169-parking
千坂は毎日の残業のある仕事からやっと解放された。
世の中は残業を減らそうと、罰則を設けて監督しているようであるが、これが弱小企業になるとまったくのブラックが存在する。
千坂は身寄りがないため、次の仕事に移ることができない。
ただブラック企業に勤めているとはいえ、給料だけはよかった。
千坂の仕事はサーバーの管理であり、それが社の仕事でもある。なので千坂に逃げられると会社が成り立たないことを知っている社長は、千坂にだけは給料を惜しまなかったのだ。
そのせいで、環境がいいはずの優良企業に移ることが千坂にできなかった。
というのも千坂は金が欲しかった。
身寄りのない千坂は、金だけが自分を支えるものだと思っている。
自分がゲイであることを認識した時に、親戚を頼るわけにはいかなくなった。真面目な職業である親類は、千坂のゲイである性癖を認めなかったのだ。
更に千坂はそんな親類の一人と寝てしまい、金を引き出していたこともあって親類からは平然と金のために寝るような人間だと知られている。
そのおかげで、千坂は一人で生きていくしかなくなった。
もちろん千坂にとって、それはラッキーなことであるが、問題は一人では国自体の制度に参加ができないことがある。マンションを借りる保証人、入院する時の保証人と何かと一人で生きている人間には厳しかった。
そのせいで千坂は更に金を求めるようになり、自分の腕に金を払ってくれるならどこででも働いた。
その中で、残業代以上のものをくれる今の会社に行き着いたわけだが、千坂への仕事の負担はそれなりに大きかった。
他の社員は辛さに潰れて辞めてしまう。辞められたら割り振った仕事が丸々千坂に降りかかってくるから、千坂はそのロスをなくすために最初から四人分の作業を毎日こなしている。
そのおかげで電話対応以外の仕事は千坂の腕にかかっていたけれど、そのおかげでサーバーが安定して、業績は上がったというから社長は千坂を絶対に手放せなくなった。
そんな千坂は社長を脅して残業代と+二人分の給料を要求した。
もちろん最初は反発した社長だったが、千坂が抜けることでプログラマーを四人も雇わなくてはいけない事実を知ると、さっさと千坂に二人分の給料と残業代を支払ってくれるようになった。
その方がお得であり、千坂が仕事を辞める気がないことに気づいたからだろう。
千坂ほどの腕があれば、優良企業の責任者になれるほどの力もあるのだが、千坂は金の方を優先した。
休みも要らなかったし、プログラミングも好きだったから苦ではなかった。
けれどそこで十年も働いていたら、さすがに体力の衰えも感じ始めてきた。
そろそろ体にガタが出始めてきたので、社長に話を通して一人のプログラマーを雇った。
優秀だったそのプログラマーは千坂の仕事をどんどん覚え、やがて千坂の立場になっていった。
社長は衰えのある千坂よりもその社員の仕事を認め、千坂の給料は一気に通常の給料に戻ってしまったのだ。
もちろん、それで千坂は黙っていなかった。
早速冷遇される自分に気付き、身代わりができたと思ったので、優良企業に面接に行った。
その場でトラブルに巻き込まれていた会社のシステムを即座に見直して直して見せたことで再就職が決まった。
千坂は社長に会社を辞めることを告げると、社長は千坂のまだまだ使えるはずの能力に一切の興味を示さずに、身代わりがいるからか、千坂をあっさりと解放してくれた。
そのおかげで一ヶ月後まで待たなくても今週の残業で千坂は会社に行かなくてもよくなった。
最後の残業が一週間続き、その残業中にしてきた仕事の引継ぎも何とか終えることができた。
「千坂さん、本当に辞めるんですか?」
新しいプログラマーの小山は、無表情で訪ねてきた。
「おまえが俺の代わりになったからな。俺はもうここには必要ではないんだよ。というか、俺の代わりがいる以上、俺が稼げなくなったからいる意味がない」
ブラックの給与とわずかな残業代は、千坂の当初貰っていた給料の三分の一になっていた。やる意味もない、本当の新入社員でももっと貰えるはずの仕事をしても、金にならないのだと千坂が告げると、小山はやっと自分が千坂の仕事を奪い、給料さえも奪ったことを知ったようだった。
