159-火群(ほむら)
1
会社の帰りに北中は電車に乗る。
普段は満員電車に乗っているけれど、今日は残業をしたせいで酔っ払いがかなり乗っている電車になった。
座っている人は皆、俯いたり、大胆に足を開いたりして寝ている人が多い。
酔っ払っているのだろうか、ご機嫌で喋り倒している人が遠くにいる。
その電車の最後尾に乗ったのは、酔っ払いを避けるためだったが、それも無駄に終わったかと思っていた。
やっと席が空いてそこに座った。
都内から隣の県まで行く特急なので、途中のベッドタウンでほとんどの人が降りてしまうが、北中はさらに先の街まで行く。
最近になって手前のベッドタウンができると、通勤時に人が増えてしまい不便になっていた。
特急は、普通の都内の電車とは違い、席が全席前を向いた二人で座る席になっている。そのせいもあり、一旦座ってしまうと動きたくはなくなる。
最後尾にいるので酔っ払いも消えてしまった。
同じ車両には一人のサラリーマンが入ってきた。
周りには人はおらず、その人物と北中だけとなった。
その人物は北中と同じ列の席に座った。
北中は、どうせなら別の席に座ってくれた方がいいのになと思って、横を向くと、そのサラリーマンが目に入る。
サラリーマンはコートをはぐっているが、そのはぐったコートの中が問題だった。
全裸だった。
ズボンは、まるでウエスタンのベルトとズボンが一緒になっているレザーズボンのようなモノを身につけている。なので股間部分には布などがなく、そこだけ裸である。
「……っ!」
驚く北中に、サラリーマンだと思った男はペニスを勃起させて、それを扱きながらこっちを見ている。
目が離せずに北中が見入っていると男はどんどんコートを開けさせる。
その乳首にはニップルクリップが取り付けられ、そのクリップの先にはローターが付いている。どうやら振動をしているようで、男は身体をくねらせ胸を突き出している。
見られることに快感でも覚えるのか、北中に見られる男はどんどん淫らに身体をくねらせている。
そして椅子の上に上がり、四つん這いになるとコートをはぐった。
尻からコートの布が剥がれると、男の尻がアナルまで丸見えだった。
「……っ!」
驚いたことにそのアナルにはバイブが突っ込まれている。それを固定するための皮の固定具があり、バイブもうねっているようでアナルがヒクヒクとしている。
男は四つん這いで腰を振り、淫らに乱れて見せてバイブとニップルクリップで気持ちよくなっているらしく、ペニスが完全に勃起している。
その男のペニスからは先走りが溢れ、糸を引くようにして垂れている。
「んふっ……あんっ……ああっんっふっ」
北中を男から目を離せなかった。
綺麗な尻、ピンクのアナルと乳首、そして毛も剃られているペニスと、とにかくどれもが淫らでいやらしかった。
「ひぁっ、あっあひっ、ひぃんっ! あぁっ、ああっ、あっあっ、ひ、ぃい……っ」
男は気持ちよさそうに腰を振り続けたのだが、いきなり立ち上がり、コートを着たままで北中の席に移ってきた。
「はぁあんっ! あふ、ふ、ぅうんっ、ん、んん……っあぁあん! あっ、はあっ、はあっ、きもち……っきもちぃ……っ!」
男はそう言いながら北中のすでに勃起しているペニスをスラックスから取り出し、そのペニスを口に咥えてきた。
「……あ、うっえ……っ」
北中が驚いている間に男によって北中はペニスを口で扱かれる羽目になる。
「ん……っ、んふっ……ふ、ぅん……っ、んぅ……っ、んんっ……」
美味しそうに咥え込んで喉まで飲み込んでフェラチオをされ、北中は呻きながらも尻を振りながらペニスを銜え込んでいる男に抵抗をしなかった。
「んふぁ……っ、んふ、ん」
「この……なんてこと……をっくそっ」
そう言いながらも北中は男の尻に刺さっているバイブを掴んだ。
そのバイブを押さえから外して手で挿入を繰り返してやった。
「んっ! んふっ……んんんっ……んふっ!んっんっ……んんっ!」
男は北中のペニスを喉まで突き入れたままでそれに耐え、やっと口からペニスを抜くと甘い声を上げた。
「んぁ……っ! ぁ、い、やぁ……! やぁ、あ……っ、ぁっ、ぁん……っん、んぁ……ぁむっ」
