162-R指定楽園


 その旅行先は、夢の国だった。
 世界中でもトップレスな海岸などは存在するけれど、それが一つの南国の国だった場合、さらに進んだ法律が生まれた。
 それは公然わいせつ罪にあたる行為をしても大丈夫になったことだろう。
 しかしその島は十八歳以下の入国が制限され、厳戒態勢を敷かれていたが、それでも観光客は百二十パーセントほど増えたという。
 橋高健(はしたか けん)と池島久之(いけじま ひさゆき)は、夢だった島へと上陸した。
「それでは最初にこちらの国を楽しまれる方々に、講習会を開きます」
 飛行機が到着したとたんに乗務員が説明を始める。
「まず、これから皆様にお配り致します、カード。首から提げて頂きますようお願い申し上げます。こちらは観光客であること、カップルが成立していることなどを記したものになります。こちらのカードはなくされないようにご注意願います。こちらのカードを外した段階で、カップルや観光客である意思をなくしたという意思表示をされたと見なされます。そうしますと、乱交が可能になりますが、命の保証もなくなります」
 そうスチュワーデスが言うと、別の人が手を上げた。
「乱交募集の場合はどうすればいいですか?」
 そう言う若い子が言ってきたので乗務員が続ける。
「はい、そちらに関しましては別途、もう一つのカードを作ります。空港と役所に受付カウンターがありますので、乱交募集などチェック項目をして書類を出しますと、新たなカードが貰えます。そちらも観光客であるけれど乱交募集もしているというものに変わります。尚、乱交に関しましては、時間帯が決められております。夜間の乱交が禁止となり、乱交エリアでのみの執行となります。そこはお間違えないように願います」
 そう乗務員が言った。
「えーじゃあ、これ外した方が楽しめるじゃん」
 若者は不満そうに言うのだが、それに乗務員が続ける。
「命の保証は致しませんし、ご自身で望まれるのでしたらそれでも構いませんが。過去数ヶ月のうちに亡くなられた方の九十パーセントがカードを所持していないことによる、内臓破裂での死亡になっています。飢えた地元民は何をするのか分かりません。くれぐれも生きてこの国を出たいのでしたら、外さないのが賢明な判断です」
 乗務員の慈悲なき言葉に若者もさすがに死にたいわけではないと思ったのか、それ以上は何も言わなかった。
 その代わりに乗務員は続ける。
「ですが、うっかり外れてしまう場合もございます。行為に夢中になられる方も多いので。そこで安全にセックスを楽しむために、おすすめエリアというものがございます。皆様は初心者の方が多いかと思いますが、まずは観光エリア内でのセックスをお楽しみ下さいませ。そのエリアには地元民は入れませんし、境界線は監視員が見回りもしています。もし何かありましてもすぐに監視員が対処致します」
 そう言われて周りもそれなら大丈夫かと安堵する。
 さすがにセックスをあらゆる場所でしたいだけで来た旅行先で、内臓破裂で死にたくはない。
 夢の国に来たと思ったら、現実はかなり厳しいようだ。
 そうした法律を作り出す国であることを考えても、相当狂っている国民が多いから成立したとなれば、当然そのおこぼれを食ってくる人間もいるのは当然のことだ。
「気をつけような」
「ああ、観光地域は……海の南側部分と、その周辺。島の北側は住民区だから危ないと……ほぼ南側にいれば大丈夫そうだな。一応境には塀もあるし、道路も検問があるみたいだよ」
「なら、うっかり超えることもないってことだな。さっきの無謀な若者みたいなのが安易に超えて殺されているだけかも……」
「そうだろうな」
 橋高と池島は二人で楽しみたくてきたので、この件は早々に話を切り上げて乗務員の話を聞いた。
 その後も乗務員が注意事項を幾つか話してくれて、全員が飛行機から降りた。
 空港はまずは普通だった。
 パスポートを見せるとにっこりと微笑まれて、ようこそと歓迎される。
 そしてホテルに向かうためにバスを待ってそれに乗ると一気に開けた海が見えた。
 そして道ばたでは様々な場所でセックスをしている全裸の人々。
