122-うずみ火
1
日辻はオナニーを繰り返すときは必ず妄想するシチュエーションがある。
それは電車で痴漢をされる夢想で、常に無理矢理されるものだった。
明らかにおかしい妄想であるが、ネットで検索すると割とよくある妄想らしい。本当に痴漢をされれば当然不快感以上に傷を負う。けれど、妄想するときには、自分は手を出されるほどに誰にでもモテて、我慢ができずに手を出す男がおり、乱暴はしないという絶対条件がある自分優位の妄想だからだ。
殴られたり怪我したりというようなことはないし、痛くもないし辛くもない。ある意味想像力が足りてない妄想だ。
もちろんそういう妄想をしていること自体を誰かに話したわけでもないし、公言したこともない。
しかし、そこのラインを超えてしまうときが来てしまった。
日辻はネット上の友人から痴漢グループがいるという話を聞いた。噂話であるが、ある掲示板に入り込むと、裏の掲示板を教えてもらえるという。そこで夜な夜な犯されたい被害者希望が書き込みをして、様々なシチュエーションで強姦してもらうサイトなのだという。
最初こそネタで言っているのだと思っていたが、覗いてみたい気分になって検索して探した。
もちろん早々簡単に見つかるようなところではなかったが、ある掲示板にそういうところで書き込みたいという希望のようなものを書き込んだ。
すると象徴的な言い回しだったのか、九割の人は意味がわからないようでスルーされた。しかし一人だけ、妙に反応した人がいた。
匿名掲示板なので書いた人はレスナンバー503番。その503番が日辻のレス番号を書き込んで外部に誘導したのだ。それに気付いたときには掲示板は書き込み容量を超えて新しいスレッドに変わっていた。
日辻はそれをクリックせずにまず検索した。
アドレスは別の掲示板のアドレスで、入り口には鍵がかかっている。
日辻はパスワードは教えてもらってないなと思いながらも、503番が指定したからには、分かるようなパスワードだと思い、まずは503を打ち込んだ。
「あ……入れた」
簡単に入れた場所には自作したであろうサイトでページは一つ。そこに番号が並んでいるが、無数にリンクがあった。
普通、部屋の番号をつけるなら、一番からつける物だが、そこは百番あたりから千番近くまでが書き込まれていて、どうも意味があるとしか思えなかった。
なので意味があると日辻は思い、自分のレス番号、280をクリックするとチャットに到達した。すると誰かがアクセスすると分かるようにしてあったのか、一つのレスがされる。
【○○掲示板に書き込んだ人だよね?】
ちゃんと名前は503。
日辻は意味があるのだと思い、そのままレスをする。もちろん名前は280。
【ここは何?】
そう日辻が書き込むと、今度もまた外部に誘導された。URLが張られている。まさかここまできてプラグラでしたはないだろうとクリックした。
すると飛ばされたところにはまたパスワードがあったが日辻は自分の番号を入れた。一回限りの利用ですという文字が出て、飛ばされた先は掲示板だった。
そこはいわゆるよくあるスレッドを形成する掲示板であったが「裏R18痴漢、強姦」と書かれていた。
専用の掲示板で痴漢と強姦を扱っているようだ。
痴漢だけでも電車痴漢、バス痴漢、エレベーター痴漢と様々な場所が指定されている。
その痴漢でも強姦までを込みとしたセットもあるため、そうした掲示板の集合体の名前になっているようだった。
「すごい、本当にあったんだ……」
日辻はゴクリと喉を鳴らしたが、そこの掲示板は一日限定者のみが誘導されてくる掲示板で、長期間の種類ではないらしい。
つまり入った瞬間から二十四時間でやるべきことを決めなければならないらしい。
日辻はとりあえず電車痴漢を覗いた。
そこでは一人が一つのスレッドを専用スレッドにしているようだが、まずは相談スレッドに書き込んで誘導されてからのようだった。
