113-はじまる夏
「夏だ、海だ」
そう叫んだのは植草だった。
「青春だ!」
いきなり大きな声でそう言い出し、周りがドン引きしている。
大学の講義が終わった時間で、明日からは夏休みに入る。
「海だろ海!」
小向の席に来て急に植草が騒ぎ出して、小向はキョトンとする。
「海、行くの?」
そう尋ねた。海にいく約束はしてなかったので誰かと行くのだろうかと思っていると、そうじゃないと植草が言った。
「お前と行くんだよ……海水浴場のちょっと離れたとことにある叔父さんの別荘に、プライベートビーチじゃないけど、そういう感じになった場所があるんだ」
そう植草が説明してくれる。
植草の叔父さんは、どこかの大企業の会長で大金持ちだ。あちこちに税金対策に別荘を持っていて、その海水浴場近くの土地を買い込んで別荘を建てたら、プライベートビーチみたいに海岸を自分の土地で囲ってしまったというのだ。
故意にやったわけじゃないけれど、そうなってからは地元の人は愚か、誰も入ってこない場所になったらしい。たまに海水浴場の人が流れてやってくることはあるが、管理人が追い出してしまう。
そうしているうちに、誰も来ない秘密の場所が出来上がったらしい。
実際、海の掃除も叔父さんの業者がやっていて、土地のモノの許可を出したら道を使わせてくれるから、誰からも文句は言われないらしい。
そんな場所に行こうと言われて小向は更に首を傾げた。
「といわれても、僕バイトあるし……」
「休み取れ、いいから取れ。一週間くらい取れ」
「えーそう言われても……もうせっかくの稼ぎ時に……」
「そう言うなよ、電車でたった一時間、その費用だけで別荘に泊まれるんだぞ。ご飯代も叔父さんの会社のケータリングを使って良いって言われたし、宿はもちろんただ。これで一週間自由なんだぞ。どうだ、旅費以外タダだぞ。どうだ、行くだろう」
そう植草が言うと、小向はやっとその気が出てきた。
「タダなの?」
「旅費以外だけど、その旅費も俺が出してやる」
「本当? マジ、じゃ行く、いつ行くの?」
「八月入ってすぐに行くからバイトの休みを取れ」
「うん、分かった」
小向は素直になって植草の言う通りに休みを取った。
小向は植草の恋人であるが、家が貧乏だからバイトで食いつないでいる。だから良いところの坊ちゃんである植草とは価値観が違い、お金がかかることは一切しない。
だから植草はどうにかして自分の力で勝ち得る権力を使い、小向をこうやって旅行などに誘う。小向もちゃっかりしていて、ロハくらいにならないと本気で旅行にはいかない。
集っているのは小向も理解しているが、貢がれるのに慣れているので平気で集る。
これで関係が終わるなら、それまでのことだと小向はそう思っている。
小向のケチな部分は他の学生からも呆れるほどであるが、小向の昔を知っている友人たちは一様に「仕方ない、あんな貧乏じゃ……」と言う。
ちなみに今実家はない。ついこの間の台風であばら屋だった家が吹き飛んで、とうとう家が潰れたのだ。それで父親があちこちを頼って何とかエアコン付きの工事現場にある事務所のような建物を手に入れて、親はそこに住んでいる。もちろんトイレも風呂も別途何とか用意してギリギリで暮らしているのを知っているからだ。
冗談で貧乏を馬鹿にするレベルではなく、本気で心配するレベルの貧乏である。
そんな小向が大学に通えているのは、奨学金である。成績は落とせないからいつでも学年次席くらいを保ち、生活費はバイトで食いつないでいる。
ものすごく苦労をしているわりに何とかなっているのは、小向の容姿のお陰だ。
小向家はどういうわけか、全員が美形の一族だ。父親も母親も他の兄弟も美形で、その顔を使ってあらゆるものを手に入れている。
けれど、どうしても生活がままならないほど仕事ができず、貧乏のままなのだ。
小向は何とか実力で大学まで来たが、兄たちは高校を出たら皆ホストになった。
それで何とか実家が持ち直して、ギリギリ普通の暮らしができるようになった。
