彼方より
023
ジニ族と聖女の奴隷
男が俺に襲いかかってきた。
最初からそのつもりだったのか、俺の服を脱がしていく。
防具を付けたままだったのに、男は俺を片手で押さえつけてサッと防具を取ってしまった。服も簡単に脱がしてくるから、抵抗するだけ無駄なほどだ。
「ひ、ぁあっ! ぁんっ、んんっ、やめ、ろぉ……っ!」
「やはり、聖女だな……ここが濡れて待ちわびているではないか……」
そう言われてアナルに指を挿れられてしまった。
そこはかなり濡れていて、まるで待ちわびているかのようになっている。
「あぅあぁ゛っ! やめ、やめろ……っ嫌だぁあ! やめろ、やめろぉお……っ!」
そう言ってもやめてくれるわけでもないから、指が中を抉じ開けて擦り上げてくる。
「ひ、やぁ……あ……っんぁああっ……! やだっ……やめろ、やだぁあ……っ!」
「嫌だと言っても淫乱と色情狂が発動している以上、逃げられない体になっているだろう?」
その通りで体は喜んでいる。
俺、やっぱり誰にされても気持ちがいいと感じてしまう体なのか?
それはさすがに嫌なんだけど!!
「はぁんっ!? あぁっ! あぁあっ! あああんっあんっあぁんっ!」
アナルを指で抉じ開けられてしまって、俺は嬌声を上げるしかなかった。
幸運って技能は役に立ってない?
これが幸運な出来事の訳ないだろ!!
どういうことだよ!!
俺が心の中で神に向かって怒鳴っていた。
「ふぁっ、あふんっ、ふ、んんぅっ……ぅあんっ、あっあっ、だ、め……っ」
「これならすぐに私を受け入れられるな」
「ぁ……っだめ、だめ……っ!あっ……いやぁああっ!!」
男のペニスがあっという間に俺の中に突き挿れられていく。
「ああ、あああ! やあぁあっ……! や、だっ……あ、んんぅう!」
ゾクゾクとする感覚が俺を襲ってきて、その初めてのペニスが俺の中を抉じ上げて擦り上げてくる。
「あぁあっ、はぅん……っ、あ、あ、あっひぁあああっ! ぁう……っ、ぁ、う……っ」
男のペニスには沢山の瘤のような物が付いていた。
それがゴリッと中を擦り上げてきて俺は初めての感覚に戸惑った。
また違うペニスじゃん!!
「あぁっ……、あ、ぁんっ、あっ……あつ、い……っん……っ、んは……っ」
ジニ族が人族ではないと分かったのはペニスの形が人の形をしていないことで分かるとか何なんだこれ!?
「なんだ……これは……うう」
男が呻いている。
それでも腰を動かしてくるから、俺は喘ぎ声を上げてしまう。
これ外にいる人たちに聞こえているのかもしれないと思うと、滅茶苦茶恥ずかしいし、俺全然抵抗していないかのように聞こえるかもしれない。
でもそれでも淫乱と色情狂がある限り、俺は誰でも気持ちがいいと感じてしまう体だから反応してしまうんだ。
「んは……ああっ、ああぁ、……ああは、はああぁ……っ、ああや……ああ、ひんっあゃ、ん……、やめっ……やあ……っあ、ゃ、やだ……っ」
必死の抵抗も押さえつけられて腰を掴まれたら、逃げようがないんだよな。
「や、ぁん……っあふ、……ああぁ、あ、やだ……っあああっ……、ああは、はああっ、ああぁ、ああ……ああっぁ……ああっ、ぁん、あぁっ、ああ……っ」
こいつのペニスヤバイ。
瘤がいいところを擦り上げてくるし、しかも大きさも長さもほぼイヴァンとレギオンくらいある。なので結腸まで届くし、そこを抉じ開けてくる。
「やぁあっ?! あぁっ、あぁん……っんはっ、あぁっ、あああっ! やぁ、らめぇ……っおま○こ、やぁ……っ!」
「ここまで届くのか……聖女はさすがだな……しかも淫乱と色情狂ってことはあの護衛のやつとやりまくっているってことだろ? とんだ聖女様だな」
「やぁあっ! あつ……っぅあ、あ……っやぁあっ! あ、あっ――!!」
男は俺を煽りながら腰を強く振ってくる。
俺はそれに嬌声を上げてしまっていて、もう逃げる気力は奪われてしまった。
できれば皆が無事である方法を考えるしかない。