ここまでの把握に一時間かかり、日辻は相談スレッドをとりあえず見える範囲だけ読んだ。
書き込みは大抵、痴漢をお願いしたいというような簡単な書き込みに始まり、まず名前を決め、痴漢されたい場所を選んだら書き込みを見た人たちが挙手を開始。十人ほどが集まると個別スレッドが用意されて移動という流れだった。
そこで日辻はまずは様子見で書き込んだ。
【本当にここに書き込んだら痴漢をしてくれるんですか?】
そう日辻が書き込むと、すぐにレスが入る。
【そうだよ? 君の名前は?】
【ひつじ】
日辻は本名であるが嘘っぽい名前を入れた。
【どこが希望? 君のいつもの路線でもいいけど、見つかると厄介だからまずはお試しで他路線を進めるけど?】
そうアドバイスが入り、日辻はふと考えた。確かにそうだ。何もいつもの路線である必要はないわけだ。痴漢されるために行くなら知らない人が多い方がいい。
【お試しで○○線は大丈夫ですか?】
日辻がそう書き込むと【大丈夫】と返ってきて住人の挙手が始まる。
一気に十五ほどが書き込まれて集計されたのか、新しいレスが入る。
【こっちに移動して、詳しいことはそこで】
と誘導された。
新しい場所にはひつじ専用スレッドが立っていて、そこを覗くと最初のスレッドルールが書いてある。
ひつじちゃん専用、男×男と書かれている。
どうして男だと分かったのだろうかと日辻はすぐに疑問に思ったが、すぐに理由がわかった。ここの掲示板自体がホモ専用だったのだ。
「何でホモってバレたんだ……それっぽかったな」
書き込みで人を見ることはできないが、書き込み内容で判断できるパターンもある。例えば子供が書き込んだ書き込みはその掲示板になれているとはっきりと子供だと分かる。そういう違いが誘導した人には分かったのかもしれない。
【ひつじちゃん、まず○○路線、途中参加OK、お試し遠征。巧くいけばリピーター】 見透かされているように書き込まれているが、掲示板ではレスがつき始めて男たちが詳細を決めていく。
日程を聞かれて一週間後にした。ちょうど会社も休みで三日間、暇ができている。遠征するならその日しかない。
【ひつじちゃんは、レイプ希望? 人数は?】
つまり痴漢だけではなく、最後までやってしまう痴漢をするのかと聞かれたのだ。
妄想しているのはレイプする痴漢であるが、正直怖いのもある。けれど、妄想が現実になるのはこのときしかないかもしれない。
だから日辻は書き込んだ。
【もちろん一回で終わりますか? あとで困ったことになりませんか?】
これをきっかけに脅されたら怖い。その心配をよそにレスは早かった。
【俺らもリスクしょってんの。一度目は合意でも無理矢理やったら本物になっちゃうでしょ? そうしたら逮捕だし人生終わるのはごめん。そういうこと】
どうやら痴漢行為ではないと興奮しない人たちらしく、痴漢行為がないレイプは好みではないと書かれている。つまり脅してどうこうするリスクは面倒であり得ないというわけだ。
嘘くさいけれど、日辻はもう妄想が実現しそうなことにしか頭が回らなくなってしまい、どんどん話を進めた。
男たちは様々な提案をし、電車の時間まで決めた。人出が多すぎるとみられる可能性が高いのでなるべく痴漢で行為が見えないようにする工夫もするらしい。
いわゆる痴漢行為をする人間と壁要員の違いもあるらしい。
ここの掲示板の人たちはそれらを兼任して自分のときには協力してもらうように回しているらしい。
日辻はそこで一週間後の○○駅から乗り込み、次の駅から痴漢たちに痴漢をしてもらい、最終はレイプまでになった。レイプするのは二人のみで残りは手のみ。触りやすいように彼らが用意する服を着ることになった。
用意された服の受け取りにだけ、前日の午後六時に○○駅にあるコインロッカー1001番の鍵のかかってないところから紙袋を持って行くように指定された。
