165-予想外の温もり
1
『宅配便を送って置いたから、ちゃんと受け取りなさいね』
会社から帰ってきてから、郵便受けを見ると不在者通知が入っていた。
何も頼んでいないのにと不思議がった松久は家に入って留守番電話を再生させて理解した。
「もう、送る時に知らせろっていうのに、なんで送って一日経ってから言うんだ」
松久はそう文句を言いながらも不在者通知に記されている携帯番号に電話を掛けた。
するとすぐに再配送をしてくれると言うが、まだ時間指定の配達が残っているので、午後十時を過ぎると言われた。
今はまだ八時過ぎで、遅い気がしたけれど今日中に届けて欲しいならその時間以外は配送時間が終わるので、明日の配送になると言われた。
明日は休みだけれど、今日中に受け取っておきたい。
親が送ってくるものは大概食料など地元でよく食べていたものばかりであるが、その分、買い物に行かなくてもよくなるから、受け取ってないモノだけ買えばいいから楽だった。
なので午後十時の再配送を願い出た。
「それまでに風呂入って、用事を済ませておくか」
買ってきた総菜を出して食事をして、風呂も入ってすっきりしてからテレビを見ながら晩酌をして時間が過ぎるのを待った。
意外にあっという間に時間が過ぎて、午後十時を回った。
けれど、十時ぴったりではなく十時から十一時の間という意味であることに気付いたのは、十一時間近になってからやっと玄関のチャイムが鳴った時だった。
「まあ、配達指定とかしてもその間だから、何時ってはっきりしてないけどな」
酒を飲み過ぎてふらつきながら玄関に行き、玄関を開ける。
「○○配送の再配達です」
元気の良い配達人が笑顔でそう言ってくるから、松久も驚きながらもにっこりと笑った。
「ありがとうございます、あ、ここに置いて下さい」
大きな箱で重そうだったために玄関を大きく開いて荷物を入れて貰った。
「はい、ここに判子かサインお願いします」
そう言われて受け取り票にサインをした。
「いいですね、お母様でしょ、この荷物」
そう配達人が言うので、松久は苦笑して言った。
「はい、そうなんですよ。でもいつも急に送ってくるから受け取り損ねてしまって」
「ああ、母親ってそう言うところありますよね。先に行ってくれればいる時間を指定できるのにって」
「そうそう、それなんです。毎回、はいサインしました」
「ご利用ありがとうございます。それじゃ」
配達人はそう言うと玄関を開けて出て行きかけるも振り返って言う。
「先に、玄関のガキ締めて下さいね。荷物は後回しで。よく忘れる人いるんで」
そう言われて松久も先に荷物を運ぼうとしていたので焦った。
「あ、はい、ありがとうございます」
配達人が出て行ったのを確認してから、すぐにドアの鍵を閉めてチェーンも掛けた。
「珍しく親切な人だったな……」
いつもは無愛想な人が担当だったので、こうやって会話をしたことはなかった。
そして配達人がいつの間にか変わっていたことにも気付く。
受け取り票に挟まれていたドライバー紹介の名刺のようなモノに、「こちらの地域担当になりました。何かありましたらどうぞ」と書かれたところに、担当者若木と書いてある。
「へえ、やっぱ変わったんだ」
そんなことを思いながら荷物を運び、冷蔵や棚に送って貰ったものを仕舞った。
それから数日後にネットで頼んだ書籍が届く予定だったが不在者票が入っていた。
普通は郵便受けに入るものであるが、多めに頼んだために入らなかったと書かれていて再配達になっていた。
「ああ、あれ分厚いもんな」
専門書が数冊なのでさすがに入らないものなのにどうにかすれば入ると送ってくるから困る。
そのせいで郵便受けから一回本が盗まれたことがあるのだ。
なので無理矢理郵便受けに突っ込まれてしまうよりはいいだろう。
再配達を頼むと、やはり通常配達後の十一時近くに届いた。
「お疲れ様です」
「これ、本みたいだったので、そのまま郵便受けに入れたら歪むし、はみ出してたら盗まれるかなと思ったもので」
