196-残響

 井下は、会社帰りに深夜を過ぎた時間、急いで公園を抜けようとして入ったところ、そこでホームレスに捕まった。
 抵抗をしたけれど、ホームレスは手慣れているのか、すぐに手錠などを使って井下を拘束すると、脇のホームレスが住んでいるらしい段ボールハウスに連れ込み、そこで一日半も井下を犯した。
「ひゃああぁんっ! んやぁあっ! やだ、ああっ、ああんっ、そこ、そこだめぇ!」
最初は抵抗をしていたけれど、二時間ほど経てば体がセックスを覚えた。
 快楽を拾い、必死に体が傷付かないように、ただ耐えるしかなかったが、ホームレスは手慣れていたのか、三時間後には完全に井下のことを堕とした。
「ひぃああぁっ! いやぁああ! ああ、いやぁああ……っ! っく、ひくっ、イかせ……っ、イかせてぇ……っ!」
 悲鳴が響いていても、誰も公園の奥で行われていることに気付かない。
 深い森は街の喧騒がその声を消した。
 電車の多い脇だったから、余計に近所の人も気付かない。
「や、あぁ……っ、む、無理、も、入んな……っはぁあんっ!」
ホームレスに犯されて六時間も経つと、周りのホームレスが近寄ってきて見学をするほどになった。
「あ、あ、あ、あ、だ、だめぇ……っああん! やだっ、やだああ! 見ないでっ! やめてぇえっ!」
見ながら決して手を出さないけれど、ペニスを扱き、その精液を井下にぶっかける。
「ああぁ……っ! らめ……っ、らめ、あぁぅ……っ、あぁ、ん、や……っ、おま○こ熱、ぃ……っ」
アナルからは大量にホームレスが出した精液が溢れ出ている。
 すると、最初からずっと井下を犯していたホームレスが、他のホームレスに井下を貸し出した。しかも一回百円と金を取った。
 まとめて千円分も払うホームレスもいて、井下はただそのホームレスたちに犯され続けた。
 ホームレスがわざと公園を占拠して、声がするのを誤魔化すために段ボールを運んできて、防音までしてきたから、それから丸一日も井下が発見されることがなかった。
「ああ、ひゃああっ! らめ……っやめ、おかひ、おかひくなるぅう……!」
一日も経てば、自分で腰を振ることもできないくらいに疲れ、井下はただアナルを貸すだけになっていった。
「……っあ、あぅ……あ……っあっ、も、……とぉ……っあっあっあっ、おちんぽっ、おちんぽ、もっとぉ……っ!」
それでもアナルにペニスを入れると水がもらえたので、最後は水欲しさに自らホームレスのペニスを求めたのだ。
「あ、あ、あっ、んっ、んっ、ぁ、おちんぽ、もっと……あっ! あっ! らめ……っ、ぁっ、んっ、――っ!!あ っ、おま○こがっ、あっ、いいっいいっ、あっあぁっ……!」
そして二日目にして、ホームレスの集団のおかしな行動に近所の住人が通報し、警察が見回りにきた。
 井下は体をホームレスによって開発されていた。
 体中に精液をぶっかけられて、ほぼそれが乾いていた。
「だ、大丈夫ですか!」
 結局、救急車で井下は運ばれた。
 最初に井下を連れ込んだホームレスは悪びれずパチンコから戻ってきて、警察に捕まるのだが、このホームレスは平然と罪を受けた。
 食事にありつける逮捕はホームレスからすれば、天国でもある。
「あいつも自分で腰を振ってた。好き者なんだよ」
 裁判でホームレスはしゃがれた声で平然と井下をセカンドレイプした。
「あいつはそういうやつなんだよ。男に突っ込まれて喜ぶような人間だよ。また犯してやるから待ってろよ」
 裁判はそのせいでむちゃくちゃだった。
 ホームレスは井下には謝罪もせずにたった三年の実刑で刑務所に入った。
井下のそれからは地獄だった。