「ひぁあ……っあっ、あっ……あぁっ! ふぁ……ぁ、ん……んぅうう!」
男は強く腰を振り更には俺の乳首も弄ってくる。
乳首は勃起していてコリコリと捏ねられてしまって俺は身もだえた。
「あぁあ! ぁひ……っ、ひぃい……っ、あっ、やっ、ああ……っ! ああっ!」
「そろそろ中出しを楽しませて貰おう……」
「んは……っはぁ、はぁ、ひぁああああっ! あっあっあっあっ……! んひゃぁぅ……っ!」
男が俺の中で精液を中出ししてきた。
熱い精液が結腸の中に吐き出されて俺はそれによって絶頂をしていた。
悲しいけど、俺はそういう人間で、淫乱と色情狂がある限り誰が俺を抱いてもきっと俺はこうやって嬌声を上げて喜んでしまうのだろう。
「ああぁあ……っ! ゃ、やめ、だ、ぁ、あぁっ、ああぁっ! や、やらぁ……っ! らめぇえ……!」
長い射精で一分以上も射精をされている。
その濃さと粘っこさで俺の中に精液が溢れている。
これ俺が男だからいいけど、そうじゃなきゃ孕むやつだろって思った。
「ああ……っ、あっ、あっ、ひぅっ! あ……っ! い、や……っいやぁ……っ!」
まだまだ長い射精が続いていて俺は腰を掴まれているから逃れられない。
「あぁっあっあっやっ、やぁ……っ、ぁん、ぁ、ふぅ……っん……っ、はふ……っは、ぁあん……っ」
「どうだ、これで俺のところに来る気になったか?」
「あぁ、あぁ、あぁ、はっ、はぁっ……きもち、ぃ……けど、らめ……っ」
「ほう、これでもダメだというなら、さぞかしいつもは違う性行為をしているんだな。いいだろう、夜明けまでまだ時間はたっぷりある。堕としてやるぞ」
そう宣言されてしまって男はまたペニスを勃起させている。
どうやら闘争本能を呼び起こしてしまったみたいだ。
「ひぁ……っ! あんっ! あっ、あぁあ――……っ!」
また硬くなったペニスが俺の奥を抉り始めて、俺はそれに翻弄される。
ペニスの瘤がまた気持ちいいところを擦ってばかりで俺は初めてのペニスに陥落しそうになる。
「あぅっ、ぁっあっあっあっ、やっ、おちんぽ……っ、やめてぇ……っ!」
絶対に堕ちてはいけないと俺は抵抗するんだけど、それは男の中の征服欲を掻き立てたみたいで余計に強く腰を動かして俺を攻め立ててきたんだ。
「あっ! あぁん……っ! っあ、あぁああっ! あああっ! はぁっ、はぁっ、は、ぁあん……っ!」
「これでもまだだと言うのか。お前は本当に淫乱だな……これ以上を望むとはっ」
「あぁああっ! あっあ、はふっ……ん、はぁあんん! んあ……っ、ああ……っら、めぇ……っ!」
「くっ……」
男が三回目の射精をしてきたけど、それでも俺は堕ちなかった。
嬌声が出るし気持ちがいいけれど、それだけ。
イヴァンやレギオンみたいにあいつらみたいな心が温かくなるような気分にはならなかった。
だから俺は逆に男を堕としてやろうと思った。
「あっああっ……んあっ! ああっああっああっ……もっと……、足りないから……」
「くそっ……まだかっこれでもかっ」
「ああ……ああっ……ああ……っ、もっとちょうらいっ…ああっ! んっ……あ、ああ……っああ……!」
「くそっだめかっ……こいつ……くそっ」
「ああ……っ、もっと……あっ、あっんああ!あっ……ああー……っもっと……っ、あああっ! あぁ……っ! ああっ!あ!ぁあ―――ああ……っ、ああぁ……っあ……っ、んんっ」
男が果てても俺は男に伸し掛かって腰を振ってやった。
騎乗位で男の精液を絞り取るように何度も勃起させて絞り取っていく。
とうとう男は降参したらしく、言い放ってきた。
「分かったから……お前の望み通りにするから……だからもうだめだっ」
男がそう言うので俺は男のことをやっと見下ろして鑑定をした。
【名前】アッザーム・アル=ガンダファル
【称号】ヤーブの民 聖女の奴隷 魔法剣士
【技能】剣術 生活魔法 火魔法 水魔法 鑑定
待てやこら、聖女の奴隷ってなんやねん!?
