183-だまされほだされ
宮垣は最近新しいバイトに入った。
それまではコンビニのバイトだったのだが、そこからオシャレな居酒屋の店員になった。
居酒屋ではあるが、お金持ちがやってくるようなオシャレでそれぞれの席が個室になっている。
ファミレスの角にある席に壁があり、周りから見られないくらいにコの字型に囲まれていて、その入り口部分は引き戸で閉めることができ、個室のようになる。
周りの目が気にならないけれど、完全個室ではないので気軽に入れる。
そのせいか、取引の接待に使われたりもするようになっていて、商社マンが多くいる気がする。
学生向けの大衆居酒屋とは違い、それぞれの料理も酒もワンランク上の素材を使っているので、普通の居酒屋では当然ないから、学生たちも入るに入れない感じだ。
更にオフィス街の端にあるから、サラリーマンも通いやすいらしく、早い時間はサラリーマン、遅い時間は接待の二次会のような少人数で使うのにいいようだった。
宮垣は午後八時から入り、午前十二時くらいまでバイトをしている。
短い時間であるが、バイト代は時給千五百円。四時間で六千円と正直コンビニバイトよりも短い時間でバイト代がそれ以上だったから、どっちが楽かというとこっちの方が断然楽でよかった。
更に学生向け居酒屋よりも暇の時間が多い。注文はタブレットで注文され、直通で裏に回されるから、その用意された食事や酒を運ぶのと、客が帰ったあとの後片付けくらいで、全然忙しくもなかった。
ここを紹介してくれたのは大学時代に世話になった先輩で、その先輩はここでバイトをしていたが、就職活動に入ったので新しい人を紹介してから辞めて欲しいといわれて、ちょうど宮垣とすれ違ったので宮垣を誘ったのである。
「ちょっと特殊な環境だけど、宮垣ならやっていけると思う。コンビニよりは圧倒的に楽だから」
そう言われた通りに、楽は楽だった。
コンビニの忙しさは、もうそれは無茶ぶりされる忙しさだったから、そこからすれば仕事はたった二つである。
こんなに楽なのにお金をいっぱい貰って良いのだろうかと思えるほどだった。
そのバイトを三ヶ月熟したところで、店長からある提案をされた。
「もしよかったら深夜帯の何時間か別の店でも働いてみないか?」
という話だった。
ここから目と鼻の先にある、深夜に活発的になる繁華街にある同じような居酒屋があり、そこに週三くらいで入れないかという話だった。
その店は深夜0時から始まり、朝六時までの営業をしている。
同じようなコンセプトの店で、そこではサラリーマンよりも社長や会長と言った地位の人がお忍びで酒や食事を楽しむスペースとなっている。
「そこでね、こことは違うのはそのお客さんの相手もしてもらうってことなんだ」
どうやらホスト的な立場で食事の間、話し相手になる人間が欲しい人がそこに行くらしいのだ。
だが、話し相手となる話は別だ。
「でも学生のバイト三昧の俺で話し相手になるもんですかね?」
そう宮垣が言うと、店長はそれも確かめたいから一度やってみないかという誘いだったのだ。
ここまで店長が自分を買ってくれているなら、もし駄目だったとしても今のバイトを首にもしないという約束もしてくれたから、宮垣はやってみることにした。
「分かりました、やってみます」
今のバイトを三十分早めに上がらせて貰い、二号店に走って移動して開店に間に合う計算だ。
「今日からお試しのバイト君です。皆よろしく」
「よろしくお願いします。宮垣です」
そう頭を下げてみると、全員がちらっと宮垣を見て鼻で笑ったような気がした。
「一ヶ月続くかな?」
一人がそう言い出して、他の人は。
「俺、即日」
「僕は一週間かな~」
といきなり賭けが始まった。
何て失礼なやつばかりいるんだと宮垣が驚いていると、一人のバイトが近付いてきてから、耳元で言う。
「いいからおいで、ちょっと聞きたいこともあるし」
と言いながら裏に連れて行ってくれた。
