103-当選しました
それは会社帰りの電車の中だった。
角野青葉の携帯のアプリから通知が入る。
「ん? 何だ?」
滅多にならないアプリの通知音。会話アプリ以外でなるのはゲームのアプリくらいだから、その通知を見た時には何のものか分からなかった。
けれどそれがWeb上で会話をするアプリの通知であることを知り、青葉はそのアプリを開いてみた。
すると普通は来ないダイレクトメールが届いていると通知されていて、それを開くと「当選しました!」と題名だった。
「何だこれ?」
何かに応募した覚えがないが、開いてみるとそのWebアプリで半年前に募集していた豪華ホテル宿泊券と旅行商品券十万円のセットの当選だった。
「あ、あれ? ああ、あれか」
Webアプリを使い始めた時に、友達から回ってきたものでそれをリツイートすると応募したことになるものだった。当たるわけはないし、クリック一つで応募だからその時のノリでしたのだが、まさか当たるとは思わなかった。
その当選は何人か当たっているらしく、当たった人がそのアプリ内で商品券と招待券を載せている画像が何枚か出回っていた。
その当選の案内を読んでいると、今日までにダイレクトメールを返すことが条件だった。
青葉は慌ててダイレクトメールを送り返し、ギリギリで当選の賞品を受け取るために住所や名前を知らせた。
その三日後にはその当選した賞品が届いた。
届いた封筒を速達で受け取り、中を確認すると商品券とホテル宿泊券が入っている。
そして当選しましたという証明の紙と案内の紙が入っていた。
それを読んでいると、ホテルの宿泊には条件があった。
「えー夏休みとか冬休みの長期休み期間は駄目と……ゴールデンウィークも無理と……一年以内に効力を失うと……諸事情によって宿泊券が無効になることもあるってことは、早めに使った方が良いって事か」
結構な制約があり、青葉はふむと考え込む。
豪華ホテルだから好きに使えるのかと思ったがホテルの予約状況もあるだろう。その辺を調整して取るしかないようだ。
仕方がないので豪華ホテルに指定されているところに電話を掛けた。
「当選したホテル宿泊券を使いたいのですが、いつくらいが空いてますか?」
するとホテル側はその宿泊券のことを詳しく聞いてきて、主催などの確認もされた。最初はドキドキしたが、ホテル側はすぐに了解したと言って部屋の空き具合を調べてくれた。
「そうですね、今からですと、九月下旬あたりが土日がまだ空いておりますが、順次埋まっておりますので、お早めにお決めになられた方が……ああ、今最終日以外が埋まりました」
こうして電話をしている間もちゃくちゃくと予約で埋まっている。
あんまり寒い時期に一人でホテルに泊まるのも寂しいし、できればあまりごった返してない観光客も少ない時期が、九月末くらいだった。
会社の有給もあるので、その下旬の最終土日の予約を入れた。
金曜から三日間が有効期限であるが、その間の食事代などは別である。あくまでホテルの部屋が取れる招待券であり、それ以外にかかるものは十万円の商品券を使うように書いてあった。
金曜の夜のディナーを部屋で取るように予約して、宿泊の予約が完了した。
「ありがとうございます。当日はお待ちしております」
ホテルは親切に案内をしてくれた。
それに気をよくして、青葉は浮かれた。
翌日には会社で休みを取った。金曜だけ有休を取り、会社が土日は休みなので三連休になった。
こんな時期に休みを取るのは、お盆休みがずれ込んだ人だけである。青葉も同じように盆休みを返上して働いていたので、有給とは言っても一週間の夏休みの中にホテルに泊まることも組み入れた。
