079-あざとさなら
1
「ふ……う……ふう……」
山瀬楓は、躰が震えるのを止めるので精一杯だった。
周りは満員電車で、躰は人に密着している。身動きも取れないし、電車が曲がるごとに右往左往される。立っているだけで大変なのに、楓はいつも以上に大変だった。
ただ電車の満員の中にいるだけなら、そこまで大変ではないのだが、今日の楓はいつもと違っていた。
人の出入りが何度も行われて、楓は車両の反対側の入り口に追いやられた。
これで少しは楽になるかと思ったのだが、誰かが尻を触っている。
楓は今日は女装をしていた。だから女性と間違えられたのだ。
二十歳を越えて、ミニスカートにキャミソールとその上にカーデガンだけなのだが、髪の毛がボブなので、女性には見えた。実際ここに来ても、誰も楓を女装した男だと見破らなかった。
楓は小さな躰なのに、男性的な硬さがない。躰中が柔らかい曲線をしていて、尻なども男性っぽくないと言われてきた。
楓の恋人は楓の女装が好きだった。
そしてその女装をさせて人前に出すのも好きだった。
しかし、今日はそれ以上のことを楓はされていた。
(ふっあああ……っ中に入ってるローターが……いいところに……んふ、あ、あれ? 誰かお尻を触ってる? え、痴漢?)
お尻を手がサワサワと触っている。更には完全に尻に手を付けて、尻を揉み始めた。
(うそっ痴漢だ! これ……あっやだ、もみ方いやらしい……ふっん)
逃げようにも周りは人だらけで、逃げようがない。かといって、悲鳴を上げて誰かに助けて貰うには、今の楓は色々ハンデがあった。
まず女装をしている男であること、ローターをアナルに入れていること。この二つを秘密にしたまま、助けて貰えるかが分からない。警察が呼ばれれば、自分の女装は確実にバレる。身分証で出すものが、男のそれだからだ。
(ああ、どうしよう……誰か、助けてほしいけど……やだ、バイブがいいところに当たって……んふ、やだ痴漢の人、お尻を揉むの上手い……)
最初は撫でるように揉みながら、急に力を込めて尻を鷲掴みだ。
「ひ、うっ……」
ビクンと躰を震わせるも、楓が痴漢から逃げる素振りも周りに助けを求めたりしないので、痴漢の行動はエスカレートしていく。
(やだ、手がスカートの中に入ってきた……ああっアナルは……だめバレちゃう!)
痴漢の手が下着の上から撫でていたが、段々とそれがアナルに近づいた。指がそのアナルを撫でた瞬間、痴漢の手が一瞬止まった。
「……!」
(バレた……アナルにローターが入っているの……バレたっ!)
アナルから出ているローターの紐が、太ももの横に付いているローターのボリュームのついたコントローラーに繋がっている。
痴漢の手は一瞬止まったが、それでもアナルから続いている紐を辿ってくる。
やがてローターのボリュームに辿り付いた。
現在のローターは初期地あたりで、音はしないように弱めに設定している。そのボリュームを痴漢が指で弄ってきた。
ゆっくりうねっているだけだったローターが、急激に激しく暴れ出した。
「…………ッ!!」
ビクンッと楓の躰が跳ねてしまうが、ちょうど窓に手を置いていたので、その窓に縋り付く凭れた。
「ああ、男だったんだ? 変態くん」
痴漢が喋った。
伸びてきた手が楓のペニスを下着ごしに触ってきた。
これで痴漢には楓が男であることはバレた。
さすがにマズイと思って逃げようとすると、どういうわけか周りのスーツ姿のサラリーマンが五人ほどが楓と痴漢を囲い、逃げられないようにしている。
「あ……」
(まさか……集団痴漢? これ周りは壁役……? うそ……どうしよう……)
楓は聞いたことはあった。