書き込みが終わった後になり、当日まで入れるようにと新しいパスワードが決まって掲示板には一週間入ることができるパスワードを手に入れた。
書き終わった後、日辻はすっと青ざめた。
本当によかったのだろうか。という疑問が浮かんだのだが、それはその夜にオナニーをしている間にすぐにどうでもよくなった。
一回限りだと言っている。
それを信じようと思った。
というのも彼らのような掲示板で獲物を募集しているサイトが摘発されていたとすれば、とっくに大事件に発展しているはずだ。それがなく、彼らがまだ行動できているのは、本当に望んだことしかしないから誰も被害者にはなっていないからなのだろうと思ったからだ。
その後は特に書き込むことはなかったが、日辻は本当に計画を実行した人のスレッドを読んで自分が間違ってないことを確認した。
そこには痴漢がよかったので次のステップに進んだ人が多く、それ以降は止めた人は想像の痴漢と本当の痴漢の違いに耐えられなくなったくらいのものだった。
「当たり外れがあるのか」
日辻の感想はそういうものだった。当たりの組に当たると行為に目覚めてしまうらしく、興奮した書き込みがされている。大抵、レイプまでする人は、行為にはまる人が多くいる傾向があって、日辻は喉を鳴らした。
自分もそうなってしまうのだろう。
前日になってコインロッカーの指定の場所で服を受け取り、それを自宅で確認すると着る服は全て切り込みが入っていた。どうやら手を入れやすくしてあるようだ。
ワイシャツは一番上のボタン以外は全てボタンはなく、内側に着るシャツも前は切れている。パンツはファスナーはなく、下着やパンツは尻の割れ目部分に大きな切れ込みが入っている。ウエスト部分だけがつながっているだけで、尻の割れ目に沿って前まで開くようになっていて痴漢の手が入りやすいように加工してある痴漢用に作られた服になっていた。服のサイズを聞かれたのは、この服を用意するためだったようだ。
それもそうだ。男だと普通のパンツを脱がす作業すら手間がかかる。
その服を着てから上にコートを羽織るコーディネートになっていた。コートさえ着れば、その下の加工された服などは着ていなくてもバレないような季節だ。コートは移動時の目眩ましと誰かに見つかって逃走しなければならないときに、全裸で逃げるハメになるであろう被害者役のためのコート仕様なのだろう。
日辻はその服が破れないように着て見て、案外大丈夫なのを確認した。
翌日は別の服で待合の駅まで行き、多目的トイレで着替えてから身分証明になる荷物などを全部コインロッカーに預けた。
言われた通りにロッカーの鍵をなくさないように手首に輪ゴムをつけて固定する。これで紛失はしないだろう。
コインロッカーから出ると足が震えているのが分かった。
でもここまでやって逃げ出すわけにもいかない。
日辻は電車に乗るために駅のホームに向かった。
2
日辻は言われた通りに黒のマスクをして最後の車両に並んだ。ここは駅の入り口から遠く、客は皆前の車両に乗る。
通勤時間は終わった午前十時ごろ。客が少ないのを確認してから車両に乗った。
黒のマスクに茶色のコートで髪の毛も少し茶色に染めた。完全に顔がバレてしまうのも怖いから、髪の毛の印象で分からなくするために昨日染めたのだ。
電車に乗るとあまり人はいなかった。電車が動き出し、駅を出て行くと前の車両から人がやってきた。
まっすぐに最後尾に立っている日辻のところにやってきてから存在を確認するように携帯を見せてきた。
そこには【次の駅から乗車した人たちで痴漢を行います。よろしくお願いします】と書いてあったので日辻は頷いた。
これで人違いはない。
次の駅に到着すると、最後尾に多くの人が乗り込んできた。
