173-Native culture
深い森の中を歩き回るというだけで体力が削られていくのは、湿度があるせいかもしれない。
慣れていない国の人々は早々に堪え、慣れているけれどもさすがに疲れたと思うのは何人かいる日本人たちだった。
その中で藤根は教授の付き添いだ。
選考しているのは考古学。
マヤ文明など古代文明の著作をたくさん出している炭谷教授は、今回の新たな遺跡調査に同じ研究者を目指している院生の藤根を同行させた。
藤根はアマゾンに幾つもある民族の言語学に通じており、今回の遺跡がある地域の言語にも詳しかったからだ。
「君の研究成果も試せるから、卒業までは一年のロスになるかもしれないけれど、一年間現地で実地だと思えばそれなりに経歴にはいいと思うんだ。それに一年間雇う形になるのでそれほど多くはないがコンビニバイトくらいは出ると思ってくれ」
つまり、教授のスポンサーは一応は給料も出してくれるというから、いかない手はない。一年休学をしての仕事になるが大学側も休学による不利などはないようだった。
それなら藤根がそれを拒む必要はなく、せっかくだからと両親も行ってこいといってくれた。
毎月給料が振り込まれるのでアパートの代金は払えるし、両親が一ヶ月に一回は部屋を見てくれると言うので、こんな好条件の研究になる機会なんて二度とこないと藤根は思ったほどだった。
現地に行くと、現地のガイドもいたけれど、そのガイドは全部族には詳しくないのと英語も苦手な部類で、結局藤根の方が現地のガイドよりも詳しかったが伝統的なことなどはガイドの方が詳しいので二人で何とか協力をして日本語に分かりやすく通訳をした。
アマゾンの森の中には埋もれた遺跡がたくさんあるという。
それらの不思議な遺跡とそこに生きる民族が今回の調査目的だ。
ほぼアマゾンの中央にあり、深い森の奥にある洞窟にいる民族、それが教授の本命だ。
森の中に生きながら、洞窟に住む民族。
彼らに会うためには今回のガイドが重要だった。
そのガイドは元々親がそこに住んでいたけれど、暮らしに不満を持って都会に出た。そしてそこでガイドは生まれ育ったけれど、たまには里帰りもしていたらしい。
しかし身内には優しいけれど、その他の民族には警戒心が強く、居所がバレてしまうと大引っ越しをして森に消えてしまう民族でもある。
実際、イギリスの教授が大調査をした時には三つの村が姿を消したというから、そこは慎重に行われた。
「難しいです。彼らはとてもせんさいで……」
そうガイドに言われて藤根は交渉に参加したものの、どうしたものかと思っていた。
「そうですね……彼らの言い分も分かるけれど」
「そこなんですよね」
交渉に参加して三日目、屈強な男、筋肉隆々の姿の兵士が三人ほど姿をやっと見せた。
とにかく彼らの機嫌を損ねないように、教授は必死に彼らのことを説得してみせた。熱意は藤根も間違えないように伝えたけれど、彼らの様子は顔の表情一つ変わらない。
強い視線、そして肌は泥で汚されて白くなっている。耳には大きなピアスをしていて、それが垂れ下がって耳たぶが伸びている。首は金属の輪が重なっていてそれが普通の人よりも少しだけ首が長くなっている。体の隆々さは狩りのために必要で、時にはワニどころかジャガーとすら戦うこともあるという。
そして何よりも兵士は冷静だった。
激高すること、声を荒らげることもなく、淡々と話を聞き、そして駄目なことにもしっかりと駄目である理由を述べる。交渉がとてもうまかった。
それは皮肉にもこういう外来者が多いせいで求められたらしく、他の民族とも行き来がないから、彼らが近年学んだことらしい。
話によると、外来者のせいで住み処を奪われて村を捨てざるを得なかったことがあるようで、彼らは条件を出したのである。
『一人を人質として差し出してほしい。他の人間が何かをすれば、その人質の命をもらう。もちろんその後の交渉もなしだ』
それが彼らの条件だったけれど、その人質には藤根が選ばれてしまった。