なので金曜の有給を入れて翌週いっぱいが夏休みになり、久々の長期休みになる。
「青葉さん、ご機嫌ですね。休みの間どこか行くんですか?」
後輩がそう聞いてきたので、青葉は素直に答えた。
「うん、豪華ホテルの宿泊券が当たってね。スイートに泊まるんだ。初めてだから、楽しみでね」
「へえ、一人で?」
「それがさ、普通、券って二人分用意してくれると思ってたんだけど、よく見たらお一人様って書いてんの。だから一人で豪華ホテルの豪華ディナーを食べる」
「うわっ、なんか羨ましいけど寂しいですね」
「だろ? まあ、ずっとホテルにいるわけじゃないし、久々に寺でも観光してくるよ」
「普段行かないですしね、そういうところ」
「そうそう」
「お土産、その寺のまんじゅうでいいですよ」
「謙虚だね」
「いえ、凄く人気で長蛇の列になるので、頑張ってください」
「……マジか」
青葉が驚いた顔で後輩を見ると、後輩はニコニコしている。
まさかの人気商品のために並ぶ羽目になってしまった。
こういう話をしなければ、並ぶこともなかったのだが、どうせ暇だし、自分もそんなに人気なら食べてみたいと思えたので、それはそれでよしとすることにした。
九月末日の金曜日。
仕事を終えた青葉は、すぐに自宅に戻り、着替えて用意していた荷物を持ってホテルに向かった。
豪華ホテルは、いわゆる帝国ホテルに次ぐような古い歴史があるホテルであるが、近年になり、本館はそのままで別館を豪華に建て増しした。それが超高層のホテルである。
青葉が泊まるのはもちろん、その超高層のホテルのスイートで、地上五十階の部屋だった。
一人で泊まるには勿体ないくらいに広く、入った部屋が居間のようなくつろぐスペースで、両隣にはベッドルームがある。その各部屋に風呂トイレが付いてる。
ロイヤルスイートではないので、寝室は二部屋であるが、一人で泊まるには広すぎた。
けれどベッドルームの一つは外の眺めが一面にあり、ベッドで寝ると周りが夜景になって綺麗に見えそうだった。
このホテルより高いビルはこの辺りにはなく、遠くに見える程度であるが、このホテルは海を向いているので、他のホテルから覗くことはできそうにない。
だから見晴らしは最高で、夜景の奥に海が見える形だ。
「わあ、最高じゃん。ああ、こんなの一泊いくらだよ」
その金額に驚くほどであるが、検索して調べると一泊五十万はするらしい。
「……マジで? 一生泊まることはないホテルだな」
本当に一人で泊まるのが勿体ないとはこのことであるが、青葉は居間の方にある食堂でディナーを一人で楽しんだ。
本当はホテルのレストランという選択肢もあったが、一人でホテルのレストランは寂しさが倍増するので、やめたのだった。
部屋だとテレビを見ながらディナーを好きなように食べられたし、誰も見てないのでどんな食べ方でも怒られないし、ひそひそされない。マナーは一応覚えているが、正しいかは正直青葉は不安だったので、この方法を選んだ過去の自分を褒めたほどだ。
しかし、そのディナーは金額にして五万もするディナーで、とても三日も楽しめない。旅行券は十万円分だけなので、半分は残した。旅行以外でも使える商品券なので、お土産などで使えそうだと思ったからだ。
食事が済むと、何か飲みたくなって、ホテルを一旦抜け出し、近所のコンビニで酒とつまみを大量に買い込み、ナイターに備えた。
豪華な部屋ですることは意外になく、いつも通りにナイター中継を一人で楽しむだけだった。
風呂は先に入り、寝る時にも入ることにした。
空調はしっかり効いていて、九月も末なのに熱帯夜がまだ出る時期だから、ちょうどいい骨休めになった。
