181-ひとつの未来

 染川秀一は、その日電車で痴漢を見た。
 自分がされているわけではなく、正確には痴漢をされている少年を見たのだ。
真っ赤な顔をしてモジモジとして、鞄を抱えて必死に何かに耐えている少年に気付いて、具合が悪いのかと思っていると、少年の腰あたりを手が蠢いているのが見えた。
 ああ、痴漢だ。
 瞬時にそう判断できたけれど、少年との距離は少し離れていたから、痴漢だと取り押さえることはできない。
 痴漢は現行犯でなければ、捕まえる意味がない。
 つまり離れたところから痴漢だと叫ぶと犯人が容易に逃げられるから意味がない。
 少年だと痴漢に遭っていても被害を訴えにくいからなのか、痴漢の行為はどんどんと進んでいき、完全にパンツのボタンも外され、彼のペニスが取り出されて、それを痴漢が手で掴んで扱いている。
 彼はそれに耐えながらも、耐えきれないように声を漏らす。
 けれどそれは電車の音にかき消されてしまい、周りは彼の方を見ているのに気付いていないようだった。
 その声が漏れるのと同じように一人の乗客がイヤホンが抜けたのか、スマートフォンから音楽が外にダダ漏れして、周りはその音に驚いてそっちの方を向いてしまった。
「あ、わりぃ」
 乗客の人がそう言った同時に前の方の高校生グループが騒ぎ出した。
 大きな声で笑い出し、周りは迷惑をしているというようにそっちを向いてしまった。
 けれど、染川は少年から目を離せなかった。
 制服を見ているとどうやら沿線上にある有名な進学校の学生で、とてもじゃないが被害に遭っていたと言える環境ではないだろう。
 染川もその進学校出身だから知っている。
 あの学校は些細なことで相手を蹴落としてでも上位を勝ち取るためになら何でもする学生が多い。弱点を見せたらそこをずっといじられ続ける。ただでさえ進学校に入るくらいに頭がいい子供のプライドは高く、いじめられていることすら周りに言えない。
 そこまでして神経をすり減らしていけるのは、東大や京大くらいだ。
 大体の学生は途中で脱落する。
 染川はその途中脱落をして、普通に一般的な大学に落ち着いた。
 そのせいで家族からは失望され、一人暮らしを機に家を出て、さらには大学卒業したとたん、育てた義務を果たしたと言われて親には縁を切られた。
 一人で放り出されたけれど、親類の人が助けてくれ、何とか一人で暮らしていけるくらいになった。
 幸い、会社ではいい立場になったけれど、そこは謙虚に生きることにした。
 それ故の電車通勤だったのに、今はそんな電車で痴漢に遭っている少年を助けもせずにずっと視線で犯している。
 少年はどうやら痴漢の集団に囲まれているようで、周りがその場所を隠すようにして壁になって立っている人が十人ほどいるのが分かった。
 これは助けに出てもきっと無駄だなと思えた。
 きっとこの集団はそうした対策もしているだろうし、さっきからざわざわとした騒ぎの元がどうもこっちの集団の視線をそらすために行われている気がした。
 そして少年のパンツや下着が脱がされ、少年はワイシャツも前を開かれて、シャツは既に切り裂かれているようだった。
 立ったままで男たちに体中をいじり回されて、口には詰め物をされている。
 大きな声が出ないようにされて、電車の最後尾の端に追いやられて逃げられないようにされている。
 最後尾は改札から遠いので満員電車でもない限り、人は乗り込んでこない。
 だんだんと乗客は前に移動していき、中心街を過ぎたら大分人は減っていた。
 染川はそのまま開いた椅子に座ったけれど視線は少年に向けたままだった。
 とても目を離せないでいると、男たちがボソリと言った。
「やっと、他の乗客は前に行ったらしい」
「じゃ、残ってんの俺らの仲間か?」
