054-保健室の眠り男

1

 夢を見ていると感じるのは、宇宙を飛んでいたり、空を飛んでいたり、不可思議なことが起こっているとすぐに理解できる。
 しかし、それが現実にあり得ることであっても、あるわけないと思うことが起こっていたら、人は夢か幻かと言うのだろうか? 
 佐東(さとう)は、具合が悪いということで、保健室でよく寝ている。
 いつもただの寝不足で、体育などが面倒だと思う時に保健室で寝ているのだが、その日は、養護教諭こと保健の教師が学会に出ていていなかった。
 保健室の鍵を佐東は預かり、その日は一人で寝ていた。
 保健室は、教室の棟とは離れた場所にあり、渡り廊下を通って教室がある棟とは別の場所になるため人はあまり来ない。
 特に授業中などは静かなもので、誰も通らなくて、佐東はいい寝場所だと思っていた。
 その異変に気付いたのは、保健室に通い出して十回目辺りだったか。
人の呻くような声がしたのだ。
 暫くして、薄らと目を覚ますと、保健室のドアがバタンと音を立てて閉まる音がした。
 今日は保健の教師がいない日で、用事がある人はよほどのことがないと来ないはずなのに、誰かが鍵を開けて入ってきたのか。
 勝手に寝ていた佐東は、ゆっくりと起き上がる。
 ベッドから出てふと見た鏡に自分の顔が映っているのだが、その頬に白いモノが付いていた。
「なにこれ……うわ、べとついてる」
 白く半透明なモノが頬にべたついていて、佐東は先に保健室の洗面台でそれを洗って落とした。それが何か分からないが、誰かに付けられたことは間違いない。
「なんだよ、ていうか、鍵」
 顔を洗ってからタオルで拭きながら、保健室のドアの鍵を確認すると、鍵は閉まっていた。
「あれ? 閉まってるってことは、鍵を持ってた誰かだったのかな?」
 寝ている間に誰が来たのかは分からないが、誰かがいたのは確かだ。
 その時、少し爽やかなライムの匂いがした。自分の物ではない匂い。
 やはり誰かいたのか。しかし誰かまでは分からない。
「……まあ、いっか」
 佐東はそう諦めて、保健室を出る。教室に戻ってその日はそのまま授業を受けた。

 次に佐東が保健室に来たのは、一週間後のことだ。
 体育の授業がサッカーだと聞いて、すぐに具合が悪いと言って保健室に逃げ出した。具合なんか悪くはないが、寝不足でと言えば無理にとは言われない。もちろん単位ギリギリを計算して休んでいるが、今年は十分単位は取れているから気にしない。
 保健室に来ると誰もおらず、鍵も閉まっていた。
 保健の教師は今日も保健教師の会議でいない。なんでも会議の役員になっているらしく、準備などで忙しいらしい。
 佐東はそれを知っていて、合い鍵で中に入って中を確認して、ベッドに潜り込む。いつものように睡魔が襲ってきて、そのまま寝始める。
 チャイムが鳴って更に静かになると、睡眠は深くなる。


