061-ピンクムービー
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酔った勢いというのは、こういう時に使うべきではないと、岡内は思った。
昨日ことだ。友達と集まってゲームをした。ただゲームをしていただけなのに、そのうち罰ゲームができた。罰ゲームは過酷なのを選んでも自分に当たっては元も子もない。
そこでそこまでのダメージが少ないモノを選んでいたら、一人でボーイズラブモノの映画を見てくることで落ち着いた。
だがそこで問題は発生した。
現在ボーイズラブもの映画は、一般ものはやっていなかった。
しかし仲間が見付けてきたのが、ゲイもの映画でR指定の映画であった。
それはさすがに見に行くのは辛い。だから必死になってゲームをした。
そして、罰ゲームが二人になったので、そのうち買った方が映画のチケット代を払うことになり、一人はそれで見てくるということになった。
そのゲームで岡内は接戦で負けた。
ショックの余り、うちひしがれていたが、接戦でチケットを買う役目の仲間が、絶対に岡内に罰ゲームをさせるために本当にチケットを買ってきたのだ。
「妹に説明して頼んだんだから、お前、本当にいけよ」
皆が苦笑して罰ゲームを別のことにして映画は止めようかと言っていた最中に、そのチケットを渡されて言われたら、止めるわけにもいかなくなった。
「岡内、一時間半だけだ。耐えてこい」
そう言われて映画館の前で送り出された。
逃げないようにされてしまい、チケットを買ったヤツを恨みながら、岡内は売店で酒を買い、酔って寝てしまえと思ったのだ。
映画館に入ると、客は岡内を入れて六人ほど。時間的に昼の午後二時である。仕事をサボっている中年サラリーマン、興味津々のゲイカップル。ビールを飲んでいる優男。そして何故か岡内の近くに座るイケメン営業マン。
ちらっと見えたが、どこかの企業の営業マンで、その仕事の最中のようだった。
どうみても映画を見なくてもいいレベルの男で、彫りの深い顔立ちで、背も高そうで、組んでいる足が長い。嫌みしかない男が近くで余計に岡内はイライラとした。
どいつもこいつも仕事中にエロかよっと岡内は舌打ちをしてビールをもう一杯飲んだ。こっちは罰ゲームで泣きたいほどなのにと怒りが勝った。
映画が始まる前にトイレに行き、更にもう一杯持って入った。
映画が始まると、番宣。漫画で人気のボーイズラブの映画がR18として実写化など、女が見るのか?と首を傾げたくなるような実写化映画が二本、アニメのR18ボーイズラブが二本。
この時点で、もう精神力は消耗していた。
こんな実写の本編を見るのか。
そう思うと段々と気持ちが沈んでいく。罰ゲームとはいえ、よく分からないものを見せられるのは苦痛なのだ。
しかし、本編が始まると、これが意外に面白かった。
恋愛映画を見ていると思えば、ここの葛藤がよく表現されていて、男同士で悩む心も分からなくはなかった。だがこれがR18ものとは勿体ないと岡内は唸る。
やがて思いが通じかけた時に、事件が起こる。
主人公が友人にレイプをされるのだ。そしてそれで感じてしまい、思い人のことをネタに脅されていくシリアスになる。とはいえ、R18指定のものでしかも成人映画とされている内容はアダルトビデオのように執拗にレイプシーンに時間をかけていた。
岡内は主人公に感情移入をしかけていたため、縛られたまま乳首を吸われてペニスを勃起している主人公と同じように、何故か感じてしまう。
「……っ」
何でボーイズラブ映画に感情移入して勃起など、恥ずかしいことが岡内の躰に起こってしまう。
「あっだめですっ!」
急に観客席から声がした。
見ると席を立っているのは、優男で、それを中年のサラリーマンが優男の躰中を弄っているのである。
「あっ! だめっ!」
ガタンと音がして優男が椅子に座らされて、嬌声を上げた。
「あ゛うっ、んっ、あっあっあーっ…あん゛っ、そこっ、ひぁあっ」
座った状態で頭を振っている。中年サラリーマンの姿は見えないが、どうやら優男のペニスを中年サラリーマンが咥えてしまったのだ。
