123-こぼれおちるもの
1
秋常(あきつね)は、その日は遅番のバイトで午後十時過ぎにバイトを上がった。
休みの日のバイトはきつく、人の多い休みの日の接客業は地獄だった。マンションに帰ってくるとエレベーターの前に宅配便の人がいた。
ちょうど上がったばかりのエレベーターに乗り損ねたのか、立ち往生している。
ちらりと見たけれど、頭を下げられたので下げ返した。
こんな時間に来ると言うことは、再配達なのだろう。そう思っているとエレベーターが下りてきた。
すぐに配達員が乗り込み、秋常が乗り込んだ。
「何階ですか?」
配達員が荷物を持っていたので秋常はそう尋ねると。
「ありがとうございます、十五階です」
そう言った。
十五階はこのマンションでは最上階に当たる。同じマンションに住んでいるが、十階以上になると最上階用のエレベーターがあるのでそこの住人とは会うこともない。
業者はその専用には乗れないので、下位エレベーターを使うしかないらしい。
とにかく階数を押してエレベーターは閉まった。
ぐんっと上がり始めたときに配達員が言った。
「あの、同じ階ですか?」
「え?」
「階数を押されなかったので」
そう言われて秋常はハッとする。
配達員の階数は押したが、自分の階数を押し忘れている。
「あ……しまった……ああ、もう階数が過ぎてる」
五階で下りるつもりだったのに、階数を押し忘れエレベーターはもう七階を過ぎている。
「……まあ、仕方ない……上までいってから下りてくるしか方法がない……」
ここで五階を押しても最上階まで上がらないとエレベーターは止まらない。かといって途中の階を押して階段を下りるのも疲れるのでいやである。たった一分程度のために五十段以上の階段を下りる気はない。
「あ、そうでしたか、すみません俺がいたから……」
「あ、大丈夫です、俺がぼけてたからなので……気にしないで……」
下さいと続けようとしたとき、エレベーターがいつもより揺れた。
がくんっとエレベーターが緊急停止し、箱が揺れる。
衝撃で二人はその場で床に倒れた。
「うわっなに」
「ああ、すごく揺れませんでした?」
エレベーターが止まってからまたエレベーターが揺れている。
「じ、地震……?」
するとエレベーターが緊急音を出した。
【地震のため緊急停止をしました……お近くの緊急電話より救助を要請してください】 そう言うのである。
「ああ……地震だ……で、電話しなきゃ」
緊急用の電話が階数パネルの下にあるのでそこを開けて電話を取った。自動で発信されて電話がかかったのだが。
『すみません、一斉に各地のエレベーターが止まってしまったので順番に点検に回っています。係員が到着するまで二時間ほど待っていただけますか』
と言うのである。
「……ということで二時間、ここで缶詰です」
「……ええ……そんな、困ったな」
配達員も仕事が残っているのか、すぐに携帯を取り出して会社に連絡をしている。まさかエレベーターに閉じ込められるとは思ってもいなかっただろう。
結局、配達員は配達先の住人に電話をかけて、エレベーターで閉じ込められており、二時間後に救出される予定なので配達ができない状況を説明するはめになっていた。
配達先の住人は仕方がないと納得したようだったので配達員もほっとしている。
秋常は自分の携帯を取り出して、地震の様子をネットから検索する。かなり大きく揺れたようで、津波注意報が発令され、緊急避難の出ているところもある。
そしてその地域はここも含まれていた。
緊急電話用から電話がかかってきた。
「はい!」
「申し訳ありませんが、避難勧告がでてしまい、救助にいけるのが警報解除後になってしまいます……申し訳ありません」
「え……そんな」
「あの、その高さなら津波がきても届かない高さなので、大丈夫だと思うのですが……一日我慢して下さい。警察や消防には連絡していますので」
そう言われてしまい、秋常は不満を口にしても死ぬ覚悟で助けに来いとは言えず、納得するしかなかった。
「あの……どうしました?」
配達員が心配そうに言うのでそのままを秋常は伝えた。さすがにこれには配達員も文句は言えなかった。
「死んでもいいから助けに来いとは言えませんからね……本当に来ちゃうし」
