201-欲望はいかほどにも
僕、長浜克幸はそれを喜んで受け入れている。
僕はそれを全力で拒否できないでいる。
ずっと興味があったことで、僕はそれを知らないほど子供じゃない。
セックスというものに興味を持ったのは、小学校高学年だっただろうか。
早い子だったら既に経験をしていて、自慢げにその経験を口にする。
大抵が大人の女性に誘惑されて流されるようにセックスをしたという経験が多いのだけど、それでも男として女性とのセックスはそれなりに気持ちがいいことらしい。
でも僕はその女性にペニスを突き挿れたいという欲求は一切なかった。
この時になって僕は、自分が世間で騒がれている性に関する自認の問題に足を突っ込み始めていることに気付かなかった。
それから中学三年の時だった。
修学旅行で京都に行った時、僕は同級生と一緒のお風呂に入ることでやっと自分がゲイであることを自覚したのだった。
僕は同級生の股間ばかりを見つめ、そしてペニスの大きさばかりを見比べていた。
中には自慢げに晒して比べっこをしている子もいたけれど、中でも一番大きかったのは僕の幼なじみの純也のペニスだった。
「あんまジロジロ見られると恥ずかしいな」
純也がそう言って照れていて、周りからデカチンと呼ばれて驚かれていた。
普通の平均的なペニスの大きさよりも太さも長さもある純也のペニスは勃起をすれば、その更に倍は大きくなりそうなくらいだった。恐らく二十センチくらいの長さに達すると思われた。
太さも普通の状態で三センチくらいあるし、勃起すれば五センチくらいの太さになりそうだ。
そういえば、股間が常に太く膨らんで見えたのは、ペニスが通常時でも人の勃起している大きさだからだったのかもしれない。
僕はその時からあのペニスを自分のアナルに突き挿れて欲しいと思うようになった。
修学旅行から戻って、日常から受験シーズンになっても、僕の頭の中はペニスのことで一杯だった。
「ああ、おちんぽ欲しい」
僕はそう呟くほどに他人のペニスを自分のアナルに挿れて欲しいと思うようになった。
とはいえ、実際に挿れて欲しいと思うことと、実際にして貰うのでは話が違う。
僕は恐怖の方が勝っていたので、軽率な行動に出ることはなかった。
例えば、その辺の人で間に合わせて抱き合うとか、セックスフレンドを作るとか、そういうリスクの多いことはしなかった。
そうしている間に純也は初体験を済ませたし、それによってペニスの大きさのせいで振られていた。
余りに大きな純也のペニスは学校中で噂になるほどで、やはり勃起しきった時の大きさは太さは五センチくらいあるらしい。そして長さも二十センチに達して、女性ではとても受け入れられるような子は学校にはいないだろう。
よほどセックスが好きで、膣の大きさが人より大きい人でないと受け入れられるはずもない大きさだったようだ。
「俺、結婚もあやしいかもな……」
純也はそのことで本当に悩んでいるようだった。
僕と純也はそれから大学生になった。
僕は東京の大学を選んで、純也も同じ大学を選んだ。
僕は秘書を目指していたし、純也は弁護士を目指していたけど家の都合でお互いに大学では経済学部になった。純也は頭が良かったので司法試験もあっという間に受かってしまうくらいの秀才だった。
僕はといえば、やっとの思いで秘書検定に受かって、順調にステップアップもしていた。
僕が大学生になる時、親は東京の大学を受けることも一人暮らしをすることも何も言わなかった。
お金はバイトをしなくていいほど振り込んでくれている。けれど、僕が何になるにしろ、好きにすればいいと放っておいてくれる。
それは僕がずっといい子で手間の掛からない悪い事は一切しない子供だったから、僕とは正反対の手間暇掛かって警察沙汰にもなる弟みたいなことが絶対にないからだと思う。