「いつものように後部に誰も来ないように見張り立てて」
「もう立ってるよ。今回見物なの、残念」
「しゃーないよ。順番だからな」
 男たちがそう言い合いながら、乗り口と後部に移動する通路に立ち、乗客がたくさんで乗れない雰囲気を出している。
 時間は既に通勤時間が終わっていたし、この先は隣の県にある終点まで満席はあり得ないエリアになる。
 終点までは一時間半。
 どうやら学生である少年は彼らに捕まって駅を降り損ねた辺りから、抵抗らしい抵抗はしなくなっていた。
 誰も助けてはくれなかったし、気付いたら周りはその痴漢の仲間ばかりだ。
諦めて抵抗せず、事が終わったらすぐに解放して貰う方が安全だと思ったのだろうか。
 壁が前の方に移動をして、後ろの席では男たちが少年に群がっているのが見えた。
「や……ああ……っああっああっ……やだ、そこ……や……、ああうっ、ああ……ああっ……」
少年の口からは詰め物が取られ、少年は座っている男のペニスの上に座らされているがまだ挿入はされていないようだった。
「ああ……っ、らめっ…ああっ! んっ……あ、ああ……っああ……!」
染川が少し目を離した隙に、男たちは少年のアナルを解して、アナルにペニスを挿れようにしていたようだった。
 そしてとうとう挿入までして少年を犯している。
「ああっ、や……っ、も……あっ、あっんああ!あっ……ああー……っやあ……っ、あああっ!だめ、だめ……!」
こんな集団痴漢を染川は見たことがなかった。
 まず、痴漢と言えば尻を触る。もしくは性器を触る程度で終わるもので、集団とはいえ、それでもそこまで大きなことはしない。というのも触る程度ならば大抵の人は泣き寝入りをしてくれるからだ。
 被害届も出されないし、痴漢し放題。
 しかも痴漢は現行犯で捕まえないと証拠が見つからなくなるので、起訴も難しいとされる。
 だからこうした痴漢を見たのは染川も初めてで、痴漢の仲間ではないはずなのに、いつの間にかその仲間の中にいる羽目になった。
「あぁ……っ!やだ……ああっ!あ!ぁあ―――ああ……っ、ああぁ……っあ……っ、んんっ」
少年は遠慮なく声を出し始め、喘ぎ始めた。
 相当いじられてイカされたのか、もうAV顔負けのセックスシーンが丸見えだった。
「んぁああっ! あぁんっあんんーっ! あん! はぁああん……っ」
パンパンと激しい音が鳴り、少年は男たちに犯され続ける。
 男たちは一駅までに一人が少年を好きに犯して中出しまでして、次に人が変わってまた犯していくというように続いていた。
「ひぃあ……ぁんんっ あっ、あっあっあっ!」
 その激しさに数人がペニスを扱きながら少年の体にぶっかけをしたりしている。
 どうやら犯す人とぶっかける人は決まっているようで、見張りまでもしっかりと役割分担があるようだった。
「ふぁああ……あんあんああ、ああ……ああぁんっ……」
少年はたった数十分で男たちに汚されてきたけれど、もう完全に堕ちている表情だった。嫌がってもいなかったし、嬌声は酷く淫らに上がっている。
「んっああ……ああんん……! ぁんっ……ひん! ふぁあっあっあっ、あっ!」
 少年の声を聞いているだけで、染川のペニスが勃起しそうなほどだったから、実際に犯せている男たちはさぞ満足だろうと思えた。
 染川は痴漢されて最初に恥ずかしがって抵抗をしなかったものの末路を初めて知った。
 どんどん都心から離れ、一気に森が見える沿線まで来ると、男たちはだんだんと駅を降りて行った。
 最後に残った男が大きな駅で降りていくと、最後尾には染川とその少年だけが残った。
 少年は最後尾でぐったりとしていた。
 染川は近付いて少年が完全に気を失っているのに気付いた。
 体中は精液まみれだったし、その脇には制服が放置されている。