配達員がそう言った。そう救助の人は死にそうなときでも助けに来てしまうことがある。これで自分が助かって相手が死んでしまったら目覚めが悪い。
「ここって多分、十階から十二階の間ですよね……」
エレベーターの表示が十階から上に移動したかと思った辺りだったので、それくらいだろう。
「上げ蓋開けても上の階の扉にも届きませんよね……たぶん」
「上の階の人にロープとか……」
そう配達員が期待をしたのだが、それはたぶん無理だろうと秋常は言った。
「たぶん、ロープはないから、布団とかになっちゃうけど、ここの住人にあんまり期待するのも……」
「え?」
「言い方は悪いんだけど……ここの最上階の住人と十階以下の人間の境界線があって、まあ下々の人間と~的な態度なわけ……で、たぶん配達人さんとかも俺らと同等に思われてるんじゃないかなって……だから」
「ダメ元で!」
そう配達員が言うと、配達先の人に連絡をして事情を話し、助けてもらえないかと助けを求めた。
しばらく話し込んでいると、配達員は携帯をゆっくりと床に置いた。
「あの」
「ほら、だめでしょ?」
「あー助けてはくれると言ったのですけど、今避難勧告が出てて、それで避難しても逃げ場所がないから、彼らはこのまま避難しないそうなのですけど。その……余興を見せてくれたら助けてもいいっていって……」
「余……興?」
意味が分からず秋常は首を傾げた。
どうやら配達先の人間は配達員に何か指示を出したらしい。そうしたら助けてやるという条件をつけたのだ。
「……その、俺は願ったり叶ったりでラッキーなんだけど」
そう言うと、配達員は配達の荷物を開けた。
「あ、ちょっと何して……」
そう驚いていると配達員は箱から取り出したものを秋常に見せた。
「な……!」
「いい趣味してるよな? ローションも込みだ」
そう見せられたのはディルドだった。
生々しいペニスの形をしたディルドは、明らかに平均より大きく少し反り返っている。 あんなペニスを秋常は海外のAVなどの動画でしか見たことはなかった。
「な、何して……」
「これをあんたにぶち込んで喘がせたら、助けてくれるってさ」
そう配達員は言うと、すぐに秋常に飛びかかった。
「やっうそだろっ!」
配達員は秋常に飛びかかると、腰に持っていた結束バンドを素早く秋常の手の親指同士をくっつけて後ろ手に捻り上げてから、あっという間に縛り上げた。
「やめろ! これは犯罪だぞ!」
「知ってる、けど津波が来た後だったら、そんなこと取り合ってくれる人はいるかな?」
そう言っている配達員の目がおかしい。この手さばきからして、こういうことに慣れているとしか思えない。
「離せ! くそっ! あのやろう!」
逃げようとしてもエレベーターの中だ。逃げる場所はないし、圧倒的に配達員の方が力があった。
ビリビリと服を破られ脱がされる。パンツも下着も一緒くたにしてずらされた。
あらわになる秋常の下半身に配達員は秋常を俯せにして足を広げてから、アナルにローションのノズルを突っ込み、アナルの中でローションを一気に流し込んだ。
「あっ……あ、う……ぐ……っ、うぅっ……」
中に液体が入り込んで、秋常は顔をしかめた。アナルの中に何かを入れられる感覚は、自分でも弄っているからわかっているが、こんなに乱暴に液体を注ぎ込まれたことはなかった。
「ぅぐぅ……っうぅ……っ、うっ……ぐ!」
アナルの中で液体がうねる感覚が伝わってきて、秋常はびくびくと体を震わせた。
「ひ……っ! は……ひぃっ、ひいいぃっ」
配達員は間髪入れずに秋常のアナルに指を突き入れて、中を抉るように出し入れをされ、秋常はあまりのことに驚愕しながらも、体に力を入れても怪我をするだけだと気付いて力を抜いた。
「そうそう、怪我したくないよな~分かってる分かってる。てか、お前後ろの経験ありだろ? だったらやらせても別に構わないだろ。俺も最近検査して異常がないって結果出たから病気も持ってないし、どうせなら楽しもうぜ」
配達員は自分勝手なことを言いながら、乱暴に秋常のアナルをかき回しているが、的確に秋常の快楽のスイッチを押していく。
「あ……っ、はぅ……あっ……はあっ……、あ……」
「ここか、お前のいいところは」
「ああっ……!! ぁあ……!はあ……っ!」
