200-イージーモンスター
速見陽介は結婚をした。
相手は奈々と言う女性だ。
彼女には十五歳の息子がいて、子連れ結婚であったが陽介に息子の康太は懐いていた。
出会った時から、パパと言って抱きついてきたから、陽介も康太を可愛がった。
どうやらずっと父親が存在しないままきて、新しい父親が嬉しかったらしい。
十五歳で父親に懐くのは珍しいけれど、康太とはたくさん遊んだ。
野球を一緒に見に行ったし、遊園地も行った。
普通なら友達と行きたいと言う映画や喫茶店で美味しいモノを食べる時でも康太は陽介と行きたがった。
奈々は仕事人間で、ずっと子供は家政婦任せ、陽介との結婚も陽介を主夫にすることで合意した結婚だった。
というのは、陽介はゲイである。
なので女性とは結婚ができない。
奈々は男と結婚するメリットがそもそもないという関係で、二人は結婚するわけもないだろうと思われる関係だ。
それがお互いの上司に見合いをさせられ、騙し討ちにあった時にお互いに事情を話し合って、断るつもりだった結婚をすることにした。
奈々は仕事をこれまで以上に続けるために、夫という立場の男性が必要だった。
それも浮気をしない、都合が良い男がいい。
ゲイである陽介は、男と寝ることはしても決して女性とは寝ないので面倒なことが起こらない。
陽介はその辺りを考慮してくれる奈々との結婚は、ちょうど仕事を辞めるのに良かった。
陽介はエリート社員だった男性と付き合っていたが、その男は陽介を裏切って他社へ移った挙げ句、他社の娘と結婚をした。情報を持って行ったせいで陽介の部署は損害を受けた。けれどその情報を表沙汰にできないせいで、男のスパイ行為は犯罪として立証されないであろうと言われた。
そのせいで陽介の立場は微妙になった。
会社を辞めると上司に告げたら、この見合いを持ってきた。
奈々を持てあましていた奈々の父親である社長からの提案だったこの見合いで、陽介は社長のお気に入りだったから、ショックを受けている陽介を奈々と結婚させて、幸せにしようとしたわけだ。
というのは表向きで、陽介が他社に移ることによって二次災害を恐れた社長が奈々を宛がって厄介払いをしたに過ぎなかった。
奈々はそんな父親に怒りを見せ、陽介は奈々の立場を理解した。
何より、その場に来た康太が陽介を気に入ってしまったのだ。
そして康太の一言で二人の利害が一致した。
「俺はパパが欲しい、ママは仕事に没頭したいから僕のことを誰かに預けないといけない、その相手がパパでいいわけで。で、パパは暫く人を信用できないから、心のケアが必要だと思う。暫く僕のパパを主夫でやってみない? もちろんママは家政婦を雇っている感じでお給料も渡してあげたらいいし、どう?」
というのが康太が言った提案。
「私の邪魔をしないなら、その提案に乗っても良いわ」
奈々はそう言った。
結婚をしたというキャリアは必要で、そのキャリアは奈々に群がる男たちを一掃するのには役に立つ。
「僕は君には興味ないから、君の邪魔はしない。何なら住んでいる場所を分けてもいい。別に一緒の家に住む必要はないと思う。康太くんは僕が暫く面倒を見る。大学生になれば、独り立ちもするだろうから」
「そうねそれでいきましょう」
というわけで、二人は結婚をした。
ただ康太は陽介の籍には入らなかったし、二人はそもそも婚姻届は出さなかった。
奈々は名字を帰る気はなかったし、偽装結婚をするつもりの陽介も最低限のことしかするつもりはなかったので、籍に入れる必要性がなかった。
もちろんそれは父親たちには秘密にした。
盛大に結婚披露宴をしたから、夫婦だと周りが認めた。
そして結婚初日から二人は別居。
元々奈々が暮らしていた大きな屋敷には陽介が引っ越してきて、康太と二人で暮らすことになった。
奈々は会社近くのマンションを借りてそこに住んだ。
