198-日常殺し
会社の忘年会は盛大に開かれる。
ホテルのパーティー会場を借り切ってそこで他の課なども参加する。
花沢は同じ課の人々と一緒に行くはずだったのだが、その日に取引先から無理な仕事をねじ込まれ、残業をする羽目になった。
「もう、何でこう無理なことをねじ込むかな。しかも当てつけのように上司は俺に押し付けていくし」
花沢は少し優秀なせいで上司に嫌われている。
それも社長から花沢が認められ、上司は一ヶ月後に左遷されるからだ。
というのも、上司は部下にパワハラを繰り返し、訴えられたのだ。
その証拠を握るために花沢が協力したことを知った上司は、それ以来花沢に嫌がらせをしている。
もう左遷が決まっていることと、上司にされていることを我慢すれば花沢は昇進できることが確定しているので会社から我慢するようにと言われているのもあり、あと二週間は我慢するしかない。
残りの二週間は上司は有休で暢気にハワイに行くと言っていたので、それまでの我慢だった。
とにかく受けられもしない仕事を受けて嫌がらせをするので、花沢はその嫌みに全部仕事を完遂することで仕返している。
だが、今回は度が過ぎた。
さすがに社長に無理であること、先方にもそれなりの金額を要求するようにと告げると、社長が先方に話を通してくれ、何とか仕事の量を減して貰い、今日中にできる分だけは完成させることにした。
それは十一時にやっと完成し、その日のうちに納品した。
先方でも無茶を言われた人が残業をしながら待っていてくれて、書類をメールで送ったところ泣きながら受け取ってくれた。
どうやら上司がこの仕事のことをすっかり忘れていたせいで、納期前になって急に連絡を受けて明日までの締め切りであることを今日知ったと言うから、可哀想である。
ついでにあちらの上司も社長が向こうも社長に報告したことで、大事な仕事がつぶれるところだったとご立腹で、あちらの上司も降格は間違いないらしい。
そういうわけで、押しつけられたもの同士で慰め合ってから、社長に報告をすると宴会も最後の盛り上がりをしているところなので、おいでと言われた。
「でも、帰って寝たいです」
疲れ切っていたから、そう言ったところ、ホテルのルームサービスで好きな食事をしてくれていいと言ってくれた。
社長の労いを断ることはできず、仕方なく会場のホテルに向かった。
受付で名前を告げると既に社長が部屋を取ってくれていて、部屋に通された。
その部屋は見晴らしの良い、十六階のいい部屋で、窓側に食事スペースがあった。
そこには到着と同時に食事が運ばれてきて、ステーキコースがセッティングされた。
ワインも置かれていて、飲み放題だった。
「奮発してくれたなあ、ラッキー」
花沢は忘年会に参加しているよりもこっちの方がのんびりできるから嬉しかった。
そこでたっぷりとご飯を食べ、のんびりとテレビを付けて映画を見る。
自宅に帰って空しい思いをするよりは、これはこれで楽しいなと思えた。
さらには社長はスーツや下着などをクリーニングに出すように言ってくれ、それらを渡してクリーニングを朝までにしてくれるというのでお願いをした。
これで一回分のクリーニング代が浮いた。
風呂に入ってすっきりして、ベッドで寝転がりながら寛ぎ、うとうととし始めたので寝ることにした。
一時間ほど寝ていると、チャイムが鳴った。
「ん、何だ?」
寝ぼけたままで入り口に行き、ドアを開けてしまった。
すると浴衣姿の男が数人がドアの前に立っていて、その人たちが一斉に部屋の中に入ってきた。
「……え、な、何?」
訳が分からずに混乱している花沢を男が腕を掴んで、そのままベッドに連れて行く。
部屋は薄明かりがついていたけれど、寝ていた花沢は目が慣れていなかったので男の顔が見えなかった。
「え、やだ……なにっ出てけよっ」
花沢がそう言うと、一人が言った。
「ああ、花沢さんの匂い、相変わらずいい匂いだ……」
花沢の首筋に頭を埋めた一人がそう言い出した。
抵抗しているのに、バスローブは開けさせられて、そこに無数の手が這う。
