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15
禁色の森
新開勇治は毎日山に登っている。
実家で農業をしながら、頼まれたら山でイノシシを罠に掛けて捕ったりしている。
時々は銃を持ち熊を退治したりと、マタギの仕事もやっている。
その日も友人の持っている山深い場所にある山でのイノシシの罠を毎日見回る仕事をしている。
最近は衛星などを使った装置がついていて、何かが罠にかかると何かがかかったというセンサーが反応して分かる仕組みだ。
ただ問題は何がかかったのかは行ってみないと分からないということだった。
さすがに防犯カメラを設置できるほどの資産はないので、この装置だけがやっとである。それでも畑仕事の合間に山に行くだけなので大して問題はなかった。
畑は両親がやってくれていたし、マタギをしている時は畑も家庭菜園にしか使っていない。近所の人は親切でイノシシの肉を分けてやったら物々交換で美味しい野菜などが手には入っていたから割と食に関しては裕福だった。
そして余るほど捕ってきたイノシシや鹿などはジビエとしてそうしたお店に卸しているからそれなりの収入が確保できていた。
正直大変な体力勝負だったけれど、東京でサラリーマンをしているよりもずっと楽に稼げていたし、うるさい上司もいない世界だから、自由気ままに生きられた。
「今日も何かかかってるな」
パソコンで毎日チェックしている罠センサーが一つ作動しているのを見て、勇治は鉄砲を持ち出して車に乗った。
山を一つ越えてしまうと、そこは山を整備するために辛うじて道がある程度の山道に突入する。こんなところに人が入ってくることはほぼないところで、動物よりも人がいる方が逆に怖い世界だ。
駐車できるスペースの道ばたに車を止め、そこから少し山を登る。
山道を上がっている途中に、その山道に人間の足跡が沢山ついていることに気付いた。
「何だ? 誰がこんな山道を……」
不思議に思いながらセンサーを付けた檻を見つけた。
するとその檻の中に人が入っていることが分かった。
「お、おい、ちょっとあんた……」
まさか獣ではなく人が入っているとは思わなかったけれど、その人は二十歳過ぎくらいの青年に見えたが、奇妙なことに全裸だった。
そして何故か青年のアナルに何か入っているらしく、妙な突起物が見えた。
勇治は混乱しながらも檻の入り口を開けて、中の人を起こそうとした。
「おい、大丈夫か……!」
そう言って身体を揺すると、その人物は呻いた。
「……う、……うう」
「よし、生きているな……だが、どうしてこんなところに……」
周りを見回すけれど、この人の服はどこにもなかった。
「どうやってここまできたんだ……とにかく、檻から出して……」
勇治は檻から青年を出そうとした。
青年を抱えようとしたが、その腰には何か装置が付いていた。
ペニスには拘束具が付いていて、腰回りもよくみるとベルトが付いている。
そして勇治にはそれに見覚えがあった。
貞操帯と言われるもので、射精などをコントロールするものだ。
アナルに入っていたのはきっとバイブかストッパーかだろう。
そして青年は目隠しをされたままであった。
青年を外へ出そうとすると、檻の中のパイプに手錠がしてあり、青年の足が固定されていた。
どうやら故意にこういうことをしていたらしいことが分かったのだが、青年に理由を聞こうとするも口にボールギャグを咥えさせられている。
「何だよ、そういうプレイがしたいなら自分の土地でやれよ」
苛立ちながら持っていた道具で無理矢理手錠を破壊して青年を檻の外へと出した。
着ていた上着を青年に被せてから、センサーを元に戻した。
幸い檻は壊れた様子はなかったし、餌もまだ残っていたので装置を設置し直してから青年を抱えて山を下りた。
こんな山道を人一人抱えて上がってくるのは大変である。
けれどあの人数分、六人ほどあった足跡を見るにどうやら悪ふざけでやっていた可能性が高い。そして本気で置いていき、お仕置きのつもりらしいが本当に獣が来たとしたら命の危険もあるわけで、下手すれば凍死したかもしれないのだ。