「ああ、すみません。俺のせいですね……」
「構わないよ、さすがに年をとってくると、無理も利かなくなるからな。俺が衰えたってことだよ。お前もそれを感じたら自分以上の人材を見つけて、譲って逃げるといい」
千坂は小山に言い、小山はやっと自分が千坂の職を奪ったのではなく、人身御供であることに気づいたようだった。
やっとすべての仕事が終わり、千坂は自分のマンションに辿り着いた。
マンションは、この十年以上で貯めたお金でいい中古物件を買った。仕事を辞めることになってから買ったもので気に入っている。
やっとこれから普通の生活が始まる。
それに満足して車を降りた。
ドアを施錠し、一歩歩いた瞬間だった。
隣に止まっていた大きなバンの横ドアが開き、中から人の手が出てきたと思ったら、千坂はその手によって車内に連れ込まれてしまった。
「っ! は、離せっ!」
千坂はそう叫んで暴れようとするも、中に寝転がらされると着ていた服が無理矢理切り裂かれているのが分かった。
ビリビリと音がして、車が揺れている。
「やめっ! やめろっ!」
そう叫んでもこんな夜中の駐車場に誰かが着てくれるわけもなく、人の出入りはほぼない。車は駐車場を出て行くと、隣のマンションにある機械式立体駐車場に入ってしまった。タワー型の大きな駐車場に入ってしまうと、運転手だけが降りてしまい、千坂と誘拐犯が残った。
誘拐犯は三人いる。もちろん誰もが顔にマスクをしているので、何者なのかも分からない。けれど彼らが何をしているのかは千坂には分かってしまう。
「いやだっ……っ!」
必死で逃げようとするも、車に振動が起こり、立体駐車場の機械が動いてどんどん上昇しているのが分かった。
これで車の外に逃げ出せても、立体駐車場から逃げるのは無理になった。
なぜこんなことになったのか分からない。
最初からこの男たちは計画をしていて千坂を攫ったとしか思えず、千坂は原因を知ろうとした。
「何で、こんなことを……っ」
そう千坂が叫ぶと、誘拐犯の一人が千坂の前にスマホの画面を見せてくる。
その画面に映っていたのは、さっきまで同僚だった小山だった。
「……小山……これはなんだっ!」
そう千坂が叫ぶのだが、男たちの手は止まっていない。
服を脱がし、腕を縛り、全裸にして小山の前に晒したのだ。
『ああ、千坂さん……美しい』
しっかりと映る千坂の全裸姿に、小山は興奮したようにそう声を出した。
その声は興奮しているのは明らかで、千坂はやっとこれを実行したのが小山だと気づいた。
「何で、こんなことをする……っ」
千坂は小山に向かってそう聞くのだが、小山はそれに答えることをせずに、男たちに言うのだ。
『さあ、見せてくれ、千坂さんの痴態を』
男たちにそう指示を出した小山に千坂は叫んだ。
「ふざけるなっ! 何だよっやめっああっ!」
千坂の体を一人の男が押さえつけ、もう一人が体を弄ってくる。
そしてもう一人は映像を小山に届けているのか、撮影をするようにスマホを向けてくる。
小山はまだ残業で会社にいるはずであるが、まさかこれらの映像も全部そこに届けられているのかと千坂は気づいた。
会社のサーバーではあるが、千坂や小山は個人的に実験するためのサーバーを持っている。もちろん、パスがかかっているので誰も見られないけれど、そこに映像が届けられてこの映像も保管されるのだろう。
それが分かってしまい、千坂は小山がずっと千坂をそういう目で見ていた事実を知った。ずっと無表情で何も感じない人だと思っていたけれど、千坂が最後にネタばらしをしたことが気に入らなかったのかもしれない。
千坂の身代わりに小山を雇い、責任も何もかもをなすりつけたことがきっと恨みを買ったのだと気づいた。
幾ら叫ぼうと声は誰にも聞こえないし、きっとこの立体駐車場の管理をしている人間もグルだ。そうでなければ、人間が乗ったままの車を見過ごすはずもない。
また隣のマンションはまだ入居が始まっていない。電源が入っていることすら奇跡なのに、それを使える人間がいるとすれば、最初から使い方を知っているやつが仲間にいることになる。
いろんなことを頭の中で考えても、犯人につながる答えはきっと見つからないだろう。小山が人を雇っていたとすれば、小山との繋がりも見つからないだろう。
