046-専用ペット
1
こんなことになるなんて、ここに来たときは思いもしなかった。
「はぁあっあっ、なかに、せーし中出しして……っあっあああんっ!」
パンパンと音が鳴ると同時に、グチャグチャッとアナルに入るペニスの挿入もたびに大きな水音がした。
激しく躰を揺さぶられ、快楽の絶頂へと追い上げられる。
「あ゛あああっいくっあぁっ、いっちゃうっあぁああんっ!」
「せんせっ……んふっせんせっ……いくっ」
教えている生徒にレイプされ、絶頂を迎えて奥島は射精をした。
たっぷりと生徒の射精を奥で受けて、奥島は躰をくねられた。
その日、塾の講師をしている奥島に、家庭教師の派遣の話が舞い込む。
「管轄が違うし、どうかなと思ったんだけど、講師のリストラに君が入っていて、それで、うちの系列の家庭教師部門なら、雇えるという話が上から回ってきてね」
「……はあ……」
塾講師をしていた奥島は今、リストラ宣言をされたのだ。
何が悪かったのか、理由は分からないが、リストラされることだけは決定的だった。多分、新しく入った講師の人気が高まり、奥島の授業から、その講師の授業へ鞍替えしていく生徒が増えたせいでもある。
それには理由があった。
「あの生徒を隔離したいというのが、経営者の言い分で、君はその割を食ったという……本当に申し訳ないんだが……その、この話が受け入れられないなら、君は首ってことになってしまって……」
今年に入って、奥島の授業に入った藤坂という生徒のことだ。
藤坂は、経営者の親戚で、奥島の授業に入りたいと我が儘を言って入ってきたのだが、奥島の授業をことごとく邪魔をした。
口説き文句や卑猥なことを席の一番前で言い、注意されてもやめなかった。それで奥島は校長に言ったところ、自分で対処するようにと聞き入れて貰えなかった。
どうやら経営者から直々に頼まれていて、校長も何もできないというのが理由だったらしい。そうしたわけで、授業は真面にできず、生徒が講師を変えてしまい、奥島の授業には藤坂しかいなくなった。
もちろん、そのことで他の講師からは同情されたが、誰も助けてはくれなかった。
奥島も藤坂が何を考えているの理解できず、対処しきれないまま、一ヶ月が経ってしまった。
「藤坂くんのことは、自宅で家庭教師を付けて貰うことで納得はして貰えたのだが、講師は奥島くんじゃなきゃ、絶対に嫌だと言い張ってて……その成績も上がっていて、親御さんからもお願いされてしまってね。その、お給料の方は、経営者の方が、今の講師の倍を出すから……と」
「え……今の倍ですか?」
「とにかく、受験さえ越えてしまえば、こういう面倒もなくなるだろうし、君もその役目を終えたら、また塾の講師として戻ってきて構わないという。つまり受験までの一年半、藤坂くんの家庭教師をして貰うことが、この塾の仕事ということに……」
胡散臭い話であるが、確かに藤坂の成績は段々と上がってきてはいる。特に奥島が教えている数学に関しては、塾内の成績トップである。
「……わかりました……」
「そうか、助かる!」
受けるしかない仕事であったので、奥島は仕方なく受けた。
藤坂の扱いには段々慣れていたというのもあって、そこまで困難ではないという判断だ。
「しかし……その他の授業は……?」
「それは君が気にすることはない。他のことは他の家庭教師に任せることになる」
どうやら、各授業の講師を用意しているようだった。
その一週間後までの授業の引き継ぎをして、奥島は、藤坂の授業をするために藤坂の自宅を訪ねた。
夜の八時。それが藤坂家が指定した時間だ。
藤坂家は、高級住宅地の中でも敷地面積がとにかく広い。屋敷よりも庭が広く、旧華族の屋敷跡に建て直した近代の建物だ。
門も大きく、通用口などもあるほどだ。
『先生、入って』
