156-快楽の螺旋


 本岡は深夜まで仕事をしてから、車で自宅マンションに戻る。
 一日中忙しい日々が続き、やっと週末の休日がやってくる。
「あー荷物届いてるか。受付に回って受け取らないとな」
 マンションの地下駐車場に着いて、車の中でスマホを操作する。
 買い物は全てネットで行っているから、受け取りはすべてマンションに設置されている暗証番号付きのロッカーに入っている。それらを受け取ってから部屋に戻らないといけないなと考えて車を降りた。
 鍵を掛けてからエレベーターに乗るために歩いて行く。
 夜中だからか足音が地下で響いて聞こえて、いつもより大きいような気がした。
 もちろんこんな時間に帰宅する人はいないらしく、外の喧噪すらも遠くに聞こえる。
 マンションの立地は少し住宅街から離れている。
 車必須な立地なのと学校が遠いせいで、独身が住むようなマンションだった。
 そんなマンションの最上階を本岡は買った一人だった。
 車で仕事場に通えるようにしたおかげで、終電を気にせず仕事ができ、バスや電車の満員電車から解放されて、気が楽になったのもあり、業績は上がった。
名実ともに順調だと思っていた。
 このときまでは。


 歩き出してすぐに異変を感じた。
 車の間から黒い服を着た人影が飛び出してきて、本岡にタックルをしてきた。
「……あっ!」
 何かに飛び付かれたと気付いても避けようもなく、本岡はそのまま何かと一緒に床に倒れた。
 床に打ち付けられて痛みに身体を蹲らせている本岡を誰かが足を引っ張って駐車場の奥に引き摺っていく。
「あ……あっなにっやめろっ」
 ズルズルと引き摺られる痛みで本岡は我に返り暴れるも、物凄い力で一気に物陰に引き摺り込まれた。
「ひっやめっやめろっ!」
 訳も解らず誰かに引き摺り込まれるも、見上げた何者かは見えない。
 電気が壊れている場所の影に連れ込まれたからか、相手の顔は見えない。
 犯人も黒い服を着ているせいで特徴すら分からない。
「誰かっ! いやだっ!」
 そう叫ぶも空しい叫び声だけが駐車場に響いている。
 もちろん、監視カメラもあるけれど、こんな死角にはカメラはなく、せいぜいタックルされたところから引き摺り込まれる辺りだったら、監視カメラには映っていたくらいだ。
 しかし監視カメラはあくまで何か異常があったと報告された時に初めて録画を見返すために設置してあるだけだ。
 今現在、監視カメラをリアルタイムで監視している人なんていない。
 犯人はそれを知っているのか、平然と犯行を犯してくる。
 引き摺り込まれた本岡は、その場で着ていたワイシャツをナイフで切り裂かれた。
「……ひっ」
 犯人は何も言わずにナイフを振り回し、ナイフを腹に当てたままでベルトを片手で外してしまう。
 手慣れた様子でベルトを外してしまうと、スラックスのボタンはナイフで切り、ジッパーも下げた。
「や……やめろっやめてくれっ」
 犯人の目的が金銭目当てではないことはここで読み取れた。
 何よりこんなことをするのは、明らかに強姦が目当てである。
 そして警告も何も発することなく、ナイフを振り回していることから、怪我をさせてでも平然と強姦をする人間のようだった。
「……ひっ……いっ……やめっ……ううっ」
 腹にナイフを当てられたままでスラックスを脱がされボクサーパンツをペニスの部分だけ切り裂き、本岡のペニスを取り出し、さらにはアナルの部分も切り裂いている。
「……やめてくれ……いやだ……」
 一声出す度にナイフを肌に当てられる。