 アナルからはドロドロと精液が溢れ続けていて、シートはべっとりと男たちの精液で濡れている。
 そんな少年を見ていると、染川はムラムラとした気持ちしか湧かず、少年を助けようとは思わなかったのだ。
 ああ、どうしよう、この少年をあの男たちと同じように犯したい。
 その気持ちはどんどん強くなり、染川は少年のアナルから零れる精液を指で強引に掻き出していた。
「んっ……ふっはぁ、あっ、んっ……」
少年は気を失ってはいたが、体は反応している。
 男たちによって一時間で作り替えられた少年の体はもう戻らないであろう。
「くっ……、あぅっ、あぁっひっ……ぁっ」
染川は精液をほぼ掻き出してしまうと、そのまま少年のアナルを更にいじり続けた。
だってそうしないと染川のペニスが入らないからだ。
「ああっ! やっ、あっはああぁっ……」
少年は気を失ったままだが、体だけは反応して嬌声を上げている。
 少年はアナルをいじられるだけで、もう勃起できるほどになっているようだ。
 つまり、もうこうやって無理矢理されないときっと絶頂もできないようになっているはずだ。
「ひあっ……はぁっはぁっはぁっ……ああっ……」
少年は染川の指でも絶頂をして、びくびくと体を震わせている。
 どうやらドライで達しているようで、精液はペニスから出てはいなかった。
 そこで染川は気付いた。
「ああ、こいつ痴漢されるのが好きなんだな……」
 そういうことなのだ。
 痴漢されて抵抗できない振りをして、相手を煽って触って貰う痴男というやつだ。
 そして今回はたまたま痴漢をしてきたのが、集団痴漢で最後まで犯されはしたけれど、セックス自体は初めてではないのだ。
 慣れていないとドライではなかなかイケないものだから、染川はそう思った。
 染川の口の端が上がり、凶悪な笑みが浮かんだ。
「いける……」
 染川は舌なめずりをして、少年を犯すことに決めた。
 すぐに少年の服や鞄をまとめて、少年には染川が着ていたコートを掛けて包み、荷物などを全部持ってから、最終駅よりも二つ手前の駅で降りた。
 というのも、最終駅はベッドタウンのある町なのでそこで降りたら目立つ。一つ手前もそれなりに人の出入りが多い。二つ手前は、ピクニックに行ける山道への駅で、無人駅である。
 つまり人の目はないわけだ。
 切符も誤魔化せたし、駅員もいない。
 ピクニックの客が全員通ってしまってから少年を抱えて改札を抜けた。
 幸い誰にも見つからずに駅から出られた。
 それから周りを見渡すと、少し遠くに小さな二階建ての小屋が見えた。
 そこに少年を担いで染川は向かった。
 そこは元は民家だったらしいが、今は作業場らしく、工具がたくさん入っているのが窓から見えた。
 裏口に回り込んでみると、裏口のドアが開いた。
 どうやら持ち主が施錠し忘れていたようだった。
 一階は作業に使っているようだったので、階段で二階に上がった。
 すると昔日常生活をしていたらしい痕跡が残っており、ベッドがそのまま残っていた。 シーツなどを掛けて片付けてはいたが、そのシーツを?がすと綺麗なベッドだった。
 そこに少年を寝かせ、コートも?ぎ取った。
 それから一階に降りて、工具などを置いてあるところからバケツを持ち出した。それに台所で水を出してみたら出たので水を入れて二階に持ち上がった。
 精液塗れの少年の体中を拭くために、シーツを裂いて拭いた。
 綺麗にしたいのは、これから染川が汚すから他の汚れは取りたかったのだ。
 そして綺麗にした後、裂いたシーツで少年の腕をベッドの足に縛り逃げられないようにした。
 これで工具の持ち主がやってこない限り、誰にも邪魔はされないだろう。