その兄たちはホスト業界の記録を次々塗り替えるほどの実績を持つが、あまりの顔の良さからは想像できないほどの性格の悪さでもめ事が多く、よく客に刺されて入院している。
小向はそんな兄に頼ることはなく、自力で何とか踏ん張っているが、その兄に似た部分が段々と出始めた。
それは植草と付き合い始めてからである。
小向は利用できるものは何でも利用しないと、貧乏から抜け出せないということを学んだ。
植草はそんな小向でもその容姿がどうしても好きで、恋人になって貰った。
だが恋人らしいことをあまり小向はしない。セックスはしてくれるが、植草から誘わないと絶対にしない。空いている時間は全てバイトにつぎ込むほど金に困っていて忙しいのだ。
何の経歴も持たない学生が、一人分の稼ぎを稼ぐのはかなりの苦労であるし、小向は貯金までしているので、脳天気でお金持ちの植草にはそこまでする小向はちょっと理解ができない。
願えばすぐ金が湧く植草は、お金に困ったことがないのだ。
両親がどうこうではなく、大学生であるが株で大もうけして一財産があるからである。
そんな二人が付き合っても長く続くわけがないと誰もが思っていたが、小向の態度の軟化と、植草の熱烈なアタックの連続と小細工と金が小向との間を何とか取り持っていた。
そして夏は小向と植草が付き合い始めて二年目の記念日だった。
周りはそんな二人を見て、どうしてこう一番上手くいかない関係のはずなのに、こう上手く事が回るのか不思議でならないという顔をして二人を見ていた。
八月はすぐにやってくる。
夏休みに入ってから、バイトに明け暮れる小向を毎日送り迎えしては小向の家に上がり込んだ植草は、小向の身の回りの世話をして夏休みを過ごした。
休みの日は植草が望んでセックスをしてもらうのだが、それでも小向は応じてくれる。好きだ嫌いだという感情が死んでいると小向はよく言うのだが、それでもセックスで受ける側になるのは植草だから仕方ないと言って、ちょっとした愛情を向けてくる。
それが植草を上手く操っているように見えるが、実はそうでもない。小向がそう言える環境を全て用意して小向からその言葉を引き出せるくらいにコントロールしているのは植草なのだ。
そのコントロールを心地が悪いと思わない小向は、少しの愛情を植草に向けるようになっていた。
別荘に着いたのは、夕方のことだった。
荷物は宅配便で送ったが、その他の日用品は買い込んできたので、その買い込む時間分だけ遅れた。
「おお、凄いな」
別荘からビーチが見え、日本のビーチなのに割と綺麗だった。
人はおらず、ゴミもない。それが別荘から見えるのだ。感動しない方がおかしい。
小向もさすがにこの環境はびっくりして、笑顔を見せた。
「いいな、海」
「だろ? 泳いでも良い感じなんだぜ」
「楽しみ」
そう言う小向を連れて別荘に入ると、すぐに使用人がやってきて二人の身の回りの世話を始めた。食事の時間だけは用意をお願いして、夜には引き取って貰うことで話が付いている。
夕食を取ってしまうと、使用人はそれを片付けてから帰って行った。
使用人の屋敷は別にあり、彼らはそこで休むことになっている。大して忙しいわけでもなく、お願いされたことだけをやるだけの仕事だから、使用人も夏休暇に近い形になっている。
翌日から二人は浜に降りた。
階段を下りたらすぐに浜で、そこに大きなパラソルを立てて日陰を作り、海に入って泳いだ。
波は穏やかで海水浴場からは大きな岩場で遮られていて、人が上れるような岩場ではない。だからこちら側は穏やかな波が打ち寄せてきて、その波に身を委ねて小向は浮かんでいた。
泳ぐ趣味はなく、けれど水には入りたい。そんな気分で浮き輪を持って浮かび、近くの大きな岩場まで泳いだ。そこからは海水浴場が僅かに見えているが向こう側からは来られない。
その岩場は大きな岩場で、引き潮時には広い岩場が出て、そこに泳ぎ着いたら上がることができる。