「お、俺?」
すっとその兵士に指を指されて指名をされているのだと気づいた藤根であるが、自分が教授のお供できた研究者であるから、人質では困るのではないかと思った。
『考えてもらって構わない。ただその人質の代わりはない。明日返事を貰いに来る』
そう言うと兵士たちは村に戻ってしまった。
そこでチーム内は混乱した。
「どうするんだ? 人質なんて渡したら……人権的な問題でのちのち問題になるぞ」
さすがに調査をするために人質を出したことが外部に漏れれば、その研究は研究以前に人権的な問題でバッシングを受けるだろう。
「だが、ここで引き下がったらせっかくのチャンスが二度と得られない!」
教授がそう言うので、全員がそれに黙った。
そこにいる調査員や教授を含む大学の人々は、このために二年間準備をしてきたのだ。やっとその部族と交渉ができると分かって乗り込んできたのに、ここで引き上げればそれらが無になり、スポンサーは二度と協力はしてくれないだろう。
その大変さは藤根も分かっているだけに、彼らにそれを決めさせるのは酷だと判断できた。
「あの、僕はいきます」
藤根がそう言うと全員が驚きながらもホッとしたような表情をした。
「しかし……人質ということは殺されるかもしれないんだぞ?」
「もちろん、分かってます。でもこれって、人質として彼らの生活に入ることができるってことですよね?」
そう藤根が言うと教授はハッとした。
「そうか、彼らの人質に対する態度など、捕虜としての扱いなどはなってみないことには分からないことだ……」
教授の言葉にその場にいた全員がなるほどと言う。
「ですので、僕が望んでそこに行ったことにすれば……研究を終えて戻っても僕も生きているわけですし、彼らの不快を買わなければ大丈夫。交渉自体を後からそうなってしまった事態にすれば……多少はごまかせます」
つまり交渉段階ではその話はなかったことにし、いざ研究のために村に入ったら助手が一人監禁されて見張られる中で調査をするしかなかったとするのだ。それで藤根が殺されたとしても、ここにいる人たちがこう主張をすればスポンサーにも言い訳が立つ。
実際、いろんな部族の調査をしている研究者で、部族に近づこうとしてヘリごと打ち落とされた事件もあるから、言い訳はそれなりに立つ。
というのが今回の流れになった。
ここまで一ヶ月かけてやってきたから、今更引き返したい人はここにはいなかった。
藤根は恐怖には怯えておらず、研究者として観察をしてくるとニコリとして言った。
次の日兵士が現れて、交渉をすると兵士は少しだけ驚いた顔をした。
まさか本当に人質を差し出すとは思わなかったのだろうか、それとも今までの交渉で全員がここで引き下がったのかもしれない。
命をかけてまで調査をしに来るような研究者もいなかったのか。
思惑は分からないけれど、彼らは三人で話し合い、藤根の人質を受け入れると言った。
そして教授は毎日藤根と会話をさせてくれと条件に加えた。
彼がつらい目に遭っているなら、研究者として引き下がる準備もあると言うのだ。
それには兵士も頷き、すぐに藤根に向き直った。
『準備をして先に来て貰う』
そう言われて藤根は自分の荷物を持った。
研究に必要なものは持って行っていいと言われたので詰め込んだ。
「それじゃ、先に行ってます」
「ああ、気をつけて」
その村に先に藤根は連れて行かれる。
教授たちは少し不安になったのか暗い顔をしていたけれど、藤根はむしろ怖くはなかった。
この先の村の様子が楽しみだったし、この兵士たちならば村での身の安全もある気がしたのだ。
村まで一キロくらい歩くと、洞窟が見えてきた。
自然にできた大きな洞窟は、人間が住むために改造されているが、入り口はそうと分からないように草や木に隠されていた。
「わあ、すごい」
思わず声が漏れ、周りを見回した。
そして洞窟に入ると村の全容が見えた。
けれど、その村の異変に藤村は気づいた。
「女の人がいない?」
