Dawn of darkness
6
深月はその日から二人の男に部屋に侵入されることになった。
家の鍵をコピーされたようでオートロックも意味をなさない状態になった。
夜寝ていると二人がやってきて、深月に目隠しをしてから耳にイヤホンを入れ、そして犯してくるのだ。
男たちは顔を見せないように覆面をしていたし、余計なことを言わないから犯人が誰なのか分からないままだった。
「やぁっあんっ……ちくび、乳首らめぇっ……あっあっあっあぁんっ乳首、くりくりしちゃらめっ……ああっあっんっあっあひっんああっ」
乳首を両方とも舐められて、舌で弄られ続ける。
完全に男たちの手管によって深月の乳首は性感帯となり、弄られるだけでも快楽を得られるようになった。深月が自分で弄ってもペニスが勃起できるようになっていたくらいに敏感になり、それを自分ではできない舌のザラついた表面で弄られ続ければ、それだけで深月は嬌声を上げるようになった。
「ふああぁっやっ、あんっんっあっ、んああっあっあ~~っひぁっ、ちくびっんっあっ、あぁあっ」
『深月は乳首を舐められるのが大好きになったね……淫乱で可愛い子』
「やぁっ……もう、乳首ばっかりっんっふああっあっあっあんっあんっあぁんっ……や、ちくびっんうっあっ、あっあ゙っあぁ……んっあっ、あああっちくびっああっ乳首らめっひっあっ」
乳首を舐められて深月は悶えながらペニスはすでに先走りが出ている。
こうして無理矢理体を開かれているうちに、深月は男たちがセックス以外の暴力を振るわないことに気付いた。逃げようとしたとしても押さえつけるなどの目的以外で殴ったりもしなかったし、痛みで恐怖を与えてくることもなかった。
そしてセックスを受け入れれば、快楽は絶対に与えてくれたし、四時間ほど相手をすれば彼らは満足するのか帰っていく。
それも深月の大学の休みの前の日と休みの日の夜にやってくるだけで、毎日ということもなかった。
外でこのことを脅されることもなく、周りの人は深月の異変には気付いてなかった。
声の漏れない防音だからか、隣の裕嗣も何も言ってこないので聞こえてはいないようだった。
「やあぁっ……んっひっああっあんっんっふあああっあっあっ、それっ、乳首吸ったららめぇっん゛っひっ、あっあぁあ~っ」
舌で乳首を絶頂するまで舐め上げられて、深月は絶頂をした。
「あぁんっやらっ、もう、舌で乳首ばっかり……っ、んっあっふぁっあっああっあぁんっ……ひぁっ、あっあっ乳首いいっんっあぁっん゛っあひっいっんっんぅっ気持ちいい」
執拗に乳首を攻め立てられ続け、深月は絶頂をすると同時に男のペニスを受け入れた。
「ふぁっ、ああっ……おちんぽっいいっ、ちくびぃっあああんっああっらめっらめっああんっいいっ……ああんっいいっ」
乳首を攻め立てられながら、アナルにはペニスが挿入り込んで中を抉り続ける。
それをもう快楽としか感じず、深月はほぼ薬なしでも感じることができるようになっていた。
だが、男たちは警戒をしているのか深月に薬を必ず飲ませ、飲まないときは下からジェルで吸収させてでも薬を使ってきた。
それは深月の気持ちのためなのだろう。
薬なしでは深月は嫌がることが多かったけれど、薬を使うと素直になった。
薬なら抵抗しても仕方ない、無理矢理快楽を押しつけられていると心に言い訳ができたからだ。
そういう薬を飲んでいるから、自分は体を開くしかないと思えば、簡単に心を解放できたのだ。
「あああんっああああっ! ああんっ、おちんぽっすきっ! 乳首もきもちいいのっああんっああっ」
『深月はこう奥を抉られるのが好きだよね、もっともっと強請ってごらん』
「あっあんっあんっ、もうっ、らめっおま○こっ、ぐりぐりされてぇっ、きもちいいよぉっ!!」
『ほら、もう我慢できない淫乱だからね深月は』
「あぁーっ、いくっ、おちんぽでいくっ! ひぃあああんっ、いっちゃうよぉっ! あっはぁあんっ! ああ、おま○こされてっいっちゃうっああんあんあんっ!」
あっという間にペニスでアナルの奥を抉られて深月は絶頂して達した。
それでも男たちは慣れた手つきで深月をうつ伏せにして腰を上げて打ち付けるように腰を激しく振り始める。