「はあ、結構近いと思ってたけど、遠い方かな」
岩場に上がって息を吐いた小向がそう言う。浮き輪を使っても結構ここまでくるのは辛かった。
「ここはよく泳いできていたんだ。いつもいとこのヤツと競争して、俺がいつも勝ってたけどな」
植草がそう言って笑っている。
体力だけは化け物である植草は、平然と泳いできた。
「ちょっと雨が降るかもな」
そう言う植草が雲を見ている。流れる雲はそういうものではないが、植草には何か見えているらしい。小向はそれを見上げて見るが、雲を見てどうこう思ったことはただの一度もなく、そんな余裕なんてない日々を送ってきたのだ。
それが今は海で泳いで、空を眺めて雨が降るかもという余裕がある。
「ちょっと面白い……」
「そう? あ、あれ雨降らせる雲。にわか雨程度だから二十分くらい降るかもね」
そう言って植草が雲を差した。その雲は明らかに雨が降るような黒い色をした雲で、先の海で雨が降っているのが見える。
「シャワーだと思ったらいいよ」
「天然のな」
そう言い合っていると雨が降ってきた。
晴れているのに雨が降る。そんな中で雨に濡れていると、植草が小向にキスをしてきた。
それを小向は黙って受ける。
舌を絡ませると、雨が入り込んできてジュルジュルと音がするようなキスになったが、雨降りの中のキスはシャワーの時のキスとは違い、少しだけ優しい気がした。
小向は植草の首に手を回してキスをもっとと強請り、深いキスを繰り返した。
すると植草はキスをやめると小向の体中を手で弄り、乳首を弄り始めた。
今は海水パンツ一つなので、上半身は裸だ。だからその裸の部分の乳首を弄りながら植草は舌を這わせて首筋や項を舐めながらキスマークを残していく。
はっきりと主張するようなキスマークであるが、小向は誰かに裸を見せることはないので、その行為を咎めたことはない。こうやって所有物だと植草が必死に印をつけてくれることを不快に思ったことが一度もなかったのだ。
「ん、ん……っは、んん……っ」
植草は小向の乳首を唇で吸い上げて、舌で何度も舐めた。
「き、もちぃ……っ!」
その乳首を舐めながら、植草は小向の水着を脱がせて、ペニスを出した。
「あぁあ……ゃ……っぁうん!」
雨に打たれながら乳首を吸われて、ペニスを扱かれる。
しかも初めての青姦だ。平然と向こう側には海水浴場があり、人が沢山いる。もし誰かが双眼鏡を持っていたら、こうやっている二人が見えているだろう。
「あぁあうっ……っあっはっ……っいいぁああ……っふ、ふぁ……っ!」
興奮したように小向の身体が熱くなる。青姦というだけで、小向の心が何故か跳ね上がって緊張しているのに、大胆に足を開いていた。
「ぁ、あ、ぁあ……っひ、ぁ、ぁあうっふ、ふひ……っんっぁ、あーっあ、あっ、あっあっ……ぁあっ!」
植草は小向の乳首を吸いながらペニスを扱き、もう片方の手で小向のアナルをこじ開けている。
「ひっ――」
ぬるっとした感覚があり、何事がと思っていたら植草がローションを持ち込んでいた。それが滑って一気にアナルの中に植草の指が入り込む。
それがガンガンと小向を攻めあげた。
「ああんっあ―――っ!! いい……いい、イクっイクイクイクぅ……い、っくぁああ―――っ!!」
乳首を吸われて、アナルをこじ開けられて、ペニスまで擦られて青姦でイかされる。そんな非日常的な状況で小向は派手に絶頂をした。
大きな声を出しても波の音が掻き消してくれ、さらには雨まで降ってそれが立てる水音で声が何処にも聞こえていない。
2
「はぁ、はぁっ……は、はぁっ……」
絶頂した小向を植草は岩場に手を付かせて、海水浴場の方を向かせて腰を掴んだ。
「誰か見てるかもね。小向が男に犯されてイクところ見たかもね」
「ひ……っぁ、ぁあ……っぁんっ……ひ、ひぁあ……!」
「どうする、このままする? それとも帰ってする?」
そう言いながらも完全に勃起していつもよりも反り返っている植草のペニスが小向の尻の割れ目にある。