 井下がホームレスに犯された事実が会社に広まり、たった一日復帰しただけで井下はそれに耐えきれずに自主退社をした。
 会社は引き留めてくれたが、人の目が怖くなった井下はそのまま会社を辞め、やがて自宅も引き払って誰も知らない土地に引っ越した。
「……誰も知らない……」
 そうそれが重要だったので、とにかく噂も入らないところに行った。
家族とはその日を境に音信不通になった。


引っ越した先は、小京都と呼ばれる小さな街。
 会社は何度か大阪あたりの職業安定所で見つけた。
 天涯孤独であることを告げたけれど、田舎の会社なので工場で働いてくれる人は貴重だったらしい。
 鉄工場であったが、一生懸命最初から習い、仕事に励んだら認めてもらえるようになった。
事件からもう四年を過ぎていた。
 結婚はできないけれど、一人で生きていく地盤を作れたと思っていた。
 自宅は古民家を再生したもので、必要最低限が揃っている家だ。それを街の援助で借り、安く買うこともできるらしいと話を受けていたところだった。
 家に帰り、着替えて風呂に入った。
 工場で汗を掻いているから風呂は気分がいい。
 そうして風呂を出てから、台所に行くと庭に車が入ってきた。大きな黒いバンで、運転席には誰か乗っているけれど、顔は見えなかった。
「誰だろう? 何かあったのかな?」
 誰か知り合いが来たのかと思ったので、パンツ一つで外に出た。
 雨が小降りだったので、走って車に近付いた。
すると車から見窄らしい姿をした男が四人も出てきた。
「……な、何だお前たち」
 井下がそう叫ぶと、車の運転席からもう一人男が出てきた。
「久しぶりだな」
 そう言ったのは、井下を公園で犯したホームレスの男だった。
「ひあああっ!」
 悲鳴を上げて井下が叫んだ瞬間、雨が土砂降りを始めた。
 全身濡れながら家から逃げようとするも、四人の男に捕まり、家に連れ込まれた。
 バタバタと暴れるも、圧倒的な力で押さえ込まれて逃げられなかった。
 男たちはカーテンを閉め、手慣れた様子で居間の中で井下を犯し始めた。
最初こそ、抵抗をするけれど、その手を封じられ、アナルをまた弄られ始めると井下はあの時の快楽が蘇るのを感じた。
 悍ましいほどの記憶が蘇り、抵抗をするけれど、それは無駄に終わる。
「ああぁあ……っ! ゃ、やめ、だ、ぁ、あぁっ、ああぁっ! や、やらぁ……っ! やめろっ……!」
ローションを使ってあっという間に井下のアナルは広げられ、一時間後にはペニスが挿れられるようになってしまっていた。
「ほらみろ、やっぱりお前はこうだと思っていたよ、淫乱野郎、お前は俺のメス犬なんだよ。ほら腰ふれやっ!」
「ああ……っ、あっ、あっ、ひぅっ! あ……っ! い、や……っいやぁ……っ!」
アナルがしっかりとホームレスたちのペニスを受け入れたように、四年ぶりでもそれの感触を覚えていた。
「あぁっあっあっやっ、やぁ……っ、ぁん、ぁ、ふぅ……っん……っ、はふ……っは、ぁあん……っ」
それによって快楽を得るのは、容易かった。
 四年の月日を過ぎてもそれ以上の快楽を得たことがなかった井下には、この先に待っているのは想像を絶する快楽の地獄だ。
「あぁ、あぁ、あぁ、はっ、はぁっ…ああんっああっ……ああっ!」
「相変わらず、中がトロッとしてるな……使い込んでないくせに……っ」
「ひぁ……っ! あんっ! あっ、あぁあ――……っ!」
「いいぞ、いいぞ、お前はやっぱり淫乱だ……!」
「あぅっ、ぁっあっあっあっ、やっ、おちんぽ……っ、やめてぇ……っ!」
「このおちんぽが好きなんだろうが!」