スポットをぐりっと抉られて、秋常は体を強ばらせたが擦られ続けると、秋常のペニスがあっという間に勃起した。
「んうっ……あ……あっ……ぁはあっ……!ああぅ……」
ペニスが勃起してしまうと秋常の口からは甘い喘ぎ声が漏れ始めた。配達員はそれに気付いてニヤリとして後ろを振り返る。
そこには携帯電話のカメラ電話が起動しており、この痴態が相手側に伝わっている。
配達員はこの状況を相手に見せることで助けてもらう予定だったが、もうそのことはどうでもよくなっていた。今はこの秋常を犯すことが楽しくなってしまい、過去に何度も犯した犯罪の再現に夢中になっていた。
「あんっ……、んふ……あぁ……っ!」
アナルの拡張をするまでもなく、秋常は経験者だ。だからアナルが開くのも早く、柔らかで柔軟にできていた。
「あぅっ……あぁ……! あ、あ……ああっ……あぁ……っ!」
「ああ、いい尻してるな……このおま○こも上等だ……はは犯し甲斐がありそうだ」
配達員は秋常の尻を舐め回し、指を三本突き挿入れながら、どんどん興奮してくる。
秋常も怪我をしたくないので暴れずに、配達員の行為を受け入れた。そうした方が楽だった。
だって気持ちがよくなっているからだ。
2
「はあっ、あはあっ、んはあっ……あんああんっ……っ、あんふ……っ」
アナルを丹念に犯してくる配達員は、とうとう指だけで秋常を絶頂をさせた。
「あんあん……あふ、あぁ……いくっいくっやらっあんっあっあああああっ!!」
「おら、イッたー……宅配便の男に指で犯されて、射精するような男なんだよな、お前は……前から目をつけてたんだ。この尻……犯してやりてえって思ったから、願ったり叶ったりだ」
「あふ、うんっ……あんっ、あ……はあ……あっあああんっ!」
ガンガンとイッた後もいいところを擦り上げられて、秋常はまた絶頂をしたが、今度は尿を漏らした。透明な液体がペニスから小便のようにジャージャーと吹き出て止まらない。
「ああっ……!はああ、んっ、んんっ、あーー……っ」
「おら、おま○この準備は万端だってよ……おらっよ!」
小便をしている秋常が油断している間に、配達員は秋常の腰を掴むと勃起させたペニスを秋常のアナルに突き入れた。
「ああはっあっぁんっ! ひああんっふぅ……っ」
急激な圧迫感に秋常は驚いて前方に逃げようとしたが、配達員が追いかけてきて秋常を壁側に追い詰めた。
逃げるなと奥をペニスで激しく突き上げてくる。
「あっ、あっ、あぁっやらっああっんっああんはっ!」
「おま○こはいやがってないぞ……くっこの淫乱ま○こが! 正直になれ! 気持ちよくなって締め付けてきてるじゃねえか!」
「あふ……あんっ、あん……おま○こっああっらめっらめっあんあんあん……ああんっ……!」
「駄目なもんか……気持ちがいいって言え、そうしたらもっとおちんぽをくれてやるよ!」
そう言われて秋常は我慢をしたが、それでも配達員のペニスは秋常の好みだった。堅さも大きさも長さも、全てがジャストヒットしていて、秋常は散々我慢した後にとうとう認めた。
「ああぁっ、いい、きもちい……っ、おちんぽっきもちいいっはぁあああ……!」
「やっと認めか!」
「あはぁ、あああっ……っあん、あんあんっあっ、いいっ……あっ、ああっ……おま○こきもちがいいよぉ……ああんっ」
パンパンとエレベーター内に打ち付ける肌の音が響き、秋常のアナルからはローションが空気に触れて破裂するいやらしい粘着音が響いている。
「うあ、あっ、ああ……っあはぁん! あああっ、そこ、そこっ……いい、ああっ……!」
どうしようもなく気持ちがよく感じて、秋常は頭が真っ白になりそうだった。犯されているのに、知らない男なのにそんなことはどうでもいいとばかりに、体中で感じてもっとと強請るほどだった。
「んあああっ! あはぁっ、あああ、あふ、んんっいい……いいっ、ああ、あぁっ……」
こんなことではいけないと思っていても、どうせ誰も見ていない助けにも来ない環境なら、楽しんだもの勝ちではないだろうか。
たとえ誰かに助けてもらっても、レイプされた事実を他の住人に知られるくらいなら、このまま自分もこの状況を楽しんでしまえば、後で楽な気がした。