それを植草が擦りつけるようにして尻でペニスを扱いている。
「もっとぉっ……もっと、気持ち良く、してぇ……」
「いいよ、いつでもしてあげる……雨が気持ちいいね……熱い身体をちょっと冷やしてくれるし……」
そう言いながらも植草はすぐにペニスを小向のアナルの中に突き入れる。
「あっ、あっ、あぁっ……ぁあ……っあ、あっ……」
ゆっくりとしっかりと犯すようにペニスをじりじりと進ませて奥まで挿入れる。
「あーっ来る、来るっ来る来るぅうう! ひぁっ……ひ、あ、あ、あっ……っ」
「今日の小向のおま○こ、熱いね。興奮してる? 見られてるから?」
「ひっあっぁあっぁひぃっあっ……もっやぁっあっひぁあっ」
目を開けたら向こうの浜に人がいるのが見える。はっきりと見えないのが幸いだったが、人と分かる形で見えている以上、向こうからもこちらに人がいるのが見えているはずだ。
「やぁあっ……やっ! あっあっあぁうっひぁっぁあん!」
見られていると思っただけで、小向は興奮してしまい、挿入がまだ収まっていないのに、絶頂しそうな感覚が襲ってきた。
「あーっぁんっあんあんあんっ! あっ、あーっあっあっ! いくっああっいっちゃうからぁ……っ!」
しっかりとアナルにペニスが収まった途端、小向はドライオーガズムで達した。
「え? イッたの、挿れただけで? マジ? 小向、青姦で人に見られていると思ってイッたんだ?」
「いうなっぁあうっ……っあー! あっあひぃっひっあっあっ……あ――っ!!」
恥ずかしいので逃げようとするも、まだ小向の中には植草のペニスが入っている。それが急に挿入を開始して、小向は翻弄された。
「ひぁあ……っふ、ぁんっ……あーっぁう、うぅ……っ」
「すごい、いつもよりアナルが絡みついてくる……小向こういうのが好きだったんだ?」
「き、もちぃーよぉ……っぁあ、いいっんっああっはあっ……っ!」
「人に見られながら犯されて、青姦してイクんだ……へえ変態だったんだなっ」
「ふぁっ……あーっひ、へ、んた……っで、いうなっああんっあぁ……!」
「変態で淫乱で、おち○ぽでおま○こされるの大好きって言ったら、もっと激しく突くよ。ここに欲しいでしょ、中出しで精液」
「あぁっ……へんたいでいんらっ、淫乱なのぉっ……おち○ぽでおま○こ突かれるの、だいすきぃいなのっ……あはんっああっ!」
「本当に言った。今日はノリノリだね。男のおち○ぽが大好きだよね。淫乱だもんね」
「あぁっ……あっ 男の、おち○ぽが大好き……あんっあぁっ、大好き、なっ、淫乱ですぅ……っ! おま○こに精液出されてイクのっああんっ」
「本気で今日よすぎるよ、小向……ああっ中も最高!」
小向の普段なら怒るところが一切なく、初めての青姦でノリがよくなっていて、平然と淫猥な言葉を口にしてくる。
それが更に植草を興奮させて、ペニスがガチガチになり、また大きく膨らんだ。
「俺のっ……おま○こに、ぁふぅっん! んんっ……おちんぽ精液、ひぁっあーっ……あっ、そそい、でぇえっ……たくさっ……っふひっ……あっ、あっあぁっ……せいえきをおま○こにちょーだいぃ……!」
「いいよ、あげるよ。沢山しようね……んふ、出るっ!」
「あああんっ!! あっ、せいえきおま○こにきたっひぁっ、んぁっはぁんっ!!」
二人で盛り上がって絶頂し、二人で一緒に達した。
植草は小向のアナルの中で射精をして、小向は岩場に精液を吐き出した。
「ああああーっ! やらぁっ、らめっ、はっふぅっ……あっ、ああぁっ」
それで終わるかと思ったら、植草のペニスがすぐに復活して勃起したのだ。
「ごめん、今日は止まらないみたい……」
「あぁっ……やら、おちんぽぉっ……あっ、なんで、おっきいぃのっあぁんっ!」
まだ勃起したままの植草のペニスが中で復活しているのに、小向は驚いて動揺したが、腰をそのまま振られると堪らなく感じて仰け反った。
「ひぃっああああぁー! やっあぁっ、あんっ、ふぁっ、ん……はあんっ!」