集団痴漢。十人ほどがグループになり、満員電車でターゲットを決めると、徐々に周りを囲み、逃げられないようにして、一人の痴漢を宛がう。そしてその様子を録画したり、痴漢では済まない、セックスまでする集団のことだ。
最近、この集団痴漢による被害が増えていて、気をつけるようにというポスターが駅に貼ってあった。
しかし狙われるのは女子学生が多く、男である楓はすっかり油断していた。
「アナルにローター突っ込んでるってことは、開発済みってことだよね。なら、遠慮はしないよ? こうなることを望んでたってことだろうし?」
「ち、ちがっ……はうっ」
大きな声を出そうとしたら、アナルに指を突っ込まれた。
「…………っ! ん゛っ、ふっ……んぅっ……」
痛さはなかったが、中に入っていたローションの残りが痴漢の指に纏わり付いて、それで痴漢はすぐに状況を察したようだった。
指を突き入れ、中に入っているローターを確認した。入っているローターは二個。
痴漢はそれを指で押し、更に奥までローターを押し込んでくる。
「ひぁっ……はっ、あんっ、んっ、ふんっ…」
(マズイって……やだ……指マンしてる……はあ、電車で痴漢に指マンされて、気持ちいいなんてっ)
痴漢はすぐに指を二本に増やすと、乱暴に指を突き入れては出してと挿入を繰り返した。
「んっ、んっん゛ぅっ、ふっ、ふあぁ」
声が出そうになっているのを痴漢の壁の一人が楓の方を向いてキスをしてくる。
「んっはぁんっ……ひっ、うぅ」
ジュルジュルと楓の唇を奪ったどころか、舌が入り込んできて舌を絡めることになってしまう。
「ん゛っ……んぃっ、んっん゛っんっんっ……」
知らない男に深いキスをされ、知らない男に指マンをされる。楓は普通でいられるわけもなかった。
楓はセックスが好きだ。それに関連する行為も大好きで、性欲を持て余したあまりに、女装セックスまで行きついたのだ。恋人は同じ電車に乗っているはずなのだが、姿は一切見えない。きっと痴漢たちの壁に阻まれて、姿を見失ったのだろう。
そうでなければ、既に助けてくれているはずなのだ。
「んはああぁっ……ぅあ、んっひっ、あぁんっ」
(どうしよう、痴漢の指マン、気持ちいいっ……キスも上手いし……ああ、どうしようっああんっ)
社内には次の駅の案内が始まる。乗り換えの情報で、痴漢が言った。
「乗り換えるよ、変態くん」
「あは……ん……やだ……あんっ」
「やだじゃないよ、指マンでイッとけよっ」
「ん゛ん゛っ、ん゛っふっ、んっ、んっ」
(うそうそっいくっきちゃうっやめっ……だめっおま○こ……いくっうううっ)
放送が大きく響いている中、人がざわついている。学生などの大きな笑い声が響いてきて、その中で楓は派手に達した。
「はあうっ、んっふぅっんんんんっ!!」
(おま○こっ指マンでイッたっ!!)
ガクリと楓が達したのと同時に駅に電車が到着した。人々がどんどん吐き出されていき、楓は痴漢たちに抱えられて電車を降りた。
そして反対側の一番後ろの車両に乗る。更にその奥の車両に移動した。
「ここって、この駅から二十駅分、一両はみ出てしまうんで、客がほぼいないんだ。ちょうどいいところだよ」
痴漢にそう言われた。
「あ、やっ……やめて……」
「やめる? なんで? こんなもの突っ込んで電車に乗ってたじゃん、痴漢が目当てだったんでしょ?」
そう言われて楓は顔を真っ赤にする。
確かにそう思われても仕方ないことかもしれない。
「これは……恋人と……するつもりで……」
「変態女装に痴漢願望があって痴漢に指マンでイッたとか、トリプル役満でヤバイよ? 俺等がお仕置きしてあげるよ」
そう痴漢が言うと、反対側の開かないドアに躰を押しつけられて、脇は二人に腕を窓ガラスに縫い付けるように固定された。