まだ恋人同士に近い人間がエレベーターに取り残されて暇だったのでセックスに興じたという方が、問題も大きくならないし、下手な警察沙汰にして取り調べなどで事件のことを関係ない人にまで知られる自体は避けられる。
「あぁっ、ああ……ああああ……あは……あっ、あっ、あっあんあんあん……っ」
なめらかに挿入されるペニスが気持ちがいいところを何度も擦り上げてきて、秋常は配達員のペニスだけで絶頂をさせられた。
「も、だめ……、い……っ、あぁあっ、いく、いく、いくうっ……!はぁあああ――――っ!」
秋常は体を痙攣させながら絶頂をし、床に倒れ込んでしまう。しかし配達員は腰を振るのを止めない。
「やあっ、あ……っ! いってぅ……ああっ、やら、らめっ……ああんぁっ、ああ……!」
「俺はいってないんだよっ自分だけイッて満足してるんじゃねえ……っ」
「ひああっあぅっ、あうっ、は……っ、あはぁっあああんっ」
絶頂をしながらも挿入をされ、またいいところを擦り上げられる。
「ああああっ! ああっ、あっ、あっ、あっ、んあぁああっ」
間髪入れずに秋常はまた絶頂させられた。今度はドライオーガズムで達してしまい、体がずっと痙攣している。
「んんっ、っあ……おま○こ、らめっああ……っ、ああっ、あー……っ」
「おお、イッてるな……すげっ締め付けやべえな、お前、淫乱ま○こすぎるだろ……マジ、上等ケツま○こ」
「んぁああっ! あーーっ、ああっ! ひぁあああ……っ」
「ここなんだろ? お前のいいところはよっ」
まだ快楽の中にいる秋常のいいところを強引にペニスで扱き上げてきて、秋常は悶え狂った。イキやすくなっている体が何度も絶頂へと向かってしまう。
「やぁ、あああ……っ、そんな、したらぁ……っ、ああっも、いく……っ、いくいく、いくっ、だめ、いっちゃ……ぁ、ああぁっ、ああうううぅ――っ!」
つり上げられた魚のごとく、派手に体を痙攣させた秋常を押さえつけて、配達員はまだ腰を振って、今度は突き上げてから秋常の中で射精をした。
「ひぃ、ひいいぃい……! だめ……っ、らめぇえ……っ らめぇっ……ああっ、もうらめ、らめ、なかでせいえきでてるぅ……ひああんっ!」
大量に出した精液が中で逆流して一気にアナルから吹き出る。激しい音を出してアナルから垂れ落ちた。
「ああ……っ、あう……あうううう……やぁっ、あっ、あっ、ああっ、ひぃいんっ……」
それを確認してから配達員はペニスを抜いた。
秋常の開いたままのアナルからドプリと精液が吹き出て床に垂れ、精液の水たまりを作っている。
「ひぁあっ、ああああああんっ! あ――――っ、う……っはぁ、ああっ……!」
すると配達員はまた秋常のアナルにローションのノズルを突っ込み、液体を中へ大量に出した。
そして両指でアナルを広げてから、転がったままだったディルドを掴んで秋常のアナルに突き刺した。
「ああぁんっ! ひぃいい……っ!!ああああああぁ!! あっ……ぁあーーっ!」
「せっかくもらったおもちゃだから、使っておかないとな。それから、これも面白そうだな……」
そう言うと箱からまた違うローションを取り出した。
「すげえぞ、バリバリザーメンローションだってよ。白濁ってやつな。これを体中にかけてやるよ」
そう言うと白濁のローションをわざと射精でもしているかのように容器を掴んで、配達員は秋常の背中にたっぷりとかけた。そして面白がって、秋常を仰向けにすると、胸や腹などにもたっぷりとローションをかけた。
「ああ……っ、……あっ……ぁ……んっ……ふ、う……っ」
「すげえな、これ」
そう言うと配達員はその様子をカメラで写した。
「ほら、団体にやられまくった後みたいな感じになったぞ」
配達員は丹念にそれをカメラに写した後、またディルドを手にとってカメラで撮りながら秋常のアナルをディルドで犯し始めた。
「ああんっ! ああっ! やらっ……ああっ、おちんぽっも、やら……っ!」
秋常はまた配達員に挿入されていると勘違いして逃げようとするも、ローションで滑ってしまい前に一向に進まない。ローションの海を無駄に泳いでいる間も秋常のアナルはディルドで犯される。
「ふぁあ……!あ、おま○こ!……おちんぽ……も、やらああ……っ」