パンパンと打ち付けるように腰を振られて、さらには乳首まで後ろから手を回されて引っ張られた。
「ひあああっ、おっぱいはぁっらめっえっ……んぁっ、ああっ、やあああぁっ!」
乳首を引っ張ったままで挿入を繰り返す植草の強引な部分が出てきた。こうなると小向は植草の言いなりになるしかなかった。
「やああああぁ! いっちゃうっ、またいっちゃうのぉっひぃあっ、あんっ、ぁんっ、あぁっあああああっ!!」
パンと大きく打ち付けられ、その突きで小向は絶頂してまた射精をした。
植草のペニスが抜けて、アナルから精液が溢れて出てくる。それを植草は真剣に見ている。
「はぁぁ……やぁ、み、ないれぇ……」
「いや、見るし触る」
そう植草は言うと、小向の震える身体を起こして立たせると、後ろから乳首を摘まんで弄ってきた。
「あぁんっ! やっぁっ、もうおっぱいはぁっ……ふ、ぅんっ」
それでも気持ちがいいと思うのでされるがままだが、やはりその様子は海水浴場からは見える形にされてしまう。
「ふぅっ……んっ、んん! んうっ……、んっふぅ……」
「絶対誰か見てるよね……男に乳首弄られて気持ちよさそうにしている小向をさ」
「ひぁっ! や、あ……んぁあぁんっ……ふぁっ、見ないれぇっ、んっふ、ぁんっ」
そう言いながらも小向は興奮して腰を振って植草のペニスを尻に挟んだ。
「……ぁっ、ほしぃ……ん、あぁ……」
「何が欲しい?」
「あぁっ……おっ……おちんぽぉっ……おれの、おま○こにいれてぇっ奥までいっぱい突いてっ、あんっあああああっ!!」
そう言うやいなや、植草は後ろからがっつりと小向のアナルにペニスを突き入れた。
「やぁっ、はいって、るっおっきいおちんぽがぁ、おれのおま○こにっ、あっああんっ」
ガンガンと突いてやると、小向は自分でも腰を振り始めた。
見られるという行為自体が、小向を淫乱にさせる。小向は見られることで最高に淫乱になれた。
「ああああぁんっ! ああぁっ、あんっあんっ、ふぁっ、らめえええぇっ」
「見せてやれよ、男のおち○ぽでおま○こにされてる小向を見せてやれっ」
「ひっあああぁっ、やっ、らめっみないでっあっあっぁんっ! ふぁっ、ぁっ……」
「見られてるよ、こうやって犯されているところをね」
そう言うと植草は後ろからキスをしながら小向を犯した。
「んん~っ、ふっん、ん、ぅんんっんあっ……、ん、んう、んっんんっ!」
小向は後ろから犯されている姿を何処の誰が見ているのか分からない状況が気に入ってしまい、過去最高の淫乱さで植草を煽った。
「ひぁんっ! あぁっ、ちょうだいぃっ、せいえき、おれのっおま○こにぃっああぁっいくっ、せいえき、きちゃうぅっ! んんっ、あんっあんっぁあんっあああああぁっ!!」
「あげるよっ出るっ!」
「っはあっはぁっ……ぁ、あぁ……っひぁっ!? んっ、や、ああぁんっ!」
植草はペニスを奥まで突き入れてから射精をした。小向はそのままドライで達していたので、植草は更に腰を振ってやった。
「はぁっ、はぁっ……やらぁあっ、もっ、らめぇっあん、あんっぁあああぁんっ」
「いいの間違い、淫乱で人に見られてないとイヤなくせにっ」
「ちがぁっ……やあああぁっ! やぁっらめ、ちくびぃっ、あぁんっ、ふぁああっ」
「乳首も好きでしょっ」
「んっ、ふぅっんんんっあぁっあっひっあぁんっんっあっいいっ、あぁん」
「好きだよね?」
「あぁあんっ! あっあひっらめっあんあんっ! ちくびっくりくり、あぁっいいのっきもちいっ……あっあぁーっ!」
「ほら、気持ちがいいじゃん」
「ふあぁっんっそこっ……あっああっんっいいっ……あっあっ」
「ここ? ほらっ」
「ひああっらめっ、そこっあひっ……おかしくなるっあっい゛っあっあっあんっあんっあんっあぁんっ!」
「おかしくなって、大好きだよ小向」
「あひっああっいくっいくっやぁっ……んあ゛っひっああぁんっ!」
全身を痙攣させて絶頂した小向であるが、何とか植草はそれに耐えて絶頂している小向を更に犯した。
