178-つまみ食い

 船井は、一目惚れをした。
 取引先の会社にいた担当で、名前は露崎千浩(つゆざき ちひろ)という。
 モデルのような細い体で、そして何よりも顔が美しかった。
 本人曰く。
「母親に似てしまったら、何だか女みたいな顔になっちゃってね」
 ということらしい。
 会社の人たちは皆、露崎の家族のことは知っているようで。
「本当にそっくりなんですよ。前に会社にいらっしゃった時に見たんですけど、もう還暦なのに三十代くらいに見えるんですから、びっくり。お姉さんですか?と聞いたら笑われちゃった~」
 そう言って笑い話になっているほどだという。
「じゃあモテモテなんですね」
 そう船井が言うと、女子社員は顔を曇らせる。
「あ、いや、それはないかも」
 急に和やかだった女子社員たちが手を振ってそう言うのだ。
 なぜ急に顔を曇らせるのかと思っていると、その後ろに露崎がやってくる。
「こら、人の噂で盛り上がるんじゃない」
「わ、露崎さん!」
 女子社員はパーッと蜘蛛の子を散らすように去って行ってしまう。
 船井は露崎を目の前にして緊張をするも、露崎はニコリとして言う。
「そうだ、船井くんは午後から時間ある? 会社に戻らないといけないとか?」
 そう聞かれてしまい船井は慌てて答える。
「いえ、今日は直帰になってます……早めに終わるのが分かっていたのですが、ここのところ残業が多かったので、早めに終わればそのまま帰っていいと言われてます」
 船井がそう答えると、露崎が言った。
「良かったら、飲みにいかない?」
「え、僕と露崎さんが、ですか?」
 急な露崎の誘いに、船井は驚くけれど、露崎は笑って言ってきた。
「そうだよ。船井君と飲んでみたいんだ」
 その笑顔は今まで見た露崎の笑顔の中でトップクラスの可愛さだった。
 もちろん、それを断る理由は何一つもなかった。
「はい、ご一緒します」
「ああ、良かった。じゃ、受付で待ってて」
 露崎がそう言って部屋を出て行くと、女子社員たちは大きなため息を吐いている。
「ああ、船井君もか~……」
「でも今回、手が早いよね」
「でもどうせ一回限りだよ」
「それからでも遅くはないかな」
「傷心の方が慰め甲斐もあるかも」
「だねー」
 と言い始めたので、船井は露崎には何かがあるのかと想像もできない恐怖が少しできてしまった。
けれど、その恐怖は受付で待っていて、そこにやってきた露崎の笑顔で全て消えてしまった。
「待たせたね、ごめんね」
「いえ、大丈夫です」
「じゃ、飲みに行こう。昼だから飲み屋は開いてないから、まずは食事からでいい?」
「どこでもお供をします」
「はは、良い返事」
 船井は露崎が連れて行ってくれる場所ならどこでも楽しいだろうと思った。
 その予感は的中して、まずお昼は船井が大好きなラーメン屋だった。ただそこは一時間は並ぶ場所だったので、二人でその列に並びながら話をした。
「ここ、いつもはもっと列も凄いんだけど、昼過ぎは空いてる方なんだよね」
 露崎がそう言うので、船井は聞いた。
「露崎さんもラーメン大好きなんですか?」
「うーん、グルメほどじゃないけどたまに食べる。でも船井くんはこういうの大好物だって聞いたから是非食べて欲しくてね」
 どうやら露崎は食事傾向を船井に合わせてくれたらしい。
「あ、ありがとうございます! めちゃくちゃ楽しみです」
 そう言ってメニューを表で眺める。
 ここは道に椅子が置いてあって、そこに座りながらメニューを渡される。周りには店はほぼないけれど、他人の自宅近くに列ができてしまうため、隣にパーキングを作り、昼間はその駐車場に椅子を置いて待機列を作っている。夜になると列は解放されて、パーキングの一部が店の駐車場になるらしい。
そんな人気店の昼食時間をずらした今なら、一時間で食べることができるらしい。