「本当に、セックスしてる……」
「本当だ……」
 道ばたのあちこちでセックスをしている人を見つけてしまい、車内はその感動で全員が沸き上がる。
 早く全裸で外に出たくて溜まらない気持ちを十分も我慢をして、ホテルに到着した。
 すぐに部屋を割り当てられて、部屋に突入し、服を脱いでから軽いガウンを着て、橋高と池島は外に飛び出した。
ガウンはホテルの入り口にあるコインロッカーに預ける。
 そこから全裸の街を歩いて行く。
 あらゆる場所で人がセックスをして盛り上がっている。
「もうやぁっやらぁっ! ちくびらめぇっ……あっああぁっあんっあんっ! いっちゃうからぁっおちんぽズリズリしないれぇっあひいぃっ!」
激しく腰を振り、ガードレールに凭れてセックスをしている人の横を過ぎる。
「やぁっ……おちんぽいいっ……あっ、あぁんっ、あんあんあぁんっ! あぁあんっ! ちくびぃっ……またっいっちゃうっ……んんっ、やあぁっ!」
 その奥では歩道の真ん中で盛っているし、横断歩道の前でも平然としている。
「ああんっ、ちくびぃ、んっぅ……ひぁあんっ!! ふぁっ、おちんぽいいっ、ちくびも、すごいよぉっ」
 海が見えるところまで我慢しようしている二人であるが、ここまで煽られるように他人の行為を見せられると、だんだんとペニスも勃起をしてきてしまい、前のめりになりながらなんとか海が見える道路まで辿り着いた。
「ああっ……おまんこっ……ああんっいいっおちんぽっいいっ……あああんっあああっ」
もちろんそこでもセックスをしている人が沢山いる。
 ビーチ前の道路は、昼間は車が進入禁止になっているので、道路の真ん中でシートを敷いて盛っている人が沢山いる。
「らめっちくびっあああんっおま○こしながら……ちくびっらめっああんっきもちいいっああんっあたまおかしくなる……ああんっ」
 中には数人の男に囲まれて廻されている人もいる。
「ひああぁっいい……っあっあっどっちも、どっちもいい、きもちいっ……! あぁんっあっあっあんっあんっああーっ!」
二輪差しにされても喘いで気持ちよさそうにしている人の首にはカードがなかった。
 どうやら自ら外したか、外れたかのどちらかであるが、それでも観光地内であるから、他のカップルたちがそれに気付いたかして襲いかかったのだろう。
「おまんこっ……いいっちくびもいいっああんっいいっ……ああんっいいっあああんっいいっいいっ」
中にはカップルではなく、カードを無理矢理取り上げてセックスに持ち込む観光客もいる。公然とレイプをしても罰せられることはない。
 セックスをしていてカードが取れたのが悪いというのが、島での裁判で一番多いレイプ被害者への判決だからだ。
 この島ではセックスが自由に行えるけれども、そのセックスには強姦も含まれているということなのだろう。
 けれど公然と人前でセックスをするような人間が、レイプをされたからといってセックスが嫌いになることもなく、結局散々してもらって喜んだ後にカップルだった場合、レイプされた方ではない男が訴えて出る流れらしい。
 レイプされた被害者のほとんどは本人ではなく、相方の嫉妬による報復狙いであるが、九十九パーセントが本人の凡ミスによる周囲への誤解程度になる。
 よって、この島ではレイプされても仕方ないという認識でいるべきだと乗務員には言われた。
「お、俺たちもそろそろ」
「う、うん、あ、あそこにシートのレンタルがあるよ」
「ああ、それがないとだなっ」
 すぐにシートを借りてきて、道路の端の方にそれを敷いて橋高と池島は二人でセックスに興じた。
 日の光の下、道路、誰もが見ているという環境でのセックスは初めてで緊張はしたが、次第に皆がやっているという気持ちが出てきて、橋高は喘ぎ、池島はそんな橋高のアナルにペニスを突き挿入て腰を振っている。
「んっ……んふぅ、ぁっ、あっ、んぁあ……ぁんっあっ、あっ、あっ! ひ、ぃぁあああん!!」
「ああ、いい、気持ちが良いっ……」
「あぃひ……っぁあ、あ、あっあ! あああっあぁああ……んっいい、ああっぃいいいっ!」