 つまり喋るなということだ。余計なこと言うなら刺すという意味でもあるのだろう。
 息を飲んで本岡が黙ると、犯人は手を進める。
 本岡を俯せにするとスラックスを脱がせてしまい、ボクサーパンツ一枚にする。
「……っ!!」
 尻の割れ目に遭わせて、ナイフがボクサーパンツを裂き切れ目が入り、股の間が全て切り裂かれた。
そこにドロドロとしたモノが流し込まれ、犯人の手が本岡のアナルを触ってくる。
「はうっ……! あっいやだっあぁっ、んっ、く……あうぅ……っ」
 ローションによって滑り気を含んだ指がアナルに入り込んでくる。
「あっ、あっ、ふ……んんっ、んあっ」
 チュプチュプと音が響いて、地下の駐車場に反響しているけれど、誰も来ないからそこから本岡を見つけてくれることはなさそうだった。
「うぁあんっうぁっ、あ……! ああ……っ、あっ、あうっ……」
 アナルは執拗に指で弄られ、本岡はその執拗さに逃げようとしながらもどんどんアナルを広げられている。
「ひ、いっ……、っは……ああっやっ……、あぁ……っ」
 指が二本と増えて、アナルはどんどん広がり、指が中を抉り始めてきて本岡は何も見えないままアナルをひたすら弄られることに集中するしかなかった。
「あ、は……あぅ、あうぅ……んんっ……は、あー……っ」
 そうしているうちに外は大雨になっている。
 ザンザンと何処かのトタン屋根に雨が当たり、大きな音が駐車場にも響いて聞こえる。
そのせいで卑猥な粘り気の音は聞こえなくなったけれど、大雨の叩き付ける音が本岡の助けを求める声すらも飲み込んでいく。
「ひ、んっ……あぁっ……うあ……くぅ、あぁっ」
アナルを弄られ始めて十分も経っているが、犯人は慎重なのか、三本の指に増やしてもまだアナルを指で弄り続ける。
「ああっ、あっ、あっ……く、ふう、ううぅん……っ」
そして広がったアナルに、何か棒状のモノを突き挿入てきた。
「も……っ、だめ、それ……っはあっ……だめ……あぁ、あんっ……っ」
指が届かなかったところまでそれが入り込んでいるが、どうやらそれはバイブだったらしい。
 ウィンウィンと音がしているのだろうけど、それは聞こえないが、明らかに中でウネウネと動き回り、本岡のアナルの内壁を広げてくる。
 その動きは淫らで、いいところも擦り上げてくる。
「ああぁ……っ、んあっ、はぁ、はぁうっ……」
本岡はそのバイブによってアナルを抉られ続け、犯人はそのバイブで本岡を犯した。
「は……っ、はふぅ……っ、んんうぅう……っ、はぁ……あっ、あぁん……っ」
アナルをバイブで突き上げられるも、その頃にはすでに一時間以上もアナルを弄られ続けていたせいで本岡のアナルはそのバイブに馴染んでいた
「う、あっ……あ、い……っ、ああっ! ひゃぁっ! あっ、あんっいぃっ、はぁっ、ぁっ……ぅんっ」
また犯人は本岡のいいところをすぐに探し当てて、そこばかりを擦り上げて、本岡はそのたびに腰を跳ね上げては快楽に連れて行かれる。
「あひ……ひ、あああっだめっんっあ……ぁ……ん……っ」
バイブでひたすらアナルを犯され続けること、十分以上だ。いいところを擦り上げながらも何故か絶頂をしそうになるとそこを外して、奧を突き上げてくる。巧みな操作によって本岡は犯人の手によって翻弄されていく。
「んぁ……っ、ぁん、やら、ぁ……っ、やめ、やめて、ああぁ、ひぁん、あぁ、ああぁ、や、何す……っ、んあ、やぁ……っ」
土砂降りの雨は止むことを知らずに鳴り響いている。
 本岡は少しだけその環境にホッとした。