着替えをするバックヤードが変わっていて、新人の宮垣とその連れて行ってくれた子が一緒の空間だった。
「まず、僕は楠元ね。君のロッカーはその右。今日は多分様子見だろうから、着替えは持ってないよね。取りあえず、前の子が使っていたやつ、着られるといいんだけど」
そう言ってクリーニングされた服を取り出してきた。
ここでの制服を用意してくれたのかと思って開けてみると、何だか面積が少ない気がした。
そしてミニビキニのようなものが出てきた。
「え、何ですかこれ……」
「何って、これを着た後に、上にこのワイシャツとベストが一緒になった服を着る。下は短パン。そういう服だけど?」
確かに目の前の彼はそういう服装をしている。
少し厚底のヒール靴まで出してこられたので、宮垣が唖然とする。
「え、俺もこの格好をするんですか? 俺、普通に店員として呼ばれたと思ったんですけど……」
そうなのだ。同じような内容だと言われたから、彼らがおかしな格好をしているけれど、それはこの店舗の別ウェイターの姿だと認識していたのに、自分がそれと同じ格好をするとは想像もしていなかったのだ。
なので頭は混乱して、店長は何を考えてるんだと余計に錯乱した。
「君さ、ここが何だか分かってきてる?」
「何って、居酒屋でしょ? 俺はそのウェイターでしょ?」
そう答えたのに、楠元は違うと言った。
「違うよ。ここは表向きはそう言うところだけど、実はお触りできるセクキャバだよ? お触りオッケー、本番なしだけど大手客ならこっそりオッケーな感じ。見つかったらもちろんアウトだけど」
そう言われてしまい、宮垣は思考が停止した。
「おーい、大丈夫か? まあ、これじゃ即日かな」
楠元がそう言い出した時に、宮垣が尋ねた。
「セクキャバって何ですか?」
本気でそれが分からない。
だからそれを尋ねた。
「だから、お客さんが僕らの体を触るの。乳首も触られるし、舐められるし、まあおちんぽは触っちゃ駄目なんだけど、触られるし、アナルも触れるし、指挿入れられるし、いじくり回されるけど?」
「そ、そんなことまで! そ、それで時給、千五百円ですか!?」
宮垣はそこまでされてその値段はないだろうと叫ぶと、楠元は驚いた顔をしてから、ちょっと笑って言った。
「いや、時給は三千円から八千円まで、された内容と客の金払いで決まるけど……」
「さ、三千から八千円!? やばい、引っ越しバイトより給料が良い」
宮垣はそう言って体が震えだした。
「ええ~そこ~……っ」
楠元はまさかそんなところを気にするとは思わずにもう一度尋ねた。
「いや、そこじゃなくて。体触られて、下手したらセックスまでしちゃうかもしれないって心配しないわけ?」
そう言うと宮垣はキョトンとしてから言った。
「え、でもそこまでやったら店がなくなるだろ? どうせ触ってアナルいじられるくらいじゃない」
「ええ~そんなもん~」
「というか、店長、時給の話してなかった! 確認しておこう!」
宮垣はそう言って、すぐに店長に連絡をして時給の確認をした。店長は最初こそ誤魔化そうとしていたが、そこを宮垣が突き詰めると、業務内容が全部嘘であり、承諾なく水商売をさせようとしたことは法律に違反する契約内容であることを告げると、店長は観念して、宮垣の時給をしっかりと書面にして出すと約束をした。
今日はお試しの予定であるが、時給はちゃんと出すと言うので、宮垣はその書面は明日受け取ると言って電話を切った。
「え、ええ~法律関係の人~」
楠元がそう言うと、宮垣は頷いた。
「一応、弁護士資格は取ってるんだよね」
「何でお金がそんなにいるわけ?」
「奨学金返済にお金がいるから。俺、奨学金を貰ってるんだけど、その返済額を減らすためにバイトして生活費とかは自腹でやってんの。で、勉学にかかる費用だけ奨学金を借りているから、その返済分を毎月二万くらいも稼がなきゃいけないんで、あればあるだけいいですよ」