持ち帰った理由はちゃんと再配達に書いてあったので分かっていたが、配達人の若木はそう言ってくる。
「あ、ありがとうございます。前にはみ出てた本を盗まれたことがあって……再配達で有り難かったです」
そう松久が言うと、若木はホッとしたようにしてサインを貰ってから帰って行く。
受け取ってからすぐにドアを閉めて鍵も掛けた。
頼んでいた本は綺麗な状態で届いていて、松久はほっとする。
それからさらに数日後にまた宅配便の不在者票が入っている。
「……何か頼んだっけ?」
不在者通知には、ある販売店からのものであることが書いてあるが、はっきり言って覚えがない。
「なんだろうな……まあ再配達だし」
そうしてまた再配達をすると、担当の若木が午後十一時に配達にきた。
「すみません、配達前から箱が酷く歪んでいて……中身を確認してもらえますか? もし破損していたら保証でどうにかするので」
そう若木が言うので松久は受け取ってから箱を見る。
確かに言われた通りに箱は潰されたように歪んでいて、中も危なそうであった。
「あ、はい」
何が入っているのか分からないけれど、箱を開けた。
中には小さな袋が入っていて、それを開けてみる。
すると中には、ローターが入っている。
「……え……」
なんでこんなものが入っているのか。
松久には分からない。
こんなものは頼んでなかったし、そもそも自分で買ったものではない。
混乱する松久だったが、若木の一言で我に返る。
「あの、大丈夫ですか? もしかして破損してます?」
そう言われてハッとした松久は言った。
「い、いえ! だ、大丈夫みたいですっ!」
こんなものは頼んでいないが、頼んでいると思われたら恥ずかしい。
頼んでいないとも言えずにいると、若木はホッとしたように笑った。
「よかった、壊れてなくて。それじゃもし後で見てもらって壊れていたら、写真を必ず撮っておいてください……それで証明ができるので」
「あ、はいっ分かりました……」
とにかく受け取りのサインをして急いでドアを閉めた。
鍵も掛けてから箱を持って部屋に戻る。
ゆっくりと箱の中身を見てみると、やはりそれはローターであった。
さらに下の方にもう少し大きな包みがあり、それも開いてみるとそれはバイブと書いてある。
「……なんで?」
とりあえず中身を漁ってみると、領収書は入っていなかったけれど、匿名からのプレゼントであることが分かった。ギフトと書いてあった。
思い当たることが出てきてしまい、慌ててアプリを操作してみると前に欲しいものをチェックしておくリストに放り込んでいたものがギフトとして送られたらしい。
「……うそっ……こんな知らない人のリストにどうやって辿り着いて送ってくるわけ?」
確かにそこの商品であり、リストは去年くらいに面白半分で見ていた時に作って以来放置してあったものであった。
とにかく、リストをチェックすると面白半分でリストに入れていた大人のおもちゃが全て誰かによってギフトとして発送される手筈になっていた。
「……なんで……うそだろ……」
順次届くそのおもちゃは、多種多様の大人のおもちゃばかりで、松久は扱いに困った。
問い合わせをして本当にギフトとして送られてきているのかを運営に確認をすると、確かにこちらから配送されたものであること、リストからちゃんと選ばれていることを確認して貰った。
つまり、このおもちゃ全てが松久のモノになっているということなのだ。
「……え、使ってもいいんだ?」
商品は送り主を通していない。
あくまで通販サイトから配送されているし、ギフトなので送り主がお金を払っている。
だから詐欺でもないのだ。
松久はまずローターを取り出した。
「へ、へえ、こうなって、電池を入れて電源を入れると……ああ、結構音するんだ」
テーブルの上に置いて電源を入れてしまったため、テーブルに振動が伝わって大きな音が鳴ってしまい焦った。
けれど手に持ってみるとほどよい振動になり、音もモーター音のみになる。
