睡眠薬を何かを入れたのだ。ベアトレスと替わってレジに立ち、再び事務所に戻った彼は、意識の薄れかけていた店長の首を絞めて難なく殺害した。
その日は、返本作業の日だったと言った。用意していた、本来は本を詰める為のダンボール箱に店長の死体を詰める。そして荷造り用の紐でしっかり縛る。
次の日、運送屋が運んだ箱のうちの一つは、他のとは違う送り先になっていたはずだ。
おそらく彼の家か……。
チャールズ……。
どうなるのだろう彼は……。
<真相は……明らかになる……>
彼はいずれ警察に突き止められると……解っている……。
そうなのだろう。
事が発覚するのに、そう時間がかからないのかも知れない。
そしてそれからは……彼自身で、問題を解決するしかないのだ……と俺は思った。
俺はそれでも、彼への気持ちがさほど変わっていない事を感じていた。
今まで通り、友達でいられると。
その時の俺はまだそう思っていた。
それから10日……。
一つのダンボール箱が目の前にある。
海を越えて……送られてきた箱……。
かすかに、異臭が漂っている。
俺は……この箱の中身を知っている……。
混乱の極致に、俺はいた。
何故、俺の元に送られて着たのか……何故ここに……。
開けてはならない……そう僕の中で警笛が鳴っている。
これがここにある以上……俺が解決しなければならない。
俺自身で……ピリオドを打たなければ……。
ハサミで紐を切る。
幾つも掛けられていた紐を、全部切った。
上部のガムテープを引き剥す。
蓋が少し開きかけていた。
それだけで、臭いがひどくなる。
気が変になる……。
とうに気持ちは怯みかけていたが、無理やり自分に箱を開けさせた。
厚紙が上部に一枚被せてある。その端を摘んだ。
その下に、もう見えるはずだ。
くせのある…金色の…店長の…頭髪が…。
………そのはずだった。
だが……だが……。
これは何だ……。
ダークブラウンの……長い髪……。
ダークブラウンの……?
箱の中にあったのは……変わり果てた……チャールズの亡骸だった……。
了。
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