時折荷物を取りにきたけれど、基本的に双方は関わらないようにしていた。
けれど康太を挟んだ親子としては、康太には都合の良いよい両親となった。
主夫をする父親は様々な学校行事には出席したし、三者面談も陽介が付き添った。
それには教育熱心で子供思いの父親である陽介は、それまで奈々という干渉しなさすぎる母親とは違い、扱いやすかったのだ。
「とても教育熱心でいいお父さんができたわね」
学校の先生がそう告げると、康太は嬉しそうに笑った。
康太は高校生であったが、非常に子供っぽい子だった。
可愛い容姿で人気があり、それでもそれに驕り高ぶることもなく、生活をしている。
もちろん奈々のことは誰よりも理解をしていて、寂しいけれど自分のことで奈々がただの母親として人生を無駄にすることがあってはいけないと言うほどである。
だから他の教師は康太の家庭について口出しをできなかったらしい。
陽介はそんな康太を偉いと褒めて、そして可愛がった。
康太の願いはほぼ全部聞いた。
陽介はここまで自分だけを頼りにしてくれる相手に始めて出会ったから、それが嬉しかったのだ。
康太は陽介がいないと寂しがって泣くほどになり、陽介は康太とベッドを一緒にするほどになった。
「パパと一緒に寝ていい?」
「いいけど……どうした?」
「何か寂しい」
「そうか、ほら毛布持って入っておいで」
それが最初だった。
それからずっと一緒のベッドで寝ている。
何だかんだで言い訳を付けられてベッドから出て行かないし、くっついて寝るから段々とそれに慣れてきてしまった。
もう抱き合って寝ているようなもので、大抵は康太がしっかりと陽介を抱えて寝るようになった。
それは康太が高校三年になっても相変わらずだった。
そんな状態を一度奈々に見られたけれど、奈々は康太だけを呼んで何か話し込んでから、納得したようで陽介には一言だけ言った。
「あなた、康太を甘やかすなら、最後まで責任を取ってちょうだいね。途中で投げ出すのだけは駄目よ。それは許さないから」
それは奈々の母親としての康太に対する愛情の言葉だ。
そして陽介には忠告だった。
「あ、ああ……」
陽介は生返事で答えてしまった。
康太についてそこまで興味がない奈々にそれを言われる筋合いはないと思ってしまったのだ。
けれどそれは陽介の思い違いだったのを知るのはかなり後のことだ。
この時も康太には。
「俺は、陽介と寝るのがいい。その方が安心して眠れる」
と言われた。
康太はやっとパパと呼ぶのをやめ、親父とは違うからと陽介のことを呼び捨てにする。
どうやら学校でパパと言って説明をしたら笑われて、それから友達の前では陽介と呼んでいるうちに家でもそうなってしまったのだ。
さすがに高校生の大きくなってきた息子にパパと呼ばれるのはどうかと思い始めていたので、陽介は呼び捨ての方が色々と面倒ごとが減るかと思って呼び捨てには何も言わなかった。
それから高校を卒業すると康太は大学に進学をした。
康太は非常に優秀だったので大学は推薦枠で進学した。
高校の時とは違い、大学生は忙しい。朝から講義に走り、早くからゼミにも飛び込んでいるらしい。
それでも康太は陽介と行動をすることが多かった。
友達とは価値観が合わないと言って出かけないし、家には講義が終わったらすぐに帰ってきて絶対に家で食事を取る。そして風呂まで一緒に入り、さらにはくっついてテレビを見て、一緒の布団で寝る。
「もう一人で眠れるだろう?」
取りあえず奈々に言われたことが気になっていたからそう康太に言ったけれど、康太は平然と言い返す。
「いいじゃん、もう慣れてるし、このままでも別に困ってないだろ?」
そういう康太はしっかりと成長をしている男になっていた。
正直大学生の息子がここまでするのは異常である認識はあるが、それでも康太は出会った時の可愛い小さな康太のままであり、百六十五センチから百八十センチを超えた身長になっていても、いつまでも可愛い康太であることは変わらなかった。
