211-持て余した欲情
本多充邦は、高校生である。
その日もいつも通りに学校へと向かっていたのだが、その日は少し遅刻をしていた。
乗っていた電車が一本遅れてしまい、遅刻の時間になってしまったのだ。
「やってらんないな」
いつもは一本早い電車に乗っていたのだが、今日に限って弁当を忘れ戻り、鍵を閉め忘れて戻りと二回も家に戻ってしまったので遅れてしまったのだ。
とはいえ、今から必死に走っても遅れることは決まっているし、遅れているとは言ってもホームルームに遅れるくらいで、授業には間に合うので諦めることにした。
駅から歩いて十分くらいで学校への坂道があるのだが、そこを歩いていると同じく遅刻をしたであろう学生が一人歩いていた。
その子はこの坂道がしんどいのか、フラフラとしていてとても危なっかしかった。
「あっぶねえな」
朝から調子が悪いのか、それとも具合が悪いのか。ちょっと心配になるくらいのフラつきと歩き方で、本多は後ろから様子を見ていた。
けれど坂の途中でその子は立ち止まった後は、体を震わせて座り込んでしまった。
「あ……おい、大丈夫か?」
思わず後ろから駆け寄ってから抱き起こした。
「……あっ」
その子はちょっと呻いて、やっぱりぐったりとしている。
顔を覗き込んだら顔色は悪くなかったが、真っ赤な顔をしている。
とても可愛い子で、凄く体も細いが、支えた時にはふんわりとしてて、それでいて良い匂いがした。
でも名前は知らないので違う学年か、クラスが一度も一緒にならなかった子かもしれない。
「大丈夫……か? 顔が赤いぞ?」
そう本多が言うと、学生は更に顔を真っ赤にさせている。
「あ……りがとう、大丈夫だから……ほっといて……あああっ」
平気だと言っているけれど、明らかに挙動がおかしい行動をしているので、本多が抱え上げるようにして抱き上げた。
「大丈夫なわけないじゃん、取りあえず保健室にいくぞ」
そう言って本多は学生をしっかりと抱え上げた。
本多は中学時代は柔道をやっていたし、高校では塾の関係で入ってなかったが今でも時々柔道部に顔を出している。
だから人を抱え上げるなんて楽々だったし、学生は軽かったので坂道でもちょっと辛い程度ですんだ。
運んでいる間も学生は少し振るえていて、ビクビクと体が動いている。
息も荒いし、しんどそうだと本多は思っていた。
学校の門を入って、保健室への近道を歩いていると突然学生が大きな声を上げてぐったりとした。
「はああんっだめええええぇぇぇ」
ビクビクと体を震わせて、そう言うのである。
「は? え? まさかこれって……っ」
そう思った時には一瞬学生が体を硬直させたあと、弛緩してぐったりとなったところで本多もある疑惑に辿り付いた。
これって、もしかして、辛いのではなく、何かいやらしいことをしてるのではないか?
ということである。
なので保健室へ連れて行くのは諦め、柔道の道場に連れて行った。
朝練が終わってからは放課後まで誰も来ない場所で、鍵は朝に開けたまま開いている。
授業の体育で柔道はないので、夕方まで誰もこないことは確定している。
その道場の更に奥にある用具室の中に練習用のマットレスがあるのでそこに学生を横たえた。
そうしたら案の定、学生の股間は濡れているようにシミが出ている。
学生はまだ気持ち良さそうに夢見心地みたいで、そのパンツを脱がせている本多には気付いてなかった。
パンツを脱がし終えて下着も剥ぎ取ると、やっぱり股間には拘束されたSMで見るものが付いていた。
ペニスをしっかりと拘束して、尿道までも管が入っていた。
尿はできるけれど、射精はできないようにしているものらしいことは本多も知っていたので、それは触らなかったけど、さらには足に巻き付いている革ベルトはアナルに挿入っているバイブらしいものを固定してあった。
見てみるとそれがまだブルブルと震えていて、中で振動しているのが分かる。
「こんないやらしいものをして……」
思わず本多のペニスも反応して首も擡げる。
下半身裸にしてから、更にワイシャツを脱がせてみると、上半身も革ベルトが巻かれていて、乳を強調するような形になっている上に、乳首にもローターが固定されている。
