Violate

9

 関口直也が電車で痴漢に散々犯され、それを喜んで受け入れた後。
 直也のスマホに知らない人からメッセージが届いたのだ。
「これ……まさか」
 そのメッセージには写真が添えられていて、直也が痴漢に襲われているところが映っていた。
 アナルに深々と大きなペニスを突き挿れられて、よがっている直也の姿は直也すら初めて見るものだった。
「あ、こんなに深々と挿入っていたんだ……」
 直也は脅されていることよりも自分が思った以上に大きなペニスを受け挿れられている事実に何だか興奮をしてしまった。
 脅してきた人はどうやら直也とセックスがしたいらしい。
 それだけは分かる。
 脅して、言うことを聞かせてみたい気分になっているのだろう。
 直也はそんな脅しにはっきり言って恐怖は抱かなかった。
 もう感覚も麻痺していたし、何かあれば工藤に頼めばなんとかなることを知っているからかも知れない。
 脅しには呼び出した場所が書いてあった。
 学校内の特別棟。
「特別棟か……」
 そこにはあまりいい思い出はない。
 小学生の時に教師に嵌められ、そこで犯された。
 人が余り出入りをしないところはこういうことに使うにはいいところなのだろう。
 直也は仕方なく、その呼び出しに応じた。


 待ち合わせの場所は視聴覚室だった。
 相手はやる気満々でいるようで、音漏れがしない部屋を選んだようだ。
 普段は授業などで教材のビデオを見るために使われる以外は使い道のない部屋になっている。
 そんな部屋の鍵は職員室の壁に掛けてあるから取ろうと思えば取れるのだろう。
誰にも見つからないように部屋に入って戸を閉めると、外側から鍵を掛けられてしまった。
「……用意周到だね」
 鍵を閉めたとはいえ、中からも開けられるものなので意味がないけれど、それでも相手には意味があるのだろう。
 直也はそのまま前の方へと歩いていき、教壇の方に近付くと視聴覚室の全ての窓のカーテンが自動で閉まっていく。
 どうやら操作盤は奥の部屋にあるようで、そこにすでに鍵を閉めた人がいるらしい。
 けれど直也は動じなかった。
 ほとんど暗くなってしまった部屋で身動きが取れないでいると前のスクリーンに先日の直也が痴漢にあった時の写真が映し出されたのだ。
「……それで?」
 直也はそれにまったく困った様子を見せずに何がしたいのかと尋ねた。
「セックスしたいなら、それでいいよ。でも今回一回だけだからね。次は脅されたって親に言うから」
 直也がそう強気に出ると、写真が消されて裏側から人が出てきた。
 顔がやっと拝めるかと直也が見ると、その人は同じクラスの優等生だと噂になっている人のいい委員長、平野英次だった。
女性に人気があり、運動も勉強も出来て、クラスの委員長まで任されて、さらには生徒会にも今年の選挙で選ばれる予定ときいた。
 頭がいいのでもっと上の学校へ行けたらしいが、家が貧乏で奨学金が上手く取れるこの学校を選んだとも聞いた。
 直也と同じく、お金に余裕がない奨学生であることで少しは親近感も湧きかけていたのだが、まさかこうやって人を脅すような人だったとは。
「平野さん……それでどうするの?」
 直也がそう嗾けると平野は直也に近付いてきて直也の服を脱がし始めた。
 その手が震えていることに気付いて、直也は恐らくここまでやるにしても平野がかなり怯えているのだろうと思った。
 自分のキャリアが終わる可能性がある脅しての強姦となれば、一発で将来は消える。
 それでも平野が直也に触れたいと思っているほどに興奮しているのは分かった。
