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07
休日の裏切り
その日の朝方に夜勤を終えた村濱裕泰(ひろやす)は、恋人と住む部屋に戻った。
本当はホテルに一泊してまた仕事という流れだったけれど、早めに終わってしまったので帰宅できたのだ。
疲れ切って部屋に入り、ベッドに潜り込んだところ隣に恋人がまだ寝ているのに気付いた。
「……なんだ、休みなんだ?」
部屋の遮光カーテンがしまったままだったので部屋は暗く、姿が見えなかったのだけれど、グーグーと寝ている恋人の綾戸承平の匂いを嗅いだ。
いつものボディーソープとシャンプーの匂いがして裕泰は承平の首筋に唇を当てた。
「……ん……」
深く眠っているのか起き出しそうもないので、裕泰は承平の股間に手を伸ばした。
「あは、朝勃ちしてる……」
ゆるりと勃起しているペニスを扱いていたら、それがガチガチに勃起した。
「ふふ、美味しそう……」
裕泰は布団の上から承平の足下まで潜り込んで、承平に跨がった状態でその勃起したペニスを口に咥えた。
「んっ、ふぅ、んんっ……」
しっかりと口で咥えて、いつも通りに舌で舐めてしっかりと先走りも吸い取っていく。
モゾモゾと承平が動いているけれど、気持ちがいいのかペニスを咥えている裕泰の頭を撫でてくる。
「んんーっ……、んっ、んぅ、んっんっ、いつもより大きくなって……可愛い承平……」
そう言いながらペニスを口で扱き、更に亀頭から舐め上げていくと、ペニスが大きく反り返ってくる。
「ふぁあっ、んっ、んっ、はぁっ、ぁっ」
そうしていると承平が起きたのか、裕泰の履いていた下着を脱がせてきて、露わになったペニスを口で咥えてきたのだ。
「あっん、ん、んっぅっんっんんーっ、んっ、んんっ……!」
シックスナインになってお互いにペニスを貪るように舐め上げていく。
「あひ……ひ、あああっだめっんっあ……ぁ……ん……っ」
気付いたらいつの間にかサイドボードに置いていたローションを付けた承平の指が裕泰のアナルに挿入り込み、中を擦り上げてくるのだ。
「んぁ……っ、ぁん、やら、ぁ……っ、らめっ、ああぁ、ひぁん、あぁ、ああぁ、ああ……っ、んあ、やぁ……っ」
ペニスを舐めながらもアナルを弄られて、さらにはペニスを咥えたままの承平は先を進めてくる。
「あぁん、……ゆびっあっぁん、あぁ……っ、あああああ……っ、あゃ、あ、ぁ、あっ」
とうとう裕泰はペニスを咥えている余裕もなくなって、お尻を突き出した状態で承平にアナルを弄られ続けた。
「んひゃ、ひあぁあ……っぁふっ、ゃ、ぁ……っあ、あぁあぅあ、あぁ、んあ、あ、いい……っ、ん、はぁ……ああっ」
いつもより積極的にペニスを吸い上げられ、さらにはアナルも丹念に広げられていく愛撫に裕泰はいつも以上に感じて、自らの乳首を自分で弄り始めた。
「あっ! ゆびっいいっあぁひっ、ひんっ! きもちいいっああぁっ、っあっ、あっ、いい……っ、おま○こいい……ああんっああっ」
ひたすら喘ぐ裕泰に興奮したように承平のペニスがガチガチになっているのを裕泰は手でしっかりと扱いていく。
「あはぁ……っ、おちんぽすごい、がちがちっしてるっあぅ、んあ……ふああん……はぁっ……はぁ、あん……あぁ指、きもちいい……っ、あぁんっ……」
乱暴な動きで指が前立腺を擦り上げてくるから、裕泰は堪らなくて自ら腰を振った。
「あぁはんっ! あっ……あん……っあんっああ……っぁ、ひぁ、はぁ……あぁん……ああん……ああ……っ、らめっ…ああっ! んっ……あ、ああ……っああ……!」
指とペニスを舐め上げられるだけで、裕泰は追い上げられていく。
「ああっ、や……っ、も……あっ、あっんああ!あっ……ああー……っやあ……っ、あああっ!だめ、だめ……!」