チャイムを押してから一分ほどで、藤坂本人が応対にでた。
そう言われたのと同時に、通用口の鍵が開く。そのまま入り、ドアを閉めるとオートロックがかかる。
「へえ……」
思わず感心してしまう。
そのまま歩いて五十メートルほど行くと、玄関が開いてて、藤坂が手を振って待っていてくれた。
「迷子にならなかった?」
笑顔でそう言われて呆れる。
「なるわけないでしょ……」
「入って入って」
藤坂は上機嫌で奥島を招き入れた。
「ご両親に挨拶を……」
「いないからいいよ」
両親に挨拶をしようとすると、そう言われ二階へと案内される。
「いらっしゃらない?」
「二人とも海外旅行中。俺のことは叔父さんに任せて放置してる。いつものことだから、気にしないでいいよ。先生は叔父さんの紹介だからね」
どうやら経営者が叔父さんで、その面倒を見ている叔父さんが、塾に藤坂を入れたらしい。
藤坂はそれまで塾に通ったことはなく、学校の授業で間に合っていると言っているのに、塾にいかないとお小遣いをなくすといわれて仕方なく通っていたようである。
(そりゃ……授業態度もああなるわな……)
思わず納得してしまう理由が、藤坂にあって少しだけ藤坂に同情した。
しかしその自宅は、変な家だった。
二階には、大きな部屋が二つしかなく、一階も敷地面積にしては狭い。それに対しての藤坂の答えは簡単だった。
「ここ、俺だけの家だから。両親の家は向こう側の方にある古い屋敷。こっちは裏側の方にこの家を建てて、玄関も俺用にしてる。この年で両親と一緒に暮らしてもメリットないし、向こうは向こうでこっちのこと気にするのも面倒みたいで、高校に入ってから一人でここで暮らしているよ」
他人の家の事情に口出しする気はないのだが、随分と個人主義の家族らしい。それって家族の意味があるのか分からないが、本人達がそれで納得して不満がないのなら、口出ししても価値観の違いから理解はされないだろう。
そこで奥島はふっと思う。藤坂の甘えっぷりはもしかして、その愛情の薄さからくるものではないだろうかと。
「まあ、ちょっと準備するから、先生はコーヒーでも飲んでて」
藤坂がそう言って、コーヒーを持ってきてテーブルに置くと、また部屋を出て行った。
一人暮らしになるわけだから、やることがあるのだろうと思って、奥島はコーヒーを飲んだ。
部屋を見回すと、綺麗な部屋である。本人が掃除をしているわけではないだろうが、壁にはカレンダーすらかかっていない。真っ白な壁、本棚がたくさんあり、難しい塾用の参考書なども入っている。
「ちゃんと勉強してんじゃん……」
あんなにふざけて授業を受けている割には、参考書は使い込まれていた。
数学の参考書は同じモノが二つある。片方は使い込まれていて、片方は新しい。その使い込まれた参考書を思わず勝手に見てしまった。
本棚から取り出して、開こうとすると、ページに何かが挟まっていて勝手にそのページが開いた。しかし開いたと同時にそのページに挟まっていた紙のようなモノが、バラバラと床に散らばって落ちた。
「あ、やば……」
何か重要なものを入れていたのだろうと、慌てて拾おうとした奥島だったが、落ちたモノが何なのか見た瞬間に、本まで落としてしまった。
「なんだ……これ……」
それは奥島の写真だった。
床に座ってそれを確認すると、その写真の全てが奥島がカメラを見ておらず、授業中だったり、道を歩いていたする写真であるが、隠し撮りだと一発で分かる写真だった。
その隠し撮りは、探偵が撮ったようなもので、丸一日の奥島の行動が写真に撮られている。
家で寛いでいるのを何処からか望遠で撮ったモノまである。
挙げ句、隠しカメラのような写真。自宅の脱衣所で服を脱いでいるところまであるではないか。
「盗撮……?」
まさかの事実に驚愕しているところに、藤坂が戻ってきた。
