132-偶然のたまもの

「やめてください……ああっ」
 寺戸がそう言っても、相手はやめてくれるはずもなかった。
「お前が悪いんだ。邪魔をするから」
 そう言われてしまい、男は寺戸のペニスを口に咥えて口で扱き始めた。
「ああっんっ!」
 そう思わず体が動いてしまうと、台にしていた機械が反応した。
【写真を撮ります。1、2、3、ハイ、チーズ】
 のんきな女の声でカウントをされ、目の前にあるカメラがカシャッと大きな音を立てる。
【はあい、ポーズを変えてね♪ 1、2、3、ハイ、チーズ】
「んっ……んふぅ、ぁっ、あっ、んぁあ……ぁんっ」
 やめてくれと口では言っても、ペニスを上手く舐めてくる男に勝てるはずもなく、寺戸は口から涎を垂れ流しながら、蕩けた顔を写真に撮られる。
 今日は、バイト先のゲームセンターの終了時間になって、プリクラが壊れてしまったようだったのでその調整を頼まれたために残業をしていただけだった。
 それなのに。


 その日は、バイト先のゲームセンターは人が多かった。
 そのせいなのか、機械操作が雑にされてしまったようで、故障の媒体があちこちででてしまった。直せるものはその場で直したが、それでも駄目そうなものには張り紙をしてお客に我慢してもらう羽目になった。
 そんな中でも人気のプリクラで故障が発生。五人ほどが入ることができる大きさのプリクラだったせいで、客の不満は最高潮になり、寺戸もかなり責められた。
「俺らのせいじゃないってーの」
 使っていたのは壊した客で、どうせジュースやお菓子などを持ち込んで撒いたせいで故障したに決まっている。大体の故障原因がそのどちらかなので、仲間のバイトたちも裏で舌打ちをしていたくらいに殺気立っていた。
 だから気が弱い寺戸は、何かとバイトたちに押しつけられた。
 店内掃除やら張り紙を貼るのやら謝るのやらと、バイトの雑用扱いをされた。
 その掃除の時に寺戸は故障したプリクラの中で怪しい行動をしている人を見つけた。
「あの、ここ故障しているので立ち入り……きん……しで……」
 明らかに人の声がしたのでそう言ってカバーを捲り上げると、中に二人の人間がいた。
 一人はハッとしたように助かったと涙目で掛け出して出て行ってしまったが、もう一人は注意した寺戸を睨み付けてから舌打ちをして寺戸を押しのけて出ていった。
 あっという間の出来事だったが、寺戸はそこで何が行われているのか分かってしまった。
 どうやら先に出ていった方が、痴漢に捕まってここに連れ込まれたようなのだ。
 よくあるプリクラ機械の中である痴漢行為の一つだ。
 男が男を狙うのは珍しいことであるが、最近は男同士でもプリクラを撮る人が多い。スマホ連動させる機械もあり、写真をそのまま焼きながらもスマホに写真が送れる機械が誕生したお陰で、いわゆるSNS映えするプリクラが流行っているらしい。
 その大きな機械もまたその連動装置が付いていて、人気の機種だった。
 だから、使い方が分からないと言って誘い込んでそのまま脅して服を脱がせ、写真を一緒に撮るなど、中には強姦される人まで出てくる始末だ。
幸い未遂で済んだようだったが、上司には報告した。
「たくっまたかよ。後々面倒なんだよなそれ……まあ、報告ありがとう。警戒しておくように伝達しておく」
 ゲームセンターでの痴漢行為は度々問題になっていて、警察からも注意発起がされている。なのに、堂々と人が多い時間帯に平然と行われていた痴漢には、店長も警戒するしかなかった。
 店の評判にも関わるし、警察が介入になったら店長の問題でもある。