前戯だけでイかされるなんて、何年ぶりのことだったろうか。
「んぁああっ! い……った! ぁんっあんんーっ! あん! はぁああん……っ」
承平の手と口で裕泰は絶頂に導かれてしまった。
「ひぃあ……ぁんんっ あっ、あっあっあっ!」
自分から仕掛けて、自分だけ絶頂をさせられ、負けた形になってしまったけれど、それはとんでもなく気持ちがいい出来事だった。
「ふぁああ……あ、……ぁんっ……よかった……承平んふっ」
裕泰はそう言いながら完全勃起をしている承平のペニスをしっかりと口に咥えて何度も舐め上げていた。
「んっ……んん……! ぁんっ……ひん! んふふっんふんんんっ、あっ!」
ペニスを舐めていたらスッと承平の体が動いて、布団の中に入ったままの状態で尻だけ外にある状態だ。そして承平が裕泰のアナルにペニスを宛がっている。
「あ……もう……いれるのっああっああっ……ああらめっおおきい……や……、ああうっ、ああ……ああっ……」
ゆっくりとペニスが挿入り込んできた時だった。
裕泰は息苦しくて布団を剥ぎ取った。
そして承平を見た時に目を見開いた。
そこにいたのは承平ではなかった。
「あぁ……っ! だれっやだ……ああっ!あ!ぁあ―――入れないでっ……ちがうっああっ、ああぁ……っあ……っ、んんっ」
知らない男が裕泰のアナルにペニスを突き挿入ているのだ。
「おねがい、やめて……っいやっ……いや、やめて、おちんぽ入れないで……っいや、あああああぁ!」
叫んでも男は挿入を辞めるわけもなく、奥までペニスを突き挿れてから言った。
「あんた、エロいわ……マジ、中たまんねえな……」
「んっあぁあーっ、おちんぽっだめっ……あ゛ひっ、んっあ゛っあんっあんっあんっ」
それまで承平だと思っていた男は明らかな別人であったけれど、そのペニスは承平よりも長く奥まで突き刺さっている。
それがどうしようもなく気持ちよく感じてしまい、知らない男のペニスで気持ちよくなっている裕泰は自分の体が正直にそれを受け入れようとしていることに気付いて叫んだ。
「あ゛っあ゛あああっ! あ゛ひっ、そこっ、らめっ、あ゛ああっ、だめっしんじゃうっ、そこばっかゴリゴリしないれぇっ……! あ゛ーっ、あ゛ーっ、んっあああぁっ……!」
強引で大きなペニスで突き上げられたら、堪らないほど感じた。
「――はっ、はぁっ……! ぃや、だ……っ、いやだぁ……っ」
「嘘を吐くなよ、気持ちがいいって痙攣しかけてるじゃん、軽くドライでいってねえか?」
「はぅ……っ、く、くぅううん……っ! んんっ……は、ぁん! あぁあ……っ!」
言われた通りドライで達していた。
奥で激しく突き上げてたった十回程度だ。それなのに快楽に素直だった気持ちを切り替えることができずに、裕泰は知らない男のペニスで絶頂に達していた。
「ぁはっ、はぁっ、はぁ……っ、やめて……っ、おね、が……っ」
「気持ちいいって言えよ。素直になれば一回で済むことだ。もちろん、承平には黙っててやるし、あいつ仕事に行っているから夜まで戻ってこないよ。それに今日は戻らない予定だったんだろ? 聞いてるぜ……可愛い男の恋人とのセックスの話はな」
男はそう言った。
確かにその通りで、今日は夜勤で戻らずにそのままホテルで泊まってからまた仕事の予定だった。けれど夜勤をしたお陰で仕事が早く終わってしまい、帰ってきてしまったのだ。
承平は裕泰が帰ってこないと聞いていたので、誰かを泊めていたらしい。
そしてその承平は休日の予定だったのに仕事に呼び出されてしまったのか、男だけが部屋に残されていたというわけだ。
それに気がつかないままに裕泰が男と承平を間違えて襲ってしまったからこそ、こうなっているのだと男は言う。