さらには乳首はニップルクリップらしいものが挟まっていて、それで乳首を突き出した状態で先にローターが当たるようにされている。
相当いやらしい格好だった。
こんな格好で登校していたなんて、どんな変態なのかと思わず本多の喉が唾を飲み込んで鳴った。
そうしているとホームルームが終わって一時間目が始まるチャイムが鳴った。
でも本多はこの場所から動きは一切なかった。
「堪らねえ……」
本多はそう言うと、そんな姿の学生を見ながらペニスを取り出して目の前でペニスを扱いた。
十分変態であるが、それでも脱がしただけでこれ以上触れるのは何だかいけない気がしたし、学生がまた夢見心地なのでせめて意思表示をされてからと冷静な部分が止まった結果である。
「……うう、堪らねえよ……なんで男相手に起っちまうんだ」
そう言いながらも最高に気持ちが良いオナニーができてしまい、本多はあっという間に絶頂に達していた。
そして射精をしたのだが、それは学生の体にビシャリと吹き掛けていた。
口から胸辺りに掛かってしまったが、それを学生が匂いにつられたのか、舌でペロリと舐め取っている。
「……ああ、美味しいの……もっと頂戴……」
夢見心地の学生がそう言って起き上がったので、そのまま本多は自分のまた勃起しかけているペニスを学生の口元に持っていった。
「美味しそう……頂きます」
学生はそう言って淫らな姿で平然と本多のペニスを口に咥えた。
「あ゛っんっぶっ……んむっ、んっん、ん゛ん~っ……」
一気に喉まで飲み込んで、吸い付くように吸い上げてきて、本多はそれだけでまたペニスが完全に勃起してしまった。
「ん゛ん~っ……ふっ、んっぅん、んむっ、んんっ」
「おお、すげえっ吸い取られるっ」
「んんっ……んむっ、んっんっん゛~っ……」
先走りも全部舐め取って、喉まで突き挿れても喉で締め付けてきて、それが堪らなくいい。
「ん゛ん~っ! んっふっ、んんっんっんっん゛っ」
「ああ、気持ちいい……おお、おお」
前に彼女にしてもらったことはあるが、あれは精々先を舐めて少し咥えるくらいだったので、ここまでしっかりと飲み込まれるものとは明らかに感触は違っていて、本多はこれがフェラチオかとはっきりと認識した。
「もっと、飲み込んでくれ」
そう言うと、本多は少し凶暴になった。
無理矢理学生の頭を掴んで、股間を突き出すようにしたのだ。
「んん~っ……んっんっ、んむっ……」
イラマチオと呼ばれる強制的なもので、頭を押さえて固定して腰を振るというものだ。
「んんっ……! んぶっ、んむっ、ん゛っん゛っ~」
さすがに苦しくなってしまうものだったが、それで学生は嫌がりはしなかったし、喉奥が気持ち良くて本多は遠慮なく奥までペニスを突き挿れて腰を振っていた。
「んっん゛っん゛ぶっ、んんん~っ……!」
咥えて無理矢理イラマチオをされているのに、学生はドライオーガズムで達してた。
「あふ、んふうっ、んうぅ――……っ!」
ビクビクと体を震わせているけれど、まだ本多は達していないので腰を振って喉奥を更に強く犯してやると、それでやっと本多が絶頂へと向かった。
「ふうう……っ、うぅ、っふ、んんっ、んんん……っんん~っ、ふっん、ん、ぅんんっ」
「出すぞ出すぞ……おおおお!!」
「んあっ……、ん、んう、んっんんっ!」
やっと喉奥で本多が絶頂して射精をすると、それを学生は喜んで飲み込んだ。
「ん゛むっ……ん゛っんっんんぅっ……んっんっ」ん゛っふぅっ、ん゛むっ、ん゛~~~~……」
またそれで学生はドライで絶頂をしている。
射精ができないせいで、ドライで絶頂をするしかないらしく、それで調教でもされているのか、慣れているようだった。
やっと学生の口からペニスを抜くと、学生は最後の一滴まで精液を舐め取って綺麗にしてきた。
「うふ……美味しかった……でももっと欲しい」
そう言って見つめてくる学生はとても夢見心地で、酔っているかのようだった。
それに飲み込まれてしまったのは本多の方かもしれない。
学生は拘束されているアナルのバイブを見せつけるように手を使わずに抜いてみせた。
