064-かがり火
1
その日は会社の人たちの家族と大きなキャンプだった。
有本はまだ独り身であるが、その日の用事がなかったのでキャンプに参加した。バーベキューや豚汁と、持ち寄った料理が沢山並び、有本は満足していた。
キャンプの楽しみといえば、夜である。
キャンプファイアーを炊いて、皆で酒を飲んで大騒ぎする。
キャンプ地であるが、その日は平日で平日が休みの有本たちしか客はいなかった。大半の家族が子供連れだったので、早々にキャンプの近くにある別荘地の家に引っ込んでしまったが、独身同士が盛り上がり、あちこちでいい雰囲気が出来上がって、たまに人が消えたと思ったら、セックスをするために森の中に消えていた。
有本は火の始末を頼まれていたので、そんな人たちを横目に黙々と片付けをした。まだ人がいるので火を大きくしていたが、やがて別荘地の方へ皆が消えたようだった。
「よし、片付けるか」
燃えている火を頼りに、ゴミを片付けて、それをキャンプ地のゴミ捨て場に持って行く。すると、そのゴミ捨て場の近くで、人の叫び声がした。
「助けて!」
そう言う声に釣られて、有本は声をかけた。
「誰かいますか?」
そう言うと、誰かが森の中から走り出てきた。
「あれ、奥さん?」
キャンプに誘ってくれた上司の奥さんだ。
開けた胸元を押さえて、必死に息をして走ってくる。
「大丈夫ですか?」
そう声をかけたのだが、奥さんは走って逃げるのに必死なのか、有本を無視して通り過ぎた。走って行く奥さんを見送って、有本は後ろを振り返ろうとした。
その時、振り返った先には黒い人影がいて、有本は腕に何かを当てられて躰に電流が走ってその場に倒れた。
「……あっ」
人影が持っていたのはスタンガンだ。それを今当てられたのだ。
「ちっ、仕方ない。こっちでいいか」
人影がそう言い、有本を軽々と抱えて森に入っていく。
さっきまで奥さんが襲われていた場所には、何か敷物が敷いてあり、そこに有本は下ろされた。
「予定が狂った。なんでまだ人がいるんだ。もう引き上げたはずだろ?」
そう男が言った。声には聞き覚えがないのだが、どうやらキャンプにいた女性を狙って待ち構えていたらしい。
「まあ、転がってきたのが、こいつでラッキーか」
そう言って男は有本の顔を覗き込んだ。しかし男は覆面を被っており、有本が顔を確認することはできなかった。
このまま誰の助けも得られないのかと、わずかな希望にかけるしかなかった。さっきの奥さんが誰かに襲われたことを報告してくれれば、人が探しに来てくれるかもしれない。
その期待にかけるしかない状況だ。
しかし有本は躰が痺れて声が出ない。
そんな有本の口に何かが押し入れられた。
丸めた布らしいモノが口に入り、さらにはそれが出て行かないように猿ぐつわをされる。男の手慣れた手際に、こいつは何度も誰かを強姦してきた男なのだと分かった。
けれど女性を襲っていたのに、急に男でもいいとは変わっている。
それから男は有本の腕を縛り上げ、上に伸ばした状態で縛ってから、その腕を大きな木に縛り付けているロープに括り付けた。
それから上着を切り裂き、ズボンは下着ごと一気に脱がせてから、足を縛り始めた。
足を折り曲げた状態で間に棒を通してから太ももと足首を縛り、さらには膝も固定するように縛っていく。手慣れた様子で、まるでSMの開脚をさせるやり方のようだった。
それから首に首輪を取り付けた。
そして腰を高く上げてから、棒に大きな木から引っ張っているフックを引っかけた。
これで有本は尻を天に向けた状態で、男に下半身を晒すことになった。
「ふっ……うっうううっ」
やっと声が出せそうだったが、すべて布によって遮られる。
「うっ……ふっうううっ……んんんっ」
痺れた躰がやっと感覚を取り戻してきたのだが、時はすでに遅かった。すべて拘束された状態では逃げることができない。
冗談ではない。こんなことあってはならないと、有本が思っていると、男は何かの容器を持ってきて、それを有本のアナルに突き刺した。