しかし、それらのほとんどは入り口あたりを埋めていき、別の車両からの乗り込みを阻止するために通路側を埋めている。中央部分には客がおらず、最後尾部分を囲むように人が立っている。そして日辻の周りには十人ほどの男が立っている。
ドアが閉まり、電車が駅を発車した。
男たちが一斉に日辻に群がった。
「あ……」
男たちは日辻の体を何人かで腕と取ったりして、日辻の手をポールに捕まらせる。倒れないように腕を取られると、自由が利かない。
若干の恐怖が押し寄せてくる。男たちは皆マスクをしていて顔はほぼ分からない。眼鏡やサングラスをしている人もいるので町で会ってもきっと誰か分からないだろう。
お互いに計画を立てた同士でも見知らぬ人であることはまちがいなく、日辻は体を強ばらせる。そんな日辻にお構いなしで男たちはスーツのボタンを開いて、そこからワイシャツの間を抜けてすぐに日辻の乳首を弄り始める。
「あ、っあっ、あぁんっ」
グリグリと乳首を違う男の手で両方を弄られ、捏ねまくられる。乳首は自分でも弄っているが人に触られるのは初めてだった。
「ひぁっ……んっあっ、だめ……ちくびっあっ、んっああぁっ」
日辻は自分で乳首を弄るよりも、もっと感じるように乱暴に捏ねられると、腰が揺らめいてしまった。男たちは尻の方のコートも捲り上げて、尻を鷲掴みにして撫で回してくる。
「あっ、あっ、あひっ、あんっ……あっあっ、あんっ、あん……あっ、あっ」
その車両には小さな日辻の嬌声が響き、壁役の男たちがこっちを見ている。見られているという気分も味わってしまい、日辻はさらに興奮を高めた。
「んっあぁんっ……、ちくび、だめっ、あっいっ……ひぁっあっ、んっあん」
声が大きくなってしまうのを男たちは気にした様子もなく痴漢行為を続ける。
「やぁんっあんっ……ちくび、乳首らめぇなのっ……あっ、あっ、あっああ」
撫で回してくる乳首を誰かが舌を這わせてきて吸い始める。
「あぁんっ……ちくび、らめっ……んっ、あっ、あひっ、んあっ」
日辻は体を震わせながら、その快楽に身を委ねた。さらに尻を揉む手は日辻のアナルに触れ、そこに液体を垂らしつけると、滑らせた指がアナルに入り込んできた。
「ふああぁっ……やらっ、ちくびっあんっ、ゆびっおま○こ……んっあっんっ」
電車はそうした間に一つ目の駅に着くも、誰も乗り込めないようにしているため、乗客は誰も乗ってこない。しかし通路側のドアは開いているので日辻は口を塞がれて、ゆるゆると行為を続けられた。
ドアが閉まると行為は乱暴に始まり、アナルはローションの滑りの音を響かせてグジュグッジュと響いている。
「あっあ~~んあっひぁっ、んっあっんっ、あぁあっ」
乳首もアナルも気持ちがよくて、日辻が喘いでいるが、男たちは興奮して日辻の体に群がって行為を進める。
時間は限られている。この電車が終着駅に着くまでであるが、一時間もしないうちに終点までいく。そこで行為は終わりになっている。もう既に十分以上が過ぎている。
「やぁっ……もうらめっ、乳首やらっ……んっふああっ……あっあんっ、あんっあっ」
乳首を噛まれ歯で噛んだままで引っ張られて、勃起したペニスをパンツから取り出されて扱かれた。
「あぁんっ……、や、あっ、あっ……そんなっああんっひあっらめっ」
乳首を片方を舐められ、片方を弄られ、アナルに入った二本の指がジュボジュボと激しく突き入れられた上にペニスまで扱かれる。自分だけのオナニーでは絶対にやれない行為と、与えられる快楽が想像以上で日辻はそれらを受け入れた。
ましてここは電車内、誰かがやってきて見られてもおかしくない。周りが一応の味方であるが、知らない人たちばかりだ。何が起こるのかも解らないという緊張感も興奮に変わり、日辻はただひたすら悶えた。
「やあぁっ……んっちくび、おま○こらめっんっひっああっ、おちんぽっきもちいいっあんっ、あんっ」
すると誰かが日辻の耳に唇を寄せて舌で耳の中を舐めてくる。