 確かに助けは呼べないが、バイブでアナルを弄られまくり感じている自分を誰かに発見されることはないということで、この事件自体を自分の胸一つにしておけるかもしれなかったからだ。
「ひ……ぃ、ん……っあ、ぁぅ……ひぃあぁん、……っぁん、やぁ……っ、やめて……やめて……っ、あゃ、あ、ぁ、あっんひゃ、ひあぁあ……っぁふっ、ゃ、ぁ……っあ、あぁ」
本岡は雨で嬌声がかき消されることをいいことに嬌声を上げ始めた。
「あぁ……っ、ぃ、いやあっ……はぁっ……もぉ、やめて下さい……あぁ、はあぁっ……こ、こんな……っ、だめっん……あぅあ、あぁ、んあ、や、やめ……っ、ん、はぁ……ああっ」
ああどうしようと思うほど、アナルで快楽を得始めた。
 一時間以上アナルを弄られ続けているからか、アナルは完全に性器に変わり果て、レイプをされているのに丁寧に身体を開かれてしまった。
「あっ! ぁひっ、ひんっ! ゃ、やぁっ、っあっ、あっ、い、ゃ……っ、やめ……ああんっああっ」
犯人は慣れているようで、執拗に本岡のアナルを弄ることで広げている。
 今や普通サイズのバイブは簡単に入るようになっているし、それで本岡は感じている。
 アナルで快楽すら得られるほどになってきてから、犯人も興奮をしているのか自らペニスを出して扱いている。
「あはぁ……っ、あぅ、んあ……ふああん……はぁっ……はぁ、あん……あぁ、やぁ……っ、あぁんっ……」
 まさかそのペニスを入れるのかと本岡は喉を鳴らした。
「あぁはんっ! あっ……あゃん……っあんっああ……っぁ、ひぁ、はぁ……あぁん……ああん……んっ……」
やっと闇に目が慣れてきていて、男の顔も見ることができたけれど、男は覆面をしているので顔は分からない。けれど腕や肩が張っているから、筋肉がしっかりあり人一人を押さえ込めるような強さを持っているらしい。
「あっ……! ぁ、……らめ、あんっああん……っ」
やがてバイブが抜かれると、それ以上のものが入り込んできた。



 それが犯人のペニスであることを知った本岡は、やめてくれと言うけれど、やめてくれるわけもない。
「あぁあぅんあぁ……っは、はぁっ……、無理……抜い、て……くれ……っ」
そんな否定をしようとも本岡のアナルには犯人のペニスがしっかりと入り込んでいく。
「あぃ、やめっ……っ、っひ!? ぅう……っぁ、ぁ、や、やめ……っぁ……やだ……、や、……あぁ……っ、あぁっ……」
 奥までみっちりと入ってしまったことは、犯人の腰が尻に当たっていることで分かる。あの大きなペニスを本岡のアナルはしっかりと受け止められるほどになっているということだ。
「ああ、あああ! やあぁあっ……! や、だっ……あ、んんぅう!」
犯人はゆっくりと出し入れを開始し、その抉られていく感覚に本岡はゾクリとするほど感じた。
「あぁあっ、はぅん……っ、あ、あ、あっひぁあああっ! ぁう……っ、ぁ、う……っ」
さっきまでバイブが擦り上げていたところを、本物のペニスが擦り上げてくる。犯人のペニスには瘤があるようで、それがちょうど本岡のいいところを擦り上げていくから、本岡はそれが気持ちよくて身体を震わせた。
「あぁっ……、あ、ぁんっ、あっ……やぁあっ! あつ……っぅあ、あ……っやぁあっ! あ、あっ――!!」
四つん這いになったままで犯人に後ろから突き上げられ、獣のように激しく犯されて、本岡はこれは駄目だと思った。
 もう気持ちが良くてどうしようもなくなっていたからだ。
「ひぁあ……っあっ、あっ……あぁっ! あぁあ! ぁひ……っ、ひぃい……っ、あっ、やっ、ああ……っ! いやだこれっ、あぅっ!」