「あっ! あぁん……っ! っあ、あぁああっ! あああっ! あぁあん……っ!」
「たっぷり中に出してやるからな、お前はこれが好きだったよなっ!」
「いやあぁああっ! あっあ、ん、あぁあんん! んあ……っ、ああ……っら、めぇ……っひああああああっ!」
とうとう男に中出しをされた。
「あっ……ぁ……!ふ、うっ……んあっ!」
ドロリとした精液が奥で出されて、その感触で井下は絶頂をした。
 けれど男のペニスは出て行かず、すぐに腰を動かし始めた。
「や……ああ……っああっああっ……やだ、そこ……や……、ああうっ、ああ……ああっ……」
精液を奥まで擦りつけるようにされ、それが堪らなく気持ちが良くて、井下は嬌声を上げた。
 前もこうされているうちに快楽を得るようになったことを思い出す。
「ああ……っ、らめっ…ああっ! んっ……あ、ああ……っああ……! ああっ、や……っ、も……あっ、あっんああ!あっ……ああー……っやあ……っ、あああっ!だめ、だめ……!」
男のペニスが中でまた硬く復活してきて、井下の良いところを擦り上げてくる。
 パンパンと肌がぶつかる音がして、出て行くペニスに合わせて精液が吐き出され、それが尻の周りに垂れて無様な音を立てている。
「あぁ……っ!やだ……ああっ!あ!ぁあ―――ああ……っ、ああぁ……っあ……っ、んんっ」
テレビから雨の予報が注意報に変わり、近所の川があっという間に氾濫したと言っている。
 ここは高台にあるので川が氾濫しても大丈夫であるが、氾濫の状況によっては男たちが足止めされることになる。
「んぁああっ! あああ! あぁんっあんんーっ! あん! はぁああん……っ」
悲鳴を上げたとたん、携帯のベルが鳴った。
 それは放置されて暫くするとメッセージアプリの着信音がした。
 男たちが携帯を使い操作をして、メッセージに返信している。
『お風呂に入ってた、無事だから大丈夫。川の氾濫が収まらないと避難もできない。先に他の人の避難をしてあげて』
 と、もっともらしいことを書いて送っている。
 そして携帯は切ると面倒になると、男たちは携帯から入るメッセージにはこまめに答えて人が来ないように誘導している。
雨は深夜になっても酷く降り、窓は雨戸を閉めてしまったので、声も遠慮なく出しても何処にも聞こえないだろう。
もう四時間以上も男のペニスを突き挿れられて精液を吐き出され続けて、井下の絶望も相まって、井下はセックスでまた男に堕とされた。
「んはぁ、んっ……すごい、おちんぽ硬い……ああっ……ああぁっ! んっ、はっあっあっ、おちんぽっだめっ……あっあぁんっあああぁああぁぁっ……! あっあっやっあぁんっやっああっ、おちんぽっ……らめっ、やらっあっあっあっああーっ」
パンパンと突き上げられて、絶頂がドライでイキ始めると、男たちは代わる代わる入れ替わりひたすら井下を犯し続けた。
 終わりのない陵辱に、井下の抵抗は一切なくなり、男たちは井下の家の冷蔵庫や倉庫を漁り、食べ物を勝手に食べている。
「ああっ……うあ、はあっはぁ、んっ……あっ、ああああっ……ひあ゛ああっ……あっあ゛っあああっやらっだめっおちんぽっああっんああっだめっ、動いたらっ……あ゛っあ゛っおちんぽっあああーっひあっあっあんっ……やっ……おちんぽっはぁあっ」
乳首もいつの間にかニップルクリップで摘ままれて、その先にローターがついているものが付けられ、振動が常に与えられている。
「あひっあうっひぃっ……あ゛っあ゛っらめっ、おちんぽ、らめっあっあんっんっあっい゛いっ、おちんぽよすぎてっだめになっちゃうっ……あっひっあっああっ」
「へへ、だんだんとこいつ、具合良くなりすぎるだろう、おま○こやべえわっ名器過ぎるっ」
