彼方より
011
気持ちいいことは好き
レギオンの行動は早かった。というか慣れていたのかな?
俺はあたふたしている間に下着まで下だけ脱がしてさ、アナルに指をさくっと入れやがった。
「ん゛あっ……あっ、あっ、指、待って、ん゛っぁああっあ゛あん゛っあああっ、おま○こに指、入ってああああっ」
ゴツゴツとしたイヴァンとは違った指が入ってきて、俺の中を抉じ開けてくる指がいいところを擦り上げてくるから俺もそれで濡れてしまった。
こればかりは淫乱のレベルが上がってしまって感じることができるんだろうね。
「あ゛ああ~~っ……ん゛ひっ、いっい゛っんぁあっ、あっあ゛っあっおま○こっ、だめっだめっ、あぁあんっああんっ……ひっんっんあああぁっ」
レギオンはイヴァンと違った手慣れた様子でアナルを広げ、更にはいいところを擦り上げてきて俺はそれだけでイカされてしまったんだ。
「あ゛っあああっあっ、いくっいくっいっちゃうっ、指マんでっ、おま〇こいっちゃうっ、あぁっあ゛っいっちゃうっ……! ん゛っあっあ゛ああああぁっ!!」
レギオンはあっという間に俺をイカせてきて、それが俺には強烈で目の前がチカチカとした。
強引なイヴァンもだったが、レギオンは更に手慣れた感じで何処でどう感じるのか分かっているような手つきだったから俺は完全にレギオンから逃げることはできなかった。
レギオンが完全に勃起したペニスを取り出して、それを俺のアナルに突き挿れてきた。
もう待てないというような性急さだった。
「あああっ……おち○ぽ硬っ……あっあああぁっ……らめ、らめっ…おち○ぽは……んっひっやっ……あっ……おち〇ぽはっああん入ってくる……ん゛っ……」
もうね、イヴァンと違った太さと長さでさ。
中に入ってきたレギオンのペニスは獣の形なわけよ。人間みたいな亀頭はなかったし、太かったし、そのくせ長かったから徐々に挿入ってくるペニスは、もう中を擦ってきてたまらないんだ。
犬とか狼のペニスって人とは違うからさ、俺にとっては生まれて初めてのペニスなわけ。
「ん゛っああああっ……あっ、あ゛ぁぁっ……おちんぽ挿ってくる……ああんっん゛っあああああ~っ……ん゛っあっあひぃっ」
「おお、挿入るな……全部挿入るな。結腸まで挿入っていけそうだ」
ふうっとレギオンが息を吐きながらそう言ってくる。
その顔を見たら、まあイケメンよ。
俺もどうかと思うけど、顔はイヴァンと違った野性味あるイケメン。運動部のイケメンってヤツ。
彫刻のように整っているのはそうだけど、ちょっと顎が太めでしっかりとした顔つき。イタリア人ってこんな感じだっけと思ったもんな。
「あんっ……やっ、ちょっはいんないっ……ああんっだめっ」
「挿入る挿入る……おら挿入った!」
「やっ、もう無理っ……そんなおおきなのっ……ああんっあっ、あっ、ああんっ」
「全部挿入った。あとは射精するときに何処まで気持ち良くさせてくれるかだな……聖女で淫乱称号持ちのハルだっけ? イヴァンがハマるなら俺もハメてみせろよ」
そう言うとレギオンは腰を振り始めた。
「らめっやらっ……あっあんあんああっああんっひっああっいっちゃうっ……あぁっいいっひっああんっ!」
ゾクリとする感覚が全身に走って、俺はもう感じた。
イヴァンだけじゃなくて、レギオンでも感じるってことは淫乱のせいなのだ。
俺がここまでセックスで感じるのは別にイヴァンが好きとか相性だけではなくて、淫乱の称号があり、レベルが上がっているからなのだ。
「あっああぁあっあひっあんっああーっやっあっやめっ……あっあぅん……あぁっ……やめってっ、んっ……ふぁっ」
「やべえっお前、良すぎるだろっさすが淫乱聖女、穴ま○こ濡れ濡れでヤバイっ」
「はぁっもっやらぁ……ぁあ、んっ、やっ……、あぁんっあっああぁんっ! んっ、んぁっあぁっ」
レギオンのペニスで感じてしまっていたら、腕の拘束は解かれた。
まあペニスが突き刺さっているから逃げられないのだけど。
レギオンは俺の上着も脱がせてきて、乳首を弄ってきたのだ。
「勃起してるさすが淫乱」
そう言われて乳首を吸い上げられてしまった。
「あっ……あっあっあああーっあひっ……ふあぁっ、あんっ、あんっ、あんっ、あひぃっあ゛あああぁああっ……あひっ、あ゛っ、らめぇっちくびっあっあぁんっ」
イヴァンに開発され続けた乳首はさ、もう感じまくってしまって俺もうだめ。
それだけで絶頂できるほどで俺はあっという間にレギオンの手管でイカせられてしまった。
「あっ、あっひあっ乳首クリクリしちゃらめっ……あっあぁんっむりっ……あっあっあぁんっあぁあっいくっいくっでちゃうっ……あっあぁあんっ!」