 そんな佐東が寝ている保健室に、誰かが合い鍵を使って入ってくる。
「……」
 佐東が寝ているのを確認してから、保健室の鍵を閉める。
 そしてベッドに周り、佐東の顔を見る。
 可愛い顔をして寝ている。
 佐東は、大人しめで少し大人びた瞳をした青年だ。一般的な生徒とは距離を置いた一歩先を進んでいるような感じで、同世代の人間より大人びていた。
 友達といるところはあまりみないが、そこまで親しい人はいないようだった。けれど、それで彼が困っているところは見たことはなく、教室にいる時は本を読んで過ごしている。
 普段も図書館に通ったりしているが、最近はもっぱら保健室で寝ていることが多い。
 保健室で見かけた時に、寝ている姿をずっと見て一時間を過ごした。
 そのうち、佐東の寝付きの良さから、寝てしまうと一時間は絶対に起きないことが分かった。
 そのうち、頬を触ったり、唇を触ったりしていたが、それでも目を覚まさなかった。
 次第に見ているだけでは満足できなくなって、佐東の顔を見ながらオナニーをしてしまった。
 だんだんとそのスリルに填まり、見つかったらどうしようと思いながらも、止められなくなった。
 最近は、佐東の口に己のペニスをくっつけてみたり、肌にペニスを宛がったりして、ペニスを扱いている。開いている口にペニスの先を入れて浅く腰を振ってみたりしたが、それでも佐東は目を醒まさなかった。
 佐東は、制服のズボンも皴になるからなのか、脱いで寝ているので、布団を捲って、下着を下ろし、アナルを眺めてした。
 佐東の尻にペニスを宛がい、割れ目にペニスを軽く挟んでペニスを扱いたこともある。
 最近は、アナルを拡張する道具を持ち込んで、佐東のアナルに小さなモノから挿入を始めた。最初は、鉛筆くらいに細いもので、そのうち、アナル専用のビーズを入れたりもした。
 佐東はそれでも気付かずに、荒い息をしながらも寝ていた。
 だんだんと拡張を続け、週で多ければ三回、少なくても二回は続けた。
 佐東は違和感は抱いていないようで、鈍いようであるが、それでも開発は続けた。
 昨日は危なかった。
 尻でやった後に、顔を見て扱いていたら、うっかり顔に精液をかけてしまった。気付かれたかと思ったが、特に変化はなかった。
 だから今日は、口の中にペニスを半分入れて扱き、勃起したところで、佐東のアナルにアナルビーズを入れた。今回は長くて少し大きいが、佐東は問題なく、それらを飲み込めるようになっていた。
 そこで、我慢がきかなくなった。
 これをこのままにしておいたら、佐東はどうするだろう?
 保健室でそのまま抜くか、それでもトイレまで走るか。
 そのどちらでも見て見たいと思った。これを佐東が自分で捻り出しながら抜くという行為をどうしても見たかった。
可愛い顔をして寝ている佐東の口にペニスの先を入れ、そこでペニスを扱く。口の中に入れたまま射精をしたら、さすがに起きるだろうが、混乱からのアナルビーズは見て見たいと、興奮が抑えられない。
 そのまま携帯で、佐東の口にペニスを突っ込んでいるところを写真を何度も取り、動画も撮る。
「……うっ……はっ」
 軽く呻きながらペニスを扱き、とうとう佐東の口の中に精液を吐き出してしまう。
 ビューッとでた精液は佐東の舌に溜まったが、それが涎と共に交ざり、ペニスが口から出ると、ドロリとした液体になって口から垂れてきた。
 それがとてもよかったので、その様子も動画に撮った。
 写真を何枚も撮ってきたが、今日の出来は最高であり、最後かもしれない。
 写真を急いで撮ってから、保健室を後にした。
 もちろんアナルビーズはそのままであるし、口に射精した精液もそのままだ。
 これが最後だと思いながらも、最後なら佐東を脅してでも何かできるのではないかと思えてきて、わざと廊下に立ったまま佐東が保健室から出てくるのを待った。