「あうっあっあっあんっふっ……あっあああっ」
その声に合わせて、映画の音量も上がり、更にレイプシーンが続いている。
ジュルジュルとペニスを吸われる主人公。駄目といいながら感じて射精をしている。一度では済まず、執拗に攻めてられ、乳首にはニップルクリップまでされている。
「あっあんっあ゛あっああぁ~っ……あはっ」
優男が中年サラリーマンのフェラチオで達した。
その反対側ではゲイカップルがセックスを始めていた。
前の席に凭れるようになった男を後ろから男が犯している。暗くて見えないが、下半身は確実に脱いでいる。
「あああ~っ……んっ、はぁっ……あっあんっいっあうっ」
挿入を開始したゲイカップルは、映画もそっちのけで行為にふけっている。
「ひあああっ! あ゛っあ゛っうっひぃっあっあんっあああっ……!」
大きな声を出しても、映画の音楽も大きく、全体には聞こえるが邪魔になるほどでもない。
『あ゛ああっ、だめっちくびっ……ああっだめ、指で突きながら乳首いじられたらっ、あ゛ーっ…いっちゃうからぁっ、ちくびがっいいっああぁぁあ――――――っ』
主人公が完全にレイプしてくる友人の手管にやられていく。アナルをこじ開けられ、指を入れられて出し入れをされる。ローションをありったけ付けてジュクジュクと音を鳴らしながらの行為が美しいくらいの映像美だった。
もう無法地帯になった映画館で、岡内はどうしていいのか分からなかった。映画はまだ中盤、気になる主人公の行方と、話のオチ。けれど、周りで本当にレイプまがいの行為や、本気でセックスを始める輩と、身の危険もある。
隣のイケメン営業マンがどうしているのか、ちらりと見ると、営業マンは岡内を見ながら、ペニスを出してオナニーをしていた。
しかも、いつの間にか隣に座っている。
もう、言葉なんて出ない。
「君もそのままじゃ、どうしようもないだろう?」
男がそう言って、岡内のズボンのボタンを外して、下着からペニスを取り出した。
「ちょっ……なにするっ……あっ!」
取り出したペニスにいきなり営業マンが顔を近づいて、そして口に咥えた。
「あっあっ……んっはぁっ、だめ、んっ、あっあんっ……」
ジュルジュルと音を立ててペニスを吸われて、初めての感覚に岡内は逃げようとしたのだが、腰が押さえつけられていて、席を立てない。
「ひああっ、もっ、そこだめぇっ……あっああっ……」
舌で良いところを撫で回され、腰が跳ね回る。
駄目なのに感じるのは、映画の主人公と同じだ。映画を見ると、主人公がアナルにバイブを突っ込まれて、友人の蹂躙に悶えているところだった。もはやレイプではなく、主人公の顔は喜びに溢れていた。
「あっあっあっあんっあんっ……やっあひっうっああーっ……」
その主人公の快楽の表情は、まさに岡内がしている表情であり、岡内は男の愛撫を受け入れて、嬌声を上げた。
「あっああっ……んっ、ふっ、あっ、んっんっ……はぁっ、んぅっ……」
激しくペニスを吸われて、岡内は追い上げられて、とうとう。
「あああぁっ! らめっ、いくっ、いっちゃっ……あっああぁんっ」
嬌声を上げて、営業マンの口の中で射精をした。
営業マンはそれを口で受け止めて、飲み込んでしまう。
「……最近してなかった? 濃いね。性欲も強そうだし」
営業マンはそう言い、放心している岡内のズボンや下着を脱がせてしまうと、床に岡内を俯せにして、お尻を高く上げると、アナルに舌を這わせた。
「ひああぁっ! あんっ、やっ、あっぁあっあんっ」
「主人公と同じように、君もレイプされるんだよ。ここで男を知るんだ」
営業マンはそう言って、岡内のアナルを舌でこじ開け、激しく舌で犯してきた。
2
「ひああっ、あっあんっ、だめっだめ……っ、あっああ~……っ」
滑ってくる舌が最初こそ気持ち悪いと思えたのに、だんだんと気持ちが良くなってくる。主人公に感情移入していたのと、エッチな場面を見ていたせいで、気持ちも高まっている。