「お、締め付けやべえなっ。お前、マジで最高なんだけど……イヴァンがハマるわけだ」
そう言われて腰を強く振られてしまった。
パンパンと打ち付けられて俺はレギオンに翻弄される。
「らめっおちんぽっ……あっあぁああっあ゛ひっ、いっあっあんっらめっ、あっあんっあんっ」
レギオンの強引な腰の動きに俺はただただ振り回されて、俺は嬌声を上げ続ける。
気持ちがいいんだよ。どう思っていても体が反応してしまうんだ。
「ひああぁっい゛ぃっあっそこっだめっ……あっあうっひああっあ゛ひっあっらめっああああんっ」
結腸まで挿入り込む狼の形のペニス。人とは違うし、俺は戸惑ったけれどこれも好きだと思う。
気持ちが良い物はなんでも好きなんじゃと自分の感性を疑いそうになったけど、淫乱が付いている限り、嫌悪する相手じゃなければいけるのかもしれない。
「あああっひあっらめっ……あっああぁっああんっ! あひっあんっあっあっあっあんっ!!」
ガクッと体が絶頂をいきなり迎えてしまった。
強烈な快楽が襲ってきて俺は叫んでいた。
「あ゛あ゛あんっひっい゛ってるっ、いってうからっあ゛あっもっらめえっあっあんあんあ゛あーあっひっあ゛っせいえきっきたっひあぁっああああんっ」
「おら、獣人の精液を味わってみろ……これを知ったら後戻りはできねえぞ」
レギオンが不穏なことを言ってきた。
精液が結腸中で吐き出されると同時に、完全に打ち続けられた状態でどんどん精液が溢れ出てきている。
「ああんっいいっ、きもちいっ、いいっ……あっい゛っあひぃっあああぁーっ……! あひっ、あ゛っひああっ……あっあんっあんっ」
俺は焦った。長い射精でもイヴァンは三十秒ほどだったと思う。けれどレギオンはそれ以上の射精を続け、腹一杯になるほどの精液を吐き出している。
「ひあっあっあんっあんっらめっ……あっあっああっあひっらめっ、中出しはぁっ……あっあっあんっ」
あ、犬とか狼の射精って長いんだっけ?
そこで俺はそれに気付いた。
そう犬のように完全にアナルに蓋をしてきた。
亀頭球というのが挿入り込んでそれが膨らんで蓋をするんだっけ?
そして精液を一分くらい吐き出して、それ以降は前立腺液を吐き出すとか。
結合時間が長くて、三十分とは平気で繋がってるらしいんだけど、マジで?
「ああぁんっ、やだぁっひぃんっやだぁっあんっ、ああぁあんっ」
「暴れんなよ……ハル。心配しなくても十分で抜けるから暫く俺の精液を楽しんでいろ」
「あっああっやあぁっ……あ゛っああっ……あ゛ひっああっ、やっらめっ、あんっ」
俺はレギオンに押さえつけられて長い射精を味合わされた。
俺は聖女で淫乱だから、その精液ももちろん経験値になるのだけど、頭の中でナビゲーションがなり始めた。
『異種の精液を感知しました。色情狂が解放されます』
ちょっと待って、色情狂って何?
淫乱とどこが違うのってば!?
変な称号要らないんだけど!!
「あ゛ああっ……ひっ、あ゛っ、らめっ……あ゛っうぁあっ、おちんぽっおおきすぎっ…」
「何言ってやがる、気持ちよさそうにしっかりと咥えてやがるのに」
「あっああっ……ふあんっああっ!ああっあんっあんっあぁあっやっ、ぁあ……」
まだ精液が出ている感触がするし、溢れ出そうなくらいに腹が張っている。
嘘だろと思っていると、やっとレギオンのペニスがかっちりハマった状態から抜けてくれたんだけど……まだレギオンのペニスは勃起してるんだよね。
「収まらねえよったくっ、お前淫乱過ぎるだろっ」
「あああぁーっ、やぁっ、ひっ、ふぁっ、あんっあんっ、ぁんっ! やぁんっ、いぃっはぁっ、あっふぅっあんっ、んーっ」
レギオンはまた腰を振り始めて俺はレギオンに振り回される。
「はあぁ……ひ、はぁ、あっ、ああんっ! あぁっ、もう、むりっ……あんっ、なんで、またおちんぽ大きくなってるの、あ、あぁっ……」
「ハルが気持ちよくしてくるからだろっ、お前ほんと自覚なしにこっちを煽ってくるのやばいなっ」
「もっおちんぽいいから……あぁんっあっあっ……や、らめぇっ……おま○こ壊れるっはぁんっ」
「壊れねえって聖女のアナルは壊れたりしねえんだよ。どんなものでも飲み込むんだ。しかもお前鬼人に解放されたんだろ? だったら俺らとか余裕で咥え込めるんだよ」
「あぁあっ……はぁっはぁっ……らめっ……あっぁんっあっあぁっ……んんっ、らめぇっあっあんっ」
パンパンと強く突き上げられて俺はとても感じた。
