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24
似つかわしい
土浦成美にとって大学時代はよい時代だったと思えた。
卒業が決まって就職も決まり、あとは卒業式も今日で終わるそんな日だった。
式典は暇な時間だったけれどなんとか終わり、無事卒業もしたので大学に残っていた友人達で飲み屋に出かけて祝杯を挙げた。
「卒業おめでとう!」
最初は二十人ほどで飲んでいたと思う。
盛り上がり、土浦も飲みに飲んだ。
そしてブラックアウトしたのは、三軒目のスナックらしい店だったと思う。
強い酒をいきなり勧められ、普段なら断るところ酔っていたせいもあり、それを意気揚々と飲んでしまったのだ。
テキーラの一気飲みなんて普段しないことをしたせいで意識が飛んだのだ。
それからブラックアウトしてしまい、意識を取り戻したのは大分経ってからだろうと思えた。
まず、人の話し声が聞こえた。
耳だけ覚醒したようだったが、まだ夢の中にいる気分のまま周りの声が聞こえる。
「はあ……ああったまんねえわ」
「マジでヤバイなこいつ」
誰かの話し声が聞こえる。
息が上がっている男の声が耳元でして、それにゾクリとあり得ない感覚が浮かんでしまい、土浦は驚いた。
「うお……締まった……たまんねえ……やべえ名器の雌ま○こじゃねえか」
「おい、早く変われよ」
「分かったって……おお、でるでる」
そう男が呻いた声がしてあり得ないところで熱を感じた。
「おら、変われ」
「やべえぞ、こいつ」
何かが体から抜けていき、そしてまた何かが入ってくる。
その感覚にゾクリと体が快楽を覚えているのに気付いた。
「寝てんのにこれかよ……やべえわ」
そう言われたら誰かが土浦の体を揺すり始めた。
ガクガクと体が揺れるたびにあり得ないところから快楽が湧き上がってきて、土浦は何だこれはと考えた。
まだ夢見心地なのは意識がはっきりしないのと、何かにまだ酔っている気分が抜けていないせいだ。
きっとまだあのテキーラの酔いが回っているのだろう。土浦は目を開くことすらできなかった。
「ん……あっ……はっああ……んっ」
甘い声が聞こえた。
それが自分の声だと認識できたのは、体から息が出て行く時に声が漏れているのが分かったからだ。
「あ……っ、はぅ……あっ……はあっ……、あ……」
これは勝手に犯されているのだと分かったのは、アナルの中にペニスが挿入っている感覚がはっきりとし始めてからだ。
こんなことが分かるのは、一度土浦がアナルセックスを経験していたからだ。
あれは夏の酔った日のこと、雰囲気に流されて行きずりの男と一夜を共にした。旅行先の無礼講だったし、周りには知り合いもいなかった。
たまたまバイトに行ったプールの監視員の仕事で海の側だったからそのまま盛り上がってしまってハメを外してしまったのだ。
もちろんそれ以降はそういう経験はないが、アナルセックスの良さを知ってしまったから、アナルをオナニーの時に弄るのが癖になってしまったのだ。
そのせいで昨日もアナルオナニーを一日中と言っていいほどやっていたせいで、アナルはきっと普通の人と比べて柔らかかったので色んなペニスを受け入れられたのかもしれない。
「ああっ……あぁあ……!はあ……っ!」
息が上がって嬌声が上がるけれど、酔っている者同士だから気にもしない。
「おお……たまんねえ、土浦のま○こ最高なんだけど……」
「んうっ……あ……あっ……ぁはあっ……!ああぅ……」
意識が少し浮上しているからアナルを閉めてやると、呻きながら射精をされたのがわかった。
もちろん用意周到にこんなことをしたわけじゃないから、生で中出しをされている。
けれどその感覚はあの夏の無礼講で様々な人と寝た時の感覚と似ていた。
どうしようもなく気持ちがいいのだ。
「んっ……、んふ……あぁ……っ!」
「出たっ……くそ、持ってかれるわこれ……やべえ」