幸いまだ暖かい日が続いているけれど山の寒さに、さすがに青年は気を失っているようだった。
車に戻り、後部座席で拘束されている目隠しを先ず取った。
相手は目を開いていて、急に運ばれたことや知らない男の車に乗っている事実に気付いて、驚いているようだった。
「うーうー!」
何か言いたそうだったので勇治はまず説明をした。
「俺はお前が入っていた檻の管理者だ。お前は俺の仕事道具を無断で使用して遊んでいた事実は覚えているのか?」
そう勇治が睨み付けて言うと、青年はうんうんと首を縦に振った。
「で、今から口の拘束を外す。何があったのか知らないがわめくなよ?」
大きな声を出されないように言ってから、拘束具を外した。
「……あ、あの……」
「痛いところはないか?」
「……だ、大丈夫……です」
「下の拘束具は自分で外せるか?」
「あ……の、鍵がないので……」
そう青年が言うの勇治は深い溜め息を吐いた。
「リスク管理もないやつが、SMを気軽にするんじゃねえ」
「すみません……」
「たく、道具あったっけ?」
そう言いながら荷物を漁ってみたら幸い大きなペンチが入っていた。
それで南京錠を壊して拘束を解いた。
するとアナルの中に入っていたストッパーがヌルリと出てきた。
「あうん……ああっ」
その様子を見ていたら何だか少しだけ勇治も興奮した。
「あの、……これ抜くの手伝ってください……自分で抜くの慣れてなくて……」
そう言われて見るとペニスの拘束具はかなり頑丈にされているようで、されている人が自分で外すのには時間がかかるものだった。
「わ、分かった……」
勇治はゆっくりと青年のペニスを掴んで拘束を外した。一個一個革ベルトで縛られていて、一人ではかなり苦労するものだった。
そしてそれを外してしまったら、まだペニスには拘束が付いている。
尿道に管が入っているのだ。
「うは……んっお兄さんが、おちんぽ握ってっくれたから、なんか興奮して……ああんっ僕のおちんぽ勃起してる……はあんっ」
急に青年がそう言い出して堪らないと言うように腰を動かしている。
その淫らな腰使いを見ていると、相当な性欲を溜めていることが分かった。
「お前、誰でもいいのか……?」
節操がないような性欲を見せてくる青年であったが、それは少し違っていたらしい。
「だって、お兄さんの手、凄くゴツゴツしてて、でも優しくて……ああん、男らしくて気持ちが良いんだもの……」
青年はそう言いながら自らの乳首を弄り始めた。
その乳首には輪っかのピアスがされていて、それを揺らしながら自分のペニスをさすっている。
淫らでどうしようもないほどの淫乱さを見せつけてくるから、勇治も久々の男に興奮をしていた。ペニスがすぐさま反応して勃起しており、それを見た青年が微笑んでいる。
「お兄さんも、勃起してる? ……あんっああっおま○こに僕のおま○こにそれをぶち込んでくれる……?」
そう言われて見るとアナルがぽっかりと開いてヒクヒクと何かが入ってくるのを待っている。
車の中はバンになっていて、時々中で寝ることがあるので広めに取ってある。そして獲物を運ぶのにもいいので、後部座席には椅子が一個も置いていない。その代わりに、寝床として使えるように改造しているから、上がり込んでしまったら外から覗き込んでもフィルムの関係で中が見えない。
そしてここは山奥である。
人は滅多に来ない場所だった。
すぐに車に乗り込んで、勇治は青年のアナルに大きく勃起をしたペニスを一気に突き入れていた。
「ああんっ大きい……おちんぽっあああんっ!!」
収まり付かない勇治は青年のアナルが相当開発されていることを知る。
「やべえなお前、なんておま○こしてんだよっ」
「ひああああっお兄さんのおちんぽ、きもちいいっっ!!」
青年は勇治のペニスで悶え、そして喘いだ。
車がギシギシと大揺れするほど勇治は青年を突き上げていて、あまりの気持ちよさにとうとう中で精液を吐き出していた。
