140-露骨な誘惑



 残業が終わって岡松がやっと帰路に就いたのは、午前一時を回っていた。
「くそ、あの課長……面倒ごとだけ残しやがって……」
 今日は課の飲み会だったはずなのに、自分だけ課長に嫌われているという理由だけで、一人残業を言い渡された。それも課長がミスをしたことがはっきりとしている問題でだ。
 抗議もしたが、課長は急に怒鳴りだして人にミスを押しつけてきた。
 さすがにあまりに大きな声だったので他の部署からも人が集まってしまったために、そのまま課長は逃げるように帰ってしまった。
「あれはないな。上には私から通しておくよ。今は我慢して、その書類仕上げてしまって。結果的には君も困る結果になるかもしれないから、ここをちゃんとしておくと評価も違うと思うよ」
 そう言ってくれたのは以前の課長だ。今は別になってしまったが、部長に昇格していて今でも仲良くしてくれている。
 その野内部長と懇意にしていることも課長には気に入らないのだろう。さらにはその課長の席には実は岡松が座る予定だったのだ。
しかし岡松はその時期に盲腸になり入院し、タイミングが合わなかったという理由で課長候補から外された。入院している間に嫉妬した同僚に悪評を振りまかれてもいて、課長になるコースから外されてしまっていた。
 だが、それを皆が後悔する自体になったのは、今の課長が転勤で戻ってきたことだ。
 いざ自分が候補にと思っていた同僚たちには一切話が来ないまま課長が決定。その課長は問題を起こして一時的に地方に転勤していた問題児だった。
 その課長は課長候補だった岡松には酷く当たり散らしたが、同僚たちも同じように割を食っていた。そのせいで余計に岡松に辛く当たり散らすこともある。
 自業自得で陥った環境を入院しただけの岡松のせいにする同僚にはさすがに部長が苦言を呈して課長にも注意をした。
 それからだ。課長が更に岡松に対してパワハラと呼ばれることをし始めたのは。
 けれど、岡松は課長以上に課長の仕事ができた。
 これ幸いと課長は仕事を岡松に押しつけてしまい、岡松は二人分の仕事をする羽目になっている。
 だが、それも決算日までの話だった。
 とっくに部長を通して話をしており、課長の仕事を放棄したやり方には社長にまで話が通っている。
 それもこれも野内部長が岡松の部長に話を通してくれ、さらにはその課長のせいでその部署の部長としての評価が落ちているとまで助言してくれた。
 最初こそ縁故採用だった課長に甘かった部長だったが、野内部長が取締役に昇格が決まったあたりから態度が軟化し始めて、やっと岡松の惨状に目を向けてくれた。
 全ての課長の仕事が岡松を通してしか通じず、やがて部長も岡松を代理課長と認めて当面の間の課長の仕事を岡松に任せたほどだった。
 だからなのか、岡松は課長を飛び越えて部長の椅子が転がり込んできそうになっていた。
 野内部長の席が空くために部長を選ぶ候補として岡松の名前を野内と今の部長が揃ってあげたことが、社長の興味を引き、縁故採用の課長をすっ飛ばして岡松の採用をほぼ認めたことが課長の耳に入ったようだった。
そしてこの残業である。
 それもこれももうすぐ終わる三月の決算日が過ぎれば、丸く収まることになっている。だからこそ岡松は部長に言われた仕事をしていたのだが、その仕事を課長が焦って横取りした挙げ句にミスをしたのである。
 あさっての取引先に出す書類のミスは部長の目にとまり、課長が手を加えたことは見れば明明白白だったため、課長にやり直しを部長から出したところ、できなかったので逃げ出したのが今回の残業の仕事である。
 二度手間どころか三度手間になってしまった仕事をやっと片付けて会社を出ると、社長がまだ会社に残っていて、取引先の仕事の内容を見てくれ、修正に満足してくれたのがまだ怒りが頂点に達しない理由かもしれない。
「君には本当に世話になっているようだ。明日は休みだからよく休むといい。この資料は私が喜んで使わせてもらうよ」
 そう社長は岡松にねぎらいの言葉をかけてから言った。
「縁故採用も考え物だね……また彼には地方に行ってもらうとしよう。ご家族も地方に残ったままだそうだから、あっちの水があっているのかもしれないね」
 そう謎の言葉を残して社長はエレベーターに乗った。
 どうやら課長の行き先はまたの左遷。