「あぁあんっイってぅ、イってぅっあひっあっあんっおちんぽっ待って……おま○こで、イってぅからっ……あっあんっあんっああぁんっ」
「もっとイって……もっともっと淫乱になって……」
「ひぁあんっ!! ふぁっ、凶悪おち○ぽいいっ、ちくびもコリコリして、おま○こいいっすごいよぉっ」
「中出しするよ、ほらっ出る!」
「あああぁんっ、すごいっ……! あっ、ぁんっ、ふあぁっ、俺も、いってるのぉっ! おま○こにせいえきでてるよぉっいいっああんっ!!」
小向が精液は射精してイクと、植草も中出しで射精をした。
ざーっと雨がその流れ出た精液を流していき、それから二人は熱い身体を雨で冷やした。
次の日。
「小向が青姦好きだとは思わなかったな」
「あああっ、やらぁっ、なにっ、あっ、ひぁんっ」
二人はまた海の上の岩場に来ていた。今日は晴れていて雨は降ってない。
「ひああああっ!? あぁっ、あんっ、ひぃあっ!」
「いやなんでもないよ、淫乱なところ、向こうの人に見て貰おうね」
「あっ、らめっみないでっああん、らめっみちゃああああーっ!」
「さあ、イッてるところを見て貰おう」
「あああぁっ、やらっ、いってぅ、いってぅよおっ、あんっ、そこ、ぐりぐりってぇっ!」
青姦ですると小向は簡単に絶頂をする。
植草は逆に絶倫度が増した。
青姦は二人の絆と性欲を高め、二人は青姦をしないと最高のセックスができない身体になっていっていた。
「ぁんっ、ふぁ、おちんぽぉっああああーっ! ひあっ、あんっ、ああっ、あああんっ」
「好きだよね、このおち○ぽ……ああ、小向のおま○こ最高に気持ちがいいっ」
「ひああああっ、ああぁっ、らめえっ、いってぅの、いってぅからぁっ、もっ、おちんぽゴリゴリってしちゃやらあああぁっ」
「だってまだ俺はイってないからね、ほらおま○こでイかせて」
「ああぁんっ、あんっ、んっ、はふぅっ、いいっ、いいのぉっ、おちんぽぉっ、もうらめっ、あああっ」
「これも気持ちがいいんだよね」
そう言いながら、植草が小向の乳首を後ろから引っ張って指で弄った。
「ああああっ! ああんっ、おちんぽっすきっ! 乳首もきもちいいのっああんっああっ」
「マジ、最高なんですけどっ」
「ふぁあっ! あぁんっ乳首っ、ちくびさわってぇっ、んぅっ、いっぱいこりこりってしてっ」
「ああああぁんっ! ひぃあぁっ、ちくびっいい、気持ちいいっああんっ!!」
「ふぁあんっ、もっ、ちくびらめぇ……おま○こっああんっいいっんあっああんっ!」
「おま○こにおち○ぽが挿入っているの見て貰おうねっ」
「あぁっ……やら、おちんぽぉっ挿入ってるのみちゃやらっ……あっ、あぁんっ!」
「見てる見てる、ああ、なんて淫乱な子なんだろうって見てる見てる」
「ひぃっああああぁー! やっあぁっ、みちゃらめっあんっ、ふぁっ、ん……はあんっ!」
「何百人も見てる……おま○こにおち○ぽは出入りしてるのを見てるよっ」
「やああああぁ! いっちゃうっ、またおま○こでいっちゃうのぉっひぃあっ、あんっ、ぁんっ、あぁっあああああっ!!」
「イヤらしい身体を皆に見て貰わないと、淫乱でどうしようなく、だらしない顔もね」
「はぁぁ……やぁ、み、ないれぇ……あはんっあぁんっ……ふぁっ、やらぁ見ないれぇっ、んっふ、ぁんっ」
イヤだと言いながらも、身体は最高に反応して、植草のペニスを締め付けてくる。
その日を境に、毎日この岩場にやってきては青姦をした。
日に焼けるほどセックスに溺れて、体中に日焼け止めを塗ってまでしてセックスに興じた。
植草はどんどんイヤらしくなる小向をどんどん開発して、一人ではどうしようにもできない身体を作り上げてやった。
小向は植草がいないと絶頂をできないほどになり、毎日アナルに植草のペニスがないと満足できない身体になった。
「やぁっ、おちんぽ挿入って、るっ……おっきいおちんぽがぁ、おま○この中に、ぁっああんっ」