「はあんっきもちいっ……見て、ここにおちんぽを、挿れて下さい……」
アナルを広げて学生がまた言った。
「おちんぽ、挿れてください……いっ、挿れて……おっきいおち○ぽ、ハメて、突いてほしいですっ……」
そう躾けられているのは分かっているし、誰かのせいでこうなっているのも分かっている。
手を出すべきではないのも分かっているけれど、雰囲気に飲まれてしまった本多はそれを拒否はできなかった。
「もう一回、言って」
ゴクリと唾を飲み込んで本多が言うと、学生は大きな声で言った。
「僕の……おま〇こにっ……おち○ぽを、奥までハメて、擦ってほしぃ……あぁっ……あっ……おちんぽぉっ……ぼくの、おま○こにいれてぇっ奥までいっぱい突いてっ、あんっあああああっ!!」
そう言っている間に本多は学生の腰を手で掴み、ペニスを一気にアナルに押し当てて強引に突き挿入ていた。
「あっ、あっああっ……、あ゛っはああーっ……いいっああんっおち○ぽきたっ!……、あ゛っ、あああぁぁっあ゛ひっ、深い……ああっおち○ぽ大きいっ……、あっ、あっ、ふかいっああんっそこまでらめぇっ……、あっ、あ゛ああっああんっあああっ!」
強く強引に突き挿入れたけど、それだけで学生はドライで絶頂をしていた。
「くああ……なんてアナルしてやがる……」
アナルの内壁がしっかりと本多のペニスを包んできて、それが締め付けてくる。
こんなのは初めてのやつではなく、慣れているやつが仕込まれてできあがるものである。
そう思ったら、本多は遠慮するだけ損だと思った。
「やってやるよ、じっくり、しっかり犯してやるよっ!!」
そう本多が言って腰を強く掴んで強引に振ると、それによって学生の体を振り回した。
「ひあっあ゛っん゛っあっ凶悪おち○ぽっらめぇっ……ひああ゛っあんっあぁんっ」
完全に勃起しているペニスで本多が奥を抉る様に腰を強く振ると、それによって揺すられてしまう学生は壁に手をやっと付いて耐えている。
「あーはっあぁっ、あっああぁっあひぃっ! あんっ……あっあっあああぁぅっあっやっ! あぁんっはぁっぁああっ」
大きな嬌声が口から漏れてきて、全く嫌がっていない様子に、こういうのには慣れているような雰囲気が出ていた。
余裕があるのだろう、振り返ってしっかりと本多の顔を見る余裕もありそうだった。
「あぁっあっ、あんぅっあぁっあーっ……ひっ、ああっ、あぁあんっんっんっ……はぁっぁ、あぅんっすご、いっ……ひゃぁっあっはぁっ、あぅんっ!」
「こういうのが好きなんだな……」
「あぁあああっ……すきすきっあああっ、あぁああぁんっああっ! あっいいぃっひぅっ、あっ、あぁんっ! あぅっあっあんっいいっ、んっ、ひああぁっいいよぉっ」
学生はそう言って腰を振り、本多をしっかりと誘惑してくる。
その嬌声は甘くて高い声で、脳みそを揺さぶってくるような蕩ける声色で、それによって本多はもっと狂っていくのが分かった。
危険な人だと分かっているだけに、止めた方がいいという冷静な自分と、ここに連れてきたのは自分という、結局は最初からその気だった自分がせめぎ合ったけれど。
「あっあんっあんっ、もうっ、らめっおま○こっ、ぐりぐりされてぇっ、きもちいいよぉっ!!」
この声を聞いてしまったら本多も遠慮をすることはないと思ってしまった。
「あぁーっ、いくっ、おちんぽでいくっ! ひぃあああんっ、いっちゃうよぉっ! あっはぁあんっ! ああ、おま○こされてっいっちゃうっああんあんあんっ!」
凄く魅力的な学生の腰使いにすっかり本多は惑わされてしまい、学生が望むままに腰を強く乱暴に振り続けることになった。
「はぁ……あん、んあっ、やぁああんっあぁっ、あんっ……らめぇっ、そこやぁっ……あっ、ああぁっ!」
奥まで突き挿入ていたら、更に結腸まで抉じ開けてしまったようだったが、それでも更に反応がよくなったので、本多はそこを攻め上げていた。
「やっ、あぁっそんっ……はぁっ、ああんっ! んっあぅっ……やっあぁっあぁっ、らめっ、んんっ、ひぁんっ……! あっ……あぁっあっ……お、おちんぽっでっ、おま○こぐりぐりって、あっああっ、あはぁんっ……」