 見たところ工具はほぼ錆びていたので、わざわざここまで取りに来るような工具はそうそう使う頻度は高くないから、ここに滅多に人はこないと染川は思った。
少年を縛ってから、もう一度水を汲みに下に降りて、周りを見回した。
 山道は駅を挟んだ反対側にあるからこっちには人は来ないし、道路には車は時々通る程度。どうやら都市部まで抜ける道ではないようで、この村あたりの人々が通る程度らしい。
 二階に戻り、音をずっと聞いているとほぼ人の声は聞こえない。駅には一時間に一回くらいの電車しか来ないようだった。
 それらを確かめてから、やっと薄明かりが入る程度の元民家の小屋の二階で、染川は少年を本格的に侵し始めた。



染川は少年に目隠しをし、しっかりと見えないように準備してから少年の中にペニスを突き挿入れた。
「はふっ……は、ぁん……っ、や、だ……っ、なんで……っ」
さすがに少年は目を覚まし、目の前が見えない上に、腕も振り上げられないことに驚愕しているようだった。
そんな少年を押さえつけて、染川は少年を犯し始める。
「あゃ……っ、はぁっ、はぁ……っ、だめ、……だめぇ……っ」
アナルは広がっているから染川のペニスは少しきつめであるが挿入り込めた。
「はんっ! ぁ、やあぁ……っ、やめ、いやあぁ……っ」
 少年は電車で男たちに犯されていたことを思い出したようだが、それでも電車ではない場所や明らかにどこかに連れ込まれた上に、目隠しをされていることにパニックを起こしているようだった。
「ぃや……っあっん、はっ! は、ぁん! ぁ、ぁ、ぁっや、ぁ、あっ! や、め、……っだ、あ、ぁ、あっあっあっ!」
少年は必死に暴れるけれど、そんな少年をしっかりと押さえつけたまま染川は腰を振った。
「いや、だ……っ! あぁああっ! ひゃっあぁああ――っ!!」
 少年は何が起こっているのか分からないけれど、これはあの痴漢行為の延長であることには気付いたらしい。
「ひゃっああぁっ?! やらっなんでっ……! でっ電車の中だけだって……いった……のに、いやぁあああ! もっ、あぁっ、あっはぁ、ああんっ……!」
 やはり少年と痴漢たちはある意味、痴漢をするだけの仲だったらしい。
 そこにたまたま染川が入っていたせいで、痴漢たちの少年を最後に起こして助ける都合が狂ったらしい。
 最終駅くらいには仲間が助けてくれる手はずだったのだろう。しかしそれを染川が横取りしたのだ。
 もちろん彼らがそれを知るわけもなく、少年は消えたことになったのだ。
「らめぇっはあああぁんっ! やらぁっいっちゃっ、いっちゃうぅっ! んんーっ、あっ、あんっ、ぁあああんっ……!」
少年は相当淫乱だったのか、こんな状況でも平然と絶頂をしてみせた。
 その時にまた精液を射精してベッドを汚している。
 それでも染川の腰は止まらない。
「はああっ……あっあっ、ん、はぁっひああっ、もっ、そこだめぇっ……あっああっ……あっあっあっあんっあんっ……やっあひっうっああーっあっああっ……んっ、ふっ、あっ、んっんっ……はぁっ、んぅっ……」
少年は完全に知らない人に犯されていることに、少し興奮しているのか、射精したはずの少年のペニスがまた勃起しているのが見えた。
「やっ……あっあうっ……だめっ、無理っ、あっんんっひああぁっ! あんっ、やっ、あっぁあっあんっ」
あれだけ男たちに犯された後である。少年の体も敏感になっているようだ。
「あぁんっ、あっひあっあっらめっ……あうっんっふっあっあっ……んっはぁっ、だめ、んっ、あっあんっ……」
乳首を弄ってやるとあっという間に少年のペニスは勃起した。
「んはぁ、んっ……すごい、おちんぽ硬い……ああっ……ああぁっ! んっ、はっあっあっ、おちんぽっだめっ……あっあぁんっ」
少年は自分の体の変化に気付いたし、犯されているけれど目隠しや身動きできないようにはされているけれど、酷いことをされているわけではないと察したらしい。
