199-滓(かす)の花
田舎の近所の海は、観光客が泳ぐ海水浴場になっている。
そのせいで人はいつでもいっぱいで、正直に言うと観光客の女性の水着を見るためにしか地元の人たちは通わない。
泳ぐには人だらけで、浮き輪を付けた人が浮いているだけでも邪魔という有様で、とにかく人人人と、密集していて楽しくない。
本気で泳いだりするためには、やはり地元でも知る人ぞ知る場所は海水浴場から少しだけ離れた場所にある洞窟の中にある場所だ。
そこは本当に知っている人は居ない場所で、江尻がこの場所を知ったのは地元を出て行った先輩からだった。
「絶対に誰にも言うなよ。あそこは本当に秘密なんだ」
そう言う先輩は二度と地元には戻らないつもりで、海外に飛んだ人だったから、この良い場所を他の人にも教えておきたかったらしい。
もちろん知っている人はいるだろうけれど、わざわざ海水浴場があるのだから、ここまで来て危ない足場を通って、満潮には沈む危ない場所に来ようとは思わないものだ。
そういうわけで、江尻にとってここは一人居られる良い場所だった。
江尻は学校でいじめられている。
ただ勉強ができるだけで、運動ができないことが弄り対象になり、気付いたら使いっ走りにされたり、忘れ物をした人に自分の教科書を取られたりした。
学校もそれを何とかいじめではないといい、モノを取ることや使いっ走りについての注意はたくさんしてくれるようにはなったが、それでも江尻はまだ弄られている。
だから友達はいなかったし、先輩がいたころは守ってもらえていたが、先輩がいなくなったとたんまた弄りが酷くなったので、学校も休むようになってしまった。
学校側は何とかいじめはないと言いたいらしいけれど、本人が嫌がっているのに止める気配はないことにさすがに江尻の親も学校に行けとは言わなくなった。
ちょうど夏休みに入ったので、江尻は毎日洞窟の中にあるところに通った。
その洞窟は干潮時は洞窟内の水が引いて、小さな砂場などが現れて天井に開いた穴から太陽が入ってきて綺麗なのだ。水場も膝ほどの海水になっていてそこに座っているだけで気分がよかった。
潮が満ちてくる時間は毎回タイマーで鳴らしている。
そうしないとうっかりで気付いたら満潮近くになり戻れなくなるかもしれないからだ。
潮が満ちてくるのを感じて洞窟から上がると、洞窟とは反対側の道を歩いて行く。
この先は私有地で、高台のところに小さな小屋みたいなものがある。
どうやら地元の有権者が大昔にそこに別荘を作っていた場所で、今はここまで上がってくるのが大変だからか、放置されている。
電気は通っていないけれど、水だけは井戸水があるので手押しポンプで水は幾らでも出る。
喉が渇いたときにはここで水を貰うのが手っ取り早く、侵入しても誰も気付かないので、江尻はよく庭先に入って水を飲んでいる。
その日もそのつもりで庭に行くと、部屋の窓が開いていた。
この家の持ち主が来ているのかと驚いたけれど、それよりも先に足が止まった。
聞こえてきた声は普通の声ではなかったからだ。
「んあっちくびっいいっらめっおま○こ突いちゃらめっ……ああんっちくびっいいっコリコリしちゃ……いいっああんっ……!」
どう聞いてもセックスをしている声だ。
その嬌声に誘われるように、江尻は部屋が見える裏に回り込んだ。
「ああ゛ああっ、ちくびっ……ああっだめ、おま○こしながら乳首いじられたらっ、あ゛あぁっ…いっちゃうからぁっ、ああぁぁぁっ」
裏窓も開けていたから声もしっかりと聞こえた。
どうやら誰かがセックスをしているらしい。
中に電気は通っていないから、窓を開けるしかなかったのだろう。
それにここは人が全く来ない場所で、遠くから海水浴の観光客の楽しそうな声が響いて聞こえるくらいだ。