2
「あー、見つかっちゃった。目敏いね……先生」
「なんだこれは?」
「これだけじゃないよ、まだまだある」
そう言った藤坂は、本棚の中からいくつかのノートのようなモノを取り出して開いた。
「ほら、これ、一年前の先生の写真。ちょうど今頃。たまたま塾の見学に行った時に見かけて、それからずっと先生のこと見てた。写真はプロに任せたけど、ほら一杯あるよ」
悪気もなく言い放つ藤坂に、奥島は驚愕して何も言えない。
「……何が、目的なんだ……?」
こうまでして奥島を見つめ続ける理由。そんなものは奥島が望んでいる答えでは決してない。それは分かっているが、聞くしかなかった。
「先生に一目惚れした。ずっと好きだった。だから叔父さんにお願いして、手に届くところまで来て貰った」
「……手に届く?」
「この家に連れ込んで、先生とセックスすること」
藤坂がニヤリと笑ってそう言った。
その瞬間、奥島は走り出していた。藤坂が入り口にいたが、押しのけて階段を下りた。そして玄関まで走り、ドアを開こうとした。
しかし、鍵が掛かっているように、ドアが開かない。
「なんでっ……鍵っなんで!?」
鍵がかかっているのかと思って鍵を回すが、引っかかるような感覚や鍵が外れる感覚が一切なく、クルクルと回るだけだ。
「開かないよ? その鍵、鍵の役割してないから」
階段から藤坂が降りてくる。
その恐怖に、奥島はリビングに入った。
リビングには大きな窓があり、そこに走りよりドアを開けようとしたが、その窓ははめ殺しだった。一枚ガラスで、ドアが開くところがない。
「ざーんねん、はめ殺しだから開かないよ」
そう言われて奥島は、ダイニングにある椅子を持ち出した。
ガラスなら割れば出られる。そう思って椅子を持ち上げて振り下ろした。
しかし、それはガンと鈍い音はしたが、ガラスは割れる様子はなかった。何度も振り下ろしたがそれは変わらず、傷はついていない。
「防弾……」
「水族館とかで使われてるガラスだよ。そう簡単には割れないやつ。残念でした」
そう藤坂が言った。
奥島は藤坂に向かって椅子を投げつけ、台所の裏口に走った。ゴミを捨てたりするのにある裏口のドア。それを握ろうとした時にそのドアにノブがないことに気付いた。
「えっ!」
「ごめんね、そこのドア。使わないから潰したんだ」
藤坂がそう言う。
逃げる場所のドアや窓が悉(ことごと)く、普通と違うようにされている。
そこで奥島はハッとした。
「まさか……中から開くドア全部を、開かないようにしてあるのかっ」
「正解。実例三つで正解に導くなんて、先生、応用力があるね」
「ふざけるな! こんなことして何になる!」
そう奥島は叫んだ。それも声が枯れそうなほど大きな声で。しかし藤坂は笑顔で言った。
「家もね、防音なんだ。最近は防火防音って言って、中でピアノを弾いたり、大音量で音を鳴らして、全然漏れないようにできてるんだよ」
得意げに言われ、奥島は唯一逃げられる方法を実行しようとした。
廊下に走り出て、途中にあるドアを開けた。そこはトイレだったが、普通の一般家庭のトイレよりは広く、化粧スペースがあるトイレだ。
そこに入り込み、ドアに中から鍵を掛ける。
外へ出られないなら、触れないところへ逃げればいいと思ったのだ。
「先生、開けて」
「嫌だ! ……ふっくっ」
叫んだのだが、なんだか躰の様子がおかしい。何か盛られたかもしれない。
「もう、仕方ないなあ」
そうすると、トイレの中にもう一つドアがあるのに気付いた。慌ててそっちの鍵も掛けたが、鍵は意味がなかった。ドアの外でゴーンカーンと金属を打ち付けるような音と振動が響いてきた。
「……なにっ!」
すると、押し開くドアが、ドアごと外れてどけられている。
ドアを横に退けたところから、藤坂が入ってくる。