「ふああああっ、あっみみ、舌っ、らめぇっ……ん゛っ、ひっあっあぁあ~らめっ舌らめなのっああんっ」
自分でも分かってなかった弱点である耳、それを舐められるだけで日辻は体を痙攣させた。どこもかしこも気持ちいい。男が一人日辻の空いている手に男のペニスを握らせて扱かせてくる。
「あぁんっ……いいっんあっあっ……ひぁっあっあっ……んっあぁっ」
どんどん追い上げられて、日辻は三つ目の駅につく直前で絶頂をした。
「ん゛ひっ……あっあっん゛っああ゛っ……ん゛っああっああああっ……ああっん」
盛大に体を痙攣させて絶頂をすると、男たちはそこで一旦行為を止めて弄る手の人たちが順番を変わっている。やがて三つ目の駅に到着して、ドアが開いている間に最初に触っていた人たちが壁になり壁役が痴漢役になった。
三つ目の駅でドアが閉まると、痴漢のペニスが日辻のアナルに突き刺さった。
「ひあっ、あ゛っおちんぽ、らめっあぁっ……あ゛っあっあっああっ」
駅はまだ出発はしていないが、挿入が開始された。
「あぁああっ……おちんぽっあっあっあんっ、あんっあんっあんっあ゛ああっ、あっあぁあんっ」
男に挿入されたのは初めてであったが、ディルドよりも大きな男のペニスに日辻は嬌声を上げた。
「ひああっ……おま○こらめっあっん゛っひっいっ……あんあっ、んっああぁっ!」
とんでもない衝撃に日辻の目の中がチカチカと光っている。
それでも男は腰を掴んで乱暴に腰を振り、挿入を止めない。挿入されて喘いでいる日辻の乳首を誰かが摘まみ引っ張ってきている。
ペニスにはコンドームがかぶせられて射精をしても大丈夫なようにされている。
男たちは手慣れた様子で日辻を追い上げ、快楽の渦に巻き込んでいく。
「声、気にしなくていいよ……ここから最後尾の車列は駅からはみ出るからドアは開かない」
そう痴漢の一人に言われて日辻は頷いた。
知ってる。そういう電車であることを知っていた。この電車に乗った誰かがここの欠陥に気付かず乗っていて痴漢に残りの十駅分執拗に狙われた話を聞いたことがあったからだ。ここなら絶対に普通の痴漢以上のことをしてもらえる。それを期待したのだ。
「あああっ……おちんぽっああっ……あっ、あああぁっ……らめっおちんぽハメるのいいっ……おちんぽ、きもちいい……っ」
「ひつじちゃん、声大きいね、気持ちよくて淫語使ってるし」
「いいんじゃね? もうドア開かないし」
「あ゛ひっ……んっあっ、あ゛っ、あっあっあっあああっ!」
「淫乱ひつじちゃん、電車なんて喘いでるの見つかって自分が困るやつじゃん」
「これ、乱交部屋の方がよかったんじゃね? 向いてるよ」
痴漢たちも周りに仲間しかいないのを確認してから喋り始めた。
「ひっあああっ……あんっあっああっああっんあっあっはあっんっあっ、うああぁんっ」
ガンガンと攻められて、男たちはコンドームをつけたままで挿入を繰り返し、一人が終わるともう一人が日辻を犯し始めた。
「あ゛ひいいっ、らめっあ゛ひっ、らめっ、おま○こゴリゴリしてるっ……ひっあっ、あんあんあんあんあんっああんっ!!」
さっきのペニスとは比べものにならないほどの大きさと何かゴツリとした瘤のようなものが途中にあるペニスが入ってきて、その瘤のようなものが中を抉ってくるのに日辻は悶絶した。
「あ゛ああっ……あっ、あ゛っ、らめっらめええっ、あ゛あああぁっあ゛っい゛っ、あっんっい゛くっ」
急に日辻に絶頂がやってくる。
「あ゛あ゛っあっらめっあ゛っんっ、あっ、あぁっ、いくっ、い゛ぐぅっ……あぁあああん!」
日辻はたった十回突かれるだけで射精を伴う絶頂をした。
「あ゛ひぃっ……おちんぽしゅごいっ、、ひっ、あっ、やああっあっあんっあっ」
「ひつじちゃんのおま○こ、これ名器だな……」
「あ゛ああぁっ……すきっおちんぽすきぃっ……おま○こっハメハメされて、イキまくちゃうっ……あ゛っ……いい……おま〇こきもちぃっあぁあんっあんっ」