全員が男で女性が一人もいなかった。
すると兵士が言った。
『ここは村とはいえ、狩りをするための村だ。女子供は安全な場所にいる。お前たちを信用できないから、しばらくはここで見定めさせて貰う』
兵士がそう言うので藤根はやっと状況を飲み込めた。
なかなかに危機管理が強い彼らの様子に、藤根は少しだけ笑った。
『僕はその中を見ても構いませんか?』
興味津々となった藤根は兵士にそう言うと、兵士は少しだけ微笑んでから村の中を案内してくれた。
彼らの暮らしに触れているのだと藤根は真剣に話を聞いてそしてメモをした。
それを見た彼らは本気で藤根たちが生活に興味を持っていることを知って、少しは認めてくれたようだったが、村内にいる男たちの視線が何だか興味ありげに藤根を見ているのには、藤根もすぐに察した。
警戒をしているわけでもない、それでいて品定めでもするかのような視線に、藤根は驚きながらも暗くなるまで村内を見て回った。
洞窟に彼らが住むようになったのは、どうやら雨が多いせいらしい。
そして熱帯雨林であるから湿度による暑さを洞窟内の冷たい空気がちょうどクーラーの役割をしているようで、実際、この暑さに参っていた藤根は村内の洞窟が涼しかったことには驚いたものだった。
そして当然のように藤根の寝床も村の洞窟だ。
ただその洞窟は更に奥にあり、外からは完全に見えない場所にある。
石の洞窟は入り組んでいて、兵士に案内をされないと迷子になる。だから着いてこいと言われたので着いてきたが、やっと奥まで行き着いた。少しの空間に息抜きの穴があり、ちょうど十人ほどが入れる空間だった。
その中央には新しい柔らかい木の葉が敷き詰められたベッドがあった。
『そこで眠る。お前のだ』
「あ、俺のベッドなんだこれが」
周りから隔離されているのは、ただ単に兵士が不安だからだろう。
寝る前にメモを書いているとそこに兵士が温かい飲み物を持ってきた。
『ミルクだ。夜は少し寒いかもしれない』
「ホットミルクか、へえ山羊がいたから、それのかな?」
受け取ってそれを飲んでいると、兵士がじっと見ている。
どうやら全部飲み干すまで見ているのだと気付いて、全部一気に飲んだ。
器を返すと兵士は中身が残っていないか確認してから下がっていった。
部屋の明かりは藤根が持ってきたランタンで照らしていたが、書き物が終わるとそれを消した。
シンとした闇が広がって少し怖かったけれど、ベッドのようになっている寝床が柔らかいから何だか安心した。
すっと意識がすぐに沈んで眠れたのは、疲れていたのと緊張していたからで、この柔らかいベッドに寝てみてやっと心に余裕ができ安心したからだった。
けれど、そのままでその夜は終わらなかった。
2
「あ、は……あぅ、あうぅ……」
奇妙な声が自分の口から出ている気がして、薄らと意識が浮上する。
「んんっ……は、あー……っ」
やはり自分の口から漏れている声だと分かり、藤根が目を開けるとそこは明かりのない闇だったけれど、明らかに人の気配を感じた。
「ひ、んっ……あぁっ……うあ……」
驚いて起き上がろうとしたが、誰かがのし掛かっているようで起き上がれない。
体中を何かが這い回るように動いていて、それらが触ってくるだけで藤根は気持ちがいいと感じているのが分かった。
「あぁっああっ、あっ、あっ……く、ふう、ううぅん……っ」
乳首には何か滑り気のあるものが塗られ、それを人の手が撫でてきて乳首を弄っているのが分かった。
「あ、あ、も……っ、だめ、それ……っはあっ……だめ……あぁ、あんっ……っ」
そして下半身にも手が伸びていて、やはり滑り気のある何かで濡らされた藤根のペニスを誰かが手で扱いている。
「ああぁ……っ、んあっ、はぁ、はぁうっ……は……っ、はふぅ……っ、う……」
一人二人ではない、これが全て手だとすれば、四人以上はいることになる。
どうしてこんなことになっているのか分からないけれど、どうにか状況を掴みたいと思った。