 三時には一旦閉まってしまうので、何とか間に合ったようだった。
 そこでラーメンをがつがつと食べて、二時過ぎにやっと店を出た。
「いやーおいしかったです! さすが露崎さんのお勧め!」
「やっぱり船井君は体育会系の食事で良いみたいだね。大学時代何かやってた?」
「あ、アメフトをやってました。でもさすがに実業団では怪我した膝が持たなくて……」
「そうなんだ。良い体してるから、今でもその辺は維持してる?」
 怪我して選手は引退したのだという船井の悲しい記憶をさっと汲み取った露崎はその原因などに追及せず、今の船井の体つきを褒めてくれた。
「今でもジムに週三くらい通ってます。あまり鍛えすぎると既製品のスーツが入らなくなるので自重しながらやってます」
 全盛期よりも筋力は落ちたけれど、そのお陰でアスリート用に作られたスーツの既製品が着られるというラッキーな部分があった。
 なので、その既製品を着られなくなるとオーダーになるので、それは金銭的に辛いからその既製品に体格を常に意識して合わせている。それでもアスリート用という一般の既製品が着られない人用という特殊なものだから、体型は育てすぎないように気をつけている。
「へえ、そういう育てすぎってのもあるんだ。ああ、凄い世界だね。じゃあ、鍛えたらすぐ筋肉が付いちゃうんだ?」
「はい、僕の場合は筋肉になりやすいみたいで、まあその筋肉も運動して維持しないと減ってしまうんで」
「へえ、体育会系のそういう体の維持をするためにしている苦労は何か好き」
露崎はそんな船井の体を上から下まで舐め回すように見てから微笑む。
 船井にはそんな露崎の視線が何だかエロく見えてドキリとする。
 露崎に気に入って貰っているのだから、好意を違った形で示すのはよくないと思うのだけれど、船井は露崎に一目惚れをしていたから、どうしてもそういう視線に見えた。
それに船井の気のせいでなければ、露崎はかなりの頻度で船井に触れてくるのだ。
 腕に絡み付いたり、体を寄せてきたり、背中に手を回したりして、時々背中を撫でるように触っていく。
 これには鈍い船井でも「まさかこれは」と思えるような意味深な態度だから、船井はこの夜に期待を込めた。
 ラーメンを食べた後は、地元の商店街にある観光用のアーケード通りに入り、その中にある軽食が食べられるコーナーに行った。
「へえ、こんな面白い場所、あるんですね」
「最近、できたみたいで。あちこちにある売り場から食べ物だけ買ってきて、ここのテーブルで食べる。もちろん、酒もビールから地方の地酒、日本酒、芋焼酎とか好きなのを買ってきて飲めるんだよね。しかも安い」
「本当だ、唐揚げもスーパーで売ってる総菜より安い……あちこち買ってきていいですか?」
「うん、俺はここで場所取りをしているから、買っておいで」
 露崎は二人分の席を取ってくれてその場所取りで動けなかったので、船井がどんどん色んなものを買って席に運んだ。
「取りあえずビールでいいですか?」
「うん、その後は好きに飲もうね」
「はい」
 船井がビールを買って戻ってくると、露崎が二人組の男に絡まれている。
「兄ちゃん俺らといいところいかない?」
「いかないし、連れがいる」
 露崎は最高に機嫌が悪そうに男たちを見ようともしなかった。
 これは危ないと判断して船井はすぐに席に戻った。
「おまたせしました~取りあえずビールです」
 そう言って船井がビールをテーブルに置きながら言うと、男たちは連れがきたと気付いたのか船井を睨んできた。
 しかし船井は、これまでのアメフトで培った相手を威嚇することに関しては誰にも負けないほどの強烈な睨みを噛ました後に、男たちに言った。
「何か、この人に用ですか?」
 その船井の睨みと地を這うような声に、男たちは一瞬で怯んだ。