「あ、いやだっだれっ! なにっ!」
体中を弄られ、乳首まで弄られ、ペニスも強引に扱かれた。
舌のようなものが体のあちこちを這い、男が五人くらい群がっているのが分かった。
天井の間接照明のせいで男たちの顔が逆行になり見えない。
けれど花沢は自分の名前が呼ばれたことを思い出した。
群がった男たちは全員酒の匂いをぷんぷんさせていた。酔っ払い相手だと花沢は気付いて必死に抵抗をしたが、腕足と一人一人に取り押さえられたら何もできなくなってしまった。
騒げばいいと思い、大声を出した。
「誰か! 助けて! 誰か!」
必死に叫んでも声が漏れることはないのか、誰も部屋のノックすらしない。
それもそのはずで、六階の部屋はこの男たちの部屋が周りにあるからだ。
他の客がいないエリアになっていたのだ。
「嫌だぁあ! やめろ、やめろぉお……っ! ひ、やぁ……あ……っ」
必死に叫んでも止まることはない手の動きによって、体中を弄り、何度もペニスを扱かれ絶頂をさせられた。
「んぁああっ……! やだっ……やめろ、やだぁあ……っ! はぁんっ!? あぁっ! あぁあっ! あああんっあんっあぁんっ!」
五度目の絶頂をさせられた時には、アナルに指が入り込んでいて、アナルの中を抉るように弄ってくる。
「ふぁっ、あふんっ、ふ、んんぅっ……ぅあんっ、あっあっ、だ、め……っぁ……っだめ、だめ……っ!あっ……いやぁああっ!!」
指でも何度もイカされた。
男たちはローションをどこかから持ってきてそれをアナルにたっぷりと垂らしてからペニスを挿れようとしている。
「あぁあ……っいや、それはいや……っ」
大きなペニスを挿れようとしているのに気付いて花沢が必死に抵抗をするが、男たちに押さえつけられて、とうとうアナルにペニスが挿入り込んでいた。
「や……っ、それはっ……!あぁっ、だ、だめぇ……っひいいいぃ……っ」
絶対に挿入るわけもないものが挿入っている。
「あ……あっ、や……だ……あぁっ、いやだあ……ああ……っ」
ローションの滑りを借りて男の腰が動きペニスが出たり入ったりを繰り返す。
「ひぃっ……!いやだ、抜いて……っむり、むりっ、むりぃ……っ」
異物感が酷かったけれど、徐々に中が変わってくるのが分かる。
だんだんと快楽を得るような動きになってくるのだ。
「やだ、ぁああ……!あっ、あっ……やだ、なんで……っ、こんな……ああ、あー……っ」
そうして花沢のペニスは扱かれるので何度も射精を強いられた。
「う……っも……やだ、やだっ……いきたくない……っ」
必死になって抵抗しても男たちはやめない。
「もうやだ、いくの、いや……っ、いやだ……いきたくない、っ、いかせないでぇ……!」
「ああ、出るっ!」
「っく……あんっうぅ……っく、ひぃ……も、だめ……なかでてる……っ、いやあああっ……はあぁっひ……ぃ、ん……っあ、ぁぅ……ひぃ熱、ぃい……っ」
アナルの奥で射精され、精液が中出しされたのが分かった。
熱いモノが打ち付けられて、それに衝撃を受け、花沢はまた絶頂をさせられた。
「ほら、変われ!」
すぐに射精をした男のペニスが出て行くと、別の男のペニスが挿入り込む。
「んぁ……っ、ぁん、やら、ぁ……っ、やめ、やめて、ああぁ、ひぁん、あぁ、ああぁ、や、何す……っ、んあ、やぁ……っ」
男たちはニヤ付きながら花沢を犯し続け、そしてとうとう明かりが完全に付けられて、その男たちが誰なのか分かった。
「あぁん、……なんで、みんなっぁん、やぁ……っ、やめて……やめて……っ、あゃ、あ、ぁ、あっんひゃ、ひあぁあ……なんでこんなことするのっぁふっ、ゃ、ぁ……っあ、あぁ」
その男たちは全員同じ課の同僚たちばかりだった。
「あぁ……っ、ぃ、いやあっ……はぁっ……もぉ、やめ……あぁ、はあぁっ……こ、こんな……っ、あぅあ、あぁ、んあ、や、やめ……っ、ん、はぁ……ああっ」
なんてことだ。
同じ課の同僚たちに犯されているのだ。
信じられないけれど、それに驚き抵抗をしても男たちは腰を振るのを止めない。
