07-名前のなかった日
僕、田口千春は小さい時から周りの男の子にモテた。
「千春くんと結婚する」
そう幼稚園の時は周りの男の子が僕と付き合いたいと言うので、そのことで喧嘩が絶えなかった。
昨今、多様性だなんだと同性同士のことを耳にすることが増えて、そのせいで小さい子供でもそういうのはありなのだと思ってしまう時代だ。
僕は何故かとても男の子には見えないくらいに可愛い見てくれをしていたので、僕は自分の顔はあまり好きではなかった。
でも皆が優しくしてくれるので、これはこれで徳はしているとは思った。
小学生に上がると、さすがに僕と結婚をするなんて公言する男の子は減ってしまうんだけど、それでもさり気なく僕を仲間に入れたり、ペアを組むことになると僕を取り合いしたりすることはあった。
そういうわけで、僕は女子には不人気だった。
ほとんどの女子は僕より可愛い子が多かったけど、僕より可愛くなりたいという努力からの結果らしい。
なんでも好きな子に告白すると。
「千春くんより可愛くないのに?」
と普通に言われるんだそうで、僕はそのせいで何もしていないのに女子には嫌われていくだけだった。
小学五年せいにもなると、僕等の中にも付き合い始める人達が出てきたりもしたけど、僕はそういう世界とは縁遠いところにいた。
僕が女生徒に嫌われている時点で付き合うなんてことが起きるわけもなかったんだけどね。それに僕は女子にちょっとした嫌がらせもされていたから、女性が苦手になっていったのもある。
その中で、僕に興味を持つ佐藤拓巳という違うクラスの男の子がいて、その子は最近引っ越してきたばかりの男の子だった。
転校してきた時から近所の豪邸に住んでいるという噂が出ていて、僕はそれを友達の噂から知っていた。
たまに廊下で見かけたけど、まるでアイドルみたいに格好良くて、背も高く五年生なのに既に百七十センチの長身をしていた。その身長のお陰で子供雑誌のモデルもやったことがあるらしく、女子達は彼に夢中になっていたことだけは分かった。
その佐藤くんが僕に話しかけてきたのだ。
「なあ、あんた、田口千春だよな?」
と言われたので僕は頷いた。
「そうだけど、何?」
僕はその日はいつもの取り巻きもいなくて、一人で下校するところだった。
皆は最近は運動部に入っていたりしていたから帰りが一緒になることはなくなっていたし、僕は運動が苦手なので入ってないため、一人で下校する時間ができたばかりだった。
その隙を突いて僕に話しかけてきたみたいだった。
「あのさ、一緒に下校していい?」
そう佐藤くんに言われて僕は首を傾げた。
「なんで?」
そう何故僕を選んだのかということを尋ねたら、彼ははっきりと言うのだ。
「この学校で一番可愛いの、千春じゃん。だから付き合いたい下心がある」
なんて言われて僕は驚く。
「びっくりした。今時、はっきりと僕と付き合いたいという子はいないんだけど、はっきりと言われるとちょっと嬉しいね」
僕はそう言ってニコリと笑った。
その僕の笑顔に佐藤くんは顔を真っ赤にしていてちょっと初々しい。
どうやら僕と同じく、小さい時から格好がいいとモテてきたけれど、自分から好きでアプローチをしたことはなかったみたいな反応だ。
「ふふ、佐藤くん、可愛いね」
「揶揄うなよ……」
佐藤くんはかなり照れていたけど、僕は気を良くして佐藤くんとその日は一緒に下校することになった。
僕らは歩きながらテレビで何を見ているのかという話をしていたけど、僕と佐藤くんは同じ動物の番組が好きで、見ているものが似通っていた。
だから親近感が湧いた。
「あのテレビ番組いいよな」
「うん、僕もあれ好きだな。この番組見ていいといってくれる人、初めて出会ったかも」
僕がよく見ている番組は衛星放送でやっている動物番組だ。自然の中で凄い映像を見せてくれるのだけど、それを見て僕が楽しそうにしていても周りの子はゲームやネットの動画の話ばかりで僕にはちっとも楽しくない話になっていた。
その話が合う人はいないのだと思っていたから佐藤くんが同じ番組を見ていて、しかも同じ回が好きだとかそういうのまで合っていて、僕は佐藤くんに興味を抱いてしまった。
「よかったら時間あれば、俺の家に来ない? 家には夜中まで誰もいないんだ。もちろん、都合が良ければだけど……」