 ただでさえ、体が大きいだけでも怖さが増すのに、人を殺せそうな睨みとそして脅しから、チャラチャラした男たちが船井に敵うわけもなかった。
「い、え、何でもないです!」
 男たちはそう言うと、広場から走り去っていった。
 周りからは少しだけ女性たちが拍手していたので、どうやらあちこちの席に座っていた女性たちにも迷惑をかけている連中だったらしい。
「さすが、覇気が違うね~、かっこよかったよ~」
 露崎がそう言って船井を褒めてくれたので、船井は照れながらも席に座った。
「それじゃ乾杯」
「はい、乾杯」
 二人でビールを一気に飲み、そして盛り上がっていると近くの酒販売をしている店から芋焼酎が運ばれてきた。
「さっきのありがとうね、兄ちゃん。あいつら観光客に悪さするやつでさ。追い払っても何度も来て、被害も出てるんだ。気をつけるように言うんだけど、観光客もイケメンとかには弱いらしくて付いていく子もいたりでね」
「それは大変ですね。警察の巡回もして貰った方がいいですね。そういうの制服警官の巡回だけでびびってこなくなるでしょうし」
 そう言うと店の人は言った。
「お願いしているけど、巡回の合間にやられるんでね」
 どうやら直談判をしているけれど、見回り期間が終わると戻ってきてしまうらしい。
「とにかく今日はあいつら、こないだろうから助かったよ」
 店の人はそう言って笑って去って行った。
 貰った芋焼酎を飲んでみると、船井が言った。
「これ、高隈じゃないですか?」
「マジだ、おじさん気前がいいな」
思わぬ幸運になって帰ってきた酒を飲み、そこで二時間ほど飲みながら盛り上がった。
 船井と露崎の話はほぼ露崎からの船井への質問ばかりだったが、露崎は船井の過去を聞き、さらには部活、学生時代の話など細かいことまで、露崎は楽しいのか分からなかったが、船井はとにかく聞かれたことに何の疑問も覚えずに答えた。
「へえ、高校時代はラグビーで、大学でアメフトなんだ。体つきいいもんね」
「まあ、大きさだけではそれなりにですが、レギュラーは時々で落とされたりもしたんで……さすがに実業団は無理だなと。そんなときに足を怪我して、実力でも無理になって、普通に就職をしたんです。でも、同じアメフト部OBの先輩がいて、それで面接で盛り上がってそのまま就職が決まってました」
 そう言うと、それは露崎も覚えがあるようで笑った。
「ああ、前任者の彼ね。彼もかなり堅物だったけど、優しかったね。やり手だったから、すぐに大手に引き抜かれちゃったね」
「そうなんですよね、その後釜に入った僕に丸々仕事が回ってきて、結構大変なんですが、それでも楽しいので充実感はあります」
「そうだねえ、船井君は頑張ってるもんね」
 露崎はそんな船井の頑張りを認めてくれている。それは船井にも嬉しいことだった。
 二時間ほど喋っていると、夕方になり店も混み始めたので広場を出た。
「もし良かったら、まだ付き合って」
 露崎がそう言うので船井は頷いた。
 そして露崎が連れてきたのは、ホテルである。
「え、ホテルですか?」
「もし、船井君が良かったらなんだけど……」
「な、何がですか?」
 まさかという思いが船井の中に生まれた。
 露崎にホテルに誘われているということは、もしかしてといやらしい妄想をしてしまう。
 露崎がその先を言うのを待っていると、露崎は周りに誰もいない駐車場入り口にまず船井を寄せてからその船井の股間を手で触ってきた。
 やっぱりそういうことか! と、船井が思ったのだが、露崎が言った言葉はちょっと違っていた。
「船井君の、精液を飲ませて……」
 というのである。
「へ、は? え? せ、精液を飲むんですか?」
 もちろん口を舐め回しながらの露崎が言った。