アプリで検索をしてみると、同じ経験をした当選者が写真と共に報告しているのを見かけた。
『ホテルですることなく、結局夜通しスマホゲームした。やってることいつもと同じやん』
それを見て青葉は笑ってしまう。
慣れないことをすると、意外とやることはないものだ。
ホテルに泊まるだけなら、自宅の方がマシであるのは旅行に行った時に毎回思うことなのを忘れていた。
暫くすると、ドアのインターホンが鳴った。
スイートにもなるとノックでは聞こえないのだろう。慣れない音に驚きながら入り口を確認すると一人の男が立っていた。
その男はモデル並みにかっこよく、背も高いし足も長い、顔は彫りが深くてはっきりとした顔立ちをしている。スーツ姿でピシリと決め、髪型も掻き上げた状態で固めたような自然な流れだった。
青葉はTシャツに短パン姿であったが、そのままドアの応答に出てしまった。
「……角野青葉さんの部屋だよね?」
「あ、はい……何か?」
ホテルの人なのかなと思っていると、男が言った。
「私は○○企画から呼ばれたものだ。青葉君は当選者だよね? 私はその相手をするように言われてきた」
「……へ?」
何だか要領を得ない話で、青葉がキョトンとしていると男は言った。
「私は古家(ふるや)という。これに見覚えはないか?」
そう言われて男が出してきたのは、青葉も貰った当選に関する書類の一つだ。
「あ。貰いましたけど……それが何か?」
「君、ここの項目にチェックした。だから私が来た」
そう男に言われて見ると、青葉がチェックした用紙を持っている。これはWeb上のダイレクトメールでやりとしたもので、その項目は。
「夜の相手が欲しいか……え、チェックしてるけど……え? え? え?」
覚えがない。こんな項目があったのかさえ覚えていない。いや、こんな項目があったなら印象に残っているはずなのに、どうしても覚えてない。
「青葉はチェックしたから私がきた、さあ、始めよう時間は少ない」
そう古家は言うと部屋に上がり込んだ。
「あ、ちょっと、待って。これ、キャンセルできないんですか?」
慌てて青葉が言うと、古家は振り返っていった。
「そうなると、このキャンセル等の項目になるが、いかなる場合のキャンセルも受け付けない。場合によっては商品の返品をもってのキャンセルとなるとある。宿泊にも食事にも手を付けているということは、キャンセル自体ができない。もししたいなら、ホテル代のキャンセル込みと食事代を自腹にするしかないというのが契約だ」
古家にそう言われて、青葉は目眩がした。
がくりと床に倒れ込むと、古家が青葉を支えて隣の部屋のベッドに寝かせた。
「大丈夫か?」
「あ、はい……すみません。いきなり、百万くらいの負債を抱えそうになったので、目眩がしただけです……」
「……ああ、なるほど。それで、どうする。私はお前のために嘘を吐く気はない」
つまりやってないことをやったとは言わないということだ。
夜の相手ということはセックスの相手ということである。
何で、男が相手なのかは分からないが、もしかすると名前だけで女と勘違いされた可能性もある。かといってチェンジして女性が来ても困る。そういう相手をするつもりは一切ないので、女性でも困るのだ。
「あ、あのですね……その、古家さんは、男性相手でも平気なんですか?」
そう青葉が聞くと、古家は頷いた。
「それで、どっちなんですか?」
「もちろん、タチだが? お前、ネコだろ?」
古家は一発で青葉の性癖を当ててきた。
「……なんで……?」
「どうみてもそうだからだ」
「……分かりやすいですか?」
「私だから分かることで、普通なら気付かれないだろうな」