「淫乱だし、ノリもいいし、盛り上がりそうだから、メンバーになってくれるといいな」
ペニスを突っ込んでいる痴漢がそう言いながら、日辻の奥までペニスを突き入れて腰を振り始めた。
「ああっ、すきっ好きっ、おちんぽしゅきぃっ……あ゛っあ゛っ、あっ、きもちいとこっ、ゴリゴリされてっんっあっあああんっ」
ガンガンと犯してくる男に日辻は全身を震わせて感じて、口から涎を垂れ流しながら喘いだ。
「あっあ゛っ激しぃっ……ん゛ああんっあ゛っあっあひっ……あ゛っあっあんあんあんっ」
「ほんといいおま○こ、もっとおま○こほしいよね?」
「あ゛あああっ……あぁっあっいいっ、きもちぃっ、、おちんぽ、大きくて、おま〇この奥まで届いてるっあああっあぁっあっあっ」
「気持ちよくて、足りないよね?」
「ふあああっ……んっあっ、あんっ……俺のおま〇こ、おちんぽ、気持ちよくなってるっ……い゛っあっあんっあぁあんっ」
「おま○こに精液ほしい?」
「あっ、おま○こっ……ん、いいっ、おま○こに出してっあっあんっ、おま○こに、精液出していいっ……俺のおま〇こでイってっあっ、あっあ、ああああっ」
「じゃ、中出し許可もらったんで、中出しするね」
「あっあんっ中出し……ああんっ乳首っ、乳首も触って……あんっ、舐めて、ぁっあっ」
激しく日辻は強請り、男たちは日辻の乳首を弄って、さっきペニスを突き入れていた男が乳首を舐めてくる。
「あぁんっ気持ちいい……乳首れろれろ舐められながらおち○ぽでおま○こ突かれるの、ぁあっんっ、きもちいっあっあっ」
もう日辻はペニスを突き入れられることで気持ちよくなること以外はどうでもよかった。痴漢されているシチュエーションすらもどかしいほどに感じて、その淫乱ぷりに痴漢たちすら驚いている。
壁役の男たちは完全に日辻に釘付けで喉を鳴らしている。
「あんっそんなに強くしたらっいくっいっちゃうっ……あっああぁんっ……あっあっ……おま○こ、おま○こずぼずぼされるの気持ちいいっ」
「じゃ、残念だけどこれで終わりな……次はドアが開いちゃうしね」
「あぁあんっ! あっああっ、いくっ、はぁんっ……あっあんっあんっあんっ、いくっいっちゃうっあっあ゛んっあああ」
日辻は最後に追い上げられて絶頂をした。コンドームの中に精液を吐き出して射精をした。
「あぁああっ! あひっあっひぁあーっ! あぁあんっ、なか出てる……っいっあぁあっ!」
中出しすらされたことがないから、それが気持ちがいいのだという事実をこのとき日辻は初めて知った。
日辻はそのまま倒れそうになるのを支えられ、まだ感じているのにアナルにプラグを突っ込まれた。
「ああんっ」
「中出ししたから漏れたら困るでしょ、あとはトイレで出してね」
痴漢はそう言うと、日辻を椅子に座らせた。
ちょうど駅に到着して、痴漢をしていた人たちと壁役が一斉に駅に下りていった。
日辻はまだ呼吸が整わず、椅子に座っていたが車両には誰も人がいなかった。そのままドアが閉まり、最終駅に向かって電車が発車した。
日辻はそのまま最終駅まで乗り、呼吸を整えて体の乱れも直してから電車を降りた。
想像を絶する非日常が行われたわけだが、日辻は一切後悔していなかった。
トイレに駆け込み、プラグを抜いて精液を出す。
ドロドロとした精液が音を立てて出てくるのを捻り出してから、ポケットに入れられていた腸を洗う道具でアナルを水洗いで綺麗にした。
そのときのアナルを弄る自分の指ではもう日辻は感じないほどに、さっきのペニスが気に入った。誰とも知らない男のペニスがどうしても恋しいのだ。
するとトイレに数人の男が入ってきた。
「ひつじちゃん、第二ランドどう?」
どうやら壁役に徹していた男たちが、自分たちもやりたくなったらしい。
「……あの……電車はもういいんで……」
日辻はゴクリと喉を鳴らしてから、彼らの前にドアを開けて出た。