こいつ、今の出来事で俺の奴隷になったのかよ!?
どうすんのよ!?
いや、こいつのペニス気持ち良かったけどもぉ!
こいつ強いし、更に俺の周りを補強できるけどもぉ!
幸運ってこういうこと?
こいつをここで手に入れられるからラッキーな出来事だってこと!?
どういうことよ神様!?
俺がそう心の中で叫んでいると、アッザームが俺の手を取って口づけをしてきた。
「私の神よ……あなたの望む通りに……」
そう言われて俺は考えるのを諦めた。
こいつがどうにかなっても俺の願いが叶うならもういいやってな。
そういうわけで俺の説得に失敗したアッザームは天幕を出ていって仲間に説得をしているようだった。
でも天幕の外の声が聞こえないので、どうやら天幕には防音がされているらしい。ということは俺たちがセックスに興じていたことは知られていないってことか!ってなって俺はとりえず服を着た。
これで誤魔化しができると思ったんだ。
俺が天幕から出ようとすると、アッザームが仲間を数人連れて現れたのだ。
「……お、おお?」
俺が驚いているとその全員が俺の前に跪いたのだ。
「聖女様よ、我らはあなたの奴隷になります」
そう言うのだ。
「え、ちょっと待ってどういうこと?」
俺が戸惑ってしまうくらいにさっきまで高圧だった態度はなくなっている。
どうやら俺がアッザームを奴隷にしてしまったことで、俺が本当に聖女で、しかも能力を持っていることが証明されたらしい。
「我らは聖女様に出会うために日々人と接触を図っていました。やっと我らの聖女を見つけ、そして村に来て頂こうと思ったのです。ですがそれをお望みではないとのこと。なれば我らが聖女様の行き先に着いていくのが正しい奴隷の在り方だと話し合いました」
そう一気に言われてしまい、俺はあまりの出来事に頭を抱えてその場に座り込んでしまった。
うっそだろ。こいつらそういう目的で聖女を求めてたのかよ。
要らないと言ってもついてきそうだし、かと言ってぞろぞろ付いてこられたら困るんだけど。
そう思って俺は正直に話した。
「お前達にぞろぞろと付いてこられたら俺が迷惑だ」
そう言うとハッとしてから何だか話し合い、アッザームだけが天幕に残った。
「直接称号を賜りました俺がお供を致します」
なんでそうなるかなと俺は思ったけれど、こっそりとこいつが付いてきそうで怖いなと思った。
だってアッザームは俺の足にキスをしながら、しっかり勃起してんのよ。
変態なんだけど、イヴァンとか可愛いレベルなのに、こいつは変態具合が違う。
そうしているとアッザームは俺の足の指を舌で舐め始めてしまい、俺はもうどうしていいのか分からなくなった。
そうしていたらどんどん足に臑にとアッザームの舌が張ってきて、俺はベッドに倒されて腰掛ける形になってしまて、アッザームは俺のペニスに舌を這わせて吸ってきたんだよね。
もうね、こうなるとなるようにしかならないと思うんだ。
俺はアッザームのことを受け入れて、アッザームがペニスを吸い上げるのを好きにさせた。
「美味しい……とても美味しい……」
そう感激したように言われてしまい、そういや俺の精液って蜂蜜の味がするんだっけ?とまた思い出した。
まあ美味しいならいいんだけどさ。
俺はアッザームの舌でペニスを舐められて射精をさせられた。