「……そうですか、ホッとしました」
周りにネコである事実を知られるわけにはいかない。入社して数年、大人しくやってきたのだ。やっと昇進もしたし、病気を理由にして結婚はしないことは会社の人はみな知っている。
いわゆる大人になって高熱を出し、精液から子種が消えたのだ。
当時はショックだったけれど、元々の性癖がネコだったせいで、残念に思う気持ちはあるが、これで女性と結婚しなくてもいい理由ができたとちょっとだけ喜んだのは事実だ。
「お前の身体良さそうだから、食べてみたい」
古家がそう言って青葉の身体を手で撫でた。
「い、いつも、こんなこと……してるんですか?」
ドキドキとして一瞬で堕とされそうになった青葉であるが、古家が仕事で来ていることを思い出した。
「普段はデリヘルみたいなことをやっている。男相手に扱いてやるやつ。意外にお前みたいにバレたくないヤツが利用するんだ。男同士なら友達って言えば、自宅に出入りしてても怪しまれないからな」
「……デリヘル……」
「本番はなし、口とか手を使って射精するまで。まあ、体中舐め回すし、アナルに指は入れるし、道具も使うし、私のペニスを咥えてもらうけど、アナルにペニスは挿入れないそれだけの違いだ」
いわゆる本番だけしないヤツである。ここまでやっていてアナルにペニスを挿入れてないからセーフという法律が謎である。
「……じゃあ今日は……それ?」
「違う。挿入までだ。今日はソープの基準で来ている」
「それ、違法じゃん……」
ソープは本番ありであるが、営業場所が決められていて、そこで部屋を貰って営業することしか認められていないものだ。
「お前が言わなきゃな、バレなきゃ違法も何もない」
そう言うと古家は青葉の股間に手を突っ込んで、アナルに指を当てるとそこを押しながら言った。
「で、ここに私のペニスを挿入れるか挿入れないか。それだけのことだが、どうする?」
そう言いながら青葉はアナルを弄られ、顔の前には古家の半勃起したペニスが晒される。
2
目の前に黒々とした凶悪なペニスがあって、それが頬を叩いてくる。
それだけで青葉は目眩がした。
こんなことをされてイヤで目眩がしたのではなく、ペニスがあって、それを舐められるところにあるという事実と、セックスをして貰えるという事実が青葉の小さな理性を揺るがしている。
「ほーら、私のペニスを舐めたいだろう? お前、飢えた顔をしてたしな」
古家が見透かしたようにそう言った。
その通りだ。喉が鳴ったし、もう舌なめずりもしているくらいにそのペニスを舐めたかった。
そうしていると、いつの間にか青葉のズボンは脱がされ、下着も剥ぎ取られた。足の先に服が密集してまとめられて身動きが取れなくなったが、そこから現れた青葉のペニスが既に勃起し始めている。
「ふーん、意外に大きい方か。美味しそうだな……頂きます」
古家がそう言って、青葉のペニスを口にパクリと咥えた。
「なっ……? やっ、ぁっ」
ペニスを咥えられただけで、青葉は腰が抜けそうなほど感じた。
「そんっ……はぁっ、あぅっ……あんっ! んっあぅっ……やっあぁっ」
ジュルジュルと音を立てて古家が青葉のペニスを吸い上げて、口で扱き、すっかり勃起させてしまう。それを古家がキャンディーを舐めるかのように舐めて追い上げてくるから、青葉は頭を振って快楽に身を投じてしまった。
「あぁっ、らめっ、んんっ、ひぁんっ……!」
すっかり勃起したペニスは射精をしないようにコントロールされて、快楽だけ得られるように古家が弄っている。それだけで快楽が長引いて、青葉は信じられないほど悶えて感じた。
「あっあっあんっあぁんっ! はぁっ……はぁはぁ……」