 染川が声を出さないのは、少年に聞かれないため。目隠しは相手の顔を見せないため。つまり、セックス意外で酷いことはされないのではないかと思ったようだった。
 それを肯定するように染川はしっかりと少年の中をペニスで突き上げた。
「あああぁああぁぁっ……! あっあっやっあぁんっやっああっ、おちんぽっ……らめっ、やらっあっあっあっああーっ」
少年は悶え、そして嬌声を上げている。その淫らな育ちきらない体を染川が丁寧に犯した。
「ああっ……うあ、はあっはぁ、んっ……あっ、ああああっ……ひあ゛ああっ……あっあ゛っあああっやらっだめっおちんぽ抜いてっああっん」
この状況で抜けと言われて抜くわけもなく、何度も突き上げてから染川は少年の中に精液を吐き出した。
「ああっせいえきっなか……ああっだめっ、動いたらっ……あ゛っあ゛っおちんぽっあああーっひあっあっあんっ……やっ……おちんぽっはぁあっ」
精液を吐き出しても衰えないペニスの勃起。
 染川はただひたすら腰を振り、少年の体を貪る。
 その貪欲さに、少年はただ体で答えた。
「あひっあうっひぃっ……あ゛っあ゛っらめっ、おちんぽ、らめっあっあんっんっあっい゛いっ、おちんぽよすぎてっだめになっちゃうっ……あっひっあっああっ」
どうやら染川のペニスは気に入ったようで、嬌声を上げて喜んでいる。
「あうっあっあっあんっふっ……あっあああっあああぁぁっ……おちんぽいいっあうっ、んっやあっあんっあ゛ああっ……!」
「……ふっ」
「あっあんっあ゛あっああぁあぁぁっおま○こっああんああっ! あ゛ああっ……あひっ、いっあっあんっぁうっ、あっあっああっ」
「……んっ」
「あ゛ひっ、あっ、おま○こっ、そこっだめなとこ、おちんぽでごりごりされてぅっ…あ゛ーっあ゛ああーっ…あ゛ひっ、あ゛っらめっらめっイってるからあっあっあっあぁっ…あ゛んっあんっあああああんっ」
染川の性欲はいつもの何倍も旺盛だった。
 少年がただよがるだけのセックスに、生きてきて一番の性欲がある気がした。
 ペニスは精液を吐き出しても元気だった。
 それがどういうことなのか、分からないけれど、この環境を染川は望んだ通りになったと思えた。
「あひっ、あんっあんっあんっあぁんっおま○こがっあ゛ーっあっ、あああっああぁぁあ……ん゛あっ、あっあっあんっ、おち〇ぽっ……しゅごい、おっきぃおちんぽで犯されてるっ!ああんっ!」
 ずっと少年を犯したかった。
 けれどそれは世間が許さないことで、あり得ないことだと忘れることで普通の生活を送ってきた。
 染川は道を外れた時に、一度少年に手を出したことがある。
 もちろんそれは合意でお金が発生したことであるけれど。
 その時からずっと高校生くらいの少年を犯したい衝動を抑えられなくなっていた。
 それはこの時代に自分が挫折をしたからだ。その時の憎かった同級生をこういう目に遭わせたいと思ってしまったからだ。
「あ゛あぁっ、あっんあっ、いきそうっおま〇こになっちゃった穴で……ん゛ああぁっあっ、あ゛あぁぁあっん゛あああぁっ……い゛っ、い゛きたっ…おかしくなぅっ……おち〇ぽ、もっと激しく、おま○こ突いてぇっ……あ゛っ、んあっ、あぁあっ、っあぁあぁぁ」
パンパンと奥を抉るように突き上げてやると少年は何度も潮を吹いた。
 ベッドはドンドン汚れ、湿っていく。それだけ少年を汚したことになる。
 それがどうしようもなく背徳感が増してそれが性欲に繋がる。
「あへぇっ…あっんあぁっ……だめ、あっ、あっん゛ああっあっあっだめっ……ん゛あっあっあぁああんっ! んああああぁんっ……ひっ……あっ、はーっ……ああぁっ」
少年を四つん這いにして後ろから突き上げて犯してやると少年はそれが気に入ったようだった。