「もちろん、船井君はセックスを期待しているのは分かってるよ。でも、俺にはちょっと条件があって、セックスする人の精液を飲ませて貰って、それでいいと思ったら、セックスしてるんで……その条件を呑んでくれるなら、付き合って!」
 露崎がそう言い出してしまい、船井は驚いた。
 正直そんなセックスへの導入があるとは思わなかったのだ。
 そして露崎の条件はきっとここに至るまでにもあったのだと分かる。例えば過去の話でとんでもない武勇伝があるような人とは基本寝ない。更に好みもあるようで、その辺りは散々体を触れていたから、きっと筋肉隆々の男が好きなのだろう。
 今思えば思い当たることばかりだったが、まさかの最終条件に船井は困惑する。
 でもよく考えれば、セックスはできないかもしれないが、露崎にフェラチオはしてもらえるわけだ。
 船井はあり得ないと思っていたことが叶うかもしれない機会を逃す気はなかった。
「こ、こちらこそお願いします! 試してください!」
 そう言うしかなかった。



 というわけで、二人はラブホテルに飛び込んでいった。
 部屋は露崎の好みに合わせて選ばせて、なるべく雰囲気を壊さないように言われた通りに動いた。
 まず、風呂に入り体中を綺麗にする。
 のだが、それに露崎が付いてきて、体を手のひらで洗ってくれる。
「あの、それは」
「ふふ、体は好みなんだ。興奮するように触るから、しっかりとその大きなペニスを勃起させてね?」
 露崎はそう言いながら、船井の筋肉を確かめるように触り、興奮するように煽ってくる。
「船井君の体、めちゃくちゃ張りがあって凄い……ああ、素敵過ぎる……」
 露崎は興奮したようにそう言いながら、体中を触って洗っていく。
 もちろん、体中なので最終的にはペニスまでたどり着いてしまう。
「あ、……ううっん」
「うん、大きさは今まで見た中でも大きい方……口にはぎりぎり入るかな」
 そう言われてペニスを扱かれると、他人の手によって扱かれたことは数回しかなかったので、船井は大いに興奮をした。
 けれど射精をしたくなるほどの刺激は与えられず、飽くまで洗っている手つきでいじられた。それだけでも既に勃起をしてしまい、ガチガチではなかったけれど、それでも船井の中でも圧倒的に大きく膨らんでいる。
それをシャワーで洗い流されてしまい、勃起したペニスを保ったままで体中の泡を取って貰ってからベッドまで戻った。
 ベッドに腰掛けるように言われ、船井が腰をかけると、足を広げるように言われてそうすると、露崎がその間に座り込んできた。
「さて、それじゃお試しさせてもらいます」
「はい、お願いしますっおっ!」
 露崎は何回か船井のペニスを扱き、そして完全に勃起させる触り方だったので、船井のペニスはガチガチに勃起をした。
「じゃ、いただきます」
 露崎はそう言って大きく口を開けると、パクリと船井のペニスを口に咥えた。
 そして頭を動かしてしっかりと船井のペニスをフェラチオしてきた。
「あっ……はあっ……、あ……」
 ジュルジュルと音を立てて吸い上げられて扱かれる。
 フェラチオなんて女の人でも好きでないと嫌がるくらいだから、船井はセックスの経験も少なかったので、最初の彼女くらいしかしてもらった覚えがなかった。
「ああっ……き、きもちいいです!!」
「んっふっ……んんっ」
 あまりの気持ちよさに船井はあっという間に追い上げられてしまい、露崎の頭を押さえつけてから自ら腰を振って、露崎にイラマチオをしてしまっていた。
「ぁあ……!はあ……っ!」
 そのまま露崎の喉の奥まで突っ込んでから、船井は射精をしてしまう。
「んうっ……あ……」
それに苦しそうに露崎は耐えながらも、船井がするがままにさせて吐き出された精液を望み通りに飲み込んできた。
「んふ……はあ、船井君以外に性欲強くて、びっくりした」