満足されてペニスが抜けてしまうと、ドロドロとそれが外へと吹き出しているのが分かった。沢山既に出されているのか、中に止まることなく勢いよく吹き出している。
「だろ? 土浦のま○こやべえんだわ、これ何回でも勃起できるからな」
そう言われてまた他の誰かがペニスを突き入れてくるのだ。
「あぅっ……あぁ……!あ、あああっ……あぁー……!」
「やべ、ちょっと意識戻ってきてんだろうな? ちょっと目が開いているけど、まだ飛んでるよ」
「んはぁあ……ぅあんっんっ、んう!」
「反応よくなってるから、このままでいいかも。意識ない時もよかったけど、今が断然気持ち良すぎる」
そういう声が友人の襟川に似ていて土浦は薄らと目を開いた。
そこにはぼやけているけれど、襟川が土浦の上に乗っかり、しっかりと腰を振っているのが分かった。
「ああぁ……あっあっああ……!」
「ああ、土浦……たまんねえよ……お前マジで雌ま○こ過ぎるだろ……良すぎる」
「んっ……!ぁんんあー……あっあ」
気持ちがいいと言われて少しだけ土浦の気分が良かった。
前の時も皆が満足してくれて、沢山中出しをしてくれたけど、その時の嬉しさが歓喜になって土浦を興奮させた。
「あぁ……んあぁっああっ!!」
嬉しいと感じたら体が絶頂をしていた。
「お、これイッてのな。はは、土浦……ちょっと意識あると絶頂もするんだな……淫乱ま○こ持ちがさすがだな……」
ごりっと奥を抉られて強引に腰を進められてしまい、完全に土浦の快楽スイッチを押していた。
「あぁ、う……っあぁっ……!」
「一回イッてから反応がいいな……土浦、マジで最高なんだけど……!」
「ああぁー……っぁあ、あっ……んんんっ……」
アナルがしっかりと襟川のペニスを受け入れて、それが結腸まで届いているのが分かった。
普通ここまで届くようなことはないけれど、夏のあの日には何度かそれを経験していた。最高に気持ちが良くてたまらなくて、大好きな行為だった。
「ひんっ……あぁっあぁんっ……!あっ、あっ……」
「入っちゃいけないところにも届いてるな、ははあ、ここが好みか」
クポクポと届いてはいけないところを亀頭が抉じ上げて入ってくるのに、土浦の腰が跳ねた。
「あ、あっ……あっ、あはぁ……あぁっ……っ」
「大好きだって土浦が喜んでいるよ……ははあ、マジすげえわ」
「あはああ、あぅ……っあぁっ、あぁ…………っ」
「これは俺もイクっ中出しでいくぞ。土浦しっかりと受け取れ!」
「んぁあ、あぁ……ああっ……ああぁ――っ!!」
襟川に中出しをされ土浦はそれで絶頂をした。
「あぁんっ、あぁ、はぁっ、あふっ……はぁっ、はぁっ……ん……あぁんっ……あぁんっ……はぁっ、んん……」
結腸の中に中出しをされるのは久しぶりで、その強烈な快楽に土浦はすっかり虜になっていた。
あの夏の無礼講の時間を思い出したのだが、やっと意識が完全に回復したのか、目がしっかりと開いて周りを見る余裕が出来た。
そこはラブホテルだった。
しかもカラフルなライトが沢山付いていて、青に光ったりピンクになったりと基本的にいやらしい色になる仕様らしい。
「……なに、ここ……どこ?」
ゆるりと体を起こして周りをしっかりと見たら完全にラブホテルで、土浦の周りには飲み会で知り合った程度の人から襟川という友人などが数名いるのが分かった。
パッと見ても五人ほどいる人を相手に、土浦はホテルに連れ込まれて強姦されていたのだ。
「やっとお目覚めらしいが、まだまだだぞ……時間はたっぷりある!」
襟川がそう言い、まだ誰かが土浦に跨がり、アナルにペニスを突き挿れてきたのだ。
「やっ! あっ、ああんっな、はあんっは……っ、はぁ……っ、あん、ああぁ、んあぁ」
抵抗をやっと始める土浦であるが、もちろんそれは想定済みだったのか残りの男達に腕や足を押さえられて、七人くらいに取り囲まれてしまった。
「あ! ああん、……あっ、あぁん……っああっ! あふ、ぅ……っ」
「淫乱ま○こちゃん目が覚めちゃったね~、でももう三時間もおま○こしてたから、すっかりトロトロしてるよ~」