パンパンと池島が必死に腰を振っている中、橋高にはほぼ近くで公然と行われているレイプが始まった。
 まずカップルでセックスをしているところに二人の男が近づく。そして夢中になってセックスをしている攻めの男の方にぶつかって転がる。
 混乱した時にもう一人の男が受けの方のカードを掴んで紐をナイフで切ってカードを草むらに捨てる。
 そこに三人の男がやってきて、カードがないから乱交希望かと言いながら受けをその場で即座に犯し始める。
 当然、さっきまでペニスを入れてたアナルは開いているし、男たちはローションも持参をしていてすぐさまそれをペニスにぶっかけて挿入を開始する。
 わずか三十秒ほどで受けはセックスの相手が最愛の人から見知らぬ男に変わり、レイプされるという状況だった。
「ああぁん……んふぅっあんっあんあん! おちんぽっ……おま○こもぉっあ! ぃひぃいいいーっ!!」
 それでも受けはそのペニスを喜んで受けた。
 どうやら男たちのペニスには瘤が付いているらしく、それがいいところに当たって擦れてしまい、気持ちがいいと感じるのだろう。
 ただでさえセックスを散々して気分も上がっている状態であるから、すぐに男たちのペニスに受けは順応して、犯されて喜んでいる。
「ああんっああっああ……おちんぽっあんいいぃいい……っ! もち、ぃっ、おま○こいいっあっ、んぁあ……っ」
橋高は池島とセックスをしながらもそのレイプされる様を見てしまい、さらに興奮して池島のペニスを締め上げた。
「ああ、いいよ、橋高っ」
 腰を振ることだけに夢中になっている池島は、橋高が池島に気持ちがよくなっているわけではない事実に気付いてなかった。
「はぁあ……おちんぽっぁっ、あっ、あっんふぅっ……ぁん、あんっ……んぁあっ」
 人がレイプされている様を見て燃えるだなんて、きっとおかしいのだろうと橋高は思うのだけれども、気持ちよさそうな被害者を見ていると乱交をしたがる人の気持ちがなんだか理解ができた。
 あの別々の素敵なペニスを味わってみたいのだ。
 そう考えながら、じっと橋高がそれを見ていると、レイプをしている男の一人が橋高に気付いてニヤリと笑った。
 それに気付かれた橋高はすぐに視線を池島に戻して、池島とのセックスに夢中の振りをした。
 けれど橋高の頭の中に浮かんでいるものは、あの男たちに組み敷かれ犯される自分。池島をレイプ犯に見立てた妄想のままセックスに興じたのだった。



「ああっんっあああんっおちんぽっんっいいっ! そこぉっそこ、あ! あ! あっぁあ! あぁんっ、ぁんっあんっ!」
 散々セックスをして、様々な場所で盛って、疲れ切ってホテルに戻った。
 ホテルでは入り口にシャワーがあり、そこで身体中を綺麗にしてからガウンを受け取って部屋に戻った。
「やべーな、この島楽しいよ」
 そう池島が言うので橋高も頷く。
「普通に観光しても面白い島だけど、あちこちで気分良く盛れるのはよかったね」
「それそれ、めっちゃいい」
 池島はセックスに気分を良くしていたのもあり、そのまま夕飯を食べた後は眠ってしまった。
 疲れていると言っていたから当然であるが、橋高は暇になった。
 仕方がないのでホテルの販売機があるエリアに行って、つまみを買うことにした。
 そのつまみを買っていると、エレベーターでさっきのレイプ犯の男が一人上がってきた。
 橋高を見ると男はニヤリとしてすぐに橋高に近づいてきた。
「よう、兄ちゃん、昼間はエロかったぜ。腰使いもよかった」
 そう言われて橋高は顔を真っ赤にするも、男は橋高を抱きよせて、ガウンの胸元に手を突っ込み乳首を指で弄ってくる。
「ちくびっあああんっらめっ……こりこりしちゃ……あんっああんっいい……」
「お前、可愛いぜ……待ちわびて乳首も即勃起か……エロいな」
「あっあっあぁっ……ちくびっいいっ……あひっあっあぁんっ」
 指先でコロコロと捏ね回されてしまい、橋高は腰がガクガクと震える。
 男は慣れた手つきで橋高の乳首を指で弾き、爪で引っ掻いてくる。
その巧みなやり方に、いつもと違うのを感じてしまい、橋高は嬌声を上げた。