セックスって嫌でも気持ちがいいんじゃないだろうかという、そんな疑問が頭にあったのか、岡内は犯されているのに抵抗ができなかった。
「ああっ、んっ、あっ、あっ、ふあっ、あんっ……はぁっ、んっああぁっ」
とにかく営業マンの舌使いは、あり得ないほどの動きで翻弄していく。フェラチオも凄かったのだが、アナルでそれをやられては腰が抜けそうだった。
「あっ、いいっ……ひあっあっあんっなめちゃっやらぁっんっ」
そう言いながらも、大して抵抗もせずに岡内は犯された。
どんどん快楽の方が勝ち、もうどうにでもなれという気分になってしまう。
周りでは二組のセックスが行われていて、主人公もとうとう友人のペニスで深々と犯されるところだ。
『こんなにすぐ乳首もおち○ぽも勃起させやがって、淫乱が。男なら誰でもいいなんて言わないだろうな? ほらっおち○ぽくれてやるよっ』
『ちがっ……待って、あぁっぁっんんっ』
主人公が友人にとうとうペニスを挿入された。
その時だった。
営業マンもペニスを取り出した。その凶悪なペニスが黒光りをしていて、それがわずかな明かりで光っている。
「ひぃっ、それはらめぇっ、挿れちゃやらぁ!」
さすがにそれは怖いと、岡内は這いながら起き上がり、逃げようとした。しかし、ズボンや下着が足かせになり、身動きが取れない。
「あっくそっ」
それを持ち上げようとして、前屈みになったところを営業マンに腰を捕まれた。
営業マンは素早く岡内の腰を引き寄せて、椅子に座り、その膝の上に岡内を座らせるようにして、ペニスを岡内にアナルに挿入した。
「い゛っああっ、ひっあっああーっ……」
一気に突き立てるようにして挿入され、脳天の突き抜ける衝撃に、岡内は抵抗ができなくなった。
自分のアナルに知らない男のペニスが入っている。それだけでショックである。
しかし営業マンは言った。
「見てご覧、主人公のあの気持ちよさそうな顔。嫌な友人にレイプされて、感じないはずなのに、感じて乱れて、口からは涎が垂れている。気持ち良くて気持ち良くて何もかもどうでもいいんだよ、あれは。もう初恋の相手なんて、頭の片隅にしかない。精々、背徳感を味わう道具になってしまうんだ」
営業マンは原作を読んだことがあるのだろう。的確に主人公の心を言い当てていた。 モノローグで主人公の片思いの相手がどんどん霧の彼方に消えていく描写がされる。これがこの映画がR18 になった理由なのだ。
レイプで気持ち良くなり、友人と関係を何度も続け、思い人に申し訳ないと感じながらも、友人とのセックスに溺れていく。
そのうち友人の友人とも寝始め、だんだんとセックスの快楽に目覚めていくというのが、この話の流れだ。
しかも原作はまだ続いて、数年後、初恋の相手と再会するところから物語がまた動き出すのだという。
「君もセックス好きそうだし、セックスに溺れて、道を誤った主人公みたいに快楽に弱そうだよね」
「あひっ……うあっ、あっ……ああっ」
「もうちょっと力抜いて? これじゃ動けない」
「ひうっあっむりっ……ぬいてっやだっ」
「仕方ないな。ほら、自分で乳首いじってごらん。好きなようにいじって」
営業マンはそう言うと、岡内のシャツを脱がせて、乳首の片方を弄った。
「やだぁっあんっ、やらっちくびっああぁあんっ」
いつの間にか勃起していた乳首を捏ね回されて、岡内は腰を揺らした。アナルの中を圧迫しているものを何度も締め付けて、営業マンは気持ちがいいのかうめき声を上げた。
「なかなか、覚えがいいようだ。さあ、乳首いじってごらん、もっと気持ち良くなる。ほら、主人公も自分で乳首をいじってるよ」
そう言われて映画を見ると、主人公が乳首を自分で両手で弄り、捏ね上げている。気持ちよさそうに喘いで、口から涎を垂らしている。
そんなに気持ちがいいのかと思うと、岡内は自分で乳首をいじってみたくなり、自分の手で乳首を摘まんだ。
「あ゛ひっ、いっあっあんっらめっ、ちくびっいじるとかっあっあんっあんっ」
「ははっいいだろう? レイプされてケツおま○こ犯されながら、乳首を自分で弄って感じるなんて、いい淫乱ぶりだ」