「んあぅ……! やんああんっああっ……んぁ、ぁふっ……ん、やらっ……! ぁ、や、やめ、あんっひゃ、あぅん……っあぁ゛あぁあっ!!」
「おま○こちゃんはすっかり気持ち良くなっちゃってるね~嫌だって言っても口だけだもん~」
「あっ……ぁ、や、やら……はあっ、ああんっ……あ、ゃん、やぁ……っ! ぁん、ぁ、ん、あぅ……っ」
悪乗りの一人がそう言いながら土浦を突き上げてくる。
その通りに気持ち良くなっているので抵抗らしい抵抗もできず、ただ押さえ込まれて喘いでいることになってしまっている。
「あぁっ、ああ、ひぁ、ひぃっ……! あぁ、あんっあんっああっ! あっ、やああ、あ、だ、だめっんああ……っあ、あ、あ……っ」
「淫乱ま○こちゃん、気持ち良くなってるねえ」
「乳首もガン勃起してるし、ペニスももう精液垂れ流しだし、気持ち良くてたまらんという感じだよな」
「そうそう嫌がる素振りはいけないよ……体は正直だね、淫乱ま○こちゃん」
「んぁ、あぁふっ、あぁっ、あぁんっあぁっ! あぁひっ、ひぃん……っ! らめっああんっ!」
「まだ中出しされるとどうなるかな~、起きてる時にイクの見たいな」
「いやっ、いやっ、あ、ゃあ、あっあっ――! あぁ、あぁっ! あぁんっ! や、だぁあ……っ!」
追い上げられてしまい土浦はそのまま絶頂へと導かれる。
それに耐えようとしても無駄で、嫌だと首を振って抵抗するけれど結局は絶頂をしてしまった。
「んああんっ……はぁんっんふんぅ……っああっあぁっあっぁ、あんんっ……! ひゃっ! あぁっ! あぁっら、らめっ……いくっああっ!」
「はい、たっぷり中出しで絶頂……淫乱ま○こちゃん、気持ちよさそうだね~」
「ひぅっ……ああんっ……あっ! ぃや、らめっ……ああっ、いやぁっ」
「いやじゃないよ~気持ちがいいでしょ? 乳首もペニスも勃起して、いやらしい液体垂れ流して、おま○こにされて喜んじゃってるじゃん」
「んぁあっ……、ぁっあっ、あっ、あっやぁあ……っ、ぁ、ひ、ひぃ、ん……っ、いや……っぁ、ぁぅ、らめっ……っ」
乳首やペニスを他の男達が弄りながら別の誰かがまた土浦の中に挿入ってきた。
「ひぁあ! ひぁっ! ぁっぁっ、だ、めぇ、あ、あぁっ、ひ、ぃんっ……やっ……だめっ……んぁああっ……! やだっ……はぁんっ!? あぁっ! あぁあっ!」
それは太めのペニスでゴリゴリと土浦の前立腺を擦り上げてくる。
「ふぁっ、あふんっ、ふ、んんぅっ……ぅあんっ、あっあっ、だ、め……っ」
「ここ、好きでしょ? 溜まらないって腰振ってるよ?」
「ああだめ、だめ……っ!あっ……いやぁああっやぁあっ! あつ……っぅあ、あ……っやぁあっ! あ、あっ――!!」
腰をしっかりと掴まれているから逃げることも出来なかったし、手には男のペニスを掴まされて扱くように言われ、乳首も両方とも指でこね上げられてペニスさえも扱かれている。
こんな同時に全身を撫で回すようにされてしまったら、とてもじゃないが土浦は快楽に飲み込まれるしかなかった。
「ひぁあ……っあっ、あっ……あぁっ! ふぁ……ぁ、ん……んぅうう!」
両手で男のペニスを扱き、必死にすると精液を顔にぶっかけられた。
強烈な精液の匂いに酔いながら、口には酒を追加される。
キスで飲まされてしまい、飲み込むしかない状態でまたほろ酔いに戻されてしまった。
正気だと抵抗されるので酔ってる方が扱いやすいと判断されたのだ。
「ぅあぁあ! ぁひ……っ、ひぃい……っ、あっ、やっ、ああ……っ! いやだこれっ、あぅっ!」
「ほら素直なま○こになった……全く気持ちがいいくせに無駄な抵抗しちゃって怪我するの嫌でしょ?」
「んは……っはぁ、はぁ、も、ぅあっ、も、ムリ……っ! ひぁああああっ!!」
「ああ、もうおま○この方が気持ち良くてどうでもいいのかな~」
ゴリゴリと奥をペニスで突き上げられて土浦は体を反らして快楽に引きずり込まれた。
「あっあっあっあっ……! んひゃぁぅ……やっ! あぁっ! な、やぁ……っ、止まらな……っ! あっ、あぁあっ!」