「あっ! ぁひっ、ひんっ! ゃ、やぁっ、っあっ、あっ、い、ゃ……っ、やめ……ああんっああっあはぁ……っ、あぅ、んあ……ふああん……はぁっ……はぁ、あん……あぁ、やぁ……っ、あぁんっ……」
パンパンと突き上げられて、それによって花沢はだんだんと快楽を感じてくるのが怖かった。
「あぁはんっ! あっ……あゃん……っあんっああ……っぁ、ひぁ、はぁ……あぁん……ああん……んっあっ……! ぁ、……らめ、あんっああん……っ」
同僚たちは笑いながら次々に花沢を犯していく。
信じていた後輩は乱暴に花沢のアナルの奥を突き上げて、前立腺を擦り上げて花沢を絶頂させるまでにした。
アナルだけで花沢は感じて何度も絶頂する。
「ああっ、あっあぅっあぅうっ、やぁ、だめ……っ、ぁ、ああんっ……っ! あぁあっ……! あぁああ……っ! んひゃあっあっ……! うぁあん……っ! やだっ……あっ……ぁ、あぁっ! あああ……っ!」
「花沢さん、気持ちが良い……すごい……」
「あふぅう……っ! んぁあああっ……! あぁっ……! あぁあっ! ひぁああんっ! あぁあっ、あぁあっ、あん! ひゃあっ! あっああっ!」
「花沢さん、本当にエロいんだけどっマジこの淫乱メスおま○こヤバイ!」
「ふぅあぁ、やっ……! おっき……っふぅ……っんぁ、やぁ……ああんっ…おちんぽ、らめっあぁ……っあぁんっ! あっあっあっ、ぃ、あっ、あふっふぁっ! ああっ! ぁ、あひっ、ひ、ぃいんっ!」
「最高っマジ中に出す! 妊娠しないからいくらでも中出ししてあげるっ」
「あぁあっ……! ぁ、あぁあん……っあふっ、ぁ、ひ、ひっひゃあっ! あぁっ、あ、あ……ああんっ、ああ……っひゃぁああっ、あ、熱いっ、ああっああんっも、らめっああんっああんっ、あぁあっ」
射精を奥でして精液を叩き付けるから、奥で溢れた精液が逆流して入り口まで吹き出る。
ビシャビシャと吹き出る精液をバスローブが受け止めている。
やっと終わったと思っても次から次へと男たちが入れ替わり立ち替わりペニスを突き挿れてくるので、花沢はそのたびに絶頂をさせられる。
「ああっ……! あ、やあぁ……っ! あぁあ……っふぁあああっ! あっあっらめっらめっ、あっら、らめぇ……っひゃあぁっ! あぁっあぁっ! らめっあっあっひゃぁああああーっ! ああぁああ――っ! やぁあーっ!」
もう精液が出ずに、体だけが震えて絶頂をするようになってしまい、それが快楽が長く続くドライオーガズムで達するというものだということは後で知る。
「ぁああ……っ、あぁ、あぁあ……ああ……っ、ぁ、あんっ! んっ、んぁ……っ! あぁっ、ゃ、ああんっ! はぁあっ……や、め……っあ、あっ、ゃんっ! んぁあ! ああ……っ……ぃ、や……っ、いやぁ……っ! ぁあ……いや……嫌ぁ……っ! も、許して……っ」
イキ狂うように何度も絶頂をさせられては、ベッドで誰かに常に犯され続けていた。
「はっあっ! あっあっあっ、あ、あ、あっ! ひぁあ……っあぁあっ! はひ……っひぁあぁっ! んゃあぁっ! あぁっ! あぁっ! あぁ、やぁっ! らめ、あぁっ……!」
明るくなるまでそれは続き、男たちも性欲が止まることなく、ただただ花沢を犯し続けている。
それでも花沢は抵抗を続けるので、逆に男たちはレイプをしている自覚を常に持って花沢を制圧している喜びを得ていた。
花沢を無理矢理犯している状況が楽しくなっていたのだ。
「やめて……っ、ぁ、あひぃ……っ! いっ、ぃんっ……! んはぁ……っ! あっあっやっ、だめ……っ、も、あ、ああっあぁああーっ!!」
「中でドンドン出すからな!」
「んは……はぁ……っは、ふっ……ふ、ぁっ……ぁ、ま、待て、やめっ……あ、ぁんっ、そ、そんなっ……! あぁあっ! んひ、ひぃんっ! は、ぁあ! やめて、やだああぁ!」
「花沢さん、諦め悪いよね、でもこれで最後だから奥の方にたっぷり出してあげるよ」
「あぁっあふ……っ、は、ぁ、ま、や……っ、あ、ぁんだめ……っ、やめて、やめて……っひゃああぁんっ! んやぁあっ! やだ、ああっ、ああんっ、そこ、そこだめぇ!」