「意外に真面な理由じゃん」
「二年までは引っ越しとか工事現場とかいろいろ危険なことをやって日銭稼いでたんですが、体壊しかけたんで、無理はせずにコンビニとか居酒屋とかでバイトしてたんです」
「真っ当過ぎる」
楠元がそう言うけれど、それでもあと十三年は続く返済額を何とかしたいという気持ちでいるから、ここはもうアナルを指で掘られようともそれがボーナスとして時給に換算されるなら正直もういいかなと思えてきたのだと宮垣は言う。
「ホストは話術が必要なのと酒が飲めないと辛いと聞いたので、できなかったんですよね……」
遠い目をして言う宮垣は実は酒がどうしても飲めない。
舐めただけで酔っ払い、醜態を晒す。
それは周りの友人がドン引くくらいに、吐くことだった。
けれど友人知人はそれでも宮垣は本当に良いやつで酒さえ飲まなければ、問題がないことが分かっているので離れてはいかなかった。
それを機会に、宮垣は酒を飲むのではなく提供する側で何とか飲まないで済む方法を見つけた。
バイトをしてれば飲まされることはないのである。
「うわ~、マジか。じゃあ意外に向いてるかもしれないやつ」
楠元はそう気付くと、宮垣がさっさとさっき引いた衣装に着替えたのを見た。
「こんな感じでいい? 何か足が気持ち悪いけど……これ慣れる?」
そう言われたのはストッキングである。
男が履くことはほぼないものであるから、付け心地は悪いと言えた。
「……あーうん、ちゃんとしてる……多分慣れるけど、その前に破かれるから、まあ、最初だけ」
「ああ、そういう趣味の人いるよな」
宮垣はそう認識していると答えると、なかなかに強いなと楠元が笑う。
服もそうだが靴も前任が残していった衣装が、ことごとくぴったりであって、もしかしなくてサイズが全部一緒だったのだろうと楠元が言った。
「その人は辞めたんですか?」
「辞めたことは辞めたけど、寿退社みたいなもん。客と恋人関係になって辞めたんだ」
「へえ、何か出会いの場でもあるわけか」
「だから、皆ライバルなわけ。自分の顧客を取られたくないんだよ。基本意地悪だと思った方が良いよ」
そう楠元が言うので宮垣は楠元を見てから言った。
「どうして君は、親切なわけ?」
「バイトリーダーなのもあるけど、僕、この店の店長とできてんの」
楠元は店長と恋人同士でありながら、店を円滑に動かすための駒として内部調査もしているらしい。
「そうなんだ」
お互いに立場を確認し合ってから、店が開いたので慌てて店に二人は戻った。
2
店に戻ると、既に客は入っていて、あちこちにある個室のドアが閉まっている。
それらを確認してから席が埋まってしまっているので、宮垣はすぐに料理や酒を運ぶ業務に就いた。
今日は楠元と共にそうした作業をしていくのだと思っていた。
個室は案の定、淫らなことが行われていて、中には完全にセックスをしているだろうと思われるところもあった。
「マジか、本番してんぞ」
カウンターで楠元に報告すると楠元がそれを注意しに行く。
そのせいで宮垣は客に恨まれてしまったけれど、店のことを考えたら正直店がなくなって困るのは客の方じゃないかと思ったので宮垣は反省はしなかった。
もちろん寸前の行為まではしているし、アナルに指を突っ込んでどうこうしている段階で、お触りも何も「ちんこ突っ込んでないだけじゃん」と宮垣は言ってしまうくらいに客は接待をしている子に触りまくっていた。
そんな中で一人の客が入ってきた。
人数は二人だったが、一人はさっさと他の子が連れて行ってしまって一人だけ男性がぽつんと入り口に残された。
さっきのセックスをしていた子が裏に回されてしまい、次に入ってきた客には宮垣がつかなければならなくなってしまったので、宮垣はすぐに客のところに走った。
笑顔で相手を見ると、それはよく知っている前の店舗でよく夕食を取ってくれるサラリーマンの重永(おもなが)だった。