「もっと、たくさんおちんぽがほしいです……おちんぽいっぱいしてくれますか?」
日辻がコートを開いたままで誘うように乳首を見せてから言うと、男たちは喉を鳴らしてから頷いた。
日辻はそのまま終点駅の外にあるホテルに男五人と入り、昼から翌日の昼までセックスに興じた。
日辻の淫らな姿を見た男たちが掲示板で呼びかけて、ひつじの乱交パーティーが開かれていると書き込まれ、十人以上がそれに参加した。順番に部屋に来て日辻を犯しては別の人たちが用意した部屋に呼ばれて日辻はまた犯された。
そのラブホテルの泊まり客は全部日辻目当てで部屋を借り、日辻はその部屋を渡り歩いてセックスを強請った。
その日辻の絶倫ぶりに男たちは喜び、日辻を犯した。
一日かけて犯された日辻が開放されたのは翌日の昼前だった。
「ああ、やるだけやった……」
さすがの日辻も疲れてぐったりしていたが満足はした。
そのまま男たちにもらった綺麗な服に着替えて電車で発車駅に戻ってトイレで自分の服に着替えた。男たちにもらった服は駅で捨てた。
「あーあ、これで終わりかな」
ルール違反、それが日辻に告げられた掲示板からの回答だ。
行為が終わった後に掲示板に行くと、アクセスしたとたんに「ルール違反」と警告されたのだ。
どうやら痴漢以外の行為を掲示板で募っていったということが問題行動で違反になったらしい。
しかし痴漢の項目で違反しただけで、日辻には新たな掲示板への誘導がされていた。
そこは乱交、強姦、青姦なんでもござれの趣向を持つ人たちが集う究極の淫乱御用達の掲示板だった。
ひつじの行為は既に伝わっていたらしく、ひつじ専用のスレッドが既にあった。
日辻は喜んでそこに参加した。
【今日、暇な人いませんか。俺を犯して下さい。絶倫の人待ってます】
日辻がそう書き込むと、興味を惹かれた男たちが一斉に書き込みを始めた。日辻はその中からひつじを抱くパーティー主催と青姦希望と別荘での乱交に参加する意思を見せた。
ひつじを抱くパーティーは既に参加者は二十人を超えている。
青姦はあるビルの屋上と公園と場所が増えている。
別荘の乱交は既に申し込みは終わっているが、ひつじの参加だけが認められたらしい。
日辻はあまりの楽しみから、その日程全てに有休を取り、まずはひつじを抱くパーティにすぐ参加した。
「あ゛あぁっ、あっんぉっ、いきそうっおま〇こされていくっ……ん゛ああぁっあっ、あ゛っ!!」
「ひつじちゃん、かわいいよ……淫乱でとてもいい」
「ん゛あああぁっ……いいっおかしくなぅっ……おち〇ぽ、もっと激しく、おま○こ突いてぇっ……あ゛っ、ああああっ!」
そのパーティーで日辻は一晩中どころか次の日まで参加者に抱かれて、淫乱を極めた。 その様子が他の人たちにも伝わって、ひつじとのセックスを望む人が増えていった。
日辻はその一つ一つに応じて要求もした。
掲示板で行っていた犯罪行為になる場所でセックスをするのがやっぱり好きで、日辻は何度も掲示板に入り込み、有名になっていった。
日辻は十年経っても掲示板から選んだ人とのセックスを楽しんだ。
「おち〇ぽ、おま○こ奥までずぶずぶしてぇっ……、気持ちよくして、中イキさせてっ……おち〇ぽほしくなっちゃてるから、あ゛っ、あ゛ああぁあっ!」
日辻は男のペニスを誘い、アナルを広げて待つと男は一気にペニスを突き入れてくれる。
「あ゛ひぃっ、あっあっ、おち〇ぽが、おれの中っあっんぅっん゛っああっあ゛っ!」
最初から誰のペニスでもよかった。誰かが気持ちよくしてくれることだけ望んで、その通りに自分でも努力をした。
「あぁっあっ、おちんぽずっぽり、はいってぅっ……ん゛っあっあ゛っ」
この快楽を得るために日辻はずっと男を求めていくのだろうと思った。
飽きるまで燻るうずみ火が消えるまで。
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