前立腺を突き上げられて花沢は派手に絶頂をした。
「ひぃああぁっ! いやぁああ! だめぇ! だめぇえ! いやぁああ……っ! っく、ああああああっ!」
そして花沢の中には、最後だと言うのに同僚の精液が溢れるくらいに注がれた。
2
無理矢理にレイプされた夜は終わり、朝には解放された。
呆然としながらもシャワールームに放り込まれたので、体は証拠を消されてしまった。
しかも男たちは花沢と同じ部署の全員だ。
男性ばかりの部署で、上司だけが不満だと皆で話し合っていたのに、全員がこのレイプに参加していた。
まさかそういう目で見られているとは思わず、ずっと仲間だと思っていたのに裏切られた。
そんな気持ちのまま風呂から出て、届いたスーツを着て落ち込んだままで家に帰った。
会社は日曜日で休みだったので、その間に花沢は心を落ち着かせてから月曜日に会社に行こうとしたが結局有休を使って一週間休んだ。
しかし一週間後に覚悟を決めて部署に行くと、部署が変わっている。
その部署の人が話しかけてきた。
「あの、ここの元の部署、六階の奥に移動したそうですよ?」
「え……なんで?」
既に自分の部署ではない部屋を見て、花沢はキョトンとする。そんな内示は出ていなかったと思ったのだがと思っていると、女性が言った。
「A課の人数が逼迫していて、それで部屋を増やすことにしたんですよ。それで、離れていたら仕事にならないので、そちらの部署は他の部署とは仕事が繋がっていないので、六階の奥の部屋に移動になったらしいです」
そう言われてしまい思い出す。
六階は、会議室などがあるエリアだ。
ただ全ての会議室が使われているわけではなく、エレベーターから遠い会議室は物置になっていた。
それを改装して部署に作り替えたらしいのだ。
仕方ないので六階に行こうとしたとき、エレベーターの前の会社の情報が載っている掲示板に小さな内示がされていた。
そこには部署の部屋異動のことも載っていた。
さらには花沢の上司である男が、懲戒解雇になっていた。
「え? うそ」
何があったのか分からないまま、上司は左遷ではなく、月曜日に即日解雇になっていたのだ。
「この人、部下に手を出してて、妊娠させたらしいよ」
「本当に? やだ、それじゃ宴会であった内輪もめの事件ってそれだったの?」
「妊娠させた子が殺しに来て、返り討ちにしたらしいけど。元は自分のせいだっていうのにね。その子は助かったみたいだけど」
「へえ、そんなことがあったんだ?」
「だから、あの上司がいた部署の人たちもさ、あの上司がいたせいで部屋も左遷部屋みたいなところにされちゃったでしょ?」
「社長が怒り心頭だったしね。部下は関係ないのに可哀想」
そう言う話をしている女子社員の後ろを通って、花沢はエレベーターに乗って言われた場所に向かった。
シンとした廊下を通り、奥まで進むと部署の扉がある。
そのまま会議室を使ったのか、部屋の入り口は他の会議室と変わらない。
ドアを開けて部屋に入ると、まず目隠しの衝立があり、そこから覗くと側にいた社員に一気に部屋の中央に連れて行かれた。
「あ……」
驚きながら部屋を見ると、確かに仕事ができるように机が運び込まれていた。
もちろん周りに居るのは、一昨日花沢を犯した社員たちだ。
「……っ」
驚く花沢を余所に、社長がいた。
「やあ、すまないね。部署をここに移動してしまって」
「あ、いえ、あのどういうことでしょうか?」
社長がいるならと理由を聞いたところ、社長は言った。
「ほら、君がホテルで楽しんだ後に、問題が起きてね。それで部署の名称を変えたいので、ここをD課にすることにした。B課は潰してA課にした。申し訳ないが、今までの仕事内容はA課に移行するので、君たちは別の仕事をして貰うことにした」
社長の言葉に意味が飲み込めない花沢が尋ね返す。
「……は? で、でも……それじゃ……」
「君たちは全員一緒でいいと聞いたので、そのまま資料課に命ずるよ。君は資料課の課長、約束通りに課長だから給料も上がるよ。頑張って会社のために働いてくれ」