「ああ、上がってくるっ……たまらんっ」
「あああぁ、あぁ、ん……あひぃっ、ああーっ、おま○こ、あぁんっ……、あぁ、ああっあぁんっ! ぁっ、らめぇ……あぁんっあああぁーっ!」
「出る、中出しするぞっでるでる!!!」
「あぁああんっ、もっいっちゃう、おちんぽっやらっいくっやらっあああんっあああんっあああんっあぁんっ、あんっ、あんんあんっんっ、あぁっ、あぁん……きもち、い……おちんぽ、いいっあひんっ」
本多が中出しをすると、それだけで学生は絶頂をしていた。
さっき射精をしたよりもずっと多くて長い射精感があって、一滴も残らず奥へと本多は射精をしていた。
それで満足するかと思ったが、それは学生が許してはくれなかった。
「あぁあっ……あぁっ、おっきいっおちんぽがぁっ……おま○こ、ごりごり擦ってっはあぁっ……んっあぅっ、きもちっ、いいのっ……もっとして! あぁっ! あっあっあひぃっ……おちんぽっすごっあんっはぁっあぁんっ」
そう言って誘われてしまい、気付いたら本多は押し倒されて学生が騎乗位で腰を振り始めてしまった。
「うおおっ」
「あ゛あぁっ……おちんぽしゅごいのっ、、ああっ、あっ、やああっあっあんっあっあ゛ああぁっ……すきっおちんぽすきぃっ……おま○こっハメハメされて、イキまくちゃうっ……あ゛っいい……おま〇こきもちぃっあぁあんっあんっ」
「くそ、堪らねえよっこの淫乱がっ!!」
堪らず下から本多が突き上げてやると、それでいいのだと言わんばかりに、学生も激しく腰を振っている。
「いいっきもちいいっおちんぽっああんっらめっらめっきもちいいああっ、すきっ好きっ、おちんぽしゅきぃっ……あ゛っあ゛っ、あっ、きもちいとこっ、ゴリゴリされてっんっあっあああんっ」
本当に気持ちが良すぎてしまって、気付いたら二時間以上もセックスに溺れることになってしまった。
そして最後の方には完全に主導権は学生側にあって、本多は絞り取られるばかりだった。
「あ゛っああっあっいくっ、い゛ぐっおま〇こイっちゃうっ……ひぁっ、あ゛っ、ひあん゛っあっ、あ゛ああっあぁっらめっ……ああんっおま○こっああんっおちんぽがっああんっいいっ」
「あああっ!!!」
最後にスッカラカンになるまで精液を絞り取られて、一瞬本多は意識が飛んだ。
「次もまたお願いね」
学生はそう言うとブラックアウトしていく本多にニコリと笑いかけていたのだった。
次に目を覚ました時には柔道場の用具室には本多しかいなかった。
後片付けも終わっているのか、零れていたであろう精液の痕跡は残ってなかったけれど、匂いは充満していたので、本多は慌てて換気をした。
服は下半身は裸のままだったので慌てて下着とパンツを履いた。
これは夢だったのか、そうではなかったのかは匂いくらいと満足している自分の股間しか感触がなく、きっとこれきりだと思っていた。
その後、本多の靴箱に小さな手紙が入っていたのは放課後のことだった。
それを見ると。
『今朝の変態くんへ またお楽しみしたいので今すぐ保健室にきて 今朝の変態より』
と手紙が入っていて、慌てて保健室に向かった。
保健室は本棟とは別棟にあるので、普段は用事がない限り人は近付かない。
そんなところに行ってみると、部屋の中には今朝の変態が白衣を着て立っていた。
「……保健医だったのかよ……」
てっきり学生だと思っていたけれど、道理で顔を見知ってないはずだ。
保健医なんて保健室に用事がない限り見掛けないし、本多は今まで保健室にきたことが一度もなかったので知りようもなかったのである。
「君は、二年の本多くんだよね。とっても美味しかったから、また食べたいんだよね」
そういう白衣の中は全裸で、革ベルトが朝の時のようにしてあった。
「この変態教師が……犯してやるよ」
すっかり絞り取られたはずの本多のペニスがまた勃起して、犯してやりたくてガチガチに勃起した。
それを見て保健医は笑みを浮かべている。
そうして二人の変態が、この日から絡み合っていくことになったのだった。
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