「あれ、君、こっちでも働いていた?」
「いえ、今日からお試しなんです」
そう答える宮垣に重永はクスリと笑った。
「よかった、君がいてくれて。今日初めてこっちに誘われたのだけど、誘ったやつはお気に入りとさっさと入っていってしまうし、一人取り残されて帰るのも何だなと思ってたんだ」
「まあ、その、よければどうぞ」
そう言って奥に案内をした。
席に着くと、すぐにドアを閉めてタブレットを取り出した。
「どうぞ、とは言っても、いつものウイスキーロックですか?」
そう宮垣が言うと、重永は笑った。
「それで頼むよ。それと食事もあるかな? 今日の打ち合わせで食べてなくて」
「定食はないんですが、個別注文を並べたらご飯はおにぎりになってしまいますが、同じ構成になりますよ?」
「じゃあ、いつもので」
「はい、承ります」
ささっと宮垣がタブレットを操作して注文を発注した。
それが終わると、重永が言った。
「ここってセクキャバだって聞いたのだけど」
「そうですよ?」
「じゃあ、君を触るのもありってこと?」
「ありですよ、触ります?」
そう言うと宮垣は重永の手を取った。
「えっと、セックスはなしで、アナルの中触るくらいなら大丈夫みたいです」
そう宮垣が平然と言うと、重永は笑った。
「君がこうもあけすけな子だとは思わなかったけれど、これはこれでラッキーかな」
重永の言葉に宮垣が首を傾げるもそんな宮垣に重永は言った。
「キスはあり?」
「あり、です」
はっきりと宮垣が言うと、重永は一つだけ質問があると宮垣に聞いた。
「どうして、こんな仕事を?」
「あー……お金が必要なので……」
「そんなに?」
「奨学金があって」
「ああ、そういうこと……分かった。踏み込んだことを聞いて悪かった。でも納得はした」
重永は宮垣の事情に踏み込んだことを謝ってから、宮垣に触れた。
唇を撫でて触り、そしてキスをした。
最初は触れるだけで、そして離れてからまたキスを繰り返す。
さすがにこういう店だから、ディープキスはしたくないのか、触れるだけで何度もキスをしてきた。
そうしているうちに食事ができたのでドアが開いて重永の食事が運ばれてきた。
「重永さん、食べてくださいね」
そう言うと重永は言われた通りに食事を始めた。
そして宮垣に聞いた。
「君はこのままここで働くのかい?」
「あ~多分。思ったよりもお金がいいので」
「じゃあ、それよりも出すと言ったら、君は私の頼み事を聞いてくれるかい?」
重永がそう言うので、宮垣はキョトンとする。
「どんな頼みですか?」
内容に寄るのだと言うと、重永は続けた。
「私とセックスをしてくれたら、君が抱えている奨学金の借金を一ヶ月でなくしてあげられるのだけど?」
そう言われてしまい、宮垣は聞いた。
「それって愛人になれってやつですか?」
「まあ、そういう形にはなるかな。もちろん、ちゃんとした誓約書を作ってもいい。変なセックスはしないし、君が嫌がるようなことはしない。ただ君の初めてとそれら全てをくれるなら、ここで働くよりもいいお金を出してあげられるという話だよ。どうせ借金がチャラになれば、君は普通に働くんだよね?」
重永にそう言われて宮垣は頷いた。
重永が言いたいことは分かる。
宮垣はこの契約はリスクがあるが、それよりもここで色んな客とどうこうなるよりは、重永とちゃんとした契約の上で、そういう関係になった方が変な病気も貰わないだろうし、ちゃんとして貰える気がした。
ただ重永が猫をかぶっていて、引き込んだ後に酷い人だったらというリスクももちろんある。
だけれど、これまでの重永の様子。仕事熱心で、食事中も常に残業をしている風であったから、きっときっちりかっちりとしているのだろうと予想はできた。
これでも接客業を二年以上してきたから、人を見る目はあるつもりだ。
重永は食事をした後は、ひたすら宮垣の体をいじり回った。
乳首を弄り、指で撫でては引っ張ったり、舌で舐め上げてくるのだ。