俯せで逃げようとしてもローションで床と合体してしまい、動けば動くだけ乳首やペニスが床で擦れてしまい、思いも寄らぬ効果で秋常は快楽を得てしまった。
「ひいっ……ひいっ……!あああああっふぁ……あ……、あ―――!!」
散々ディルドで犯した後は、ディルドを一気に抜き去ってからすぐに配達員が自分のペニスを突き入れてきた。
「あああんっ!ああっ! やあっ!やああぁっ……!!」
「おら腰振れよ、淫乱ま○こなんだろ? 知らない男のペニスでヨガり狂ってる変態が!」
「ひ、あ、あ、あっ……っひっあっぁあっぁひぃっあっ……もっやぁっあっひぁあっ」
「いやじゃねえだろ、おま○こしてくれだろ? ほら言え!」
「やぁあっ……やっ! あっあっあぁうっひぁっぁあん!」
「嘘を吐くんじゃねえぞ、ディルドとペニスの二輪差しにするぞ!」
恐ろしいことを配達員が言い出してしまい、秋常はそれだけはいやだと必死になって叫んだ。
「ぁあ!もっと……もっと!! おま○こして、そのいやらしいおちんぽでおま○こを犯して下さい!」
「もう一回!」
「私は……淫乱で、変態、です……! おちんぽが気持ちいいんです! だからもっと……、もっと激しくして! おちんぽでおま○このいいところ突いてぇ……っ!」
そう秋常が叫ぶと、配達員はペニスの残り部分までを秋常の中に突き入れた。配達員のペニスは通常のよりも大きいが、長く太かった。
あり得ないところまでペニスが届き、秋常を犯し尽くしている。
「はぁあん……っ!もっと!おま○こ突いてぇ……いぃ……っ、おま○こいいのっ! おちんぽっいいっ! あうっあぁ……あっ!イキたい……っ、も……イキたいぃ!イカせて……!!」
「いくらでも犯してやるから勝手にイケ!」
「ひっ、あっああぁ……い、っく……もう、いくぅ……っ……ああああっ!!」
痙攣して絶頂をしても秋常の性欲は収まらない。
秋常は自ら腰を振ってペニスから精液を垂れ流しながら配達員に強請った。
「ああっ……もっと欲し……っ、おちんぽっで突いて……! おま○こでズポズポしてぇ……っ」
「好きなだけくれてやるよっヨガり狂いな!」
「あんぅ! ああぁっ!ああっ!あ、おちんぽいいっ! ああんっああいいっきもちがいいっ」
秋常はとうとう配達員を押し倒して、騎乗位になり自ら腰を振って配達員の上で淫乱な踊りを始める。腰を激しく振り、アナルに配達員のペニスを受け入れて喘ぐ。
「はあぁあんっ! おま○こいい……っ、ああ……! おちんぽ気持ちがいい――……っ……!」
もうすでに正常な判断は付かない。狂ったように悶え、嬌声を上げて腰を振った。
どうしても気持ちがよくて、腰を振るのが止まらない。
「ひ、ひぁああああっ ひっひぃ、っひ……ぁあん……っ!」
配達員は秋常の腰を手で掴んでから一気に腰を突き上げながら秋常を犯した。激しい腰使いに完全に奥まで入り込んだペニスが秋常を未知の世界に連れて行ってくれる。
「ああ……っひ、ぁ、ぁあうっふ、ふひ……っんっぁ、あーっあ、あっ、あっあっ……ぁあっ!」
「すげえな……これ……淫乱なんて言葉じゃ足りないぞ……」
「ひっ――ああんっあ―――っ!! いい……いい、イクっイクイクイクぅ……い、っくぁああ―――っ!!」
配達員すら引くほどの乱れっぷりを見せて絶倫ぶりを発揮する秋常は、何度も絶頂しながら、突き上げられるたびにペニスから精液を噴き出して常に絶頂していた。
「ぃあっ……ぁあああああんっ! あひっ……おま○ここわ、壊れるぅうう! らめぇええあっあっあっ……っぁひぃいいい!!」
とうとう絶頂し終えて、秋常はこれ以上は無理だというように床に倒れた。ペニスが秋常のアナルから抜けて、秋常のアナルからは配達員が出しまくった精液がゴボリとあふれ出た。
そうしたときにエレベーターが急に動き始めた。
「……お? 停電でも回復した?」
どうやら地震で停電していたらしいエレベーターが電通をしたようで動き始める。
そして十五階に到着してドアが開くと、二人の男がそこに立っていた。
明らかに救助ではない。誰だと思っている配達員を余所に若い美男子の男が口を開いた。
「ご苦労さん、いいもの配達してくれたね、配達員さん」
そう言ったのは十五階の住人だった。