それでも男は北中のペニスを舐め続け、甘い声を上げながらもフェラチオを続ける。
異様な空間になってしまったが、それでも北中の目的地まではまだ三十分はある。時間が時間だけに人がいないのと、最後尾は北中の目的地までは駅からはみ出る形で停車をするので、人が乗ってくることはまったくなかった。
「んんぅ……っ、ん、ふっ……は、ぁむんぁ、ぁ、ぁ……ぁ、ん……っ」
男のアナルをバイブで突き上げてやると、全身を震わせながら男が絶頂している。
「あっぁ、はんっ……あ、ぁん……っ、ぁ……っいっ! んん゛ぅうう……!!」
しかし男のペニスからは射精はされず、どうやらドライで達しているのが分かった。
「あっあ、はぁっ……あ、あ、あ……っ!」
身体が硬直を解いたところで男はさっきまで咥えていた北中のペニスに跨がった。
「……おま○こが疼いてどうしようもないの、あなたのおちんぽ、ちょうだい……」
そう言いながらバイブを抜いて北中のペニスをアナルに挿入ていく。
「うっ……あっ……なんだこれ……」
うねる男のアナルにペニスが飲み込まれていくのをゆっくりと見せられ、そのアナルの感触に北中は感じてきて、ペニスが完全に飲み込まれてしまった。
「い、い……そこ……っ、あぁっいい……っ おちんぽっ大きくて……ああんっいい……これ、素敵、ああっ」
そう言って北中に跨がった男はペニスをしっかりと受け入れて感じている。
どうやら北中のペニスに満足したように自ら乳首を弄り始める。
「は、あっ!んん! あっあっ、ひ、ぃああ……っ」
そうして少しだけ挿入を繰り返す男に、北中の思考は完全に男を犯すことに集中し始めた。
もはや電車内であるということも吹っ飛んだし、見られても構わないとさえ思った。
大抵の人はそういうところを目撃したとしてもわざわざ止めに入ることもないし、察して隣の車輌に戻ってくれる。
最悪は警察を呼ばれるかもしれないが、駅員に怒られる程度だろうという冷静な思考も少しだけあったと思う。
北中は男の腰をしっかりと掴み、跨がったままの男の腰に合わせてしっかりと振ってやった。
「あぁーーっ!ああっ、いい、ああ……きたっ! おちんぽっきたっ!」
奥まで突き入れてやり、抜いてまた突き上げると男が嬌声を上げる。
あり得ないくらいに具合のいいアナルに、北中は夢中で腰を振った。
「この変態が……っ! なんだこの淫乱なおま○こはっ!」
「ふああああっ……あああ、いいっおちんぽっああんっあっあっあっあああ……!」
男も腰を振り続けているが、それを強引に北中は突き上げてやる。
「はぁんっ!あぁ……きもちいいっ!あーーいいっんはあんっ……あんっ」
男は北中の上で乱れ、胸を突き出してひたすら腰を振る。
そんな男の乳首のニップルクリップを片方取って、その乳首を北中が噛んで舐めてやった。
見知らぬ男のアナルを使い、乳首を吸ってやるなんて、普段だったらしないだろうことを、仕事の疲れでおかしくなっていたのか、北中は男の身体に夢中になった。
「あぁっ……おちんぽいいっ……あっ、あぁんっ、あんあんあぁんっ! あぁあんっ! ちくびぃっ……んんっ、やあぁっ!」
乳首を吸われるとは思ってなかったらしい男は、ペニスで突き上げられながら乳首を弄られるのが好きなようだった。
「ああんっ、ちくびぃ、んっぅ……ひぁあんっ!! ふぁっ、おちんぽいいっ、ちくびも、すごいよぉっ」
嬌声を上げ、腰を振り、必死に快楽を追う男に北中は何処かであっただろうかと考えた。しかし見た記憶がない人であり、どうして急にこんなことをしてくるのかという理由は解らない。
けれど、今が気持ちが良いのは事実で、何の邪魔もされないうちにこの男の身体を楽しんでしまった方がいいと北中は思った。
ビシャビシャとアナルから淫らな音がして、お互いの上がる息が夢中になっているのを表している。
「ああっちくびっ……おまんこっ……ああんっいいっおちんぽっいいっ……あああんっあああっ」
案の定、男がドライで達して嬌声を大きく上げても誰もこちらの車輌には来なかった。
駅に停まっても、そもそもこんな中途半端なところから奥に向けて帰る客はおらず、降りていく人ばかりである。
