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02
理由は要らない
「あ……ああっ……いや……ああっ」
声を上げても助けを求めてもその時間に会社の人はいなかった。
安池は残業のせいで会社に残っていたのだが、夜食を買いに出て戻ってきた時、その会社の同僚で一番相性の悪い男、保崎がいた。
忘れ物を取りに来たらしいのだが、話すのもなんだと思い無視をしていたら、急に保崎が言った。
「本当にムカつく」
椅子に座ろうとしていたところ椅子を蹴られたのでそのまま安池は床に転がった。
「うわ……」
予想もしていなかった出来事に完全に座る体勢だったので後ろに転がって腰を打ち付けてしまった。
痛さですぐに反応できなかったけれど、そんな安池の上に保崎が乗っかり安池のスラックスとパンツを脱がし始めた。
「……や……なにして……」
逃げようとするもスラックスが脱げてきてそれに足を取られて立てなかった。
保崎が何をしたがっているのかわからずに、安池はとにかく社内から出なければならないと思った。
今会社には誰もいない。
小さな会社なので防犯やセキュリティのようなものは入り口にあるだけだ。
もちろん警備なんてものはいないし、各自鍵を持っていて解除して入ってくるだけだ。 安池が残業をしているのは昼間にミスした仕事の明日提出分のものだ。だから他の人も仕事をきちんと終えて残業すらない。
だからきっと安池が残業をしていること自体が保崎にとっても予想外だったはずだ。
けれどどうしてこんなことをし始めたのかが分からず、安池が言う。
「何で、なにしてんだよっ」
「ムカつくんだよ……っお前の存在そのものがっ」
保崎はそう言い、安池のアナルに何か滑り気のあるものが塗りつけられた。
「え、なにっ……して……」
押さえつけられてうつ伏せにされてしまうと、保崎が何をしているのかやっと安池には分かった。
「まさか……いやだっ保崎やめっ……ひいっ」
安池のアナルに保崎の指が挿入り込み、それが中をえぐり始めてきた。
「ああっ……いやだ……うああっ!」
安池がそう叫ぶけれど、保崎は気にした様子もなく安池のアナルに指を二本突き挿れて強引に中を抉り続ける。
「んぁああっ……! やだっ……やめろ、やだぁあ……っ!」
保崎の指を易々と受け入れてしまう安池のアナルは、安池が普段オナニーにアナルを使っているせいだ。
好奇心でやり始めたそれは、気持ちよさに負けて安池はアナルにバイブを挿れてしまうまでになっていた。
もちろんそれですぐさまゲイになったわけではなく、ただオナニーにそれを使っていただけである。
「はああ? お前、どういうことだよ、このアナル……できあがってんじゃねーか!」
「はぁんっ!? あぁっ! あぁあっ! あああんっあんっあぁんっ!」
中をさらに抉られていいところを擦り上げられた。
「ふぁっ、あふんっ、ふ、んんぅっ……ぅあんっ、あっあっ、だ、め……っ」
「ここまで準備できているなら、これくらいでも十分だろうっ突っ込んでやるよ」
「いやぁ……っだめ、だめ……っ!あっ……いやぁああっ!!」
保崎は明らかに安池が使っているバイブよりも大きなペニスを取り出した。
それは既に勃起していたし、黒々として凶悪なくらいに反り返っている。
先走りすら見せている保崎のペニスがビクビクとしていた。
それが安池のアナルに当てられたと思ったら一気に奥まで挿入り込んできたのだ。
「ひいっあああああぁっ!! やっ、あっ、あぁああんんっいっ、ひぃっ……ひぁああ……あーおちんぽっ……」
「くそ、もっと緩めろ、根元まで挿入らないっ!」
「あんっ……やっはいんないっ……ああんっだめっやっ、無理っ……そんなおおきなのっ……ああんっあっ、あっ、ああんっ」
「オラオラ、突き上げてやるから緩めろっ!」
そう保崎が叫びながら安池の尻を手のひらで何度も叩いてきた。
「やああぁっ! いたっあっあぁんっ……おちんぽっらめっ、あっあっあっ……あひっ……あっあんっあっ……はっ、はぁいたっああっ……あぁあっ……」
ビクビクと体を震わせて、体の力を少し抜くとぐっと保崎が挿入り込んできた。
そしてやっと根元までしっかりと保崎のペニスが挿入り込み、中で脈打っているのが分かるほどしっかりと安池のアナルは保崎のペニスを締め付けている。
「あぁっ……そ、そんな、あんっあっ、あっ、はぁんっ……ひゃっ、あぁっああっ……あひぃっ! あっあんっ……ぁんっ、はぁっ……ああんっ」
ただ息をするだけで安池は保崎のペニスを締め付けてしまうから、それだけでも感じてしまう。
「はぁっ……、あっ……あぁん……、やらぁ……は、ぁ……ああんぁ……あぁっあぁっ、やぁああんっ!」
「挿れられただけでこれかよ……てめえ、尻に挿れられるのなれてやがるな、くそっそれならもっと早くぶち込んでやればよかったっ」
そう保崎は言うとペニスを抜きそして奥までまた突き挿れた。それを強引に繰り返しても、安池のアナルがそれに耐えられるのに気付いて、さらに高速に腰を動かし始めた。
「はぁっもっやらぁ……ぁあ、んっ、やっ……、あぁんっあっああぁんっ! んっ、んぁっあぁっ」