それを松久はしばらく握っていたけれど、すぐにそれを持ったまま風呂に行った。
ローターは洗面台に置いてから風呂に入って身体を洗ったあと、ローターも少しだけ綺麗にしてからベッドに座った。
振動をさせながらそれを乳首に当てた。
「あぁあうっ……っあっはっいひ……っいいぁああ……っふ、ふぁ……っ!」
思わず声が漏れてしまうほど、乳首に当たる振動が気持ちよくて、松久は夢中になって乳首にローターを当ててオナニーをし始めた。
「あ、あぁああああっ あっああ、あっあ……ぁあん……っ!」
乳首にローターを当ててペニスを扱くだけで、松久はあっという間に射精をしてしまった。
「あぁ、あ、ぁあ……っひ、ぁ、ぁあうっふ、ふひ……っんっぁ、あーっあ、あっ、あっあっ……ぁあっ!」
射精をしていつもは終わるのだけれど、今日は違った。
絶頂をした後もローターの振動が気持ちよくて、松久は乳首をローターで攻めた。
そしてローターがもう一個あることを思い出して、絆創膏で両方の乳首に固定し、振動を強くし、松久は悶えた。
「ひ、あ、あ、あっ……あっああっあっぁあっぁいいっあっ…きもちいいっあっひぁあっ」
乳首を刺激しながら悶えていると萎えていたはずのペニスがまた勃起をした。
「あぁあっ……ああっ! あっあっあぁきもちいいっああっひぁっぁあん!」
乳首の振動を受けながら乳首を勃起させて、それによって完全に反り立ったペニスを扱いて絶頂をする。
「あぁあうっ……っあー! あっあひぃっひっあっあっ……あ――っ!!」
絶頂をしてもまだ物足りなくて、乳首をローターで虐めた。
「あああんっ!! あっ、ひぁっ、んぁっはぁんっ!!」
嬌声が上がり、また勃起したペニスを扱いて今度は長く喘いだ。
「ああああーっ! きもちいいっああっ、いいっ、はっふぅっ……あっ、ああぁっ」
こんなに気持ちが良いオナニーは初めてで、松久はそれを存分に楽しんだ。
「ひぃっああああぁー! やっあぁっ、あんっ、ふぁっ、ん……はあんっ!」
ペニスが完全に萎えてしまったのは五回も射精をした後だった。
けれど乳首をローターで刺激をするのが気に入ってしまったので、そのまま服を着て乳首を常に刺激しながらご飯を作ったり、掃除をしたりした。
やがて電池が切れてしまい、楽しみが終わってしまったけれど、明日沢山の電池を買ってこようと思い、その日は何とか寝た。
それでもオナニーがしたくて、朝の五時くらいに起き出すと、松久はコンビニで電池を買い込んできて、朝早くから乳首にまた絆創膏でローターを貼り付け、今度は片方の乳首は自分の指で捏ね、もう一つのローターはペニスに当てて扱いた。
「あああっ、やらぁっ、ああっ、あっ、ひぁんっああああっ! あぁっ、あんっ、ひぃあっ! あっ、ああああーっ!」
朝から二回も射精をして絶頂をした。
「はぁん……ん、ん……んはぁ……っ、あぁんっ」
もう会社を休んでずっとオナニーをしていたいほどに、松久はローターを気に入った。
2
その日の夕方にはまた家電店で電池を買い込み、準備万端にしてから帰った。
するとまた不在者通知の紙が入っていた。
「……あ、同じ会社からだ」
通販会社からの通販はしてなかったので、またギフトである。
在庫が欠品しているものが多く、取り寄せだったために届くのがバラバラになっているらしい。
とにかく再配達の連絡を取って、また午後十一時に荷物を受け取る。
待ちわびていたから和やかに笑って受け取るので、配達人の若木が少しびっくりしている。
「何かいいことがありました?」
そう聞かれるほどに、松久はにこにこと笑顔だったらしい。
「あ、いえ、まあ、ちょっと届いて欲しいものが届いたから嬉しくて……それだけです」
そう言い返すと、若木は笑う。
「そうですか、良かったですね」
そう言われて荷物にサインをして荷物を受け取った。
すぐにドアを閉めて鍵も掛けた。
届いたモノを開けてみると、やはり大人のおもちゃだった。