けれど下手な抵抗をして彼らを怒らせたらきっと命の危機になる。
そう咄嗟に藤根は思った。
外にいる仲間たちにも危険が及ぶかもしれない。彼らが怒って皆を殺しても彼らには危険分子を始末したという正当防衛が認められる。それはここに来る前にこの国の文化大臣にも言われたことだ。
この森には未知数の部族が住んでいる。
彼らには現代の法律は通用せず、また通用させるわけにはいかない事情もある。
よってそこで何かが起こったとしても彼らのルールが適用され、現代都市の法律は通用しないのだ。
それを耳にタコができるほど注意されたから、それをふと思い出してしまった。
「んんうぅう……っ、はぁ……あっ、あぁん……っう、あっ……あ、い……っ、ああっ!」
彼らが夜這いをして藤根の体をいじり回しているのは、彼らの中のルールで招いた客を抱くことで内側に入れるための儀式なのかもしれない。
そういう話は聞いたことはなかったけれど、これまでに殺されたことがあるらしい人々はこれを受け入れられなかったのかもしれない。
藤根は殺されるわけにはいかないので、抵抗はやめた。
「はぁ……あぁ……っんぁ……っ、ぁん、やら、ぁ……っ、やめ、やめて、ああぁ、ひぁん、あぁ、ああぁ、んあ、やぁ……っ」
甘い声が止まらずに口から出てしまうのは、さっきから体が熱いのと関係しているのだろう。
「ひ……あ、ぃ、ん……っあ、ぁぅ……ひぃ熱、ぃい……っ」
熱めの液体が体にかけられ、それが体に塗りつけられる。
「あぁん、……っぁん、やぁ……っ、やめて……やめて……っ、あゃ、あ、ぁ、あっ」
何をされているのか分からないまま、体中を弄られていくだけで、だんだんと気分まで良くなり始めた藤根は、怖くなって初めて抵抗らしい声を出した。
すると、唇にキスをされた。
「んんううっ……あゃ、ひあぁあ……っぁふっ、ゃ、ぁ……っあ、あぁ」
安心させるかのようにキスをしてきたのは、ずっと藤根の隣にいて案内をしてくれていた兵士だ。
まさか兵士に襲われているとは思わなかったので、藤根が動揺するけれどそれをしっかりとした声が落ち着かせようとしてくる。
『これは儀式だ……外の者が村に入るには、兵士に全てを見せないといけない』
「あぁ……っ、ぃ、いやあっ……はぁっああ……あぁ、はあぁっ……こ、こんな……っ、だめっん……」
アナルまで弄られていることを知って、藤根は慌てるけれど、それを宥めるようにまた言われた。
『大丈夫だ、痛みはないはずだ。お前は身を任せていればいい……そう自然に。そうすれば、精霊が心地よい世界に導いてくれる。私たちはその手伝いをするだけだ』
それがどういうことなのか分からないけれど、これが彼らの儀式ならば抵抗するのは無理がある。
きっとこれを断ったら研究も何もなくなるはずだ。
ここまでかけてきた研究全てが無駄になる。
やっとここまでこじつけたのだ。自分のせいで全てが駄目になるのは絶対に後悔する。それだけはしたくなかった。
「あぅあ、あぁ、んあ、ああ……っ、ん、はぁ……ああっ」
体中を撫で回されて完全に体が溶けきっているのが変わる。
マッサージのように丁寧に体を弄られ、アナルの中まで指を挿れて広げてくる。
「あっ! ぁひっ、ひんっ! ゃ、やぁっ、っあっ、あっ、ああ……っ、だめ……ああんっああっ」
アナルに四本の指が挿入り、横へ縦へと広げられている。内壁を擦りつけるようにしてジュグジュグとどんどん暖かい液体を入れられる。
それが中で擦られるとどうしようなく中が疼いて、擦って貰わないと我慢ができないくらいになってきた。
「あはぁ……っ、あぅ、んあ……ふああん……はぁっ……はぁ、あん……あぁ、やぁ……っ、あぁんっ……」
どんな液体を使っているのか分からないし、彼らが儀式用だと言うならきっと藤根たちが知らない植物の成分を使っているはずだ。
口に含んでも大丈夫で、さらには体に吸収しても一時的なかゆみがある程度で収まるような植物。その成分を知りたいけれど、それよりも体が疼いてきて仕方なかった。