ずっと昔、母親が大学生になった陽介を可愛いままだと言っていたけれど、その気持ちがよく分かるのだ。
「……お前がいいなら、いいんだけど……」
別に困っているわけでもないけれどと返すと、すぐに康太は陽介を抱きしめて眠り始める。
もうこれは陽介自体が抱き枕として康太に認識されていて、これがないと康太が眠れなくなっているのかもしれないとさえ陽介は思った。
そしてやたらとスキンシップが増えた。
最初こそ少し触るくらいだったが、やがてそれは過剰に触ってくるようになった。
「こ、康太……うそ、これで寝てる?」
体中を弄るように触られ、乳首周りまで指で触られ始め、何とか勃起してしまう乳首に必死に陽介は耐えるようになった。
「あっ……はぁっ……! あ、あ、あ、や、やめっ……! んっ……!」
康太の手によって高められる体を押さえ込みながら、毎日陽介は我慢をした。
何とか声を抑え、寝ている康太が起きないように必死に耐えるけれど、それは日に日にどんどん酷くなり、やがて陽介をイカせるまでになる。
「んんーっんっんっんっぅんっ!」
必死に耐えても康太は寝ぼけたように陽介の乳首を手のひらで捏ね始める。
「んぁ……っ! ぁ、い、やぁ……! やぁ、あ……っ、ぁっ、ぁん……っん、んぁ……ぁむっ」
揉むようにしてくるから、陽介は何とかその手から逃げようとするも、康太の手は止まらなかった。
「こ、こうた……らめっ……」
止めさせようとしても、康太は眠っているようで陽介の首筋に唇を押し当てて、乳首を手のひらで擦る。
久々に誰かの手で触れられて、乳首が完全に勃起しているのが分かる。
男と寝なくなってもう四年が過ぎていた。
康太と暮らし始めて一切のセックスを含む男との付き合いはやめた。セフレは全部切ったし、康太より大事なものはなかったから、その生活も大丈夫だった。
けれど、その康太の手によって高められる体は、やがて陽介に風呂場でオナニーをさせるまでに性欲を復活させてきた。
「あ、陽介、ここにいたんだ」
風呂に入っていてオナニーをしていると、康太が普通に風呂に乱入をしてきた。
「あ、だめ、康太……」
勃起しているペニスを見せるわけにはいかなくて、背中を向けていると康太が察した。
「へえ、陽介もオナニーしてたんだ」
「な……も、出てって」
「別にいいじゃん、男なんだしオナニーくらいするよ。俺もするし」
康太はそう言って普通に隣でシャワーを浴び始めるけれど、そこで平然とオナニーができるほど陽介は心が強くはなかった。
「陽介、抜けない? 抜いてあげようか?」
そう言いながら康太が陽介に覆い被さるようにして後ろから抱きつき、陽介の勃起しているペニスを掴んで扱き始めたのだ。
「あぁあ……康太っそこっ……だめぇ……ああっ」
丁寧に扱かれるペニスは完全に勃起して、康太の手の中である。
「大丈夫、ほら陽介、気持ちよくなってて」
「あぁんっ……康太、あは、はなして……ん……っ、あっ、あぁっ」
「いいから、もうすぐいける?」
康太はそう言いながら陽介のペニスをユルユルと扱き、長く持たせながら陽介に快楽を与えてくる。
「ああっ! ぁはあっ! あっあっあっあっ、あ、あっ……だめっ……! あぁあああああっ!!」
「陽介、可愛い……」
そう言いながら康太が陽介の首筋にキスをしてそこを舐めてくる。
「ああっ! あああっ! きもちいいっ……っ! はぁあんっ! ん、ぁあっいいっああんっ」
「そうだね、気持ちが良いね……じゃそのまま出して、イクところみせて」
康太に言われ、ペニスを扱かれた陽介はそのまま絶頂をしてしまった。
「ああっ、あっあぅっあぅうっ、やぁ、だめ……っ、ぁ、ああんっ……っ! あぁあっ……! あぁああ……っ! んひゃあっ」