「あ゛っ、ああぁ……、おち〇ぽっ……あっ……はあぁ……おちんぽおっきぃ、あ゛ひぃっ、あっ、あ゛っあっんぅっん゛っああっあ゛あぁぁっ」
自ら腰を振り、強請るように染川のペニスを堪能しているようだった。
「ふあああっ……こんなの、はじめてっ、…はじめて、おま○こもうだめぇ、おかしくなぅ、おちんぽで、ごりごりされるとあ゛あああ゛っああぁっ、んっ、ひっあ゛っむりっ、あ゛あぁぁっん゛っあっあっあっあんっあああああぁんっ」
監禁されて男に犯されている少年であるが、痴漢に遭いたいという願望があるような子である。もちろんこれも何れは望んだものになるだろうから、染川は罪悪感を覚える必要はなかった。
「ん゛あっあんっあぅうっ、んっあっあ゛っ……あ゛っ、いいっ、おちんぽいいっ、奥にあたってる、おま○こ、きもちがいい……っあっあ゛あぁぁっあああっ……、あ゛っあっあひっあへっえっあ゛っんああんっふああっあっあひっああぁっ……あっあ゛ああぁ~っ……」
ほら、少年は染川に犯されて喜んで嬌声を上げ、腰を振り強請るような子なのだ。
 思い存分犯しても問題は何処にもなかった。
 少年は絶対に訴えたり警察に駆け込んだりはしない。
「あ゛あああっあ゛っあっあんっ、……ほんとは、ずっとこうしてほしかったっ……おちんぽハメられて犯されるの気持ちよすぎっ……あ゛っんあああっん゛っあ゛っあんあんあんあんあんっ」
そう言うから、染川は遠慮なく少年の中に精液をたっぷりと中出しをした。
「ん゛ああっあっあっあひっあぇっああああっ……やっ、あっ、もっとゆっくりっ、ん゛あああっひあぁんっはげしすぎ、イくの、またっきちゃう、止まんないやついっちゃうっ、あ゛っん゛っあああっ」
少年は何度も絶頂をしてはペニスから精液を吐き出し、さらにはドライでも絶頂をし始め、突き上げるたびにペニスから精液を垂れ流している。
「あ゛ひぃっ、らめっらめっ、せいえき中出しっ……あひっあ゛っ中はっだめっ……あ゛っあんあんあんあんっ! あ゛ああっ……あひっ、い゛っあ゛っああっ」
もちろん、訴えらないように染川はこの様子をスマートフォンで撮影している。
 少年の体が映るようにして、染川の顔は映っていないぎりぎりの映像だ。
「あんっあんっきもちぃ、い゛ぃっ……ひあっよすぎてっあっあっんああああああんっん゛あっああぁんっ、ああっあ゙っああ゛っあっんぁっあっあぁぁぁあ゛ひっあへぇっああ゛っあっあ゛っあんっあんっあぁんっ」
少年は好きなだけ叫んでも誰も来ないと分かったのか、大きな嬌声を上げてよがり狂っている。
「あ゛っあっああっ、あんっあんっああぁっあああっ……ん゛ぁっあ゛っ、ちくびぃっ、い゛ぃっ、あぁあっ、ああぁっおちんぽ、あっあ゛っい゛ってぅのに、ずんずんきてるぅっ……あっあっああああっ……あひっんっああああっ」
奥まで突き上げて何度も中出しをしてやると、少年はそれだけで絶頂できるようになっていった。
「あ゛ひっあ゛っあんっあんっふぁあっ、おま〇こ、もう、いぃっ、ひぁっあっいいっ、よすぎてっ、あああ゛ひぃっああっああんっ……んっはあぁんっ」
そろそろ日が傾き始めたので、染川はこれも終わりだなと、それから少年を三度もイカせた。
「あ゛ひっんっあぁっあぁんっ、しゅごいっ、すき、おち〇ぽすきっ、もう、こんなの知ったらっ、おち〇ぽずっとハメハメしてて、あ゛っあひっんっ」
そして最後に少年をもう一度強く突き上げて結腸まで突き挿れてから中出しをした。
「イケよ」
 初めて少年の耳に向かって声を出し、少年を絶頂させた。
「あ゛あ゛あんっひっい゛ってるっ、いってうからっあ゛あっもっらめえっあっあんあんあ゛あーあっひっあ゛っせいえきっきたっひあぁっああああんっ」