「んっあぁあーっ、おちんぽっだめっ……あ゛ひっ、んっあ゛っあんっあんっあんっ」
中を抉っていた指が出ていったと思ったら、大きな兵士のペニスが藤根のアナルに挿入ってきていた。
「――はっ、はぁっ……! く、くぅううん……っ! んんっ……は、ぁん! あぁあ……っ!」
大きな圧迫感のある物がアナルに挿入ってきて、それを押し出すために中が動くけれど、その動きに逆らって硬い物が内壁を挿入り込んでくる。
「あぁはっ、はぁっ、はぁ……っあんんぅ……! んんんぅうう……っ!」
奥まで挿入り込んできて、中がいっぱいになる。根元までしっかりと納められて、奥までペニスが届いてしまっている。
「あ、あ……らめっああっ……ひっああああっ」
いっぱいに挿入ったペニスが中から引き摺り出るように引かれ、そしてまた中へと押し挿入ってくる。
この感覚を藤根は知らない。
知らないのに、中がかゆくてもっと擦って欲しいと思うほどにその行為が気持ちがいいと思った。
「あ゛っあ゛あああっ! あ゛ひっ、そこっ、らめっ、あ゛ああっ、だめっしんじゃうっ、そこばっかゴリゴリしないれぇっ……! あ゛ーっ、あ゛ーっ、んっあああぁっ……!」
前立腺を擦り上げるようにしてくる挿入に翻弄される藤根であるが、兵士たちはそんな藤根の体を幾数もの手で乳首や脇やペニスを扱いてくる。
仰向けで足を大きく開かれて押さえつけられて弄られ回られ、体をよじりながら藤根は感じた。
「あああぁっ……ひっうぁっあ゛っらめぇっ、だめぇっ…あ゛っあっあ゛あ゛あああっ……んっあっ、あぁんっ……あっあああぁんっ、ふぅっ、あっあひっ、あへぇっんっあ゛っ」
ペニスを中に挿れて貰えたら、体が酷く満足して、もっとして欲しいと強請っている。
きっと痒いのは植物の何かだろうし、彼らがいつまでも痒いままの何かを使用するとは思えないので、儀式の時にこうなるような弱い植物の成分を使っているのだろう。
実際に擦られるだけで気持ちがいいと感じるのは、虫刺されを掻く時の気持ちよさに似ていたから、そういうものなのだろう。
「ん゛ひぃっ、らめっらめっ、ああっ、乳首っ、ひぁぁっあぁっああああっあ゛あっ……んひぃっ、らめぇっい゛ぐっあっとまんなっ……あ゛っあっあっん゛ああっやぁっだめっ…ひあっちくびっしながらそこっやだ、あっあんっあんっあんっあんっあんっ」
乳首を激しくこね回され、摘ままれ引っ張られながらペニスを挿入されるとあり得ないほど乳首で感じた。
「あ゛ひっ、んっあぁあ゛あ゙っああぁ、らめっ、ちくびとち○ぽっあっあっあっあ゛あああっ…やあぁっちくびとち○ぽでイクっひっあ゛っああああ!!」
ガンガンと突き上げられ乳首を弄られて藤根は絶頂をした。
精液をペニスから吹き出しながら絶頂をしても、挿入が止まったのは一瞬だけで、体が緩んでくるとまた兵士は腰を使い始めた。
「ふあああっ…だめぇ、おかしくなぅ、ちんぽで、ごりごりされるといっちゃうっあぁっあんっあひっい゛っああっい゛ってぅ、止まんないっ……ああぁっ」
連続で絶頂をさせられても、快楽は止まらず藤根は気持ちよく何度もドライですらイカされる。
「あぁんっあっ、はああぁっ、ちんぽ、あっあ゛っい゛ってぅのに、奥までずんずんきてるぅっ……あっああああっ……! ん゛ああっ……そこっだめええっいくっいぐっ…ああああっひあああぁぁっ……あっあ゛あああああああーっ……」
ただただ気持ちがいいと感じるセックスで、藤根はこれにはもう耐えられずにされるがままに犯された。
「はぁあん! あぁっ! またイくっ! いっちゃ……あ゛ああんっ! いくっいくっあひっあっあああっあぁああ!」
ドライでまた達してやっと兵士は藤根の中に精液を吐き出した。
そしてすぐに次の兵士が藤根を犯し始める。
どうやらここにいる兵士五人が同じことをするのが儀式なのだろう。
夜になったばかりで朝まで時間はたっぷりある。どういう儀式なのか知らないが、体感をして知るのもありではある。