2

 佐東はふっと目を覚ました。
 今日はいつもよりよく眠れた気がしたが、起きると口の中が変な味がした。
「うえっ……なにこれ……」
 少し飲み込んでしまい、あまりの苦い気持ちの悪さにすぐに洗面台に走ろうとして、お尻がおかしいことに気付く、起き上がるとアナルの中がゴリゴリとしたものが蠢いているのを感じた。
「……え……なに……中に何か……ある……」
 下着越しに恐る恐るアナルを触ると、そこに何かの突起が付いたものが栓のようになってあった。
「なにこれ……なんなんだよ」
 寝て起きたらこんなことになっているのはおかしい。
 変なモノがアナルに入っている。その突起に指をかけて、ゆっくりと引っ張ってみると、何かがぬるっと出てきた。
「う……はっあっん……んんっ」
 息を吐きながら、それを吐き出すとコポッと一個だけそれが出てきた。
「……んん……あ……まだ、入ってる……」
 出たのは一個だけで、明らかにまだ中にそれ以上が入っている。下腹部がゴリッとした感覚を覚え、佐東は困り果てながらも、保健室でそれを抜くわけにはいかないと、トイレにいこうとした。
 まずズボンを履いて、ゆっくりと洗面所に立つ。顔には涎の後のように白い塊が筋になっている。
「口の中も苦いし……なんなの……これ」
 訳が分からず口の中を洗い、頬も洗う。
 その時に、また爽やかなライムの匂いが香った。それがこんなことをした犯人のモノであるのは間違いない。しかし、ありふれた匂いで誰かまでは特定は不可能だ。
 意味の分からないことが起こっていて、佐東は早く保健室を出た。
 歩いていると、ゴリゴリしたものが響いてきて、背筋がゾクゾクしてしまう。この感覚がなんなのか分からず、恥ずかしさで顔が熱くなる。
 とにかく誰にも会わずにトレイにと思っていると、校舎側の方に誰かが立っているのが見えた。
 よくみると、隣のクラスの桐沢だった。
 学年テストで二位だったか、秀才と噂されている人だ。眼鏡をかけていて、学ランの姿がよく似合う、イケメンでもある。しかし、読書が趣味で人と余り深く関わらず、部活も何も入っていない帰宅部だ。性格も暗く、だから、万年二位にも関わらず、人の噂にはそこまで上がらない。
 大人しい佐東と同じ部類で、人と関わることを避ける人という印象がある。
 その桐沢は佐東に気付いたように顔を上げて佐東を見た。
 ゾクリとした感覚が走り、佐東は急いでその横を抜けようとするのだが、アナルの中のモノが邪魔をして、早く歩けない。
 何とか桐沢を見ないように通り過ぎ、トイレに駆け込もうとしたのだが、桐沢の隣を通ったときに、ふと嗅いだ覚えのある匂いがした。
「……あ……」
 覚えがある。それは保健室の中で嗅いだ、誰かの香水のような匂い。爽やかなライムの匂いで、ついさっきどころか一週間前に嗅いだ匂いであることを思い出した。
 まさか、桐沢が保健室に入り込んだ犯人?
 そう思って顔を上げると、桐沢と目が合った。
 桐沢の熱の篭もった目。完全に観察をしている様子が、犯人が桐沢であることを物語っていた。
「……っ」
 その時、チャイムが鳴り響く。生徒の笑い声や運動場を騒ぎながら走って行く声が響いて消えていく。
 ああ、授業の始まりの音だったのだと気付いて、佐東は保健室に走って戻った。
 急いで鍵を開けて中に入り、鍵を閉め直してどうしようと思っていると、鍵がカチンと鳴って開いた。
 ガラッと勢いよく開いて、そこに桐沢が立っている。
 向き合って見て、桐沢が酷く興奮しているのが分かった。
「……っ!」
 佐東は窓から逃げようとして、運動場側に走って行くと、桐沢は鍵をかけてから走ってきた。
 佐東は窓のカーテンを開けて、鍵を開けている間に桐沢に追いつかれ、羽交い締めにされるように窓から離される。
「……やっ!」
 嫌な予感しかしないと、暴れていると、桐沢は佐東のズボンのボタンを外しファスナーを開いた。ズボンが自然に抜けて足を拘束する。
 桐沢は佐東の下着を一気に膝まで下ろした。
「いやあっ!」
「いいのか、誰かがきても」
「……やっだっ」
「これが入っているのを、誰かに見られてもいいのか?」
 桐沢がそう言って、アナルに入っていたビーズを二個くらいを引っ張って抜いた。
「ひあああっっ!」
 コポコポと抜けた感覚に佐東の口から悲鳴があがる。
 佐東はそれで一気に大人しくなる。それを桐沢がベッドに佐東を四つん這いにさせて乗せた。
「やだ……桐沢……これ、なんなの……何で?」
 訳が分からずに泣きながら佐東は桐沢に聞いていた。
「何故って? 佐東が無防備だから、いろいろしたくなったんだ」
「だからって……こんなの酷いよっ!」
「そうか? ああ、一個は出してみたんだ? どうだった? ゾクリとしただろ?」
「しっしてないっ!」
「ああ、したんだね……ずっと慣らしていただけのことはあるってことか」
「取って、これ取ってっ! こんなのっやだ……っ」
「じゃあ取るよ」
 佐東はこの後、自分がどうなるか分かっていないで取れと言ってくる。
 桐沢はニヤリとして舌なめずりをしながら、アナルビーズの突起に指を引っかける。そして佐東が油断している間に一気にアナルビーズを引っ張った。
「――っ! あ゛あああぁっあ――っ! あ――――――っ!!」
 ジュボジュボと丸いモノがゾクゾクとアナルから無理矢理捻り出されて、佐東は脳天を突き抜ける快楽に一気に絶頂を迎えてしまう。
「あ゛ひっ……ぅあ、あっ」
 まさかの絶頂に、佐東は放心したようにベッドに倒れた。お尻がビクビクと震え、ビーズが抜けたアナルがピクピクと収縮を繰り返している。
「……イッたか。さすがだ佐東……」
 あんなものを抜くだけで絶頂を迎えるなんて、佐東も思わず、流していた涙が止まってしまった。
「中はとろとろなんだろうな……」
 桐沢はそう言いながら、ベッドに上がり、佐東のアナルに隠し持っていたバイブを入れた。
「……ひっあっなにっやぁあああぁあぁっ」
 柔らかくなっているアナルが、大きなバイブをやすやすと飲み込み、根元まで刺さってしまう。
「いや、いやっ……いや、やめて、入れないで……っいや、あああああぁ!」
「いやって言っているわりには、全部飲み込んだけど。意外に平気なんだな」
「やだっおねがいっやだ、ぁああ……!あっ、あっ……ああああぁあっ!」
 佐東のアナルが裂けていないことを確認した桐沢は、その先を進めた。