僕が一人暮らしをし始めたら、弟は寮のあるほぼ監禁状態にされる島の強制的で有名な高校に入れられたらしい。それでやっと厄介な手が離れた両親は、仕事に打ち込んでいるらしくて、僕のことなど気にも留めていない。
だからお金さえ振り込んで貰えれば僕はそれでよかったので、この一人暮らしの空間には誰も僕を訪ねてくることはない。
大きな高い家賃のマンションでも余裕で借りてくれる親に感謝をしている。
僕はここでやっと悪い事を実行をできていたからだ。
僕は一人暮らしをしていたので、家にいる間はとにかく持て余す性欲を解消するために、道具を使って発散していた。
「い、い……そこ……っ、あぁっいい……っ」
ディルドを買って、アナルを拡張して、ストッパーは常に家にいるときは挿れておき、大きくなってきたアナルは、五センチのディルドも飲み込めるほどになっている。
長さも二十センチくらい飲み込めるようになって、一年かけて徐々にディルドを大きくさせてきた。
「あっあ、はぁっ……あ、あ、あ……っ!」
今では大きなディルドでないと満足できない体になっていて、初期に使っていたディルドは処分したくらいだ。
大きなディルドの新しいものを見つけると色々と試してみたくなって、最後には人外の形で獣の大きなディルドにまで手を出してしまったくらいだ。
「は、あっ! んん! あっあっ、ひ、ぃああ……っ」
ダイニングの床が大理石の床なのでそこにディルドの吸盤を貼り付けて、そこで行為に及ぶ。
最初は風呂場で行なっていたけど声が響いてしまうので、部屋の中で音楽を掛けながら使うのは一番騒音を誤魔化せる気がしたのだ。
「あぁーーっ!ああっ、いい、ああ…いいっ! おちんぽっ!」
お気に入りのディルドはあの時に見た純也のペニスに近いディルドだ。
それに似ていると感じたディルドで、余りに気に入ってしまったので売り切れて廃盤になる前に五本ほど買い込んでいる。
「ふあ……あ、いいっおちんぽっああんっあっあっあっあああ……!」
そのディルドは案の定、あまり売れなかったのかすぐに大きなサイズは廃盤になってしまって、僕が使っているのは壊れたりして気付けば、残り二本のうちの一本だ。
もったいないから気分がどうしても落ち着かない時に使う用にしているんだけど、これじゃなきゃ気分が乗らない時が多いので、早く代わりが欲しいところ。
ネットでも探しているけれど、見つからないから、馬の形のディルドにまで手をだしてしまったくらいだ。
「はぁんっ!あぁ……きもちいいっ!あーーいいっんはあんっ……あんっ」
ローションを付けてしっかりと滑らせて、アナルに挿れて擦るととても気持ちがいい。
アナルで感じるのは最初からで、小さなペンから初めてからここまでの大きさを飲み込むのに時間もかかったけれど、僕はそれが気に入っている。
外に出るときもアナルにストッパーのようにビーズを入れて大学へ行くのも慣れてきた。
ただここまでやっても僕はまだ童貞で、処女だ。
誰かに挿れて貰うことはとてもリスクが高い。それが分かっているから、東京まできたのにセフレも作れなかったし、行き摩りですら相手を選べなかった。
「ふ……っ! ああぁ……っあう……っ、い、い……やっぱりこれ、気持ち、いい……っ」
僕が欲しいのはディルドくらいの大きさのペニスである。
いや、はっきり言うと純也のペニスが欲しいのだ。
修学旅行で見た、あの純也のペニス。立派で大きくて、勃起した状態を修学旅行の朝起ちで見てから、僕は純也のペニス以外、多分要らないのだと思う。
でも純也は親友で、一番信頼している友達だ。
純也をそんな目で見ていたなんて、純也に知られることは純也に失礼だと僕は思っている。
だから純也に恋心は抱かなかったし、決して純也の恋路も邪魔をしなかった。
だって僕が欲しいのは純也の心ではなくて、純也のペニスだけだったから絶対に言える訳もなかった。
「あっああっ、あっあっ、あぁっ、あぁあっ! あぁああ!!」