アナルに初心者が入れる細長いビーズ状のものが大きさに合わせて五本。小さめのディルトと中間ディルド、吸盤のようなものを胸に取り付けて乳首を擦りながら回転する器具がついているものとある。さらに浣腸器具だ。
「はあ、はあ」
どれも松久の興味があるものばかりである。
すぐに洗えるモノを洗い、松久は浣腸を動画で調べてその通りにアナルを綺麗に洗った。風呂とトイレを行き来してそれを行った。難しくはなく入っていた道具でできた。
それから風呂の洗い場でローションを付けた指でアナルを弄りまくり、そしてアナルビーズをゆっくりと入れていく。
小さいものでも最初は怖かったけれど、動画で見た初心者のアナル拡張を何度も思い出してゆっくりとアナルを開いた。
「ああぁっんっはぁっ……あっあんっあんっ」
アナルビーズは気持ちが良くて、中を擦り上げると溜まらなく良くなり、松久は夢中で次の大きさを選んでいく。
「ひあぁっあんっ……あっああっあっあんっあんっあひっあっやっああっ」
初日ですでにアナルビーズは一番大きいサイズまで到達した。
それもそのはずで、松久は二時間以上アナルを弄り続けている。
「アナルがおま○こになっちゃうっ……あっあひっい゛っあっあんっ!」
もうアナルビーズの一番大きいモノを挿入て出してを繰り返していたら、小さめのディルドがすっぽりとアナルに入った。
「ああっいいっ……あっあんあんああっ」
ディルドには吸盤がついていたので床にくっつけてそれに跨がり、乳首には吸盤のアタッチメントを付けてそれを振動させながら、ディルドで楽しんだ。
「ああんっひっああっいいっ……あぁっいいっひっああんっ!」
溜まらなく気持ちがよかった。
松久は中間のディルドまでアナルが広がり、それを使ってひたすら腰を振った。
「あっああぁあっあひっあんっああーっ」
良いところに当たって、とても気持ちが良く、ペニスから潮を吹くほど感じてしまい、松久はオナニーに夢中になっていた。
「やっあっとまんないっ……あっあぅん……あぁっ……いいっ、んっ……ふぁっ」
深夜一時を回っても止まることがなく、松久は風呂からは一応上がったけれど、布団でひたすらオナニーを続けた。
昨日の配達で入っていたバイブはすっかりアナルに入るようになっていて、それをアナルに挿入て乳首にはローターをテープで貼り付けて振動させながらオナニーを続けた。
「はぁっもっきもちいい……あぁあ、んっ、あっ……、あぁんっあっああぁんっ! んっ、んぁっあぁっ」
今日電池を買ってきておいたお陰で、バイブの電池が切れてもまた入れ直してアナルを弄って遊んだ。
「ああっ偽物おちんぽっ……あっあぁああっあ゛ひっ、いっあっあんっらめっ、あっあんっあんっ」
乳首も気持ちよくて、アナルも良くなって、ペニスを扱いて満足しながら松久は何度も絶頂をする。それでもオナニーは止まらずに、結局明け方までオナニーをしまくってしまった。
朝起きるとさすがに辛かったのだけど、松久は頑張って会社に行った。
だって今日は金曜日で、明日から三連休の休みに入るのだ。
ずっと会社でいる間もオナニーをしたくて溜まらなくなりながらも、それを我慢してこそ夜の楽しみがあると思い、松久は我慢をして会社の仕事を終えた。
飛び出すように会社を退社して、急いで買い物をした。
何も作らなくていいように冷凍物と総菜系を買い込んで三日間引きこもる準備をした。酒もたっぷり買って家に帰るとそれをさっと食べてからまたオナニーに興じた。
「ああぁっい゛ぃっあっそこっだめっ……あっあうっひああっあ゛ひっあっらめっああああんっ」
アナルの奥で感じるようになってきて、松久はディルドやバイブだけでも絶頂ができるくらいになった。
「あああっあっらめっ……あっああぁっああんっ! あひっあんっあっあっあっあんっ」
とにかく自分が快楽にとても弱いこと、痛みがある程度でも気持ちが良いことが分かってきた。
「ああんっいいっ、きもちいっ、いいっ……あっい゛っあひぃっあああぁーっ……! あひっ、あ゛っひああっ……あっあんっあんっ」
散々アナルをいじり回していると、玄関のチャイムが鳴った。