「あんっ、あっ、あっ……、ん、んぁっ、あぁんっやだっ、ちくび、あんっ、ぐりぐりっしないで……あっあぅっ」
「宮垣くん、乳首可愛いね……」
そう言いながら重永は宮垣の乳首を舌で舐め取ってくる。
それがどうしても気持ちが良い。
上半身をミニビキニの姿にされて、そのビキニの上からこね回されているから、何だか不思議な感じだ。
それでも布が薄いせいで、直接感じるくらいには乳首が完全に勃起していた。
「あぁっ、んんっ、ちくびっああんっはぁっ、あっあっあんっ! あっ、らめちくびっひぃっ、らめっ……、それ、あっいぃっ……」
「ずっと宮垣君に触りたかったんだ……今日、ここに偶然とはいえ、来られてよかった……本当に宮垣君、可愛いよ……乳首も美味しい……」
「あんっ……重永さん……乳首、やぁっ……いっあんっちくびっあっ、あっああぁっ! ちくびらめぇっ、あんっあんっ、あっあっああっ!」
「声も可愛い……凄い可愛い……」
「あっやっ乳首っへんっ……あっいあっあっぁんっあぁあんっ! あっあひっらめっあんあんっ! ちくびっくりくり、あぁっイイっきもちいっあっあぁーっ!」
ジュルジュルと吸い上げられてとうとう、ミニビキニをたくし上げられて、直に舌で乳首を弄られ始めた。
「あっ、あっひあっ乳首クリクリしちゃらめっ……あっあぁんっむりっ……あっあっあぁんっあぁあっいくっいくっでちゃうっ……あっあぁあんっ」
完全に乳首を弄られ続けたせいで、宮垣のペニスが勃起している。
半パンの布が柔らかい素材だったせいで、ペニスが勃起してしまうとそのままの形になってしまう。
その半パンの下には下着は履いていないので、形がくっきりと出てしまっている。
「ひああっ、らめなのっちくびっ……あっあっらめぇっひああああぁっ……ひあっ……あっ、乳首おかしくなっちゃったからぁっ……あっあぁんっ」
「ああ、乳首弄られただけでペニスが勃起したんだね……かわいい。気持ちが良いんだね本当に……嬉しいよ。私の手で君がどんどん淫らになっていくのを見るのが嬉しいよ」
そう言うと重永はそのペニスには触れずに、ローションで濡らした指を宮垣のアナルに入れてきた。
「ああんっ、ちくびぃ、んっぅ……ひぁあんっ!! ふぁっ、ゆびいいっ、ちくびも、すごいよぉっ」
宮垣のアナルはスルリと重永の指を受け入れてしまう。
というのも宮垣はアナルを弄ってオナニーをする人で、いつも自分で弄って楽しんでいたせいでもある。普通の人よりはずっとアナルは柔らかい。
「ああっちくびっ……おまんこっ……ああんっいいっゆびっいいっ……あああんっあああっ」
「宮垣くんの中、とても柔らかい……いつもここを弄って遊んでいるんだね……淫らでいい……今日は私の指でいやらしく乱れて」
そう言われながら指でアナルを弄られ、グジュグジュといやらしい音が響いている。
人に弄られることはなかったし、誰かとセックスはしたことはなかったから、初めて他人がそこを触っていることになる。
ずっと興味だけあったから、こういう仕事でも仕方ないかと思っていたが、それでも触ってくれるのが重永だから嬉しい気持ちも少しはあった。
これがどこの誰だか分からない人にやられていたら、きっと心が死んでいたかもしれない。だから宮垣が自分の覚悟は全然足りていなかった事実も知った。
「らめっちくびっあああんっおま○こしながら……ちくびっらめっああんっきもちいいっああんっあたまおかしくなる……ああんっ」
今はただ重永の手によって気持ちが良くなり、どうしようもないくらいに腰が動くほどであるが、足を大きく開いて、重永を受け入れて指で奥まで突き上げて貰うのが気持ちが良い。
「おま○こと乳首、どっちが気持ちが良い?」
「ひああぁっいい……っあっあっどっちも、どっちもいい、きもちいっ……! あぁんっあっあっあんっあんっああーっ!」
「どっちもいいんだ?」