 幸いその日は何とか一日を終えた。痴漢が現れないようにプリクラエリアには制服を着ているバイトが常に立っていて、壊れた機械に近づかないように声かけをしたお陰である。
 やっとゲームセンターの閉店時間になり、掃除をしていると寺戸は店長に呼ばれた。
「ああ、悪いね。またプリクラの方頼むわ。どうしても駄目だったら、業者だけどさ。ほら金かかるじゃん?」
 たまたま機械を作ったりするような工業大学に通っている寺戸は、度々壊れるプリクラの修理業者と話しているうちに同じような壊れ方の直し方を覚えてしまっていた。
 部品のいらないパターンである場合は直せたし、ある程度の部品も分けてもらっていた。ホームセンターで買ってきて直したことさえあったのだ。
「直るかどうかは分かりませんよ?」
「うん、うん分かってる。見てくれて、直らないようだったら業者にお願いしておいてくれ」
店長はそう言うと売上金を持って店を出て行ってしまった。
 どうせ飲みに行く約束があって、最後の戸締まりも全部寺戸に押しつけていっただけである。
「もう……残業代でないのに何やってるんだか」
 寺戸はそう言いながらも戸締まりをして、ゲームセンターの一部の電気を付けたままでプリクラを直した。
「やっぱりジュースを撒いたんだな。もらってた基盤を変えただけで直ったからよかったけど……ジュース持ち込み厳禁の張り紙、大きいのにしなきゃな」
 最近流行っていた飲み物も飲みもしないのに持ち込んでいたらしい。下手にスマホ連動にしたせいでこうした張り紙を堂々と無視するどころか直接注意されても開き直って持ち込む人が増えた気がすると寺戸は思っていた。
 けれどあと一年ほどでバイトはやめるので、あまり変な人に恨みは買いたくないなと、そう思って口には出さずにいる。
「よし後は、写真が綺麗に撮れるかどうかやっておかないとな……」 
 そう言った時だった。
 プリクラの写真画面を起動した瞬間、自分の後ろにプリクラの機械の中で痴漢をしていた男が立っていることに気付いたのは。


「あっ、あっ、あっ! ひ、ぃぁあああん!!」
 男にナイフを突きつけられ、誰もいない事を知られている以上、男に逆らうことはできなかった。
 店長が戻ってきてくれることだけを祈るしかなく、プリクラの機械の中という更に閉鎖された空間で、寺戸は男に下半身を曝け出すことを要求され、そうしたところ、男にペニスを咥えられて追い上げられたのだ。
「あぁっ、あっ、や、はげし……っ、ああっ!あっ、あーっ……!」
 とうとう寺戸は男の口の中で射精をした。
 寺戸は勢いよく精を吐き出し、男に絞り上げられて体全体で絶頂をした。
 そうして弛緩する体をプリクラの台に押しつけて、男は何かを塗った指を寺戸のアナルに突き入れた。
「ぁああ……っそこはっゆる、許し……ってぇ……!」
「ゆるさねえよ。あの昼の獲物は、やっと誘い込んでやれそうだったのによ!」
 そう男は叫び、乱暴に寺戸のアナルを広げてくる。
「ふうっ……!んっ、く……はあっ、あぅ、あぁ…… ……っ」
「お前が代わりになるっていうんだろ? だから止めたんだよな?」
「あぁんっ、ちがうっあっ、はぁっ……あーっ、あーっ……!」
「嘘を言うな! すっかりアナルが準備万端じゃねーか。お前、ゲイなんだろ? 自分でアナル弄って、オナニーしてんだろがっ!」
そう男が言うと寺戸のアナルの中のいいところを指で擦り上げてきた。
「はひぃっぃんっいいっ! そこぉっそこ、あ! あ! っぁあ!」
 自分では届かない位置まで抉られてしまい、思わず寺戸は腰を振ってしまった。
 男はそれ以上は何も言わずに、寺戸の腰が揺れるままに指を何度も突き入れてアナルを犯してくる。