「先生、案外考えるんだね。トレイは盲点だったよ。そっちからのドアだけだったら、開けられなかったから、焦った」
藤坂はもう一つのドアの蝶番を外し、ドアを物理的に外して入ってきたのだ。
「くっふっ……」
躰が熱くなってきて、奥島は焦った。
「やっと効いてきたんだ。効かないのかと思ったよ」
「何、入れた? ふっくっ」
「BPっていう、セックスドラッグ。本当か嘘か知らないけど、快楽で脳天突き抜けるくらいに良くなれるセックスに使う薬だよ。まだ合法スレスレで、道で売ってる合法ドラッグ」
「くっそっ……なんだってこんなこと……」
「先生を抱きたくて仕方がないから」
「……嫌だ」
「そう言うって分かってたから、ここまでやった。先生はこの屋敷から出ることはできないよ。ここ以外、全部改造がしてあるんだ。先生を閉じ込めるために、いろいろしたからね」
「……なんで……おれなんだ……」
奥島はそう言っていた。
何故、俺だったんだ? 何故、こんなことに……? どう考えても理由が分からない。藤坂のことを嫌がっていたことは本人だって知っているはずだ。
「だって、今日、来てくれた」
「……っ」
「本当に嫌われていたら、先生は来なかった。少しでもメリットがあるから来たんでしょ? 一目惚れだけど、授業を妨害しても、先生は嫌な顔はしたけど、俺のことを本気で嫌ってなかった。それが嬉しかった」
「……今はこの世で一番嫌いだよ……んう」
「知ってる。だから、これ以上嫌われようがないってことでしょ?」
そう藤坂が言って、おもちゃのピストルのようなものを出した。
「ごめんね、先生、案外しぶといから」
そう言うと藤坂はそれを使った。発射されたのは、四角い先端で、それが奥島の肩に当たった瞬間だった。びりっとした感覚に全身が震え、躰がその場に崩れるように倒れた。
「こうしないと、駄目そうだし」
警察が犯人逮捕に使う、拳銃型のスタンガンだった。
崩れて倒れた奥島を少し引き摺るようにして、藤坂は肩に担いでトイレからリビングに運んだ。
リビングのラグに奥島を寝かせると、藤坂はもう一度、奥島の首筋にスタンガンを当てて、もう一度動けなくされた。
「……ひっいっ……あ……あーっ」
そのスタンガンの衝撃に、おかしくなっていた躰が反応し、奥島は尿を漏らしていた。
「漏らしちゃったんだ、先生。スタンガンで気持ち良くなっちゃったんだ? 仕方ないなあ」
奥島は躰がいうことを利かず、おかしいのは分かっていた。
「おまえが……っ したっことだっ!」
痺れたままでも口は動いてくれた。
「そうだね。俺がしたこと。で、これから俺がすることで、先生はみっともない痴態を晒すことになるんだよ」
藤坂がそう言って、奥島の服を脱がし始めた。
抵抗は空しく、奥島は全裸にされた。
藤坂は奥島の躰を隅から隅までじっくりと観察し、手で撫でていく。
「やぁっ……見るなっ、みる、んっ、ぁんっ、触るなっやめっあっはぁあっ」
奥島は触られて気持ちが悪いはずなのに、何故か気持ちがいいと感じる。その奇妙な感覚に躰と頭の思考の違いに戸惑った。
「やぁあああっ! あっ、あぁっ、だめっ、そこっんあ、やっやめっろっあんっ」
口から否定と同じく嬌声が漏れる。
藤坂は奥島の躰にのし掛かり、首筋から鎖骨、そして胸、乳首と舌を移動させてくる。
「やだっ……ぁあっ、はぁっ、やっ……」
首を振ってやめてくれと懇願しても、ここまで用意した藤坂が止めてくれるとは思えない。
「先生の乳首……んふ、美味しい……っ」
藤坂はそう言いながら乳首を舐めて噛んでくる。その感じたことがない感覚なのに、躰がそれを快楽だと認識していく。これは薬のせいだった。
けれど、それが分からない奥島は、自分がおかしいのではないかと思い、抵抗できない自分がおかしいと思ってしまう。