「おまんこっ……いいっちくびもいいっああんっいいっ……ああんっいいっあああんっいいっいいっあぁっやっはぁっはぁあぁああんっ! ひあっらめっあっあんっああんっ!」
「嬉しいよ、私の指で君がイッてくれるのをみたい……」
「んあっちくびっいいっらめっおま○こ突いちゃらめっ……ああんっちくびっいいっコリコリしちゃ……いいっああんっ……!」
「さあ、イッてみせて」
「あ゛っああっあっいくっ、い゛ぐっおま〇こイっちゃうっ……ひぁっ、あ゛っ、ひあん゛っあっ、あ゛ああっあぁっらめっ……ああんっおま○こっああんっおちんぽがっああんっいいっ」
とうとう乳首とアナルを弄られ続けて、宮垣は重永の手によって絶頂をさせられた。
ビクビクッと体が跳ね上がるくらいに過去最高の絶頂の仕方をしたような気がする。それくらいに感じて気持ちよく絶頂できたのは初めてだった。
絶頂して放心していると宮垣は重永にキスをされて、深いキスをしながらまたアナルを指で広げられた。
それは店が閉店するまで、ひたすらアナルを弄られ続け、乳首はもう重永によって開発されて、弄られるだけでペニスから精液を吹き出すほどだった。
その執拗さで、更に追い上げられてドライでイクことまで教え込まれた。
「ああっんっいいっ……おま○こっ……ああんっらめっおかしくなる……ああんっああいいっきもちよすぎるっああん!」
「可愛いね……宮垣くん……もっともっと淫らになって。そしたらここにペニスを挿れて上げられるよ」
「ふあっあっ、あっらめええっ、おちんぽでおま○こぐりぐりされたらっ、おかしくなっちゃう……あ、ゆびでも、ああんっきもちいいっのに、ああんっああんっああっ!」
激しく重永に追い上げられて、宮垣は閉店まで執拗に求められた。
そして、閉店をしても片付けが進んでいる間も店長の気遣いのせいで、そのままの格好のまま重永の車まで運ばれ、重永の自宅まで運ばれてしまった。
その時に、重永は店長に礼を言う時に、宮垣には店を辞めさせるといい、店長は仕方ないと笑っていた。
どうやら店長と重永を連れてきた人はグルだったらしく、ずっと重永が宮垣に惚れているのを知っていて仕組んだことらしい。
そして重永の家に運ばれたら、そこは宮垣のために用意したという妄想の部屋に連れ込まれた。
3
「君は今日からここに住むんだよ。これからずっとかわいがってあげるからね……大丈夫、借金も全部私が返してあげるよ……だからこのまま可愛く喘いでいて」
そう言われた時に宮垣はそれが怖くはなかった。
体は完全に蕩けていたし、もっと気持ちよくなりたかったからだ。
「おちんぽ、ほしっ、ハメて、おちんぽ……っ、あはぁっ、おま○この奥までずっぽりハメハメしてっ、ぁんっ、おちんぽ突きまくってほしぃっ……あっふぁあっ」
そうはっきりと告げると重永は嬉しそうに服を脱ぎ、大きな勃起したペニスを宮垣に見せつけてきた。
「ああんっ……すきっ、おま○こにおちんぽハメられてっ、あぁっ、いっぱいおちんぽでおま○こを突いてほしいっあっあぁんっ」
完全に蕩けているアナルに、その凶器のようなペニスが突き挿れられた。
「ん゛っああああっ……あっ、あ゛ぁぁっ……おちんぽ挿ってくる……ああんっん゛っあああああ~っ……ん゛っあっあひぃっ」
ズルズルと中に重永のペニスが挿入り込んできて、宮垣が腰を振るわせた。
「ん゛ひっ……はいって、んっ大きいおちんぽが……なかっはいっちゃ……あ゛っん゛っあああっひうっ……あ゛っ、ううっ、ん゛っあ゛うっ……んっああっ……はっ、はっ」
ズンと奥までペニスが挿入り込んできて、それだけで宮垣は射精をしてしまった。
「あぁっ! あっあっあひぃっ……重永さんのおちんぽっすごっあんっはぁっあぁんっ」
「そう言って貰えて嬉しいな、今日は朝まで沢山犯してあげるからね」
「あぁあっ……あっぁん……あぁあっあんっいぃっ……もっ重永さんのおちんぽっいい、はぁああっはぁっ、はぁっ……やらぁあっ、もっ、おま○こいいっあん、おちんぽっああんっあんっぁあああぁんっ」