やっとペニスから口を離してくれたのだが、今度は首筋を吸って、キスマークを残した後には乳首へと舐め寄ってきた。
乳首を舌で舐めあげて、舌で捏ねるように弄ってくる。
「ひぁあんっ……ちくびぃ……らめぇっ……ぁんっ、あぁあああん……」
「ふうん、いい乳首してるね。大きさも良い感じに大きいし、ほら勃起してもっと舐めてって言ってる」
「やらぁっ……しゃべっちゃぁっ、はぁんっ……あっあっあひぃっ!」
舐めながらも喋られると息がかかってそれでも感じた。
「あっあぁっ、あひぃっ……、らめっ、あーっ……」
乳首が感じるわけないと思っていたが、青葉はずっと自分で乳首を弄るオナニーをしていた。自分で開発しても乳首で感じたりはせず、くすぐったいくらいの感覚が続いたので、あまり弄らなくなったのだが、古家の舐め方がイヤらしい舐め方なのか、とにかく乳首が感じて堪らなかった。
「もっ、やらぁっ……ああっ……、あぁっ、こんなっ、はぁっ、はぁっ……こんなとこでこんなっことっ……あっぁんっ」
「乳首で感じるのがおかしいって? ふん、こんなにイヤらしい身体をしてるくせに、わりと初物? 自分でやってるよね。でも上手くいってなかったんだな」
「あーっ……はっあぁっ、あっああぁっあひぃっ! あんっ……あっあっあああぁぅっ」
乳首を弄ったりオナニーにアナニーをしていることまですぐに古家に見破られ、青葉は顔を真っ赤にするが、それでも古家は気にした様子もなく、青葉の身体をどんどん開いていく。
「あっやっ! あぁーっ……らめぇっ、んっはぁっぁああっ」
「うん、乳首も美味しいし、アナルもちゃん指を飲み込んで締め付けてる」
「あああんっ!! あっ、ひぁっ、んぁっはぁんっ!!」
古家は青葉のアナルにローションを付けた指を突き入れて、それで内部をこじ開けた。
普段アナニーをしているお陰で、苦労もせずに開き、すっかり古家の指を美味しそうに飲み込んでいる。
「そろそろ、ペニスが欲しいよね。私も君の中に入りたいよ……」
「ああああーっ! やらぁっ、らめっ、はっふぅっ……あっ、ああぁっ」
「ほら、これが君が待ちわびていたおち○ぽだよ? 美味しそうに飲み込むね。上手いよ、そう、そうやって飲み込んで……ああ、全部入ったよ。中がうねって凄いな。これ名器だよ。締め付けてくるのが気持ちいいよ。すごい……このトロトロたまらない」
古家がペニスを根元まで突き入れてから、馴染むまでに青葉のアナルに感動している。
普通に開発したアナルでもここまでトロトロに溶けてくれるものは珍しい。青葉は自分で開発していたのだろうが、長く時間がかかっていたからなのか、青葉も意図しないほどのアナルになっていたらしい。
「あぁっ……んあっ、おちんぽぉっ……あっ、あぁんっ!」
青葉の中を圧迫する古家のペニスに青葉は感じていた。明らかに自分とは違うものが中で脈を打っているのが分かり、それがとても気持ちがよかった。
「うん、良い感じに馴染んできた……動くよ……もう待てない」
そう言うと、古家は興奮したように腰を動かし始めた。
「ひぃっああああぁー! やっあぁっ、あんっ、ふぁっ、ん……はあんっ!」
「ああ、君のおま○こ、気持ちが良すぎる……やっぱり名器だ……ああ、おま○こいいよ、。ここ完全におま○こだね……淫乱になって、もっと声を聞かせて」
「っ!? ひあああっ、おま○こはぁっらめっえっ……んぁっ、ああっ、やあああぁっ!」
古家はそんな青葉を押さえつけて、乱暴に腰を振り続けた。
ローションで滑りが良くなっているから、挿入に問題はなかったし、そのローションが空気に触れて鳴る音が部屋中に響いて、淫らな音が青葉の耳に入りそれが余計に青葉を煽った。