「あぁんっ、ぁんっあんっ!」
 いつのまにか嬌声が漏れてしまうほどに、男の指使いが上手く、寺戸は翻弄されかけた。自分でも駄目だと思っているのに、いつも以上に感じてしまう。
 誰ともセックスはしたことはなく、またカミングアウトもしていないのでセックスするまでの段階にはいっていない状態で、体だけは快楽を覚えている。
 自分でディルドやバイブを買い、一人暮らしになったのをいいことに休みの日は一日中オナニーに耽っているほど快楽には弱かったし、覚え立ての猿のように性欲が強かったのが徒になったようだった。
「ぁんっあっあぁあーっあ! ひぃいっあんあんあん! あぁっ、そこぉお!」
「いい啼きっぷりだ。上等だ、これもくれてやるよっ」
 男はそう言うといつの間にか下半身をむき出しにしており、そこには完全に勃起したペニスがゆらゆらと蠢いていた。
「おねがい、やめて……っいやっ……いや、やめて、おちんぽ入れないで……っいや、あああああぁ!」
 最後の抵抗のように、寺戸は男を押し戻して逃げようとした。しかし、力の入らない体は男にあっという間に押さえ込まれ、見る見る間に男のペニスが寺戸のアナルの中に収まっていく。
「や……っ、おちんぽっ……!あぁっ、だ、だめぇ……っ」
「嘘ばかりだな、喜んで飲み込んでやがるくせに……っ」
「だめ……!やめて、だめっ、やめ……っ、おちんぽはっあぁっ、あ――――っ!」
「ほらよ、よーく自分の顔を見てみろっメスの顔をしやがって」
 そう言われた時に、またプリクラの画面タッチをしたらしく、プリクラが撮影モードに入ってしまった。
 そこに映っているのは、男の言うとおり、メスの顔をした寺戸だった。
 知らない男のペニスを受け入れ、顔を蕩けさせて涎を垂れ流し、腰を自ら振っている淫乱な男の顔だった。
「んふぁ……あ! ぃあっ……そこ、そこだめぇっ!」
 男がゆっくりと腰を動かしているが、駄目と言いながらも寺戸は自ら腰を振っていた。
だって待ちに待った男の本物のペニスだ。ディルドでは味わえない暖かさや暑さ、そして男臭い匂い。どれもがリアルで、望んでいた通りのことだった。
「ぁ……あ……もっとぉっ……そこもっと、もっとっ……」
「ここか? ほらよっ」
「あぁっ! はぁっおちんぽ奥ぅ……っ奥、あっ、ごりごりぃっん! 突いて……あああんっ!」
 パンパンと音が鳴り響き、明らかにゲームセンター中に響き渡る。
 しかし防音のおかげで絶対に外の繁華街には漏れることがない設備である。そのゲームセンターの中で寺戸が強姦されているなど誰が想像だにしようか。
 内壁を抉り、男のペニスはディルドでは届かないところまで届いて、さらには擦り上げていく。
「ぃひ……っぁあ、あ、あ、あ! ふぁああ……んっいい、ぃいいいっ!」
大きさも長さも、まさに寺戸が理想としている大きさのペニスだった。
 寺戸はこんなふうに犯されることさえも想像してオナニーをしていたせいもあるのか、男に対する抵抗があっという間になくなってしまっていた。
「ほらよ、お前のおま○こ、最高に気持ちがいいぞ、どうだメスま○こにされて」
「ああぁん……んふぅっあんっあんあん! おちんぽっ……おま○こもぉっあ! ぃひぃいいいーっ!!」
「俺のおちんぽに夢中かよったいした淫乱だったな。いい拾いものをしたもんだっ」
「ぃああ……っぁんいいぃいい……っ! きもち、ぃっ、おま○こいいっあっ、んぁあ……っ」
後ろから腰を捕まれて、突き上げられていく度に、プリクラの画面を触ってしまい、そのたびに機械が写真を何度も撮っていく。終わってはまた画面が起動し、デフォルトの設定のままで写真が溜まっていく。