「あうっあっあっあんっふっ……あっあああっあああぁぁっ……おちんぽいいっあうっ、んっやあっあんっあ゛ああっ……あっあんっあ゛あっああぁあぁぁっおま○こっああんああっ! あ゛ああっ……あひっ、いっあっあんっぁうっ、あっあっああっ」
「そりゃここまで追ってくる価値ある、マジ最高……出るぞ出るっ」
「あ゛ひっ、あっ、おま○こっ、そこっだめなとこ、おちんぽでごりごりされてぅっ…あ゛ーっあ゛ああーっあ゛ひっ、あ゛っらめっらめっイってるからせいえきらめっあっあっあっあぁっ…あ゛んっあんっあああああんっ」
精液を感じながら井下は絶頂し、ドライで絶頂をすれば当然快楽は長く続いているし、射精をするよりも余計に感じる。
それでも男が次にすぐ勃起したペニスを挿れてくるから、井下の快楽は連続でやってくる。
 アナルはもう完全に性器となり、快楽を得られる場所になっている。
「あひっ、あんっあんっあんっあぁんっおま○こがっあ゛ーっあっ、あああっああぁぁあ……ん゛あっ、あっあっあんっ、おち〇ぽっ……しゅごい、おっきぃおちんぽっ!ああんっ!」
もう嬌声しか上げられず、男たちが満足しそうな単語をひたすら言わされた。
「あ゛あぁっ、あっんあっ、いきそう……ん゛ああぁっあっ、あ゛あぁぁあっん゛あああぁっ……い゛っ、い゛きたっ…おかしくなぅっ……おち〇ぽ、もっと激しく、おま○こ突いてぇっ……あ゛っ、んあっ、あぁあっ、っあぁあぁぁ」
派手に絶頂をしても、終わることがないセックスは雨が降っている中でもされ、車に手を突いてひたすら突き上げられたり、放尿をさせられたりと好き勝手にされた。
「あへぇっ…あっんあぁっ……だめ、あっ、あっん゛ああっあっあっだめっ……ん゛あっあっあぁああんっ! んああああぁんっ……ひっ……あっ、はーっ……ああぁっあ゛っ、ああぁ……、おち〇ぽっ……あっ……はあぁ……おち〇ぽっ……しゅごい、おっきぃ、ああんっ……っ」
風呂にももちろん男たちと入り、湯船はもちろんタイルの上でも何度も填められ、精液をぶっかけられ、尿までかけられた。
「あ゛ひぃっ、あっ、あ゛っぅっ、おち〇ぽっいいっあっんぅっん゛っああっあ゛あぁぁっあああっ……こんなの、おま○こもうだめぇ、おかしくなぅ、おちんぽで、ごりごりらめっあああっあ゛っあっあひっあへっえっあ゛っんああんっふああっあっあひっああぁっ!」
 途中で気を失っても眠ったままで犯され、目が覚めたらもう頭の中はセックスで気持ちが良くなることしか考えられなかった。
「ん゛ああっあっあっあひっあぇっああああっ……やっ、あっ、もっとゆっくりっ、ん゛あああっひあぁんっはげしすぎ、イくの、またっきちゃう、止まんないやついっちゃうっ、あ゛っん゛っあああっあ゛ああぁあ゛あああっあ゛っあっあんっ」
男たちは雨が上がるまで井下のことを犯し続けた。


丸一日雨が降り続け、街は避難警報が出ていた。
 高台にある井下の家は無事だったが、川から水が引くのに一日ほどかかってしまった。
 やがてメッセージには答えるが、電話に出ない井下を心配した会社の人が家に尋ねてきたが、そこから逃げる男たちと車を目撃し、部屋の中で精液塗れで横たわっている井下を見つけて警察に通報をした。
 井下はそのまま入院をしたけれど、見舞いに来る仕事仲間には会わずに、そのまま仕事は退職をした。
 街ではホームレスっぽい男たちが居酒屋で暴れたのを機に逮捕され、彼らが井下を監禁して犯していたことまで自白をした。
「だからまた犯してやるって言っただろうが、あいつは俺のメス犬なんだ、俺が好きにしてもいいんだよ」