絶頂して精液を吐き出すけれど、まだ勃起している陽介のペニスをしっかりと康太は包んでから、康太は自分の勃起しているペニスを陽介の股に突き挿れてから膝と閉じさせてくる。
「ぅあっ……! うぁあん……っ! やだっ……あっ……ぁ、あぁっ! あああ……こんなことっ!」
「挿れてないから大丈夫、俺も陽介の声聞いていたら、勃起しちゃった。股でいいから貸して、素股で擦るから」
そう言われてしまい、康太は腰を振り始め、陽介のペニスを扱き始める。
「あふぅう……っ! んぁあああっ……! あぁっ……! らめっああ……っ」
素股でも勃起しているペニスが太ももに当たると、それを感じてしまう。
陽介はそのまま康太が射精をするまで二回もその康太の手によって射精をさせられてしまう。
「あぁあっ! いいっ! きもちいいっ! ひぁああんっ! あぁあっ、あぁあっ、あん! ひゃあっ! あっああっ!」
「俺も気持ちが良いよ、陽介……可愛い……ここもきっと気持ちが良いよね」
そう言う康太は陽介のアナルに親指を突き挿れてきた。
「あ゛ああ~~っ……ん゛ひっ、いっい゛っんぁあっ、あっあ゛っあっ、だめっだめっ、あぁあんっああんっ……ひっんっんあああぁっ」
アナルを誰かに弄って貰うのは四年ぶりのことだ。
それまで自分で慰めてはいたけれど、人の指と自分の指では感触が違う。
しかも康太の指は大きいから、余計に小さなスティックディルドほどの大きさがあり、それによって指の根元まで突き挿れられて中を弄られ、陽介は元々知っている快楽に押しつぶされそうだった。
「ひああっ……ん゛っひっいっ……あへぇ、んっああぁっん゛ぁあああ゛あぁっ、らめっ、い゛っいくっ、い゛っ……!」
陽介はまた絶頂に導かれてしまったけれど、その力の抜ける瞬間に康太のペニスが陽介の中に挿入り込んでしまった。
「やぁっ、おちんぽ挿入って、るっ……おっきいおちんぽがぁ、おま○この中に、ぁっああんっ」
陽介は混乱してそう喘いだけれど、それを聞いた康太はニヤリとする。
「そうだよ陽介の中におちんぽが挿入るの久しぶりだよね。陽介はこういうのが好きなんだよね……知ってるよ淫乱で可愛い陽介、俺のおちんぽでおま○こにされて、嬉しくなっちゃうんだよね」
「やぁっ、はいって、るっ康太のおっきいおちんぽがぁ、僕のおま○こにっ、あっああんっ」
「ああ、陽介の中、気持ちが良いよ……陽介……」
康太は陽介の首筋にキスを落としながら繰り返し、ペニスを奥までしっかりと押し入れた。
「やあああっ! ひぅっ、あんっ、あんっ、うぅっ、やっ……、おちんぽ、ぬいて、あぁっ!」
「大丈夫だよ、陽介。俺らは一つになれたんだ。ああ、嬉しい陽介……俺のこと嫌いにならないでね……俺は陽介をずっと愛しているんだ……」
康太はそう告白をしてきた、
可愛がっていた息子同然にしてきた子に、告白されてとうとうセックスにまで持ち込まれてしまった。
これでは父親として失格である。
「んは……はぁ……っは、ふっ……ふ、ぁっ……ぁ、ま、待て、やめっ……あ、ぁんっ、そ、そんなっ……!」
まさかの出来事に驚きながらも、陽介は久々の男のペニスをアナルで感じて、混乱してしまう。
気持ちが良い、ペニスが気持ちが良いと思う素直な快楽への思いとは別に、息子とセックスは駄目だと思う気持ち、そして悪魔の方が囁くのだ。
戸籍で繋がりがない以上、正式には赤の他人である。
ならば、一緒に暮らしているだけの他人同士が親しくなってセックスに至るのはおかしなことではないというのだ。
「やぁっ……! は、ぁあっ……あっあんっ……! あんっ! や、やだ、そんな、おま○こ、や、ぁ、ああんっおま○こが……っ! あ、ぁん……っあ、あぁあっ……!」
中でどんどん馴染んでくる康太のペニスに、陽介は涎を垂れ流しながらその感触に快楽を得ていた。