「あぁん…! やっ、やだっあっあっ、やめっんんっ、やだぁっあっんっあぁっ」
ちゅちゅっと音を立てて吸い上げられ、奥島の躰はビクビクと震えていく。
「やっちくびやらぁっ……あっあんっあんあんっ!」
「先生……っ ちゃんと勃起してる……俺の舌で勃起して……ふふ」
藤坂がそう言って、奥島のペニスを指で扱いた。
「あひっやだっ……あんっあんあん……やめっやめてっあぁんっんっあぁーっ!」
乳首を舐め回されながら、ペニスを扱かれるという快楽を与えられ、奥島は腰が抜けそうなほど感じた。抵抗は、弱い力で藤坂の頭を押したり、手を退けようとしたりするのだが、それが何の効果もなかった。
「乳首舐められて……おちんぽ扱かれて、イッて先生っん」
奥島は藤坂に乳首を噛まれ、ペニスを扱き上げられて、絶頂を迎えた。
「あっあひっあひっやっああっあぁっもっらめっ……んああ――――――っ!!」
脳天を突き抜ける快楽が襲ってきて、奥島の躰が跳ね上がる。
3
「先生、イッてくれたね……んふ」
奥島が達した時に吐き出した精液が、藤坂の手に付いたのだが、藤坂はその手に付いた精液を綺麗に舐めている。
「……ふっやだ……やだ……だれか……たすけて……いやぁあ」
奥島は手を使い、這って逃げながら誰かに助けを求めたが、それに答える声はない。
「駄目だよ、先生」
逃げる奥島の足を藤坂が掴んで、元の位置に引っ張って転がした。その時に俯せになった奥島の尻を高く上げ、藤坂はそこに見えた奥島のアナルに舌を這わせた。
「あーっやっだっやめっあっあぁっんっ……やぁっあぁんっ……そこっやっだっ」
藤坂の舌が、アナルの襞を広げ、滑った感覚と舌のざらつきに、奥島はラグを掴んで耐えるしかなかった。
「やああぁっ、そこっあっあっやだっ……だめっ、やっだめっあっあっ」
舌が段々と柔らかくなるアナルの中に侵入してくる。舌が入って抜け、股入って抜ける。藤坂の舌で奥島は犯されている。
「あぁんっあっあんっあんあんあんあんあんっ」
広くなるアナルに藤坂の指が侵入した。
「あ゛あ゛ああっ! ゆびっい゛っ……あっやっだめっ、ああっんっあっ!」
指がアナルを広げて押し入り、襞は舌が舐めていく。それが気持ちがいいと感じる感覚に、奥島は翻弄された。
「あひっふあぁっ、あんっ、あんっ、あんっ、あひぃっ!」
指は二本、三本と増えるのに、アナルが痛くない。それどころか痛みが快感に変わったかのように、気持ちがいいのだ。それが薬の効果であることを奥島は理解できずに、自分がおかしくなったのだと理解した。
「あっあっんっ……うあっあっああぁっ……いきたくなっいっいやだっいやあっ」
指によって高められた快楽が最高潮に達する。もう我慢ができずに悲鳴を上げると、藤坂は更に強く指でアナルを突き、前立腺を擦り上げた。
「俺の指で、イッて先生」
「あ゛あんっいくっ……あっあっやっだっいくいく――――――っ!」
達した瞬間、精液を吐き出すと、ラグの上で奥島はぐったりとした。肩で息をしながら、ゼエゼエッと大きな音を出す。
その横で藤坂がズボンを脱ぎ、ペニスを取り出した。
ペニスはパンパンに膨れあがり、完全に勃起している。先走りが既に流れるほどであった。
「これを先生の中に……っ」
逃げようとした奥島の尻を捕まえ、藤坂は奥島のアナルにそのペニスを宛がう。
「だめっ……そんなの、入れるなぁっ…あっあぁあ――――――っ!」
「入れるにっ決まってるだろっ! そのために呼んだんだからっ!」
藤坂は一気に奥島のアナルにペニスを突っ込んだ。
「あぁああっあっあっ……やらぁ……ぬいて、はぁ、ぬい……てっおしりっいやあっんぁあっ」
腰を抱えられ、四つん這いになっている奥島を後ろから藤坂が犯している。ペニスはしっかりと根元まで入っているが、奥島は薬のお陰で痛さを感じず、それさえも快楽に変えた。