「ああぁっ、それっらめぇっ、あっひあっ、おかしくなるっ……あっあんっあんあんあんあんっ!」
男は抵抗をしない橋高に気をよくしたのか、ガウンを広げ、橋高を壁に押しつけてから乳首に唇を寄せて吸い上げてきた。
「やっあんっあんっ吸っちゃやらっあんっらめっなのっんああっ」
チューチューと激しく吸い上げ、舌でチロチロと舐めてはまた吸ってくる。
「ひああぁっ、乳首吸っちゃっ……あっあっあ゛っあ゛っあぁあっ」
「いい反応だ……お前、ずっと俺らがレイプしてんの見入ってたよな?」
「あはっ、みてたっうっああんっちくびっいいっこりこりっいいっ……ちくびっああんっ」
 男は一旦乳首を弄るのをやめてから、橋高の唇にキスをした。
「さあ、どうして欲しいんだ?」
 そう言われて橋高はどうしても男に抵抗はできなかった。
 だって、池島よりこの人の方が触り方が上手かったからだ。
「あぁっあっんっちくびっ、乳首いじって……、はぁっあんっああっちくび……乳首くりくりして、ん、なめて……っあっああんっ!」
橋高が望んだ通りに男は乳首を舐めて弄って転がした。
 執拗に乳首だけを舐め、噛んで引っ張る。それを十分以上も繰り返し、橋高の乳首は完全にそこだけで射精ができるほど感じていた。
「ひああっいくっいくっ、あぁっちくびでいっちゃうっ! あんあんあんはあんっ!」
橋高はとうとう男に乳首を弄られるだけで、ペニスから射精をして絶頂をした。
 ガウンには射精した精液がたっぷりと付き、それが滲んで股間辺りがねっとりとしている。
 男はそのねっとりとしたガウンごと橋高のペニスを扱き始める。
「あぁんっあっあぁあーっあ! あんあんあん! おちんぽっいい、しゅご……っそこぉお!」
男は橋高のペニスがまた勃起をすると、今度は橋高のアナルに指を突き挿入てきた。
「んふぁ……あ! ぃあっ……そこ、そこいいっあああんっ!」
 そして乳首を吸い上げながら、アナルに挿入した指を出し入れし始める。
その慣れた手つきですぐに橋高のいいところを擦り上げてきて橋高は嬌声を上げた。
「あああぁっ……あ゛っちくび、あっ、あんっ、あぁんっ、ん゛ちくびっああんっいいっおま○こっあっんああっ」
男はローションを付けていたらしく、アナルに入った指はあっという間に馴染んでジュボジュボと音をかき鳴らして指が激しく奥まで突き入れられる。
「あっあんっあんっおま○こいいっああんっあっあんっ乳首っ、乳首も触って……あんっ、舐めて、ぁっあっ」
言われた通りに男が乳首を吸い上げ、舌で舐めて歯で噛んでくる。
「あぁんっ気持ちいい……乳首ぺろぺろ舐められながら指ででおま○こ突かれるの、ぁあっんっ、きもちいっあっあっ」
これにはさすがに男もほくそ笑んだ。
 ここまで快楽に従順なのも多い方であるが、即座に堕ちてくるのはカップルならばセックスに不満がある場合のみだ。
 今日の出来事で他人のセックスを見て思うところがあったというわけだ。
 そう橋高は、まさに他人のセックスを見て、あっちの方が気持ちが良さそうだと気付いてしまった一人だ。
「あんっそんなにちくびっ強くしたらっいくっいっちゃうっ……ああんっおま○こっいいっああんっあっあああんっ」
男たちはそういう受けを見分けるのが上手い。
 レイプされている人を凝視している受けは大概、その願望が生まれている。
 だから見繕って襲っているのであり、本気で誰でも襲っているわけじゃない。ちゃんと見極めた上で大して抵抗もしない人を選んでいるのだ。
「あぁんっ……ちくびっ……あっあっあひっあっんっ、きもちいっ……乳首くりくりされるの好きぃ、あっひあっんっあっああっあんっああっああんっ」
「このまま、またイッてみせろよっ」
「あっああぁ~っ! ちくびっいいっああんっああっいいっちくびっああんっおま○こっいいっあぅっんっあんっあっひあっあっ……んっあっあっ」
男は乳首を歯で噛んで引っ張り、橋高のアナルの良いところを指で擦り上げて絶頂へ導いた。
「おま○こされながら乳首されたら……ああああああんっあ゛ああっあ゛っ!」
 橋高は男の手によってあっという間に絶頂をさせられて、射精をしてまたガウンを濡らした。