若い男の他のもう一人の男は、顔には刃物によって切られたであろう大きな傷がほほにある。しかもボディービルダーのような筋肉隆々でとても配達員では太刀打ちできない相手だった。
その凶悪そうな顔に配達員も思わず奥の壁まで逃げた。
それを見てから屈強な男の方がローション塗れになって倒れている秋常を抱え上げてエレベーターから担ぎ出した。
そして若い男は配達員の側の箱から荷物の明細や宛先の記載されているものを取り上げ、転がっていた配達員の携帯電話を取り上げるとにっこりとして言った。
「これ、ちょっと預かるね。明日生きてたら、取りに来て」
そう言うとエレベーターから降りた。
ドアはすーっと閉じて、三人が向こう側に消えた。
配達員は何か違う生き物の二人を見た気がして、何だか恐ろしくなった。
すぐにエレベーターは一階まで下りていったが、配達員はそのまま空の箱を持ってエレベーターから降りた。箱には運送会社の手がかりがあるので残しておくわけにはいかなかった。
幸いマンションの玄関先には誰もおらず、配達員は車まで誰にも見つからずに戻ることができ、急いで配達車でその場を去って行った。
そんな配送車が消えるのをマンションの廊下から覗いているのはさっきの若い男だ。
「ほら、秋常。駄々をこねるからこうなる」
そう若い男が言うのだが、声を涸らせた秋常が疲れ切った声で言った。
「お前が……させたくせに……」
「私の悪口を言うからだ」
それは十階から下の住人を馬鹿にした態度の男のことを言ったからだ。
秋常とこの男は幼なじみで同じ大学だ。若い男は秋常のことが好きで常に一緒に住みたがっているが、それが鬱陶しいと思っている秋常によって同居は見送られている状態だ。
だから隙があれば、たとえ秋常を誰かに犯させてでも同居に持ち込もうとしてくるたちの悪い性格をしている。
「もう、疲れた、寝る」
散々やられた上に、いつもの冷静さを欠いた行動に出てしまった秋常は、自分の節操のなさに反省しながら寝ようとしたのだが、それを若い男が許すはずもなかった。
すぐにベッドに押し倒されて、セックスが始まった。
「あっ、あっ、あぁっ……ぁあ……っあ、あっ……あーっ来る、来るっ来る来るぅうう! あーっ! あっあっあっぁあああああああ――っ!!」
配達員と散々したというのに、若い男ともセックスに興じる羽目になる秋常。しかし性欲のリミッターが外れている今はもう相手は誰でもよくて、秋常は性欲が枯れるまで抱いてもらうしか収まらない体をしている。
「このくらいで満足する人じゃないだろ? ほら」
「あーっぁんっあんあんあんっ! あっ、あーっあっあっ! 出てるっ……イってるからぁ……っ!」
「イキながら突かれるの大好きなくせに」
「ぁあうっ……っあー! あっあひぃっひっあっあっ……あ――っ!!」
「淫乱で変態でどうしようもないからな、君は」
「へ、んた……っで、いんらっ、淫乱なのぉっ……おちんぽでおま○こ突かれて精液中出しされるの、だいしゅきぃいなのっ……あはんっああっ!」
「だろ? 中でも私のおちんぽが大好きだよな」
「あぁっ……あっおちんぽが大好き……あんっあぁっ、大好き、なっ、淫乱ですぅ……っ!」
「ほら、おねだりして」
「俺のっ……おま○こに、あぁっん! んんっ……おちんぽ精液を、あーっ……あっ、そそい、でぇえっ……ひっ……あっ、あっあぁっ……ちょーだいぃ……!」
「よくできた……あと二十回はするからな覚悟しろ」
あんなことをさせておいて、妙な嫉妬を見せる男はその後秋常を本当に二十回攻め立てた。
世の中は地震騒動で大騒ぎだったが、幸い何ともなかったマンションでは何事もなく日常が続いている。
いや、その後地震で止まったエレベーターには、でかでかと管理人によって書かれた特定の注意書きが半年以上紙で張られていた。
その注意書きは。
1、エレベーター内でローションプレイをしないこと。
2,エレベーターでセックスしないこと。
3、犯人を見つけ次第強制退去させる。
そんな管理人の怒りが綴られていた。それを傍目にして毎回挙動不審になる秋常は、そろそろ観念のときがきたのかと、若い男との同棲をするかしないかを真剣に考える出来事にはなった。
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