「いったばかりっはぁ……あん、んあっ、やぁああんっあぁっ、あんっ……らめぇっ、そこやぁっ……あっ、ああぁっ!」
『深月はこうされるのが気持ちよくなれて好きなんだよね……堪らないでしょ、絶頂した直後にいいところを擦り上げられるのは』
「やっ、あぁっそんっ……はぁっ、ああんっ! んっあぅっ……やっあぁっあぁっ、らめっ、んんっ、ひぁんっ……! あっ……あぁっあっ……お、おちんぽっでっ、おま○こぐりぐりって、あっやっ、あはぁんっ……」
深月はいやらしい言葉も全部自然と口に出せるほど、セックスの快楽に弱かった。
男たちは深月の全てを知っているかのように深月を攻め立ててくる。
手慣れた様子の腰使いに深月はこのセックスから逃げることはできないとずっと思っていた。
「あああぁ、あぁ、ん……あひぃっ、ああーっ、おま○こ、もう、やぁっ…ああっ…!」
『さあ、深月もっとだ、もっと深月の淫乱で変態なところを見せてくれ』
このイヤホンから聞こえる声の主は、この場所にはいない。
明らかにイヤホンからしか声は聞こえず、男たちは二人しかいない。
何処かで映像を見て話しかけている誰かがもう一人いる。
二人の男に深月を犯させて、そしてそれを見て楽しんでいる主犯の男。それがイヤホンから聞こえる男の声だ。
ただ声を加工しているせいで、声の主は分からない。けれど、声を加工しているということは深月の知っている誰かの声ということになる。
全く知らない者の声なら別に聞かれても深月に近づかなければ一生深月から犯人を言い当てられない。なのにわざわざ加工しているのは深月と顔なじみか、深月が声に聞き覚えがある誰かの可能性が高かった。
「あぁんっ……、あぁ、ああっあぁんっ! ぁっ、らめぇ……あぁんっあああぁーっ!」
深月はそんなことをいつも思いながらも快楽を受けている間は思考は遙か彼方にある。
けれど、我に返った時に声の主の特徴を掴めないか、イントネーション的な違いを見つけられないものかと思うのだが、それでも普通のイントネーションで特に誰かと変わりはない。
結局、誰なのか分からないまま、深月は毎回犯され続けている。
『深月、何か考え事をしている余裕があるようだね。駄目だよ、そんな余裕は必要はないんだ』
「あぁああんっ、もっやらぁっ、いっちゃう、おちんぽっやらっいくっやらっあああんっあああんっあああんっ!」
考え事をしていたら上の空であることを見抜かれて、深月は強制的に絶頂をさせられた。そして精液を中出しされ、それを感じてドライオーガズムでまた絶頂をさせられる。
「あぁっ……あぁんっ、あんっ、あんんあんっんっ、あぁっ、あぁん……きもち、い……おちんぽ、いいっあひんっ」
『ほら深月、もっと集中して……もっと中出しをされたいだろう?』
「あぁあっ……あぁっ、おっきいっおちんぽがぁっ……おま○こ、ごりごり擦ってっはあぁっ……んっあぅっ、きもちっ、いいっ……!」
男がペニスを抉る様に深月の結腸までペニスを突き挿れてきて深月は嬌声を上げた。
「あぁっ! あっあっあひぃっ……おちんぽっすごっあんっはぁっあぁんっあぁあっ……あっぁん……あぁあっあんっいぃっ……もっおちんぽっらめぇえはぁああっ……」
深月はみっともなく乱れ、嬌声を上げてただただペニスで抉られる中の感触に集中した。
「はぁっ、はぁっ……やらぁあっ、もっ、おま○こらめぇっあん、おちんぽっああんっあんっぁあああぁんっ」
『深月、おちんぽは好きでしょ、これで抉られたらどうしてようもなく感じて絶頂ができるんだよね』
「あぁんっ……いぃっ、あっ、らめっ、おちんぽっあっ、あっあっあっ……ふぁっ、ひぅっ、あんっああぁっあひぃっ、あんっ、あんっ!」
『そう知らない男にペニスでアナルを冒されて、知らない男に乳首を舐められて絶頂ができる淫乱で変態になったんだね』
「ひあっ、あ゛っおちんぽ、らめっあぁっ……あ゛っあっあっああっあぁああっ……あっあっあんっ、あんっあんっあんっあ゛ああっ、あっあぁあんっ」
耳から薬のせいだけではないのだと言い切られてしまい、深月は本当にそうなのかもしれないと思った。
淫らに乱れている自分の姿を見ることは無いけれど、深月は彼らが来ても拒むことはなかった。もう侵入されて暴れても誰も助けてくれないことも知っていた。