「は、はぁあんっ! ひぁっ! ぁ、あ、あ、やぁっ! あっあっ、や、めっ……!」
すると待ちきれなかった康太が腰を動かし始めた。
「ひぁああっ?! っぁひ、ひぃんっ……! あっあっ……! は、あぁあんっ嫌ぁっ! 嫌ぁっ! おちんぽ、やらっ……!」
「陽介、陽介……ああ、うっはっ……たまんねえ」
「ふぁああっ、あぁっあっあっだめっ! あぁだめ、やだっ! っはぁん……っんゃ、やぁあっ! あっおっおま○この奥までっ……そんなっ……あぁっ!」
康太は乱暴に陽介を突き上げて、飢えた獣が獲物を襲うかのような激しさで陽介の体を貪っている。
「ひゃああっ! いやっ、そ、それ嫌ぁあっ! ぃぁああっ! あぁっやっおま○こ壊れっ……ふぅあぁ、やっ……! おちんぽおっき……っふぅ……っんぁ、やぁ……ああんっ…おちんぽ、らめっあぁ……っ」
抉るような腰使いで陽介はもう康太を拒めなかった。
気持ちが良いと思う気持ちがだんだんと勝ってきてしまい、こんなにも自分は快楽に弱いのだと思い知った。
「あぁんっ! あっあっあっ、ぃ、あっ、あふっふぁっ! ああっ! ぁ、あひっ、ひ、ぃいんっ! あぁあっ……! ぁ、あぁあん……っあふっ、ぁ、ひ、ひっひゃあっ! あぁっ、あ、あ……ああんっ、ああ……っ」
ゴリゴリと奥を抉られて、陽介は快楽で嬌声を上げるようになっていた。
思った以上に陽介の体は男を求めていて、康太のがっついたセックスを求めてくる様子に何だかホッとしているのもあった。
康太には好かれていると思っていたが、それ以上に好かれていたことが嬉しかったのもある。
「あんっあんっあんっ! あ゛ひっんっあぁああーっああぁっ……、んっあっあっ、やぁっんっあ゛はっうあっんあ゛っあんっきもちい、あんっちくびっ舐めながら、おちんぽでゴリゴリされるの気持ちいいっあっひあぁんっ」
「陽介、このおちんぽ好きでしょ? 中が締め付けてきて、離さないよ」
そう言いながら康太は陽介の乳首を指で摘まんだ。
「あっいいっ……ちくびっひっあっあっあ゛あああっあひっい゛いっあっあっあっあんっ! あっすきっいっおちんぽっあんっあっ、すき、い゛っあああっあっんっんんっ」
「乳首も好きなんだね、全部してあげる……陽介、全部俺のものにしてあげる」
「あひっあっあっ……い゛っあんっあぅんっあ゛っあっあっあああんっ! やっあ゛っあぁっんあっあっ」
「可哀想に、陽介飢えていたんだね……大丈夫、これからは俺が陽介を満足させるからね……」
康太はそう言ってねっとりと陽介を犯し、何度も絶頂させてくる。
それにすっかり陽介は翻弄されて、康太の手管に堕ちた。
「あ゛んっらめっ、おま○こ、康太のおちんぽっらめぇっ、あっあひっあ゛っあんっあんっあんあんっあ゛っあひぃっ! いいっああっん、ああぁんっ!」
「陽介、陽介……愛してるよ」
「あっ、は、く……あっ、ああっ……うあ、あっ、ああ……っはぁん! あああっ、そこ、康太、こっ……いい、ああっ……んあああっ! んはぁっ、あああ、あふ、んんっいい……康太、いいっ、ああ、あぁっ……」
お風呂でさんざん抱かれて、やっと風呂を出てもベッドでその続きをされた。
康太はこの日を狙っていたのか、ベッドにはローションなどが用意されていて、陽介はあっという間に康太に押し倒されてまた抱かれた。
ローションを付けたら余計に滑りがよくなって、康太は腰を思いっきり振り、陽介の中を遠慮なく犯し始めた。
「ああぁんっ! 康太、だめっ……あああっ!!ああああああぁ!! あっ……ああぅ!あ……っ、あぁんっあっ」
悲鳴を上げてももちろん、康太は聞く耳を持たずに陽介を好きなように抱いた。
強い拒絶をすればきっと康太はやめてくれるだろうと分かっていたのに、陽介は康太が与えてくる快楽を失いたくなかった。
恐らく拒んだら康太は二度と陽介には触れないだろう。
昨日までのように子供で可愛い姿は絶対に見せず、家から出て行ってしまう。