「やああああぁ! いっちゃうっ、おま○こでいっちゃうのぉっひぃあっ、あんっ、ぁんっ、あぁっあああああっ!!」
青葉はドライオーガズムで達した。
初めてのドライだったが、それは自然に達していて、快楽が継続して脳を突き抜けるように襲ってきて、青葉は少しだけ混乱した。
「ふぁぁっんぁっんぁんっぁっぃ、いいっんふぅっ……ぐちゃぐちゃぁあっすごひぃ……っ」
「ああ、いいね、ドライでイッてる……こんなこともできるんだ。期待以上だ」
「あーっあっいいっそこぉっぁっそこ、ああんっおま○このなか……ああん、おち○ぽすごい……んふああんっ!」
少しだけ待ってから古家は動き始め、ゆっくりと青葉の身体を堪能するようにゆるゆると腰を動かした。
「あっあっもっとおま○こ突いてっ、あっぁっおかひくなるぅううぁっん!」
しっかりと感じるように動かされて、青葉は焦がれて古家を煽るように腰を自ら振った。
それに煽られて古家は腰を強く突いて、ペニスで奥まで犯した。
「あっあっ壊れう……っぁん、おま○こっぐちゃぐちゃ、壊れるぅうう! ぁんっふぁあっっ! あっ! あんっもっと、おち○ぽっおま○こいもっとぉぉお……!」
古家に煽られて、青葉は望むことを口にしていた。
「あんっせいえき、おま○このっなかに! あっあっぁあっなかっ精液そそいれぇぇえっぁぁああぁっ!!」
古家は言われた通りに、青葉の中で射精をして精液を中出しした。
青葉もそれを感じて絶頂した。今度もドライだったが、強烈な快楽が押し寄せてきて、まさに天国を見たと思ったほどだった。
「んふぅ……っぁふ、ぁん……っ」
あまりに気持ちよくてそのまま呆けていると、古家が青葉の乳首をまた弄り始める。
「ぁっ……ぉっぱ、いいのぉ……っ」
まだ古家のペニスは青葉のアナルに入ったままであるが、それが青葉の内壁が締め上げてきて、それだけで古家のペニスがまた勃起をした。
「ぁっ……ぇ……っは……っぁ、ぁあう……っ! も、もう……っふ、っぁん!」
挿れたままで古家のペニスを感じて、青葉は自分で腰をゆっくりと振った。
「あーっあ、ひっひぁ! あ、あ、……ぅぁ……あー……!」
古家のペニスが気に入ったので、そのまま腰を振り続けていると、古家が言った。
「この腰つき、たまらないな……私を上手に煽ってくる……さあ、もっと楽しませてくれ……この名器のおま○こで……」
「ひィいっあぁっ……あ、あっ……ぁ……!」
また勃起したペニスを奥まで突き入れて古家が腰を振り始めた。
「ぁっあぅっ、ひ、ひぃ……っも、もう無理ぃいいっ……!」
絶頂したままの快楽がまた押し寄せてきて、青葉は頭を振って無理だと訴えた。
しかし身体はしっかりと古家に開いて、また快楽を求め始めている。
「あっ、あ……き、きもちい……あー!あっ、お、おま○こがぁ……っ」
すっかり身体が古家のペニスに翻弄されている。
「おま○このなか、弄られると……っ、ああ! そこ、そこぉ……っ、いい……おま○こきもちいい……っ」
もうアナルがペニスを受け入れるだけの入れ物になっている。そう感じるくらいにアナルで感じて絶頂まで導かれた。何度もドライで達しては、そのまままたペニスを突き入れられ、青葉は何度も何度も絶頂して快楽を得た。
「いい、あぁっ、もっと……もっとそこ……っ、あぁあっ!」
「ああ、堪らない……これはすごい……これなら時間いっぱい楽しめるな……」
「うぁあああっ!! ひぃいっ!あ、あ、あぁ――……っ!」
「さあ、どうしてほしい? 望み通りにしよう」
「ふぁあ……!あ、おま○こ!……おちんぽで突いて……もっと突いて……っ」
「それだけ? 他は?