そう開き直った藤根はこれを楽しむことにした。
「ん゛あっああぁんっ、きもちいいっああっあ゙っああ゛っあっんぁっあっあぁぁぁあ゛ひっあへぇっああ゛っあっあ゛っあんっあんっあぁんっあ゛っあっああっ、あんっあんっああぁっ」
自ら腰を振り、兵士を煽り、乱暴に突き上げてくるのを追いかけるようにし始めると、押さえつけられていた手が解放された。
「あああっ……ん゛ぁっあ゛っ、ちくびぃっ、い゛ぃっ、あっああぁぁぁあ……あぁあっ、ああぁっおちんぽ、あっあ゛っい゛ってぅのに、ずんずんきてるぅっ……あっあっああああっ……あひっんっああああっ」
乳首を指で常に弄られ、痒みがあるから乳首を弄られると腰が抜けそうになるほど気持ちがよく、激しく引っ掻いて貰うと大きな嬌声が藤根の口から漏れた。
「あ゛ひっあ゛っあんっあんっふぁあっ、いぃっ、ひぁっあっいいっ、よすぎてっ、あああ゛ひぃっああっああんっ……んっはあぁんっあ゛ひっんっあぁっあぁんっ、しゅごいっ、すき、ち〇ぽすきっ、もう、こんなの知ったらっ、ち〇ぽずっとハメハメしてて、あ゛っあひっんっ」
三人目の兵士には藤根自ら騎乗位で跨がり、兵士の上で淫らに腰を振った。
その様子に兵士が藤根に群がり、藤根は兵士のペニスを手で扱いてやった。
「あっ、んぁっあっあああぁぁっあ゛ああぁっ……ひぅっ、ん゛っん゛あっ……あ゛っん゛っあああっ、っ、あ゛あああっああっ、ん゛っあぁぁあっあ゛っ……ぐっ、んっ、ん゛っ、ふううっ」
そうして一人の兵士をそのまま射精まで持って行ったけれど、次の兵士には四つん這いにされて後ろからペニスで突き上げられた。
「ひっ……待って……っ、あっ、ん゛っあ゛あああっあひっあへっぇっんあぁあっあ゛っあ゛っ、おち○ぽ、らめっああんっあっうああぁんっあ゛ひいいっ、当たってぅ、だめなとこっ、あ゛ひっらめ、ゴリゴリしてぅうっ……ん゛ひっあっあんあんあんあんあんっ」
気持ちがいいところを擦られて、藤根は一緒に腰を振りながらひたすら喘いだ。
こんなセックスを知ったら、もう日常的なセックスでは物足りなくなるだろう。
この兵士たちのペニスも大きいし長いし、何より射精するまでが長い。ずっと中を抉られ続け、ドライで何度もイカされる。だから一回射精をするまでが気が遠くなるほどである。
それを五人続けるだけで終わるとは思えなかった。
終わった兵士もまだペニスを勃起させているから、終わるわけもなかった。
「ん゛ひぃっ……あっあ゛っらめっらめええっ…い゛っ、あ゛っ、~~っ、いいっあああんっち○ぽっあ゛あああぁっん゛ああぁっ……すきっ、ああんっち〇ぽすきぃっ、おま○こっ、ハメハメされて、とまんなくなっちゃうっ、あ゛っいい、ひっあっ、きもちぃっ、あああんっあぁあんっ」
五人目の兵士はずっと側にいてくれた兵士だ。
彼のペニスは中でも一番大きく太くそして長かった。
そんなペニスは奥の奥に届き、結腸まで挿入り込んできた。
それは藤根にとって未知の世界であるが、塗られた薬品のせいか傷みもなく、圧迫感だけがあるだけだ。
「ひああっすきっ好きっ、ち〇ぽしゅきぃっ……あ゛へぇっ、んっあ゛っあ~~っ、おま○このきもちいとこっ、ゴリゴリされてぅ、んっあっあっ気持ちよくてっんはあっんイクっいっちゃうのっ……んああっん」
兵士が乳首に吸い付いて舌で舐めてくる。
それを感じながら別の兵士のペニスを藤根は手で扱く。
兵士たちは精液を撒き散らかせてもまた勃起して、藤根の手で慰めて貰おうと次々にペニスを突きつけてくる。
「ひあっあ゛っ激しぃっ、ん゛あっあ゛っあっあひっ、おち○ぽ、いいっ、あ゛っあっあんあんあんっあ゛あああっイクの止まんないぃいっ……ひあぁっあっいいっ、きもちぃっ、ち〇ぽ、大きくて、奥まで届いてぅっ……ん゛っあ゛へっんっあ゛っあぁあっ」
アナルに挿入っているペニスは結腸まで突き入れたままで精液を吐き出し、そしてまた突き挿入れた状態で三度も精液を叩き付けてくる。