 男はまた反省はしなかったし、裁判で井下をまたセカンドレイプした。
「あいつは喜んでた、証拠だってあるだろう。喘いで嬌声を上げてもっとくれって強請ってたよ。だからその通りにした、俺らは合意だ」
男はそう言い、裁判には自分たちが撮っておいた警察が保管している証拠を出すように言うほどだった。
 暴言は止まることがなく、あまりの事態に犯人が出廷できない裁判になった。
 男が再犯であることがすぐに重要視され、主犯のホームレスは四年の刑をすぐに言い渡された。
 もちろん四年は少ない。
 再犯であるのに、それでも前の刑期を真面目に終えていることから、そこまで罪にならなかったのだ。
 その判決を知って井下は震えた。
「あと四年、四年で出ている……またくる……あいつがまたくる」
ブツブツと絶望している井下に、井下についた弁護士もかける言葉もなかった。
井下は民事を起こさずにすぐに街から逃げた。
 売れるものは売って、仲間が引き留めるけれど、それでも他人を信じられないと言って逃げた。
 足が付かないようにあらゆるモノを拒絶して、戸籍は動かさずに闇に消えた。


それから何とか夜の仕事に就き、都会の小さな店でバーテンダーをしながら住み込みで暮らした。
 バーの三階にある元は店の一部だった部分を改装して住めるようにしてあるところに住まわせて貰い、目立たないように暮らした。
 それから二年がすぐに過ぎた。
 男たちに見つからないように暮らしていたけれど、ある日ホームレスの男は店に来た。
「ひいっ……何で……」
「真面目に勤めたら刑期は縮小されるし、保護観察で出られるんだぜ。その保護観察も終わったんで、やーと来てやれたわけだ」
 わずか二年で出てきたホームレスの男は、刑務所は慣れているので早く出る方法も心得ている。
 何処でどう情報を得ているのか分からないけれど、この男はその方法を知っているらしい。
「いやだっいやだああっ!」
 店の中に逃げるしかなかったが、それは袋のネズミだった。
 男は入り口の看板を休日にして、入り口の鍵をしっかりと閉め、チェーンもかけてから部屋に入り込んできたが、酒瓶を掴むとそれを一気に飲んでから井下に襲いかかった。
 もちろん男の圧倒的な力は変わることがなく、井下はあっさりと捕まり、男に押し倒されて服を脱がせないままで、パンツと下着を下ろされて酒瓶を突っ込まれて、アナルから酒を飲まされた。
「やっあっやめっ……あっあぅん……あぁっ……やめってっ、んっ……ふぁっ」
もうそれだけで一瞬で酔い、前後不覚になると男は満足して思いっきり井下を犯した。
「ああぁっんっはぁっ……あっあんっあんっひあぁっあんっはげしっ……あっああっあっあんっあんっあひっあっやっああっ」
あっという間に男のことを思い出さされ、男のペニスでアナルはそれを待っていたかのように受け入れてしまった。
「てめえ、おま○こでオナニーしてやがったな。具合が良すぎるぞっ」
「らめっおま○こはやめっ……あっあひっい゛っあっあんっ! らめっやらっ……あっあんあんああっ」
男の言う通り、二回も限界まで絶頂を覚えさせられた体は決して冷めることはなく、井下は自分で慰めるしかなかった。
 他に助けを求めるなんて、男の言い分通りになりたくなくて、一人で慰めていたが、それはまるで男のものでないと駄目だと言っていると勘違いをされた。
「ああんっひっああっいっちゃうっ……あぁっいいっひっああんっ! あっああぁあっあひっあんっああーっもっやらぁ……ぁあ、んっ、やっ……、あぁんっあっああぁんっ! らめっおちんぽっ……あっあぁああっあ゛ひっ、いっあっあんっらめっ、あっあんっあんっ」