どんどん客は減っていって、隣の車輌すら人がいなくなっていたのには、さすがの二人も気付いていなかった。
2
「らめっちくびっあああんっおま○こしながら……ちくびっらめっああんっきもちいいっああんっあたまおかしくなる……ああんっ」
突き上げながら男の乳首を吸い上げて、北中は腰を使う。
どんだけ突き上げても男は快楽を得ているようで、気持ちが良いとドライで何度も達しているようだった。
「ひああぁっいい……っあっあっどっちも、どっちもいい、きもちいっ……! あぁんっあっあっあんっあんっああーっおまんこっ……いいっちくびもいいっああんっいいっ……ああんっいいっあああんっいいっいいっ」
「やべえっこのま○こ、最高すぎるっ」
「あぁっやっはぁっはぁあぁああんっ! ひあっらめっあっあんっああんっ! んあっちくびっいいっらめっおま○こ突いちゃらめっ……ああんっちくびっいいっコリコリしちゃ……いいっああんっ……!」
「突いてほしくて、こんな格好で彷徨いていたんだろうがっ」
「ああ゛ああっ、ちくびっ……ああっだめ、おま○こしながら乳首いじられたらっ、あ゛あぁっ…いっちゃうからぁっ、ああぁぁぁっ」
乳首を摘まみ上げてから挿入を繰り返すと、男はガクガクと身体を痙攣させている。これすらも感じてドライで達しているのだろう。
「うあんっ、んっんっ……あんっ、だめ、ほんとに、おま○こっ、ぐりぐりだめっ、あっ、んぁっ、いいっ…ふあっあ゛っああぁっ」
「淫乱ま○こにはこういうのがお似合いなんだよ……おらおらっ」
「あああぁぁぁっ……いっちゃうからぁっ……乳首と、おま○このなかかき回されてっんあっあぁんっ、いっちゃちゃうっ……あ゛っ、あっああぁっあっあぁんっ……おま○こぐちゅぐちゅして……っ。おちんぽっちっ乳首も弄られていきたいっ……あっはああぁっんあ゛ひっ……あっあっらめぇっ……あっあ゛ああっ」
淫らに蠢く男のアナルは本当に今まで知っているセックスの中で一番よかった。
こんなものがあるのかと驚くほどに、中はトロトロで内壁を擦ると良い形に締め付けてきて北中は射精をしてしまう。
「あぁんっ……あっあっ……おま○こ、おま○こっおちんぽでずぼずぼされるの気持ちいいっああんっああん……ああっおちんぽっおおきいっ……ああんっらめっああんっきもちいいっらめっらめっ……ああんっ!」
精液を中出しされても男はそれですら感じて腰を振り続け、しっかりと精液を搾り取ってくるから凄い。
「あぁあんっ! あっああっ、らめっはぁんっ……あっいいっあぁんっおま○こっいいっああんっいいっきもちっ……いいっあああんっらめっ……ああんっいいっ……あっあっああっあっあっああっんっあっあんっあんっ、あああぁーーっ! ……ひあっうぁあっ……あっあ゛っあぁああ……っ、おま○こ、すごっあぁっ」
北中は自分のペニスでここまで男が乱れていることが本当に嬉しかった。
男としてこうやってペニスで人を狂うくらいにしてみたいと思っていた。
けれど世間の女性はあまりそういうタイプは好きではないようで、好き勝手にする男は嫌われる。
けれど、今、この男には好きにしていいわけだ。
ペニスをぶち挿入て、思うがままに腰を振っていれば喘いで嬌声を上げてくれる。
「おまんこっ……ああいいっあんああっ……ああんっああっいいっきもちいいっああん……ああん……いいっあんっきもち……いいっああんっらめっそこばっかっ……ああんっいいっいいっああんっきもちっいいっああんっんあっああんっああっああんっ……あっあっああっ……あん……あんああっ……あんきもちいいっ……あんああっ」
「おれもっいいぞっ、あんたすごいっきもちがいいっ」
「んあっ、ああぁっ……はっ、はっん゛っ……ん゛ああっうあぁっ…ん゛あっ、あっあっあああぁぁっ……んはっあ゛ああっ……ああっあ゛あっああああっ……あっんっあ゛あっ……んあっあ゛あっ……ああんっん゛ああっ、あっあんっあんっらめぇっ……おま○こっ、すごい、おちんぽっ……んっあっあっ」
電車は次の駅に入って停まるけれど、出発してしまうと誰も駅には残っていない。だから最後尾の派手な性行為は誰も見ていなかったし、誰も気付いていなかった。