それだけは嫌で、陽介は康太を拒絶できなかった。
「あっあ……あ、あっ……あぁあっ! あっ、あ……き、きもちい……っあー!あっ、お、おま○こがぁ……っおま○このなか、弄られると……っ、ああ! そこ、そこぉ……っ、いい……おま○こきもちいい……っ」
「陽介……陽介……気持ちいい……たまんない……陽介すごいよ」
「いい、あぁっ、もっと……もっとそこ……っ、あぁあっぁあああっ!! ああぃいっ!あ、あ、あぁ――……っ! あ、あ、あ…………っあ……!ぅああ!あぁ――!! あ!あ……!ああー……っ!」
恐らく康太とは相性がよかったのだろう。そう思えるくらいに陽介は康太とのセックスに感じている。
久々だったことも相まって、陽介は康太の仕打ちから逃げ出せない。
そして康太は知っている。
絶対に陽介は康太を拒めないことを知っているのだ。
こんなことをしても陽介は康太に甘く、拒絶をできない。
そして拒絶をしたら康太がこの家を出て行くかもしれないことを恐れている。
誰よりも康太よりも一人になる恐怖を知っている陽介は、あれだけ可愛がった康太に見捨てられる未来は絶対に選ばない。
それだけの確信があって康太は陽介を抱いているのだ。
「あはぁっはぁっ、ああ……ああああ……っあは……あっ、あっ、あふぅ……っん゛っああっ……ああひっ……い゛っ、あ゛ああっ……らめっ、ん゛っ、ひっ……あっあんっああああぁんっ」
「陽介もう観念して……ねえ、俺のこと好きって言って」
「ああああっ……やめっ、ああっそこっ、おま○こ奥っだめっあっああんっだめっ当たってぅっ! 硬いおち○ぽで突かないでぇっ! あひっい゛っんあああっ」
好きだと言うまで絶対に止めないと康太は陽介を責めるように犯し続ける。
「はああっんっ、やっ……らめっあっあ゛あぁぁっ……あああっ……らめぇっっ……やぁっあ゛っあ゛っあぁっ、そんなのっやらっ……あっんっああっ」
「ああ、出る中に出る……」
「ああぁんっ……やっ、あっあんっあんあんあんあんっひっああっんっあっあ゛っあ゛あああっ……ああっ、んっひっらめぇっ……これ以上っあ゛っおくっ精液がっ……もっとおま○この奥にはいっちゃうっ……ああっ……あ゛っひっんっああっぁっそんなのっあっあ゛っああぁっあぁぁっ……」
康太は遠慮なく陽介の中で射精をして、それを擦りつけるように腰を振ってペニスで内壁に精液を擦りつけてくる。
「あ゛あああ~っ……ん゛っひっ、いっ、あっあんっふああっ……康太、らめぇえっ……おま〇こっ、おま〇こもうっしないれぇっ……頭っおかしくなるっ、んっ、おま○こが……ああんっ康太、気持ちよすぎてだめっあっあああっ」
とてつもない征服してくるようなセックスに陽介は堪らずに言っていた。
「ひぁっあ゛っすきっすきだからっああんっ、あっあっあ゛っあ゛~~~っ…ひっ、ぁあああっん゛んっ僕のいやらしいおま○こにっ……康太のおっきいのおち○ぽもっとハメてぇっ……あ゛っああああああっ」
陥落するのは早いモノだ。
落ちた方が断然楽で、康太ならずっと陽介を愛してくれると思えた。
陽介は自分を愛して求めてくれる康太を絶対に拒めない。
それは陽介が康太に何をされても、ずっと康太を愛しているからだ。
そう考えたら、陽介は康太を好きだと白状できた。
「あっあ゛あぁぁっ……あああっ……康太のおま○こになるのっ……やぁっあ゛っあ゛っあぁっ康太のおち○ぽのことしか考えられなくなっちゃうっああっ……あっんっああっ」
それを聞いた康太のペニスがまた更に硬くなった。
「……ふっ上手いな煽るのが、陽介、覚悟してね……今日は一日陽介を可愛がるからね」
「あぁんっ! ああぁっ、あんっあんっ、康太っふぁっあああぁっ、やっ、あっあっぁんっ! ふぁっあ゛ひぃっ……ん゛っあっあ゛っ……康太のおち〇ぽしゅごいっ、ひっ、あっやああっあっあっあんっあっ」