 ガクガクと足に力がなくなって崩れる橋高に、男は自分のペニスを出し、それを橋高の口に咥えさせるとイラマチオを始める。
「んふっん゛、んぅ、ぁ゛むぅ……っ!」
「おおっ……口の中も良さそうだな、そうだ舌を絡めていろ……」
「んふ……っ、は、ぁむ……っ、ん、む……ぅ……っ」
 いきなり喉まで犯されて、橋高は動揺するも喉がだんだんと慣れてきたら気持ちが良いと思うようになった。
 ペニスはまた勃起をしていたし、男の先走りも口に溢れ、その精液が美味しいとさえ思えるくらいに橋高は男のペニスに惚れそうだった。
「そう……いいぞ。お前は素質があるよ……レイプ願望があるんだろう? 見入ってたから分かってる。今日のやつもお前と同じように見入ってたよ、あれからずっと犯してやったら嬉しくて彼氏と別れたってよ。明日からレイプされるために、札無しで歩き回るようになる」
「んんっ! んふっ……んむぅっんっんむっ」
さすがにそれにはなりたくなくて橋高が抵抗を見せると男が言った。
「そうそう、お前はあくまでレイプされるのが願望だもんな。乱交がメインじゃねえ、だから、明日は今日と同じところでセックスをしろ。彼氏どころか、他のカップルに見られながら犯されるのを楽しみしてな」
「んんっ、んーーっ、んむううぅん゛むっ……ん゛っんっんんぅっ……んっんっ」
男に言われたことを想像しながら、橋高は今日、レイプをされていた子の事を思い出す。ああいう風に犯されるのだと思うと興奮は最高潮に達した。
「おおっ出るっしっかりと飲めよっ」
男が喉までペニスを突き挿入て射精をし、精液が強制的に喉の奥に吐き出されて橋高はその精液を全部飲んだ。
「ん゛っふぅっ、ん゛むっ、ん゛~~~~……」
射精をされた拍子に橋高も絶頂をした。男の精液を飲み込みながら、また橋高も自身のペニスから精液を吐き出した。
 こんな短期間で男の手によって三回も強制的にイカされた。
 たった三十分の間にここまで絶頂をしたことはなく、橋高は未知の世界を見た気がした。
 そしてもっと先も見たいと思ってしまった。
「……じゃ、明日、分かってるな?」
 そう男に言われて、橋高は頷いた。
 きっとレイプが成立するように池島にはそう見えるように、男たちは上手くやってくれるということなのだろう。
 それを思うだけで橋高のペニスはまた勃起し始める。
 橋高は販売機のあるエリアの奧でジュースの瓶を買ってそれをアナルに突っ込んで射精をするまで腰を振った。
男はそれ以上は手を触れずに橋高の痴態を眺め、勃起したペニスを扱きながら、その瓶で橋高が絶頂をしたのを確かめてから、橋高の顔に精液をぶっかけた。
「明日が楽しみだな……一日中犯してやるから可愛くして待ってな」
 男はそう言うと橋高を放置して去って行く。
 橋高は瓶を始末すると、顔に精液が付いたまま部屋に戻った。
 そしてすぐに風呂に入り、身体中を綺麗にしたが、どうしても物足りない気分だけが残った。
 池島はずっと眠ったままだったのか、橋高が部屋を抜け出していたことに気付いていなかった。



 翌日は、橋高は言われた通りに池島を誘い、昨日と同じ場所でセックスに興じた。
 けれど、橋高は池島のペニスではそこまで盛り上がらなかった。
 よくよく考えたら、池島のペースでしかセックスをしていなかった。
 独りよがりでもあの男のように、いいところを見つけてくれてそこを強引に突き上げられる方がどれだけいいか、それを指だけで教えられた。
 まだ瓶をアナルに突き挿入てオナニーをしていた方が気持ちがいいところに当たるだけ、瓶にも劣るとさえ池島を評価し始めてしまった。
そうすると男がやってきた。
 昨日と同じ手口でまず池島にぶつかって池島を草むらに連れ込んで押さえ込む。
 そして橋高のガードを繋いでいる紐をナイフで切られて、それを池島の方に放り投げる。これで池島も察しただろう。
 口を押さえ込まれた池島は目の前で橋高を犯されることになった。
「あっあっ……やらぁ……ぬいて、はぁ、ぬい……んぁあっ」
すでに橋高のアナルには男の瘤付きのペニスが入り込んでいる。