佐藤くんがそう言い出したので、僕は自分の家も夜中まで両親がいないのだと告げた。
「親は仕事ばっかだから、家に帰っても誰もいないし、いいよ」
「やった! どうせならご飯も一緒に食べようぜ! 出前取ればいいし」
佐藤くんはそう言ってくれたので僕は佐藤くんに甘えることにした。
「そうだね。じゃあ、お邪魔するよ」
そういうわけで、僕は夕方の四時過ぎから佐藤くんの家にお邪魔した。
大きな屋敷の佐藤家は、門を入る所から厳重にされていて、監視カメラもついているらしい。
家に入る時は警報を解除して入って、門周りの警報は家に入るとまた付けるらしい。
僕の家もお金持ちの家だったけど、佐藤くんの家はさらに大きくて、僕たちとは明らかに家柄が違い過ぎた。
僕の家が一般的なお金持ちの家なら、佐藤くんちは政治家とか地元の名主の家柄ってところかもしれない。
「お邪魔します」
「入って入って。すぐジュース出すからね」
佐藤くんはそう言うとすぐにリビングに僕を連れて行ってくれた。
大きなリビングは二十畳くらいあるだろうか、その真ん中にソファやテーブルがあって、大きなテレビは百インチくらいあるのかもしれない。
周りの家具も高級な素材で作られたものばかりなのは子供の僕にも分かるくらいで、やっぱり家柄が違うのだと僕は思った。
「ジュース、どうぞ」
「ありがとう、喉が渇いていたから助かるよ」
僕はそう言って、背負っていた鞄をソファの横の床に置いて、ソファに座ってジュースを飲んだ。
「これ、美味しいね。果汁たっぷりって感じ」
「だよな。お歳暮とかで貰ったみたいで、いくらでもあるから、気に入ったなら一本持って帰る?」
「わあ、嬉しいな」
僕は佐藤くんの提案をすんなり受けることにした。
佐藤くんはきっと僕にいいことをした気分でそう言ってくれているから、せっかく仲良くなり始めたのだから、気分を害すことはないと僕は思ったんだ。
まあ、ジュースはとても美味しかったので貰えるなら嬉しい気持ちはちゃんとあるけどね。
そのジュースを飲んでテレビを見ていたら何だか体が怠くなって、僕は段々と体の力が抜けた。
「あ……れ……体が……」
口は動くのだけど、足に力が入らないし、手も動かなくなっている。
僕はどうしたのかと思って怖くなって、必死に佐藤くんの方を向いた。
佐藤くんはこんなふうに僕が困っているのに、じっと僕を観察するように見ていた。
「さ、佐藤、くん?」
その目は僕がそうなっているのを面白がっているように見えた。
「やっと効いていたんだ。結構時間がかかったなあ……」
そう佐藤くんは言った。
そして楽しそうにニコリと笑って言うんだ。
「転校してきてからずっと千春のこと見ていたよ。可愛いんだもんな」
そう言いながら佐藤くんは僕にキスをしてきた。
「やだっ!」
僕が顔を背けたけど、佐藤くんは唇に触れただけでも満足だったみたいで笑っている。
その表情は決して僕を人と思っているとは思えないような表情だった。
そこで僕は佐藤くんがこういうことをするのは初めてではないのだと察した。
狂気の目をした人っていうのは、早々いるものじゃないけど、佐藤くんは恐らく前も同じようなことをして転校をする羽目になったのだろう。
「やだ……怖い……やだ佐藤くんっ」
僕は逃げようとするんだけど、もう手足はいうことをきかないから、僕は逃げることはできずに、のしかかってきた佐藤くんに服を脱がされていった。
佐藤くんはとても興奮したように僕の体を舐めまわすように見て、全裸にしてきた。
そして僕の体全体を手で撫で回してきた。
「――はっ、はぁっ……! ぃや、だ……っ、いやだぁ……っ」
僕が抵抗の声を出すと佐藤くんはそれで興奮するみたいで、余計に体中を撫で回された。
何も感じない乳首を舌で撫で回されて、摘ままれ、ペニスまで手で扱かれた。
「はぅ……っ、く、くぅううん……っ! んんっ……は、ぁん! あぁあ……っ!」
僕はさすがにこの年でセックスを知らない子じゃなかった。
誰も僕には直接言わないけど、僕の知らないところでは男の子とは女の子とセックスをすることに興味を抱き始めている。
僕だって興味がないわけではないからネットで調べたりしているうちにその映像を見ることだって増えた。