とんでもない宣言をされて、宮垣は重永に犯される。
契約とはいえ、これはこれで宮垣は気持ちよすぎていいのだろうかと思えた。
「あぁんっ……いぃっ、あっ、いいっ、重永さんのおちんぽっあっ、あっあっあっ……ふぁっ、ひぅっ、あんっああぁっあひぃっ、あんっ、あんっひあっ、あ゛っおちんぽ、いいっあぁっ……あ゛っあっあっああっあぁああっ……あっあっあんっ、あんっあんっあんっあ゛ああっ、あっあぁあんっ」
たまらなく気持ちがよくて宮垣は重永の手によってただ喘がされた。
「ひああっ……あっん゛っひっいっ……あんあっ、んっああぁっ! ああっらめっ、いっちゃう……から、おま○こらめっああんっあっんっあっ……ああっんっあああんっ……おま○こいいっ……ああんっきもちいいっああんっああっ」
「何度イッてもいいんだよ、ほらもっともっと淫乱なところを見せて」
「あ゛っああっあっいくっ、い゛ぐっおま〇こイっちゃうっ……ひぁっ、あ゛っ、ひあん゛っあっ、あ゛ああっあぁっらめっ……ああんっおま○こっああんっおちんぽがっああんっいいっいくいくっ!」
派手に絶頂をして、とうとう宮垣は潮を吹いた。
派手に吹いた後、透明の液体が床に飛び散らかる。
そして尿が出た。弧を描いて漏らしているのを重永は面白そうに見ている。
それが終わるとまた重永はまた宮垣の奥をペニスで突き上げてくる。
「ふあっあっ、あっらめええっ、激しくおちんぽでおま○こぐりぐりされたらっああんっきもちいいっああんっああんっああっ! あ゛あっ……んっあっ、あ゛っ、あっあっあっあああっ! んあっん……あっあああっ……あんっあっああっああっんあっあっはあっんっあっ、ああっあぁんっ」
思った以上に絶頂をさせられ、重永にいいようにされているけれど、それでも宮垣は気持ちがいいので、重永にされるがままに嬌声を上げて悶えた。
「ああっんっいいっ……おま○こっ……ああんっらめっおかしくなる……ああんっああいいっきもちよすぎるっああん! いいっああっ……ああんっ……んっあっあああっああっああっんっああっんあっあっあっああっ!」
「ああ、いいよ、宮垣くん。とても素晴らしい体だ」
「あぁあっああんっ……おかしくなっちゃうっ……、おま〇こ、馬鹿になっちゃうっあああっ……おちんぽっああっ……あっ、あああぁっ……らめっおちんぽハメるのはっ……おちんぽ……ああんっいいっいいっああああっ!」
「おかしくなりなさい……もっともっと痴態を見せなさい」
重永かそう言いながら、宮垣を突き上げて結腸まで突き挿れている。
それは初めての感覚であるけれど、宮垣はそれも気に入った。
「あ゛あっいいっ、らめっあ゛あっ、らめっ、おま○こゴリゴリしてるっ……ひっあっ、あんあんあんあんあんっああんっいいっああんっおま○こっいいっきもちいいっああんっああ……ああんっ……ああんああいいっ!!」
気持ちよさでおかしくなれるのはこんな時なのだろう。
宮垣はまた尿を漏らし、床には水たまりができている。
それでも重永は別に怒ったりもしないで、宮垣を更に突き上げ、その度に宮垣のペニスからは透明の液体が吹き出ている。
「すっかりお漏らし体質になっちゃったかな……いいね、これはこれで可愛い物だ、調教のしようもある」
「おまんこ……ああっ……らめっゴリゴリしちゃっ……ああんっおちんぽっおおきいいっああんっ……ああんっいい……ああんっおちんぽっいい……ああんっああっ……きもちいいっああんっ……ああんっおま○こっああんっいいっ」
「気持ちがいいのだろう、そう快楽を貪るのはいいことだ。覚えなさい、もっともっと貪欲に快楽を求めること」
「いいっ……きもちいいっおちんぽ……ああっ……いいっ気持ちいいっ……ああんっああっあああんっいいっきもちいいっおちんぽっああんっらめっらめっきもちいいところばっかっ……こすっちゃっああんっらめっ」