「あんっ……やらぁっ……おしり、だめっんんっ、だめぇっ……やだぁあっんぅっ」
何か恐ろしい快楽が襲ってくる感覚があり、奥島は逃げようとするのだが、逃げては捕まれて押し戻されることで、軽い挿入がされていることになってしまった。
「はあ、いいっ……先生の中、トロトロしてる……気持ちいいっ」
興奮した藤坂がそう言って、腰を穿ち始めた。最初は緩い動きだったが、段々と強く奥までペニスを押しつけてくる。
「ひああっ……あぅっ、うごくなっ……あっああっいやあっあぁんっ!」
「動くに決まってるじゃん……ああっはあっ」
「ああぁんっ! んゃあぁっ、あっやあっ、あんっ、あぁっ」
奥島はアナルに藤坂のペニスが入っている感覚に、脳天を突き抜けるほどの快楽が襲ってきて、頭の中が真っ白になっていく。何を感じていいのか分からずに、ただ嬌声を上げた。
「あひっあ゛っもっいくっいっちゃうっあっあっあっ」
高められていく快楽に、奥島はまた射精をしたくなり、叫んだ。
それを聞いた藤坂は、更に腰を速めて言った。
「イクのっ先生は、お尻に俺のおちんぽハメられて、いっちゃうんだ?」
「あっああぁっいくっ、出るっ、出ちゃうっやっあっあああ――――――っ!」
奥島はアナルだけで達した。強く押しつけられた内部には、藤坂の精液が吐き出され、奥に叩きつけられた。
「はぁっあっあ゛っ!」
その精液の感覚に、また躰が震え、奥島のペニスから精液がぴゅっと出た。
「二度イキしたんだ? 先生、もしかしてこっちの経験ありなの?」
「やっ、ないっないからっ……無理っ……あっ、あっ、ああんっ……なんで、おっきくなって……いやあぁっ!」
アナルセックスの経験はないと打ち明けると、藤坂のペニスが、奥島の中で急に勃起をした。その圧迫感はさっきのよりも大きく、悲鳴を上げた奥島の口から涎がだらだらと垂れた。
「先生が淫乱だって分かって嬉しい……っ 初めてでおちんぽでイケるって才能あるよっまた俺のおちんぽの精液を搾り取って……っ」
「あぁっやぁっ、おちんぽっハメられてるのっ、おちんぽっずぼずぼされて、変になっちゃうっあっあっやめっだめっあんっおちんぽっやぁっん」
逃げようとする奥島がガクリと倒れ、ラグの上で俯せで寝転がったが、それでも藤坂のピストンは止まらず打ち付けてきた。
「あっあっあっあんっあんっあぁあっやっあああっ」
完全に床に寝転がってしまった上に、藤坂が覆い被さり、絞まったアナルに勢いよくペニスを挿入してくる。
「先生っ気持ちいい?」
「いいっ気持ちいいっ……、いっちゃっう……あっあっ、いっちゃうっ……生徒のっデカいおちんぽでっ、んっはぁっ、アナルごりごり犯されてっ……いっちゃうっあっあんっ…いっちゃ、せいえき、きちゃうっあっあんっ! あぁああっんぁあっ!」
あまりの気持ちよさに奥島は考えることを止めた。無駄な抵抗が苦しいだけで、素直になってみたら、苦しさが消えてくれた。
「そうだよっ生徒のおちんぽで、気持ち良くてイクんだよっ……いやらしい先生っ生徒のおちんぽで、イクところ見せてっ」
「あああぁっ……らめぇっ、みちゃだめっ見ないでっあんっいくっ、いくっ生徒のおちんぽっでっいくっいくっ気持ちいいっいいっあっあひっあ゛あぁあ――――――っ!」
全てを解放して奥島は達した。
アナルで精液を受けながら、射精をするのが気持ち良すぎて、奥島は放尿してしまったが、それを藤坂がよく見えるように、躰を起こした。
奥島は藤坂に両足を抱えられて、目の前にあるガラス窓に向かって放尿を続けた。
それは長く出て、床に尿が染みて溜まっていく。
「うあっああっんっふっふっんふっ」
それと同時に、アナルから藤坂が出した精液が溢れて垂れてくる。
「先生、エロ過ぎる……放尿しながら、アナルから精液とかっ」