 しかし地方から本社の課長に戻ってこられるだけの仕事はできていたのか、首を切られることはないようだ。
 社長の言い方では、本社にいる時だけ問題を犯しているような言い方であるので、地方の時の方が心の余裕があったのかもしれないと少しだけ岡松は課長を同情しかけるも、駅に行った瞬間に同情心は消えた。
「事故による終日の運転は見合せ……なんて日だ」
やっと自宅に帰ることができると思ったら、電車が事故で止まり、今日の運転がなしになっていた。
 当然バスは満員、タクシーも満車ばかりで岡松は二駅だけなのにそこを歩いて帰宅する羽目になったのだ。
二時間かけて岡松はやっと自宅がある街にたどり着いて、いつものコンビニが目に入った瞬間、一気に疲れが出てしまってコンビニに吸い込まれるように入っていった。
ご飯も食べておらず歩きっぱなしだったためにすぐに食べられるものを欲望のままに購入して、レジ前の唐揚げやあんまん肉まんをいくつも買ってコンビニの前で食べた。
 コーヒーで一息して、さあまだ歩かなければと思っていると、目の前に人が立っていた。
「……なんだ?」
 一向に去らない人影に顔を上げると、そこに立っているのは普段着姿の野内部長だった。
「……野内部長? どうしたんですか?」
そう岡松が尋ねると部長は少し顔を赤らめていて、身体も寒そうに震えている。
「……あ、うん……君が見えたから、大丈夫かなと思って……んっ」
 少し声がうわずっているようだったが、野内部長で間違いなかった。
 野内部長の年齢は岡松とほぼ変わらない人であるが、見た目は完全に岡松よりも若かった。
 三十二歳だと聞いていたが、大学生に見られるとよく笑って言っていた。しかし、それを武器にして部長まで上り詰めた人だ。
 最近になってここまでできる人はいないだろうと思っていたら、どうやら創業者の一族の分家の一人らしい。
 創業者一族は創業者以外が皆職が違い、分家から社長や会長候補を選んでいるほど人材がなく、その中でも野内部長は生まれが違った。
 所謂、妾の子の立場であったために一介の社員からの入社になったらしいが、実力は誰よりも高い人だったためにあっという間に課長部長となり、取締役に昇進もする。
 社長のお気に入りで、実の子の不出来さを嘆いていた社長には息子以上の存在になっているらしいと噂できいた。
 本当のところは分からないが、そこまで踏み込んだ話はしたことはなかったので、岡松もその話を野内としたことはなかった。
「えっと……自宅はこの近くでしたっけ? あれ?」
 コンビニに現れるなら近所であるだろうが、そんな話は一度として聞いたことはなかった。大体の住まいは知っていたし、節約のために大学時代からの安アパートしかないこの周辺で、野内が住むような場所はないはずだ。
「あっんっ……あの……通りがかっただけで……その、知り合いが近くに住んでいて……それで、んっ」
 そう色っぽい溜め息を吐きながら野内が言った。
 その色香が酷く岡松を悩ませた。
 前から岡松は野内のことを美人だと思っていたけれど、男であるから興味の対象から一生懸命外したくらいに、好みの顔だった。
恋愛対象ではないけれど、この好みの顔に嫌われてしまうのが怖くて、野内とは親しくしていたくらいだ。
 他の打算がある社員とは違ったところで野内に付き合っていると何故か気に入ってもらえた現状がある。
 この後の自分の出世を少しでも考えたら、野内に嫌われるのはあり得ないことだった。
だからこそ丁寧に対応した。
「だ、大学時代か何かの知り合いですか? 確かにこの辺りはそういうところですけど」
 そう岡松が言って野内を見ると、野内の眉がハの字になりいきなり身体を震わせてその場に座り込んでしまった。
「……ふうっ!!」
「え、の、野内部長……!? だ、大丈夫ですか!?」
 いきなり変な声を上げて野内が倒れ込んでしまったので、岡松は座っていたガードレールから立ち上がり、野内の側に座り込んだ。
 この様子からたぶん酔っ払っているのだろうと思っていると、野内はそんな岡松を振り払ってくる。
「あ……だめっだめ……あっああぁぁ……」
 触るだけで身体が震え、ビクビクとしていた身体が急に弛緩したと思ったら野内の周りに水たまりができていく。
「え……あ……まさか……漏らした?」
「あ……やだ……うそ……ああっどうしよう……」
 両方が焦ってしまったが、幸い夜中である。
 人通りは一切なかったし、コンビニも暇そうである。