「はあ、はあ、はあっ」
 息が荒く、直也に興奮をして股間はすでに勃起しているのが分かった。
 けれど直也は何もしなかった。
 手ほどきをしてやるほど親切でもなかったし、脅されている以上直也に選択肢はないのだろう。
 けれど、一回だけという直也の言葉に意を決して直也に触れてきたのだ。
 拙いキスが、平野の本気を顕していたと直也は思った。


そこからは性急だった。
 平野は直也の体中を舐め回し、ペニスやアナルさえも愛おしそうに舐めてくる。
 そんな丁寧にしなくてもいいのにと直也は思ったけれど、直也は何も言わず平野のしたいようにさせた。
 そして平野のペニスがすっかり勃起して先走りを垂れ流しているのを見て、直也も興奮している自分に首を傾げた。
 やっと直也は自分が優位に立てる立場にいることに気付いた。
「いいよ、ここ好きなだけ使って……そのおっきなの挿れて」
 直也がそう言って机に手を突いて腰を突き出すと、平野は興奮しきった血走った目を直弥に向けて一気にアナルにペニスを突き挿れてきたのだ。
「んあっ、あっ、ふぁあっ、太いおちんぽっあっ、あっ……、ひっきたっおち○ぽっあ゛っ、あああぁぁっあ゛ひっ、深い……ああっおち○ぽ大きいっ、なにこれっ……、あっ、あっ、ふかいっああんっそこまでらめぇっ……、あっ、あ゛ああっああんっあああっ!」
 平野のペニスはやはり大きかった。
 体も大きな方だからと少し期待していたが、やはりペニスも大きく長く、直也の奥まで届いているのが分かった。
「関口……ああっ……すごい中がトロトロして……」
 そう言いながら平野は力強く腰を振っている。
若さ故の拙さと一緒に乱暴なまでの腰使いに直也はこれはこれでいいものだと思えた。
「うああっ……、あ゛っはああーっ……いいっああんっおち○ぽっあああぁっ! おちんぽっああぁんっひあっあ゛っん゛っあっ凶悪おち○ぽっらめぇっ……ひああ゛っあんっあぁんっ」
嬌声を上げて平野を煽ると、平野はさらに力強く腰を振り、先走りどころか射精をしながらでも完全勃起したペニスを直也の中で必死に出し挿れをしている。
「あっあっ…ああ……んぁあっあんっ……やらぁっ……おま○こ、んんっ、らめぇっ……あっふぅやぁあ……まって……っあぁっ、あっあっはぁっはぁっ……んっ……あっやぁっ」
「関口がこんなに淫乱だったなんて……普段は大人しくて、綺麗で、それでいて頭もよくて……それなのに静かで純粋だと思っていたのにっ」
「っ……それはっ……やぁっ、あっあっ、そこっ……、ぁひっ、あーっあっあんっ……やらぁっ! はぁっ、あっぅ、ぐりぐり、しないでっ、んっ、いぁっ、へんに……っ、へんになっちゃうっ……」
「う、裏切られたとは思ってないっむしろこうであってほしかったっ! 関口が淫乱で嬉しいっ」
「あぁっ、だめ……っ、そんな大きいの、むりっ……、はぁっ、あっ、あぁーっひっ、あーっ……らめっ……はっああぁんっ! いぃっ……うぁっあっ、あぁーっ!」
平野はそう言い、直也の中を強引に犯しては射精を繰り返している。
 その射精もまったく止まらないようで平野の勃起も止まらない。
「はぁっはぁっ……あ、ぁぅ……、はぁっ、んっ……ああぁう……ん、ん…おおきい……おちんぽっああっ…あんっ……やっあああああっ……ああんっだめっ」
「関口……ああっ関口……堪らない……気持ちがいい」
「やっ、ああああっ……ああんっあっ、あっ、ああんっやらっ、あぁっぁっんんっんっ……んふぅ、ぁっ、あっ、んぁあ……ぁんっあっ、あっ、あっ! ひ、ぃぁあああん!!」
