Dawn of darkness

5

「あぁあっ……はぁっはぁっ……らめっ……あっぁんっあっあぁっ……んんっ、らめぇっあっあんっ」
深月を犯してくる二人の男は、深月が薬に完全に染まると深月を寝室まで運んでから事に及んだ。
 常にペニスを入れっぱなしで奥を抉る様に突き上げてきて、休まる暇もなく深月は快楽に翻弄された。
「ひあぁああーっ……! あひっ……あ゛っあぁあっ……はぁっいいぁっ……ああっ……」
幾ら声を上げても隣も下の階も全然誰も反応がしないせいで、深月は完全に助けを求めるのを諦めてしまったのだ。
 犯人たちはこうなることを知っていたのかもしれない。そういう気さえするのだ。
 もし隣も下の階も誰かがいるなら、誰かがすでに反応をくれている時間。なのに警察を呼ばれもしないし、音に対して注意もされないなら、誰もいないで気付いていないということである。
 もう助けを求めることは絶望的だと深月は思った。
「あ゛ああぁんっ! あぁっ、あっあんっあんっいいっいいっ! はぁっあんっあぁああんっ……」
とにかくペニスが痒いところを擦り上げてくれてただただ気持ちが良くて深月は嬌声を上げた。
「ん――っ! あ゛あああぁっあひっあひぃっ! あっあんっあんっあぁあんっ!!」
『深月、気持ちがいいなら、もっと声を出して喘ぐんだ。淫らになればなるだけ、本当の深月になれる……』
「ん゛っんんっ……んっふ、んっんっんん……ふぁっ、はあっ、あっはぁっんあっあぁんっあひっあっらめ、んっああっ」
キスをされ、口の中まで犯されて深月はただ嬌声を上げた。
 そうしないときっとこの出来事は終わらないのだ。
「やっあっあっああっあひっあひっやっああぁっもっらめっ……ああっあああんっ! あ゛あ゛ああっ! い゛っ……あっ、ああっ」
 深月は声に言われた通りに嬌声を上げた。
 深月はイヤホンをされているせいで自分の声があまり聞こえていない。だから自分がどれだけ大きな嬌声を上げているのかが分からない。
『深月、何が気持ちがいいか言ってご覧?』
「あ゛っあんっきもちい、あんっおちんぽでゴリゴリ気持ちいいっあっひあぁんっ」
『深月はペニスが大好きだったね。ここをこうやって抉られたら』
「あっいいっ……きもちっいいのっひっあっあっあ゛あああっあひっい゛いっあっあっあっあんっ!」
『素直でいい子だ。深月、可愛い私の深月……君はこうやって知らない男たちに穢されることで綺麗に花開く淫乱な子なのだよ』
「あひっあんっあんあんあぁんっんっあぁーっ! あーっ……あっあぁっ……んっやぁっあぁんっ……」
耳元で辱めを受け、その通りに深月は喘ぐしか方法が無かった。
 男たちを見ないようにと目隠しをされ、深月は感覚と耳から入る情報でしか自分がどうなっているのか分からないのだ。
『さあ、精液中出しをするよ……深月は種付けされるのが好きだよね、知ってるよ、中出しされて絶頂していただろ? あの時も』
「あっすきっいっあんっあっ、すき、い゛っあああっあっんっんんっ種付けっ中出しっああん」
深月があの事件で受けたことは精液を中出しされることで絶頂が出来る変態になったことだ。
 全てを知っているのかと驚くほどである。
 警察にだって言わなかった内容だ。
 それなのに全てを知っているとこの声の主は言っているのだ。
「あぁああ、おま○こされて、精液中出しでイカされるっ……ん、はぁ、ひっあっはあん」
『さあ、そう素直でいいよ……そのままご褒美に中出ししてあげるよ、ほら嬉しいだろ?』
「あぁんっ……あっあっ……おま○こ、おま○こっおちんぽでずぼずぼされて中出しされるの気持ちいいっああんっああん……ああっ!」
 それと同時に男が深月の中に精液を吐き出して絶頂をした。
「あああっ……ああんっらめっああんっきもちいいっらめっらめっ……ああんっ!」
中出しされる感覚で深月はさらに絶頂をしてしまい、自らのペニスからも射精をして達した。
 脳天を突き抜けるほどの快楽に深月は笑っていたと思う。
 口が笑顔になってその絶頂を嬉しいと受け入れてしまったのだ。
『深月、嬉しいんだね、いいよもっと沢山中出しをして上げるからね』
そう言うと萎えたペニスが出て行って、次に勃起したペニスがまた挿入ってきた。形も違う反り上がったペニスが一気に深月を貫いた。
「あぁあんっ! あっああっ、いやっ、らめっはぁんっ……あっいいっあぁんっおま○こっいいっああんっ」
『深月は沢山のおちんぽでおま○こされるのが好きなんだよね……知ってる、あの時も気持ちよくて堪らなくて、沢山絶頂をしていたからね』
「いいっきもちっ……いいっあああんっらめっ……ああんっいいっ……あっあっああっあっあっああっんっあっ」
四つん這いにされて後ろから突き上げられながら体を揺すられ、深月は快楽その者を受け入れた。あの時もそうだった。そうする方が楽だったから無駄な抵抗は苦痛しか生まない。
「あんっあんっ、あああぁーーっ! ……ひあっうぁあっ……あっあ゛っあぁああ……っ、おま○こ、すごっあぁっ」
気持ちいいと認めてしまえば事も早く終わる。
 どうせこれも朝までの出来事のはずだ。それ以上犯人側が居座れるわけもない。
 ならば深月としては殺されないように抵抗をしないで受け入れるしかない。