 岡松が野内を抱え上げると、やはり野内の股間がびっしょりと濡れている。
 顔を真っ赤にして動揺している野内であるが、こんな失態をした野内を見られるのは今だけだろうと岡松は思った。
「大丈夫です、酔っ払いの介抱は散々やってきたので任せてください。うち、その角を曲がっていった先のアパートなんです。とりあえずシャワーと着替えが必要でしょう? あ、もし嫌なら友人さんの方に連絡しますか?」
 岡松がそう淡々と言うと、野内は岡松にしがみついて言った。
「あの……岡松の家の方が、いい……から」
「分かりました。暗いので誰にも分からないと思うから歩きましょう」
 そう岡松が促すと頷いて野内はついてくる。しかし何だか歩きにくそうにしているので、岡松は速度を落としてやった。
 幸いコートを着ていることや、誰もいなかったこと。夜なので通りすがりでも絶対いバレやしないこと。そして今雪が降り始めたために、あのコンビニ前の水たまりもすぐに消えてなくなるだろう。
 それにしてもなんて日だと再度岡松は思った。
 ただ、そう思うには日にちが変わっていることに岡松は気付いてなかった。



 自宅まで辿り着くと、玄関先でもぞもぞとしている野内に岡松は言った。
「そこで服とか脱いでもらえます? 風呂はそこなので用意します。さすがにそのまま上がってくれとは言えないので」
 申し訳なさそうに言いながら言うと、明らかに野内は慌てた。
「あ、や、やっぱり……いい、帰る……」
 そう言って野内は部屋を飛び出してしまった。
「ちょっと、野内部長!?」
 なんで今更そこまで恥ずかしがるのか分からなかったが、とにかく岡松は玄関を飛び出した後に急いで鍵をかけ直してから野内を追いかけた。
「なんだっていうんだ、今日は!」
 もう訳が分からずに、逃げる野内を追いかけて走る岡松。
 十字路を左に曲がった野内の行き先が明らかにタワーマンションの方角だったので先回りをして追いついた。
 普段のジョギングコースだったので公園を突っ切れば先回りができたのだ。
 よたよた歩きだった野内は目の前に岡松が現れるとヘナヘナと逃げる気力を失ってその場に座り込んだ。
「なんで、逃げるんですか……何なんですか。あなたも課長も……もう訳が分からないです」
同列に語りたくはないけれど、面倒くささで言えば同等なのでそう言うと急に妙な機械音が鳴り始めた。
「……ひああっ!!」
座り込んだ野内が急にのたうち回り始めたので慌てて岡松が抱き留めると、野内は岡松の方に歯を立てて噛みついてから全身を震わせた。
「……んふふううううっ!!」
 その野内の異変にまさかと岡松も察し始めた。
「野内……部長……」
 野内に向かって岡松が何か言おうとすると、野内が真っ赤な顔をして蕩けた表情で岡松に言った。
「……ねえ、そこのマンションの二十階……もし、分かって興味があるなら、そこに俺を連れて行って……」
 そう言うと野内が岡松に縋り付いた。
 岡松はそのまま野内を抱え上げて目の前にあるマンションに向かった。
 マンションは全て野内の指紋でオートロックが開き、そこでも誰にも出会わず、専用エレベーターがあった。一気に二十階まで上がり、部屋までも誰にも出会わなかった。
 廊下は全面ガラスで雨も散り混まない作りで、音が反響している。
 そういえばと岡松は思い出す。
 このマンションはまだできたばかりで、人は入居はまだしていないはずだと。
 煌々と電気が付いていたが、二十階と玄関フロアを残して他は電気が付いてはいなかった。
「ここって……」
 岡松がそう言うと、野内が言った。
「まだ入居は始まってないけど、下位部分の内装ができてないだけだから、俺の家はとっくにできてる……」
「はあ、そうなんですか……」
「だから、誰にも見つからないよ……」
 野内がそう言うと玄関に入る前にその場に降り立つと、まずパンツを脱いで見せた。
 岡松は何もできずにただそれを見ているしかなかった。
 野内は恥ずかしそうにしながらもパンツを脱いだ姿は衝撃的だった。
 まず、Tバックを着けているが、ぎりぎりペニスが隠れている程度であった。そのペニスはゆっくりと勃起していて、弧を描き始めている。
 当然濡れているが、更に先が粘りけのある液体が垂れている。
 そして腰や足回りには、SMで付けるような拘束着があり、それが野内のアナルに入っているバイブのストッパーになっている。