3

 入れたバイブのスイッチを入れて、先を押さえて振動を中に伝えた。
「ひぃっ、ひっ、ひっ、あ、やぁ……あっ、んああっ」
 バイブが佐東の中で縦横無尽に暴れ回る。その振動が内壁を押し開きながら伝わり、佐東は悲鳴を上げた。
「あぁ、ああっ んっ……あっ、んんんうぅっ……!」
 気持ち悪いはずのモノが中で暴れているのに、まるで待っていたようにそれが気持ちいい感覚をどんどん押しつけてくる。
 脳天を抜けるように、何かがやってくるのが分かり、佐東は布団を握り閉めて腰を振って逃げようとするのだが、それがバイブをよりよく受け入れる形になってしまい、だんだんと気持ちよさの方が勝ってくる。
「腰振っちゃうほど、いいんだ? 佐東って淫乱だったんだな」
「やだっ、あぁ……っ、ちが、そんな……っ、だめぇ……! やだ、ぁ、あ、ああっああぁあっ!」
 違うと否定を口にしたとたん、桐沢はバイブを出したり入れたりとし始める。
 ジュボジュボと大きな音が鳴り、バイブの機械音がウイーンウイーンと大きな音を立てている。
「ぁああーぅんっふぁっぁんっあんっそこぉっ! そこ……っあーっあー!」
なかなか言葉にならないほど感じているのか、佐東は嬌声を上げている。その声が響いているのが怖いのか、布団に口を押しつけて悲鳴を上げているが、とても嫌がっている声ではなかった。
「あは、ぁんっ、そこ突いたら……っだめぇっああっ、ひ……ゃあ……あっ、あっ、あ……っ!」
 甘い高い声は、喘ぎ声以外のものではない。
「佐東は、アナルをバイブで突かれて、気持ちがいいんだ?」
「あぁっ!そこだめ……っ、い……っあ!いくっ……い、くぅ……っああぁーーーっ!」
 いいところを抉られて、佐東はバイブに犯されて射精をまたした。
 布団に染みこんでいく精液が、濡れたような見た目になっていく。
「お漏らししたみたいに、精液を出したんだ?」
「ひんっ、あっ……あふぅう……っ」
バイブはまだ中で動いていて、アナルを拡張している。
「大丈夫、男はこうやられると、弱いんだよ。いいところがアナルの中にあってね、誰でもこうなるんだよ」
 桐沢はそれが自然であると、佐東に吹き込む。確かに前立腺を擦られれば、男は勃起して射精までするが、アナルにバイブは入れないし、初めて奥までバイブで犯されて射精はしない。
「バイブの代わりに、これでもイケそうだね」
「あっあっ、ひ、ぃああ……っ」
 そう言いながら桐沢は既に勃起している自分のペニスを出した。
それをすぐさま、佐東のアナルに当てて、すぐに挿入を開始した。
「あぁーーっ!ああっ、だめ、だ……っめええぇ! やだっ!」
 桐沢はしっかりと奥深くまで佐東をペニスで犯した。
「入った……ずっと佐東の中に入りたかったんだ……ああ、佐東の口もよかったけど、こっちも最高」
「なんで、こ、こんな……んうぅっ……!」
「なんでって? 佐東が可愛いから……佐東が好きでずっと犯したかったんだ。ここで寝ている佐東にいろんなことをしたよ。ほら、こんなこともしたなあ」
 桐沢はそう言って佐東の目に見えるように、今日のペニスを咥えさせて扱いているのや、口の中に射精をした写真を見せる。
「ひっ、あっ……くんっ」
 佐東はそれでやっと理解をした。頬に付いていたり、口の中が苦かったのは、全部桐沢の射精した後だったのだ。自分は別の男の精液を擦りつけられ、挙げ句口の中で味わったのだ。
「な……っ、そっ、んなっあっん!」
 さっきの無機質なバイブの冷たさはなく、熱い大きなモノがアナルで蠢いているのが、佐東にははっきりと分かる。
 桐沢は佐東で興奮して、ペニスを勃起させる変態なのだ。しかし佐東はそれを嫌だとは思わなかった。
 秀才がペニスを勃起させて、毎回佐東を見ていたなんて、普通は気持ち悪いものであるが、佐東には胸がときめくことだった。こんな風に執拗に好きだと言われたことはなかった。
「好きだよ、佐東。俺のおちんぽでイッて」
「あっ……! 激し……っ、あぁっ……あっあっあっあぁん……!」
 佐東は俯せのままで桐沢に犯されている。ペニスは奥まで入り込み、さらには掻き出すように出て行く。バイブの無造作な動きよりも、この熱いペニスの方が気持ちいいと佐東は感じた。
「ひんっ、あっ……あふぅう……っ動いて……っ、あぁっ、もっと、動いて……っ」
佐東は桐沢のペニスを締め付けるようにギュッとアナルを絞めた。それに桐沢がぐっと力を込めてペニスを押し込む。
「もっと動いて、もっとおちんぽっでっ突いて……っ!掻きまわしてえぇ……!あぁっ、もっ、おちんぽでっおかしくなるぅ……!」
「おかしくなって、俺のおちんぽでっ」
「いい、おちんぽっいい……! ああっ気持ちいいっ……! んふっきもちいい……あぁぁっ……いい、おちんぽっいいっきもちいいからぁ……!」
「ああ、佐東、素敵だっもっともっと求めてっ」
 パンパンと激しい音が出るほど桐沢は佐東の中をペニスで犯し、佐東はそれを感じてすっかり淫語と嬌声を上げてしまっている。
「もっと、もっと激しく、桐沢のおちんぽでっぐりぐりして……っ」
「このっいきなり淫乱はずるいぞっ佐東っ」
 さっきまで桐沢が佐東を犯していたのに、今は佐東の方が桐沢を犯しているかのように、淫語を連発して煽ってくる。
「お尻、いい……っ、いいいっ……!あぁっ……おちんぽっ気持ちよすぎて、おちんぽでっ気持ちよすぎて、いっちゃううぅ……っ!」
「いっく――――――っ」
「いくっ、いく……! おちんぽでっいくっひぁ、あっああぁ――――――っ」
 二人は同時に達していた。
 桐沢は佐東の中に精液を吐きだし、中に擦りつけるようにしてペニスを動かしてから抜いた。
「はっ、えろすぎ……っ、く……」
「あぁ……っ、はっ……はぁっ……あぅぅ……」
 佐東は俯せのまま、ビクビクと躰を痙攣させて、まだ絶頂を味わっている。
 感じた事はない、オナニーでは得られない絶頂に、佐東はこれは虜になってしまうかもしれないと思った。