驚いた松久はアナルにバイブを入れたままでチャイムの応答に出てしまった。
「こんばんは、○○配送です。お届け物です」
「……あっああ、はい……今、オートロック開けます」
慌てて服を着た。下着は忘れてしまったけれど、そこまで気付く相手でもないと思い、軽い短パンとTシャツで応答に出た。バイブは振動を消して挿入したままで出た。
変態きわまりないのだが、今の松久にはその思考回路が完全に狂っていた。
配送はいつもの若木だった。
「いつもこの時間にしかおいでにならないみたいなので、再配達になるしと思って……最後に回しました」
そう言われて差し出されたのは、また同じ通販の会社からだった。
「あ、はい、サインしますね」
そう言ってサインをしていると、若木がクンと鼻を動かしている。
「サイン終わりました」
「あ、はい、ありがとうございました」
今日は若木はすぐに帰って行く。
いつもは何か一言言っていくのだが、今日は急いでいるのだろうか、何も言わずに帰っていた。
けれどそれは今の松久にはどうでもよくて、すぐにその場で松久は荷物を開けた。
それはいつものギフトで大人のおもちゃである。
今日はニップルクリップにローターが付いているものだ。
いつもテープで固定していたので、これだと有り難いと思い、松久はすぐにその場で付けた。
「ああ、いいかんじ……うん、あっいいっ振動、挟まれ具合もいいっああんっ」
松久はその場で胸を突き上げて乳首の感触だけで感じ、バイブを抜き差しして玄関前でオナニーを始めた。
「あぁあっ……はぁあっぁんっあっあぁっ……んんっ、らめぇっあっあんっ」
想像以上に気持ちが良くて、松久はその場で絶頂をした。
「ひあぁああーっ……! あひっ……あ゛っあぁあっ……はぁっいいぁああ!」
その瞬間だった。
玄関の鍵を閉め忘れていたせいで、ドアが開き、そこにさっき配達にきた若木が立っている。
松久はそれに気付いた時にはちょうど絶頂をしている最中で、どうにもできなかった。
「あ゛ああぁんっ! あぁっ、あっあんっあんっいいっいいっ! はぁっあんっあぁああんっ……」
バイブが抜けて玄関に転がって落ち、胸を突き出して射精をしているなんて、どう言いつくろってもただの変態である。
「……ま、松久さん……」
「あ、あ、……そんな……なんで……」
呆然としてお互いに困ってしまう状況であるが、若木はそれでも玄関に入ってきた。
そして玄関のドアに鍵をかけてから言うのだ。
「なんて、色っぽいんだ……ああそうか、だから今日はこんなに可愛かったんだ……エロいなってずっと思ってたんだけど、そうかバイブなんか入れて、客対応をするような変態淫乱だったなんて、エロ過ぎるんですけどっ!」
若木は松久の惨劇に引くどころか大興奮で大歓迎という態度である。
見せつけられて嬉しいと言うように、確かに若木のペニスはすっかり勃起しているようでズボンがぱんぱんになっている。
若木は松久が突き出している胸に付いているニップルクリップを弄り、それを引っ張った。
「はぁああ……らめぇ……ぁんっあぁっ……」
そんな状態で松久が気持ちよくなり抵抗をしなかったら、若木はパンパンになったパンツからペニスを取り出した。
それは大きく反り上がり、黒々とした色をしている。
とても立派なペニスで、松久は目眩がした。
「おっきいおちんぽ、すてきっおれのいやらしいおま○こにっ、はぁっ、挿入てくださぃっ。挿入て、いっぱい、なかこすって、ぐりぐりってしてぇっ」
松久は玄関で四つん這いになって尻を若木に向けた。
「はぁっ……はぁおま○こ、あちゅぃのぉ……ぁん……あぁんっ……、あんっ、はぁん……はぁんっ、ほしぃっ、おちんぽ、挿入てっ……」
そう言いながらさっきまでバイブを入れていたアナルを見せつけた。
それに若木はすぐに飛び付いた。
松久のアナルに若木のペニスが一気に突き入れられた。
「ん――っ! あ゛あああぁっあひっあひぃっ! あっあんっあんっあぁあんっ!!」