ならば殺されないようにするしか方法はなかった。
「ひああっ……らめっあっん゛っひっいっ……あんあっ、んっああぁっ! ああっらめっ、いっちゃう……から、おま○こらめっああんっあっ!」
『イキなさい、深月』
「あ゛っああっあっいくっ、い゛ぐっおま〇こイっちゃうっ……ひぁっ、あ゛っ、ひあん゛っあっ、あ゛ああっあぁ!!」
深月はそうして絶頂をさせられた。
男たちが去ってしまうと、深月は一人で風呂に入りながら泣いた。
警察に行こうと何度も思い、河北弁護士に連絡を入れようと思うのだが、連絡をしようとしたら深月のスマホから河北の電話番号が全て消されていた。
ならば一人で警察に行ってそこから連絡をして貰おうと考えた。
だが想像以上に深月は見張られていて、警察署などに近づこうものなら非通知から電話が何度も掛かってくるのだ。
警察に行こうとしたのは二度ほど、その二度で近くに寄っただけで非通知がかかってきた。それは偶然ではなく、深月への警告だった。
非通知には出たことは無いけれど、数回鳴って消えるを繰り返されたら怖くて警察にはいけなかった。
河北の事務所に直接行って話をしようとしたら、通りすがりの女性に手紙を渡された。
「あの、あなたに渡して欲しいって言われて。じゃ渡したからね」
女性はそう言うと通り過ぎて行ったが、手紙を開けると深月はギョッとした。
『警察に行くつもり? 映像は提供するよ? 君がとても淫乱に腰を振り口から涎を垂れ流して喜んでいた映像も付けるよ』
そう書かれていたのだ。
そして手紙に添えられた写真が一枚。
深月が本当に嬉しそうな顔をしている写真だった。
それだけ切り取られたのだろうが、映像だったらもっと酷いのが残っているはずだ。
それを警察にわざわざ届けてやると脅しているのだ。
その編集した内容は深月の自宅に届けられた。
暗闇で行われていたはずの行為は全部暗視カメラで撮られていたようで、深月は目隠しはされているが微笑んで嬌声を上げて喜んでいるとしか見えない表情と、自ら腰を振っている様子がしっかりと映っている映像だった。
使えるものなら使ってみろと言うような挑戦的な映像で、深月はそれを見た瞬間、完全に警察に行くのを諦めてしまった。
マニアックな二輪差しすら喜んでいる自分を見たら、薬のせいだけとは思えない。
きっと警察は前のことがあるので取り締まってくれるだろうが、深月の平穏はまた壊されたのだ。
前回とは違う、明らかに何かの意図を持った男たちの行動は深月を監視して、そして手のひらの上で深月をコントロールしている誰かがいる。その人は警察に行かせようとさえしているようで、それで深月がもっと追い込まれることを望んでいるようだった。
「誰がいったい……」
どうして自分がここまで追い込まれているのか深月には分からない。
こんなことをして何になるのか、深月は想像すらできなかった。
男たちに犯させて見ているだけの男、そいつの望みは何なのか。それすらも全く予想もできなかった。
平日は深月は普通に暮らせて何もなかったので平和な日々を送れたが、金曜の夜の土曜の夜は二日とも男たちに犯され続けた。
男たちの陵辱はいつも六時間と極まっているようで、深夜前にやってきて朝の6時前に帰っている。そして深月はいつも気絶をさせられてしまい、気付いたら男たちが去っていることに気付く。
目隠しに使われている布はいつも深月の部屋にあったものと同じタオルで、いつも置いていかれるけれど、部屋にあるタオルの数はほぼ変わらないので回収されているらしい。
男たちは毎回覆面を被っているし、電源を落としてくるので赤るところで彼らを見たことはない。
どうしたら彼らが深月を諦めてくれるのかは分からない。
彼らは深月をこの部屋で犯す以外は何もしてこないから深月は彼らの目的すら理解できないでいる。
追い詰められた状態であるが、深月はその二日間の強姦以外で困った自体には陥っていなかった。
半年もこの状態が続き、深月はもう自分が抵抗する気力すらなくなっていることを知ったのだった。
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