もちろん中でセックスに浸っている人は、ここに人が来ないことを知っているのだろう。だから窓は開けっ放しで一時間以上もセックスに浸っていた。
「うあんっ、んっんっ……あんっ、だめ、ほんとに、おま○こっ、ぐりぐりだめっ、あっ、んぁっ、いいっ…ふあっあ゛っああぁっ」
江尻は窓から中をのぞき込んだ。
まだ高校生の江尻には刺激が強いものであったが、それでも興味はある。
ペニスが半勃起を既にするほど、嬌声を上げている人の声がとても色っぽくてそれに興奮していたのだ。
窓から中を見ると、全裸の男性が布団の上で悶えている。
その人は乳首を吸われて喜んでいるし、のし掛かっている男は腰を常に動かし、乱暴にその人を抱いていた。
「あああぁぁぁっ……いっちゃうからぁっ……乳首と、おま○このなかかき回されてっんあっあぁんっ、いっちゃちゃうっ……あ゛っ、あっああぁっ」
可愛い声を上げている男性には見覚えはなかったけれど、それを犯している男には見覚えがあった。
あれはこの別荘の持ち主である有権者の息子で、確か尾崎と言った。
自分たちよりも十歳くらい年上であるので、直接の知り合いではないが、最近の市長選挙に伴う議員選挙でこの人の顔が町中に貼られていたから一方的に見知っている。
確か結婚したばかりで奥さんもいて、二歳くらいの子供がいたと思う。
近所では有名な悪ガキだったらしく、悪ガキが父親の地位を使って今や議員なんて世も末よねと母親が嘆いていたのを思い出した。
「あっあぁんっ……おま○こぐちゅぐちゅして……っ。おちんぽっちっ乳首も弄られていきたいっ……あっはああぁっんあ゛ひっ……あっあっらめぇっ……あっあ゛ああっ」
まさかそんな市議会員で妻子持ち既婚者が男と浮気をしているところに出くわすとは思いもしなかった。
すると外から見ていた江尻に、犯されている不倫相手が気付いた。
けれどそれにふっと笑みを浮かべたようにしてから、こっちを見ながら喘ぎ始めた。
「あひっ、こんなの、むりっ、はぁっ、あっあっあたま、おかしくなるっあひっ……あ゛っあんっあんっあっあっあっあんっおま○こかき回して……ちくびもっ吸って……ああいいっきもちいいっ……だしておちんぽ精液だして、おま○こにだしてっあんあんあんっあああっ!」
激しくそう言いながら絶頂する彼らを見て、江尻もペニスを扱いて壁に射精をしていた。
たっぷりと精液を吐き出したけれど、それで満足できるわけもない。
中ではまだセックスは終わることはなく、まだまだ盛り上がっている。
「あ゛ああんっああっ!! ああああっあっぁっあっ、いいっ、おちんぽっきもちいいよぉっ……、あああぁんっ」
何度も絶頂をさせられる不倫相手は、色っぽく、誘うように江尻を見てくる。
議員の男は気付いてないらしく、必死に言われるがまま腰を振り、精液を何度も吐き出している。
「やらぁっ……はぁんっ……あっあっあひぃっ! あっあぁっ、あひぃっ……、らめっ、あーっ……」
不倫相手は乳首を弄り、そしてそれを見せつけながら自ら騎乗位で腰を振る。
「いいああっ……ああんっあああっ……ああっ……、あぁっ、あっぁんっ」
精液がアナルから漏れて、肌に付き、それがビシャッと音を立てて肌と肌に挟まれて濡れた音が周りに響く。
「あーっ……はっあぁっ、あっああぁっあひぃっ! あんっ……あっあっあああぁぅっあっやっ! あぁーっ……らめぇっ、んっはぁっぁああっ」
不倫男の嬌声は止まることはなく、遠慮なく喘ぎ声を出し、議員もそれに釣られて腰を振り精液を何度も吐き出している。
「あぁっあっ、あんぅっ……、や、あぁっあーっ……ひっ、ああっ、あぁあんっんっんっ……はぁっぁ、あぅんっすご、いっ……ひゃぁっあっはぁっ、あぅんっ!」
それでも三時間以上も彼らはセックスを止めることができずに、それを覗きしていた江尻も何度も射精をしても止まらず、ずっとそのセックスを覗き見してオナニーで射精をしまくった。
