insistence

3

絢羽は伊能に捕まってからずっと犯され続けていた。
「やっあんっあんっ吸っちゃやらっあんっらめっなのっんああっ」
完全に伊能の手管にやられ、絢羽は嬌声を上げるだけになっている。
「ひああぁっ、乳首吸っちゃっ……あっあっあ゛っあ゛っあぁあっ」
「おっぱいも、噛み心地いいな~どこもかしこもエロいなあ、絢羽ちゃんは」
「あっあっあぁっ……ちくびっいいっ……あひっあっあぁんっ」
伊能の舌は整形をしていて舌が蛇のように先が分かれている。それが乳首を上手く舐めてくるから、日高の時とは違った。
 ほとんどペニスを挿れっぱなしで抜かずにすでに五回は射精をされているのに、まだ奥を突き上げて腰を動かしてくる伊能は、絶倫を越えた絶倫だった。
「ああぁっ、それっらめぇっ、あっひあっ、おかしくなるっ……あっあんっあんあんあんあんっ!」
伊能のペニスは萎えることを知らないのか、勃起状態がずっと続き、射精をしても堅さはあっという間に復活する。
「ため込んだ精液、たっぷり出しても止まんねえわ……完全に絞り取られるくらいじゃないと満足できねえかもしれねえ」
 最初は余裕だった伊能も絢羽の淫乱ぶりにかなり予定外なことになっているのか、必死に腰を振っているのだ。
 その力強さは絢羽を屈服させるために使われている。
「あっ……あっあっあああーっあひっ……ふあぁっ、あんっ、あんっ、あんっ、あひぃっあ゛あああぁああっ……あひっ、あ゛っ、らめぇっあっあぁんっ」
「おま○こと乳首同時だったらどうなるんだろうねえ」
「あっ、あっひあっ乳首クリクリしちゃらめっ……あっあぁんっおま○こもむりっ……あっあっあぁんっあぁあっいくっいくっでちゃうっ……あっあぁあんっ」
「おお、イッてるなあ」
 あっという間に絶頂に導かれ、潮吹きをして絶頂をしてしまう。
 すでにマットには吐き出した精液が沢山ついているが、潮を吹くことでそれが流れて膝の重みで沈んでいるところにたまっている。
 ビシャビシャと水の鳴る音が響き、パンパンと力強い肌がぶつかる音は部屋中に木霊のように響いている。
「ひああっ、らめなのっちくびっ……あっあっらめぇっひああああぁっ……ひあっ……あっ、おかしくなっちゃったからぁっ……あっあぁんっ」
「よっと……もっとおかしくなれよ……お前が本気で堕ちるところが見たい……マジであの彼氏と別れて俺のものにならねえ?」
「ふぁああっ、やらぁっ、あっあっあっああっちくび、イジっちゃやらぁあっ! おちんぽも、擦れるよぅっ」
「ハメ撮り残しておいたら、お前は俺には逆らえないよな」
「あぁあっ、らめっ、ちくびっんっああぁぁんっらめっあっ、ぁんっ、あっ、あっ、あっ」
伊能は実はずっとこの様子を録画していた。暗視カメラを何台も設置してしてまでだ。
 絢羽の痴態を取り、アダルトビデオ会社にでも売ろうと思っていたが、これは売る売れないの問題ではなかった。
 想像以上に絢羽は色っぽくそして淫乱だった。
 男に犯されても、平然とその強姦犯と恋人をやっていて、その犯罪行為がバレるのを恐れて、ここまで伊能に付いてきて犯されている。
 それなのに、こんなに淫乱を見せつけて腰まで振って潮まで吹いても抵抗することがない。
 これは犯されることを望んでいるのだと思い違いをしてもおかしくなかった。
「あぁんっ! ぁあっ、らめっちくびっ、やっあああぁっん、らめっ……ひああぁっ」
日高によって覚えさせられたセックスは、伊能とすることで更に快楽の一つ上へと上がってしまった。
 絢羽はあれ以上の快楽があることを知ってしまった。