「これがずっと欲しかったんだろうっこの淫乱野郎っ」
「らめっおちんぽっ……あっあぁああっあ゛ひっ、いっあっあんっらめっ、あっあんっあんっひああぁっい゛ぃっあっそこっだめっ……あっあうっひああっあ゛ひっあっらめっああああんっ」
保崎のペニスは安池のバイブより大きかったせいで、安池のいいところをこすられ続けるように挿入を繰り返されていつも以上に安池は感じた。
「あああっひあっらめっ……あっああぁっああんっ! あひっあんっあっあっあっあんっああんっいいっ、きもちいっ、いいっ……あっい゛っあひぃっあああぁーっ……あひっ、あ゛っひああっ……あっあんっあんっ」
心はあっさりと保崎のペニスに屈した。
元々快楽には弱かったし、何より生のペニスが想像以上に気持ちがよかったのだ。
「ああぁっすごいぃっ……ぁんっらめぇ、あっあんあんあんあんあんっあっん、んっんんあんっ! あっあんっあんっ、おち○ぽっいい、よすぎるっ……」
「やっと認めたか淫乱っほらほら、もっと腰を振れっ」
「ひああぁんっ! あっあんっあんっらめぇっあっああっあっああっ……やっあっあっあんっんっああぁっ」
抉るように奥まで突き上げては引き出すように出て行くだけの行為に、安池はすぐに夢中になった。
自分でするよりもずっと気持ちよくて、強引にされるからか余計にオナニーで想像していたことがそのまま起こっていて、心も心臓にも悪かったけれど、それでも気持ちよさが勝っていた。
「あああっ! あひっあっあっあ゛っあ゛ああっひああっあっあっあんっああぁっ! あっあんっあんっあんっああんっあっらめっ……ひあっあっあっあっ」
「オラッ、ペニスに狂えっこれが嬉しいんだろうがっ締め付けてきやがるっ」
「あぁんっ、おれ、おちんぽで、おま○こぐりぐりされてっああっきもちいっあんっあんっいいっあぁんっ……あぁっおちんぽハメハメいいよぉっ、ああっはああぁ……おち○ぽ、おっきぃ、いい、あぁ……」
「そうだ、素直になれっこれからずっとお前の中をこうやってしてやるよ」
「あぁっいいっ……おま○こぐりぐりっいいっ……あっああっおま○こっやっ、おま○こぐりぐりらめっ、あひっあんあんあんあんっあぁあっ! あんっいくっあっあっいっちゃっ……ああぁーっ……!」
安池は突き上げられてすぐに達してしまった。
精液をペニスから吐き出して絶頂をしたけれど、それでも保崎は腰の動きを止めない。
「あっあっ壊れう……っぁん、おま○こっぐちゃぐちゃ、壊れるぅうう! ぁんっふぁあっっ! あっ! あんっもっと、もっとぉぉお……!」
「壊れねえから、もっと狂え淫乱っお前はこうされるのが好きな淫乱だっそうだろっ」
「あ゛あああっあ゛っあっあんっ、……ほんとは、ずっとこうしてほしかったっ…おちんぽハメられて、おま○こガンガン犯されるの気持ちよすぎっ…あ゛っんあああっ」
「そうだ、それでいいっお前をずっと犯してやりたいと思ってたんだっエロい尻しやがってっ」
「ん゛っあ゛っおちんぽ、ハメハメ気持ちがいいっ…あ゛っあんあんあんあんあんっん゛ああっあっあっあひっあぇっああああっ…やっ、あっ、もっとゆっくりっ、ん゛あっんああんっ」
ジャブジャブとアナルから音がするほど中が蕩けてしまい、もう安池はその行為自体を気持ちがいいと快楽を得てしまっている。
本物のペニスを知ってしまったら、もう後には戻れない。
それくらいに衝撃的なものであり、そして保崎のペニスは安池の理想の形をしていたのだ。
「あ゛ひっあ゛っあんっあんっふぁあっ、おま〇こ、もうできないぃっ、ひぁっあっいいっ、おちんぽよすぎてっ気持ちがいいっああんっ」
「もうすぐイクからっ、ほら腰を振れっ」
保崎に言われるがまま安池は自ら腰を振り、しっかりと保崎のペニスを味わった。
「ん゛あっあんっあぅうっ、んっあっあ゛っそんなっあ゛っ、いいっ、おちんぽ、いいところあたってる、おま○こ気持ちがいい、あっあ゛あぁぁぁっひあああっ、あ゛っあっあひっああっあっあ゛っんああんっ」
「中出ししてやるから、受け止めろよっ」
「あ゛あああっはっらめっ中出し精液はっああ゛っあああっ、んっ、ひっあ゛っむりっ、あ゛っあああっん゛っあっあっあんっあああああぁんっ」
「出るっ」
「あ゛っあっあひっ…精液きたっあああっ…らめぇ、んっ…あっああっあ゛っあぁっ…だめぇっ、んっふぁっあ゛っあっぁう」
保崎のペニスが奥に突き入れられて精液が奥の奥まで吹き出て熱いものが届いてきた。
その感触は初めての感触で、それだけで安池は絶頂がもう一回できるくらいだった。
あまりの快楽であったけれど、それはそれだけでは終わらなかった。
「まだ、足りないだろう?」
そう保崎が言うと、挿入ったままの保崎のペニスが安池のアナルでまた硬くなってきたのだ。
「ああ……そんな」
そう絶望したわけではない。
ニヤリと笑って安池は自分から腰を振った。
ただセックスが気持ちがよかったから、そこに至るまでの理由もこれからの理由も何も要らなかった。
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