「セックス絶倫に近いんだって、じゃあ承平とのセックスは物足りないだろう? あいつセックスは淡白過ぎて、みんなセックスに不満を持ってるんだよな~別れる理由もそこばっかだし。あんたも不満を貯めていたみたいだし?」
「ふあっあっ、あっらめええっ、激しくおちんぽでおま○こぐりぐりされたらっああんっああんっああんっああっ!」
「ここやられると誰でも気持ちがよくなるんだよ、ほら気持ちがいいって言ってみな。お前もさっさと堕ちて来いよ」
「ああっんっらめっ……おま○こっ……ああんっらめっおかしくなる……ああんっあっああん!」
信じられない強さで求められ、奥まで突き上げて結腸まで挿入り込んでくるほどの長いペニスに翻弄されてしまい、裕泰は悲鳴を上げた。
「あぁあっああんっ……もっ許してぇっ……おかしくなっちゃうっ……、おま〇こ、馬鹿になっちゃうっあああっ……おちんぽっああっ……あっ、あああぁっ……らめっおちんぽハメるのはっ……おちんぽっああああっ!」
「馬鹿になればいいっ裕泰だっけ? 可愛いな、乳首も勃起してペニスから先走りも垂れ流して、気持ちよくておかしくなってんじゃん」
「ああっ……すごいっおちんぽっああんっ……んっあっあああっああっああっんっああっんあっあっあっああっ!」
奥を開くように抉られ続けると、裕泰は段々と思考が快楽に支配されていくのを感じた。
それはきっと駄目なことだと分かっていても快楽には勝てないのだと知る。
こんな激しいセックスは今まで味わったことはなかったけれど、それを知ってしまったらこっちのセックスの方が堪らなく気持ちが良かった。
「あ゛あっ……んっあっ、あ゛っ、あっあっあっあああっ! んあっん……あっあああっ……あんっあっああっああっんあっあっはあっんっあっ、ああっあぁんっ」
「まだ耐えられるってわけか、なら奥をずっとこじ開けるまでよっ」
「あ゛あっいいっ、らめっあ゛あっ、らめっ、おま○こゴリゴリしてるっ……ひっあっ、あんあんあんあんあんっああんっ!!」
結腸まで突っ込んで亀頭は侵入してきた。
それだけで裕泰は体を痙攣させながら嬌声を上げた。
「おまんこ……ああっ……らめっゴリゴリしちゃっ……ああんっおちんぽっおおきいいっああんっ……いいっ……きもちいいっおちんぽ……ああっ……いいっ気持ちいいっ……ああんっああっあああんっ」
「いい子だ……中出ししてやるから、イケよ!」
「あ゛ああっ……あっ、あ゛っ、らめっらめええっ、あ゛あああぁっあ゛っい゛っ、あっんっ、、いくっあ゛あ゛っあっらめっあ゛っんっ、あっ、あぁっ、いくっ、いっちゃうっ……あぁあああん!」
全身を震わせ、脳天を快楽が突き抜けるのを感じながら裕泰は絶頂をした。
激しい快楽の絶頂はそれこそセックスの概念が変わるほどに、裕泰は新たな世界を見た気がした。
「よーし、これで種付け完了……さて本気で楽しませてもらおうかな……ずっと狙ってたんだよな、承平の彼氏をな」
男はそう言うと一旦抜いたペニスを勃起させて、また裕泰のアナルに突き立ててきた。
「ああ、またきたっいいっああんっおま○こっいいっきもちいいっああんっああ……ああんっ……ああんああいいっ」
また挿入ってきた男は更に腰を振りながら、裕泰の乳首を弄り始める。
「あひぃっ、らめぇっ乳首で感じてっ……びくびくしちゃう、んっ、ああっあ゛っあっ……いぃっ、おま○こと、乳首でっ、すごく感じてぅっ、こんなのっ、あっあ゛っあぁんっ」
「さっすが淫乱ま○こなだけはあるな……どこもかしこも性感帯じゃんっ。まあ俺はその方が好都合だけとなっ」
「こんなの……ああっいいっおま○こっああっちくびっああんっ……いいっおま○こされながら乳首コリコリ気持ちがいいっああっ……ああっいいっきもちいいっ……ああっ!」