本物のペニスはバイブとは違って温かい。そして反り上がりはこちらの方が強かった。さらに脈打つのがしっかりと内壁に広がって、松久はすぐにそのペニスを好きになった。
「ああ、松久さん、可愛い……可愛いっエロいよっ」
「ひあああぁんっ! やぁっもっやらっあっあんっはぁあっ」
「中もうねってて凄い……いやらしい腰つき……たまんないっ」
「ふぁああっ……いいっあふっあっんんっはぁんっ! おちんぽ、いいっあああっやっ、あっあんっあんっあんっ」
「松久さん、すごい……気持ちよすぎるって……なにこれっ」
「あひっあっあんっ、んっふああっいいっ、あぁんっんっあっあっあっあんっ」
若木が夢中で腰を振り、松久のアナルの中を抉ってくる。
それを受けながら松久は嬌声を上げて喘いだ。
「あっいいっ、あんっあひっあ゛っいっああっあっいいっ、ああっあぁっはぁっ、あぁ……ひああっ! んっあっはぁっあぁっ、んっ、あ゛ひっあひっあんっあんっあんっふ、ぅ……ん、ん、んっんっ」
自分でするよりももっと気持ちが良く、オナニーなんか比にもならないほど感じた。
「あっ、あっはぁっんあっあぁんっあひっあっらめ、んっああっいいっあっあっああっあひっあひっあっああぁっもっらめっ……ああっあああんっ! あ゛あ゛ああっ! い゛っ……あっ、ああっ」
意識が飛びそうなほどいきなりドライで松久は達した。
射精もしない絶頂をしたのは初めてで、頭の中が真っ白でチカチカと目がするほどの衝撃であったが、セックスは始まったばかりだ。
「あ゛っあんっきもちい、あんっおちんぽでゴリゴリ気持ちいいっあっひあぁんっあっいいっ……きもちっいいのっひっあっあっあ゛あああっあひっい゛いっあっあっあっあんっ!」
ドライで達してしまったから、快楽が長続きするまま、また快楽の渦に叩き落とされて松久は喘いだ。
「んっ……んふぅ、ぁっ、あっ、んぁあ……ぁんっあっ、あっ、あっ! ひ、ぃぁあああんぃひ……っぁあ、あ、あ、あ! ふぁああああぁん……んふぅっあんっあんあん! おちんぽっ……おま○こもぉっあ! ああ……おちんぽっあんいいぃいい……っ! もち、ぃっ、おま○こいいっあっ、んぁあ……っ」
「松久さんのおま○こ最高ですっああ思ってた通りにエロくてうれしいっ」
「はぁあ……おちんぽっぁっ、あっ、あっんふぅっ……ぁん、あんっ……んぁあっああっんっあああんっおちんぽっんっいいっ! そこぉっそこ、あ! あ! あっぁあ! あぁんっ、ぁんっあんっ!」
「ここですよねっわかりましたっ」
若木はそう言うと松久の奧を突き上げた後に、いいところも擦り上げる。
「ぁんっあっあぁあーっあ! あんあんあん! おちんぽっ、しゅご……っそこぉお! んふぁ……あ! ぃあっ……そこ、そこおま○こいいっあああんっ!」
「おおっしまってきたっおおっおおっ」
「あ゛ああっ……おま○こにおち○ぽ、いいっんひっ、い゛っ……あっ、あああっあ゛っ、おち○ぽ、いい……あっあ゛っ、ん゛っあああっあ゛ひっ……んっあっあ゛っ、あはぁっ……んんあぁあっ…ひっ、あへっ…あっ、おま○こにおち○ぽ、いい……る、あんああっ」
松久は嬌声を上げて腰を振り続ける。
それに合わせて若木も腰を振り、二人は絶頂へと駆け上がっていく。
「やああぁっ! あっあぁんっ……おちんぽっきもちいいっっ、あっあっあっ……あひっ……あっあんっあっ……はっ、はぁ……あぁあっ……あぁっ……あぁんっ……らめぇっ……はぁっ、おちんぽっおま○こ、ああんっいいっ」
「ああっでるでるっ」
「ああぁっ……おま○こにちょうらいっあぅっ、ひぁん、あっあっあんっあぁんっ! やああっ、おま○こにおちんぽっせいえきちょうらいっあっあっ、あーあーっ……ああぅっ、いいっせきえきっきたあぁあっ、はああぁんっ……」
玄関先で二人は十分以上も盛り、若木は松久の中に精液を中出しした。
それを感じながら松久も絶頂をすると、若木は急いでバイブを拾い上げて、ペニスを抜いたところにバイブを突っ込んだ。