ディルドが前立腺を突き上げてきて、僕は腰を自ら振って擦りつけるようにしてダイニングで淫らに腰を振る。
「あぁああ!! ぁああっ! ああぁ……っあ……ああ……っ、あひ……ひぅは、ぁ……っ」
追い詰められるように腰を振って、そして僕は絶頂をする。
「はふっ……はっ……ぁ、あひぃ……っ、ひ、ひぁあああ!!」
精液を射精して、潮まで吹いて達する。
ビシャビシャと透明な液体が床に敷いておいたタオルに染み込んでいる。
最近、僕はディルドで前立腺を突き上げると、潮を吹くようになってきた。
体が快楽をどんどん覚えてしまい、淫らに乱れてしまう。
それに最近、その尻の辺りをスマホで撮影をして、裏アカウントに投稿をしている。
尻を綺麗にして、浣腸もして綺麗にしておくのはそのためでもある。
幸い僕の尻は綺麗で、毛も生えていないので撮影をしても見苦しくはない。
その投稿をしているSNSではグッドボタンを沢山押して貰える。
僕みたいな裏アカウントを持っている子は多くいて、僕はその中の一人だ。
もちろん、背景などは絶対に映らないように徹底していたし、撮影場所には反射するものは置いてなかったし、個人の特定に繋がるものは映さない。もちろんアカウント名から推察されないように完全偽名だったし、部屋の特定もできないように敢えてダイニングの床しか分からないようにしてある。
だから常に場所固定でやってることは同じなので、他の裏アカウントからすれば地味。なのでバズったりはしないけれど、固定の閲覧者がいるくらいだ。
僕みたいな真面目な学生がこんなことをしているとは誰も思っていないだろうし、何より僕の周りには僕がこういうことに興味があるようには思っていないだろう。
投稿は既に半年も経っている。
その中に結構な頻度で返信がついているけれど、皆立派なペニスを見せてくれて僕を誘ってくれる。
僕がディルドオンリーで人とセックスをしたことがないのは既に知られているし、僕も人とはリスクが高いのでしないと発言していたからなんだけど、そのせいでちょっとマニアには受けがよかった。
何も知らないおもちゃで遊んでいる子に自分のペニスを填めてやり、嬌声を上げさせたいと思う男は結構いるようで、大きなディルドが好きな子だから、大きなペニスでしか誘えないと思っているのか、ディルドと同じくらい太くて長いペニスを見せてくるのだ。
僕はそんなペニスを持つ人たちに一つ一つ返信をしている。
「あーさん、今日も立派なペニスですね……っと。この人のは本当に立派だなぁ」
僕は裏アカウントに届く返信にはよほど変なことが書かれていない限り、返信を続けているからか、割と居付く人が多いみたい。
「日焼け再開したんですね、大きなペニス、ありがとうね」
見せてくれる人にはペニスを褒める言葉を付けるのがポイントなのだけど、ほとんど僕は常連のペニスは覚えてしまった。
多分顔を見るよりもペニスを見ればその人がどのアカウントなのか分かるくらいになってしまっている。
それくらいに僕は人のペニスに飢えているのかもしれない。
そこで気になり始めたのが、ここ一ヶ月くらいの間に、そのアカウントに新しい通りすがりの人が居付いた。
その人もペニスを見せてくれるんだけど、これがまた僕の使っているディルドにそっくりのペニスをしているんだ。
「もう、好み過ぎる……でも駄目、画像が本物かどうか分からない」
僕はそう思って自制をして、そのペニスを毎回褒めるんだけど、段々と自信を持ち始めたのか、綺麗に取って挑発してくる動画まで上げてくるようになっていた。
僕のオナニー動画を使って、ペニスを扱き、そして射精をしてたっぷりの精液を吐き出している動画だ。
毎回とてもよく撮れていて不快感は一切ない。
寧ろ、あの精液を僕の中で出して欲しいと思うくらいに夢中になっている動画を上げてくれる。