 大きな画面であるから、もちろん男も写っているが男は気にした様子はなかった。それもそのはずで、店内のカメラには昼間の男の姿も映っている。だから証拠を消してしまわないかぎりは写真も監視カメラも同じなのだ。
 そして男はそれを気にしてもいない立場らしく、手慣れた様子だった。




 完全に深夜を回り、ゲームセンターは営業外になる。周りにある同じようなゲームセンターも点検や設備設置などのために深夜でも内部は動いていることがある。
 外部の電気は既に消してしまっているため、中で電気が付いているのはこのプリクラのエリアだけだ。
 そこは外からは見えない場所にあり、内部が見えないようにスクリーンを落としているため、外部からも覗くことはできない。
 そのため寺戸が男に強姦されているなど、外を足早に歩き去る人には予想すらできないだろう。
「はぁあ……ぁっ、あっ、あっんふぅっ……ぁん、あんっ……んぁあっ」
 飢えたように求めていく寺戸と、それを受け入れて更に突き上げてくる男の相性は抜群によく、寺戸はもはや抵抗しようとは思わなかった。
 ここまでされてしまったら、もう何をされても同じだと思えたのだ。
 だったら楽しんだ方がいいに決まっていると、大胆にも開き直ったのだ。
「おちんぽで突いてぇ! もっとおま○こ……っおま○このなかにぃい……ひぃいいいいんっ!!」
「いいぞ、いくらでもやってやるよっ」
 派手に男が腰を打ち付けてくる。音がパンパンと鳴り、センター中に響いている。
 寺戸の嬌声もそれに合わせて響き、二人の荒い息づかいまでもが反響している。
「ぁんっあんあん! ひぁあぁあっ……すごい、凄いぃいいっ! おま○こっいいっあぁんっいい! いいよぉっ……もっとぉっあん!」
 プリクラから吐き出されていく写真は、寺戸の蕩けた顔の写真ばかりで、何度も繰り返されるので写真がどんどん溜まっている。
「ふぁああん あ! あ! おま○こいいぃいい……あっ! イクっイクぅううう――っ!!」
 寺戸が嬌声を上げて達した。
 全身を快楽が突き抜け、脳天まで駆け抜けた。その想像だにしなかった気持ちよさに、寺戸はその場に崩れ落ちた。
そんな寺戸を追いかけるようにして男も跪いた。
 倒れ込んだ寺戸の腰を掴み膝を立たせてから俯せにされたままで寺戸は男にまた犯された。
「まだまだ、俺はイッてねえんだよっおらっ」
 男は勃起したままのペニスをアナルに突き入れて激しく寺戸を突き上げた。
「らめっんふ、ぁああんっ……あーっあっぁあんっ! もちぃ、らめっんぁあっはぁん! おちんぽぉっ……あっ、あっ、んあ……っ」
 床に押しつけられて男の好きなままに腰を振られて、寺戸は口から涎を垂らしながらただただ喘いだ。
「あん! ふああぁんっ! あ――っ! あっあっあっ、また……ぁ! またイっ……ひぁああぁあ!!」
 寺戸は連続で絶頂に達してしまうも、精液はでなかった。
体中は達していると感じているのに、精液はでない絶頂、ドライオーガズムに達していた。
「ああんっ、んっぅ……ひぁあんっ!! ふぁっ、おちんぽいいっ、すごいよぉっ」
 打ち上げられた魚のように体が跳ね上がるも、男は上手く寺戸を押さえつけて、ひたすら腰を振ってくる。
「おらっ一回目!」
そう言うと男はやっと一回目の絶頂を迎えた。
「あああぁんっ、おちんぽっすごいっ……! あっ、ぁんっ、ふあぁっ、いってるのぉっ! せいえきでてるよぉっ!!」