部屋中にパンパンと肌がぶつかる音と、陽介の嬌声とが響き渡り、淫靡な空間ができあがる。
もちろん誰も邪魔しない時間を二人はお互いを求め合って抱き合った。
「あぁっんっおま○こっ……あっああっんっ康太、きもちいいっ……あっあっああっらめっ、おま○こっあひっ……康太、おかしくなるっあっい゛っあっあっあんっあんっあんっあぁんっ! あひっああっいくっいくっやぁっ……んあ゛っひっああぁんっ!」
「はっああっ……陽介すごい……なんだこれ……本当に何度射精しても止まんねえ」
「ひぁあんっ!! ふぁっ、康太の凶悪おち○ぽいいっ、おま○こいいっすごいよぉっあーっ、あ゛ああっあひっ、い゛っあ゛っ、康太っいいっああっひっあ゛っ、あ゛っあああああぁぁっ……!」
康太はこれで陽介を手に入れた。
セックスで落とすしかなかったけれど、それでも陽介が決して自分を拒まないということを知っていたから無茶もできた。
陽介に出会ったときから、康太はこの人しかいないと思った。
奈々の見合いの席で小さくなっていた陽介が、康太を見つけた時に微笑んで頭を撫でてくれた時から、ずっと康太は陽介に惚れていた。
初恋だったのだ。
そんな陽介と暮らし始めて、その思いは増すばかりだ。
陽介は康太のためなら何でもした。
康太の生活は陽介で染まり、絶対に埋まらないはずのポカリと開いていた康太の心も埋めてくれたのだ。
だからこそ、子育て期間が終わって陽介が去ってしまうことだけが康太には怖かった。
けれど、間に合った。
康太の子育て期間は大学生になるまでだったけれど、康太はそれを利用して陽介の反応を何度も確かめた。
そして絶対に拒めないのは康太だけではない、陽介もまた康太によって深い傷が埋まり、その穴がまた開くことを恐れているのだと知った。
康太はそんな陽介を守るような存在になりたかった。
そしてずっと陽介と暮らしたかったのだ。
今や自分の下で喘いで嬌声を上げる陽介。それにこの世に生まれて一番嬉しい気持ちが湧いた。
出会った時のように心がときめいたのだ。
「あひっ、康太のおち○ぽっはぁっ、あっ、あっ、おま○こおかしくなるっ……そんな、あはんっ康太、おち○ぽ動かしたら……っあ゛っ、ひっ、あっ、あぁあんっあひっ……、い、いいっ康太、いいっあ゛っ、あんっ、あんっ、あっ、あっ、あっ、あんっ」
可愛く悶えてしっかりと康太を受け止める陽介を、康太は更に愛した。
「あ゛~~っ……、ひっあ゛っ、ああぁっ…、あっ、康太のおち○ぽ、いいっ……あああぁっひあっ……おま○こがっいいっあ゛っ、あ゛っ、ああああーっ……」
「陽介、陽介……ああ、気持ちが良い……はっああっ」
「あああっ……、ひっあ゛っ、あっあ゛あっ……、あ゛ひっ、いっいいっ、あああっひぃっ、あ゛っ、あんあんあんあんあんっ! 康太、きもち、いい、んああっあ゛ああ~……っ、い゛いっ、、きもちいっ、康太のおち○ぽすごいっ、あ゛っ、ひっ、あぁあんっ」
「俺も気持ちが良いよ、陽介……すごいよ……陽介のおま○こ最高に気持ちが良い」
「ひああっ、もっらめぇっ、気持ちよすぎる、康太のおちんぽいいっ……あひっ、頭へんになるっ……、あっ、ああぁ~っあーっあっ康太、いいっそこぉっぁっそこ、もっとっあっあっ康太、もっとおま○こ突いてっ、あっぁっおかひくなるぅううぁっん!」
「おかしくなってもっと俺に惚れて、俺だけ見て、俺だけ……」
そう言う康太を陽介はしっかりと抱きしめた。
「……ほんとは、ずっとこうしてほしかったっ…康太におちんぽハメられて、おま○こガンガン犯されるの気持ちよすぎっ…あ゛っんあああっん゛っあ゛っおちんぽ、ハメハメ気持ちがいいっ…あ゛っあんあんあんあんあんっ」
康太に体を弄られ始めてからずっと康太を意識していた。
だからこうなったのは必然であり、逃げなかった自分の弱さでもあると陽介は思った。