もうきっと日高のセックスでは満足は出来ないだろう。
 そんな予感は絢羽の脳裏に浮かんだほどだった。
「ひああぁぁあっ……んっあっあっ、やっ、ちくびっんあっ……あぁっ、ふあっあんっあんっああぁっ……だめっ、こんなのっ、おちんぽらめっおま○こっ……あっひっぅんっ」
絢羽の淫らな姿に伊能はすっかり夢中になり、腰を強く打ち付けている。その音が周りに響いているが喘ぎ声に混ざり、もう何の音なのか理解できないほど、絢羽はセックスに夢中になっていた。
「あぁっいいっ……きもちいっ、乳首、いいっ……ああんっ、あっあっんんっ、ふああぁっ」
ジュルジュルと執拗に伊能が絢羽の乳首を舌で舐めて唇で吸う。
 その乱暴な手つきにさえ、絢羽は心地いいとさえ感じた。
「ああっ、あんっんっあっひっああっあぁあっ……いっ……いきそう、ちくびとおま○こでいっちゃうっひああぁっ」
「イケよ! おらっイケ!」
「うあっあひっ、あんっ、いくっっ……ちくびっきもちぃっ、あっあんっあんあっああぁっいくいくっあああああああああ!!」
 派手に絶頂をして絢羽は体を痙攣させるけれど、それではまだ収まらない伊能は腰を強く動かし続けている。
「あ゛あぁぁぁあっ……ああっ、ひっ、あっ、あんっあぅあうっ、あっうあっ……あっああっんおま○こ気持ちいいっあんっあっああっあーっ……」
薬も使われていないし、酒に酔っているわけでもない。
 日高の時よりも無理矢理で、酷い扱いを受けているのに絢羽はそれでも快楽を感じて絶頂ができた。
 何より伊能のペニスの形が絢羽のいいところを擦り上げる形で日高では感じることはできなかった快楽へと導いてくれるから、絢羽はそのペニスに夢中になった。
「あぁあんっ! ひあっ、あっあっああっ……らめっ、あっああっあぁんっああぁーっ……あひっ、んっ、ああっ、らめっらめっ、おま○こがっ……こんなっ……ああぁあっっ……」
「この淫乱が、この俺を振り回すとか、最高にヤバイ淫乱ま○こかよ……っ」
「あぁんっ……あっあっあひっあっんっ、きもちいっ……奥っおま○こくりくりされるの好きぃ、あっひあっんっあっああっあんっああっああんっ」
「無自覚でこの淫乱さかよ、覚醒したらどんなド淫乱になるんだ、お前」
そう言われ、乳首を思いっきり指で摘ままれて引っ張られる。
「あっああぁ~っ! ちくびっいいっああんっああっいいっちくびっああんっおま○こっいいっあぅっんっあんっあっひあっあっ……んっあっあっ」
 突き上げられながら乳首を捏ねられるのが好きなのだと絢羽はこの時気付いた。
 そうして欲しくて自ら腰を動かして伊能を煽る。
「おま○こされながら乳首コリコリされたら……ああああああんっあ゛ああっあ゛っ!」
「ううっ締め付けてきやがって、このっ!!」
「ん゛ああっ……ちくびも、おま○こもっ……あっあっあひぃっあああっ、なにこれ、しゅごっ…あっひっあぁんっあっあ゛っいくいくっ」
日高の時よりも長い陵辱は、絢羽の中の何かを壊した。
 それは絢羽が決して認めないできた快楽のさらに踏み込んだ扉の壊れる音だった。
 伊能は絢羽を散々犯した後に言った。
「これから俺が呼び出したら、ここにくるんだ。これをばら撒かれたくないだろう?」
 そう言われて見せられたのは、絢羽が伊能の上に乗り、騎乗位で淫らに腰を振っているところの動画だ。
 絢羽は微笑んでいて自ら望んで腰を振っているように見える。
 これでは見た誰もが脅されてやっていることだとは認めてくれないだろう。
「あ……そんな……」