 精液を飲み込んで舌なめずりをしながら露崎がそう言うと、さすがにこれはマズかったと思った船井は謝った。
「す、すみません! こんな乱暴に……っ」
 露崎の頭を強く掴んでしまっていたので、露崎のセットされていた髪がかなり乱れている。
「ああ、大丈夫。これくらい予想通り。それで、飲ませて貰った結果だけど……」
 そう言って露崎が言葉を止めたので、船井はドキリとした。
「ここまで好みだったんだけど、精液はあんまり……何で、今回はなかったことに……して……」
 そう言うけれど、それで納得できるほど船井は人ができていなかった。
 ここまでされてなかったことにされたせいか、気持ちが完全にブチッと切れた気がした。
 座っていた露崎が立ち上がった瞬間だった。
 そんな露崎の腕を掴み、船井はそのまま強引に引っ張ってベッドに押し倒してしまった。
「ふ、船井くん……?」
 さすがに船井が無理矢理押し倒してくるとは思ってもいなかったという露崎の表情に何だか船井は怒りを覚えた。
「ここまでやっておいて、じゃあ終わりますじゃないんですよ」
 完全に船井はキレていた。
 自分でもここまでキレたことはなく、どうしてここまで怒りがわくのか理解できなかったけれど、露崎をどうしても抱いてしまいたかったのだと思う。
 暴走する気持ちとは別に頭中は冷静にどう露崎を抱こうかという思案をしていた。
 逃げようとする露崎を押さえつけ、本気で殴ってくる腕を捕まえて、ベッドに俯せに倒した。
「……ちょっと、船井くん、まって……ああっ」
 そう言って止まれるなら、もうとっくに止まっている。
 冷静に自分を分析しながらも、露崎を抱くのをやめることはできなかった。
 どうしたってこのペニスを露崎の中に挿れて、擦りつけたいのだ。
 露崎を俯せにして腰を掴んで、露崎のアナルに指を挿れると意外なことが分かった。
「何だ、準備できてるじゃないですか」
 指を突き挿入れたとたん、中はローションが挿入っていたようで、グジュリと滑った音が響いた。
「あ、やっ……ああっだめっそんなの……ああだめっ」
「駄目じゃないです。挿れます」
「だめっああっひうっ!」
 船井は駄目だと逃げようとする露崎の腰を掴み、反り勃ったペニスを露崎の中に押し込んでいく。
「あああっ……おち○ぽ硬っ……あっあああぁっ……らめ、らめっ…おち○ぽは……んっひっやっ……あっ……おち〇ぽはっああん入ってくる……ん゛っ……」
「ほら、結局ここに挿入ってしまえば、味なんてどうでもいいんですよっ」
 そう船井が大きな声で叫び、それに露崎が嬌声を上げる。
「あっ、あっ……、ひっきたっおち○ぽっあ゛っ、あああぁぁっあ゛ひっ、深い……ああっおち○ぽ大きいっ、なにこれっ……、あっ、あっ、ふかいっああんっそこまでらめぇっ……、あっ、あ゛ああっああんっあああっ!」
さっきよりも勃起したペニスが一回り大きくなっているのか、露崎の中はミチミチに広がっている。
 その圧迫感に露崎は喘ぎ、すぐに喜んでいるような言葉を口にした。
「あ゛ああんっああっ!! ああああっあっぁっあっ、いいっ、おちんぽっきもちいいよぉっ……、あああぁんっはぁんっ……あっあっあひぃっ! あっあぁっ、あひぃっ……、らめっ、あーっ……」
「ほら、やっぱり誰のペニスでもいいんだっ! だったら俺でもいいでしょっ」
「もっ、やらぁっ……ああっ……、あぁっ、こんなっ、はぁっ、はぁっ……こんなっあっぁんっあーっ……はっあぁっ、あっああぁっあひぃっ! あんっ……あっあっあああぁぅっあっやっ! あぁーっ……らめぇっ、んっはぁっぁああっ」
露崎が抵抗らしい抵抗もできないまま、腰を振る船井の行為にベッドから逃げられないまま、押さえつけられている。
「あぁっあっ、あんぅっ……、や、あぁっあーっ……ひっ、ああっ、あぁあんっんっんっ……はぁっぁ、あぅんっすご、いっ……ひゃぁっあっはぁっ、あぅんっ!」