 セックスをしている途中で相手が入れ替わっただけなので、そのままローションを足されて挿入を繰り返される。
「あんっ……やらぁっ……おま○こ、んんっ、らめぇっ……あっふぅっ」
やはり男のペニスはいいところを擦り上げてくる。
 橋高は池島に怪しまれないように嫌がっている振りをしてみせた。
「やぁあ……まって……っあぁっ、あっあっはぁっはぁっ……んっ……あっやぁっ」
嫌だけど気持ちが良くなっていくという風にすれば、池島も自分のセックスの悪いところに気付いてくれるだろう。
「あああっ……それはっ……やぁっ、あっあっ、そこっ……、ぁひっ、あーっ……」
後ろから突き上げられながら橋高は悶え、腰を一緒に振り始める。
「あっあんっ……もっ、ちくびやらぁっ! はぁっ、あっぅ、ぐりぐり、しないでっ、んっ、いぁっ、へんに……っ、へんになっちゃうっ……」
昨日、男が弄ったように乳首を弄り廻されて、橋高の身体が跳ねる。
「あぁっ、だめ……っ、そんなの、むりっ……、はぁっ、あっ、あぁーっ……」
「彼氏くんよー、こんな名器を使いこなせてないのは、いくら何でももったいなくね?」
 男がそう言いながら橋高のアナルを強引に犯していく。
 その気持ちよさに橋高は脳天まで突き抜ける快楽を知った。
「ひっ、あーっ……らめっ……はっああぁんっ! いぃっ……うぁっあっ、あぁーっ!」
 頭が真っ白になるような衝撃でアナルを突き上げられる。
 その乱暴でありながらも、決して独りよがりではなく、きちんと橋高を気持ちよくしてくれるセックスだったから、橋高はすぐに嬌声を上げ始めた。
「あ゛ああっ……だめっ、おま○こにおち○ぽっ、んひっ、い゛っ……あっ、あああっあ゛っ、おち○ぽ、らめっ……あっあ゛っ、ん゛っあああっ」
駄目と言いながら喘ぎ、淫らに涎を口から垂れ流しながら男にレイプされる。
 それがどうしようもなく気持ちが良くて、橋高はすぐに池島のことを忘れた。
「あ゛ひっ……んっあっあ゛っ、あはぁっ……んんあぁあっ…ひっ、あっ…あっ、おま○こにおち○ぽっらめっ……、あんああっ」
「彼氏はな、独りよがりセックスすぎるんだよ。こうやってここを突いてやればっ」
「やああぁっ! あっあぁんっ……おちんぽっらめっ、あっあっあっ……あひっ……あっあんっあっ……はっ、はぁ……あぁあっ……」
「ほらな、受けちゃん、ペニスから先走り垂れ流しながら気持ちよくなっちゃってるわけよ。足りなかったんだろうね、お前のペニスじゃ」
「あぁっ……だめ、あぁんっ……らめぇっ……はぁっ、おちんぽっおま○こっああんっいいっ」
橋高がこうなるのは池島のセックスが下手だからだと男たちはいい、まるで池島に教授するようにセックスが何であるかを教えている。
 その間ももちろん、橋高は最高に気持ちが良くて、男たちに中出しをされながらも、次の男にも同じように攻め立てられ犯される。
「ひああぁっ……あぅっ、ひぁん、あっあっあんっあぁんっ! やああっ、おま○こにおちんぽっ、はいって……あっあっ、あーあーっ……」
嫌だと言うけれど、それはいいの意味であることは嬌声の上げ方で分かる。
 周りは皆、セックスに興じているけれど、犯されている橋高を見て興奮をしている人たちもいる。
 中にはそうして欲しいのか、橋高と同じように男たちの腰つきに夢中になっている受けもいた。
「ああぅっ、だめっおちんぽだめっだめっ……もう、おま○こっついたらぁっあっ、はああぁんっ……あぁあっ……あっぁん……あぁあっあんっいぃっ……もっおちんぽっらめぇえはぁああっ……」
気持ちが良いと言う言葉しか浮かばないほど橋高は感じていた。
 男たちはどんどん中出しをしては、別の男が橋高を犯し、また中出しをしていく。
「やらぁあっ、もっ、おま○こらめぇっあん、おちんぽっああんっあんっぁあああぁんっあぁんっ……いぃっ、あっ、らめっ、おちんぽっあっ、あっあっあっ……ふぁっ、ひぅっ、あんっああぁっあひぃっ、あんっ、あんっ!」
もうすでに十人くらいは男たちが入れ替わり立ち替わりで橋高を犯しているけれど、どの人も慣れているのか、橋高を傷つけはしなかったし、セックスは上手かった。