夜だからガラス窓に照明が照り、鏡のようになっていてよく見えるのだ。
「あぁっひっぃいっ……もっやらぁっ…あっはぁっあっあっ!」
尿が止まったところで、藤坂は奥島をガラス窓に押しつけて、腰を掴んだ。
奥島はガラス窓に上半身をもたれさせる形で、後ろからまた藤坂に犯された。
「あっひあっだめらって、藤坂ぁっ……だめっああぁあっ、ふあっぁっ! あんっ! あんっみられるっ見られるっいやぁあっ!」
「そう言いながら、おちんぽ勃起してるね先生っ、誰かが見てるねっ生徒に犯されて、おちんぽ勃起させて、アヘアヘ喘いでいる変態で淫乱な教師の姿っ、誰か見てるねっ」
藤坂はそう言い、よく見えるように奥島の躰を起こし、腕を掴んで上半身を上げ、ガラスには奥島の乳首を押しつけた。
「あぁあっ、らめっ、ちくびっんっああぁっ! はっあっあっ、ちくびっだめっ……あっあぁんっおちんぽっやらっらめっなのにっ……あっいいっ気持ちっいいっ……ちくびっおちんぽっ……みられるっみられってっいいっ!」
誰かにこれを見られていると思うと、酷く怖かったが、それすらも脳内が快楽に変えてくれた。見られていると感じて、ゾクゾクした感覚が襲ってくる。
「生徒のおちんぽで、気持ち良くなって、ガラスで乳首を捏ねられて、射精しちゃって先生っ!」
「んっあっい゛いっ、よすぎてっ……だめになっちゃうっ……あっひっおっああっ!」
「駄目になって、イッてイッてっ」
ゴリゴリと前立腺を擦り上げられて、奥島は全身で感じて射精をした。ないと思っていた精液が、断続的に吐き出され、それがガラスを濡らしていく。
「ふあっ……あっああっあぁあっ!! ……だめっ……あんっんんっ!」
藤坂は強く打ち付けて、また奥島の内壁に精液を射精した。
奥島はそのまま、ガラスの側で倒れた。
そこは自分が放尿した尿や、吐き出された精液が混ざった水たまりであったが、そんなのは気にならなかった。
「ああああ~っ……あひっ、いっ……あっ、んっ……はぁっはぁっ……」
絶頂に痙攣している奥島に、藤坂は残っている精液を上から奥島の躰に掛けた。
それはマーキングというようなもので、藤坂は興奮したまま奥島に放尿して、奥島の全身を濡らした。
「これで、先生は俺のモノ……っ これからもずっと犯してあげるからね、先生」
愛なんて言葉はいらないとばかりに、愛を知らない青年は、そう言った。
奥島はそれを聞きながら、絶頂の快楽の中、気を失った。
次の授業の日。
藤坂の家には、奥島がいた。
リビングに通された奥島は、自ら裸になり、藤坂のペニスを口に咥えて口淫して勃起させた。
「おちんぽっは……ぁ、あつくて、硬いおちんぽっをっ……ここに、ケツま○こにっくださいっんぁっ……あぁんっ!」
あの行為は忘れることができず、あの日の翌日に逃げ出したのに、自ら来てしまった。もう後戻りはできない。けれど、教え子のペニスがとてもよかったのが忘れられない。
自分でセックスドラッグを買ってきて、飲んでから来た。
もちろん、藤坂はそれを分かっている。
「よくできましたっ 入れたよ……でどうするの?」
「あっ、あぁっあっあっあんっ、いいっごりごりしてっ……んああっはぁっ、いいっぁあんっ」
「そんなに、これが好き? 先生……っ」
「ああぁっ! すきっすきぃっあっあぁっ、んひぃっ、いいっ、気持ちいいっすきっあっあんっあんっ!」
「おちんぽ好き?」
「すきっ、すきっ、生徒のおちんぽでっ、気持ち良くてっいっちゃう、はぁっ、いいっいっちゃうっ! おちんぽすきっああんっ!」
奥島は藤坂が好きなのではなかった。
生徒の、教え子のペニスがいいだけだった。
藤坂はそんな奥島でも受け入れ、可愛がって抱いた。
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