「ひあっ……ああんっ……らめっ……ああんっ……いいっ……いいっああっそこっあんっああっんあっ、あっ、ふぁあっ、おち〇ぽっ……おち〇ぽ、いいっ……おれ男なのにっ、知らない人の太いおちんぽでおま○こにされてる……ビクビクおちんぽっすごいっんあっああっ」
電車の中で男が大声を上げながらセックスをするなんてことができるわけもなく、本当ならすでに誰かに見つかって通報されていてもおかしくはない。
けれど状況がそれを許してくれている。
「おちんぽっいいっきもちいいっらめっそこらめっおくっああんっ……ああっ……おくっ……ああんっおくがあっきもちいいっああんっあ゛あっいいっ、らめっあ゛あっ、らめっ、おま○こゴリゴリしてるっ……ひっあっ、あんあんあんあんあんっああんっ!!」
駅に停まった時にやっと北中は冷静に何駅で到着するのか考え始めた。
さすがに自分の停車駅を超えたら最終まで停まらないから、それは困る。
酔っ払って一度や二度最終まで行ってしまったことはあるが、何もない町でホテルに泊まって次の日に戻るだけだった。
けれどと北中は考える。
この男がずっとセックスをしてくれるなら、最終駅まで行ってもいいんじゃないかと。
「おまんこ……ああっ……らめっゴリゴリしちゃっ……ああんっおちんぽっおおきいいっああんっ……ああんっいいっ……きもちいいっおちんぽ……ああっ……いいっ気持ちいいっ……ああんっああっあああんっ」
そうして最寄り駅に到着した時に、少しハプニングが起きた。
「……ドアが開かない」
まだセックスをやめていなかったけれど、北中が降りる駅では、最後尾までのドアは開いて降りられるはずが、どういうわけか最後尾のドアが開かなかった。
「うっそだろっ」
北中は慌てて男と繋がったままでドアまで行くも、無情にも停車は一分。窓に男を押しつけた形でセックスをする羽目になり、すーっと目の前を停車駅が過ぎていく。
「あ゛ああっ……あっ、あ゛っ、らめっらめええっ、あ゛あああぁっあ゛っい゛っ、あっんっ、、いくっあ゛あ゛っあっらめっあ゛っんっ、あっ、あぁっ、いくっ、いっちゃうっ……あぁあああん!」
男が派手に射精をしてドアに精液をぶちまけると、締め付けられた北中も射精をした。
ドクドクと精液を吐き出すけれど、ペニスが全然萎えず、勃起したままになっているから、北中ももう開き直った。
「くそっ降り損ねたっ!」
悔しさに紛れ、腰を強く振って男を犯すと、男は悶えながら嬌声を上げている。
「いい……ああんっおちんぽっいい……ああんっああっ……きもちいいっああんっ……ああんっおま○こっああんっいいっあ゛あぁっ……おちんぽしゅごいっ、、ああっ、あっ、やああっあっあんっあっあ゛ああぁっ……すきっおちんぽすきぃっ……おま○こっハメハメされて、イキまくちゃうっ……あ゛っ……いい……おま〇こきもちぃっあぁあんっあんっ」
もう停まる駅で最後尾が開くのは最終駅のみ、そこで泊まる覚悟をした北中はホテル代分の料金のセックスをしてやろうと張り切った。
「いいっきもちいいっおちんぽっああんっらめっらめっきもちいいところばっかっ……こすっちゃっああんっらめっああっ、すきっ好きっ、おちんぽしゅきぃっ……あ゛っあ゛っ、あっ、きもちいとこっ、ゴリゴリされてっんっあっあああんっ」
「この、好き者がっなんて淫乱なやつなんだっ」
「ああ……すきっおちんぽっ……すきっああ……きもちいいっああんっおま○こゴリゴリされて……ああんっいいっおちんぽっきもちいいっああ……いいっおちんぽっ……おちんぽっああんっきもちいいっああんっ」
「くそっ、お前のせいで出費がでかいぞ、その分抜かせろよっ」
「あっあ゛っ激しぃっ……ん゛ああんっあ゛っあっあひっ……あ゛っあっあんあんあんっああっすごいっおちんぽっすごい……ああんっきもちいいっああんっあああんっあああっ!」
がっつりと北中も本気でセックスをしてやった。
男は喘ぎ射精した絶頂とドライの絶頂をを何度もしている。
「あ゛あああっ……あぁっあっいいっ、きもちぃっ、、おちんぽ、大きくて、おま〇この奥まで届いてるっあああっあぁっあっあっああ……おおきいっおちんぽっきもちいいああんったあんっあああんっ……きもちいいっああんっ」