「おらおら、もっともっと狂え! ここがいいんだろうが!」
「ひああぁっい゛ぃっあっそこっだめっ……あっあうっひああっあ゛ひっあっらめっああああんっあああっひあっらめっ……あっああぁっああんっ! あひっあんっあっあっあっあんっ」
「中出しして思い出させてやるよ! お前は俺のもんだってことをな!」
「ああんっいいっ、きもちいっ、いいっ……あっい゛っあひぃっあああぁーっ……! あひっ、あ゛っひああっ……あっあんっあんっひあっあっあんっあんっらめっ……あっあっああっあひっらめっ、中出しはぁっ……あっあっあんっ」
「たっぷりと味わいな!」
 男はそう言うと遠慮なく、たっぷりと井下の中に射精をして精液を吐き出してきた。
「ああぁんっ、やだぁっひぃんっやだぁっあんっ、ああぁあんっあっああっやあぁっ……あ゛っああっ……あ゛ひっああっ、やっらめっ、あんっあ゛ああっ……ひっ、あ゛っ、らめっ……あ゛っうぁあっ、精液っらめええっ…あっああっ……ふあんっああっ!」
精液を感じながら、井下は絶頂をした。


 散々井下を犯した後、ホームレスは誰にも見つからずに逃げた。
 井下は今回は初めて誰にも見つからずに事が終わったことを胸をなで下ろした。
「……あ、片付けなきゃ……」
 精液塗れになった店を綺麗に片付け、匂いを抜き、三度ほど床や椅子を拭き、夜には普通に店を開いた。
 昨日は休みだったわけではなかったので、常連は不思議がっていたけれど、言い訳は急病にした。
 順調に常連と会話をしていたが、その夜もホームレスがやってきた。
「うわ、何でこいつ。くせえ」
 さすがに臭いので客が追い出したらどうかと井下に言うが、ホームレスは大金を積んで酒を全部買い占めた。
「おら、これで文句はねえだろ? 店中の酒は俺のもんだ、兄ちゃんたち、それを飲んだら帰えんな」
 これには客も引き、早々にグラスを空けてから店を出て行く。
全ての客が出て行くと、ホームレスは店を閉めるように言った。
「また店でぶちまけられたら困るだろうが?」
 そう言われてしまい、それに井下は逃げることができなかった。
 男は井下のことを何でも知っている。逃げる先はきっとないんだと、井下はとうとう男から逃げることを諦めた。
 男は井下を住居である三階に連れて行き、そこで遠慮なく井下を犯した。
「あ゛あっ……んっあっ、あ゛っ、あっあっあっあああっ! んあっん……あっあああっ……あんっあっああっああっんあっあっはあっんっあっ、ああっあぁんっ」
連続何時間などはあるが、二日目までこのホームレスに犯されたことはない。
 いつも途中で誰かに変わり、ホームレスはそれでお金を得ていた。
 だから、今回もまた一日中犯された後、二人ほどのホームレスがやってきて、井下を犯しに来た。
「あっあ゛っ激しぃっ……ん゛ああんっあ゛っあっあひっ……あ゛っあっあんあんあん、いいっああんっおま○こっいいっきもちいいっああんっああ……ああんっ……ああんああいいっあ゛あっいいっ、らめっあ゛あっ、らめっ、おま○こゴリゴリしてるっ……ひっあっ、あんあんあんあんあんっああんっ!!」
「やっと素直になったか。お前は俺から逃げられやしないんだ」
「おまんこ……ああっ……らめっゴリゴリしちゃっ……ああんっおちんぽっおおきいいっああんっ……ああんっいいっ……きもちいいっおちんぽ……ああっ……いいっ気持ちいいっ……ああんっああっあああんっ」
「こうやって俺のペニスがいつでもお前を抉ってやる、このまま堕ちてこい、皆でかわいがってやる」
