063-うれしいくせに
1
「んぁ……っ、ぁん、や、ぁ……っ、やめ、やめて下さ、ぁ、ひ、ぁ、ぁ、や、何す……っ、ん、やぁ……っ」
ただ風呂に入っていただけだ。男達に囲まれて、平口はアナルにペニスを入れられていた。
それなのに何でこんなことに。
思い出しても、失敗は一人で来たことにある。
平口は、修学旅行の深夜にこっそりと温泉に入りに来た。本当は時間以外の入浴は駄目なのだが、部屋の寄りにも寄って部屋のお風呂が壊れていたため、温泉まで来るしかなかった。
実は平口は、教師とできていた。
皆がお土産など買いに走っている間に、教師が別途用意した部屋で二人でセックスをして盛り上がった後だった。
アナルには教師が出した精液がたくさん入ったままだ。
それを出さずに寝るわけにもいかず、かといって生徒のいる部屋の風呂を使うわけにもいかなかった。
なので、温泉がまだ空いていることをいいことに入り、素早く躰を洗って出ようとしたのだが、運命は悪魔が微笑んだらしい。
穴の中を洗っていると、そこに男達が入ってきた。
「お、あいつ、アナルを洗ってやがる」
「本当だ、あんなに開くんだな。指を入ってるぞ」
「すげー、マジか。もっと見せてくれよ」
入ってきたのは、酔った男達だった。
後で分かったのだが、大学のラグビー部の人間達で、躰に付いている筋肉が普通の人とは違っていた。すごく立派な躰付きと言えた。
筋肉に張りがあり、強そうで、力持ちそうで。
そう思っている間に、平口はあっという間に男達に取り囲まれて、躰を拘束される。
「ぁ、……っぁん、やぁ……っ、やめて……やめて下さいぃ……っ、ゃ、あ、ぁ、あっ」
何とか抵抗をしようとするが、男達は平口の躰中を弄り、中には舌で舐めてくるものさえいた。
怖いはずなのに、躰を弄る無骨な手が酷く気持ち良かった。教師のような優男のものではない、立派なペニスも喉が鳴ってしまうくらいに太くて立派だった。
そのうちに一人が平口のアナルに指を二本突き入れた。
「んひゃ、ぁあ……っぁふっ、ゃ、ぁ……っあ、ぁ」
「お、こいつ、さっきまでセックスしてたぞ。穴の中に、精液がある」
「マジか、生でやってたとか!」
「あぁ……っ、ぃ、嫌っ……はぁっ……もぉ、やめて下さい……ぁ、はぁっ……こ、こんな……っ、だめ、です……」
「そんなこと言っても中、締め付けてくるんだけど? お前、物足りないんだろ?」
酔った男達はその言葉に納得したように笑う。
「こうやって、中を摩ってやると、いいって」
「アナルが気持ちよくなると、女を抱けないって本当なんだろうな」
「ぅあ、ぁ、あ、や、やめ……っ、ん、はぁ……あはっ」
躰中を男達の舌が這い周り、平口を追い立てていく。
「ほら、勃起してやがる。こいつ、好きモノだぞ」
「やりたい盛りだし、セックスが好きでしょ?」
「こりゃ、いけない大人に仕込まれた奴だな。ほら、教師とか」
「あり得る。セックス好きなら、俺等も相手してやるよ。立派なおち○ぽだぞ」
男達が言っていることは全部当たりだった。
平口はセックスが好きだったし、仕込まれたのも教師にだ。この男達のペニスが立派だと思っているのも、興味が湧いているのも、全部当たりだ。
「あっ! ぁひっ、ひんっ! ゃ、やぁっ、っあっ、あっ、い、ゃ……っ、やめ……っんふっんんんんっ」
男が平口に口にペニスを押し込んだ。
平口は男のペニスを噛まないように気をつけた。下手なことをして怒らせたら、何をされるか分かったものではない。
「お、やべっこいつ、フェラも上手いぞ」
「さすがに仕込まれているだけはあるってか」
ペニスを平口の口に突っ込んだ男が、平口の頭を押さえて腰を振り始めた。
「んふ……っ、ぅ、ん……ふ……ふっんっ……ん、んん……っんっんっ……」
全身を押さえつけられて、無理矢理フェラチオをさせられているのに、平口は何だか興奮してくるのを感じた。
「くっそ、いくぞっ」
「早いぞっ」