「あぁあああっ……あああっ、あぁああぁんっ……やぁああっ! あっいいぃっひぅっ、あっ、あぁんっ! あぅっあっあんっいいっ、んっ、ひああぁっいいよぉっ」
とうとうその日の夕方まで続き、当たりが暗くなり始めたところで二人のセックスが終わる前に江尻は一足早く岩場を後にした。
もちろん、地元の人に見つからないように海岸線を抜けて裏道から港に入った。
そこは普通の人は通らない道で、江尻しか使わない。道らしい道ではないのでそこを上れることを皆は知らないのだ。
そこから家に帰って、部屋に飛び込み、着替えてから食事をした。
親は隣町の会社に二人で行っているから、この時間でも江尻は一人である。
ご飯を食べて風呂に入って、部屋にいると昼間のあの不倫現場を思い出してしまい、またペニスが勃起をしたので、それを抜くためにあの不倫男とセックスをしている妄想をしてオナニーで三回抜いた。
それでも気持ちは収まらず、江尻は次の日もあの岩場の別荘に向かった。
するとまたセックスをしている声が聞こえる。
昨日と同じ裏口に回ると、裏口の窓は開いていたけれど、そこに一枚のメモが貼ってあった。
そのメモには可愛らしい字で。
『おちんぽからたくさん精液出していたね……素敵。今日もまた楽しんでいって』
と書いてあった。
そのメモをすぐに江尻はズボンのポケットにしまい込んだ。
これは間違いなくあの不倫男からのもので、昨日たくさん江尻がオナニーで射精したことを知っているというわけだ。その上で誘いをしてきた。
どういうことか分からないけれど、不倫男はここで夜も過ごしているらしい。
密会場所としては、ここは人が訪れないし、ここへ入る道も私有地だから地元の人も入らないので見つかることがないというわけだ。
「あぁんっ、あんっ、あんんあんっんっ、あぁっ、あぁん……きもち、い……おちんぽ、いいっあひんっ」
相も変わらず嬌声を遠慮なく上げ、喘いでいる不倫男。それは大きくなったのは江尻に聞かせるためだったのだ。
「あぁあっ……あぁっ、おっきいっおちんぽがぁっ……おま○こ、ごりごり擦ってっはあぁっ……んっあぅっ、きもちっ、いいっ……!」
淫らに絡み合う男同士なのに、ちっとも嫌ではない。
色っぽい不倫男のことから目を離せずに、江尻は一日そこでオナニーをするのが日課になった。
「あぁっ! あっあっあひぃっ……おちんぽっすごっあんっはぁっあぁんっあぁあっ……あっぁん……あぁあっあんっいぃっ……もっおちんぽっらめぇえはぁああっ……」
二日目も三日目も、ただ江尻は覗きでオナニーを繰り返し、それを見ては不倫男は江尻にメモを残す。
『今日も良かったら楽しんでね。いっぱい精液出して気持ちよくなってね』
「ああっ、あぁっ……いいあっ、もっ、おま○こきもちいいっあん、おちんぽっああんっあんっなかに精液ちょうらいっぁあああぁんっ」
見せつけるようなセックスは日に日に激しくなり、二人は獣のように交わっている。それを覗く江尻もだんだんと吐き出す精液の量が増えて、何度でも射精ができるほとになっていた。
「あぁああんっ、あぁっ、いっちゃう、おちんぽっで、おま○こ、ああっいくっいくっあああんっあああんっあああんっ!」
気がついたら二週間も、その不倫現場を江尻は覗き続け、議員と不倫男は毎日必ず二時間は二人でセックスに興じていた。
その二週間目の日、メモは相変わらず貼っていたけれど、今日はちょっと内容が違っていた。
『昨日も楽しんでくれてありがとう、でも今日は駄目。お願いだから、夜になったらまた来てね。駄目だよ覗いたらねお願い』
と書いてあり、窓は閉まっていてカーテンも閉じられていた。
中には人の気配がしたけれど、電気が付いているのかエアコンが作動している。
どうやら見つかるとマズイのだろうと江尻は察してすぐにそこを抜けて、洞窟に入った。