「おまんこっ……ああいいっあんああっ……ああんっああっいいっきもちいいっああん……ああん……いいっあんっ」
さすがに深月も死ぬ勇気は持ち合わせてはいない。そこまで悲観もしていない。
 けれど二度目の被害を誰かに相談できるかと言われたらもう言えなかった。
 今度は黙っていればきっとまた普通の日常が訪れる。
 犯人だって深月を執拗に狙っているわけもないはずだ。
「きもち……いいっああんっらめっそこばっかっ……ああんっいいっいいっああんっきもちっいいっああんっ」
 深月は結局諦め、それを受け入れ、男たちに何度も犯され続けた。
 見えないからこそ、聞こえないからこそ、余計に深月は洗脳でもされるように声の主の言う通りに動いた。
「んあっああんっああっああんっ……あっあっああっ……あん……あんああっ……あんきもちいいっ……あんああっ」
『深月、綺麗だよ……君は本当の自分を今曝け出しているんだ。淫らで淫乱でそしてとても美しい姿だ』
「んあっ、ああぁっ……はっ、はっん゛っ……ん゛ああっうあぁっ…ん゛あっ、あっあっあああぁぁっ……」
二人の男に同時にペニスを突き挿れられて、二輪差しで深月は犯され続ける。
「んはっあ゛ああっ……ああっあ゛あっああああっ……あっんっあ゛あっ……んあっあ゛あっ……ああんっ」
 とにかくアナルの中を抉ってくれるものが今は欲しくて、深月は正気を失った。
 ただ挿入ってくるペニスが中を擦り上げるのだけが気持ちよくて、それで快楽を得ているだけだ。
 何も疚しいことは無いのだ。そう思ったら薬のせいだから仕方ないという妥協点が見つかった。
「ん゛ああっ、あっあんっあんっらめぇっ……おま○こっ、すごい、おちんぽっ……んっあっあっひあっ……ああんっ……らめっ……ああんっ……いいっ……いいっああっそこっあんっああっ」
『深月、可愛い深月……もっとだもっと喘ぐんだ』
「おちんぽっいいっきもちいいっらめっそこらめっおくっああんっ……ああっ……おくっ……ああんっおくがあっきもちいいっああんっ」
『このちんぽがいいのだろう? そうだろう?』
「あ゛っあ゛っうあっあ゛ーっだめっ、おちんぽっいいっあ゛っんっひああっあ゛あぁっ……んっあっい゛っ……あっうぁっあんっあんっあんっあんっ」
ゴリゴリと深く抉ってくる二本のペニスに深月はただ喘いでいく。
「あああっ……あ゛っあっんあっあっあんっあぁあんっあ゛あああっ……あひっあ゛っあああっあんあんあんあんあんっあ゛ーっ……あっんっあっあひっあんっあんっあぁんっ」
 そして二本のペニスに同時に中出しをされて、深月はそれで絶頂をした。
「ひあっ……、あ゛っん゛っあっおちんぽらめぇっ……あ゛っあんっあぁんっん゛あっあっ、あんっあんっ、あんっ……おちんぽっ、すごいっ……あ゛っ、んあああああっ!!」
 深月が気を失うまで男たちは深月の体を好きに犯していく。
 声が枯れ、体が疲れても男たちは止まらずにいる。
 どうやら男たちにも薬が効いているようで、セックスをしないと止まらないのだろう。それを深月は受け入れ続け、ただただ快楽に溺れる夜を過ごした。
「ひああっ……いいっきもちいいっ……いいっ……きもちいいっ……ああっあああっ……いいっんっ……いいっ」
抉られ続ける奥はさらに結腸まで届き、そこを抉じ上げてその奥へと精液を吐き出してくる。
「んぁっひぃいいいいっ!! おちんぽぉ……んっ! おちんぽ気持ちいいよぉっ!」
深月は結腸まで届いてしまったらもう嬌声を上げるしかできない。
 男たちに突き上げられ続け、絶頂したらドライオーガズムで達し、快楽を何倍にも増幅させた薬の効果で深月は完全にセックスに溺れた。
「ああっ……おいしいっおちんぽっ……ああんっいいっきもちいいっああんっ」
『ああ深月、とても素直になったね……いいんだよそれが深月だ』
「あっあっ、んはぁあっ!ぁっんひ! もっとぉっぁん! おちんぽ、いいのぉっあひぃああんっ!」
『専用のおま○こになればいつでもこうやって犯してあげられるよ。深月、私を受け入れるんだ』
「はい、専用のおま○こっに、なる……ああっん、いいっああんっ……いいっきもちっいいっ……ああんっああっ」
深月は夢心地でそう叫び、男たちのペニスを騎乗位で受け入れた。
「ああっああっぁはっ……はぁんっんっぁん! おちんぽぉっ……おちんぽ凄いぃいい……っ」
自ら腰を振り、男の上で淫らに踊る深月を声の主は興奮したように見えているのが分かった。
 漏れ出る声が耳から聞こえ、耳からも深月は男に犯され続ける。
「おちんぽいいっああんっ気持ちが良い……いい……いいっああんっあっあっいいっああんっあっ、あっ、ぁん! んふぅっぁおま○こっひ! ひぁっ、あーっあーっ!」
『ああ、とても幸せだ。深月も幸せだろう? 深月はこうやって犯されるからこそ本当の自分を曝け出せるんだ』
「おま○こいいっ……ああんっおくっああっらめっらめっああんっ……いいっああんっ」
『さあ、奥で受け取るがいい、深月が欲しがっている精液だよ』
「あぁああんっ……もっと、もっとっん、はぁんっあっあぁああっ! おちんぽせいえき……っ凄いい、いいのっ!」
 深月は踊り狂いながら男の精液を受け止めて絶頂して気を失った。
 薬による効果で飛ばしたことによる気絶だったが、その瞬間さえも深月には快楽になってしまった。