「そこっ……、そこぉ……!もっとちくび擦って!もっとおちんぽで突いてええぇ!!」
「そういう場合は何て言うんだ? ほら言ってごらん」
「私は……淫乱で、変態、です……! 乳首も気持ちいいんです! もっと……、もっと激しくして! おちんぽでおま○このいいところ突いてぇ……っ! もっと犯して乱暴に犯して……んああああっああんっ!」
「上等だっ」
「ああっ!いい……っ、おちんぽっ気持ち、いい……っ!はぁあん……っ!それ!それぇいぃ……っ、おま○こいいのっ! おちんぽっいいっ! あうっ……!あああ!」
青葉は自分で言ったままのことを古家にしてもらい、無理だと思っても古家に犯してもらってどんどん絶頂をしながらも、激しく古家を求めた。
二度と味わえないのではないかと思うほど感じて、それが終わるのがイヤで何度も求めた。
「あぁ……あっ……あっ……いああっ!イキたい……っ、も……イキたいぃ!イカせて、下さい……!!」
「いいだろ、イけっ」
「ああぁんっ! ひぃいい……っ!!ああああああぁ!!!」
奥まで犯されて、青葉は嬌声を上げながら絶頂を味わった。
「あっ……ぁあーーっ! ひっ、あっああぁ……! い、っく……もう、いくぅ……っ……ああああっ!!」
射精を伴う絶頂がやっと訪れて、青葉は気絶した。
その絶頂に合わせて、古家も中に射精をして精液を吐き出した。
「ん、これ凄すぎる……到底離せるもんじゃないよ……これで終わりじゃないからな三日三晩、しっかり犯してやるからな」
そう古家が言った。
その通りに、翌日青葉が目を覚ました瞬間から、それまで気絶していた青葉の身体を弄り倒して遊んでいた古家が、また青葉のアナルにペニスを突き入れて犯し始める。
「あ゛っ、あ゛っ、ああぁっ……! あひっ、い゛っ、あっあ゛っ」
寝起きのセックスだったが、青葉の身体は既に古家によって開発されていたので、すぐに素直に開かれた。
ペニスで感じて絶頂して、また追い上げられる。
「あ゛っあああっ! いまっ動いたらっ……あっあ゛っあんあんあんあんっ!」
「動かないでいられない……とんだ化け物淫乱で助かる……私の絶倫にちょうど良いくらいに馴染んで……ああもっと嬌声を聞かせてくれ……」
「ああぁんっ……すごいっ、おま○こっ、犯されてるっ……! 知らない人とせっくすしてるっ……あぁっあ゛っあーっ……」
「そうだな、知らない人と出会ってすぐにセックスして、おま○こにされたんだよな」
「あひぃっ、あ゛っうっんっ、あんっあんっあんっあんっ」
ガンガンを突き上げながら、窓ガラスに青葉を押しつけて古家が腰を振ってくる。
もちろん、窓ガラスなので見ようとすれば、遠くから双眼鏡でも使えば見えているだろうが、見られているという事実があることで、青葉は興奮して悶えた。
「あ゛あーっ……あひっ、んっあ゛っああっいいっ、きもちいっ……うぁっんっあっあぅっ」
「見て貰いなさい、淫乱でどうしようもない身体を……男におま○こにされて、おち○ぽでよがっている姿を……っ」
「ふあぁっあ゛っあんっセっクスっすきっすきっ……! ああっい゛いっ……きもちいっ、んっみられてるっあ゛っああっ」
青葉は大興奮してガラスに押しつけられて、そのまま何度も絶頂をした。
「あぁんっおちんぽいいっ……みてっもっとみてっおま○こされてるの、みてっあひっ、いっあ゛っあーっ、あーっ……」
誰かに見られているのが興奮する。それで更に興奮し、古家のペニスを締め付け、古家を煽っている。古家は腰を振り続けた。
「あぁあんっ、いいっ、らめっ、きもちいっ……おちんぽいいのっあ゛ーっ、あ゛あぁんっ」
「本当に淫乱だった……ここまでとは想像だにしてなかったから、ラッキーだ」
「あ゛うっ、はげしっ……いっあ゛っあんっふあぁっ」
「ほらほら、イクところを見て貰え、何処の誰とも分からない人に絶頂するところを見て貰え!」
「ああぁんっ、イって、おま○こでイってっ……? ふあっあ゛っあんっあんっああーっ」
「精液を中出ししてやるから、イケっ」
「ひあ゛っああっいいっはげしすぎっあ゛っいくっひっあんっあんっあんっ……いくっんっあぁっあ゛っうあああっ」
ガラスに縋り付いたままで青葉は絶頂し、窓ガラスに精液を射精して吐き出した。