それでも陽介は康太を手放せない。
それくらいに康太が好きだった。
「ん゛ああっあっあっあひっあぇっああああっ…やっ、あっ、もっとゆっくりっ、ん゛あっんああんっあ゛ひっあ゛っあんっあんっふぁあっ、おま〇こ、もうできないぃっ、ひぁっあっいいっ、康太のおちんぽよすぎてっ気持ちがいいっああんっ」
「一緒にいこうね……陽介……ああっ」
「ん゛あっあんっあぅうっ、んっあっあ゛っそんなっあ゛っ、いいっ、康太のおちんぽ、いいところあたってる、おま○こ気持ちがいい、あっあ゛あぁぁぁっひあああっ、あ゛っあっあひっああっあっ康太っあ゛っんああんっいくいくっ!」
二人は一緒に絶頂をした。
康太はその日一番の長い射精と大量の精液を陽介の中に出してからやっとアナルからペニスを抜いた。
それは抜かずに何回もしたせいで、陽介のアナルからは大量の康太の精液が溢れて出て垂れた。
「……康太……」
「なに、陽介」
すると陽介はペチッと康太の額を叩いた。
「……って、何すんだよ……」
「それはこっちの台詞、あのね、急にこれはないんじゃない?」
「拒まなかったの陽介じゃん、俺だけのせいにするのはずるいよ」
康太にそう言われて、ぐっと言葉を失う陽介である。
「……最初にちゃんと言ってくれないから」
「俺、ずっと陽介が好きだったよ。一目惚れだもん」
「……それは嬉しいけど……どうしようかな、これ奈々さんになんて言おうか……」
そう陽介が頭を抱えると康太は言った。
「え、母さんは知ってるよ、俺が陽介のこと狙ってるの」
「え? 何で?」
「何でって、一緒のベッドでいい年した男が一緒に寝るわけないじゃん。だから俺、陽介を狙ってんだから邪魔すんなって言った。そしたら分かったって言って、その後陽介には忠告したよね?」
確かに奈々には責任を取れと言われた。
あの時は何言っているんだと思ったけれど、分かってなかったのは陽介だったらしい。
「……あ、あああああああああああああ!! あれってこうなるってことだったの分かっていたからなの!?」
「そうだよ、陽介は鈍いんだから」
「え、あの時からそんなつもりで!?」
「そうだよ、ちょっかいをかけていたのも陽介の反応で何処までやったら拒否されるのか試してた。でも結局最後までオッケーだったもんね。俺、陽介に愛されてるし!」
そう康太が言って笑うので、陽介は完全に呆れた。
けれど、それはその通りで間違いはないから、陽介は言った。
「こんなことで康太のこと嫌いになるわけないけど、もっと好きになったから覚悟してろよ」
そう急に陽介に言われた康太は意表を突かれてキョトンとした後、いつもの子供のような笑顔を浮かべて微笑んで陽介に抱きついた。
子供である気持ちも残したまま大人になった康太であるが、陽介がこの世の誰よりも好きな人であることは読み取れて、陽介は安心した。
それからも二人は一緒に暮らした。
奈々には「そうなると思ってたからいいけど」とあまり関心がないように言われただけで反対もされなかった。
もちろん奈々の父親にもバレたけれど、奈々と康太によって陽介は守られ、二人は家族のことに口出しするなと奈々の父親に言い切って、世間にバレたくなければ余計なことをするなと口止めをした。
世間体を気にする奈々の父親は、今の関係なら誤魔化せているから自分が死ぬまで関係をバレるんじゃないよと最終的に折れた。
奈々は積極的に会社を継ぎ、社長になったし、康太も大学を卒業したらその仕事を手伝った。
陽介は今も変わらず康太の帰りを待ちながら、家事を熟し、暇なときは康太の仕事を在宅で手伝っている。
奇妙な契約結婚であるが、それはお互いに利害の一致した関係となって落ち着いたのだった。
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