「う゛っううっう゛っ」
「何、ちょっとした液体だよ。危険なモノじゃなくていいものだ。君のおま○こに、おち○ぽを入れる準備だから、君にとっても大事なものだね」
男は本気で有本を犯す気だった。
慣れているなんてものではない、狂っている。男でも女でも誰でもいいのだ。そのためにキャンプ地で獲物を待っていたのだ。
男は細い玉状になっている棒を取り出し、それにも液体を付けてアナルに棒を挿入した。
「う゛っうううっんんっふふっふう」
アナルに何かが入っている。その圧迫感に有本は覚えがあった。アナル用のオナニー道具だ。小さなものから大きなものまで様々な大きさがあるが、それの少し大きめの初心者用である。
「ふうっ……うっう゛っんんっふふっ……」
掻き回される感覚に腰が疼き、忘れていたことを思い出す。
大学時代の有本は男とでも寝た。気持ちがよかったらどんなセックスでもしてみせたし、乱交もしたことがある。しかしそれは大学時代のこと。大学を出て就職をしたら、皆もそんなことは面倒ごとにしかならないと言って、有本を解放してくれた。
その大学の卒業をしたことで、そういう生活からも卒業したと思っていたのに、何故かこの男の手によって火が付けられようとしていた
「んっ、……む……ぁむ……ん……っふ……ぅ、ぅん……っ、ぅう゛」
掻き回してくるモノが、細いモノから大きなモノへと変わっていく。ジュブジュブと掻き回しなじんだら次の大きさに移っていく。それはやがて大きな珠々状のディルドになり、ペニスの形をしたディルドになって、それが段々と大きくなっていく。
「んっ……う、う゛う゛っ……う゛、ん、んぅ……っ、んんぅ……っ」
ああ、どうしよう気持ちがいいと、有本は思った。
久しぶりにアナルに何か入れた。それを徐々になじまされてしまえば、大きなものであっても受け入れられる。
「んんっ、んふっ……んぅ、ん、んっんっ!」
もう抵抗の声ではなかった。嬌声が上がらないだけで、気持ちがいいとさえ口に出していたと思う。
男はよく知っているのだろう。こうすれば堕ちる男がいることを。だから道具を用意して男でもよかったのだ。
有本はあの時声をかけるんじゃなかったと思った。もう奥さんは別荘地に帰り着いているはずだし、誰かが探しに来てくれたら、もう誰かの呼ぶ声がするはずだ。
それなのにそれが一切ないということは、奥さんが黙っているのだ。
助けた有本のことよりも、旦那に襲われたことを知られるのが怖いのだ。潔癖な上司が他人が襲った妻をいつまでも妻にしておかないことは、上司の前の離婚で知っている。
「んふぅ……っ!」
「見つけた、ここだな」
「んんぅ……! んふ……! っふぅ、っん……!」
「ここを擦られと、射精したくなるんだよな、ほらイけよっ淫乱」
「んふっ、ゥふ、……っん、んんぅ……っ、うんんっ!」
有本は前立腺を擦られてあっけなく達した。吐きだした精液が胸の上に垂れて落ちる。
「よくできました。お前、絶対経験があるだろ?」
そう男は言うと、有本の口に入れていた布を取った。
「ぁふっ……! ぁ、ぁんっあっ、や、ぁっあっ……」
「うーん、いい嬌声が聞けそうだな」
男はそう言うと、またディルドを有本のアナルに突っ込んだ。
「やぁっ! やめ、ん、んぁあ……っ、ぃ、ぃやぁ……っ」
「嫌がる声も、エロいんだな、お前。いいよ、もっと声を出してやれ。そしたら誰も助けようなんて思わないさ」
「はふっ……ん、ゃぁ……っやめ、て……あっあっあっあっああああっ」
「おま○こ気持ちがいいっていいな」
「やだ……あああぁああっ」
「言えって、言わない限り、ずっとこのまま攻めてやる」
「ひっあああっ……おま○こ……おま○こ気持ちがいい……ですっひあああっ!」
「おま○こで偽物おち○ぽでいくって言えっほらほらほらっ」
「あぁっ!そこだめ……っ、い……っあ!いくっ……おま○こでい、くぅ……っああぁっ偽物おち○ぽでっおま○こでいくぅぅうっ!!!!」