それでも最後の兵士はペニスをアナルから抜かずに何度も勃起を繰り返しては、奥で精液を出し続ける。
「ふあああっんっあっあんっ……ち〇ぽ、気持ちいいい゛っ、あっあんっあぁあんっあ゛あああっあ゛っあっあんっ、……ちんぽハメられて、奥ガンガン犯されるの気持ちよすぎっ…あ゛っんあああっ」
藤根はこのセックスが好きになった。
もっともっとと兵士に強請り、兵士もそれに応え、最後には二輪刺しまでしても止まらず、精液を全身に浴びても興奮は収まらなかった。
「ん゛っあ゛っちんぽ、ハメハメ気持ちがいいぇっ…あ゛っあんあんあんあんあんっん゛ああっあっあっあひっあぇっああああっ…やっ、あっ、もっとゆっくりっ、ん゛あっんああんっあ゛ひっあ゛っあんっあんっふぁあっもうできないぃっ、ひぁっあっいいっ、ちんぽよすぎてっ気持ちがいいっああんっ」
そうして喘いで喘いで、声が嗄れるまで嬌声を上げて儀式に溺れた。
やがて朝が見えそうな時間になると、兵士が言った。
『これで儀式は終わりだ。お前は我々の妻となる……お前は我らの物だ……』
「ん゛あっあんっあぅうっ、んっあっあ゛っそんなっあ゛っ、いいっ、ちんぽ、いいところあたってる、なか気持ちがいい、あっあ゛あぁぁぁっひあああっ、あ゛っあっあひっああっあっあ゛っんああんっいくいくっいくぅううううっ!!」
兵士は全員で最後に藤根に精液をぶっかけて最後の一人が藤根の中で精液を吐き出した。
「……あ、あ、あ」
全身に精液を浴びたら不思議な痒みもいつの間にか消えていた。
体が疼くのはまだあるけれど、それは痒みのせいではない。
これで儀式が終わりだと兵士は言った。
けれど妻だの、我らの物だの意味の分からない言葉に藤根は頭が回らずに気を失った。
研究はその後、兵士たちの力を借りて研究は進み、これまでの数年間が何だったのかと思うほど彼らと意思疎通ができて、滞在一年の間に彼らの生活は知れた。
教授は満足して日本に帰ると言うので、藤根も帰るしかなかった。
『残念だけれど、僕の世界では色々とここにいるためには手続きがいるんだ、だから一旦帰るね』
そう普通に会話ができるほどになった藤根は、兵士にそう言った。
兵士たちはそんな藤根にキスをしてきてから言うのだ。
『お前は精霊に受け入れられたのだ。だからここに帰ってくる。お前はここに魂を埋めた。だから絶対に戻ってくる。それまで我らは待っている』
兵士たちはそう言い、藤根は必ず戻ってくると誓って日本に帰った。
日常に戻ったらそんな気持ちは消えるのかと思ったが、消えないどころかこの世界には居場所がないのだと思えるほど、違和感しかなかったのだ。
だから大学に論文を出して、卒業をすると、すぐに永住するための許可を取り、就職をせずにまたあの地に舞い戻った。
荷物は何も持たなかった。
その国の貸金庫にパスポートや貴重品などを入れ、鍵は日本の両親に送った。
そして少ないお金であの森の近くまで送って貰い、森に入るとどういうわけか兵士たちが出迎えに来てくれていた。
『どうして、今日来るって分かったの』
連絡を取る手段なんてないから、偶然だと言われてもあり得ないと思った。
彼らはあの出会いの後、集落を閉鎖してどこかに消えたという、だから同じところに戻っても彼らは待っていない。それが分かっていたけれど、藤根は戻ってきた。
『精霊が導いてくれる、お前が戻るとお告げがあった』
兵士たちがそう言い、藤根に代わる代わるにキスをした。
彼らには愛情表現として藤根が教えたキスである。
彼らがそれをまだ覚えていてくれて、使ってくれるということはそれだけ藤根のことを愛してくれているのだと言うことだった。
藤根は戻ってこられてよかったと頷き、彼らと共に森に消えた。
その後、藤根の教授たちが調べた民族は何世紀経っても再度発見されずに、やがて幻の民族として一年間の記録だけを残して伝説となったのだった。
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