「おら、もっと声出せよっ承平よりも気持ちがいいんだろうがっ!」
「いい……ああんっおちんぽっいい……ああんっああっ……承平よりもきもちいいっああんっ……ああんっおま○こっああんっいいっ」
とうとう裕泰はそれを認めた。
承平のペニスよりも気持ちがいいのだ。
感じたこともないところが感じて、さらには奥で中出しされた時は最高だった。
「あ゛あぁっ……おちんぽしゅごいっ、ああっ、あああっあっあんっあっあ゛ああぁっ……すきっこのおちんぽすきぃっ……おま○こっハメハメされて、イキまくちゃうっ……あ゛っおま〇こきもちぃっあぁあんっあんっ」
「淫乱だな、ペニスが好きかっあははははっ」
「いいっきもちいいっおちんぽっああんっらめっらめっきもちいいところばっかっ……こすっちゃっああんっらめっ」
「こうされるのが好きなんだなっいいぞ、もっとしてやるから腰を振れっそうだっもっとだ」
「ああっ、すきっ好きっ、おちんぽしゅきぃっ……あ゛っあ゛っ、あっ、きもちいとこっ、ゴリゴリされてっんっあっあああんっ」
奥を擦り上げてくる男の腰使いは力強く、そして深いところまで届いていて気持ちよさが承平とのセックスと比べものにならないほど快楽の度合いが違った。
これをされて堕ちない人はいないだろう。
裕泰も抵抗する気は一切なくなって、完全に堕ちていた。
「あ゛っあ゛っうあっあ゛ーっだめっ、おちんぽっいいっあ゛っんっひああっあ゛あぁっ……んっあっい゛っ……あっうぁっあんっあんっあんっあんっあああっ……あ゛あ゛あああっ……あひっあ゛っあああっ……あっんっあっあひっあんっあんっあぁんっ」
「いいぞ、もっとだ喘げ淫乱ま○こっ!」
「ひあっ……、あ゛っん゛っあっおちんぽらめぇっ……あ゛っあんっあぁんっん゛あっあっ、あんっあんっ、あんっ……おちんぽっ、すごいっ……あ゛っ、んあああああっ!!」
「おら、中出しするからな、孕めっ!」
「あぁあんっ……らめぇっおちんぽっ、あ゛っ、あ゛ひっ、やっあ゛っあ゛っああっんひぃ、っあ~~~っ精液がきたっああん中出しされてる……熱い、熱いのきた……ああ、ああんっイクっいくっああぁぁぁんっ!!」
男に精液を中出しされ、それで裕泰は絶頂をした。
あり得ないくらいに心も解放されたような気分で、その絶頂をもっと味わいたいと願ってしまった。
その後も男は裕泰の体を犯して楽しんでいた。
「ああ……すきっおちんぽっ……すきっああ……きもちいいっああんっおま○こゴリゴリされて……ああんっいいっおちんぽいいっああんっ気持ちが良い……いい……いいっああんっあっあっいいっああんっ」
「まだまだ時間はある、楽しもうぜ」
まだお昼にもなっていなかった。
朝からセックスにはまっている二人は結局夕方までセックスを続け、何度も絡み合って体を合わせた。
けれど夕方に承平から連絡がきて八時には帰ると言うので二人は慌ててセックスをやめて汚れたシーツを洗ったり、ベッド周りを片付けたり、部屋の空気を入れ換えたりとセックスをしていたことがバレないようにした。
承平が帰ってきた時には二人で笑って承平を出迎えて、わざと匂いの強い焼き肉をして誤魔化しきれない匂いも誤魔化した。
承平は裕泰が帰ってきていたとは思わなかったようで、謝罪をしてくれたけれど、二人は暇だったので映画を見て過ごしたと嘘を話した。
そして男は帰っていったけれど、そんな男はいつの間にか裕泰のメッセージアプリのIDを手に入れていて連絡を寄越してきた。
『また楽しもうぜ』
それを見た裕泰はふっと笑い、返事した。
『今度の休日に』
裕泰は承平に気付かれないように、承平の友人とセフレ関係になったのだった。
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