そこで日没まで過ごし、一旦家に帰って飯を食べ、寝ているように見せかけたベッドをこしらえてから家を出て、またあの別荘に向かった。
別荘は真っ暗であったけれど、窓が開いているので誰かがまだいることは分かった。
音を気にしていると、いつもの張り紙が貼ってあるところにメモがあった。
『おまたせ、入っておいで。僕とセックスしたいでしょ? お願い犯して頂戴』
それが不倫男からの言葉だった。
2
裏口にメモで『入って』と書いてあった。
江尻はすぐに裏口から中に入った。鍵は開けて置いてくれたようですんなりと開いた。
入った先は台所の脇で、そこを通って月明かりがしっかりと入っているところに向かった。
部屋のドアは開いていた。
海と月が綺麗に見える居間で、そこに座布団を置いて不倫男が座っていた。
「やあ、よくきたね。来てくれるとは思っていたけれど、入ってきてくれるとは思ってなかったから」
とても柔らかいいい声で言われて驚いた。
この声をどこかで聞いたことがあるのだ。
「あの、もしかして声優の……瀬崎さん?」
そう江尻が言うと、瀬崎は笑った。
「やっぱり声でバレるんだね。そうだよ」
瀬崎はこの町出身の有名声優だ。
昨今の有名なアニメの主役を張れるようになって、今は三本ほどの主演アニメと映画がヒットしている。
江尻はアニメが好きで、配信でよく見ているのだが、男性声優ではこの町出身であるから余計に瀬崎のことが好きだった。
瀬崎は珍しく顔出しはしていなかった。
それは顔で仕事をしているのではないという気持ちが表れていることで、声優アイドルにはなりたくはないということらしい。
けれど、最近はその傾向も薄れ、顔出しを始めているらしいが、江尻は瀬崎のことは一回雑誌で見たきりだったのではっきりと顔は思い出せなかったのだ。
「あの、何で瀬崎さんほどの人が、こんなところで……」
山ほど聞きたいことがあって聞いてしまうけれど、それに瀬崎は笑って言う。
「そうだな、どこから話せばいいかな。尾崎とは中学時代からの関係なんだ。僕が尾崎に惚れてそれからずっとね……でも尾崎は市長の息子だから、将来は決まってる。だから僕は街を出て、外の大学に行った」
そう言い瀬崎は少しだけ息を吐いてからまた話し始めた。
「声優をバイトで始めて、それなりに役をもらえるようになったけれど、それでは食べていけなかった。そしたらあいつがまた現れて、関係を持つことでパトロンになってもらった。バイトをしなくて良かったし、やっと仕事も安定してきた」
「……」
「でもね、有名になりすぎて、尾崎にとってはそれが邪魔で援助を打ち切られた。僕はそのまま自立して何とかやってきたけれど、尾崎は関係を崩したくなかったみたいで、暇があればここに僕を呼びつけて精のはけ口にしてきた。でもそれも終わり。奥さんに見つかったんだって」
「じゃあ、ここにいることを?」
「ううん、そうじゃなくて、あいつ行為中の動画とか写真を撮ってたみたいで、僕の顔は映ってないけれど、それで奥さんにどっちを取るのと言われて、もちろん奥さんを取ったわけ。さっき泣きながら別れを切り出されたんだけどね……何か馬鹿みたいじゃん。もう僕はあいつに脅されていただけで、そういう関係じゃなかったのにね」
そう言いながらも瀬崎はちょっと泣いている。
「好きだったんですか?」
「思っていたよりはね。でも、もう本当に終わった。この別荘も手切れ金にくれてやるからって言われてさっき権利書を貰った。元々、ここは俺が欲しいって言っていたから、誰も怪しまない手切れ金だけどね……」
瀬崎の両親は離婚していて、もうこの町に住む実家はないという。
帰ってきたくても家がないのに、ここ出身と言われるから落ち着けるところが欲しかったのだという。
見晴らしはいいが結構海風にやられるので維持費が大変らしい。