 個性もあり、どのペニスも橋高を喜ばせてくれたから、橋高も応えるように腰を振って喘いだ。
「ひあっ、あ゛っおちんぽ、らめっあぁっ……あ゛っあっあっああっあぁああっ……あっあっあんっ、あんっあんっあんっあ゛ああっ、あっあぁあんっひああっ……らめっあっん゛っひっいっ……あんあっ、んっああぁっ! ああっらめっ、いっちゃう……から、おま○こらめっああんっあっ!」
「ほら、もっとだ。まだ一周だぞ、これから三周はするから、夜までの間にどれだけ絶頂できるかだな」
 男たちはそう言いながら二周目はたっぷりとじっくり橋高を犯した。
 どうやら男たちも気付いたらしく、橋高のアナルは普通の人のアナルとは少し違っている。
 最初に橋高を襲った男が言った通り、橋高のアナルは名器だった。
「んっあっ……ああっんっあああんっ……おま○こいいっ……ああんっきもちいいっああんっああっあ゛っああっあっいくっ、い゛ぐっおま〇こイっちゃうっ……ひぁっ、あ゛っ、ひあん゛っあっ、あ゛ああっあぁっらめっ……ああんっおま○こっああんっおちんぽがっああんっいいっ」
 橋高が嬌声を上げて絶頂をするのを眺めさせられる池島であるが、引くどころ犯されている橋高を見て勃起する始末だ。
 どうやら池島は、寝取られることにすら勃起して射精ができる、そういう性質があったらしい。
「ふあっあっ、あっらめええっ、激しくおちんぽでおま○こぐりぐりされたらっああんっきもちいいっああんっああんっああっああっんっいいっ……おま○こっ……ああんっらめっおかしくなる……ああんっああいいっきもちよすぎるっああん!」
 橋高が喘ぐ度に、池島は自らの手でペニスを扱き、何度も射精をしている。
 こうなると男たちも池島の口は塞がず、放置して橋高を犯すのに専念した。
「あぁあっああんっ……もっ許してぇっ……おかしくなっちゃうっ……、おま〇こ、馬鹿になっちゃうっあああっ……おちんぽっああっ……あっ、あああぁっ……らめっおちんぽハメるのはっ……おちんぽ……ああんっいいっいいっああああっ!」
 二周目が終わる頃には、橋高もドライでの絶頂を覚えてしまい、気が狂うほど感じて耐えられないほどになった。
 けれど男たちも橋高の身体に夢中になり、たっぷりと時間を掛けて橋高を犯してきて、執拗にドライで何度も橋高をイカせる。
「いいっああっ……ああんっ……んっあっあああっああっああっんっああっんあっあっあっああっあ゛あっ……んっあっ、あ゛っ、あっあっあっあああっ! んあっん……あっあああっ……あんっあっああっああっんあっあっはあっんっあっ、ああっあぁんっ」
様々な体位で橋高を男たちは犯し、周りのカップルすらも巻き込んで、乱交に突入した。カップルはお互いのカップルを交換してセックスを始めてしまい、中には男たちにセックスをして欲しいと言う受けが出たり、橋高を抱きたいと列を作る攻めが出たりと、現場は大混乱しかけた。
「いいっああんっおま○こっいいっきもちいいっああんっああ……ああんっ……ああんああいいっあ゛あっいいっ、らめっあ゛あっ、らめっ、おま○こっひっあっ、あんあんあんあんあんっああんっ!!」
 男たちによって現場の混乱は押さえられたが、一歩間違えば全員が規約違反で国外追放になりかねないくらいにビーチ前の道路はセックスの狂乱の時間になった。
「いいっ……きもちいいっおちんぽ……ああっ……いいっ気持ちいいっ……ああんっああっあああんっあ゛ああっ……あっ、あ゛っ、らめっらめええっ、あ゛あああぁっあ゛っい゛っ、あっんっ、、いくっあ゛あ゛っあっらめっあ゛っんっ、あっ、あぁっ、いくっ、いっちゃうっ……あぁあああん!」
 あちこちから相手を変えた受けたちの嬌声があがり、やってくるカップルたちも巻き込まれて、中にはカートを無理矢理剥ぎ取られて犯され始める人まで出始めた。
 それでもセックスをしたくて来ているだけあり、セックスで黙らせるというレイプで大きな混乱にはならず、そのレイプに彼氏も混ざっているというカオスな状況になっている。
橋高はただひたすら男たちに犯され続け、池島はその橋高の顔に精液を何度もぶっかけてはまた勃起している。