その動画にも返信をする。
「今回もイケましたね、ごちそうさまでした。また見せてね」
僕はその動画をダウンロードしておく。
既に週二回で投稿していたので動画は三本目くらいだ。
「ペニスは大きいし、理想的なものだし、ちょっと擦りすぎてどす黒いのもいいし……好みだな……」
あの精液をアナルの中で受け止めたいと僕は常々思っていた。
ある日、大学に行くと僕は普通に講義を受けていたんだけど、隣に座っていた純也の様子がちょっと変だった。
何かに焦っているようなそんな表情で、チラリと見ると僕と目が合う。そして純也が慌てて目を反らすんだ。
「純也、どうした?」
僕は気になって話しかけると、純也はちょっと何かをすぐに言いたそうにしているけど、ふっと周りを見回してから言葉を呑んで言うのだ。
「ここでは何だから、後で時間を作って欲しい」
純也がそう言うのは珍しいことで、僕はふと予定表を見てから言う。
「うん、このあと講義はないから、喫茶店にでもいく?」
僕がそう聞くと、純也は頷き掛けてから首を横に振って更に言った。
「いや、外は困る。何処か人の邪魔が入らないところがいい」
純也がそう言うので、どうやら人に聞かれては困る話をしたいらしいことだけは理解できた。
「うん、分かった。ちょっと場所は考えるね」
「頼む」
純也はそう僕に話し合う場所を任せてしまう。
僕は講義中に色々考えたけれど、純也の聞かれたくない話を喫茶店ではできないなと思い、駅前のカラオケ屋を選んだ。
マイクで叫ぶほどの大きな声でなければ周りには聞こえない作りだから、こそこそと話せば周りには聞かれないし、何より最近のカラオケ屋はドリンクバーもあって食べ物も豊富だ。食事をしながら二時間フリータイムで過ごすこともできるからだ。
そう考えていると講義が終わった。
周りの学生が席を立って講義室を出て行くのを見送りながら、僕は隣に座っている純也に尋ねた。
「駅前のカラオケ屋でいい?」
そう僕が純也に言うと、純也はそこを思い浮かべてから言った。
「うん、そこでいい。食べ物も飲み物もあるしな」
「じゃ、行こうか」
僕は講義の道具であるノートとプリントを仕舞い込んで純也と一緒に大学を出た。
大学生になって既に三回生も終わり。
来年は就職活動も忙しくなるだろうが、僕も純也も実は就職先には約束がある。
親族の関係者からうちにおいでと誘われているので、そこに就職することが決まっている。
同じ東京の同じ地区にある弁護士事務所同士で、僕は弁護士先生の秘書補佐になる予定だ。純也は弁護士事務所に就職する予定で、忙しくなるだろう実習生扱いになるらしい。
なので僕たちは就職のことで忙しいことはなく、周りの学生よりは余裕がある。
寒い時期だったのでコートを着込んでしっかりとマフラーをして手袋もする。
「寒いね」
僕がそう言うと純也が上の空で答えた。
「ああ」
どうやら悩み事が深いらしいと僕は思っていた。
カラオケ屋に着いて部屋をフリータイムで借り、ドリンクバーを付けた。部屋に入ってすぐに食事になるものを頼んで、それが届くまではカラオケではなく、歌手のライブ映像を二本ほど流した。
その間に交互にドリンクバーに飲み物を取りに行って、二本分くらいの飲み物を用意した。
それから店員さんが食べ物を運んできて、やっと誰も入ってこないのを確認してから、やっと本題に入ることができる環境になった。
僕は運ばれてきた食べ物の中からポテトを摘まんで食べた。
純也が話すタイミングがあるだろうと思って、僕は黙って食べたり飲んだりしていると、純也はやっと弄っていたスマホから目を上げた。
「あのさ、克幸……これってお前だよな?」
そう言われて僕は純也にスマホを見せられた。
そこに映っていたのは、僕の裏アカウントのSNSだ。
アイコンは僕のアナルにディルドが刺さっているもので、顔や手などを晒していない。