去年に改装して外装も強くしたらしいが、持っても十年くらいらしい。
それでも瀬崎はここが欲しかった。
「ここから見る海と月が好きで、何も考えなくてよくて、気持ちも楽になれた」
瀬崎はそう言ってからちょっとだけ涙を拭いて言った。
「さあ、次は君の番だ」
そう瀬崎に言われた江尻は自分のことを話した。
そして高校のいじめの話をすると、転校を進められた。
親が隣町の仕事場に通っているなら、隣町の高校に転入すればいいと。それは思いつかなかったなと江尻は驚いた。
そうなのだ、やり直しはできるのだ。
やっと解決する方法を見つけた。
「さて、これからの時間は君との秘密だ。誰にも言わない誰にも話さない、写真も動画も何も残さない、あのメモも全部燃やしてしまって……そうしたら僕を抱かせてあげる」
瀬崎の言葉に江尻は喉を鳴らした。
それを断れるほど、江尻は大人ではなかった。
すぐに二人は裸になって抱き合った。
江尻を押し倒すと、瀬崎は江尻に跨がって、自ら江尻の勃起したペニスをアナルに突き挿入ている。
「あぁんっ……いぃっ、あっ、らめっ、おちんぽっあっ、あっあっあっ……ふぁっ、ひぅっ、あんっああぁっあひぃっ、あんっ、あんっ!」
「ああ、すごい……瀬崎さん……なかすごい……」
「いいよ、これ、腰振って、強くっひあっ、あ゛っおちんぽ、いいっあぁっ……あ゛っあっあっああっあぁああっ……あっあっあんっ、あんっあんっあんっあ゛ああっ、あっあぁあんっ」
瀬崎は月夜に照らされて淫らに腰を振った。それはとても綺麗で、男であるのは分かっているのに、美しいと思った。
「ひああっ……いいっあっん゛っひっいっ……あんあっ、んっああぁっ! ああっ、おま○こきもちいいっああんっあっ!んっあっ……ああっんっあああんっ……おま○こいいっ……ああんっきもちいいっああんっああっ」
綺麗で可愛くて、そしてちょっと悲しい失恋をした瀬崎は、まるで尾崎とのことを忘れるためのように江尻を誘い、犯して貰うことで全部を忘れようとしているようだった。
「ふあっあっ、あっらめええっ、激しくおちんぽでおま○こぐりぐりされたらっああんっきもちいいっああんっああんっああっ! ああっんっいいっ……おま○こっ……ああんっ……ああんっああいいっきもちよすぎるっああん!」
そのことは抱いていてすぐに分かったので江尻はそれに応えるようにめちゃくちゃに瀬崎を犯した。
この二週間妄想でしかなかったことを全部瀬崎にしてやろうと思った。
まずは思い出の居間で瀬崎を思い存分抱いた。
「あ゛っああっあっいくっ、い゛ぐっおま〇こイっちゃうっ……ひぁっ、あ゛っ、ひあん゛っあっ、あ゛ああっあぁっらめっ……ああんっおま○こっああんっおちんぽがっああんっいいっ」
何度も瀬崎をイカせて、自分の瀬崎の中に射精をした。
溢れるほど精液がでて、それで瀬崎がよがり狂っているのが見える。
「あ゛あっ……んっあっ、あ゛っ、あっあっあっあああっ! んあっん……あっあああっ……あんっあっああっああっんあっあっはあっんっあっ、ああっあぁんっいいっああんっおま○こっいいっきもちいいっああんっああ……ああんっ……ああんああいいっ」
今度は俯せにして四つん這いで後ろから瀬崎を突き上げ、激しい腰使いで追い上げていく。
「あ゛あっいいっ、らめっあ゛あっ、らめっ、おま○こゴリゴリしてるっ……ひっあっ、あんあんあんっおまんこ……ああっ……らめっゴリゴリしちゃっ……ああんっおちんぽっおおきいいっああんっ……ああんっ」
瀬崎は堪らないと精液を吐き出しては絶頂を繰り返している。
江尻のペニスは始めて人を犯すとは思えないほどにしっかりと反り返り、中を抉るように硬く凶悪なまま精液を吐き出しながらでも勃起を続け、そしてそのまま奥の奥まで突き上げて射精を続ける。