男たちは手慣れたように千坂の体を弄り、アナルには何か粘った物を注ぎ込み、それをなじませるようにしてアナルにバイブを突き入れてきた。
「あぁっ、うっ……あー……っひっ、あっ、あっ……やぁっ……」
異物を挿入されても、滑りで入り込んでくるバイブに千坂のアナルはしっかりとそれを銜え込んでしまう。
「あっやっ、くうぅ……ぁ……っん……ふぅっ、んんぅ!」
いいところをこね回すようにバイブが動き、固定されてしまってそれが収縮や緩みに合わせて出たり挿入ったりを繰り返してしまう。
「やぁ、あ……何で……っ」
千坂がゲイだと分かった時、自分が受ける方であることを知っていったから、長年受けとして自分のアナル拡張をしてきた。自分で弄るのも好きでオナニーは専ら自分でバイブを挿入てオナニーをすることだ。
もちろん、時々の休みに街に出て相手を見つけて抱いて貰うこともあったけれど、最近は残業の忙しさで人恋しさが増していた。
だから弄ってくる男の手をいやなのに、それを受け入れそうな自分がいることにも千坂は気づいてしまう。
「何で、こ、こんな……んうぅっ……!」
小山がどうしてこんなことをするのかは、まだ謎で理由を聞いてもきっと納得はできないだろう。
それでも小山は言った。
『あなたが乱れているところが見たいんだ』
そう言い、男たちにどんどん千坂を犯させていく。
けれどそれはレイプなのにいやに丁寧に体を開いていくのだ。
2
「あひ……ひ、あああっだめっんっあ……ぁ……ん……っ」
乳首を弄られ擦られ、指でこね上げられて引っかかれる。それを感じて腰が動き、固定されたバイブがいいところを擦り上げてくる。
だんだんとアナルがじんじんとしてきて、千坂はまさかと気付く。
「んぁ……っ、ぁん、やら、ぁ……っ、やめ、やめろ、ああぁ、ひぁん、あぁ、ああぁ、や、何す……っ、んあ、やぁ……っ」
明らかにこれはクスリを使われている。
そういう感じ方だ。
自分で気持ちがいいと思っていないはずなのに、気付いたら声が出ている。そこまで淫乱ではない千坂であるから、これはクスリの効果で感じているのだと分かった。
何度か使ったことはあるもので、セックス中の刺激がすべて快楽になるようなクスリで、セックスドラッグとして出回っているものだ。
それを使ってレイプをされると、とても抵抗する気を失い、淫らに乱れてしまい、警察に駆け込むこともできないほどの痴態を見せる。
それを裁判で証言するほど、心の強い人はおらず、レイプドラッグとしても優秀であるが、何せ値段が高い。そう簡単には手に入らないし、売っているところも特殊だ。
この男たちはそんなクスリを一番の吸収が早いアナルに突き入れ、さらには乳首などにも塗りまくり、酒を飲ませるようにして何度も無理矢理千坂に水を飲ませてきた。
「あはぁ……っ、あぅ、んあ……ふああん……はぁっ……はぁ、あん……あぁ、やぁ……っ、あぁんっ……」
もう完全にクスリにどっぷりとつけられてしまったら、千坂もだんだんと判断能力がなくなってくる。
このクスリの悪いところは、被害者が加害者に抵抗する気を失わせ、自ら腰を振ってしまうことだろう。そして被害者はクスリの効果を知らない素人であったら、自分の体の変化を信じられず、人に言えるわけもない。
「あぁはんっ! あっ……あん……っ」
クスリを使われていると分かっている千坂でも自分の口から漏れる言葉がいやがっている言葉ではなく、明らかに感じている喘ぎであることに気付いて、そうじゃないと思ってしまう。
「あんっああ……っぁ、ひぁ、はぁ……あぁん……ああん……んっ……」
奥を突き上げてくるバイブのうねり、そして気持ちがいい場所をバイブの瘤が擦り上げてくるから、それがどうしても気持ちがいい。
「あっ……! ちくびぁ、……らめ、あんっああん……っ」
乳首を執拗に舐められ、指で弄られてこねくり回されて、千坂の腰は動く。そんな千坂の腰を何度も撫でてくる手、ペニスにまで及んだ手によって、扱きあげられていくから、体はどんどん快楽を得てくる。
「やっ! あっ、ああんっな、はあんっは……っ、はぁ……っ、あん、ああぁ、んあぁ」
乳首とペニスとそしてアナルの奥でうごめく振動に千坂は口から涎を垂れ流した。