そうしているうちに次の最終駅が近づいてきた。
「ふあああっ……んっあっ、あんっ……俺のおま〇こ、おちんぽで、気持ちよくなってるっ……ああっあっあんっあぁあんっああ……ああっんっああんっんあっあああんっああっ……きもちいいっああんっああっいいっああんっあっあっあっおま○こ……ああんっいいっおま○こいいっ……ああんっおちんぽっすごいっああんっらめっらめっああんっ」
「終わるぞっそらっ」
「あああっ、おま○こっ……ん、いいっ、おま○こに出してっあっあんっ、おま○こに、精液出していいっ……俺のおま〇こでイってっあっ、もっときもちよくしてっあっあ、ああああっ」
「ご希望通りに中出ししてやるよっ」
そう大声で言いながら北中が中出しをしてやると、男もそのまま絶頂をした。
そして北中が男のアナルからペニスを抜いて、すぐにバイブをそのアナルに突き刺して固定する紐をつけてやった。
「ああんっすごい……のっああんっ」
そうした時にドアが開いた。
『終点、終点でございます~』
アナウンスが聞こえ、開いたドアから冷たい空気が入ってくる。
北中は慌てて電車を降り、男も連れて駅を出た。
さすがに後片付けはできるわけもなく、セックスしましたというはっきりと分かる状況ではあるが、男同士のサラリーマン同士に見える人がやっていたとは想像もしないだろう。
すぐさま受付で乗り越し運賃を払い、駅を出た。
そして北中は手を引いていた変態男の方を振り返る。
男はフワフワしたままの様子で付いてきていたが、ちゃんとコートの前を締めていたし、どうやら最終までの切符は持っていたらしく、普通に改札を抜けられたようだ。
「あ、あのさ。もしよかったら、ラブホテルに泊まらないか?」
そう北中が提案をすると、男は笑って言う。
「いいけど、朝までの代金、そっち持ちな」
そう言われて北中はちょっと笑う。
そして駅近くにあるラブホテルに雪崩れ込んで第二戦が始まった。
「いい、ああんっおちんぽっズボズボ気持ちいいっ……おま○こ……ああんっ良すぎるっああんっあぁんっ……あっあっ……おま○こ、おま○こっおちんぽでずぼずぼされるの気持ちいいっああんっああん……おちんぽっおおきいっ……ああんっらめっああんっきもちいいっらめっらめっ……ああんっ!」
男は北中のペニスが気に入ったのか、挿入されてすぐに潮を吹くほど感じている。
北中も好き勝手にできるホテルで、電車の中以上に性欲を発揮した。
「ここがいいんだったよなっおらっどうだっ」
「あぁあんっ! あっああっ、らめっはぁんっ……あっいいっあぁんっおま○こっいいっああんっいいっきもちっ……いいっあああんっらめっ……ああんっいいっ……あっあっああっあっあっああっんっあっあんっあんっ、あああぁーーっ! ……ひあっうぁあっ……あっあ゛っあぁああ……っ、おま○こ、すごっあぁっ」
結局、ホテルを出る朝の六時まで二人はセックスに興じた。
「おまんこっ……ああいいっあんああっ……ああんっああっいいっきもちいいっああん……ああん……いいっあんっ」
北中は男を気に入ったし、男も北中を気に入っているようだったが、ホテルで別れた。
さすがに行きずりでどうこうなるのは違う気がした。
けれど、その後、また北中が最後尾に乗っていると、あの変態男が現れる。
その日も電車内は北中しかいない時間帯だった。
そして男はコートをはぐって北中を誘う。
「また、して」
そう言う変態男に北中は言う。
「帰るまで待てができたらな」
そう言って電車内の張り紙を見せる。
どうやら性交渉をした後が酷かったのか、張り紙には「ここはホテルではありません」とはっきり書かれている。
それを見て男は笑い、大人しく北中の隣に座って、北中に恥ずかしい姿を見て貰いながら、乳首を北中に弄られ続けることになった。
それから二人は身体の相性がよかったので、電車で待ち合わせをして北中のマンションに入り浸るようになった。
やがて、北中のマンションの隣の部屋が空いた時に、その男が引っ越してくるまで、二人はお互いに名前もはっきりと分からないまま付き合ったのだった。
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