ペニスを扱かれていたら精液が吐き出されてしまい、絶頂をしたのに潮まで吹いてそれが止まらないのだ。
「潮吹いたなあ、初めて見たわこんなの」
「エロいなあ、淫乱ま○こちゃんは、これからは俺等が可愛がってやるからな」
「あっ、あぁっ、ゃ、やだぁあ……っ! あっあっ、ダメ、ダメ、そ、そこだめ……っやめ、あぁっ!」
更に奥に届く襟川のペニスが代わりに挿入ってきたら、結腸まで突き上げてきてしまい、それによって土浦は嬌声を上げた。
「あ……っやめて、っぁっあぅ、はぁんっ! ん、んぁ……っあ、お、おかひ、なるぅ……っぅあっ」
「おかしくなれよ、淫乱らしく淫らに乱れればいい。俺らが全部受け止めてやるからな、全部解放しなよ」
そう言いながら襟川は全て分かっていると言うように結腸の中に中出しをしてきた。
「あぁっ、あ、ぁ、ぃ、いい、からぁ……っ、あぁ゛ああぁあ……っ! ゃ、やめ、だ、ぁ、あぁっ、ああぁっ! や、やらぁ……っ! らめぇえ……!」
そのまま勃起している襟川が更に結腸の中に精液を擦り付けるように入り込んできて、土浦は嬌声を上げた。
「ああ……っ、あっ、あっ、ひぅっ! あ……っ! あああ……っきもちいいから……ああああっ!」
とうとう口に出して気持ちがいいと土浦は認めた。
それに男達がニヤリと笑い、更に土浦を追い上げるように体中を弄り回った。
「あぁっあっあっやっ、やぁ……っ、きもちいいっあぁん、ああぁ、ふぅ……っん……っ、はふ……っは、すき、これすきっああぁあん……っ」
それらに既に満足した土浦は嬌声を上げてしっかりと襟川のペニスを締め上げた。
「よしっ出るぞ出る、たっぷり中出しさせてやるよっ淫乱ま○こになっ!!」
「あぁ、あぁ、あぁ、はっ、はぁっ……きもち、ぃ……っひぁ……っ! あんっ! あっ、いくいくっおちんぽでおま○こがイかされるっあああぁあ――……っ!」
絶頂と同時に結腸にまた中出しをされて、土浦は二度の絶頂をしていた。
それに満足できてしまい、土浦はすっかりとその日は堕ちた。
それから朝までセックスは続き、部屋中で全員と好きに交わり、酒がやっと抜けるころになってから解放された。
駅のホームが開く時間になって襟川と一緒に電車を待つことになり、土浦はこれからどうしようと考えた。
こんな出来事があったなんて信じられないし、盛り上がってそうなってしまったと襟川達も正気に戻って謝ってくれたけれど、それはもう許す許さないの関係ではなくなってしまった。
「責任をとってね……」
「……分かってる」
襟川は土浦にそう言って謝ってくるが、土浦はそうではないと続けた。
「あんな気持ちがいいことされて、はい終わりですはないよ? またちゃんと企画して僕を抱いてくれなきゃ、僕は満足できないってことなんだ」
そう襟川に言うと襟川は土浦がすっかりあの行為によって変わってしまったことを知ったようだった。
「……分かった、またあいつらを集める」
「うん、それもいいけど、もっと人を集めてもいいよ? 沢山呼んでね、僕を満足させてくれる立派なおちんぽを持つ人を沢山ね?」
そう言って土浦はにっこりと微笑んだ。
それに襟川は言い様もない恐怖を感じたのか、頷きはしたが、結局襟川は土浦を持て余すことになった。
なので土浦はその後に行われた二回の企画で別の飼い主を求めた。
沢山の立派なペニスを呼べる大会社の社長をスポンサーにして、体を差し出す交渉役として裏の世界に飛び込んでしまったのだった。
もうあの快楽を知ってしまったら、土浦には戻ることはできない。一般の世界ではとても生きていけないほどに土浦は狂ってしまった。
「今日はどんなおちんぽが僕を満足させてくれるのかな?」
そう言い、今日も土浦は股を開いて沢山のペニスを受け入れる。
それでもそれは土浦には似つかわしい姿であり、決して不幸ではなかった。
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