「仕方ねぇだろ、こいつ上手いんだからっうっ!」
怒鳴りだがら、男が達した。
喉の奥まで突っ込んだ状態で射精をされ、平口を涙目になりながら、その精液を飲み込んでいった。
その量は教師の三倍はあり、たっぷりと喉の奥まで蹂躙された気分になる。一部が口から溢れ、平口はさすがに咳き込んだ。
「けほっ……んふっあっんふっ」
「ほら、無理するから」
「いや、こいつ、これで完全に勃起したぞ。ペニスとか精液とか好きなんだろ?」
「あぁっ、あ、ひ、ひぃっ……! ぁ、あんっあんっ!」
平口は精液を飲み込むと、嬌声を上げ始めた。
「ひあっ! あっ、やっあっ、んあっぁっはっんふ……っ」
「指でイキそうだな。なかなか感度がいい」
「やべえな、こいつエロい顔して、おち○ぽ好きとか」
「んふっあっあっやっおま○こ……っやめ……っあっあっあん……んんっふっんっ」
アナルを弄られすぎて、平口はとうとう淫語を口にし出した。
優男の教師の手ではなく、乱暴な若い屈強な躰をした男達に犯されていることが、どうしても気持ち良くて堪らなかったのだ。
「アナルのこと、おま○こって言うのか」
「すげー、良い感じじゃん。エロくて俺は好きだな」
「俺も、女の代わりにされてるって認識してんだろ、これ」
「おま○ことか、マジでか」
次の男が平口の口にペニスを突っ込んで、乱暴にフェラチオをしていく。
「んふう、んんふっ、んふ、んんっ……んうっ」
「でるっでるぞっ!」
「う゛うっんふっう――――――っ」
ビシャリと喉の奥で精液を吐き出されて、平口はまたそれを飲んだ。
「おお、飲んでる飲んでる。後始末もするんだ」
平口は言われた通りに、男のペニスを綺麗に舐めていく。付いた精液を舐め取って、舌で全部を綺麗にした。
「すげーわ、こいつ」
「部室に一人欲しいわ、こういう性処理係みたいなの」
「男の夢だな、それは」
「でもこいつなら、やってくれそうでな」
そう言っているうちに全員のペニスが勃起した。順番に男達のペニスをフェラチオして、精液を飲んでいく。最後には入りきらずに吐き出してしまったが、男達は仕方ないと笑うだけだ。
教師とだったら怒鳴られ殴られていたかもしれない。
その違いに平口は気付いた。乱暴なのに、男達は殴ったり急に大声で怒鳴ったりなんかしていないのだ。
「よし、俺は入れるぞ。もう我慢ならん。このエロいおま○こに注ぎ込んでやるっ」
「お、いいな、妊娠もしないし、避妊なしで生でできるぞ」
男達は盛り上がって、平口の足を大きく広げて、躰を抱きかかえた。
宙に浮いた状態のままで、ゆっくりと男のペニスに腰を落としていく。
「ぅあぁっ! ぁひっ、ひぃん……っ! おま○こだめっあっあっぁあ!」
散々アナルを嬲られていたので、屈強な男達の大きなペニスすらも平口は受け入れることができた。
2
「ひぁっ、あっあっ、あんっ……っこわ、れ、……っ」
躰を抱えられたままで男のペニスを受け入れるという、したこともない体験をさせられる平口。不安定であるはずなのに、屈強な男達が支えているからなのか、妙な安心感があった。
「ひっ、いああっ、あ、ゃ、あっあっ――!」
「入った入った。みっちり入ってる。さすが、淫乱ちゃんだな」
「けど、中がキツイから、やってた教師は短い方だったんだろうな」
「俺等の方が大きいってか?」
「一番小さい、副田(ふくだ)さんでこれじゃ、後の青谷(あおや)とかどうするんだ?」
「徐々に広がるから、いつまでも感じることができるぞ」
一番小さい人でこの圧迫感であるなら、それより大きい人になると、もっと奥まで更に圧迫感があるのかと、平口は興奮してきた。
「ひぅあぁ、おま○こいっぱい……あぁっ! おち○ぽっすごいっあぁんっ! あっぁあ……いっぱいっおち○ぽっすきっ!」
まだ動いてもいないのに、奥まで入れただけで平口は達した。
精液をビューッと吐き出して、躰を痙攣させる。
「淫語を言いながらイクとか、エロい躾されたなぁ」
「えぐいな教師」