自己紹介欄には自慰用としか書かれていない。
まさかここに純也が行き着くなんてあり得ない。
だって幾らなんでもバレる要素が一個もないのだ。
「……は? 何言って……?」
僕はそう言って内心は冷や汗ダラダラだったけれど、平静を装って純也の方を見た。
純也はそんな僕を真剣な顔をして見ていた。
「こんなバカなことを言うために……、僕をわざわざ呼んだのか?」
そう僕が言うと純也は言った。
「やっぱりそう言うよな……絶対に間違いないのに。証拠、あるよ」
そう言うと純也は僕のSNSのメディア欄を開いて動画を再生させる。
「あぁ……あっ、んんっ……あっ、はぁっ……あぅ……っ」
僕の声が聞こえてくる。
僕が気持ちよさそうにディルドをアナルに挿れて喘いでいる。
「ひぁ、ああっ! あぁっ、やだ、や……っんぁっ……あっ、ああぁっやぁっ、や、あぅ、うー……」
僕が絶頂をしたところで、僕は慌てて動画を止めようとした。
でもそれを純也は片手で僕を押さえつけて見せつけてくるんだ。
「やめ……いい加減に!」
僕がそう言ってもスマホの画面の中では僕は気持ちよさそうに喘いでいる。
「あぁっ!ひ……っ はぁ、あ、あ、あ……はぅっ、うあぁ……っあ、あぁっ……ああぁ……!」
僕の声を聞いて、僕は顔を真っ赤にしていた。
さすがに友達に裏アカウントが見つかった上に、それを目の前で聞かされるなんて恥辱を受けるとは思わなかったからだ。
「あぁっ、あっ、や、おちんぽっはげし……っ、ああっ!あっ、あーっ……!」
僕の声に合わせて純也が言った。
「この声、絶対に克幸だ。間違えるわけない」
そう純也が言うけれど、僕はまだとぼけられる範囲だと思い言う。
「そんなのに似た声ってだけじゃん!」
僕がそう言うんだけど、やっと手を離してくれたけど、純也はスマホを操作して言うのだ。
「ほら、ここにホクロがあるじゃん。お前、ここにホクロがあるだろ? 昔見たぞ」
そう言われて僕は驚く。
見せられた動画を途中で止めたものには、僕の股間が映っているんだけど、僕の太ももにホクロがある。
もちろん、それだけで特定はできないはずだった。
今時、裸にでもならない限り、太ももの付け根あたりにあるホクロなど見つけられようもない。
普段から見えない位置にあり、裸になったのは中学、高校時代の修学旅行くらいだ。
だからその時に見たという記憶が残っているということは、純也は僕の股間辺りをじっとその時に見ていたことになる。
僕はそれに体が熱くなるのを感じた。
「ないから……そんなの」
僕がそう言うのだけど、それで純也は納得してくれるはずなかった。
「じゃあ、見せて。ないこと、証明して」
「あ……っ、純也……だめっ」
僕の抵抗を余所に純也は僕のパンツに手を伸ばしてベルトを外してしまうと、あっという間にパンツと下着を一気に脱がせてきた。
「ほら、やっぱりある、一緒だ。それに……このペニスの形も同じ……アナルもほら……同じだ」
そう言われてしまって、僕はもう逃げられないのだと思った。
ホクロのことをこういう手段で見てくるとは思わなかったし、何より、純也がそこまで僕に興味があるとは思わなかったんだ。
「克幸、ちょっと興奮してる? やっぱりアナルにはこうやってビーズを挿れてるんだね……」
足を大きく開かれてしまい、僕はペニスが少し頭を擡げていることに気付いた。
「いやああ……やだ……みないで……ああ」
「ずっと克幸だと思って見てたよ……だって克幸、可愛すぎるんだよ。エッチだし、このアナルもエロいし」
そう言われてアナルに挿入っているビーズを一個引っ張って出されて、またそれをアナルに戻される。
「あっ……あぁっ!やっ、だめ、それだめ……っ、やあぁっ……」
「いやらしいアナル……でも想像した通りでよかった……、ここに俺のペニスが欲しいんだよね? だってあんな大きなディルドを挿れてこんな動画流してるくらいだもんな……」