「あ゛ああんっああっ!! ああああっあっぁっあっ、いいっきもちいいよぉっ……、あああぁんっはぁんっ……あっあっあひぃっ! あっあぁっ、あひぃっ……、らめっ、あーっ……」
若木は、中の精液を掻き回すようにしてバイブを握って激しく松久の中を犯す。
「いいですか、俺、まだ車を戻してこないといけないんで、一時間くらいしたら戻ってきますから、これで遊んでいて下さい」
そう言い若木はそのバイブを松久に渡す。
「あ、そんな……待てだなんてっ」
「良い子で待っててくださいね。またこのペニスで犯して上げるから」
完全に興奮した若木であるが、配達の仕事は終わったけれど車を戻してタイムカードを押さなければならないので、一旦松久の家を出た。
松久は言われた通りに、バイブを動かしながら玄関で待ち、一時間も掛からないで戻ってきた若木と三日間の休みをセックスで潰した。
「ああぁっ……ああっ……、あぁっ、あっぁんっあーっ……はっあぁっ、あっああぁっあひぃっ! あんっ……あっあっあああぁぅっあっやっ! あぁーっ……らめぇっ、んっはぁっぁああっ」
「松久さん、いいよっめちゃくちゃエロくていいよっ」
部屋には誰かに貰ったギフトの大人のおもちゃが散乱しているが、それは全部松久が使っているのを知り、若木は萌えた。
おもちゃも使いながら松久の全身を攻めた。
松久のニップルクリップのローターを動かし、ペニスにはローターを巻き付けて固定をして、ディルドで犯しながら、若木のペニスを咥えさせたもした。
どこもかしこも若木が精液をぶちまけて松久を汚しながら、何度何度も松久を犯してくる。
「あぁっあっ、あんぅっ……、や、あぁっあーっ……ひっ、ああっ、あぁあんっんっんっ……はぁっぁ、あぅんっあぁあああっ……あああっ、あぁああぁんっ……やぁああっ! あっいいぃっひぅっ、あっ、あぁんっ! あぅっあっあんっいいっ、んっ、ひああぁっいいよぉっ」
その全てに満足しながら、松久はただ嬌声を上げ続ける。
三日間外に出ずに、家中で盛り、松久は三日目には乳首にピアスリングをするほどになった。
「ふあっあっ、あっらめええっ、激しくおちんぽでおま○こぐりぐりされたらっああんっきもちいいっああんっああんっああっんっいいっ……おま○こっ……ああんっらめっおかしくなる……ああんっああいいっきもちよすぎるっああん!」
松久はただひたすら若木によって調教をされていき、三日目が終わる頃には若木のペニスを咥えて離さないほどになった。
「あぁあっああんっ……もっ許してぇっ……おかしくなっちゃうっ……、おま〇こ、馬鹿になっちゃうっあああっ……おちんぽっああっ……あっ、あああぁっ……いいっああっ……ああんっ……んっあっあああっああっああっんっああっんあっあっあっああっ!」
「大丈夫ですよ、これからもずっと俺が犯してあげるから……可愛いよ松久さん」
「あ゛あっ……んっあっ、あ゛っ、あっあっあっあああっ! んあっん……あっあああっ……あんっあっああっああっんあっあっはあっんっあっ、ああっあぁんっ」
「でるよっでるっ」
「あ゛っああっあっいくっ、い゛ぐっおま〇こイっちゃうっ……ひぁっ、あ゛っ、ひあん゛っあっ、あ゛ああっあぁっらめっ……ああんっおま○こっああんっおちんぽがっああんっいいっ」
松久は三日間でイキ狂いをした。
会社が始まってしまったら、いつもの日常になるも、そこから変わったことがある。
毎日松久の家を若木が午後十一時に訪ねてきては、必ず松久を犯してくれる。
若木はその後転職をして一般の会社に入り、自宅も松久の近くにして家に通ってくる。
しかし恋人同士と言っていい関係になるまで、一年ほどかかってしまった。
それでもいい関係のままで付き合いは続いて、セックスの相性だけは抜群によかったから不幸中の幸いだった。
二人は一年後には恋人同士になり、想像すらしなかった関係に進展をしたのだった。
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