「きもちいいっおちんぽ……ああっ……いいっ気持ちいいっ……ああんっああっあああんっいいっきもちいいっおちんぽっああんっらめっらめっきもちいいところばっかっ……こすっちゃっああんっらめっ」
「ああ、瀬崎さん、気持ちがいいです……ああっ」
「ああっ、すきっ好きっ、おちんぽしゅきぃっ……あ゛っあ゛っ、あっ、きもちいとこっ、ゴリゴリされてっんっあっあああんっああ……すきっおちんぽっ……すきっああ……きもちいいっああんっおま○こゴリゴリされて……ああんっいいっ」
「ここですね、分かります……もっとですよね、もっと強くですよねっ」
「おちんぽっきもちいいっああ……いいっおちんぽっ……おちんぽっああんっきもちいいっああんっあっあ゛っ激しぃっ……ん゛ああんっあ゛っあっあひっ……あ゛っあっあんあんあんっああっすごいっおちんぽっすごい……ああんっきもちいいっああんっあああんっあああっ!」
瀬崎の声が好きな江尻はそれで煽られて、明らかにおかしいくらいに興奮した。
瀬崎は本当に気持ちよさそうに喘ぎ嬌声をあげる。
その体は痙攣を繰り返し、何度も絶頂をしているかのように震えている。
それで江尻は瀬崎が嫌がっていないことだけは何度も確認をした。
「あ゛あああっ……あぁっあっいいっ、きもちぃっ、、おちんぽ、大きくて、おま〇この奥まで届いてるっあああっあぁっあっあっああ……おおきいっおちんぽっきもちいいああんったあんっあああんっ……きもちいいっああんっ」
「もっともっと、瀬崎さん、もっと俺に酔って」
「あぁあっああんっ……もっ許してぇっ……おかしくなっちゃうっ……、おま〇こ、馬鹿になっちゃうっあああっ……おちんぽっああっ……あっ、あああぁっ……らめっおちんぽハメるのはっ……おちんぽ……ああんっいいっいいっああああっ!」
「おかしくなって、もっとおかしくなって俺でおかしくなって……」
「いいっああっ……ああんっ……んっあっあああっああっああっんっああっんあっあっあっああっ!」
「ああ、瀬崎さん、いくっああっ」
「あ゛ああっ……あっ、あ゛っ、らめっらめええっ、あ゛あああぁっあ゛っい゛っ、あっんっ、、いくっあ゛あ゛っあっらめっあ゛っんっ、あっ、あぁっ、いくっ、いっちゃうっ……あぁあああん!」
二人で絶頂をして精液を吐き出したけれど、それでも行為は止まらなかった。
月はどんどん高くなっていって、海は緩やかに凪いでいる。
人々は当に眠りについている時間になっても、二人は求め合った。
「ああんっおちんぽっいい……ああんっああっ……きもちいいっああんっ……ああんっおま○こっああんっいいっあ゛あぁっ……おちんぽしゅごいっ、、ああっ、あっ、やああっあっあんっあっあ゛ああぁっ……すきっおちんぽすきぃっ……おま○こっハメハメされて、イキまくちゃうっ……あ゛っ……いい……おま〇こきもちぃっあぁあんっあんっ」
「瀬崎さん、たまらない、何度射精をしても止まらない……ああもっと瀬崎さんもっと」
「ふあああっ……んっあっ、あんっ……俺のおま〇こ、で気持ちよくなってっ……ああっあっあんっあぁあんっああ……ああっんっああんっんあっあああんっああっ……きもちいいっああんっああっいいっああんっ」
「気持ちいいです! すごく気持ちいいです! 瀬崎さんももっと気持ちよくなって!」
「あっあっあっおま○こ……ああんっいいっおま○こいいっ……ああんっおちんぽっすごいっああんっらめっらめっああんっあああっ、おま○こっ……ん、いいっ、おま○こに出してっあっあんっ、おま○こに、精液出していいっ……俺のおま〇こでイってっあっ、もっときもちよくなってっあっあ、ああああっ」
月が傾いてもセックスは止まることはなく、周りが明るくなってきても止まらず、瀬崎の尻は精液塗れになっているけれど、それでも止まらなかった。