「いい……ああんっおちんぽっいい……ああんっああっ……きもちいいっああんっ……ああんっおま○こっああんっいいっあ゛あぁっ……おちんぽしゅごいっ、、ああっ、あっ、やああっあっあんっあっあ゛ああぁっ……すきっおちんぽすきぃっ……おま○こっハメハメされて、イキまくちゃうっ……あ゛っ……いい……おま〇こきもちぃっあぁあんっあんっ」
完全に狂ったように男を受け入れ続ける橋高は、ドライでイキッぱなしのまま男たちに犯され続けて、もう正常な判断はできなかった。
「いいっきもちいいっおちんぽっああんっらめっらめっきもちいいところばっかっ……こすっちゃっああんっらめっああっ、すきっ好きっ、おちんぽしゅきぃっ……あ゛っあ゛っ、あっ、きもちいとこっ、ゴリゴリされてっんっあっあああんっ」
ただ気持ちが良いと嬌声を上げて、腰を自ら振って男を誘い、そして中出しをしてもらっても絶頂ができるほどになった。
「ああ……すきっおちんぽっ……すきっああ……きもちいいっああんっおま○こゴリゴリされて……ああんっいいっおちんぽっきもちいいっああ……いいっおちんぽっ……おちんぽっああんっきもちいいっああんっ」
 やっと日が暮れ始める時間がきて、人もまばらになってきたが、橋高だけは最初に犯してきた男たちに三周目の長い挿入をされていた。男たちは射精をしても出て行かず、抜かずに三発以上してからやっと出ていく。
 そのため、橋高のアナルからは大量に精液が溢れ、その尻辺りの地面はその精液が泡になった状態で沢山溜まっている。
「あっあ゛っ激しぃっ……ん゛ああんっあ゛っあっあひっ……あ゛っあっあんあんあんっああっすごいっおちんぽっすごい……ああんっきもちいいっああんっあああんっあああっ!」
どれだけで攻められても、橋高は体力と性欲だけはあるのか、男たちのレイプに耐えてここまで気を失わずにきた。
「あ゛あああっ……あぁっあっいいっ、きもちぃっ、、おちんぽ、大きくて、おま〇この奥まで届いてるっあああっあぁっあっあっああ……おおきいっおちんぽっきもちいいああんったあんっあああんっ……きもちいいっああんっ」
「こいつ、好き者過ぎる、到底、お前じゃ足りないわけだ」
 そう男が言って橋高を突き上げながら、池島に言う。
「こいつ、俺にくれ。お前じゃ役にも立たねえよ。寝取られて喜ぶくらいなら、俺にくれても大して困らねえってことだよな。ああ、セックスは毎回見せてやるから、ハブにはしねえから、見に来いよ」
「ふあああっ……んっあっ、あんっ……おま〇こ、いいっおちんぽっきもちいいっ……ああっあっあんっあぁあんっああ……ああっんっああんっんあっあああんっああっ……きもちいいっああんっああっいいっああんっ」
 嬌声を上げ続ける橋高を見て、池島は言う。
「お願いします、俺の恋人を犯し続けて下さい……ああ、俺はそれが嬉しい」
池島はそう認めて、男はニヤリと笑った。
「それじゃ、日本に帰ってもよろしくなっ……淫乱ちゃんに淫乱君よ」
「あっあっあっおま○こ……ああんっいいっおま○こいいっ……ああんっおちんぽっすごいっああんっらめっらめっああんっあああっ、おま○こっ……ん、いいっ、おま○こに出してっあっあんっ、おま○こに、精液出していいっ……俺のおま〇こでイってっあっ、もっときもちよくしてっあっあ、ああああっ」
橋高がそう言うと男は橋高の中で連続で五回中出しをして、やっとペニスを抜いた。
 どっぷりと溢れ出る精液を感じながら、橋高は満足したように笑う。
「いい、ああんっ気持ちいいっ……おま○こ……ああんっ良すぎるっ……ああんっ」
 楽園に来たらいい目にあった。
 それは楽園だけではなく、日本に帰ってからも楽園の続きもある。
 橋高はここに旅行に来て良かったと思った。
 そう思って池島を見ると、池島も喜んで笑っている。
 きっと二人の関係はこのまま続くけれど、橋高は常に男に寝取られ、そして池島はそれを見せつけられる生活に変わるだけのことだった。

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