少年は派手に絶頂して、精液をペニスから派手に吹きだした後、尿を漏らして倒れ込んだ。
 どうやら気を失ったらしいのを確認してから、染川は少年の手足の拘束を取り、目隠しだけを残してその小屋を後にした。
 痕跡は残していないし、少年も解放されればきっと訴えないだろう。
 そしてその日を無断欠勤してしまったので、染川は疲れて寝坊してしまったと夕方に会社に電話をして呆れられただけで済んだ。
 そして同じ路線を使わないようにして二度と少年の前に姿を見せないようにした。


 それから二年ほど時が経ち、たまたまあの場所を車で通った。
 というのも、あの駅から二駅先の終点に引っ越したのだ。
 都心部での仕事に疲れ、離れたところの支部に自ら移動願いを出してそこで仕事をしている。
 どうやら染川はエリートコースには乗れない体質になっているようで、自らその線路を降りたのだ。
 そしてあの少年のことが忘れられなかった。
 始終無言でただ色情な少年だったけれど、あの子ほどのいい子には巡り会えなかった。
 色んなところで色んな子を試したが、どの子もあの子ほどの言い声では啼かなかった。
 そして今日ここに来てしまったのは、登山でもして気を紛らわそうとして通りかかったせいだ。
 あの小屋は未だに健在している。
 物置小屋のままであり、人の出入りもなさそうである。
 車は車道から小屋の横にある草むらに突っ込んで停めたら外から見えない。
 そのまま小屋に行ってみると、小屋の鍵は相変わらずかかっていなかった。
 土足で中に入ると足跡があちこちに付いていて、どうやら誰かが出入りをしているようだった。
 その靴は小さな靴であるが、何度も行ったり来たりをしている足跡だ。
 二階に上がってみると、そこにはベッドはもうなかった。どうやら誰かが入り込んだせいか、荷物が全部捨てられたのか、ベッドや布団、シーツなども綺麗に全部がなくなっていた。
 ただ部屋には足跡と、誰かが入り込んでいるのか空き缶や瓶などゴミが少し散乱している。
 あの時とは違う空間だと思い、染川が去ろうとすると、いつの間にか廊下に人が立っているのが見えた。
「やっぱり、戻ってきたか」
 そう言うのはあの時の少年だった。
 見間違えるはずもなく、成長しきれなかった体を持ったままの少年。
 向こうは染川の顔を覚えているわけもないはずなのに、少年は一発で染川をここで少年を犯した男だと見抜いていた。
「……それで?」
 染川がそう聞き返すと、少年は真っ赤な顔をしてからポケットから長いヒモを取り出した。
「……もう一度、これをして犯して……忘れられないんだ。あの時の興奮が……」
 少年はもう二十歳になっていて、あの時の少年ではないだろう。
 けれど、もう一度あの興奮を忘れられないのは、あの時の状況だからか、それともここだったからか。
 そのどれなのか分からないまま、それを拒否することは染川にはできず、そのヒモを染川は取り、そして少年の目にあの時と同じようにしてみせた。
 少年の目が見えない。それだけで染川のペニスが勃起する寸前まで脈を打つ。
 どうやら染川はこの少年の虜になっていたのだ。
 だから他を抱いても上手くいかなかった。
 ならば、本人が望んでいるなら、またこの少年を犯せば、あらたな世界が見えるかもしれない。
 そう思い染川は少年の耳に声をかけた。
「いいよ、このまま犯してやるよ……」
 そう低い声で言うと少年はそれだけで絶頂ができたのか、股間を濡らして見せた。
 目隠しをされて耳元で声を出されれば、あの時と同じ記憶が蘇るのだろう。
 そしてそれは染川の中の性欲を完全に呼び起こしたのだった。

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