激しくディルドで追い立てられ、有本は卑猥な言葉と嬌声を上げながら絶頂を迎えた。
2
「いやぁあああ! やだっ、やだっ! 入ってくる……っいやっ、やめろぉお!」
ディルドが抜けてホッとしていたら、次は男のペニスが入ってきた。
ディルドの大きさよりも更に大きく、ペニスには真珠が入っているかのように疣(いぼ)がいくつかある。
「ひぃい……っやぁ……っ、やだっ、きつ……っ無理ぃ……! 無理ぃ……!」
カリが入って、更に疣(いぼ)が通り、ペニスがどんどんアナルに埋まっていく。有本のアナルはしっかりと男のペニスを受け入れ、さらには締め付けるようにしてなじんでいく。
「入ってる入ってるって、大丈夫、ほら、根本まで入った。ふっすげっ吸い付いてくる……さすが名器持ちだって言われているだけのことはあるなっ」
「ぅあ……ぁあ……っ、ぁ、ぁひ……ひぅ……っ、ぅ、ん、ん、んっは、ぁ……っ」
男のペニスの熱さに、有本は久しぶりの感覚を更に思い出す。
こんな男のペニスを何度も受け入れて絶頂を迎えていたのは、もう五年以上も前だ。だから忘れていた。男のペニスがここまで心地がいいものだなんて。女の中に入ることよりもアナルで男のペニスを受け入れる方が、遙かに気持ちがいいのだ。
「お前を回したいって、旦那たちが噂してたぞ、エロいだろうなあって。お前の着替え見て勃起してるやつもいたしな。男はみーんな、お前のケツばっか見てたっけ? このおま○こに入れたいってよっ」
「ひあっ! あっあっあっ! やぁあ! あっ! あぁあっ!」
男がそう言って、腰を穿ち始めた。
まさかの男の戯れ言に、有本の心が揺らぐ。まさか男達がみんな、有本と寝たいと思っているだなんて、想像だにしてなかったことだ。
男がそんな嘘を言う必要はなく、みんなが有本を見ていたのは事実だ。
かすかな噂で、有本の大学時代の性のだらしなさを知った人が、有本に興味を持ったのだ。そして有本が女性にあまり興味がないこともあり、想像が想像ではなくなっていき、今では有本がいないところでは、既婚者までが有本を抱いてみたいと本気で言うようになっていた。
「お前ん中は最高だな、淫乱。俺の形になってぐにゅぐにゅ動いてやがる。可愛いなお前、最高にいいおま○こをしてるぞ、勿体ない、もっと使えばいいっほらほらっ」
「ふゃっ……! ぁ、あああ、あ……っ!、ぁっぁっ、きもちいい……っ!」
「素直なのも可愛い証拠だ。もっとおち○ぽを味わえっ」
「ああぁっ、ああっ、ゃあ……だめっあああっあっあっああっっ!」
「どうだ、気持ちいいか? 俺のおち○ぽはっ」
「あぁあんっ! きもちぃっ……! おち○ぽきもちぃよぉ……っ!」
有本は本気でそう叫んでいた。
そう言った瞬間、酷く胸がすっきりした。思っていることを言わないのは、ストレスである。それを解放した瞬間、有本はあの時の気持ちを取り戻してしまった。
大学時代のあの淫乱さを。
「ぁあっ……あっ……おち○ぽっ……きもちぃ……っ、おま○こきもちぃよぉ……っ!」
「あふっ……あ、ぁあ……っ、もっと……おま○こしてあああっ、あぁん……っ、ん、ぅ……もっとぉ……おち○ぽもっとちょーだいっひああっあああ!」
自ら腰を振って男を求めた。
男は口笛を吹いて喜び、有本も拘束を次々と御褒美だと言わんばかりに解いていく。自由になっていくのだが、有本は逃げようとはしなかった。
足の拘束も、腕の拘束もすべてが解かれても、有本は足は男の背中に回して固定をし、腕も男の首に回してしっかりと男を抱きしめた。
「やぁああっ! こわれるおま○こ……っ! こわ、れ……っ、おま○こへん、なるぅ……あはっんんはっ!」
「壊れないって、おかしくはなってくれよなっほら、どんどんいくぞ」
男は獣のように腰を振って、有本を満足させるために強く強く腰を穿った。
「っゃ、だ、め、だめだめ、ほんと、だめ……っ、ほんと、もう、っ、っ……! おま○こだめ、ぁ、おち○ぽだめ……っ、だっ──!」