アッザームは俺の精液をごくごくと飲んで満足した顔をしていたけれど、俺はそれでは満足しない。
「……ぁっ、ほしぃ……あぁっ……あっ……おちんぽぉっ……おれの、おま○こにいれてぇっ奥までいっぱい突いてっ、あんっあああああっ!!」
俺が言い終わらないうちにアッザームが勃起したペニスを俺の中に突き挿れてきた。
そのペニスはさっきまで精を出し切ったペニスではないほどにはち切れんばかりに膨らんでいた。
「あんっあんっ、あああぁーーっ! ……ひあっうぁあっ……あっあ゛っあぁああ……っ、おま○こ、すごっあぁっ」
聖女の奴隷だから聖女が求めればこうやって応じられるように勃起するようになっているのだろう。
「ああ、聖女さまっ! 気持ちがいいっ素敵だっ」
アッザームがそう言ってくるので俺はアッザームに名前を教えた。
「俺はハルだ、これからはハルって呼んで」
「はい、ハル様っ!!」
「ああっんっおまんこっ……ああいいっあんああっ……ああんっああっいいっきもちいいっああん……ああん……いいっあんっ」
「気持ち良すぎるっハル様っ」
「きもち……いいっああんっらめっそこばっかっ……ああんっいいっいいっああんっきもちっいいっああんっもっと、いつも通りでいいよっ俺の前ではいつもどおりで」
俺がそう言うとアッザームは更に勃起をしてきた。
奥でペニスが更に膨らむのが分かった。
あ、こいつレベルアップしたな?
しかも聖女の奴隷の方がよ!!
「んあっああんっああっああんっ……あっあっああっ……あん……あんああっ……あんきもちいいっ……あんああっ」
「……ああ、俺も気持ちがいい……堪らないこんな性行為は初めてだっ」
「んあっ、ああぁっ……はっ、はっん゛っ……ん゛ああっうあぁっ…ん゛あっ、あっあっあああぁぁっ……」
何だかやっと心が落ち着いてきて俺はいつも通りに気持ち良くなっていた。
おそらくアッザームを堕としたので心が落ち着いたんだと思う。
「んはっあ゛ああっ……ああっあ゛あっああああっ……あっんっあ゛あっ……んあっあ゛あっ……ああんっ」
「ああ、イク、精液を中出しするっ受け止めろっ」
「あ゛ああぁっ、せいえき、おま○こに中出しっ……! ひあっあ゛うっんっあ゛っあ゛っあああぁぁっ……あ゛っ……ああっ、う、あ、はぁっ、ああぁ……」
俺はアッザームの精液を受け止めて満足して微笑んでいた。
アッザームはそんな俺にキスをしてきた。
まだペニスが勃起しているようだったのでもう一ラウンドしてやった。
そして俺の中のナビゲーションが告げた。
『奴隷を得る条件を満たしました。聖女の奴隷が解放されます。ジニ族は聖女の奴隷となりました』
待て待て待て、アッザームだけじゃなくてジニ族が聖女の奴隷!?
全部が? マジで? そんな広範囲の効き目があるの?
おかしいだろう!?
【名前】ハル
【称号】聖女 8 淫乱 20 色情狂 20
↓ ↓ ↓
【称号】聖女 15 淫乱 25 色情狂 23
聖女のレベルめっちゃ上がってんじゃん!!
それって奴隷ができたから? それでレベルが7も上がるの?
待って淫乱のレベルが5も上がってるのは、セックスで堕としたから?
あーあーあーあ、もう俺の仲間を増やす方法がセックスなのかよ!?
これどうすんだよ!!
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