ペニスを扱かれたら精液が出るし、オナニーということも知っている。
「ぁはっ、はぁっ、はぁ……っ、やめて……っ、おね、が……っ」
だからペニスを弄られながら乳首を舌で捏ね回されたら何だか気持ち良くなってしまうのは仕方のないことだと分かっていても、僕は佐藤くんの手で完全に躾けられている。
「あんんぅ……! んんんぅうう……っ!」
「千春は感度がいいね……いい子に育ててあげるよ。俺、前は奴隷を作ることもできたんだぜ」
そう佐藤くんはそれが立派なことだとでも思っているのか自慢げにそう言ってきた。
佐藤くんは狂っているのだ。
「んむ、ぅううう……んんん!」
佐藤くんが何か滑ったものを塗りつけた指を僕のお尻の中に突き挿れてきた。
「ぃや……っ、いや……っ、抜いて……抜いてぇ……っ!」
「すぐに気持ち良くなるよ……千春」
「やぁああっ」
佐藤くんは僕を決して離してはくれなかった。
一時間以上もかけて佐藤くんは僕のお尻の穴つまりアナルを弄り続け、ドンドン指どころか大人のおもちゃと言われるバイブやディルドを持ってきて僕のアナルに突き挿れてくるんだ。
「あぁあ……っいや、それはいや……っ」
「どんどん飲み込んでいくね……千春は優秀だな」
「や……っ、やらっ……!あぁっ、だ、だめぇ……っ」
アナルをバイブで突き上げられて、僕は快楽だけは味わった。
「ひいいいぃ……っ」
奥をガンガンと突き上げられるたびに僕は勃起しているペニスから精液を噴き出したし、尿さえ漏らしていた。
それでも佐藤くんは嬉しそうにして僕をずっと攻め立ててくるんだ。
「あ……あっ、い……った……あぁっ、いったから……っ」
「まだだよ千春、もっと狂ってもらわないと」
「ひぃっ……!いやだ、触らないで……っ」
「大丈夫だって、俺は慣れているから」
そう佐藤くんは言って僕のペニスを扱いてくる。
「むり、むりですっ、むりぃ……っ」
気持ちよさがどんどん勝ってきて、僕は佐藤くんの翻弄され、何度も絶頂を味わわされた。
それは僕がオナニーで知っている快楽の絶頂の何十倍にもなる快楽で僕は狂ったように絶頂を繰り返した。
「やだ、ぁああ……!あっ、あっ……」
とうとう潮を吹くまで奥を攻め上げられて僕は泣きながら達していた。
「そろそろいっか、俺のも入りそうだし、中が気持ちよさそうだ」
佐藤くんがそう言うと佐藤くんはパンツを脱いだ。
そこには凶悪な大きなペニスがガチガチになって勃起している姿が目に入った。
○学生の子供にはあり得ない太さと長さのペニスが聳り立っている。
「やだ、なんで……っ、こんな……ああ、あ、それは、いやああっ……っ」
「大丈夫、挿入るように馴染ませたから」
そう佐藤くんは言って僕のアナルに聳り立つペニスを押し入れてきた。
「あ……っも……やだ、やだっ……こわいっいやああ……ああ……っ」
「挿入ってる挿入ってる。飲み込みいいな千春は」
確かに佐藤くんの言う通り、僕のアナルは佐藤くんに散々弄られて大きく開いているのか、佐藤くんの凶悪なペニスを飲み込んでいっている。
「もうやだ、いや……っ、いやだ……、っ、挿れないでぇ……!」
「ああ、千春の中、気持ちがいい……たまんねえよっ」
そう佐藤くんは言うと残り半分くらいのところで、一気にペニスを奥まで突き挿れてきた。
「っく……あんっうぅ……っく、ひぃ……」
「すげえ、締め付け……千春、ヤバいなこれ。名器じゃん、今までの奴隷ではなかった……これは凄く楽しめそうだ……千春にしてよかったよ」
佐藤くんはそう言うと舌舐めずりをして僕を見下ろしている。
「も、だめ……いっちゃう……っ、このままじゃ、いっちゃ……はあぁっ」
僕は奥まで佐藤くんを受け入れた状態で、さっきまでバイブで奥を突き上げられていた感覚のまま、ズルリと佐藤くんに前立腺を擦り上げられてあっという間に絶頂に達してしまった。
「いやだ……っああっ、ひいぃい……」
「もうでちゃったのか、千春は淫乱になったなあ」
「っひあぁ……っ、ああ……ひぃっ」
もちろんそれで佐藤くんが許してくれるわけもなかった。
僕はよく分からないうちに佐藤くんに薬で手足の自由を奪われながら、佐藤くんのペニスをアナルで受け止めて果ての無い絶頂を繰り返す羽目になった。
「あああは……っはぁああ……はぁあああ……」
「気持ちがいいっ千春っ!!」
