077-firework

1

 覚えているのは大きくて綺麗な夜空に咲く花。花火。
 泣いている自分と、笑っている顔のない人達。
 悲しかったことしか思い出せないから、花火は嫌いだった。
 そんな久島を友人たちが花火に誘ってきた。クラスの中がいい人達が集まって、花火会場の出店に行こうというのだ。
「いいから全員参加な!」
 有無を言わせない友人は、クラスのリーダー的存在で、彼に逆らうとクラス内で孤立する。そんなことがあるので、行きたくはない久島は予定を目一杯入れて行けないようにすることにした。
 しかし、そんな久島の気持ちを汲んでくれなかったのが祖母だった。
「皆で花火に行くんだって? 駄目じゃないの、そういう用事があるときは手伝わなくていいっていったでしょ」
「いいよ、行きたくないし」
「駄目。ほら浴衣用意してあるから、着替えて行きなさい。まだ間に合うでしょ」
 そう言われて時計を見ると六時を回っている。七時集合なので今から行けば十分間に合ってしまう。
 祖母に用意された浴衣を着て、久島は祖母の家を追い出された。
 実家にいたら迎えがきてしまうから、祖母の家に避難したのに、こんなものまで用意されてしまい、行く気が満々だと思われてしまう。
 とにかく、行くにしろ何にしろ、会場に向かうしか道がなく、その場所を通ることで自宅に帰れるから、会場に向かうしかない。
 しかし人が段々と増えてきて、祭りの雰囲気が高まってくると、久島はひっそりと道を外れて遠回りをした。できれば遅れたい。今なら理由もある。
 携帯も置いてきたし、連絡が取れるものは持ってはいない。
久島は歩きながらも、だんだんと近づいてくる会場に、嫌気しかしなかった。
 しかし遠回りをして歩いていたお陰で二十分で着くところを三十分かけて歩くために、わざと橋を一つ遠回りしたのが、最悪の選択だった。
 向こう側の橋は人がたくさんいるのだが、こちらの橋は人がいない。それもそのはずで、花火が見えるはずの橋なのにとそこから空を見ようとすると、花火が上がるちょうどのところに、マンションが建っている。それが目隠しになって見えないのだと気付いたのは、大きな花火が上がってしまったからだ。
 ドーンと大きな音を出して弾けた花火は、マンションの建物にちょうど隠れて明るい向こう側が見えるだけで、花火自体は見えない。
「だから、誰もいないんだ……」
 何となく納得ができたのでそのまま歩いて行くと、大学生くらいの集団とすれ違った。
「お、浴衣じゃん。いいねー」
「男だろ。お前、何言ってんの」
「あははは」
 大学生たちが笑いながら通り過ぎて、ホッとした久島は、とにかく人がいる方へと向かった。なんだか急に怖くなったのだ。
 自分が花火が嫌いな理由は、昔小学二年の時に花火の日に迷子になったからだ。どう迷子になったのか分からないのだが、母親たちの証言によると、二時間ほどいなくなっていて、散々探したところ、河原の草陰で泥まみれになって泣いていたらしい。
 そのせいで暫くは花火が怖いほどの怯えようだったが、大きくなっても苦手なものは変わらなかった。
 次第に慣れてきても花火になると、足が動かなくなるほど怖いこともある。
 とにかく今はその時と状況が似ている。怖さが半端なく襲ってきて、久島は小走りに歩き出した。
 人がまばらになっているのが更に不安だった。ちょうど橋を渡り終えて堤防に足を踏み入れた。
 その時だった。
 花火会場とは反対に歩いていた一人の男性が、急に腕を伸ばして久島の腕を掴んできたのだ。
「え……?」
 急に腕を引かれて、更に力強く歩いている方とは反対に引っ張られて、久島は転がるように堤防を転がり落ちた。 
あまりのことに声はでなかった。ただ暗闇を転がって、空が時々光ってるのだけが分かった。本当にあっという間のできごとで、久島はあちこちをすりむきながら川辺に転がって止まった。