「あ! ああん、や、どうしてっ……あっ、あぁん……っああっ! あふ、ぅ……っ」
何故なのかを聞こうとするも、それを遮るように男たちの手が蠢き、千坂の言葉を喘ぎ以外奪っていく。
「んあぅ……! んああんっああっ……んぁ、ぁふっ……ん、やらっ……! ぁ、や、やめ、あんっああああ!」
どうしようもなく追い上げられて、千坂はみっともなく男たちの手でイカされ、小山にそれを見せつけるようにスマホで撮られた。
ビクビクと体が痙攣をする体に千坂は想像以上のクスリが使われているのだと分かる。
これは時間で言えば六時間以上は抜けない、しかも快楽の時間が長く、そして強い純正のクスリを使われている。
純度が高いと、効力が長く、感度もよくなる。研ぎ澄まされた神経は想像以上に千坂の快楽を呼び起こしてくる。
『千坂さん、美しい。淫らになっているあなたは、本当に綺麗だ。知らない男たちに犯され、クスリを使われているからとはいえ、ここまで乱れてくれる淫乱だったとは』
言葉で嬲ってくる小山に、千坂は体を震わせた。
「ぃや……っ見ないで……、見るなぁあ……っあああああっ!!」
言葉で嬲られるだけでも千坂はゾクリとする感覚が生まれる。
まだアナルの中でうごめいているバイブが千坂のいいところを何度も擦り上げていた。
「あっん、はっ! は、ぁん! あぁ、ぁ、あぁっ」
完全にクスリが極まっている状態になっていて、どうやらイカせるまでにクスリの効き目が出るまでイカせなかったらしい。
『やっぱり淫乱だ、見られても感じている。あなたはどうしようもない淫乱な牝だ』
「や、ぁ、あっ! や、め、……っいやだ、あ、ぁ、あっあっあっ!」
ガクガクと体が震えているのを男たちが群がってきて、うごめいているバイブを抜き取ると、そこに大きな男のペニスを突き立ててくる。
「いや、だ……っ! ゃだぁああっ! ひゃっあぁああ――っ!!」
一気に男のペニスで突き上げられ、それだけで千坂は絶頂をして自分のペニスから精液をはき出した。
「や、あっ……、ああは、あ、はっ、ぁ、ゃ……っやぁ……っ、ぁん、あぁっ、ああ……っ」
男たちは思い存分千坂をイカせてからペニスで千坂の中を抉ってきた。
「やぁあっ?! あぁっ、あぁん……っんはっ、あぁっ、あああっ! やぁ、らめぇ……っああ、やぁ……っ!」
どうしてこんなことになったのか、千坂には分からない。
ただ、小山はずっと千坂のことをこうしたいと思っていて、狙っていたのだろう。
けれど、自分は千坂に手を出さずに、他の男に犯させるのか。それはきっと憎んでいるからだろう。
しかし、それだけではないはずだ。
乱れている千坂を見て、小山は間違いなく興奮しているのが分かる。
「やぁあっ! あつ……っぅあ、あ……っやぁあっ! あ、あっ――!!」
千坂はこの場は抵抗ができなかった。
逃げ出すことはできない場所に連れ込まれ、きっと明るくなっても小山の気が済むまでは解放されない。更に千坂は会社をもう有休を消化という期間に入っていて、千坂が会社に出社しなくても誰も怪しまない。
更に千坂は一人暮らしで帰り着かないことを心配する人間はおらず、親類縁者とも付き合いはないので誰も探そうとはしない。
だからこのまま解放されるためには、小山の満足するだけさせて解放させるしか方法がない。
「ひぁあ……っあっ、あっ……あぁっ! ふぁ……ぁ、ん……んぅうう!」
男は深い奥を突き上げ続け、乱暴に腰を振ってくる。
それがどうしても気持ちがよくて、千坂は喘ぎ声を上げ続けた。
「あぁあ! ぁひ……っ、ひぃい……っ、あっ、やっ、ああ……っ! いやだこれっ、あぅっ!」
『その奥がいいんでしょう? 知ってます。あなたの体の隅々まで調べたんですよ。あなたは乱暴に突き上げられ、そして中出しをされるのが好き。どうしようもなく男の精液が好きなんですよね』
どうして小山が知っているのか分からないが、それが本当だった。
「んは……っはぁ、はぁ、も、ぅあっらめっそれは……っ! ひぁああああっ!!」
千坂は男の精液を中で出されるのが好きだ。
それは自分以外の男が種を千坂の中に出してもいいと思ってくれているという優越感と、それによる牝のように扱われることが快感だったからだ。