知らない男に犯されて知らないペニスで快楽を得る。そんなことがあって言い訳がないと思いながらも、快楽が脳天を突き抜けるほどに感じてしまい、本岡は本能と心の違いに困惑した。
「んは……っはぁ、はぁ、も、ぅあっ、も、ムリ……っ! あっあっあっあっ……! あぁっ! あっ、あぁあっ、あぁっ、ゃ、やだぁあ……っ! あっあっ、ダメ、ダメ、そ、そこだめ……っやめ、あぁっ!」
奥を抉られる度に本岡は嬌声を上げ、身体を震わせて犯人のペニスを味わった。
 駄目だと口では言うけれど、それは意思に反して身体が気持ちが良いと言うからである。
「ひゃぁああっ! あぁっ、あっあっ、いやっ、だ、だめぇえ!」
 パンパンと音が聞こえた。
 雨が少し小降りになってきているのか、激しい音が鳴り響いている。
「ひぃ……っああ……っ、あ、あ、あ、あぁ……っ、あぁあっ……! んぁああっ! あぁっ、あ、……ぃやあぁっ! ゃだ、やめ、やめて……っ! それ、やだ、も、……っぁ、あっ」
本岡の口からは嬌声が漏れていて、嫌がっているのも形だけのようなものだ。
 嫌だというのはいいからやめてくれと読み取れるほどに甘い声で、とても嫌がっているとは他からは見えなかった。
「ああっ! ぁ、あ、あっ! あぁっあ……っやめて、っぁっあぅ、はぁんっ! ん、んぁ……っあ、お、おかひ、なるぅ……っぅあっあぁっ、あ、ぁ、ぃ、いい、からぁ……っ、あぁ゛あぁあっ!」
ペニスでひたすらいいところを擦り上げられ、さらには射精をしそうになるほと追い上げられても射精寸前で止められ、また違うところで快楽を得て絶頂をしそうになると上手い具合に緩められる。
「ああぁあ……っ! ゃ、やめ、だ、ぁ、あぁっ、ああぁっ! や、やらぁ……っ! らめぇえ……!」
絶頂をさせてもらえないというレイプによって、本岡の思考はだんだんと狂ってくる。
 止めて欲しいのにもっとしてほしいと思うようになった。
「ああ……っ、あっ、あっ、ひぅっ! ああぁっあっあっやっ、やぁ……っ、ぁん、ぁ、ふぅ……っん……っ、はふ……っは、ぁあん……っ」
四つん這いで突き上げられ続けているが、本岡は自らも腰を振り始めた。
「あぁ、あぁ、あぁ、はっ、はぁっ……きもち、ぃ……っひぁ……っ! あんっ! あっ、あぁああぅっ、ぁっあっあっあっ、やっ、おちんぽ……っ、いい……っ!」
口からも犯人のペニスを気持ちが良いと認めるほどに声が出てしまい、本岡はそのペニスを欲しがった。
「あっ! あぁん……っ! っあ、あぁああっ! あああっ! はぁっ、はぁっ、は、ぁあん……っ! あぁああっ! あっあ、はふっ……ん、はぁあんん! んあ……っ、ああ……っいいっ……っ!」
犯人が腰を緩めていくと、それでは足りないと本岡が自分から腰を振り、犯人もそれに合わせて腰を蠢かせてくるから、本岡は気持ちよくて必死に腰を振った。
「ああっああっ……そこ……や……、ああうっ、ああ……ああっ……ああ……っ、らめっ…ああっ! んっ……あ、ああ……っああ……!」
いいところに当たり、そこを擦って欲しいと腰を蠢かすと、犯人も本岡の望む通りに腰を動かしてきて、もうこれはレイプですらない本岡主導のセックスのようになっている。
「ああっ、や……っ、も……あっ、あっんああ!あっ……ああー……っやあ……っ、あああっ! ああっ!あ!ぁあ―――ああ……っ、ああぁ……っあ……っ、んんっ」
今人に見つかってもこれがレイプだとは思われないだろう。
 自ら腰を振り喘ぐ人がレイプされましたなんて言っても誰も信じやしない。それくらいに本岡は喘いで嬌声を上げて犯人のペニスを求めた。