 その拘束をゆっくりと外してしまうと、野内は岡松に腰を向けた。
「見て……はああんっ」
 そう腰をくねらせて野内は岡松に尻を見せると、アナルに突き刺さっているバイブを見せてきた。そしてそれがゆっくりと捻り出されて最後にはスポンと勢いよく抜け出して床に落ちた。
 それはゆるりとうねりを続けていて、床で虫が這うようにうごめている。
 向けられた野内のアナルはさっきまで入っていたバイブの大きさに開いていて、それがパクパクと新しい何かを待ちわびているように岡松には見えた。
 岡松は悩んだ。残業で頭がおかしくなっているのか。それともこれは夢で自分は夢を見ているだけなのか。深夜を回って二時近くになっているのもあって、頭が上手く回ってくれない。
 しかし身体は既に反応していた。
 認めたくはないし、男を抱くだなんて考えたことすらなかった。
 さっきまで自分は女性の方が好きで間違いないはずなのに、今自分の股間で勃起しているペニスが、あそこに挿入りたいと言っているのだけは分かった。
 ゆっくりとペニスを窮屈な下着とパンツから出すと、完全に勃起し、反り上がっているペニスが勢いよく飛び出してきた。
 昨今、女性の裸を見たとしてもここまでの勃起をしたことはなかったかもしれない。
 そもそも仕事が忙しくて彼女と別れたのも一年前で、セックスすら一年以上していなかった。
 その反動もあったのかもしれないが、岡松のペニスは完全に野内の身体を求めていた。
 岡松の口からは涎がいつの間にか垂れていた。
 涎を垂れ流しながらゆっくりと岡松は野内に近寄り、野内のウエストを掴んで欲望のままに一気に野内のアナルにペニスを突き入れていた。
「ん゛ひぃっ……あ゛っあっ、あ~~っん゛ぁあっ……は、ぁっ……ひっ、うぅっ……お、俺の……おま〇こにっ……おち○ぽを、奥までハメて、擦ってぇ……っ」
岡松は野内にそう言われ、誘われるままにペニスを奥まで突き入れる。
「やああっ……もうっ待てなかった……あ゛ひっ、んっ、岡松に……おま○こされたくてぇっ……あ゛っ、もう待てなかったんだ……ああぁっ挿入ってる……」
 野内がそう言い出して岡松はこれは夢だろうと思った。
 野内は岡松を好きだという事実を野内が語っているが、これはたぶん都合がいい話だと思えた。
 きっと岡松は自分が野内を犯したいとずっと思っていて、その願望が夢に現れているのだと思ったのだ。
「ん゛っあああっ……あっ、あ゛~~っ……おちんぽ、まだ挿ってくる……ああんっ大きい……ああんっそこまで挿入るの……ああん」
岡松は夢ならばと開き直った。
 野内の腰を掴んで乱暴に野内を突き上げた。
「ん゛っあああああ~っ……ん゛っあっあひぃん゛ひっ……んっ大きいおちんぽが……なかっはいっちゃ……あ゛っん゛っあああっ」
パンパンと大きな音が廊下に響いているが、廊下は窓ガラスになっているので外の騒音すら聞こえない。
「あひぃっ……こんなこと、らめなのにぃっ……んっあっあっん゛っひっあっああああああっ」
野内の中でも何か葛藤があるのか、部下に当たる男とセックスをするなんてとんでもないことだと思っているのか。
 駄目だと言いながらも岡松の腰使いに合わせて野内も腰を振り、必死に挿入り込んだペニスを銜え込んでいる。
「あひっあ゛っあっいっいくっきちゃうっん゛っあっおま〇こでっ……なんかっきちゃうっ……あっああんっ、あ゛あああっ」
アナルをおま○こと呼び、卑猥に喘ぐ姿は普段の落ち着いた野内からは考えられない淫乱さで、そのギャップがまた岡松を追い上げてくる。
「あ゛ああっらめぇっイクっ……ん゛あっあっあっあひっ、い゛っ……らめっらめっ、いっちゃう、おち○ぽでっおま○こされていっちゃうっ…いっちゃういっちゃうっあっあっああっああああぁんっ」
腰使いが激しくなり、野内が絶頂するのと同時に、岡松も釣られて射精をしてしまった。
「あ゛ーー! ん゛ぉっ、あっい゛っ……ひっ、おま○こイってぅっ……あああああ」
「ぐ……あ……野内さん……すごい……搾り取られる……」
 中を締め付けてきて、出している精液を奥へ奥へと導いている。
 こんな淫乱な腰使いで、部下を駄目にしていく上司という関係が余計に岡松を興奮させ、萎えたペニスがまた勃起を始める。
「ひああっ……ん゛ん゛あぁっらめっいまっイってぅっ……あ゛ひっ、イってぅのぉっ! あ゛っんあっあっあぁっ」