「だから、前の動画は消してやるよ。あの彼氏のハメ撮りはな。これでお前はその彼氏と清い交際でもすればいいんじゃねえ?」
 そう言われてしまい絢羽はハッとする。
「なんでそれを……」
 絢羽がそれに驚いているとニヤリと伊能が言う。
「大事なお話はファミレスなんかでするもんじゃねえよ」
 伊能がそう言うので絢羽はやっと思い出した。
 記憶の端にしか残らないところで伊能があのファミレスにいたのだ。
 席は遠かったと思っていたが、自分たちがいた席より奥だったからか、話が筒抜けになっていたらしい。
 それで察してきっと落としたという日高のスマホは伊能が盗んだのだろう。そこから絢羽に繋がる何かを盗もうとして動画を見つけたというのが今回の流れだったのだ。
「さ、最初から……」
 最初から絢羽が狙いで、絢羽ではなく日高から情報を盗むのが目的だったのだ。
 話の内容から無理矢理絢羽が襲われたことは分かっていたから、絢羽は脅して無理矢理にでも応じる方だと見抜かれたのだ。
「そうさ、最初からお前狙いだったよ、絢羽ちゃん。いい尻しすぎなんだよ、犯したくて周り張ってたくらい。やーっと隙を見せてくれてありがたかったなあ」
 伊能はずっと絢羽が狙いで、絢羽の弱点を探っていた。
 そして日高がやらかしたことで突破口が見えて、こうして望み通りに絢羽を犯すことが出来たのだ。
「だったら、もう……」
「いや、お前の体良すぎるんだよ。俺はもっとお前の体を犯したい。もっともっとお前を壊したいんだよ」
 伊能はニヤリとそう言い、絢羽に深いキスをしてきた。
 絢羽はそれを拒むことはできなかった。
 脅されているだけではなく、異様な執着を見せる伊能は、絢羽が手に入るなら何でもするのだろう。
 今まさに握られた弱み、淫乱な自分が映っている動画、それを躊躇なくばら撒いてしまうことだってするだろう。
 絢羽には警察に駆け込む以外の選択肢はなかったけれど、絢羽にはそれは出来なかった。
 厳格な親は絢羽がゲイであることを知らない。
 まして男に脅されて二度も犯されたなんて口が裂けても言えない。
 母親はきっと卒倒するだろうし、父親はそんな絢羽を見放すだろう。
 そんなことをされたら、絢羽はどう生きていけばいいのか分からない。
 親の期待に応え、そして望む通りの大学へ入ったのも外面をよくするためだ。親の言う通りの人生を表向きしている限りあの両親は優しくしてくれた。
 それでも母親は薄々勘付いているようだった。
 女の子に興味を持たない息子、それに違和感も持つのは当たり前だ。
 それをバレないように大学を遠くの有名大学にしたのだ。
 大学もあと二年残っている。
 ここで見放されてしまうと絢羽の計画通りに親から逃げ出せないまま連れ戻されてしまう。
 それだけは嫌だったし、できなかった。
 だから絢羽は伊能の強要を警察には相談できなかったのだ。


 絢羽の身の回りのことは伊能は調べ尽くしているのだろう。
 絢羽の家は伊能にはとっくにバレていて、絢羽が逃げることはできなかった。
 毎晩、伊能が絢羽を迎えに来て、絢羽のマンションまでやってくるのだ。
 伊能はタクシーを毎回使って絢羽を乗せて三つのマンションをローテーションで回して連れ込んだ。
 絢羽を壊すという伊能は、絢羽に目隠しをすると伊能以外の男とも絢羽を絡ませた。
 当然それに絢羽は抵抗することは出来なかった。
 無数の手が絢羽の体中を撫で回し、絢羽の乳首やペニスまで誰かの舌が這っている状態で犯され続ければ、絢羽の感覚はさらにおかしくなっていった。
「あひぃっ、らめぇっああっ……びくびくしちゃう、んっ、ああっあ゛っあっ……いぃっ、こんなのっ、あっあ゛っあぁんっ」