「んぁああっ! あぁんっあんんーっ! あん! はぁああん……っ」
そしてやっと本岡は犯人のペニスで突き上げられて、始めて精液を射精して出すことを許された。
「ひぃあ……ぁんんっ あっ、あっあっあっ! ふぁああ……あ、……ぁんっ……んっ……んん……! ぁんっ……ひん! ふぁあっあっあっ、あっ!」
 見たこともないほどの多量の精液を地面に吐き出し、本岡は今まで感じたことすらないほどの脳天を突き抜ける快楽に頭を真っ白にして達した。
 その絶頂は、きっと一生知らないままでいたはずの快楽であり、本岡はこれをきっと一生忘れられないだろうと思った。
 弛緩する身体を犯人はまだまだ犯し始めた。
「んっあぁあーっ、おちんぽっだめっ……あ゛ひっ、んっあ゛っあんっあんっあんっ」
一度絶頂をしてしまえば、後はもう堕ちるだけだ。
 犯人のペニスに屈してしまった本岡は、口から涎を垂れ流して犯人のペニスによがり狂い始めた。
「あ゛っあ゛あああっ! あ゛ひっ、そこっ、らめっ、あ゛ああっ、だめっしんじゃうっ、そこばっかゴリゴリしないれぇっ……! あ゛ーっ、あ゛ーっ、んっあああぁっ……!」
雨はいつの間にか止んでいて、駐車場には本岡の嬌声が響き渡っている。
それすらも本岡は気付いておらず、ひたすら犯人のペニスに酔って快楽を得た。
「あっあんっ……もっ、ちくびやらぁっ! はぁっ、あっぅ、ぐりぐり、しないでっ、んっ、いいっ、へんに……っ、へんになっちゃうっ……あぁっ、いい……っ、あーっ……いいっ……はっああぁんっ! いぃっ……うぁっあっ、あぁーっ! はぁっはぁっ……あ、あぁぅ……、はぁっ、んっ……」
本岡は自らも激しく腰を振っていたが、犯人によって騎乗位にされてしまう。
一瞬本岡も戸惑うも、すぐに腰を蠢かせて犯人のペニスを味わった。
「はぁっ、はぁっ……ぁう……ん、ん…おおきい……おちんぽっああっ…あんっ……ああんっいいっ……おおきいおちんぽっいいっ……ああんっあっ、あっ、ああんっ」
自ら犯人に跨がり、ペニスで狂う様を見せつけるようにしている。犯人はそんな本岡のワイシャツの裂けたところから手を入れて、本岡の乳首を引っ張る。
「やらっ、あぁっぁっんんっんっ……んふぅ、ぁっ、あっ、んぁあ……ぁんっあっ、あっ、あっ! ひ、ぃぁあああん!!」
 乳首はすでに勃起していて、本岡はその乳首にも感じながら腰を激しく振った。
「あ、あ、あ、あ! ちくびっいいっふぁああ……んっいい、ぃいいいっ! ああぁん……んふぅっあんっあんあん! おちんぽっ……おま○こもぉっあ! ぃひぃいいいーっ!!」
みっともないほどペニスを求めているような行動を取り、犯人とのセックスを楽しんだ。もうレイプではなかったし、本岡は犯人のペニスに酔った。
「ああ……おちんぽっあんいいぃいい……っ! もち、ぃっ、おま○こいいっあっ、んぁあ……っ」
気持ちよくて仕方がないとばかり、ひたすら腰を振る本岡を満足したような視線を寄越して犯人も腰を突き上げてくる。
「はぁあ……おちんぽっぁっ、あっ、あっんふぅっ……ぁん、あんっ……んぁあっ」
雨がまた激しくなってきて、音がかき消される。
 その間に車が一台入ってきたけれど、雨音が全てを消し、さらに相手が急いでエレベーターに乗ったので気付かれなかった。
「ああっんっあああんっおちんぽっんっいいっ! そこぉっそこ、あ! あ! あっぁあ! あぁんっ、ぁんっあんっ!」
そんな状況でも本岡は嬌声を上げて腰を振り続けた。