「あああんっおま○こに精液きたっ……ひああん!」
それでも青年はまだまだ物足りないのか、勇治のペニスが気に入ったのかまだ誘ってきた。
「こんな素敵なの初めて、もっとお兄さんで一杯にして……」
「いいだろう……覚悟しろよ」
勇治はそれでもこの青年を置いた人たちが戻ってくる可能性を考えて、車を移動した。
その間の青年は腰を振りながら勇治を誘惑してくる。
更に奥の山奥にある、勇治がマタギの仕事をする時に泊まるために建てさせて貰った小屋があるところまでいった。
ここまでくると私有地になるけれど、通行できないように途中の道をチェーンで封鎖してこの先私有地という看板をしっかりと真ん中に置いた。
青年はそうしたところに来たけれど怯えた様子はなく、いきなり車を出たところで車にもたれ掛かって精液が溢れているアナルに勇治はペニスを突き入れた。
「ああんっ……お兄さんのまた復活してる……ひあああんっ!!」
青年を抱え上げて下から突き上げてやると、青年の重みで奥深くにペニスが突き刺さって青年は身体を仰け反らせて喘いだ。
山に響く嬌声であるが、どれだけ叫んでも山二つ分も村から離れていて、周りにも畑はないので誰に聞かれることもない。そして響いて聞こえても、動物の鳴き声に聞こえていただろう。
「あっあっひっあああんっあ゛っひっらめぇっ……あっあんあんあんあんあんっ!」
青年は勇治にペニスを奥まで突き挿れられ乱暴にされればされるだけ興奮したように喘ぎ声を上げた。
「あんっあんっあんっ! あ゛ひっんっあぁああーっああぁっ……、んっあっあっ、あうっ……」
「ああ……たまらねえ……」
「やぁっんっあ゛はっうあっんあ゛っあんっきもちい、あんっちくびっ舐めながら、おちんぽでゴリゴリされるの気持ちいいっあっひあぁんっ」
勇治も飢えていた。
だから淫らな青年の性欲には敵わなかった。ひたすら腰を振り、青年の乳首を吸い上げながら下から何度も突き上げた。
「あっいいっ……ちくびっひっあっあっあ゛あああっあひっい゛いっあっあっあっあんっ!」
「なんてま○こしてんだよ……この淫乱めがっ……」
「あっすきっいっおちんぽっあんっあっ、すき、い゛っあああっあっんっんんっ」
「おら、イケよっ派手にイケよっ!」
「あ゛ああんっ! おま○こでいくっいくっあひっあっあああっあぁああ……ん、はぁ、ひっあっ」
青年は勇治に追い上げられて派手に絶頂をした。
吹き上がる勇治の精液は青年の奥深くで弾け飛び、長く続く射精で青年はまた絶頂をしたほどだった。
青年はその後、街に帰ることはなかった。
全てを捨てて勇治の言う通りに山奥の家に住み着いた。
どうやら街では借金の形に財産も全部持って行かれているらしく、あの時も殺されるところで、山に埋められるはずが、動物の餌にした方が面白いと言われておいていかれのだという。なので借金をした相手にバレないためには死んだことにした方がいいわけだ。
親兄弟もいない天涯孤独らしく、帰る家もないので青年は勇治をすっかり信用して勇治の別荘に住み着いたわけだ。
勇治はそんな青年を管理人として雇い、様々な物資を運んで家も頑丈に建て増ししていた。
勇治の親は勇治が青年を飼っているとは思っておらず、勇治が別荘を作って遊んでいる程度だとずっと思っており、勇治は農作業をするために山を降りるけれど、ほぼ別荘で過ごすことが増えた。
その別荘では毎夜、勇治が青年を抱き、青年は勇治に攻められるのが好きでいつまでも勇治のためにそこで暮らした。
やがて勇治の父親が死に、母親が介護施設に入ると、勇治は青年を村の家に連れ込んで堂々と同棲するようになった。
村の家は離れたところにあるので、村人は勇治が誰かと暮らしていることにはなかなか気付かなかった。
今でも二人は青姦を楽しむために山に出かけることがある。
あの時の衝撃の出会いを思い出すために。
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