快楽はそこまであるわけないという最高潮まで味わっても、ドライオーガズムでもっと新しい快楽がやってくる。
こんな気持ちがいいの知らないんだけど。
イヴァンとも気持ち良かったのに、レギオンのペニスも気持ちがいい。
相性が良すぎる感じで嫌な気分にならないのだ。
まるでかっちりと重ね合わせたかのようなそんなぴったり感があるんだ。
「ひああっ……あっあっ……あん……ん、あああぁーっ……! ひっあ゛っ、あ゛ぁっひっあぁ……、あ゛っ、あっあ゛ひっあっらめっ……あっやっあっあっあぁっ」
「たまらねえな本当に、お前のこと舐めてたわ……マジでここまでってことはイヴァンのやつが狂うのも分かるっ」
「あぁっあひっ……あっあんっあんっひああっあんっあっそこっ……あっあんっはあぁっ」
「ここだろう? イヴァンが付けた癖だなっ……ほんとうあいつは躾けるのが上手いよなっならこれも好きだろう?」
レギオンにそう言われて乳首を指で摘ままれてしまった。
摘まんでコネコネと転がされてしまったら俺のペニスから精液が吹き出してしまった。
「やぁっあんっ……ちくび、乳首らめぇなのっ……あっ、あっ、あっあぁんっ……ちくび、らめっ……っんっ、あっ、あひっ、んああっ」
「ほらやっぱり……乳首もしっかり完成してやがるなっ俺好みに仕上げやがってっあいつ本気だな」
なんかレギオンが不穏な笑いを浮かべている。
それってどういう意味だ?
さっきからイヴァンのことを持ち出してくるけど、イヴァンとレギオンって共有の女とか誰かいたのか?
それで今度は俺ってこと?
マジで?
「ふああぁっ……やらっ、ちくびっあんっ、んっあっんっあっああぁあんあっひぁっ、んっあっんっ、あぁあっ」
乳首を弄られながら突き上げられるとどうしても気持ち良くて嬌声しか上がらない。
俺はもう完全にレギオンを受け入れていて、もっと欲しいとさえ思い始めていた。
襲われて既に二時間が過ぎているけれど、もっとしたい気分で気持ちがいいのだ。
たぶんレギオンとさえ相性がいい。
恐らく色情狂が解放されたせいで、狼ペニスでも感じるようになったんだよ!
もう俺の称号、セックスとかエッチ関係でしか解放されないかもしれない!?
やだやだ、そんな称号だけ山積みになるのやだけど、気持ちがいいんだよっ!!
「ひあぁっ! やっ、あぁんっ……だめっ……あっ、あんっあっあんっあんっあはぁっああぁんっ! んっあっあ゛ひっあっ……あっあんっ」
うつ伏せにされて、腰を高く突き上げられて俺は後ろからレギオンに突き上げられ続ける。
それは獣の交わりのような荒々しさで、イヴァンとは違った執着があるような気がした。
俺はただ喘いで、腰を振って受けた。
「あぁっあっひっあぁんっんっあっいいっ、あぁんあぁっ あぁんっあっひっそこっあっああんっ」
「ほら、そろそろ二発目中出しするぞっ」
そう言われて結腸までレギオンのペニスが突き入れられて、亀頭球がアナルに蓋をしてきた。
「あ゛ああんっああっ!! ああああっあっぁっあっ、いいっ、おちんぽっきもちいいよぉっ……、あああぁんっ」
「ほら中出しだっ……今度も濃いのをしっかり出してやるから受け止めろ!!」
そう言われて結腸の中にまた濃い、粘っている精液が吐き出された。
「ん゛ああっ……あっ、い゛っ…出てぅっ…なかっ、精液がっあっ、あん゛んっ……ふぅっ……ん゛ぶっ……ひあぁっ……んっ、ふぅっ……ああ、中、精液出てる……んふ」
俺はそれで絶頂をしてしまい、ドライオーガズムでも絶頂を何度もしていた。
ビクビクと震える俺の体をレギオンは押さえつけたまま長い射精を続けている。
俺はそれで気が狂いそうなほど感じて、絶頂を繰り返してしまった。
「ひああっらめっ、おま○こっあひっ……おかしくなるっあっい゛っあっあっあんっあんっあんっあぁんっ!」
悲鳴を上げる俺にレギオンか首筋に噛みついてきて牙で俺の肌に傷を付けた。
痛みを感じたけれど、それさえも俺は気持ちがいいと感じて気分がよかった。
それから三十分もかけて精液を出されたけれど、レギオンはそれでは収まらなかった。
「ちょっと、もう、だめ無理」
「まだまだイケるだろう。何せイヴァンの絶倫に耐えて一緒に暮らしているやつなんて、この世ではお前だけなんだからな」
何その滅茶苦茶不安になる決め台詞。
もちろん、レギオンも絶倫で俺は一晩中、レギオンに振り回されたのだった。
もう、俺に近付いてくるやつ、皆こんなのばっかじゃん!
これも幸運が関係してるっていうのかよ!?
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