 勃起したペニスが中を広げ、さっきよりもガチガチに固くなっていくのを感じて野内は身体を震わせた。
「あひぃっ……んぁっあっおち○ぽごりごりっ当たって……ん゛ぁっあっイっだめぇっ……いくのっ止まらないっ……あっあ゛んっあんっあんっあぁんっ」
「最高です、野内さん……おま○こ最高です!」
「あああぁっ……ひっうぁっあ゛っらめぇっ、だめぇっ…あ゛っあっあ゛あ゛あああっ……んっあっ、あぁんっあっあああぁんっ、ふぅっ、あっあひっ、あへぇっんっあ゛ん゛ひぃっ、らめっらめっ、イっ、またイって……る……ああっ、乳首っ、ひぁぁっあぁっああああっ」
岡松のペニスで奥を抉られた野内はまた絶頂をした。
 その岡松は野内を窓ガラスに押しつけて、後ろからペニスで野内を突き上げながら、野内のシャツを引き裂いた。
 そして乳首を指で摘まみ上げて引っ張った。
「あ゛あっ……んひぃっ、らめぇっい゛ぐっああっとまんなっ……あ゛っん゛ああっやぁっだめっ…ひあっちくびっしながらそこっいい、あっあんっあんっあんっあんっあんっ」
強く乳首を引っ張られながらでも腰を激しく動かして貪るように岡松は野内を犯した。
「ひあっあっあっあんっうあっああああっあ゛あああっ……らめぇっ、ん゛ああっ、岡松のおち○ぽ大きいっあっひっい゛っいっ……っあ゛あああぁんっ……大きいおち○ぽでおま○こいいっあああんっ……あああん、ちくびっあんああひっい゛っあっあ゛っああぁっ」
窓ガラスに縋り付きながら野内は激しく乱れ、腰を振って更に岡松を煽る。
 それに引き摺られるようにして岡松も腰を振った。
「ああ、すごい……想像以上だ……」
「ああぁっ……こんなっ……あうっメスみたいになってぅ……おま○このっ奥にっおちんぽ当たって……あ゛っんっふううっあああっ……あっ、なにか……きちゃう……っ、んっふぅっあ゛っあっあっうあっ……ん゛あぁっ……らめっ……いくっ……あああっもっイくっん゛ひぃっ……い゛っ、あっあっ……もうっ……ふあああっふああっ……あっ、んっあっあっ」
ガクガクと身体を震わせてドライオーガズムで野内が絶頂するも、岡松の腰は止まらず、ペニスを奥まで抉るように突き挿入て、更に奥まで挿入り込んでくる。
「あ゛ああっ……おま○こっ、犯されて……あ゛ああぁっあ゛あああっふううぅっ……ん゛あぁっ……あひっ、らめぇっもうっ、もうっ……あああああ……っあ゛いぃっ……らめぇ……あ゛っ、あぁっ……あぁんっああっ……ん゛っ、ふうぅっん゛っあ゛っ、ん゛っああっ……んっあっあああんっああぁっ……んっ、あっ……あぁ……ふぅ……っ、ん゛っ、ん……あ゛ああっ……あ゛ああっ……なんかっ、きちゃうぅっ…ん゛ぉっ、いいっ、いいっ……イクっ……あひっ、ん゛っあああっ……」
 野内は脳天を突き抜けるほどの快楽を感じながら連続で絶頂をする。



岡松は射精をしながらも腰を使い続け、自ら出した精液を掻き出しながら、より深く野内のアナルを開いて押し挿入った。
「あーおま○この気持ちいところがおち○ぽでごりごりされて、もうっ……。おかしくなる……ん゛ああっ、あっあんっあんっらめぇっ……奥っ、すごい、おちんぽに押されてぅっ……んっあっああぁっんぁっ、あっ、ふぁあっ、おちんぽっ……おちんぽ、俺のおま○こに挿入ってっ……おれ男なのにっ、おま〇こみたいに太いのぎゅうぎゅう締め付けて……ん゛ああっ……ちくびも、擦れてっ……あっあっあひぃっ」
窓ガラスに乳首を押しつけられて、それが突き上げられる振動で擦れ、野内は全身で感じながら身悶えた。
 みっともないほど乱れ、腰を振り、絶頂をしながら射精をしても岡松の腰は止まってくれず、潮を吹くように尿を漏らしながら攻め立てられた。
「あああっ、なにこれ、しゅごっ…あっひっあぁんっあっあ゛っあひぃっ、らめぇ、俺、っ乳首も感じてっ……びくびくしちゃう、んっ、あぁっあ゛っあっ……いぃっ、おま○こと、乳首でっ、すごく感じてぅっ、こんなのっ、あっあ゛っあぁんっ」
野内の目が完全にイッてしまっている状態になっても、岡松の腰使いは止まらず、尚も野内を犯し続けている。
 岡松は現実ではないと思っているから、何があってもこの行為を止めないし、やりたいように犯してしまおうと思っている。それが行動に出ていて、乱暴に遠慮なく野内に襲いかかっている。