 その次の週。
 佐東が鍵を開けて保健室に入ると、既にベッドには桐沢が座って待っている。
 後ろで授業が開始するチャイムが鳴り響いていたが、ドアを閉めてしまうとそれも遠くで聞こえているだけになる。
 佐東は部屋の鍵を自分で掛けてから、桐沢の元ヘ行った。
 そしてすぐにベッドのカーテンを引いて、制服を脱いだ。そのアナルにはアナルビーズが入っており、佐東は桐沢に前に貰った道具を全て持ってきていた。
 そしてベッドに上がって桐沢にお尻を向けて言うのだ。
「俺を、犯して?」
 その瞬間に桐沢は笑い、アナルビーズを一気に引き抜いた。
「あぁっ! い……っあ! いくっ……い、くぅ……っああぁーーーっ!」
 一気に引き抜かれ達してからが、本番だ。
 桐沢は倒れている佐東のアナルに、準備万端で待っていた勃起したペニスを一気に突き刺す。
「待ちわびていたよ、佐東も待っていたよね、このおちんぽをっ」
「だって……すごく、いい……からっ、あぁ! おちんぽっ、すご……いいぃ……っ!」
 週に一回、二人は保健室での情事を楽しんだ。
 もちろん、放課後には学校に残って、様々な場所でセックスを楽しみ、学校帰りの公園の茂みや、ビルの裏など、青姦もたくさんした。
 佐東はすっかり桐沢のペニスに犯されるのを望み、自ら様々な場所に桐沢を誘った。
 特に佐東のお気に入りは、青姦の中でもビルの上が大好きだった。 
「はぁんっ! あんっあんっいいよぉ……おっぁあうっおちんぽっ凄……あーっあぁあーっ!」
 様々なビルに忍び込んでは、屋上で一日中セックスにふけることも多くなった。

 ちなみに、その後は二人は一緒に暮らし、高層ビルの最上階のバルコニーやガラス張りのプールで全裸セックスするのが好きな変態へと育っていったが、日常は安定した暮らしを得て幸せに暮らしたのだった。
 

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