俯せにされ、腰を掴まれていたら逃げるに逃げられない。逃げようとしてもベッドの頭辺りに辿り着くだけで、そこまで逃げたらベッドの枕に完全に露崎は沈み込んでしまった。
「あぁあああっ……あああっ、あぁああぁんっ……やぁああっ! あっいいぃっひぅっ、あっ、あぁんっ! あぅっあっあんっいいっ、んっ、ひああぁっいいよぉっあっあんっあんっ、もうっ、らめっおま○こっ、ぐりぐりされてぇっ、きもちいいよぉっ!!」
「イッて、俺でイッてください!」
「あぁーっ、いくっ、船井のおちんぽでいくっ! ひぃあああんっ、いっちゃうよぉっ! あっはぁあんっ! ああ、船井におま○こされてっいっちゃうっああんあんあんっ!」
露崎はそれで絶頂をした。
 精液を吐き出して派手に達して、体を震わせているけれど、それでも船井はまだ射精をしていないから、腰を振り続けた。
「ふあっあっ、あっらめええっ、激しくおちんぽでおま○こぐりぐりされたらっああんっきもちいいっああんっああんっああっ! ああっんっいいっ……おま○こっ……ああんっらめっおかしくなる……ああんっああいいっきもちよすぎるっああん!」
「このまま気持ちよくなっていてください……もっともっと犯してあげるから、もっと狂ったように淫乱なところを見せてください。どうせ、皆ともやってるんでしょうから、俺とだってやってくれてもいいじゃないですかっほらほら、ここがいいんでしょっ」
 船井は狂ったようにそう叫び、露崎を強引に犯した。
「あぁあっああんっ……もっ許してぇっ……おかしくなっちゃうっ……、おま〇こ、馬鹿になっちゃうっあああっ……おちんぽっああっ……あっ、あああぁっ……らめっおちんぽハメるのはっ……おちんぽ……ああんっいいっいいっああああっ!」
露崎は頭を振りながら快楽に抗おうとしているようだったが、強烈な快楽は露崎の口から嬌声ばかりを吐き出している。
「いいっああっ……ああんっ……んっあっあああっああっああっんっああっんあっあっあっああっあ゛あっ……んっあっ、あ゛っ、あっあっあっあああっ! んあっん……あっあああっ……あんっあっああっああっんあっあっはあっんっあっ、ああっあぁんっ」
 気持ちがいいのはどうしようもないことで、露崎は素直に気持ちがいいことだけは認めた。それは精液の味など関係がないことで、船井のペニスは露崎を喘ぎ狂うくらいにはさせられるものだったらしい。
「いいっああんっおま○こっいいっきもちいいっああんっああ……ああんっ……ああんああいいっあ゛あっいいっ、らめっあ゛あっ、らめっ、おま○こゴリゴリしてるっ……ひっあっ、あんあんあんあんあんっああんっ!!」
 露崎はまた絶頂をして体を痙攣させている。
 とうとう潮を吹いたように透明な液体をベッドに撒き散らかして、突き上げるたびにペニスから液体が漏れ出ているほどだった。
「おまんこ……ああっ……らめっゴリゴリしちゃっ……ああんっおちんぽっおおきいいっああんっ……ああんっいいっ……きもちいいっおちんぽ……ああっ……いいっ気持ちいいっ……ああんっああっあああんっ」
イキ狂うほどの快楽に襲われ、露崎はイキッぱなしのように精液を吐き続けている。
「あ゛ああっ……あっ、あ゛っ、らめっらめええっ、あ゛あああぁっあ゛っい゛っ、あっんっ、、いくっあ゛あ゛っあっらめっあ゛っんっ、あっ、あぁっ、いくっ、いっちゃうっ……あぁあああん!」
ガクガクと体が震えて上半身はベッドに沈んでいるけれど、腰だけは船井が持ち上げて、ただただペニスを突き挿れて腰を振っている。
「ああいい……ああんっおちんぽっいい……ああんっああっ……きもちいいっああんっ……ああんっおま○こっああんっいいっあ゛あぁっ……」