「はぁ……はぁ、あ……ああああっ」
「いいぞ、千春っ!! しっかりと絡みついているなっ」
「ああっ、やだ、や、あ、あ、いく、いくっ、いっちゃ……あぁっ、やだあああぁぁ――……っ」
「イケ!! イッちまえっ!!」
「あああああぁぁぁー……っ、あは……あっ……あっ……あう……」
僕はそのまま佐藤くんのペニスで突き上げられて絶頂をした。
佐藤くんも僕の中で精液を吐き出して、僕の中が熱くなっていく。
「ひ、っぐ、ううっ……やだ、もうむり、おま○こ壊れる……こわれる……っ」
佐藤くんは絶頂に達してもまだ勃起したペニスを僕の中で擦り続けている。
「あぁ――っ、あぁっ……!」
「久しぶりに大当たりのを引いた!! たまんねえから朝まで犯し尽くしてやる!!」
佐藤くんは狂ったことを言って僕の中をまた攻め立ててきた。
「ぃやあっ!おねがい、もうだめ、だめぇえ……ああぁ……っ」
僕はそう叫びながらも絶頂をして、精液をペニスから噴き出している。
それは止まることなく、突き上げられるたびに液体がペニスから噴き出すくらいになっている。
「うぅ……っや……ああああぁ、あっ、あああ……もうだめ、いって……いってるぅぅ……っあ――――……っ!」
僕は佐藤くんによって一晩中犯されることになった。
「んっあぁあーっ、おちんぽっだめっ……あ゛ひっ、んっあ゛っあんっあんっあんっ」
「いいぞ、もっとだ千春っ!!」
「あ゛っあ゛あああっ! あ゛ひっ、そこっ、らめっ、あ゛ああっ、だめっしんじゃうっ、そこばっかゴリゴリしないれぇっ……! あ゛ーっ、あ゛ーっ、んっあああぁっ……!」
「ここが気持ちがいいんだろう、分かってるよっもっともっと欲しがれ、中出ししてやるぞっ!」
「あっすきっいっあんっあっ、すき、い゛っあああっあっんっんんっ種付けっ中出しっああんあぁああ、おま○こにされて、精液中出しでイかされるっ……ん、はぁ、ひっあっはあん」
「イけ、イケ!!」
「あ゛ああんっ! いくっいくっあひっあっあああっいくっ……!」
ゴリゴリと奥を抉られて僕は佐藤くんに中出しされながら絶頂をしていた。
「はぁっ、あん、あっあっ、精液中出しっきたっ、あぁん……」
佐藤くんは信じられないほど精液を出してきても、絶倫だったのかまったくペニスが萎えることがなく、僕を攻め上げてきた。
「あぁっんっはあっあんあぁっ……あぁっあっあんっいくっまたいっちゃうっ……ひああっ」
次の日が学校が休みだったので、僕は佐藤くんに次の日もずっと犯され続けた。
僕は家にいなかったのだけど、僕の両親は僕がいないことに気付いていなかったみたい。
普段から僕は部屋に籠もっていることが多かったし、食事も風呂も何でも僕は一人で熟していたから、まさかいないとは思いもしなかったみたい。
そういうわけで僕は佐藤くんのペニスをずっとアナルで受け止め続け、気持ちよさで何度も絶頂を繰り返していた。
佐藤くんの両親も家には戻ってこなかったし、佐藤くんも気にしている様子もなかったので、僕と佐藤くんは似たような放置される子供だったのだろう。
親の監視を抜けて佐藤くんは暴走して、僕はその餌食になった。
「やっ……はぁっ、やめ……やっ……あっあ゛ああぁっ……」
「千春っこれからももっと教えてやるよ、俺のペニスじゃなきゃいけない体に仕上げてやるからなっ」
佐藤くんは恐ろしいことを口にして、僕を奴隷にすることに成功をしていた。
僕はもう佐藤くんのペニスで気持ち良くなることが大正解だと思ってしまった。
だって気持ちがいいんだもん。これでいいじゃん。
「あひっあ゛っ……ああっんっひあっ……ああっあっあんっあんっ……あ゛っあっ」
「千春、これでいいよな?」
佐藤くんがそう言ってきたので僕はそんな佐藤くんにキスをしていた。
「もっと、もっとちょうらい……あんっあぅっあっひっああんっあぁんっいいっ……あっあひっあんあんっ」
僕がそう言うと佐藤くんはニンマリと笑って僕を攻め立ててくれた。
僕はそうして佐藤くんの奴隷になったのだった。
感想
favorite
いいね
ありがとうございます!
選択式
萌えた!
面白かった
好き!
良かった
楽しかった!
送信
メッセージは
文字まで、同一IPアドレスからの送信は一日
回まで
ありがとうございます!