「さすが、こういうのを狙って教職に就くわけだ」
「食いまくりじゃん。でもこれくらいの年代が好きなだけで、卒業したら終わるやつだろ?」
「だな。とはいえ、俺等もここ限りだけどな」
「もっと酷いな」
「ふぁあっ! やぁっ、らめっらめぇっ――ひぁっ、あぁああんっ!」
抱え込まれたままで、下からペニスを突き上げられ、平口はどんどん男達に犯され、中で射精をされた。
「ぅあっ! ぁはあっ! あっあっあっあっ、あ、あっ……だめっ……! ぅんっ――!」
男達は代わる代わる平口を犯して、様々な体位で楽しんでいる。
「ひゃあぁっ! あぁっあぁっ! らめっあっあっきもちぃい……っ!」
胸をガラスに突けて後ろから高速で突いたり、仰向けにして風呂の洗い場で連続で精液を出されたり、無理矢理フェラチオをしながら、誰かが激しく突いたりしている。
「ん、ふ……っ、ぁ、む……っ! ん゛、ん゛んぅう……っ、っふ、ぁ、あぁんんぅ……っ!」
フェラチオは男達の元気なペニスを舐めるのが、平口は楽しかった。
「んっ、……む……ぁむ……ん……っふ……ぅ、ぅん……っ、ぅ、ぁ」
色んな大きさがあるが、この男達のペニスは平均よりも大きく、教師よりも長く、更に元気で何度でも勃起しては精液を大量に吐き出してくる。
「ぁあっ……あっ……ぁっ……きもちぃ……っ、きもちぃよぉ……っ!」
躰中に精液を浴びせられたかと思えば、持ち上げられて片足で立っている状態で挿入されたり、犬のように四つん這いで犯されたりした。
「あふっ……あ、ぁあ……っ、もっと……あああっ、あぁん……っ、ん、ぅ……もっとぉ……っ!」
男達の性欲は止まるところを知らず、何度でも平口を求めて、勃起してはアナルにペニスを突き入れて獣のように犯してくる。それが絶頂に何度も平口を導いてくれた。
「ああぁあ……っ! おっきいっおち○ぽっ……おま○こ奥まで……っ奥まで来てるっ……奥っ……あぁあっ! おち○ぽ、きもち……っ、おち○ぽきもちぃ……っ──!」
本当にセックスが好きなのだと平口は思った。教師を好きだったのではない。きっとセックスが好きだったのだ。だからそれをして貰うためには、どんなことにも耐えた。
「ああぁん……んふぅっあんっあんあん! おち○ぽっ……おま○こもぉっあ! ぃひぃいいいーっ!!」
嬌声が悲鳴に変わりながらも平口は止めてとは言わなかった。
だって気持ちが良い、犯されて気持ちが良いのだ。
行為に対して我慢をしなくていいことが、酷く快感で、平口は嬌声を何度も上げて卑猥なことも言った。
「ふぁああん あ! あ! イイぃいい……あっ! イクっイクぅううう――っ!!」
パンパンパンと男が突いてくる。ペニスが抉ってくる角度が人によって違うことがまた嬉しかった。
「ほらほらほらっもっといくぞっ」
「あああぁんっ、おち○ぽっすごいっ……! あっ、ぁんっ、ふあぁっ、俺も、おま○こでいってるのぉっ! せいえきでてるよぉっ!!」
絶頂を迎えるたびに、精液を吐き出していたが、とうとう空イキをするようになった。躰だけ痙攣してしまうから、その快感は通常の二倍だ。
「いんら……っなの、おれぇっ淫乱なのぉおっ! ひぁんっもっとぉ……おま○こにおち○ぽ足りないよぉっあぁっ! はぁっ欲し、おま○こ奥ぅ……っ奥、あっ、ごりごりぃっん! おち○ぽで突いて……ひああっいぃ……っ!」
自分で立てなくなっても、使える口で何度も男達を求めた。
男達はここにる人では足りなかったのか、どんどん増えて三十人くらいになっていた。その全員が何も言わずに平口を犯していく。
「あーっあっぁあんっ! きもちいいっ、ぁあっはぁん! おち○ぽっ……いいっあっ、あっ、んあ……っ!」
「淫乱ちゃんマジ、ノリノリじゃん」
「ノリの良い子、俺好きだけどっ」
「ぁんっあんあん! ひぁあぁあっ……すご、おち○ぽ凄いぃいいっ! おま○こぐちゅぐちゅっ……ぁんっいい! おち○ぽいいよぉっ……もっとぉっあん!」