「いいよ、イけよ……俺のおち○ぽっおま○こに咥え込んで、イけよ……!」
「ぁあああっ! あぁあっだめ、らめ、あっあっあっ、いくっ……いっちゃ……っ! おち○ぽでっいくっあっあっぁああぁああっ!」
有本は男の手管で絶頂をした。ビクビクと躰を痙攣させて達した有本の中に男も絶頂をして射精をした。
その量は酷く多くて、奥の奥まで有本を犯した。
「ん……すごい、おくまで……せいえき、あぁ! すご……いいぃ……っ!」
男はまるで小便でもしているかのような長さで射精をして、奥までペニスで精液を擦りつけてからやっとペニスを抜いた。
すると、有本のアナルから盛大に精液が溢れ出て、ピューッと派手に弧を描いて吹き出す。
「うっ、はぁ……ぁあっ、んんーーっ!」
男は萎えた自分のペニスをまた何度も扱き上げ、それを有本の口に突っ込んでフェラチオをさせた。
「んぐ……っ、んんうっ」
喉の奥まで突っ込んで、カリを引っかけるようにするフェラチオは、大学時代に何度もやったことだ。久しぶりで慣れないのだが、その時の感覚はすぐに思い出せた。
「んふぅっ、うっ、くふ、う、うう……っ」
「いいぞ、舌も、そうっ……うっうまいな……お前っいいぞ、そのまま奥に出してやるっ」
「ふぐっ……んっ、んぅんんっ!」
喉の奥で射精をされる。それを飲み込みながら、有本は涙を浮かべながらも嬉しかった。当時のあの熱はまだ自分の中にある。何を恐れていたのだろうか。こんな気持ちがいいことを何故我慢をしていたのだろうか。
男はすぐに勃起したままの状態で、有本のアナルにペニスを突っ込んだ。
「あーっあっぁあんっ! おま○こ、きもちぃい、いいっあっはぁん! おち○ぽぉっ……あっ、あっあっあっあっ、あはん……ああぁああっっ」
「やっと素直になったなっ淫乱。認めると楽になるだろう? 前から言ってたじゃないか……ほらおち○ぽ、嬉しいだろう?」
ビシャビシャとアナルにペニスが出入りするたびに卑猥な音が鳴り、男は二度ほど有本の中で射精をしたが、勃起が収まることはなく、射精をしながら有本を突き続けた。
「ぁああ……っゆる、許し……ってぇ……! おま○ここわい……っおま○こもうやなの……っあ――っ! あっあっあっ、また……ぁ! またイっ……ひぁああぁあ!!」
有本は男に中で射精をされながら、絶頂を迎えて射精をした。
男の声が上司の声に似てきた。わざと声をしゃがれた様子にしていたらしく、段々と本性を出してきた。
「ああ、部長……ああ、そんなっあああっはあっ!」
男が覆面を取ったら、それは自分の上司の部長で、さっき襲われていた奥さんの旦那だ。
「予定は狂ったが……まあいい、お前の素直になって、みんなに回されればいい。私の妻のように……」
部長は狂ったことを言い出した。どうやら部長はこの手のことには慣れていたようで、誘った女性社員を全員襲ったことがあるらしい。もちろん女性は泣き寝入りどころか、部長が犯人だとは気付いていないらしい。
「ふぁああん あ! あ! いいぃいい……あっ! んふ、ぁああんっ……おち○ぽいいっ! はあっあん! ふああぁんっ!」
「お前は、素質があると思っていたら、元々淫乱だって? おち○ぽ大好きで、沢山咥えてきたんだろう?」
「んっんっんん……は、はい……ふぁっ、はあっ、あっはぁっんあっあぁんっあひっあっらめ、おま○こ、らめっんっああっ」
「駄目は嘘だろ? ほらおち○ぽが美味しいって、しっかり咥えて離さないじゃないかっおおっ有本のおま○こ、すごい締め付けだっ」
「やっあっあっあっあっあひっあひっやっああぁっもっらめっ……ああっひあああっ」
部長の激しい突きに、有本は相手が部長であるという事実と共に、更に興奮してしまった。
絶対に有り得ない人に犯されている。あんなに普段はいい人で、みんなに慕われている部長がレイプ魔で、今自分を犯している犯人なのだ。