「ほら、これでもいいでしょ、もっともっと犯しますから、もっと喘いでもっと声を聞かせて」
「船井のおちんぽ、らめっああっ、あっ、やああっあっあんっあっあ゛ああぁっ船井のおちんぽすきぃっ……おま○こっハメハメされて、イキまくちゃうっ……あ゛っ……いい……おま〇こきもちぃっあぁあんっあんっ」
「中が凄いうねって、俺のペニスを離さないですもんね。相当セックスが好きですよね。むしろ犯されるのが好きなんでしょう? こうなることを望んでいたんでしょ、そうじゃなきゃあんなことしないですよっ! 気持ちがいいんでしょ、ほらこのペニスが気に入ったんでしょ!」
「いいっきもちいいっ船井のおちんぽっああんっらめっらめっきもちいいところばっかっ……こすっちゃっああんっらめっああっ、すきっ好きっ、船井のおちんぽしゅきぃっ……あ゛っあ゛っ、あっ、きもちいとこっ、ゴリゴリされてっんっあっあああんっ」
「俺に惚れなくていいです、このペニスに惚れてください……ずっとこれで犯してあげるからっほらここがいいんでしょっ」
「ああ……すきっおちんぽっ……すきっああ……きもちいいっああんっおま○こゴリゴリされて……ああんっいいっ船井のおちんぽっきもちいいっああ……いいっおちんぽっ……おちんぽっああんっきもちいいっああんっ」
船井に言われるように露崎は自らも腰を振り船井を求めている。
 船井は絶倫で一回も射精をせずに腰を振り、何度も露崎を絶頂させては尿まで漏らさせている。それでも手を休めずに体力に任せるがままに、露崎を犯し続けた。
「あっあ゛っ激しぃっ……ん゛ああんっあ゛っあっあひっ……あ゛っあっあんあんあんっああっすごいっ船井のおちんぽっすごい……ああんっきもちいいっああんっあああんっあああっ!」
露崎は喘ぎ嬌声を上げて、狂ったように腰を振っている。
 これで船井が犯したせいだと言われても誰も信じたりしない。寧ろこれがレイプだと言われた方がおかしい状況である。
だから船井はそんな様子の露崎を携帯で撮影をした。
 淫らに腰を自ら振り、潮を吹きながら船井のペニスを喜んで受け入れている姿をしっかりと撮影をした。
「ふあああっ……んっあっ、あんっ……俺のおま〇こ、船井のおちんぽで、気持ちよくなってるっ……ああっあっあんっあぁあんっああ……ああっんっああんっんあっあああんっああっ……きもちいいっああんっああっいいっああんっいくいくっああああっ!!」
 露崎は絶頂してペニスから精液を吐き出しているが、それが船井に突き上げられるたびにまたちょっとずつペニスから精液を吹き出している。
「あ゛あああっ……あぁっあっいいっ、きもちぃっ、船井のおちんぽ、大きくて、おま〇この奥まで届いてるっあああっあぁっあっあっああ」
「奥に出すったっぷりと出して、露崎さんを堕としてみせるっ孕ませるっ!」
「おおきいっおちんぽっきもちいいああんったあんっあああんっ……きもちいいっああんっああ、せいえきくる、きたっああああああっ!!」
 露崎は奥で船井の大量の精液を受け止めて、また潮を吹いて絶頂をしている。
その派手な絶頂で船井の携帯まで飛ぶような潮を吹いて、カメラのレンズを汚している。
 そして船井は撮影をしながら、ペニスを抜くところを写し、アナルから精液が逆流してくるのをしっかりとカメラに収めた。
 そして指を露崎のアナルに突き挿れて、そのまま精液を内壁に塗りつけるようにしてから、また勃起したペニスを露崎のアナルに突き挿入れた。
 露崎は意識は完全に飛んでいたけれど、意識がない露崎を船井は堪能して様々な体位で撮影をして何度も露崎の中に精液を出した。
 ホテルの出窓に露崎を置き、そこで露崎の股を開いてアナルから精液が漏れるところを動画にしたり、口でイラマチオをしていたり、精液を顔射したり、体中に精液をかけたりと好き勝手にした。