平野の強引な腰使いに直也も段々と体が高められて、気分も乗ってきていた。
 ついこの間の電車での痴漢から数日しか経っていないけれど、その気分を思い出してもっと欲しいと強請るように直也も自ら腰を振っていた。
「あああひ……っぁあ、あ、あ、あ! ふぁああ……んっいい、ぃいいいっああぁん……んふぅっあんっあんあん! おちんぽっ……おま○こもいいっああっあ! ぃひぃいいいーっ!!」
「気持ち良すぎる淫乱ま○こ……なんてま○こしてんだっ関口っ」
「ああ……おちんぽっあんいいぃいい……っ! もち、ぃっ、おま○こいいっあっ、んぁあ……っああぁあ……おちんぽっぁっ、あっ、あっんふぅっ……ぁん、あんっ……んぁあっ」
「ああ、射精をしても止まらない、出しても出しても勃起も止まらないっ!」
「ああっんっあああんっおちんぽっんっいいっ! そこぉっそこ、あ! あ! あっぁあ! あぁんっ、あぁんっあっあぁあーっあ! あんあんあん! おちんぽっ、しゅご……っそこぉお!」
若いが故の乱暴さとただ求め合うだけのセックス。
 そこに感情は存在しない、体だけなのにそれでいいと直也は思った。
「んふぁ……あ! ぃあっ……そこ、そこおま○こいいっあああんっ! あ゛ああっ……だめっ、おま○こにおち○ぽ気持ちいいっああっ、んひっ、い゛っ……あっ、あああっあ゛っ……あっあ゛っ、ん゛っあああっ」
最高に気持ちがいいと直也が感じるセックスを平野がしてくれている。
 そのことに直也はさらに興奮をした。
 真面目な生徒が変貌している。それも直也の体を犯して。
 そして直也を抱くために犯罪めいたことまでやってのけているのだ。
 今の瞬間、完全に平野は直也に堕ちていて、直也を犯すことしか頭にないのだ。
 普段はいい子でいるために沢山色んな事を考えている男が、ただ直也の体を犯すためにペニスを直也のアナルに挿れて腰をただ振り続けている。
 それだけの行為なのに、直也には平野を制御できていると思った。
「あ゛ひっ……んっあっあ゛っ、あはぁっ……んんあぁあっ…ひっ、あへっ…あっ、おま○こにおち○ぽ……気持ちいい、あんああっ」
「ああ、ああ、気持ち良すぎるっ関口っ気持ち良すぎるよっ」
「やああぁっ! あっあぁんっ……おちんぽっいいっ、あっあっあっ……あひっ……あっあんっあっ……あぁっあぁんっ……らめぇっ……はぁっ、おちんぽっ気持ちいいっああんっいいっああぁっ……あぅっ、ひぁん、あっあっあんっあぁんっ! やああっあっあっ、あーあーっ……」
「関口、ああ気持ちいい、こんなに気持ちがいいなんて思わなかったっ関口、こんなに淫乱な子だったんだねっ嬉しい嬉しいもっともっと犯したい」
「ああぅっ、もうだめっおちんぽもうだめっだめっ……もう、おま○こっついたらぁっあっ、はああぁんっあ゛ああんっああっ!! ああああっあっぁっあっ、いいっ、おちんぽっきもちいいよぉっ……、あああぁんっ」
「ああ、出る、また出るよっ」
「ああああっ…だしてっ、精液、だしてぇっ…もうおま〇こでいい,俺のおま〇こ…っ種付けしてぇっひあっあへぇっあああああ~っああっ……」
「ああ、種付け……するっ孕ませてやるっ」
「ふあああっ出してぇ、俺のっおま○こに、せーえき出して、奥までっビュービューしてぇっ、あんっあんあんあんあんあんっ」
「おおおおお、出る出るっ孕め、関口っ!」
「あああぁっ! らめっ、いくっ、おちんぽでいっちゃっ……あっああぁんっひあっ、あっあっいくっ、あっふあっあ゛あーっ……」