 コンドームなど持っているわけもなく、男がそこまで親切であるわけないから、生でペニスを突き入れられているから、生で中出しをされている。その精液の暑さが奥まで届き、それが信じられないほどに心地よく気持ちがいいことを寺戸は初めて知った。
「あああぁっ! やぁっ、んっ、あんっあんっ、あっあっひあぁっ! やっ、あぁんっ……らめっ……あっ、あんっ」
 男は精液を中出しするために奥まで突き入れていたペニスをゆっくりと抜き始めるも、ぎりぎりまで抜いた後、また奥まで突き入れて射精をしてきた。
「ああーーっ! らめぇっ、あっ、あっ、あぁあんあぁっ、んっ、あ゛ひっあひっあんっあんっあんっふ、ぅ……ん、ん、んっんっん゛っんんっ……んっふ、ん」
 ドクドクと奥で出される精液を感じて、寺戸は射精ではなく尿を漏らした。
 それはいわゆる潮吹きというようなもので、派手に尿のように漏れた。
「素質あるな、お前、犯されて潮を吹くとか、普通ねえからな」
 男はそう言いながらも何度も潮吹きをする寺戸を凶悪なペニスで突き上げた。
「ふぁっ、はあっ、あっはぁっんあっあぁんっあひっあっらめ、んっああっ」
男がもう一度射精をすると、ペニスは抜けた。
「ああぁ……はぁ、はぁっ……あぁんっ……」
寝転がっていたがまた立たされると、後ろからまた男にペニスでアナルを犯される。
 側にあった椅子を男がいつの間にか持ってきており、それに男が座った状態で体を起こされて、寺戸は足を大きく開いた状態でプリクラの撮影画面に正面から向き合う形になってしまった。
「やっあっあっあっあっあひっあひっやっああぁっもっらめっ……ああっ」
「こうやってな、遠隔操作もできるんだぞ、この機種は」
 男がそういうと、プリクラに付いているリモコンをいつの間にか手に持っていた。
 その大きなボタンをクリックすると、プリクラのアナウンスが始まる。
【それでは、ポーズをとってね。1、2、3、ハイポーズ!】
 カシャと音がして、大きく足を広げてアナルを男に犯されているところを正面から写真に撮られた。
「あああんっ! やらっああっ! あんあんっ!」
 抵抗しようとすると男に下からペニスで突き上げられてしまい、抵抗する気持ちを快楽に奪われてしまう。
「あ゛あ゛ああっ! い゛っ……あっ、ああっあ゛あっあんっやっいくっいくっ……! あっあっひあああっ」
 派手に達したところも写真に撮られ、着ていた上着も乱暴に脱がされ、開けた胸の乳首を男が指で捻り上げた。
「いっあんっ……あひっらめっあ゛っあんっあんっあんっ」
 もちろん乳首も寺戸は自分で弄っていた。自分でオナニーをする時でも感じるほどになっているのに、男にひねられただけでも絶頂をしたくらいに感じた。
「あっあっひっあああんっちくびっあ゛っひっらめぇっ……あっあんあんあんあんあんっ!」
 乳首を捏ねられ引っ張られ、下からはペニスで突き上げられて、寺戸は絶頂しっぱなしで何度も体を震わせて、全身で感じて達した。
 それでも男の行為は止らず、寺戸は常に絶頂しながら突き上げられ続けた。
「らめっちくびっあんっあんっあんっ! あ゛ひっんっあぁああーっああぁっ……、んっあっあっ、ちくびっああんっおま○こがあっあうっ……」
「どうしてほしい、乳首を舐めてもやる……」
 男は少しだけ寺戸の体を捻り、後ろから乳首にも吸い付いた。舌で乳首を舐め取り、嬲ってくる。その舌の感覚は寺戸は生まれて初めての感触だった。
「やぁっんっあ゛はっうあっんあ゛っあんっきもちい、あんっちくびっ舐めながら、おちんぽでゴリゴリされるの気持ちいいっあっひあぁんっ」
 あらゆる快楽を教え込まれるように男は寺戸の体を貪ってくる。