「あ~~~~……ん゛あっ、あっあっあんっ、おち〇ぽっ……しゅごい、おっきぃおちんぽで犯されてるっ!ああんっ! あ゛あぁっ、あっんぉっ、いきそうっおま〇こになっちゃった穴で……ん゛ああぁっあっ、あ゛~~~っ」
野内も誘った側ではあるが、ここまで岡松が遠慮なくしてくれるとは思っていなかった。期待以上の野獣っぷりに野内の方が岡松に負けそうである。
「ん゛あああぁっ……い゛っ、い゛きたっ…おかしくなぅっ……おち〇ぽ、もっと激しく、もっとおちんぽでおま○こ突いてぇっ……あ゛っ、んぉっ、あぁあっ、っ~~」
「もちろん、そうしますよっ!」
「あへぇっ…あっんあぁっ……いい、あっ、あっん゛あぁっ……あっあっおま○こいいっ……おちんぽいいっん゛あっあっあぁああっんああああぁんっ……ひっ……あっ、はーっ……あああ゛っ、ああぁ……うそ、おちんぽっ……あっ……はあぁ……おち〇ぽっ……しゅごい、おっきぃ……っ」
信じられないほどの強引さで攻め立てられて、野内も激しく腰を振った。
 それに負けないほどの岡松の腰使いに翻弄され掛けている。
「おち〇ぽ、おま○こ奥までずぶずぶしてぇっ……、気持ちいところ擦って、もっと中イキさせてっ……もう、我慢できない、岡松のおち〇ぽほしくなっちゃてるから、あ゛っ、あ゛ああぁあっ!」
 そして立場は逆転した。
 野内は完全に岡松のセックスに負けた。
「あ゛ひぃっ、あっ、あ゛っぅっ、岡松のおち〇ぽが、おれのおま○こっあっんぅっん゛っああっあ゛はあぁっやっ、またずっぽり、はいってぅっ……ん゛っあっあ゛っああんっあ゛っらめぇっ、すご……いっい゛くっいっちゃっ…んああっおま○こでっ、いっちゃぅっ……あ゛っあーっ……だめ、今っ、動いたらっあっんっいぐっんあああぁあ~~~っ」
野内がドライオーガズムで達しているのに、岡松は射精をしながらもまだ止まらず、抜かずの三発目に突入している。
野内のアナルからは岡松の精液が溢れ滴り落ち、足下に水たまりのように溜まっている。そして窓ガラスには何度も野内が潮を吹くので、液体が大量に吹き付けられている。
「あぁっあんっあひっい゛っあぁっ……い゛ってぅ、止まんないっ……岡松の専用おま〇こになってる、ああぁっふぅっうううっ……ああぁっあ゛ふあああっ……こんなの、はじめてっ、…はじめて、俺のおま○こもうだめぇ、おかしくなぅ、岡松のおちんぽで、ごりごりされると俺じゃなくなっちゃう!」
「おかしくなってくださいっもっともっとしますからっ!」
「あ゛あああ゛っ、んっ、あ゛っむりっ、あ゛~~~っん゛っあっあっあっあんっあああああぁんっん゛あっあんっあぅうっ、んっあっあ゛っ……あ゛っ、いいっ、岡松のおちんぽいいっ、奥にあたってる、おま○こ、きもちがいい……っあっあ゛ひあああっ……、あ゛っあっあっあっえっあ゛っんああんっ」
「おま○こ、気持ちがいいんですね! 俺も、気持ちがいいです! 野内さんのおま○こ最高に気持ちがいいです! 夢のようです、嬉しいです! ずっと犯してみたかったんです!」
 岡松がそう叫ぶと野内は嬉しそうな顔をして振り返った。
「ふああっあっあひっあぁっ……あっあ゛ああぁあ゛あああっあ゛っあっあんっ、……ほんとは、ずっとこうしてほしかったっ……岡松のおちんぽハメられて犯されるの気持ちよすぎっ……あ゛っんああん゛っあ゛っあんあんあんあんあんっ」
「ああ、よかった、うれしいっ野内さんのおま○こ最高ですっ! 」
「ん゛ああっあっあっあひっあぇっああああっ……やっ、あっ、もっとゆっくりっ、ん゛ぉおっひあぁんっはげしすぎ、イくの、またっきちゃう、止まんないやついっちゃうっ、あ゛っん゛っああぁっ」
「何度でもイって下さい! 何度でも犯しますから! このおちんぽに惚れて下さい!」
「うんっうんっきもちぃ、い゛ぃっ……ひあっよすぎてっあっあぁっんああああああんっあああっ……おちんぽっああっ……あっ、あああぁっ……いいっ岡松のおちんぽっ……おちんぽすきっいいっああきもちいいっ……っあ゛ひっ……んっあっ、あ゛っ、あっあっあっあああっ! んあっん……ひっあああっ……あんっあっああっああっんあっあっはあっんっあっ、うああぁんっ」
「ああ、嬉しい、嬉しい、もっともっと犯してあげますっ!」
 ごりっと奥までペニスを突き挿入て、激しく岡松は腰を振る。
 その速度は時間が経過しても止まらず、激しくなる一方だった。
「あ゛ひいいっ、らめっあ゛ひっ、らめっ、おちんぽっおま○こゴリゴリしてるっ……ひっあっ、あんあんあんあんあんっああんっ!!」