パンパンと何度も腰を振った後、長い中出しが始まった。
 それは一番長い時間精液が吐き出されて、それが奥まで開いたところまで挿入り込んでいる。
 平野の射精は長く、それを押しつけるようにして完全に結腸を開いていた。
「やらぁっ……はぁんっ……あっあっあひぃっ! あっあぁっ、あひぃっ……、らめっ、あーっやらぁっ……ああっ……、あぁっああっ……あっぁんっ」
結腸の中に向けてもう一回腰を打ち付けて平野が長い射精をしている。
 ドクドクと熱い精液が結腸の中にたっぷりと吐き出されて直也はそれで潮吹きで絶頂をしていた。
「あーっ……はっあぁっ、あっああぁっあひぃっ! あんっ……あっあっあああぁぅっあっやっ! あぁーっ……らめぇっ、んっはぁっぁああっ」
信じられない絶頂をしてしまい、直也は平野のペニスが気に入った。
 この優等生で真面目な男がここまで乱暴なセックスをするとは思わなかったが、そのギャップがまたよかった。
しかしそれで平野の気は済まなかった。


 平野はその後も直也を視聴覚室に呼んではセックスにふけったのだ。
 直也は一回限りと言ったけれど、平野にその時の動画を撮られていたのでそれで脅されて付き合うしかなかった。
「あぁっあっ、あんぅっ……、や、あぁっあーっ……ひっ、ああっ、あぁあんっんっんっ……はぁっぁ、あぅんっすご、いっ……ひゃぁっあっはぁっ、あぅんっ!」
 平野は段々と余裕を見せ始め、直也をコントロールすることに必死になっていた。
「関口、おま○こしっかり締めて……そうその調子」
「あぁあああっ……あああっ、あぁああぁんっ……やぁああっ! あっいいぃっひぅっ、あっ、あぁんっ! あぅっあっあんっいいっ、んっ、ひああぁっいいよぉっ」
「関口はこうされるのが本当に好きだね、ほら言ってご覧どうされたいのか」
「あ゛あああっあ゛っあっあんっ、……ほんとは、ずっとこうしてほしかったっ…おちんぽハメられて、おま○こガンガン犯されるの気持ちよすぎっ…あ゛っんあああっ」
 直也は平野が望む答えを口にしていた。
 それは半分は本心であり、半分は嘘だ。
 平野でなくてもいいのだ、今は平野しかしてくれる人がいないから、犯してくれるなら誰でもよかったのだ。
「よく言うよ……本当に関口は淫乱過ぎるね。皆可愛い関口がこんなに淫乱だって知らないんだよねっ本当に面白いよね」
「ん゛っあ゛…あ゛っあんあんあんあんあんっん゛ああっあっあっあひっあぇっああああっ…やっ、あっ、もっとゆっくりっ、ん゛あっんああんっ」
強引に突き上げられながら直也はそんな平野に心を開くことはなかった。
 平野は直也をコントロール出来ていると思い込んでいるけれど、それも過去の男達の傲慢さと変わらない。
 それが分かってしまえば、直也の心は開くことはないのだ。
「あ゛ひっあ゛っあんっあんっふぁあっ、おま〇こ、もうできないぃっ、ひぁっあっいいっ、おちんぽよすぎてっ気持ちがいいっああんっ」
「関口は俺のものだ、俺だけの淫乱ま○こだっ」
 過去の男もそう言った。
 そう言って、どの人もダメだったのだ。
「ん゛あっあんっあぅうっ、んっあっあ゛っそんなっあ゛っ、いいっ、おちんぽ、いいところあたってる、おま○こ気持ちがいい、あっあ゛あぁぁぁっひあああっ、あ゛っあっあひっああっあっあ゛っんああんっ」
直也は絶頂をしながら、もう平野との関係も終わるなと思った。
 それはすぐに関係が続かない理由へと繋がる。


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