「あっいいっ……ちくびっひっあっあっあ゛あああっあひっい゛いっあっあっあっあんっ!」
 ペニスを奥まで突き入れられたままで乳首を執拗に舐められ、片方の乳首は引っ張られて指で捏ねられる。寺戸の体は自然に腰を揺らし、男の膝の上で淫らに踊ってしまっている。
そんなところも男は器用にプリクラの写真のボタンを押していて、プリクラの機械はそんな寺戸の痴態を撮影し続けている。
「あっすきっいっおちんぽっあんっあっ、すき、い゛っあああっあっんっんんっ」
 そう寺戸が叫ぶと、男は寺戸を抱え上げ、そのまま接続部分を大きく写るようにカメラに近づき、寺戸のアナルから男のペニスが出たり入ったりしているところまでも撮影をした。
「あ゛ああんっ! おま○こでいくっいくっあひっあっあああっあぁああ……ん、はぁ、ひっあっ」
 絶頂をすると男はまたプリクラの機械に寺戸を押しつけて、後ろからまた寺戸を犯した。
「あっ、おま○こに、はぁっ、おちんぽハメて、いっぱいおま○こを激しく突いてっあ゛っ、あ゛あっあ゛っひっ、い゛あぁっあひっあっあっ……い゛っあんっあぅんっあ゛っあっあっあああんっ! あ゛っあぁっんあっあっ」
「どうして欲しいって? もう一回言ってみろよっ」
「もっと突いて、おちんぽでおま○こ突いてぇっ……気持ちいいからっ、おちんぽでおま○こグリグリされてきもちよくなっちゃったから……、もっとおま○こ犯してほしいっ、あっあああんっ!」
「上等だ、この淫乱がっ!」
「あ゛ひっあ゛っらめっいってぅ、い゛ってるからああああっ! いやっあっあんっあんあんっあ゛んっいいっ、おま○こ、おちんぽっいいっ、あっあひっあ゛っあんっ」
 完全に性欲に狂った寺戸は自分でも激しく腰を振りながら男を受け入れた。
 男もさっきよりも乱暴にペニスで突き上げてきて、抜かずに何度も射精をしてくる。
「あんっあんあんっあ゛っあひぃっ! いいっああっん、ああぁんっ! はぁあ……ぁ、あ……でてる……おま○こに精液でてる……ああん」
「くっ淫乱が、何度も搾り取られるっ」
「ひあぁ~っ……うあっ、い゛っああっ、あひっあ゛っうあっあはぁんっあぁーーっ!ああっ、いい、ああ……おちんぽっいいっおちんぽっああんっあっあっあっあああ……!」
「完全にメスになったな、淫乱くんよ、この先、おちんぽなしで生きていけるか?」
「はぁんっ!あぁ……きもちいいっ! はあんっ……あんっあぁっ……っ、い……っあ! でるううぅっ……! あああぁぁっ!! すごく、おま○こいい……からっ、あぁ! おちんぽっ、すご……いいぃ……あぁ……あっ、んんっ……あっ、はぁっ……あぅ……っ」
「駄目そうだなっはははっ」
「ひああぁっ……あひっ、ん゛っおっあああっ、ひあぁっ、ああああぁ……んっあぁあーっ、おちんぽっ……あ゛ひっ、んっあ゛っあんっあんっあんっ」
「ほらよっラストだっ受け止めろよ淫乱くんっ!」
「あ゛っあ゛あああっ! あ゛ひっ、そこっ、らめっ、あ゛ああっ、だめっしんじゃうっ、そこばっかゴリゴリしないれぇっ……! あ゛あぁーっ、あ゛っあ゛っあ゛っあ゛っ、んっあひっあんっうああぁっあ゛ああぁっ! いぐっいくっ、イっちゃうぅっ! あ゛へっ、おちんぽっ、あ゛ーっだめっあ゛ひっあんっあっああああぁっ!」
 完全に絶頂してしまったところで、男はペニスを抜き、寺戸の顔に射精をするとその顔をプリクラで撮っていく。
 そんな様子をカメラに写る自分を見ながら寺戸は見て、そして最後に微笑んだ。
 そこからの記憶はぷつりと切れた。
 次に目覚めた時には、まだ真っ暗な室内の中で、そこには誰もいなかった。