とうとう野内は立っていられずに床に倒れるも、その一瞬すら岡松は見逃さずに野内に覆い被さって襲いかかる。腰を掴み打ち付けるのと腰を引き寄せるのを乱暴にガンガンと振りまくってくる。
「あ゛ああっ……あっ、あ゛っ、らめっらめええっ、あ゛あああぁっあ゛っい゛っ、あっんっ、、おまんこっで、い゛くっあ゛あ゛っあっらめっあ゛っんっ、あっ、あぁっ、いくっ、い゛ぐぅっ……あぁあああん! あ゛ひぃっ……おちんぽしゅごいっ、、ひっ、あっ、やああっあっあんっあっ」
野内が達してしまっても岡松は止まらずに腰を掴んで振ってくるが、野内は完全に上半身が床に倒れ込んでしまった。
「あ゛ああぁっ……すきっおちんぽすきぃっ……おま○こっハメハメされて、イキまくちゃうっ……あ゛っ……いい……おま〇こきもちぃっあぁあんっあんっああっ、すきっ好きっ、おちんぽしゅきぃっ……あ゛っあ゛っ、あっ、きもちいとこっ、ゴリゴリされてっんっあっあああんっ」
もう身体を支える余裕すらなく、だらしなく床に倒れているのを岡松に犯して貰っている状態でも、野内は嬉しくて涎を垂れ流しながら嬌声を上げ続けた。
「あっあ゛っ激しぃっ……ん゛ああんっあ゛っあっあひっ……あ゛っあっあんあんあんっあ゛あああっ……あぁっあっいいっ、きもちぃっ、、おちんぽ、大きくて、おま〇この奥まで届いてるっあああっあぁっあっあっ」
「なんて、淫乱なおま○こなんだ……野内さんのおま○こを使っていると、射精が止まらないし、腰も止まらない。セックスしながら死ねる気がするっ!」
「ふあああっ……んっあっ、あんっ……俺のおま〇こでおちんぽ、気持ちよくなってる? い゛っあっあんっあぁあんっあっ、おま○こっ……ん、いいっ、おま○こに出してっあっあんっ、おま○こに、精液出していいっ……俺のおま〇こでイってっあっ、あっあ、ああああっひっあああっ、おま〇こきもちがいいっ……ひぁっ、あっ、あ゛っああっん」
 狂ったようにセックスを続けて、散々やった。
 野内が動けなくなるまで岡松が犯した後、二人はそのまま廊下からマンションの屋上に上がった。
 周りは山と遠くのビルしか見えない。
 駅前の繁華街が光って見えるけれど、この周辺は公園と山しかなく、まだ開発が追いついてない場所だ。
 民家は廃墟が取り壊されてマンションが建つ予定の空間がある程度で、周りは暗い。
 そんなマンションの屋上でセックスをしたところで誰にも咎められることはない。
野内に誘われるまま屋上に来た岡松は、手すりに凭れた野内を後ろからペニスで突き上げて襲った。
「あっあぁんっ……おま○こぐちゅぐちゅして……っ。おちんぽっきもちがいいっあっはああぁっんはっ……あ゛ひっ、なにこれっ……ああっあっらめぇっ……あっあ゛ああっあひっ、こんなの、むりっ、はぁっ、あっあっあたま、おかしくなるっ……」
 途中で野内が持ち込んだ水を飲んだりして、キスを繰り返し、寒さが強いはずなのにひたすら動いているせいか、汗も掻いていた。
「あひっ……あ゛っあんっあんっあっあっあっあんっあっ…あ゛っあ゛あああっ! ひっあひっあへっお゛っそこっだめっ……おちんぽでっいくっいぐっいぐっらめっあ゛っあ゛あぁっあ゛っ……おま○こ、い、いちゃうっひっあ゛っああぁっ…あっらめえぇっ……」
「すごいっ外にきた瞬間、中が締め付けてくる……誰かが見てるかもしれないから興奮している?」
「あひっ……みられてるっかもしれないっけどっあっあ゛っもっ、死んじゃうっ……ああっあっあっあっ……ひあっ……あ゛っあ゛っああああっ……あああっ……ひっあ゛っあっあ゛あっ……あ゛ひっいっだめっあああっひぃっあ゛っあんあんあん、おま○こいいっ! おちんぽっきもちいいっあんあんっ!」
夜空に嬌声が響いているし、誰かが偶然望遠鏡などで覗いているかもしれない。
 それが青姦の醍醐味であり、見せつけるように大胆に身体を開いた野内は岡松を誘ってくる。
「あ゛ああ~……っい゛いっ、おちんぽきもちいっ、すごいっ、あ゛っひっあぁあんっあぁんっ好きっ、好きぃっ……お、おちんぽ好きっあ゛っひっ、おちんぽハメハメされるの好きっ、おま○こにおちんぽハメハメされて、い、いっちゃうっ、あ゛っああぁっ!」
「くっすごい……最高に気持ちがいいよ野内さん、こんなに淫乱だったなんて、嬉しいです! 期待以上で!」