「あんまり大きな声をださないでね。隣の車両から人が来ちゃうよ? 変態セックスしてるの、見られちゃうよ?」
「ひっあっセックスしない……やめっやめて」
そう楓がやめてくれと言うのだが、痴漢たちはやめてくれるはずもない。カーディガンは脱がされて、キャミソールだけにされた。そのキャミソールは、紐で結んでいるものだったので、その紐は外されてしまい、布だけが腹辺りまで下がってしまっている。だから上半身は裸にされた。
「ああ、乳首も勃起してて、いいね……」
「ん゛っ……ひぃっ、はっん゛っんっんっはあっ……!」
「乳首も敏感だな……」
「んんっ……あっ! はっ、ほぁっ、ん゛っんんんっああっ!」
男たちは楓の乳首を熱心に捏ね回した。
嫌なはずなのに乳首の敏感さは、弄られれば弄れるほど高まっていく。それに楓は悶えながら嫌だと口にするのだが、どうみても嫌な態度ではなかった。
「はああぁっ……ちくびっぅあっんっひっ、あぁんっはあっちくびっああんっ」
「こんなモロ感な乳首……弄らない方が失礼だよね」
「おいしいよ、乳首……コリコリだね」
男の一人が楓の乳首に唇を付けた。それをチューチューッと吸って舌で転がし舐めていく。
「ああぁっ! んっ、はっあっあっ、ちくびっだめっ……あっあぁんっ」
ジュルジュルと吸い付く音が辺りに響いてしまうが、そこには痴漢以外の人はいない。だから楓は安堵して、嬌声を上げた。だって我慢をしなくていいから。
「やっああっ、そこっ……だめ、あっあっあっああーっ」
男がローターの速度を最速にして、アナルの中でローターが暴れまくっている。
楓は腰を振ってそれに耐えていたが、男がそのアナルにまた指を突っ込んで指マンを始めた。
「何が駄目だ、気持ちいいんだろ……っ」
「あひっあうっひぃっ……あ゛っあ゛っらめっ、指っあっあんっ」
「指マン、気持ちいいっていいな。おま○こ気持ちいいって言ってみろよっ」
ジェルを足した男の指が、ジュボジュボと音を出しながらパンパンと激しく指で楓のアナルを犯していく。
「ひあああっ! あ゛っあ゛っうっゆびっひぃっあっあんっあああっあ゛ひっ、おっ、おま○こっ、おま○こっだめなとこ、ゆびでごりごりされてぅっ……おま○こきもちいいっあ゛ーっ…あ゛ああーっ…」
「イッちまいなよっほらっ」
「あ゛ひっ、あ゛ッらめっらめっイってるからあっあっうぉっ…あ゛んっあんっあああああんっ」
楓はまた男の指マンで達した。
ぞくぞくが止まらない。痴漢によってあっさり淫らな楓の本性を暴かれてしまう。
精液を電車のドアに叩きつけるように吐き出して、楓は痙攣した。気持ち良すぎてどうしようもなく、その指だけでは足りないと、腰を振った。
2
男たちは楓のその淫乱さに興奮した。
痴漢をするのが好きなだけの集団であるが、セックスまで望む痴漢はいないことはないのだが、女装変態の男がここまでエロいとは思っていなかったのだ。
「あひっ、あんっあんっあんっあぁんっ…あ゛ーっあっ、あああっ」
乳首を男が吸い続け、楓は自ら胸を差し出して、もっとと強請った。
もう誰に犯されているとかどうでもよかった。痴漢はさすが痴漢と言えばいいのか、障り方が既にいやらしかった。更に上手かったので、楓はその手管でセックスをして欲しかった。
恋人の拙いセックスなど、もう遙か彼方に飛んでいって、今は誰かに見られる恐怖がスリルに変わっている。
誰かに見られながらセックスをする。それがゾクゾクするほど興奮したのだ。
元々、電車にローターを二個入れて、ミニスカートの女装をして乗ってくるような変態である。その行為が一段階進んだだけのことだが、楓のモラルの低さが楓にも恋人にも予想外の結果をもたらしてしまった。