 どうせ目を覚ました露崎には、嫌われる道しか残っていないから、露崎の意識のない間に体中を堪能しておくべきだと思ったのだ。
 露崎は長く目を覚まさなかったけれど、その間六時間ほどが船井の自由な時間になった。
 露崎の体を洗っては精液をぶっかけるし、乳首をひたすら舐めて勃起させたりペニスを乳首につけたりと変態行為を楽しんだ。
 そして明け方には露崎の体を綺麗にして、毛布に包んでソファに寝かせたあとに支払いを朝のモーニングコールと共に頼んで先払いをしてからホテルを出た。
 

 家に帰り着くと、怒濤の露崎からのメッセージが届いていることに気付いた。
「ああ、何でこんなことに」
 船井が落ち込みながらも、メッセージを見たら露崎はふざけんなと怒っている。
「どうしてあんなことをしたかって?」
 そんなの決まっている。
「あなたが先に誘ったからですよ……」
 そう言いながら露崎には露崎が喜んで腰を振っている動画を送りつけてやった。
 潮を吹きながら精液を受けて蕩けた顔をしているから、これをレイプと言ったらきっと違うと言われるような動画だ。
 さすがにそれで露崎のメッセージが止まった。
「でしょうね、これでどうこう言われても、露崎さんが俺を誘ったことなんて、露崎さんの会社の子たちが証言してくれるでしょうし」
 すると暫くして露崎からきたメッセージ、それは。
「要求は何だ?って そりゃもちろん。露崎さんを頂きたいです、それだけですよ。昨日のように俺のペニスで喘いでイキまくってくれればいいんです」
 こういうメッセージを送り、露崎がアナルから精液を垂れ流している芸術的な写真を送っていくと、露崎は降参した。
『分かった、お前と付き合う』
 それは交際の始まりにして最悪なことだろうが、船井にはチャンスだった。
「ちゃんとセックスで堕として見せますよ。露崎さん、俺に目を付けたことを一生後悔すると思いますよ。だって露崎さん、俺のこと絶対タイプだし、セックスも相性いいし、気に入らないの精液くらいでしょ? 大丈夫、精液の味なんて、慣れればいいだけのこと。どうせこのさき俺の精液しか飲めないんだから慣れますよ」
 そう露崎に電話をして平然と言った。
 露崎は絶句していたけれど、反論はできなかったようだ。
「それじゃ、どうせなのでオナニーとアナニー動画送ってくださいね。会えない日はそれで抜くところ見せてあげますから」
 船井はそう言い、それに露崎は逆らえなかった。
 そこにはもう可愛い取引先の後輩っぽい男であった船井はいなかった。
 完全に露崎を支配した強い男の船井になっていた。
 露崎は計算を間違えたのだ、自業自得であろうからきっと誰も救ってはくれないだろう。それも船井の計算には入っている。
「さーて、次はどんなことをしようかな。露崎さん、エロいったらないし、何でもできそうだし……まずは精液の味をしっかり覚えさせよう。それだな」
 船井は露崎のつまみ食いによって完全に狂ってしまった。
 船井は露崎を次に犯すための計画を練りながら、鼻歌を歌っているとメッセージが届く。。
 携帯には逆らえない露崎からのオナニーやアナニー動画届いている。
「まったく可愛いんだから、露崎さん。こうやってどんどん取り返しの付かない状態に自ら追い込んでいるなんて、可愛い人なんだ」
 こんな動画を船井に送ってくれば、それを脅しに使われて二度と離れられなくなることに露崎は気付いていないらしい。
 それに船井はニヤリと笑い、自分のオナニー動画を露崎に送りつけた。
 もちろんおかずは露崎のオナニー動画たちである。
 露崎は船井に不用意に手を出したせいで、船井からのあり得ないほどの執着を受け止めなければならなくなったのだった。

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