そのまま崩れるように床に倒れ、青葉は全身で絶頂を味わいながら痙攣していると、そこにまた古家が青葉のアナルにペニスを突き入れた。
「はぁっ……はぁっ……あぁーっ……ふあっ、すごいっ……あぁっ、あ゛、あーっ……」
腰は動かさずにそのまま肩越しに古家は青葉にキスをした。
「んっ……んんっ……んーっ……んぅ、んっんっ、ふっ、んっ……」
キスをしながら古家は腰を動かし始め、青葉はまた快楽に突き落とされた。
「ふああぁっ……セっクス、しゅごいっ……あーっ……ひっ、あっ、あぁあんっ」
ここまで凄いセックスになるとは思わなかった。
既にホテルで過ごして三日目になる。今日までの予定だから、このセックスも最後だろう。三日間ずっとセックスをしていたと思う。
「ひあ゛っ、いいっ、あんっあんっあ゛ーっ……きもちいっ、おま○こっ、あ゛あぁっ、おちんぽでっ、犯されてるっ……あああっあっ、あっ!」
風呂場でしたし、居間でもした。もう一つのベッドルームでもしたし、窓ガラスに凭れて外から見られる危険を感じながら何度もした。
トイレで座っているだけでも古家は犯しに来し、食事だってペニスをアナルに入れたままで食べさせられた。
アナルにペニスが入ってない時間を数えた方が少ないほど、ずっと青葉は古家に犯されていた。
「あ゛ああぁっ……だめぇっ、セックスっよすぎて……こわいっ、ひあっあ゛っあーっ、ああぁんっ!」
セックスがもう頭の中を占めていて馬鹿みたいに腰を振った。
人間が性欲を常に持って常に発情しているおかしな生き物であることを青葉は感謝したほどだ。
こんなに気持ちがいいことを教えてくれて、この抽選でホテルの宿泊券が当たったことを何度も何度もラッキーで最高の出来事だと思った。
「ひっあ゛ああーっ……いぐっ、おま○こでっ……! ふあぁっあ゛っあああんっ!」
「あ゛あああっ……はひっ、ああっあっうああぁっ……」
これで終わる。そう分かっていて青葉は古家を煽って、古家に跨がって自ら腰を振って最高の形で絶頂をした。
「あ゛あああぁんっ! あひっイっあ゛っあ゛っああああっ! ひあ……あっあーっひあ゛あっうあっあんあんあんあんあんあんあんっ!」
最後まで古家に中出ししてもらい、青葉はそのまま絶頂をして気を失った。
次に目を覚ました時は、部屋の目覚まし時計が鳴っていた。
時間は八時。すると居間の方で何かの音がするので見てみると、朝食が用意されている。
「あの……」
頼んでなかったことだと思って青葉が問いかけると、ウェイターは古家様からでございますといい、食事を用意して去って行った。
目玉焼きにウインナー、野菜にスープという簡単な食事だったが、それは古家が気を遣って用意してくれた朝食だった。
そこにメモがあり、読んでみると。
「とても有意義な時間を過ごさせて貰った。ありがとう」
そう書いてあった。
「こちらこそ、どういたしまして」
思わず青葉はそう言っていた。
青葉は三日間十分に楽しんだ。古家によって夢のような時間を過ごした。
それだけは事実だった。
当選した券を使って、休みを満喫して生まれ変わったようになった青葉は、休み明けに後輩へのまんじゅうを持って会社に行った。
「ご機嫌ですね、あ、お土産ありがとうございます!」
部署用にもまんじゅうを買ってきたので、皆が美味しいと食べている。
「先輩、すごくご機嫌ですね。ホテルはどうでした」
「無茶苦茶良かったよ、生まれ変わった気分、一泊五十万らしいし二度とは泊まれないけどね」
「うはあ、羨ましい。でもホテルで暇じゃないですか?」
「ううん、そうでもなかったよ」
そう青葉が答えると、後輩は不思議な顔をしていた。
セックス三昧で楽しかったとは言えなかったが、それでも青葉には良い思い出になったし、あのセックスですっかり性癖にも目覚めた。
今度の恋人は絶対に古家みたいな人がいいなと、今ではそういうバーに通うようになっていた。
理想の恋人が見つかるかは分からないが、それなりに何人ともセックスをする関係になった。あれからセックスが大好きになったので、わりと誰とでも寝ている。
でも古家のような、素敵なセックスをしてくれる人にはまだ巡り会えないので、恋人を探す旅はなかなかに長そうであった。
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