「んっ、あ゛ぅっ……おち〇ぽ…っ、おま○こを、突かれないとおかしくなっちゃうからぁっ…お願いっおま○こして、痴漢さんのおち○ぽでおま○こしてくださ……ふあっ……お゛っ、うあぁっ」
「いいね……この淫乱さと変態さ。もう亀頭が入っちゃったけどね……ふう……」
「あ゛ああっ……ひっ、お゛っ、ローターっまだはいって、うおっらめっ……あ゛っうぁあっ、おち○ぽ……おおきすぎっ…あっああっ……」
痴漢のペニスが既に入り込んでいたのだが、大きな亀頭が通っても、痴漢のペニスの圧迫感はひどかった。恋人の平均的なペニスとは違い、痴漢のペニスは大きく更に長く、奥まで届き、振動しているローターが更に奥の奥まで入り込んで振動をしている。
「あぁああっ……ふぁっ、あっんっ、あ゛ーっ…うごいてぅ、おま○こでっ、あ゛っ、ああっああっ」
ここまでローターを深く入れたことはない。さらにはペンスの大きさで内壁が広げられて、苦しいのだけれどそれが快楽になっている。
「ああ、いいね、変態女装くん、淫乱具合が心地いいよ……トロトロしてる、さすがにローターで慣らしてただけあって、すげーわこれ」
「あ゛うっ、んっ、あっあっあーっ…あん゛っ、そこっ、ひぁあっ」
パンパンと車内中に響くほどの大きな音で挿入を繰り返され、楓は更に興奮した。
電車でセックスをしている、半ば青姦である。変態のすることであるが、誰かに見られる可能性がある状況で、アナルにペニスを突っ込んで、乳首を弄られながら犯されている自分がゾクゾクするほど興奮する材料になった。
「はぁっ、やべ、すぐ出そうだ……」
「あ゛ああっ、ちくびっ……ああっだめ、おま○こしながら乳首いじられたらっ、あ゛ーっ…いっちゃうからぁっ!」
ジュクジュクジュボジュボと派手な音が鳴っている。
すると隣の車両から学生らしい青年が二人ほど入ってきた。
痴漢たちは一瞬気を張ったが、楓は更に嬌声を上げてしまう。
「あ~~っ……いっちゃうからぁっ……乳首と、おま○こかき回されてっんあっあぁんっ、痴漢のおち○ぽでいっちゃちゃうっ……見られちゃう見られてるっあ゛っ、あっおあぁっ」
そう叫んだ時、学生は一瞬何が起こっているのか分からなかったらしいが、楓の近くまで近寄ってきて、見える位置に座ると、クスクス笑いながら携帯を掲げて動画を撮り始めた。
どうやら止める気も、去る気もないらしい。
「はーっ……はーっ……おち○ぽ、大きいっ……、おま○ここんなになって、ひぁ、あぁ見られていくっのっ……痴漢におち○ぽされてっおま○こでいくのっ!」
「くっ……」
「あ゛っ、ああっ……んひぁっ、あ゛っ、おま○こっ、あああっおち○ぽせいえききたっはああんっ!」
ガクガクッと崩れる楓の躰を男たちが支えて、楓は全身を震わせて絶頂した。痴漢も射精をして中出しをした。本来、証拠を残さないのが痴漢のやり方なのだが、楓は望んでセックスに応じていたので、気にせず中出しをした。
ペニスが出ていくと、アナルからは吐き出された精液がボタボタっと流れて落ちる。肩で息をしていた楓であるが、片足を抱え上げられて、別の痴漢のペニスを挿入された。
「うあっあひっ、あんっ、いいっ……きもちぃっ、あっあんっあんあっああぁっ」
パンパンと激しく突かれて楓は喘いだ。心の底から気持ちがいいと感じて、口からは涎を垂らしながら、自らも腰を動かした。
「あ゛っ……あぁっ、ひっ、あっ、あんっあぅっあうっ、あっうあっ……あんっあっああっあっ……はあんっ」
「あれー簡単に堕ちたなあ……淫乱変態だし、こうなるのも仕方ないか」