 その瞬間だった。思い出せもしなかったあの時の記憶が蘇ってきた。

「動いちゃだめだよ、ほら、かわいいねボク」

 あまりのショッキングなできごとに、久島は忘れていたのだ。
 自分は小学生の頃に変質者に悪戯をされたことを。
 久島がそれを思い出しながら起き上がると、久島の側に人が立っていた。覗き込んでくる顔が、あの時の変質者の顔をしていた。
 酷く爛々とした目、そして顔は普通の顔。何処にでもいそうな普通の特徴も無い顔。それでも何処かで見たことがある顔。
 大きく揺れる躰が、この変質者があの時はまだ若かったことに気付いた。
 今見ても、この人は精々三十代だ。ではあの時はまだ大学生くらいだろう。
「君、あの時の可愛いボクだよね。すぐに分かったよ。だって変わってないんだもん」
 変質者がそう言い、久島は悲鳴を上げて逃げようとするのだが、堤防を這い上がる久島の背中に変質者がタックルしてきた。
「ぐはっ」
 息ができないほどの痛みが襲って、のたうち回っていると、変質者が久島の足を掴んで久島を俯せのままにしてのし掛かり、浴衣の帯を取ってしまう。そして、浴衣の合せを両端から掴んで、一気に胸を開けさせてきた。
「やだっやだっ……たすけて!」
 そう叫ぶ声はどういうわけか、誰にも聞こえていない。
 連続で上がる花火や放送が久島の声をかき消してしまう。
 更に堤防の上には誰も通っておらず、反対側の堤防の方に人が集まってしまっている。花火を見るなら、対岸の方が見えるからだ。
「たすけてっ……! たっうぐううっ!」
 変質者が久島に見えるようにナイフを目の前に翳してきた。
「声、出したら刺すよ? 俺、三日前に刑務所をでてきたばかりなんだ。人、刺して捕まってたんだよ」
 そう変質者が言って、久島の口に久島が履いていた下着を口に詰め、その上から浴衣のヒモで口を塞いできた。
「さあ、立って。あの橋の下に行こうか?」
 そう言われて橋の下に移動させられた。橋の下は電車が通る橋の下で、さっきの人が歩いている橋から更に河口の方へ行ったところだ。
 上を電車が三分おきに上下が通り、騒々しく人気も無い。こんなところに人が来ることはほぼないような場所で、久島は更に恐怖した。
 浴衣は既に肩に掛けているだけになっていて、口も塞がれていたが、男はここにくると口にしていた帯を取ってくれた。
「足出して、片方。それの端で足を縛って、うん、そう」
 変質者は久島にそう命令すると、足を片方浴衣のヒモで結ばせ、もう片方は男が自分の足にくくりつけている。
「これで逃げても無駄だって分かるよね?」
 変質者がそう言って笑っている。それは記憶にある変質者の顔としっかり合致する。この変質者が言うように、自分は二度もこの男に捕まったことになる。
 こんなことなら、花火にちゃんと間に合うように、いつもの道を使っていればよかったのだ。
 

 変質者は、久島に橋の柱に手を突くように言うと、浴衣をたくし上げた。
「あの時はできなかったけど、今ならできるね。へへへ、とても美味しそうなお尻をしているじゃないか……」
 そう言うと変質者は久島のお尻に齧りつくように舌を這わせてきた。
「……んっふ」
「ああ……とても美味しい……待った甲斐があったよ……へへへ」
 変質者は久島の尻を舐め付くし、割れ目を広げてアナルに舌を這わせた。
「ひあっ! やめって……!」
 変質者は執拗にアナルを舐め始め、涎が尻の割れ目を伝って睾丸まで伝って落ちていく。
「ひっあ……あっ、やっだっああっ」
 変質者の舌がアナルの中へを侵入してきた。ざらついた舌が出たり入ったりと何度も繰り返し、どんどん広げていく。
「美味しい……とても美味しいよ……へへへへ」
 その舌が散々入り口を嬲っていった後、男の指が入り込んできた。