 もちろん男もいなかったけれど、寺戸の周りは精液塗れだったし、濡れた床やプリクラの機械に残っている写真が何があったのか物語っている。
「……ああ、そんな」
 寺戸は慌てて服を掴んで更衣室に飛び込み、すぐに濡れたタオルで体を綺麗にした後、プリクラのところに掃除道具を持って戻り、一生懸命掃除をした。
 知られる訳にはいかなかったし、バイトはやめたくなかった。だからなかったことにすればいいと思い、全て分からないように綺麗にした。
 時間は朝方までかかったが、分からないように綺麗にして、プリクラも壊れていないか確認して写真のフィルムも補充をした。
 自分の痴態が写っている写真は残らず持ち帰った。
 なかったことにしなければと思った。


 しかし、次の日にはまたあのプリクラがセンサー部分に飲み物を撒かれたことによる故障で止った。最悪なことにプリクラのエリア全体が違う客にいろんな故障を出されてしまい、バイトに入っていた寺戸が直す羽目になった。
「直せないのは業者に頼んでね」
 店長は相変わらず寺戸任せであったが、そんなプリクラを直していると、いつの間にかあの男が後ろに立っていた。
「淫乱くん、また尻振れよ」
 男はそう言うと、プリクラの一番の大きな機械の中に寺戸を連れ込んだ。
 そこからは寺戸も抵抗はできなかった。
 だって知っている。この快楽はこの男でなければくれないものだと。 
「んっふっんっっ、せいえき、おま○こに中出しっ……! うっんっんんふっ~っ……!」
 ゲームセンターの大きな音が鳴り響く中で、プリクラエリアだけが閉鎖され、そのエリアにやってくる学生たちが文句を言いながら去って行くのを聴きながら、寺戸は男と平然とセックスに耽った。
「ん゛っ……んふっ、う、あ、はぁっ、んぁ……んふっ……!? んっふぁっ……!」
 男は乱暴に腰を使い、寺戸のアナルにペニスを突き入れて腰を振ってくる。
「んふっっ、いいっ、んっんっんっんーっいいっんーっ……んーっ……おっき、おちんぽ、すきっいいっいぃっ……っ」
気持ちよくて寺戸も腰を振り、賢明に男を求めた。
「んぃあ……ぁんんっ あっ、んんっんっふぁん……あ、……ぁんっ……んっ……んん……! ぁんっ……ひん! んっんんんっ!」
 気持ちよくてどうしようもなく、寺戸は男に願いを言った。
「ふぅうん……っ あっ、あっ、もぉイきたいですぅ!」
「イけよ、淫乱」
「んぁああっ……ぁんっ!ぁっん!ふぅうんん……っ」
男が寺戸の中で射精をすると、寺戸は満足して絶頂をした。
 そして男が言うのだ。
「続きがしたかったら、今度はお前の家だ。どうする?」
 そういう男の言葉に寺戸を笑顔で頷いて男のペニスを口に咥え、綺麗にしたがまた勃起した男にその場でもう一度犯された。
 男は満足すると去って行き、寺戸はトイレで出された精液を流してしまうとまた仕事に戻って素知らぬふりでバイトを続け、その日は店長の戯れ言には。
「業者を呼ばないと無理です! それじゃお先です!」
 残業を強いられるのを避けるためにそそくさとバイトを後にした。
 その帰り道で男と合流し、寺戸は男をアパートに招いた。
「あんっ、んっ、そのっん、いやらし……おちんぽを……ふぅんっ、んっ、俺のおま○こに下さい……おちんぽでおま○こをぐちゃぐちゃにして……」
 部屋に入るなに、寺戸は服を脱ぎ捨てて男に尻を向けてアナルを広げた。
 男は満足そうに微笑んだ後、寺戸の中にペニスを突き入れた。
 誰も邪魔するものはいない時間が訪れて、寺戸は満足するまで男を求めた。

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