「いいおま○こしてるし、暫く遊べそうじゃん」
「痴漢し甲斐があるなあ、この子」
「あぁあんっ……い゛ぃっ……きもちいっ、よすぎて変になるっ……あっあひっ、だめっあっあっおち〇ぽだめっ……あはああっん!」
激しいピストンで快感が全身で暴れ、強制的な絶頂へ導かれた楓は、次の痴漢のペニスを挿入された。
「あぁあんっ! ひあっ、あっあっ、ちくびっ……らめっ、あっああっあぁんっ」
大きな男に向き合って抱きかかえられ、ペニスを突き入れられる。いつもよりも更に深く突き刺さり、ローターも奥で高速に振動している。
いつもと違いすぎる環境と、犯してくる痴漢のペニスが今までの楓の価値観すらも変えてしまっていた。
「ああぁーっ……あひっ、んっ、ああっ、だめっだめっ、乳首へんっ……こんなっ……ああぁあっっ……あっあぁんっ……ぐちゅぐちゅして……っおち〇ぽっもっ乳首も弄られていきたいっ……あっはああぁっ……」
さんざん楓を犯している痴漢たちが、楓の持ち物を漁って名刺を見付けた。
「楓ちゃんか、名前は女の子っぽいんだな」
「楓っおち○ぽいいか?」
そう言いながら、楓の耳を舌で舐めた。
「あ゛ひっ、なにこれっ……あっあっらめぇっ……あっあ゛ああっ」
激しく突かれながら、乳首もペニスも耳さえも痴漢たちがあの手この手で楓を絶頂へと導いていく。楓は全身を震わせて快楽を味わい、もっとと淫らにくねって見せた。
「は、初めてっ……あひっ、こんなの、むりっ、はぁっ、あっあっおかしくなるっ……あひっ……あ゛ッあんっあんっあっあっあっあんっ」
「乳首、びんびんじゃん。コリコリしてやると腰が跳ねるんだよね。完全に性感帯だよこれ」
「エロいな、ここまでエロいのも凄いんだけど」
「楓ちゃん、気持ちいいよっおま○こトロットロだもんね……おち○ぽきもちがいいでしょ? 俺の大きさはいまいちだけど、この持続する耐久力が持ち味なんだよね」
「あっ…あ゛っあ゛あああっ! ひっあひっあへっあ゛っおま○こっいいっ……いくっいぐっいぐっあ゛ッあ゛あぁっ……!!」
楓が絶頂すると痴漢も絶頂をしてペニスを一旦抜いた。すると、楓のアナルから精液と一緒にローターが吐き出されてくる。
「わああ、エロっ」
「このローター、使えそうじゃん」
そう言うと、痴漢たちはローターを拾い上げ、それを乳首につけた。
「あ゛っ……ひっあ゛っああぁっ…あっ……あひっ……ちくびっ、あっあ゛っもっ、死んじゃうっ……ちくびっああっあっあっあっ……」
ローターの振動が乳首を揺らし、勃起した乳首が更に感じた。
床に転がった楓に痴漢たちは群がり、乳首をローターで攻めながらも次の痴漢が楓に覆い被さった。
ペニスがアナルに一気に突き入れられ、楓はそれだけでオーガズムを迎えた。
「ひあっ……あ゛っあ゛っああああっ……」
痙攣する楓の躰を押さえつけ、まだ快楽の絶頂にいる楓を痴漢が犯す。
「あああっ……ひっあ゛っあっあ゛あっ……あ゛ひっいっだめっあああっ」
ジャブジャブとアナルが泡を吹いているように精液が泡になり、掻き出されている。その音が卑猥に響き、見ているだけの学生が喉を鳴らしている。
強制的に開かれる内壁と、痴漢のペニスの長さで更に奥まで突き入れられ、楓はもう何も考えられなくなった。
「ひぃっあ゛っおま○こっあんあんあんあんあんっ! あ゛ああ~……っい゛いっ、きもちいっ、おち○ぽっすごいっ、あ゛っひっあぁあんっ」
楓のイキ狂いに次々に痴漢がペニスを突っ込み、乳首は常にローターで刺激され、口には痴漢のペニスが突っ込まれたと思うとイマラチオで喉の奥に精液を出される。
完全に強姦なのだが、楓はそれすら嬉しかった。