男が男の自分に欲情してくる証拠で、この時だけは生きていていい気がしたのだ。
「あっあっあっあっ……! んひゃぁぅ、やっ! あぁっ! あ、やぁ……っ、ああ……っ! あっ、あぁあっ!」
『ほら、奥を抉られるのが好きですよね、ほらそこに精液を叩きつけられるとたまらないんでしょう?』
「あっ、あぁっ、ゃ、やだぁあ……っ! あっあっ、ダメ、ダメ、そ、そこだめ……っやめ、あぁっ!」
小山の言う通り、そうされると千坂はたまらなく感じる。
たっぷりと男臭い精液が中で出されることに喜びを感じるせいで、一人相手だけでは満足できず、何人も相手をすることがある。最低でも二人、交互に犯され続けることが好みだ。
それは乱交をした大学自体の経験から、いろんな男のペニスを銜えるのが嬉しかったのもある。
もしかしてと、千坂は思う。
あの乱交の中に小山もいたのかもしれない。そして痴態を繰り広げていた千坂の体に興味があったのかもしれない。
だから淫乱でどうしようもない人間である千坂に騙されたことが許せないのかもしれない。
「あぁっあっあっやっ、やぁ……っ、ぁん、ぁ、ふぅは、ぁあん……あぁ、あぁ、あぁ、ひぁ……っ! あんっ! あっ、あぁあ――っ!」
『おま○こにされるのが大好きで、たくさんのチンポを咥えて喜んでいましたよね……たしかおちんぽってペニスのことを呼んでましたね?』
「あぅっ、ぁっあっあっあっ、やっ、おちんぽ……っ、やめてぇ……っ!」
『あなたのやめては、もっとしてだった』
「あっ! あぁん……っ! っあ、あぁああっ! あああっ! ああんっああっぁあん……っ!」
男のペニスが奥を抉り続け、内壁を擦り上げていく、そしてペニスを抜き、引きずり出すように出て行くと、またこじ開けるように押し挿入ってくる。
その行動がただただ千坂は大好きで、どうしようもなく嬌声を上げて悶えた。
「あぁああっ! あっあ、はふっ……ん、はぁあんん! んあ……っ、ああ……っら、めぇ……っ!」
気持ちいいと叫んでいる方が楽で、望んでいなくても千坂はそれを受け入れる。
そうすれば皆、千坂に溺れてくれたし、いつでも抱いてくれた。
どこでも犯してくれて、ペニスをたくさん用意してくれた。
それが大学時代は嬉しかったのだ。求められている気がして。
「んっあぁあーっ、おちんぽっだめっ……あ゛ひっ、んっあ゛っあんっあんっあんっ」
言い様もない気持ちよさに喘ぎ、千坂はただ乱れた。
男はそうしているうちにとうとう精液を中で出しそうなほど素早く腰を動かし始めた。
「あ゛っあ゛あああっ! あ゛ひっ、そこっ、らめっ、あ゛ああっ、だめっしんじゃうっ、そこばっかゴリゴリしないれぇっ……! あ゛ーっ、あ゛ーっ、んっあああぁっ……!」
待ち望んでいた精液がくる。
それが分かって千坂が絶頂をしてしまうと、男もそれに併せて千坂の中に精液をたくさん吐き出してきた。
「あぁ……精液……あうっ……っあっはっいひ……っいいぁああ……っふ、ふぁ……っ!」
奥の奥まで突き挿れて、その先へと男は精液を吐き出してきて、それだけでまた千坂は激しく絶頂をした。
「ひ、ひぁああああっ あああんっあああああ……ぁあん……っ!」
『千坂さんの、淫らな姿、素敵だ……もっともっと犯されているところを見せて』
小山はそう言い、男たちに千坂をもっと襲わせる。
男たちは言われるがままに黙って千坂を襲い、次から次へと勃起したペニスを千坂のアナルに突き挿れてくる。
その凶悪さに千坂は喘ぎ、嬌声を上げていた。
口から涎を垂らし、気持ちよさに顔を緩ませ、そして自ら腰を振った。
「ぁ、あ、ぁあ……っひ、ぁ、ぁあうっふ、ふひ……っんっぁ、あーっあ、あっ、あっあっ……あ、あ、あっ……っひっあっぁあっぁひぃっあっ……もっやぁっあっひぁあっ」
嫌だと言う口は飽くまで録画をされている場合に、抵抗している意思を見せるためのものだ。
「やぁあっ……やっ! あっあっあぁうっひぁっぁあんあぁあうっ……っあー! あっああ――っあああんっ!! あっ、ひぁっ、んぁっはぁんっ!! ああああーっ! やらぁっ、らめっ、はっふぅっ……あっ、ああぁっああああぁー! やっあぁっ、あああっ、やらぁっ、ああっ、あっ、ひぁんっああああっ!? あぁっ、あんっ、ひぃあっ! あっ、ああああーっ!」