見られているかも知れないという青姦は、海だけに止まらず、道路が近い道の林でセックスに興じたり、誰かが絶対に見ているであろう屋敷のベランダでも盛った。
「ああああぁんっ! ああぁっ、あんっあんっ、ふぁっ、らめえええぇっ」
小向はもう完全に植草がいないとどうしようない身体を持てあますようになり、最終日には自ら足を開いてアナルを広げて植草に跨がって腰を振った。
「あああぁーっ! やぁっあ、あんっあんあぁんっ! いいよっいいっ、いいよぉっはああぁあんっ!」
そんな小向を喜んで植草は受け入れて、どんどん小向の望むようなセックスを繰り返した。
「ひぁんっ! あぁっ、せいえき、おれのっおま○こにぃっああぁっあっもういくっ、おちんぽ精液きちゃうっ! んんっ、あんっあんっぁあんっあああああぁっ!!」
小向が誰かに聞こえるほどの大きな声で嬌声を上げて絶頂をした。
「やらぁあっ、もっ、おま○こらめぇっあん、あんっぁあああぁんっ」
「まだだよ、もっとするよ……ほらおま○こにおち○ぽほしいでしょ?」
「ああぁっ……やあああぁっ! やぁっらめ、おち○ぽっ、あぁんっ、ふぁああっ」
「本当にイヤ? じゃあ抜いちゃおうかな?」
「やっ、はぁっ、ぁん……らめ抜いちゃらめっ……おちんぽ、いいっあひんっ」
「ああぁっ、いくっ……いっちゃぅっ、っはぁ、せいえき、れちゃうよぉっ……ぁんあんっああああぁんっ!!」
「ほら、本当に人が見ている。見られてイって」
見た先には、本当に人がいた。
岩場に偶然辿り着いた海水客だろう。まさか岩場で盛っている人がいるとは思わず、見てしまい、あまりに凄かったので見とれている。
そんな人たちの前で、小向は絶頂をした。
「あああぁーっ! いってぅ、あんっぁんっいってるよぉっ!! ひあああぁっ!」
植草も小向のアナルに射精をして、そのペニスをすぐに抜いた。
するとぽっかりと空いたアナルから植草が出したばかりの精液がドロリと溢れて流れ落ちた。
それを見ていた人たちは、ハッとして海に飛び込んで海水浴場の方に逃げていった。
「本当に見られて絶頂した上に、射精して気絶するなんて、小向、なんて可愛いんだ」
人に見られながら絶頂した小向は、あまりのことに気絶していた。
尻から精液を吹き出しながら、倒れ込んでいる小向は本当に淫乱そのもので、その小向を犯してる自分が植草は好きだった。
ずっと容姿だけが好きなのだと思っていたが、こうやってみると全てが好きだった。
「小向……愛しているよ、一生離さないからね……」
植草はそう宣言して、気絶している小向を犯した。こういう時でもないと、寝ているのを犯したら怒られるからであるが、そのまま挿入を繰り返していたら小向が起きてきてしまった。
けれど、そのままセックスをしている状況を別におかしいと思わなかったらしく、そのまま起き抜けにまた二人でセックスをした。
結局、夏休みの一週間は青姦で終わり、残りの夏休みは小向の部屋で過ごした。
小向がバイトに行っている間は、植草も自分の用事をして、夜にはまた二人で身体を弄り合って様々なセックスを楽しんだ。
しかし、それでも青姦が好きなことは変わりなく、マンションの階段でセックスをしてみたり、屋上へ上がってやってみたりと、行為はエスカレートをした。
やがて、それが見つかって小向はマンションを退去する羽目になり、植草が用意した高級マンションの最上階に引っ越す羽目になった。
そこは一面ガラスの窓があり、そこで誰が見ているのか分からない興奮を持ってセックスをする毎日を送ることになった。
予定とは違ったが小向は人生これでもいいかと思い始め、最後には植草の言う通りに植草の仕事を手伝うということで、植草と本当の相棒になって貧乏から脱出した。
今でも夏になるとあの岩場に行っている。
セックスをするために夏は通ったほど、そこは小向のお気に入りの場所になった。
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