営業マンは満足したように、岡内の背中などにキスしては舌で舐め回した。首筋や耳を舐め回し、ジュルジュルと音を立てる。
「あんっあっ、ちくびっ、きもちいいっ……あっん、あぁん……はうっああっ」
営業マンは少しずつ腰を動かした。
「ああぁんっ! んゃあぁっ、あっやあっ、あんっ、あぁっ!」
下からズンズンと突き上げてくるのを感じながら、岡内は乳首を弄りながらのけぞった。
「ひあぁっあひっ、あ゛っ、らめぇっ……おしりっああっちくびっ、あぁっあっおしりもちくびがっああっいいっ」
「お尻じゃない、おま○こって言え。お前のアナルはおま○こだ。男におち○ぽを入れられて感じる場所だ」
「あぁっ! おま○こいいっあっあっあひぃっ……おち○ぽっすごっあんっはぁっあぁんっ!」
「ほらやっぱりセックスはいいだろう? お前はこれから俺専用のおま○こになるんだ。このおち○ぽがなきゃ、生きていけないようにしてやるよっ」
そう言うと営業マンは激しく下から岡内を突き上げた。
岡内は跳ね上げられながら、乳首をいじり続けて、嬌声を上げた。
「あぁあっあんっいぃっ……! もっおち○ぽっいいっはぁああっ……! あっあっああっ!」
気持ち良くて他はどうでもよかった。
岡内が盛り上がってきたところで、映画はどんどんレイプした友人と主人公の奇っ怪なセックス日常に変わる。
初恋の人が心配で電話をかけているのに、それを受けながらセックスをしていたり、心配で家まで来てくれた友人達に聞こえないように玄関で強制的にイかされたり、公園で青姦して、初恋の人が側を通る道の中で押し倒されて襲われたりと、バリエーションも豊かにセックスシーンが差し込まれている。
ドア一枚でのセックスシーンや青姦のシーンはドキドキもので、岡内は盛り上がった。
「あっぁっあっ、いいっ、きもちいいよぉっ! あああぁんっ」
「何だ、お前、青姦とかアブノーマルに近いのが好みかっ。じゃあ映画館で知らない男にレイプされるなんて、まさにお前の願望だな。この映画を選んだのもレイプされたいからだな。お望み通りになったわけだが、どうだっ」
「ちがっ……そうじゃないっけどっ……ああっあっ、あっ、あんっ、あんっぁあんっ!!」
「でもおち○ぽしっかりおま○こで咥えて離さないじゃないか、淫乱めっ」
淫乱、その言葉が岡内を責めているのだが、岡内はそれに興奮した。
その通りだった。淫乱でレイプでも感じている。知らない男のペニスで達しようとしている。それが良い証拠だった。
「おま○こでっいくっいくぅっ……知らない男のおち○ぽでいかされるっひあぁああーっ! あひっ……あ゛っあぁあっ……んはぁっああっ……あぁっんああっ」
岡内は映画の主人公が達するのと同時に、派手に射精をした。
営業マンの男も岡内の中で射精して言った。
「こういうのは、最初が一番感じるんだ。だから、それをいつものようにするには、このまま犯しつづけられることでしか得られない」
営業マンが岡内を抱き留めてそう言う。
その営業マンは射精をしたのに、まだ勃起が治まっていない。
「……おち○ぽ……硬い……何で?」
「お前が思いの外、いいからだよ。さあ、続きをしようか? この映画、後三十分くらいある。それまでこのおち○ぽはお前のモノだ」
そう言うと営業マンが岡内を椅子に凭れさせて後ろから激しく突き始めた。
「ふぁあっ、なかっ、ザーメんっ、んっぁ、なかにっ、いっぱいらしてぇっあっあんっふぁああんっ!」
激しく犯されることが気持ちが良くて、岡内はすっかり営業マンのペニスの虜になった。自らも腰を振り、アナルを締め付けて営業マンをいかせようとする。
「あぁっ! あっあっあひぃっ……すごっおち○ぽっすごいっあんっはぁっあぁんっ」
内壁が高速で出し入れされる感覚が、ここまで気持ちが良いのが、岡内には嬉しい誤算だった。まさか映画を見ていただけで、レイプされるとは思わなかったが、これはレイプではなかった。合意でしかない。
「んっあぁっあぅっ、おち○ぽでゴリゴリされるの気持ちいっ……あっあひっあ゛んっあああっ!」