「いい、ああんっおちんぽっズボズボ気持ちいいっ……おま○こ……ああんっ良すぎるっ……ああんっあぁんっ……あっあっ……おま○こ、おま○こっおちんぽでずぼずぼされるの気持ちいいっああんっああん……ああっ!」
「瀬崎さん、もうこれで……打ち止めですっ……」
「んはっあ゛ああっ……ああっあ゛あっああああっ……あっんっあ゛あっ……んあっあ゛あっ……ああんっん゛ああっ、あっあんっあんっだしてっ……おま○こっに、すごい、おちんぽのっ……せいえきをだしてっんっあっあっひあっ……いいっああっそこっあんっああっイクっイク!」
派手に絶頂をして二人はやっと明け方にセックスが終わった。
「はっ、はっん゛っ……ん゛ああっうあぁっ…ん゛あっ」
ドプリと精液を中に出された瀬崎は床に倒れ込み、息を整えた後、瀬崎は大爆笑をした。
「あははははっ」
急に瀬崎が笑い出したので江尻が驚いていると、瀬崎は言った。
「ごめんね、はけ口に使ったけれど、別に尾崎じゃなくても僕は気に入った相手なら誰とでも気持ちよくなれるんだね。それが分かったら何か、尾崎にこだわっていた自分が馬鹿みたいで……笑えてきた。ずっと洗脳されていたんだね」
どうやら尾崎以外とは寝たことがなかったらしく、江尻とセックスを気持ちよくできたことが瀬崎には驚きだったらしい。
けれど、セックスは別に相性が良ければ誰とでも気持ちよくなれるのだと気付いてやっと尾崎から解き放たれたらしい。
それから二人で掃除をして、風呂に一緒に入った。
もちろんお湯は出ないので、井戸水を汲んで浴びただけであるがそれも楽しかった。
そして縁側に座って夜明けを見て、江尻は言った。
「この下に、とてもいい洞窟があるんです。秘密基地なんですけど、俺と先輩以外はほとんど誰も知らない場所。良かったら瀬崎さんも見てみて」
そう言って洞窟に行った。
朝焼けの太陽が入り込む洞窟は神秘的で、とても綺麗だった。
「ありがとう江尻くん、これで気持ちの整理が付いたよ。君のおかげだ」
「いえ、俺こそ、ありがとう。あの、仕事頑張ってください」
「うん、ありがとう」
そこで江尻は瀬崎と別れた。
瀬崎はその日に東京に戻り、江尻は別荘によく通った。
鍵は瀬崎に合い鍵を貰って、別荘の掃除と空気の入れ換えをするようになったのだ。
そして夏休みが終わったら江尻は高校を転校した。
いじめが解決しないからと親に相談したら、隣の町の高校ならいいだろうと言われ、親の会社の近くにある高校に一緒に通勤と共に通っている。
その高校では江尻は全くいじめられることもなく、楽しく過ごした。
そしてあっという間に二年が過ぎ、高校を卒業した。
卒業式には有名人の瀬崎が呼ばれ、卒業祝いに楽しい話をしてくれた。
そして二人はその日、あの別荘でまた会った。
「あっという間の二年だったね」
「はい、春から大学生になります」
「うん、そうだね……これで最後かな、僕から送れるものは」
そう言い、瀬崎は江尻に体を差し出した。
江尻はこれが最後だと瀬崎からの好意を受けた。
大学で江尻は遠くの大学に行くことが決まった。
これで瀬崎に会うことはなくなるし、瀬崎も大きな仕事が入る声優となって、もうこういうことでスキャンダルを作るわけにはいかない立場だ。
そして結婚も視野に入れてる、彼女がいるらしい。
それでも江尻のお陰でこの町の思い出から抜け出せたお礼はしたいというから受けた。
一晩、二人は思い存分に楽しんで、そこで別れた。
その後、別荘はすぐに取り壊されて更地になった。
江尻は二度と町に戻らず、大学を出て、遠くの街で暮らしている。
瀬崎は結婚をして、子供がいる声優になり、今では俳優業もしている。
お互いに逃げ出したいモノから逃げ出せ、今を謳歌している。
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