「ああっ、あぁ……っ、らめ、そんな……っ、だめぇ……!やだ、ぁ、あ、ああっ」
ビーズを二個出してはまた挿れられて、また出されるということを何度も繰り返されて、僕はそれに感じておかしくなりそうだった。
「はぁあう……んああっああっ!」
すると純也はそこで自分のペニスを取り出して、そのペニスを僕の口の中に突き挿れてきたんだ。
「んぐっ、ふぐうぅ……っ」
「ほら、これが欲しいからこんなことをしてるんだよね……ほら欲しいでしょ?」
「ふぅ、う……んんっんふっふっんんんぃ……っ」
純也は無理矢理僕の口の中にペニスを挿れて腰を振り始めた。
普通に挿れても喉奥まで届くペニスが僕の口の中で暴れる。
そんな純也のペニスの臭いや味に僕は目眩が起きていた。
「んうっ、んっ、んっ」
どうしよう、こうなったら純也のペニスが欲しい。
今舐めているこのペニスがアナルの中に欲しい。
そう思ってしまい、僕は必死になって純也のペニスを舐めることで返事をしてしまった。
「はは……克幸は素直でいい子だもんな、嘘なんて付けないし、欲しいものは欲しいって強請るの上手いもんな。いいよ、ここに突き挿れてあげる」
そう純也が言うと、僕のアナルに挿入っているビーズを一気に引き抜いてきた。
「ん゛むっ……ん゛っんっんんぅっ……んっんっ」
ビーズを一気に引き抜かれる感覚で僕は絶頂をしていた。
精液を拭きだしてしまったんだけど、それを純也が口で受け止めてくれて、シートを汚さずに済んだ。
「汚したら駄目だよな。仕方ないからコンドームつけておこうか」
そう言われて僕のペニスにはコンドームが付けられた。
「俺も一回出すから、飲んで克幸」
言われたと同時に喉の奥までペニスを突き入れられて精液を射精されてしまった。
「ん゛っふぅっ、ん゛むっ、ん゛~~~~……」
苦しいながらも僕はそれを飲み込んだ。
口に広がる精液の味に、美味しくはないけれど、僕は何だか満足している自分がいることに気付いた。
「じゃ、すぐに挿れても大丈夫だよね。こんなの挿れてるくらいになれてるみたいだし。よいっしょ」
僕が精液の味で呆けている間に、純也は僕を仰向けにして腰を高く上げて一気に勃起した大きなペニスを突き挿れてきたんだ。
「ううぅ……っく、はあっ、ああっあーー……っ、あああぁ……っ!」
ズルズルと大きな純也のペニスが僕の中に挿入り込んでくる。
「ひ……っも、あめぇ……あっ、ぁあああーー……っ!」
「凄いや、克幸……引っかかることなく飲み込まれてく。俺のペニス、ここまでスムーズに誰かの中に挿入ったことないんだよな……それに気持ち良すぎるだろ、この中……たまらねえ」
「ひぃっ、ひっ、ひっ、あ、やぁ……あっ、んああっ」
どんどん飲み込まれてしまい、いきなり結腸まで純也のペニスが挿入り込んできた。
「うああぁ……っ! ああっ、ひ……ゃあ……あっ、あっ、あ……っ!」
いつもはディルドで慣れているけれど、暖かく熱いくらいのペニスが脈打ちながら挿入り込んでくる感覚は初めてで僕はゾクゾクと快楽が襲ってくるのを感じた。
「あは、ぁんっ、おちんぽでおま○こ突いたら……っだめぇあああ」
「駄目じゃないだろ? 待ちに待ってたものがきたんだから、喜んでくれた方が嬉しいな? 俺は嬉しいよ。ずっと見てきた克幸のアナルにちんぽ挿れられて気持ち良くなってるよ」
そう言うと純也は腰を振り始めた。
それはディルドで自分の意志で動く時とは違った他人のリズムだったため、僕はそれによって今までの快楽よりももっと強い快楽を得てしまった。
「あああ……ああっ、く……ああぅ、いっ、いい……おま○こいいっああああ」
ペニスを挿れられて嫌だと言えなくなって、僕はもう観念して正直に気持ちがいいことを認めた。
だって初めてとはいえ、ディルドで散々慣らしてきたからこそ、純也の大きなペニスも受け入れられる。