合意ながら気持ち良くなった方が勝ちだ。そう岡内は開き直って、営業マンを受け入れた。
「ひっあっ、あんっいいっ、あぁっま○こっ、おち○ぽハメハメされてっあんっきもちいいっはあっんああっ!」
「やっと素直になったか。そうだ、それでいいっ精液たっぷりくれてやるっ」
「いいっ気持ちいっ……ぁあ、はぁんっいいよぉっあんっあんっあんっ」
岡内が素直になったのと同時に、映画の主人公も友人との行為を合意という感情を持ち、初恋の人にさよならをした。
友人とは大学中も続き、セックスライフは激しくなっていく。乱交はもちろん、次第に政治家や企業家ともセックスをしてコネを作り、主人公はそんな男達に弄ばれながら社会人になる。
「あ゛あああっ! いくっいくいっちゃうっ……あっあんっあひっあああーっ」
映画がラストの主人公の笑顔を映し、後悔は一切してないというモノローグが入って終わった。
邦楽の曲が流れ、エンドロール。その間に営業マンは岡内の中に射精をして素早くペニスをしまう。そして、鞄からアナルプラグを取り出すと、岡内のアナルにそれを入れた。
「いいかい、私の精液を入れたまま、このままで外で待っている友達とあってくるんだ。そして、上手く抜け出して、ここに来なさい。続きをしてあげるよ」
営業マンはそう言うと、エンドロールが終わらない間に映画を出て行った。
岡内はやっとの思いで服を着て、汚れていないかトイレまで行って躰中を確認してから映画館を出た。
外に出ると友人達が待っていた。
「……おい、顔色悪いけど、大丈夫か?」
「……うん……悪いけど……俺……」
さすがに本番まで見てきたのは、岡内の様子から分かり、憔悴しきっている様子に、チケットを持ってきた友達も狼狽していた。
「も、帰っていいか? ちゃんと罰ゲームしたし……」
「……お、おお、いいぞ。帰って、その休め」
「じゃあ……」
具合が悪いわけではなく、さっきのセックスで疲労しただけなのだが、友人達はさすがにR18を見せたのは拙かったかと同情していた。
けれど、岡内はそのまま電車に乗って次の町で降り、営業マンに言われたホテルに入った。
その日は自宅には帰れなかった。
それから岡内は頻繁に映画にでかけ、映画館にて営業マンたちとのセックスに興じた。
R18ものの映画館は大抵二、三組の人間が密かにセックスをしていて、映画はそれに合わせた内容のR18ものばかりだ。
その環境が盛り上がるので、岡内は映画館でも人が少ない映画館で、営業マンとペニスを扱き合ったりフェラチオを楽しんだり、映画館のトイレでセックスをしたりと好き放題やった。
来場者の少ない映画の一番前の席の通路で寝転がってセックスもした。案外気付かれないもので、声さえ我慢すれば、二時間入れっぱなしのイキっぱなしだ。
深夜に至っては、来場者が岡内と営業マンだけの時もあり、その時は色んな場所で楽しんだ。
営業マンとは何度もセックスを楽しんだが、そのうち岡内が有名になり、様々な人と映画館でセックスを楽しむようになった。
「このおま○こっ、はぁっ……おれのおま○こに、おち○ぽ、奥まで挿れて、っめちゃくちゃにしてほしいっ!」
映画館ですることが岡内の興奮の一つになり、映画館関係者ともセックスをして、特別な時間に映画上映をして貰い、その人達とも通路の真ん中でセックスに興じた。
「あ゛ああっいいっいい、おま○こきもちいいっ……あんっあんっあんっ、いくっあああっ!」
今日もまた深夜の特別上映であるが、流れているのはR18の無修正。どこから仕入れたのか分からないが、その映画に添った内容でセックスがされる。
「おま○こいいっ気持ちいっ……おち○ぽっおしいっぁあ、はぁんっいいよぉっあんっあんっあんっ……あ゛あああっ! いくっいくいっちゃうっ……あっあんっあひっあああーっ」
罰ゲームのお陰で、岡内は新たな世界に足を踏み入れることになったが、映画の主人公のように後悔は一切していなかった。
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