「あ゛ああっ……あっ、あ゛っ、らめっらめええっ、あ゛あああぁっあ゛っい゛っ、あっんっ、、いくっあ゛あ゛っあっらめっあ゛っんっ、あっ、あぁっ、いくっ、いっちゃうっ……あぁあああん!」
男に可愛がられて絶頂をした井下は、もう考えることをやめた。
 逃げて駄目なら、もうここに堕ちてしまった方が楽だ。
 考えてもきっと無駄だし、男は言った通り何度捕まっても、井下が生活基盤を準備した場所を壊しに来るのだ。
「ああんっおちんぽっいい……ああんっああっ……きもちいいっああんっ……ああんっおま○こっああんっいいっあ゛あぁっ……おちんぽしゅごいっ、、ああっ、あっ、やああっあっあんっあっあ゛ああぁっ……すきっおちんぽすきぃっ……おま○こっハメハメされて、イキまくちゃうっ……あ゛っ……いい……おま〇こきもちぃっあぁあんっあんっ」
「イキまくれ、おら、イキまくれ! 狂え、淫乱メス犬!」
「いいっきもちいいっおちんぽっああんっらめっらめっきもちいいところばっかっ……こすっちゃっああんっらめっああっ、すきっ好きっ、おちんぽしゅきぃっ……あ゛っあ゛っ、あっ、きもちいとこっ、ゴリゴリされてっんっあっあああんっ」
「そうだそれでいい。お前はメス犬だ。俺の可愛いメス犬だ。そのまま俺のおま○ことして生きろ」
「あっあっあっおま○こ……ああんっいいっおま○こいいっ……ああんっおちんぽっすごいっああんっあああっ、おま○こっ……ん、いいっ、おま○こに出してっあっあんっ、おま○こに、精液出していいっ……俺のおま〇こでイってっあっ、ああんっ良すぎるっ……ああんっあっあ、ああああっ」
井下はその言葉にとうとう頷いていた。


店はいつもあのホームレスの元締めの男が酒を買い占めるため、店のオーナーはお金が楽してもうけられると、ホームレスの男の犯罪を見逃した。
 店でも井下は犯され始め、その店はホームレスが集まるヤリ店となった。
 ホームレスは人に紛れ、ビルに入り、井下を犯した後は静かに去る。
 都会ではよくあるホームレスの姿に人は驚きもしない。
店は改造されて、井下はそのビルから出ることなく男に飼われた。
「あぁんっ……あっあっ……おま○こ、おま○こっおちんぽでずぼずぼされるの気持ちいいっああんっああん……ああっおちんぽっおおきいっ……ああんっらめっああんっきもちいいっらめっらめっ……ああんっ! あっいいっあぁんっおま○こっいいっああんっ」
ホームレスが散々犯した後も男は自分の形を覚えさせるために何度も井下を抱く。それはもう執着という愛でしかなく、井下はもうそれを受け入れることにした。
 あの公園を通ったことが全ての間違いで、そこからこの運命しか残っていなかったのだ。
あの時、公園を迂回する道を選んでいたら、きっと幸せな道だったかもしれないが、この快楽を知ることはできなかっただろう。
「いいっきもちっ……いいっあああんっらめっ……ああんっいいっ……あっあっああっあっあっああっんっあっあんっあんっ、あああぁーーっ! ……ひあっうぁあっ……あっあ゛っあぁああ……っ、おま○こ、すごっあぁっ」
男に犯されながらも、井下は諦めながらも、いつか男が飽きるのを心待ちにしている。
 快楽に沈みながらも、自分の嬌声がいつまでも耳に残ろうとも、いつか自由になれる日が来るはずだ。
「おまんこっ……ああいいっあんああっ……ああんっああっいいっきもちいいっああん…きもち……いいっああんっんあっああんっああっああんっ……あっあっああっ……あん……あんああっ……あんきもちいいっ……あんああっ」
それまで井下はこの男が与えてくる快楽に沈もうと思った。

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