そして僕は思い出した。
ずっと純也のペニスが欲しかったことを。
ここで拒否してしまったら、もう一生適わないことになってしまう。
それだけは嫌だと僕はしっかりと純也のペニスをアナルで咥え込んだ。
「いいっ……おちんぽっいいっ、あぁーっ、あっ、も、いきたい、いきたいっ……ぁあっ、もぉ、あたま、へんになるぅ……っ! ひいぃーーっ……!」
「ああ、克幸、堪らない……ああ、俺も気持ちがいい……こんな近くに側に、こんな気持ち良くなれる人がずっといたなんて……ああ、克幸……俺たち付き合おう? いいだろ?」
どうやら純也はずっとこのペニスで苦労をしてきたらしく、恋人はできるけれど狂気みたいなペニスのせいで未だに振られ続けているのだ。
純也はもうペニスを挿れない恋愛を目指していたみたいだけど、でもそこは男である。ペニスを突き挿れて思いっきり腰を振りたい衝動は捨てられなかったみたいだ。
「ああ、ああ……っ、おま○こ、いや……ぁううっ、く、あぁっ……!」
「挿入ってるよ……おま○こに挿入ってるよ……克幸のおま○こは俺専用でいいよね……ああ、気持ち良すぎ……憧れのヒカル君のアナルだったけど、克幸のアナルで良かった……克幸、愛してるよ」
ヒカル君とは僕のSNSでのニックネームだ。
純也はずっとヒカルに僕を重ねていたんだろう。
「ああんっ……らめ、おま○こ壊れちゃうっあっ、あぁっ……あああぁっ……らめ、らめ、ひっ、おま○こでいくっあっああぁーっ……」
「俺のペニスでイッて、イキまくって、克幸、ああ、気持ちがいい……俺もいくっ」
「あ゛あぁーっ……だめ、おま○こにまだはいって、あ゛あぁっ……、おちんぽこすれてるっ……、おま○こ、いっぱいになってる、あ゛っあんっあああぁっ……!」
「ああ、出る!」
「あ゛っ、いくっいくっあああーっひあ゛っあっあっあんっあぁっあひっいっあああっ!」
僕たちは同時に絶頂をしていた。
二人ともペニスにコンドームをしていたから、その中に精液を沢山吐き出していた。
「……はあ……克幸……可愛い、俺でイッて可愛い……」
純也はそう言って僕にキスをしてきた。
お互いにお互いの精液を飲んだ後だからそれが混ざり合っていたけど、もう気にする意味もなかった。
でも僕らはその後、カラオケ店の従業員に見つかってカラオケ屋で説教されて追い出された。
一年カラオケ屋に出入り禁止になったけど、大学や親には報告はしないということになったのは、僕等がコンドームをしていたお陰で部屋は汚れてなかったからなんだけどね。
見つかって着替えている最中に僕が挿入ていたビーズもまた挿れられてしまった。
それから僕たちは僕の部屋に行った。
純也の部屋はお姉さんと共同で住んでいて、とてもじゃないがセックスができる環境ではない。
幸い僕は一人暮らしだったからホテルに行くよりも僕の家に行った方が健全だろう。
でも玄関に鍵を掛けたとたん、後ろから純也に服を一気に脱がされてしまい、僕は玄関先でビーズを一気に引き抜かれてしまった。
そして引き抜いて開いたアナルに、純也の生のペニスが突き挿れられてしまった。
「あ゛ああぁーっ……あひっ、あ゛っいっあ゛っんっいいっ、あああっひっああぁっ! あーっ……」
「おお、生のおま○こ堪んねえ……なんだこれ……気持ち良すぎる」
純也がそう言うように、僕も生のペニスに腰を抜かしそうになるほど感じているのが分かった。
「ああぁっ……ふーっ……あっ、あっ……あ゛っ、あああーっ……あ゛っ、あ゛っ、ああぁっ……! あひっ、い゛っ、あっあ゛っ」
口から嬌声が大きな声で溢れてしまい、それが純也を煽っている。
「あ゛っあああっ! いまっ動いたらっ……あっあ゛っあんあんあんあんっ!」
「凄い、全部飲み込むのか、克幸のおま○こ……! 最高なんだけど!」