「ド淫乱って手に負えないってきいたことあるけど、こいつ三十人相手にここまでだからな」
「凄いわ、これ、持って帰りたいわ」
「俺も、欲しいわ。回しても怒らないだろうし、誰とでも寝そうで怖いけど」
「怖いタイプだけど、妊娠しないから、まあいいじゃん」
そう話している横で、男のペニスを銜え込み喘ぐ平口。その嬌声は三十人の男を満足させる。
「ひああっ、気持ちいいからっ、いいっひゃあっ……おち○ぽでおま○こグリグリされてきもちよくなっちゃったから……もっとおち○ぽで犯してほしいっ、あっあああんっ!」
もっとと要求して、体力のあるものたちが更に順番に平口を犯していく。その乱暴な手口にも平口は嬌声を上げて喜び、自ら男達のペニスを口に咥えて、フェラチオで勃起させては、アナルに誘導していた。
「あ゛ひっあ゛っらめっいってぅ、おま○こでい゛ってるからあ゛っあんっあんあんっあ゛っあひぃっ! ああぁんっ!」
やがて最後の一人が、平口の中に射精をし終わった。
「あぁっ!そこいいっ……っ、い……っあ!いくっ……い、くぅ……っああぁ――――――っ!」
平口は絶頂の中、半分朦朧としたまま、風呂場に投げ出されるようにされた。
「一応洗っとく?」
「見つかったら出入り禁止になるしな」
男達は次々に風呂掃除を始め、平口も躰中を洗われて、風呂の中に入れられた。
一人の男が平口を抱え、溺れないようにしてくれていたが、その男のペニスをまた平口は手で勃起させて、男に跨がった。
「もっと動いて、もっとおちんぽっでっ突いて……っ!掻きまわしてえぇ……!あぁっ、もっと……!」
「ちょっと……まだやる気?」
「ほら、相手してやれよ。こっちは三十人が世話になったんだから」
「そうそう。お礼に最後の一回くらい」
そう言われた男は、仕方ないというふりをしながら、舌なめずりをして平口の腰に手を回した。
「解りました……くそ淫乱がっもうっ!」
「あぁ……っ、もっと、もっと激しく、おちんぽっぐりぐりして……っ」
その言葉に、男は激しく平口を犯した。
「きもちいい……あぁぁっ……おま○こいい、おち○ぽっいいっきもちいいからぁ……!」
その高速の動きに、平口は翻弄され、更には窓ガラスに押しつけられて、乳首を挟まれて躰を揺らされた。
「ちくびっもいいっおま○こ、いい……っ、いいいっ……!あぁっ……おち○ぽっ気持ちいい、おち○ぽ気持ちよすぎて、いっちゃううぅっ……!!」
「はっ、えろすぎ……っ、く……」
「あー……っ!あああああぁぁ……!!!」
平口は窓ガラスに凭れたまま、奥深くまで犯されて絶頂をした。
風呂に倒れそうになるのを抱きかかえられ、再度アナルの中を洗われてから、やっと脱衣所で解放された。
「悪かったな、こっちは人数が多くて」
「あ、いえ……こちらこそ……」
どう言っていいのか、冷静になっても言葉は浮かばない。
そうしていると、教師が脱衣所にやってきた。
「どうした! 平口」
「あ、先生」
そう言うとラグビー部の男達が、逆上せた平口を介抱していたのだと言ってくれた。
「そうか、それは助かった。感謝する」
「いや、俺達もまあ、人助けですし」
男達はそう言うと、そそくさと脱衣所から出て行く。その時、平口だけは男達に向けて人差し指を口に当てて見せた。
このことは秘密だよ、と。
その日のうちに平口は、教師との関係に終止符を打った。
もう教師である必要がなくなった。誰とでも自由に寝ることができる。
平口は、友人たちを片っ端から誘惑して、修学旅行中に集団でセックスすることに成功した。
あの屈強な男達のセックスが忘れられず、誰のモノになることもなく、ただ誰とでもセックスするような人間に変わった。
その変身を、平口は当然として受け入れた。
だってセックスが好きだったから。それでよかった。
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