「やっ……ああっ……そんな……ああっ」
「ああ、すんなり入ってくれた。指を入れたままアナルの襞を舐め上げられ、滑った指が出たり入ったりを繰り返し始めた。
「ふぁっ……んっ、ん……はぁっ……ぁ……」
 嫌なのに息が上がっていく。遠くでは花火の音がして、頭の上では電車が通り過ぎる音が何度もしている。周りには人の子一人もおらず、助けを求めても誰にも聞こえないだろう。
「やっ……ぁっ、ふっ……、んっ、んっ」
 指を何度も内壁を広げるように、指が内壁を擦り上げていく。その指が二本になり、三本まで無理矢理広げられた。
「ひゃぁっ! あっ、あんっ!」
 久島から甘い声が出た。嬌声というやつだ。
「ああ、気持ち良くなっちゃったんだね。いいんだよ、それが君なんだから」
「そ、そんなことっ……あっ、あっやっああんっ!」
 一度出てしまった嬌声が、止まることはなかった。久島は声を出そうとすると出てしまう甘い声に戸惑った。
「そういえば、君はオチンチンを弄られて、気持ちよくて、あんあん言ってたんだよね。小さいときも。素質あるなと思ってたよ」
「あっあっ……やらぁ……ぬいて、はぁ、おしりのぬい……んぁあっ」
「お尻じゃないよ、ここまおま○こだよ。俺専用のおま○こ」
「あんっ……やらぁっ……ちがう……おしり、んんっ、らめぇっ……あっふぅっ」
 クジュジュジュッと派手な音がして、アナルが広げられている。それが擦られるのが気持ち良くなっている自分に久島は気付いた。
 アナルを弄るなんて思いもしなかったのに、今変質者に弄られているのに気持ちが良くてたまらないのだ。素質があるというのはそういうことなのだ。
「あっあんっ……もっ、そこやらぁっ! はぁっ、あっぅ、ぐりぐり、しないでっ、んっ、いぁっ、へんに……っ、へんになっちゃうっ……」
「……ああ、素晴らしい……君はやはりボクに見込んだ通りだ」
 久島は変質者の指で追い上げられて、初めて他人の手で絶頂を与えられた。
「あああっひあっらめっ……あっああぁ~っ!」
久島は派手に絶頂をした。


2

 絶頂をした後、変質者はすぐにズボンを脱いで、反り起ったペニスを久島のアナルに宛がった。
「だめ……っ、そんな大きいの、むりっ……、はぁっ、あっ、あぁーっ……」
 無理だと言っているのに、変質者はそれを聞かずに、亀頭をアナルに突き入れた。
「ひぃっ、それはらめぇっ、挿れちゃやらぁ!」
「ほら、欲しかったおち○ぽだよ。変質者にケツマ○コ弄られて絶頂しちゃう淫乱久島隆信くん。ケツマ○コにおち○ぽ入ったよ~あはは」
「ひあああぁっ! はいってるよぉっ、おち○ぽが、俺の中にぃああぁんっ」
「中じゃないよ、おま○こだよ。おま○こ!」
 そう言うと変質者は久島の尻を激しく叩いた。
「ひああああっ!」
「中、じゃなくておま○こだよっ! んっ、言って、ごらん、おま○こ突かれて、気持ちいいって! ほらほらっ」
 変質者はそう叫びながら、久島の尻を激しく叩き、更には挿入を浅いところで繰り返した。まだ中まで入りきっていないペニスをじわじわと内壁を広げて入れていく。
「やらっぁ、お○んこじゃない……ああっんっああっあぁっあぅっ、ひっうっお○んこぉっ……ひっうっおま○こっきもちいいですっああっん」
 尻を叩かれてとうとう久島は根を上げた。痛みに弱く、快楽にも弱い。だから痛みがだんだん快楽に変わってきているのを感じてしまったのだ。
「うおっ、すごいっ締まる!!」
「ひあああっ……やっあっ、あああっ……」
 段々と奥まで入り込んでくる変質者のペニスは、普通の人より長く大きかった。それがどんどん久島のアナルに飲み込まれていくように、変質者は更に興奮して勃起を強くした。
「はああっ……やあっおち○ぽ、あっぁあ、はぁはぁ……おっきくなってああんっ」