「あああんっ! あ゛あ゛ああっ! い゛っいいっ……おま○こ、いいっ部長のおち○ぽ、もっと、あっ、ああっはああっ!」
こんなに激しく犯されて感じさせられしまったら、もう脅しでされたとは言えない。有本は腰を振っていたし、最初から男を受け入れていた。それが部長だったと分かった今でも、いや分かったからこそ、興奮が収まらない。
これからのことを考えれば、もう部長にずっと犯される日々が始まるのだと予想ができたから。
「いけっ中で、もう一回だしてやるっ有本っ!」
「あ゛あっあんっやっおま○こいくっいくっ……! 部長のおち○ぽで、いくっいくっあっあっひあああ――――――っ」
有本は久々に全身で感じ、絶頂をした。
そうしてうっすらと目を開けると、そこには部長以外の既婚者たちがカメラを構えて立っていた。
「ほら、やっぱり有本君の方が、盛り上がったでしょ? 部長」
「確かにな。こいつとやったら女なんか、どうでもよくなりそうで怖いぞ」
「マジですか。うわ、みんなで喰いましょうよ」
「反対側の別荘地に部屋ヲ取ってますから、そっちは誰もいないですし、盛り上がれますよ」
「そうそう、あいつらも寝たし、これから俺たちは有本くんで盛り上がるのさ」
会社の既婚者たちで、こういうグループを作っていたらしい。一人をターゲットにして、部長が強姦し、更にみんなで回して撮影もする。
そりゃ会社から逃げるしか道はなく、撮影された動画がある限りみんなが泣き寝入りだ。
だがそう言った事情と有本は違った。
この隠していた気持ちを、思い起こさせたこいつらを、全員後悔させてやろうと思った。これまでの被害者のように泣き寝入りする必要は一切なく、寧ろ全員の家庭を脅かすレベルにしてやろうと有本はこの時誓った。
それから次の日も一日中、部長達に有本は襲われたのだが、それは合意だった。
「あ゛んっらめっ、らめぇっ、あっあひっあ゛っあんっ」
ただし今嬌声を上げているのは部長の方だった。
有本は部長の上に跨がり、腰を振って部長を追い立てている。
「部長ですらこれか。俺たちじゃ、有本は手に負えないってことですかね?」
さすがに疲れて倒れている男達が、部長を喰っている有本を見てそう呟いた。
疲れて先に寝た二人が別荘の居間の惨劇に唖然としている。
部長は有本に捕まって一晩中相手をさせられていた。下手な絶倫がここではデメリットになり、何度も勃起するペニスを有本があらゆる手で攻め立て、何も射精をさせた。
「あんっあんあんっあ゛っあひぃっ! ああぁんっ! ひあぁ~っ……うあっ、い゛っおあっ、あひっお゛っうあっあはぁんっ」
「部長、ほら出して。自慢の絶倫はこんなものですか?」
「ひっいっ、いく……! うあっ!あっ、あぁ――……っ!!」
絶頂した部長はとうとう倒れた。
そしてそのまま、セックスをし過ぎたことによる過労で入院をした。もう少しで腹上死するところだったと医者に怒られていた。
他の既婚者はさすがに有本に手を出したら、殺されると思ったのか、有本からは手を引いたのだが、その後、あの時襲われた部長の奥さんが、部長の部屋で様々な犯罪ビデオを発見して、警察に通報し、部長以下既婚者全員が逮捕される大きな事件となった。
有本は襲われた奥さんに、隠しビデオがあることを教えて、あとはどうするか考えてくださいと促しただけで、直接関係はしていなかった。
幸い、有本の動画や写真は、皆が処分していたらしく、見つからなかったため、有本が襲われたことなどは誰も知らないし、部長達も余罪が増えることは言わないだろう。
部長と無事離婚ができた奥さんから、お礼だと言われて、数百万をもらったので、有本はそれを使って転職を果たし、新たな会社で、新たな相手とセックスに興じていた。
目覚めた本性は隠せない。暴き出されたものは収まらない。
有本はその手管を使って、会社社長を喰い、やがて揺るぎない地位を手に入れた。
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