社長はそう言うと、和やかに去って行くけれど、花沢にとっては左遷されたも同然だった。
会社は隣の小さなビルにあった資料課をここに戻し、隣のビルは売ったらしい。その時に元の資料課にいた使えない社員に退職金を渡して退職させていた。
それで浮いた資料課に邪魔になったB課の社員を宛がったのだ。
つまり元上司の部下であるB課の社員を社外に出すわけにはいかないけれど、使えないと判断されたわけだ。
花沢はショックだった。
一昨日まで必死に仕事をして、残業をしてまで仕事をしたのに、上司がヘマをしたしわ寄せがきているのだ。
社長に覚えが良かったはずの花沢をあっさりと切る社長に花沢は絶望した。
その場にヘナヘナと座り込んでしまったが、周りのレイプ犯である社員が言った。
「よかったじゃないですか。これで定年までこの会社にいられるんですよ? 会社としては俺たちの能力を他で使われたら困るから、飼い殺しにするんですよ。給料も前より上がりましたしね」
一人がそう言い、さらには他の人が言う。
「これで業務時間も花沢さんと楽しめることになりましたね」
そう言われた時には花沢は押し倒されていた。
あっという間に服を脱がされ、持ち込まれた机の上に寝かされ、後ろから貫かれる。
「あぁあああっ! あぁあっだめ、らめ、あっあっあっあっあっぁあ……!」
男たちは遠慮せずに花沢の体を貪り、セックスに溺れる。
「あぁああっああぁあ……っ! おっきいっおちんぽっ……奥まで……っ奥まで来てるっ……奥っ……あぁあっ! おちんぽ、きもち……っ、きもちぃ……っ──!」
あっという間に花沢は快楽を思い出さされた。
男たちは一斉に花沢に群がった。
「あぁんっあんあん! ひぁあぁあっ……すご、凄いぃいいっ! おま○こぐちゅぐちゅっ……ぁんっいい! いいよぉっ……もっとぉっあん!」
花沢は絶望のあまり、もう自分でも分からないくらいにそのセックスに溺れた。
「んふ、ぁああんっ……あーっあっぁあんっ! もちぃい、あぁあっはぁん! おちんぽぉっ……あっ、あっ、んああああぁっ! やぁっ、んっ、あんっあんっ、あっあっ」
どんなに大きな嬌声を上げても、ここには誰も来ない。
来る用事がないのもあるが、資料はこちらから回収しに行くのと、メールで全部持って行くものを探すのもやっているから、誰も資料室には来ない。
それをいいことに男たちは使わない会議室を改造し、そこに花沢とのセックスルームを作り、花沢を閉じ込めて皆で毎日犯して回した。
「んっんっんん……ふぁっ、はあっ、あっはぁっんあっあぁんっあひっあっらめ、んっああっやっあっあっあっあっあひっあひっやっああぁっもっらめっ……ああっあああんっ!」
花沢はもう抵抗するだけ無駄だと悟り、男たちに犯されるために会社に通うようになった。
「あひっらめっあ゛っあんっあんっあんっあっあっひっあああんっあ゛っひっらめぇっ……あっあんあんあんあんあんっあんっあんっあんっ! あ゛ひっんっあぁああーっああぁっ……、んっあっあっ、あうっ……」
けれど男たちはだんだんと花沢を連れて会社の屋上で花沢を犯したり、夜の誰も居ない部署でセックスを強要するようになり、それはやがて社長の知るところになった。
これで終わりだと思ったけれど社長は話が分かる人だった。
「君は男の性欲処理係に任命する」
そう言い会社中の男たちを呼び寄せ、花沢を犯させた。
男たちは花沢の体の魅力に堕ち、仕事中でも抜きに来るようになった。
「ああぁん……んふぅっあんっあんあん! おちんぽっ……おま○こもぉっあ! ああ……おちんぽっあんいいぃいい……っ! もち、ぃっ、おま○こいいっあっ、んぁあ……っ」
「ああ、花沢さん、最高だ……中に出していいよな、好きだもんな」
「はぁあ……おちんぽっせいえき中に……ちょうらいっ、あっ、あっんふぅっ……ぁん、あんっ……んぁあっああっんっあああんっおちんぽっんっいいっ! そこぉっそこ、あ! あ! あっぁあ! あぁんっ、ぁんっあんっ!」
「ああ、でるでるっ!」