「凄いよ、君のおま○こ蕩けてる……すごい、これを初めてで飲み込んだのは君だけだよ……はあっやはり唾付けておいてよかった。隆信……素晴らしいおま○こだっ」
「あぁあんっ! やっ、おま○こっあっあんっあああーっ あひぃっ、あっやっ、あっあああぁっだめっおま○こだめなのっ……ひああっ!」
「おま○こだよ、変質者のおま○こにされて、あんあん蕩けてるのがいい証拠だ。誰が見ても、これは合意だよ。おま○こだもんね!」
「やああっ、こんなっ、おま○こやらっ……あっあっあぁあんっおち○ぽっすごいっのっやらああっあああっ!」
 そう言いながらも久島は顔は完全にメスの顔になって蕩けており、涎が口から溢れ、ダラダラと垂れている。
 触っていない乳首は既に勃起しており、あとは触れるのを待つのみだ。
 久島のアナルはすっかり変質者の形になってしまい、定期的に変質者が涎を垂らしてはジェルの代わりを与え続けているお陰で、動きもスムーズであった。
「くぅっ、もう、イっく!! お○んこの中に、いっぱいせいえきを出してあげるからねっ!!」
「いぁああっ、あんっ、あぁっ、おま○こはぁっ、おま○こにだしちゃやらぁっ! せいえきやらああっああっんあんああっ!」
「あーっ、いく、いくぅ!!」
「はぁああぁんっ!! おま○こに、お○んこに、いっぱい出てるよぉっあぁっ!! あああっはああっせいえきっあついっんふああ――――――っんっ!」
 変質者が久島の中で達すると、精液が叩きつけてくる感触で、久島は自身も絶頂に導かれた。全身を震わせて、ガクガクッと達すると、久島のペニスから大量の精液が地面に吐き出されていく。そして、久島は尿も漏らした。
 ジャーッと派手な音が鳴っているのを、変質者はニヤニヤしながら見ている。
 正直ここまで久島が適性があるとは見抜いてはいなかった。ただ男の子に手を出して、ペニスを弄って遊んだ時に完全にこっちの性癖に目覚めた。
 最初は迷子の子のトイレを手伝っただけだった。それなのに、ペニスを弄ってやってそれを舐めてイカせた。さすがにセックスまでは無理だと思ったが、それでもそれが忘れられずに、他の子供に手を出して捕まった。
 毎年年齢が上がっていく被害者であったため、とうとう三年前に被害者を脅している途中で刺してしまった。それで服役をした。
 どうしてこうなってしまったのか分からなかったが、全ての元凶は久島隆信。この淫乱な子のせいだったのだ。
 変質者はそれに気付いてやっと納得した。
 これは出会うべくして出会ったのだと。
 久島のアナルからペニスを抜くと、中で出した精液がピューッと噴き出している。その光景が酷く気に入った。浣腸さえもきっと見応えがあるはずだ。
 変質者は久島の尻を掴むと、またペニスを挿入させた。
「んんっ……! あぁっあんっらめっ……いったばっかりなのにっ……またおま○こされるっあぁっあっんっおち○ぽきたっはああん」
 亀頭が入り込むと、いきなり久島が叫び出す。もう教えた言葉はしっかりと使ってくる淫乱さに、変質者は眩暈がしたほどだ。この淫乱さを今までよく隠していたものだと思った。
「あぁっあっひっあぁんっんっあっいいっ、あぁん……あぁっ あぁんっあっひっおま○こいいっっあっああんっ」
 久島は完全に堕ちた。変質者に襲われて犯されているのに、それを気持ちがいいと言って受け入れたのだ。相手が誰であろうと同じことをされれば、それだけで平然と卑猥な言葉を口にしながら、気持ちがいいと叫べるほどに開き直ってしまった。
「あっやっ乳首っへんっ……あっいあっあっぁんっあぁあんっ! あっあひっらめっあんあんっ! ちくびっくりくり、あぁっイイっきもちいっ……あっあぁーっ!」
 乳首を捻り上げてやると、久島は更に躰を逸らして、自らも腰を振り、変質者のピストンに合わせて挿入を速めた。
「ひああっらめっ、おま○こっおくっらめっあひっ……おかしくなるっあっあ”っあっあっあんっあんっおっんっあぁんっ!」