一人がペニスを絢羽の中に挿れて突き上げてくる。
 乳首は両方とも指で摘ままれ引っ張られ、ペニスまでも扱かれる。
 沢山の手によって絢羽は翻弄され、その快楽の海に溺れた。
「こんなの……ああっいいっおま○こっああっちくびっああんっ……いいっおま○こされながら乳首コリコリ気持ちがいいっああっ……ああっいいっきもちいいっ……ああっ!」
「可愛いねえ、絢ちゃんは~」
「絢ちゃん、いいねえ……」
 絢羽はここで絢と呼ばれ、沢山の男を受け入れた。
 男は毎回六人ほどがいて、それぞれがあだ名で呼び合っている。
 まるでVIPの高級売春みたいに伊能は絢羽を他の男に抱かせて何かを得ているようだった。
 かなり若い人から中年と様々な男達が絢羽の体を犯していく。
「らめっ……ちくびもやったらだめっああっ……ああんっちくびっああっいいっいいっああんっ!」
「絢ちゃんは、乳首弄られておま○こされるとめちゃくちゃ感じるんだね」
「もうっむり、い゛ってるっ……ひぁあっ、乳首とっおま〇こ、どっちもらめえっあっ、あ゛っ、ん゛ぁっあ゛っああっやめっ、ああぁっ……もう、……くっ、んっ、ふああっあ゛ぁっ……そこっ、乳首らめっ……あっあ゛ぅ、んんっ……」
絢羽は男達に次々に犯され、精液を中出しされる。
体中に精液を浴びて男達は絢羽の体に群がって性欲を解放してくる。
「あぁっそこっだめっ……ああっんっらめっついちゃっ…あひっ、ん゛っうぅっんっうっあっあ゛ああっ、ぐぅっあひぃっ……ん゛っ、あぁっ……やめっ、くっん゛っ!」
「絢ちゃん、いいねっもっとだ、もっと!」
「ああっ、あひっ、んっんっふ、やめっ、そこ、一緒にしたらっあっううっあ゛っうっ、んっああああっあ゛ぅっ……ひぁっ、や……んっふぅっあっ」
「絢ちゃん、おかしくなって、もっと淫らなところを見せて!」
「絢、もっと見せるんだ、お前のいやらしいところを全部吐き出すんだ!」
「あぁあっ……あぁっ、おっきいっおちんぽがぁっ……おま○こ、ごりごり擦ってっはあぁっ……あぁっ! あっあっあひぃっ……おちんぽっすごっあんっはぁっあぁんっあぁあっ……あっぁん……あぁあっあんっいぃっ……もっおちんぽっらめぇえはぁああっ……」
 絢羽は男達によって性欲を丸裸にされた。
 絢羽が望んでいることを男達はやってくれたし、それ以上を絢羽に教え込んだ。
 絢羽はそれを貪欲に吸収していき、その有り余る性欲は尽きることなく、男達の要望に応えられた。
「はぁっ、はぁっ……やらぁあっ、もっ、おま○こらめぇっあん、おちんぽっああんっあんっああっ……らめっあっん゛っひっいっ……あんあっ、んっああぁっ! ああっらめっ、いっちゃう……から、おま○こらめっああんっあっ!」
「絢、おま○こでいくところを皆に見てもらいなさいっ」
「あ゛っああっあっいくっ、い゛ぐっおま〇こイっちゃうっ……ひぁっ、あ゛っ、ひあん゛っあっ、あ゛ああっあぁっらめっ……ああんっおま○こっああんっおちんぽがっああんっいいっいくいくいくっああああああ!!」
 淫らな絢羽は一ヶ月の間に二十人以上の男と交わり、その性を受けた。
 日に日に変わっていく絢羽に男達は夢中になり、絢羽は育てた。
 こんな日常を送っていたら、絢羽の中で何かが壊れる音が聞こえた。
 それはわずかに残っていた常識だったのか、それとも愛情だったのか。
 絢羽にはそれが分からないままである。


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