「さあ、もう一度イキなさいっ」
「あ゛ああっ……あっ、あ゛っ、らめっらめええっ、あ゛あああぁっあ゛っい゛っ、あっんっ、、いくっあ゛あ゛っあっらめっあ゛っんっ、あっ、あぁっ、いくっ、いっちゃうっ……あぁあああん!」
言われた通りに宮垣は絶頂をしてまた漏らした。
ジョロジョロと漏らしたことが恥ずかしいけれど、それでも重永が満足しているようなので、これはこれで仕方ないと宮垣は諦めた。
それから宮垣は奨学金を一ヶ月で稼ぎ、重永から返済するように渡された。
それによって奨学金は卒業する前に一括返金され、その後は重永によって生活がまかなわれたので、宮垣がバイトをする理由がなくなった。
それでも宮垣は重永と繋がっていて、未だに毎回セックスをするたびにお金を貰っている。
それはいつか重永が飽きて相手を変えるかもしれない。そんな時に無一文で放り出されたらそれはそれで悲惨な老後しかないと思った宮垣の言葉に、重永が応えた結果である。
重永も分かりやすいお金で繋がっている方が、気分も楽だと言うのでお金は常に発生しているけれど、それでも重永は宮垣を何度も抱いてくれる。
「あ゛あぁっ……おちんぽしゅごいっ、、ああっ、あっ、やああっあっあんっあっあ゛ああぁっ……すきっおちんぽすきぃっ……おま○こっハメハメされて、イキまくちゃうっ……あ゛っ……いい……おま〇こきもちぃっあぁあんっあんっ」
朝起きたら宮垣を犯してくる重永に起こされて、そのまま一時間のセックスになる。
シャワーを浴びてもセックスになるし、家を出る前でもぎりぎりまで重永は宮垣を犯してくる。
「ああっ、すきっ好きっ、おちんぽしゅきぃっ……あ゛っあ゛っ、あっ、きもちいとこっ、ゴリゴリされてっんっあっあああんっああっすごいっおちんぽっすごい……ああんっきもちいいっああんっあああんっあああっ!」
そしてお互いに仕事や大学へと通って、帰ってきたらまた玄関先で重永が宮垣を犯し始めて、食事を食べる時もセックスをしながらだったし、風呂に入ったらもちろん、テレビを見ていても二人は盛った。
「ああ……すきっおちんぽっ……すきっああ……きもちいいっああんっおま○こゴリゴリされて……ああんっいいっおちんぽっきもちいいっああ……いいっおちんぽっ……おちんぽっああんっきもちいいっああんっ」
「可愛い、私の恋人……もっと淫乱に育って……」
それは常に重永が言う言葉だ。
重永は宮垣がもっと淫乱になることを望んでいる。
「あ゛あああっ……あぁっあっいいっ、きもちぃっ、、おちんぽ、大きくて、おま〇この奥まで届いてるっあああっあぁっあっあっあっあ゛っ激しぃっ……ん゛ああんっあ゛っあっあひっ……あ゛っあっあんあんあんっ」
その願いに応えるように宮垣は性欲に忠実で、何処でもセックスに応じた。そんな宮垣を重永は遠慮なく犯して満足するまで精液を中出しするのだ。
「ふあああっ……んっあっ、あんっ……俺のおま〇こ、おちんぽで、気持ちよくなってるっ……ああっあっあんっあぁあんっああ……おおきいっおちんぽっきもちいいああんったあんっあああんっ……きもちいいっああんっ」
「宮垣くん、淫乱で可愛い子……もっともっとセックスをしよう」
「あっあっあっして、もっとしてっおま○こ……ああんっいいっおま○こいいっ……ああんっおちんぽっすごいっああんっらめっらめっああんっああ……ああっんっああんっんあっあああんっああっ……きもちいいっああんっああっいいっああんっ」
「中に出すよ……」
「あああっ、おま○こっ……ん、いいっ、おま○こに出してっあっあんっ、おま○こに、精液出していいっ……俺のおま〇こでイってっあっ、もっときもちよくしてっあっあ、ああああっいくっあああああっ!!」
宮垣はこれでも幸せだった。
きっと理解はされないけれど、満足だった。
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