いっぱいのペニスが次々に自分を犯してくるのが、自分が求められているのだと感じられて、もっともっとと強請った。
「あぁんっ好きっ、好きぃっ……おち〇ぽ好きっあ゛ッひっ、おち〇ぽハメハメされるの好きっ、おち○ぽでいっちゃうっ、あ゛っああぁっ!」
楓がそう叫ぶと、痴漢も笑ってしまう。
「あー目覚めちゃったな楓ちゃん」
「開発完了って感じ。このまま、リーマンさんたちに回してもいい感じかも」
「じゃ、キープってこと?」
「キープっつーか、エースじゃん。呼び出したらすぐ飛んできそうで」
「はははは、おち○ぽの画像送ったら、飛んできそうだね、大好きって言っているし」
痴漢たちは楓の携帯を弄り、楓の連絡先を全て手に入れた。
「これで完了。楓ちゃん、大学生だって。じゃ、バイトがてらにセックスしない? お金出してくれる人たくさんいるよ?」
「あ゛っ……おち〇ぽっ激しすぎっ……あっあっあっあんっあああっっ! ひあっあ゛っあっ……いってるっ……いってぅのに、何も出てなくてっ……あひっあへっあ゛っあっあんっあんっ」
「あー聞いてないや。そろそろ扉が開く駅に着くぞ、終われよ」
そう痴漢が言うと、学生が近寄ってきた。
「あのー、ちょっとでいいんで、その子貸して貰えます?」
「なに、引き取ってくれるの? でも君らだけだよ? 後は詰まってるから、五時にはここに連絡して」
痴漢がそう言いながら学生に言うと、学生は頷いた。
学生は興奮した顔をして、ニヤニヤしながら楓を見た。散々見せつけられて我慢ができなくなったのだ。
駅が近づくと、痴漢が簡単に楓の服で楓に降りかかった精液を拭き取り、別の服を取り出して楓に着せた。それは長袖のジャージであったが、楓には大きく、まるでワンピースのような長さになった。
学生たちはそのまま楓を受け取り一人が背負うと、電車が到着した瞬間に駅に飛び出していった。
楓は何が起こっているのか分からないままで学生たちに連れられて、駅を出た先にある繁華街のラブホテルに連れ込まれた。
学生たちは一応楓を風呂に入れて洗ってしまうと、自分たちも楽しみ始めた。
ローションを使って慣らした後に、楓の中にペニスを一気に突っ込む。
「ひああっもっらめぇっ、あひっ、へんになるっ……あっああぁ~っ……ひっあっあっああっあっあぁあんっ!」
仰向けにした楓に一人が突っ込み、ピストン運動をしているともう一人が楓の乳首を引っ張ったり舐めたりしだした。
「ああぁんっ、そんなっ舐めたらっ……いっちゃうっ、乳首とっ……おま〇こハメハメで、いっちゃうっ…ひぁっらめっだめっ、あ゛っひぁああっ」
楓は完全に狂っていた。セックスが気持ちいいことは知っていたし、好きだったが、それが恋人でなくてもいいという事実に今日気付いてしまった。
たくさんのペニスを受け入れてしまったから、恋人のペニスが平均以下で、セックスも楽しいものではないとさえ思ってしまった。
こうやって楓自身を無理矢理にでも押さえつけて欲しがる男がたくさんいる。それが楓には嬉しかったし、そのためなら誰にでも股を開こうとさえ思えた。
「あ゛ひぃっ、らめっらめっ、中出しっ……あひっあ゛っ中はっだめっ……あ゛っあんあんあんあんっ!」
学生たちは散々残りの時間を楽しんだあと、ちゃんと痴漢たちに連絡をした。あの統制の取れた痴漢たちに逆らう気は一切無かったようで、ホテルの場所を告げると、学生が帰った後に痴漢たちのグループがやってきた。
やってきたのは会社終わりのサラリーマングループだった。
「へえ、可愛いね。男の子は久々かな?」
「ああ、そうだな。最近の子は、ここまで来られないしな」
「じゃ、この子は遠慮なくってことで」