「あぁんっあっあぁあーっあ! あんあんあん! おちんぽっ、しゅご……っそこぉおんふぁ……あ! ぃあっ……そこ、そこおま○こいいっあああんっ!」
本岡は犯人のペニスに満足して絶頂をするもドライで達してしまい、快楽が長続きする中でまた腰を振った。
けれど、そこで犯人がペニスを抜いてしまう。
「……あっなんで……」
 不満そうに本岡は犯人のペニスに縋り付いてしまったが、犯人がそこで始めて喋った。
「お前の部屋に行こう」
 そう言われて本岡はすぐに頷いた。
 犯人を引き連れてエレベーターに乗り、エレベーター内では犯人とキスすらして楽しんだ。
 二人とも全裸に近い格好であったが、身体にまとわりついている服がぎりぎり監視カメラからは服を着ているようには見えていたようで、そのまま最上階の本岡の部屋まで辿り着いた。
そして玄関に入るとすぐに犯人は本岡のアナルにペニスを突き挿入て続きを始めた。
「あ゛ああっ……だめっ、おま○こにおち○ぽ入っちゃうっ、んひっ、い゛っ……あっ、あああっあ゛っ、おち○ぽ、きた……あっあ゛っ、ん゛っあああっ」
待っていたペニスが来たので本岡は嬉しそうに腰を振り、玄関先でやっと射精を伴う絶頂を許された。
「あ゛ひっ……んっあっあ゛っ、あはぁっ……んんあぁあっ…ひっ、あへっ…あっ、おま○こいいっおちんぽっいいっ……、あんああっ」
精液を出しながら、犯人もやっと本岡のアナルの中で射精をして精液を中出しした。
 その熱さや気持ちよさに本岡はもう犯人に犯されることだけを望んだ。
「やああぁっ! あっあぁんっ……おちんぽっらめっ、あっあっあっ……あひっ……あっあんっあっ……はっ、はぁ……あぁあっ……」
そして犯人はやっと本岡が堕ちてきたと確信したのか、覆面を取った。
 その犯人は本岡のよく知っている取引先の相手だった。
 何度か誘われたけれど、断っていたから痺れを切らしてレイプに走ったのだと思った。けれど、それで正解だと本岡は思った。
「あぁっ……いい、あぁんっ…いいっ……はぁっ、おちんぽっおま○こっああんっいいっああぁっ……あぅっ、ひぁん、あっあっあんっあぁんっ! ああっ、おま○こにおちんぽっ、いいっきもちがいいっ……あっあっ、あーあーっ……」
 顔を見せた犯人にキスをしてから本岡は犯人とのセックスをさらに楽しんだ。
 その日は休みだったから、犯人と一日中セックスをして過ごし、その日から犯人は毎日本岡のところにやってきて本岡を犯してくれる。
 やっと快楽の深いところに達した本岡は、この関係を楽しむことにした。
 時折興奮を思い出すために地下駐車場でわざと犯人に襲って貰ってセックスをするのももはや日常になりつつあった。
 駐車場の車の中でセックスをして、精液を垂れ流しながら喘ぐのは、一番気持ちが良いという変な性癖に目覚めてしまったせいで、他に恋人を作れそうもなかったから、犯人との関係は本岡にとって願ったり叶ったりである。
 やがて犯人は本岡の願い通りに越してきて、一緒に暮らしたけれど、レイプまがいのセックス行為はさらにエスカレートをしていった。
 それは本岡が望むからであり、それに応じているうちに青姦でこっそり人に見られながらセックスをするのに填まり、あるパーティーでは壇上で犯人とのセックスを見られることに興奮を覚えるほど、本岡のセックスはアブノーマルに育っていく。
 けれど、本岡は犯人以外のペニスでは絶頂をできないという身体だったので、犯人とのパートナー関係は一生続くことになるのだった。

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