「ぁんっあっあぁあーっあ! あんあんあん! おちんぽっ、しゅご……っそこぉお! んふぁ……あ! ぃあっ……そこ、そこおま○こいいっあああんっ!」
中出しは普通で、ボタボタと漏れるほど男たちは花沢の中に性欲を吐き出す。
会社では常に花沢に群がる男たちが順番を作っているけれど、仕事の効率は逆に上がっているから、社長の狙い通りだったわけだ。
「あ゛ああっ……だめっ、おま○こっい゛っ……あっ、あああっあ゛っ、あ゛ひっ……んっあっあ゛っ、あはぁっ……んんあぁあっ…ひっ、あへっ…あっ、おま○こいいっあんああっ」
花沢はこの方面にも素質があったのと、実は仕事ができるので、セックス中でも相談に乗ってやれるというカウンセラー的な役割もしていた。
もちろん、それは最初の十分程度であとの三十分はセックスの時間だ。
「やああぁっ! あっあぁんっ……おちんぽっらめっ、あっあっあっ……あひっ……あっあんっあっ……あぁああぁっあぁんっ……はぁっ、おちんぽっおま○こいいっああぁっ……あぅっ、ひぁん、あっあっあんっあぁんっ! ああっあっあっ、あーあーっ……」
花沢を最初に犯していた資料室の男たちは、花沢に近付くことはもうできなかった。
花沢は社長に泣き付いて、彼らのことを遠ざけて貰い、資料室の本来の意味である、退職させる候補として機能をさせ、閑職に追いやられ花沢も取り上げられた彼らは、他の営業職たちに馬鹿にされているうちに、耐えられなくなって退職した。
「ああっおちんぽいいっ……もう、おま○こっきもちいいっ、はああぁんっ……あ゛ああんっああっ!! ああああっあっぁっあっ、いいっ、おちんぽっきもちいいよぉっ……、あああぁんあっあっあひぃっ! あっあぁっ、あひぃっ……、らめっ、あーっ……」
花沢は会社にとっても仕事のできる男で、使い道は山ほどあるから給料が上がり、さらには男たちには人気だったが三十五歳の時に、その行為は止まった。
それは、社長が取引先との交渉に花沢を使い始めたからだ。
「もっ、やらぁっ……ああっ……、あぁあっぁんっあーっ……はっあぁっ、あっああぁっあひぃっ! あんっ……あっあっあああぁぅっあっやっ!」
「花沢くん、たまらない……素晴らしい……」
取引先の人はその花沢とのセックスですぐに陥落し、会社との取引は大手ばかりになっていった。
しかし、会社はその後、花沢が大手に引き抜かれたと同時に倒産した。
花沢はその機会をずっと狙っていて、会社を倒産させるように大手の取引先にすがりついたのだ。
そこの大手社長には可愛がって貰い、愛人として収まると会社への助言とセックスを武器に地位安泰を計った。
花沢は大手会社の社長の奥さんにも気に入られて、愛人として認められた。
それは子供ができない方がいいという奥さんの狙いもあったが、何よりも花沢が奥さんのために奥さんの会社のためにも体を使って取引を持ってきていたから、奥さんも認めるしかなかったのだ。
「あぁっあっ、あんぅっ……、や、あぁっあーっ……ひっ、ああっ、あぁあんっんっんっ……はぁっぁ、あぅんっすご、いっ……ひゃぁっあっはぁっ、あぅんっ!」
「花沢、お前は本当に素晴らしい……」
「あぁあああっ……もっと可愛がって……あああっ、あぁああぁんっ……あぁああっ! あっいいぃもっとしてくれたら、もっとたくさん頑張るっ、あっ、あぁんっ! あぅっあっあんっいいっ、んっ、ひああぁっいいよぉっ」
花沢のテクニックはやがて政治家にも届き、政界とも結びつきが強くなっていき、花沢を愛人にした会社社長は世界屈指の会社を築き上げることに成功をした。
花沢はそこに君臨し、五十歳で引退するまでその体を使って全てを攻略するまで、花沢の日常は戻らなかった。
そうしてやっと普通の日常に戻った花沢は一人、無人島を買い、そこで誰も人がこないところで静かに余生を過ごしたのだった。
感想
favorite
いいね
ありがとうございます!
選択式
萌えた!
面白かった
好き!
良かった
楽しかった!
送信
メッセージは
文字まで、同一IPアドレスからの送信は一日
回まで
ありがとうございます!