 次に深月が目を覚ました時には、目隠しなどは取り払われていた。
体がだるくそして疲れているけれど深月は起き上がった。
 ベッド周りは綺麗だった。
 どうやら男たちは何かを持ち込んでいたようで、ベッド周りはいつも通りにだったが、ゆっくりと廊下に出てみると廊下がいつもより綺麗にされているのが分かった。
 掃除までしていったのだと思ったが、よくよく考えたら強姦魔たちである。証拠を残さないために精液の反応を消していったというのが正解だろう。
 もちろん深月のアナルの中も綺麗に洗われていて痕跡は精々アナルの中のこすれくらいだろう。
 これでは被害を訴え出ることはできない。
 肝心の犯人に繋がるものが何もかもないのだ。
「……はあ、誰がこんなことを……」
 そう呟いて耳を手で触れた。
 もちろんイヤホンもなくなっているけれど、変声道具を使っていたとはいえ、的確に深月の過去のことを知っているどころか、現場にいたと言うようなことを口走っているのには驚いた。
 ただ深月は今回の男たちは決してあの葉月の同級生たち、少年たちの仕業ではないと思えた。
 前はもっと乱暴で行き当たりばったりなところがあり見つかった。
 なのに今回は用意周到に周りの情報を仕入れ、誰も家にいないことを調べてから深月の部屋に忍び込んできている。
 つまり緻密な計画を持って襲いに来ているのだ。
 そんな人が些細なヘマをすることはない。証拠はないし、きっと犯人は捕まらないだろう。
 そう考えたら警察に訴え出る方が余計に被害が大きくなる気がした。
 刑事がくればもちろん過去のことも持ち出される。そして今回が二度目ともなれば、他のよからぬ者たちを焚き付けることになりかねない。
 二階も被害に遭うような子ならば、三回目も四回目も変わらないと考える変質者は多いのだという。
 それを知っているからこそ、深月は泣き寝入りをするしか方法がない。
 ただでさえストーカー事件になりかけているのに、ストーカー事件どころかそれを上回る何かが裏で動いているのは明らかだ。
 そして深月は気付いている。
 その男たちの手のひらに深月は乗っているのだ。
 何をしてもきっと男たちの手のひらで右往左往し、彼らにとっては予定調和なことしか深月はできないのだろう。
 引っ越してもきっと同じ事。
 ただ彼らも深月の自宅の鍵を抉じ開けたり、鍵をコピーしたりはしていないようだった。ドアを開けた瞬間を狙っていることから、そこまでは出来ないのかもしれない。
 男たちが深月を殺したいわけではないのだと気付いた。
 彼らは深月が欲しいのだ。
 そしてそれは深月がどこに逃げても追ってくるだろう。
 深月には葉月と同じ死を選ぶことでしか、その何者かの手の届かないところに逃げる道はなかったのだった。

感想



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