「あ゛っ……岡松のおちんぽっ激しすぎっ……あっあっあっあんっいいっあああっひあっあ゛っあっ……いってるっ……おま○こでいってぅのに……あひっあへっあ゛っあっあんっあんっひああっもっらめぇっあんっああんっ……あひっ、あたま、へんになるっ……あっああぁ~っ」
「もっと変になって下さい! たくさん犯しますからおかしくなってください!」
「ひっあっあっああっあっあぁあんっいいっいいのっ! ああぁんっ、そんなっちくび舐めたらっ……いっちゃうっ、乳首とっ……おちんぽ、おま〇こハメハメで、いっちゃうっ…ひぁっらめっだめっ、あ゛っひぁああっあ゛ひぃっ、らめっらめっ、せいえき中出しっ……あひっあ゛っ中はっだめっ……あ゛っあんあんあんあんっ!」
「おおっ、出るっ搾り取られる……ぐっはっ」
岡松は野内に精液の全てを搾り取られて干涸らびて死ぬのではないかと思うほど、野内の中で射精をした。
「あ゛ああっいいっっ……あひっ、い゛っあ゛っああぁっああっひっあ゛っあ゛っああああっ……んはあっ!あああっ……ひっあ゛っあうっ……んっ……はぁっ……あはっおちんぽハメハメで、おま○こでいっちゃった……あはっん」
野内は岡松のペニスで何度もドライオーガズムを迎えて、それが癖になった。
ペニスからは常に精液が吹き出ていて、射精どころではない。突かれる度にピュッと吐き出されている。
「うあっいいっ……おちんぽきもちぃっ……あ゛ひっもっああっ中、お尻なのにおま〇こみたいになっちゃったっ……熱くて大きいのでゴリゴリされてっ……あぁんっもっあたまへんになるっ…あああぁうあっあ゛っいいっきもちいっおちんぽでズボズボされるのよすぎて、いくの止まんないっ……あ゛っい゛ぃっあっあ゛っ」
「もう、駄目だっ受け止めて、野内さんっ!」
 そう言うと最後の精液を吐き出して岡松が絶頂をした。
「あ゛あぁあっいくっいくっい゛っ……!あ゛っあ゛っんぉっ……あ゛ああっあ゛っあ゛っうあっあ゛ーっだめっ、おちんぽっいいっあ゛っんっひああっあ゛ーっ……んっあっい゛っ……あっうぁっあんっあんっあんっあんあああっ……ひっあっそこっおちんぽっぐりぐりらめぇっ……あ゛っうあっあっあ゛あ゛ああああっ……!だめっいくっいくっやらっおま○こいっちゃうっ!あ゛っんあっあ゛っあ゛っあっああっ」
 その最後の射精が激しいものであったため、野内はそこで脳天まで突き抜ける快楽で気絶をした。
 最後は声も嗄れていたし、寒さで身体も動かなくなっていたが、その日一番の絶頂だったと思う。
 岡松は気絶した野内を抱え、やっと野内の中からペニスを抜いた。
 その開いたアナルからは大量の精液が垂れ落ちて、床にシミを作っていった。
 それを長めながら、岡松は思った。
 夢が終わったんだと。


 岡松は気絶した野内を連れて野内の自宅に入った。
 野内の言う通り、部屋は完成していて生活感がある。
 野内を風呂に入れて暖めてから、ベッドで寝かせてやり、岡松は帰ろうとすると、玄関のドアに紙が貼ってあった。
 それには岡松へという野内の書き文字が書いてあった。
「なんだこれ?」
 それを取って読んでみた。
【岡松へ、急に変なことをし始めて困惑していると思う。けれどこれを君が読んでいるなら、俺の目論見は成功したのだと思う。君が大好きで犯して欲しいとずっと願っていた。君が俺に興味が少しはあることは分かっていたけれど、抱いてくれるとは思えなかった。だから賭に出た。もし勝っているなら、君には頼みたいことがある。俺の恋人になってずっと俺を犯して欲しい。生ぬるいセックスではなく、犯すように抱いて欲しい。そう今日のように激しく。もしまだその気持ちが残ってくれているなら、どうか、これを読んだ後、帰らないで欲しい。さあ、寝室に戻って、俺を犯すんだ】
そんな狂った内容が書いてあった。
 岡松はそれを読み終えると紙をクシャリと握って丸めて、玄関先のゴミ箱に入れた。
 そして履いていた靴を脱いで部屋の中に戻って寝室を目指した。
 そう野内が望む通りに、岡松もまたまだ野内を犯したりなかった。
 もう勃起すらしそうにないペニスがまた勃起をし始めていた。
 時間は明け方であったが、今日は一日休みの日。
 気兼ねなく野内を犯していられる。
 岡松はそれに安堵して寝室に入っていったのだった。

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