「こりゃすごい……っくっここまでだとは思わなかったなっふふっ」
「あひっああっああっいくっやぁっ……あ゛っひっああぁんっ!」
 全身を震わせて久島は二度目も達した。挿入したままで変質者は射精に耐えて、やり過ごしまた挿入を開始する。
 それに久島は不満そうに叫ぶ。
「あぁあんっイって、おち○ぽイってっあひっ好きっ……、俺のおま○こで、イってっ……おち○ぽ、せいえきちょーだいっあっあんっあんっああぁんっ」
「おま○こに精液が欲しいのかっ!」
「ああっ……せいえきっほしいのっぇ……おま○こっごりごりして……もっとっあああっんはあっおま○こ精液でいっぱいにしてっああっ!」
 変質者が動きを止めると、久島は自分で腰を動かしている。
「やああぁっ! うごいてっあああぁっ、もっとあんっあんっ、うごい、いっぱい突いて! おま○こして! おち○ぽでおま○こしてっ! い゛いっあぁっ」
 再度動き始めると、久島は嬌声を上げ喜ぶ。どう見ても望んでしていることにしか外野からは見えない。
 案の定、声を聞いた男女のカップルがこっちを見ているのに変質者は気付いた。いつからそこにいたのか分からないが、二人のセックスに興奮しているようでお互いをオナニーしながら、盛り上がっている。
 つまり、他人から見ればこれはただの恋人同士のセックスにしか見えない。青姦を楽しんでいるだけにしか思えないだろう。まさかのレイプだ。強姦なのを忘れそうになるほど、久島はよがって妖艶に蠢いて見せた。
 惚れ惚れとするほどの淫乱さに、変質者もがっつりと久島を味わった。
「いいっ気持ちいっ……おま○こぁあ、はぁんっいいよぉっあんっあんっあんっもうっあなたのおま○こになったのっもうおま○こでいいの……ああんっはあっん」
「それじゃ、おま○こを好きでやってもらっているって言ってごらん。ほら、あそこから見てる人に。隆信を見てオナニーをしている人に向かって言ってご覧」
 そう言われて久島はそっちを見た。
 確かに草むらに二人の人影が見える。助けを求める人が見つかっているのに、久島は助けを求めることはしなかった。
 二人に向かって久島はニコリと微笑んで見せた。
 そして叫んだ。
「はぁ、はぁ……もっとほしい、硬くて、おっきくて、ビクビクしてるエロおち○ぽ……おれのおま○こにハメハメしてほしいっ……もっと欲しいのっはぁっ……おま○こしてくれないとやなのっおま○こにおち○ぽされるの好きなの! おち○ぽ大好きなのっあ゛ああっいいっいい、おま○こきもちいいっ……あんっあんっあんっ、いくっあああっ!」
 久島は全身で絶頂して、躰を大きく痙攣させて射精をした。膝がガクリと崩れ、久島はその場に倒れ込んでしまう。その衝撃で変質者のペニスが抜け、まだ出ていた精液が久島の躰に降りかかった。
 さすがにここまでの淫乱さを発揮するとは思わなかった変質者であったが、少し心配になって久島を覗き込んだ。
「大丈夫か?」
 そう呼びかけると久島は全身を震わせて言った。
「あぁんっ……あぁっもっとしてぇっ、ハメハメいいよぉっ、ああっおち○ぽ、好きなの……おま○こしたいの……はぁっ、あぁ……」
 まだまだ性欲が有り余っている久島がそう言うので、変質者は笑った。
 もう強姦なんて存在しない。これは合意で、次は久島が望んでいることだ。
 変質者はその場で久島を起こしてから言った。
「おま○こもっとしたいなら、そのまま精液を入れたままでついておいで。もっとたくさんのおち○ぽにおま○こしてもらえるよ?」
 そう久島に言ったところ、久島はニッコリと微笑んで頷いた。
 遠くで花火が上がっている。
 けれど、もう怖くはない。

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