「あひっ、しゅごいっ、おま○こっおちんぽでごりごりされて、あぁっんっあ゛っ、いいっきもちいっ、ああぁっ、だめっ、あっ、あーっ……」
僕がそう言うと、純也が何か思いついたように言った。
「そうだ、初貫通は録画しておかないとね……」
そう言い、純也はスマホをポケットから取り出してハメ撮りを始めた。
「ああぁんっ……すごいっ、おま○こっ、犯されてるっ……! せっくすしてるっ……あぁっあ゛っあーっ……」
「そうだよ、初セックス記念だよー、皆見てる? ヒカル君のおま○こ、本当に大きなペニスを飲み込んでしまう、淫乱ま○こでしたよー」
「あ゛あーっ……あひっ、んっあ゛っああっおま○こいいっ、きもちいっ……うぁっんっあっあぅっ」
僕は生のペニスが気持ち良すぎて、ただただ気持ち良く喘いでいた。
「ふあぁっあ゛っあんっセックスっすきっすきっ……! ああっい゛いっ……おちんぽきもちいっ、んっあ゛っああっ」
「ヤバイ気持ち良すぎる……!」
そう言いながら純也は短い動画を撮って、僕の動画の流れにそのハメ撮りを投稿していた。
その投稿には沢山の仲間がコメントをしてきて、僕が喜んでいる様を見て、やっと誰かが生で僕を捕まえたのだと知ったようだった。
誰だか知らないがよくやった! とか、生ちんぽに喜ぶ僕のあられもない姿を更に求めるコメントが相次いだみたいで、僕はずっと撮影をされてしまった。
「んあああっ……なかっ……ああっ……あ゛っ、あぁぁあっひああっ、もぅっだめ、あ゛っあっふあああっ……なか…だめえぇ……っ、まだ出てぅっひっうううっ……中出し……されて……」
「ああ、出る出るっでもまだまだ!」
純也は精液を出してもまだ勃起をして僕を犯し続ける。
僕は玄関先で三度中出しされて、部屋の中に挿入ってからもずっと純也のペニスがアナルから出ないまま犯され続けた。
「ん゛あああっあっあぁっはげしぃっ……やぁっだめっおま○このっ中はぁっ……らめっ…んっあっあ゛っああああっんっああああああぁあぁっぁあっ……」
「もっと出るよ、おおおお!!」
「あ゛ひっ、やっあ゛っあ゛っああっんひぃ、っあ~~~っ精液がきたっああん中出しされてる……熱い……んふ、ああんっイクっいくっああぁぁぁんっ!!
僕は純也によって全ての生で中出しされる状態をSNSに晒され続けた。
もちろん、純也は特定されないように部屋の中を映さないように、僕の顔を映さないように局部だけ写し続けたみたいで、全てが終わったあと、僕のSNSはフォロワーが十万単位で増えていた。
何処かに晒されたみたいだけれど、僕が長浜克幸であるということは何処にも知られてなかったし、相手が純也であることも知られることはなかった。
それから僕と純也は付き合うことになった。
もちろんそれは誰にも言わない予定だったけれど、純也のお姉さんには速効でバレたが、純也のペニスの大きさのせいで振られ続けている現実から、両親は僕と付き合うことを純也が選んでも仕方ないと諦めたらしい。
僕の両親は僕がどこで何をしていても気にしていないので、言わなくてもよかった。
それから、純也は僕の裏アカウントを削除させた。
僕もそれには賛同した。
だってもう必要はないから。
ここに欲しいモノはある。
代わりに純也は僕とのセックス動画を恋人同士がアップするSNSにアップロードしているらしい。
もちろん特定されない程度の短い動画ばかりらしいけど、それなりに閲覧者がいるらしい。
お互いの欲望が収まる形になってしまったけれど、僕はきっと純也のペニスに惚れているから、それはそれでよかったのかもしれない。
純也を愛しているかどうかはまだ分からないけど、一緒にいて苦痛ではなく、セックスもできる相手なら、愛しているということなのかなと最近は思うようになってきたから、これはこれでいいと思うことにした。
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