それでも明らかに気持ちよさと嬌声が勝っているから、抵抗するふりは意味がないかもしれない。
クスリが極まってくるともう千坂は自ら男に跨がり腰を振った。
「あぁっ……そ、そんな、あんっあっ、あっ、はぁんっ……ひゃっ、あぁっああっ……あひぃっ! あっあんっ……ぁんっ、はぁっ……ああんっあっ……あぁん……、やらぁ……は、ぁ……ああんぁ……あぁっあぁっ、やぁああんっ!」
とてつもない快楽に身を委ねていると、もう後はどうでもよかった。
これが小山の復讐でも痴態が見たがためのことでも、そんなことよりも男たちのペニスの頼もしさに千坂はすっかり脳内が溶けるような気分だった。
「あっ、やらぁっ……んっ、あっふぅっやっ……、そこは、やらぁ、んっ、あぁんっ! あっ……はぁっ、はぁっ……あぁぅっ! やっ、あんっあんっあぁんっあっ、あっふぅっ、あっあっ……ああーっ! やっらぁっ! あっはぁっ……んぁっ……はぁっはぁっ……あっぁあっ、んっひゃぁっ……」
男たちは入れ替わり立ち替わり、千坂を犯していき、それは朝まで続いた。
「ああああぁーっ! あっ、あっ、あんっ、あんっぁあんっ!! ひゃああっ! あぁっ、あっあっ……はぁんっ、ぁあんっああぁっんっはぁっ……あっあんっあんっ」
『あなたは本当に男に犯されているのが似合う、本当に美しい……淫らで素敵だ』
小山がそう言う。
彼は満足している顔をしている。
それは小山が最初から言った通り、千坂の痴態が見たかっただけだったからだろう。
そして千坂は男たちのペニスを咥えたりして、その精液も飲んだ。
「ひあぁっあんっはげしっ……あっああっあっあんっあんっあひっあっやっああっらめっおま○こはやめっ……あっあひっい゛っあっあんっらめっやらっ……あっあんあんああっ」
やっと朝が来たのか、立体駐車場が動き始めた。
男は最後とばかりに千坂を攻めて中にたっぷりと精液を出してきた。
「ああんっひっああっいっちゃうっ……あぁっいいっひっああんっ! あっああぁあっあひっあんっああーっやっあっやめっ……あっあぅん……あぁっんっ……ふぁっ」
それを受け止めたら、もう千坂の体力も残っていなかった。
そのまま車は立体駐車場を出て、千坂の車まで戻った。
千坂はそのままバスローブのようなものを着せられて、精液塗れのまま千坂の車の後部座席に寝転がらせられた。
荷物などが放り込まれて、千坂を置いて男たちは去って行った。
千坂は暫くそのままで車の後部座席で寝転がっていた。
時間を見ると、まだ八時だ。
出社する人が駐車場に降りてくる時間なのでそこで一時間くらい待ってから、非常階段を使って自分の階数まで上り、誰もいないことを確認してから部屋まで戻れた。
汚れた体をまず洗って、アナルの中に残っている精液を掻き出した。
それが終わってからベッドに倒れ込むと、一気に意識を失うように眠った。
もうこれで全部終わったのだと、千坂は思った。
小山は最後に満足していたし、これ以上のことは起こりはしない。
意味のないことを小山がするとは思えなかった。
案の定小山からの接触はなく、千坂は新しい会社に転職できた。
順調に地位を得て、やがて噂で元の会社が買収され、社長が解雇されたことを知る。
小山はどうしたのだろうかとふとその時になって千坂が思い出した。
すると、千坂と同じ部署に転職者が入ってきた。
それは小山であった。
二人は同じ会社に勤めていたからと、小山と千坂は同じ部署になっていた。
そして小山が千坂に耳打ちをした。
「また、あなたの痴態が見たい……今のあなたの痴態が見たい」
そう言う小山に千坂は言った。
「それで、何処に行けば良い?」
千坂は舌なめずりをして小山に聞いた。
千坂もまた男に飢えていた。
その男たちは自分たちの行いにプロ意識を持っている人間たちだから、口外するような真似はしないやつらだ。
それはあの映像がばらまかれなかった。だからそれだけは確かだ。
それを望む千坂に、小山は興奮している。
また、あの熱い夜が来る。
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