そう言うと、最初の男が楓を乱暴に押し倒して、ペニスを突っ込んできた。
「あ゛ああっ……あひっ、い゛ッあ゛っあああっひっあ゛っあ゛っああああっ……!」 楓は喜んでいるが、痴漢たちが楓の携帯が鳴っているの気付いた。
「楓ちゃん、沖村って誰?」
「んふっ……恋人んっ……ああっんはあっん!!」
「ああ、楓ちゃんをローター突っ込ませて女装させて電車乗せた変態か。どうする?」
「あ゛あぁあっいくっいくっい゛っ……!あ゛っあ゛っんぉっ……あ゛ああっ」
「楓ちゃん、どうでもいいみたいだよ」
「じゃあ、宣言しとくか。楓ちゃんは好き者過ぎるから、一般人には手に負えないね。楓ちゃん、彼氏にお別れして、おま○こされておち○ぽいっぱいほしいからって」
「あ゛っあ゛っうあっあ゛ーっだめっ、あ゛っんっひああっ」
痴漢たちはそう言うと鳴っている電話のに出た。
『楓? どこだ? 大丈夫か!?』
沖村が心配をしている、けれど楓にはそんなことはどうでもよかった。沖村にもう何の感情もなかったのだ。
「あっいいっ……おち〇ぽきもちぃっ…あ゛ひっもっああっ、おま〇こされなっちゃったっ……熱くて大きい凶悪おち○ぽでゴリゴリされてっ……あぁんっもっへんになるっ、もう楓……おま○こにされちゃったのっあああぁあっ」
『楓……? なに? まさか……』
「うあっあ゛っいいっきもちいっおち〇ぽでズボズボされるのよすぎて、おま○こいくの止まんないっ……あ゛っい゛ぃっあっあ゛っ!!」
『楓……? まさか何かされているのか?』
「あぁんっ好きっ、好きぃっ……おち〇ぽ好きっあ゛っひっ、おち〇ぽハメハメされるの好きっ、おま○こにいったおち○ぽくるのっ、あ゛っああぁっ!」
そうはっきり言うと、痴漢が携帯を取り上げた。
「そういうわけだから、楓ちゃんをありがとうね。これから俺らが楓ちゃんの彼氏になってやっていくから、お前、もう楓ちゃんに関わらないでね。じゃないと殺すよ?」
そう痴漢が言っている後ろでも楓が嬌声を上げている。
「あ゛ーっ……んっあっい゛っいいっ……あっうぁっあんっあんっあんっあんっあああっ……ひっあっおま○こっぐりぐりおち○ぽっ……あ゛ッうあっあっあ゛ーっ……」
明らかに嫌がってすらいない嬌声に、沖村は楓に何かあったのかは分かったが、助けようとはしなかった。明らかに自分とは違う世界にいってしまっている楓を取り戻すことはできてでも、ここまで壊れた楓は元には戻らないからだ。
携帯はブツリと切れ、痴漢が笑う。
「楓ちゃん、お別れはできたみたいだよ、って聞いてないか。まあいいや、今夜は楽しもう」
「あ゛ああああっ…!だめっいくっいくっいっちゃうっ…! んあっあ゛っああ゛っあっああっ」
楓はサラリーマンの痴漢たち十人ほどを相手して、一晩をラブホテルで過ごした。
翌日には解放され、一人の痴漢の人に支えられるようにして自宅に戻った。
帰り着くと昨日泊まりに来ていた恋人の沖村はおらず、楓はホッとした。
昨日の痴漢から受けた強姦は、酷く気持ち良かったことだけは記憶に焼き付いて、とても恨む気にはなれない。
しかも沖村のことを考えるよりも、次にあの痴漢たちに呼び出されるのを、もう既に待ちきれずに、玄関先に送ってくれた痴漢に向かって言った。
「お願い、帰らないで……お願い、もっと犯して?」
その場で服を脱ぎ、痴漢にアナルを見せて腰を振った。痴漢はゴクリと喉を鳴らし、既にペニスが勃起していた。そのペニスを取り出し、楓に飛びつくようにして、玄関先でセックスを始めた。
治まることがない性欲に、楓は地の底まで堕ちたのだった。
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