invade

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「ああぁあ……っ! ゃ、やめ、だ、ぁ、あぁっ、ああぁっ! や、やらぁ……っ! らめぇえ……!」
 凌久が絶頂をした後に尿を漏らしているのを瀬野は面白そうに眺め、アナルに挿入ったままのバイブを抜き出ないように押さえてきた。
「ああ……っ、あっ、あっ、ひぅっ! あ……っ! い、や……っいやぁ……っ!」
 中出しされた精液が溢れて出てくるはずが、バイブで栓をされているせいで、バイブの振動を受けて中で精液が暴れている。
「あぁっあっあっやっ、やぁ……っ、ぁん、ぁ、ふぅ……っん……っ、はふ……っは、ぁあん……っ」
それだけででも凌久は快楽を得てしまい、尻を突き上げたままで色んな角度でバイブを瀬野に振り回された。
 自分では予想もしないバイブの振動に凌久はただ翻弄されるも、そのままの状態で二度もドライで絶頂をさせられたら、凌久の理性は完全に壊された。
「あぁ、あぁ、あぁ、はっ、はぁっ……きもち、ぃ……っ」
 凌久がとうとう気持ちがいいことを認めると、瀬野はそれをスマホで撮影している。
 バイブで善がっている凌久の様子や、そのままバイブを抜き出すところや、アナルがポカリと空いたところから中出しされた精液が溢れ出ているのまで瀬野は録画している。
 凌久はそれを撮られているとは気付いてなく、ただ瀬野が与えてくる快楽に従順になっていた。
「あぁ……っ! あんあんっ! あっ、あぁあ――……っ!」
「凌久可愛いな……ここまで淫乱だとは思ってなかったけれど、普段の可愛い感じからすれば意外でも俺にはちょうどいい。淫乱で好き者なのも無理矢理開くよりも手間が省けて良かった。ずっと凌久と繋がるのが夢だったけれど、凌久がこうやっておもちゃを使って宥めていたのを知って、ああ凌久もセックスが好きなんだなと思えたよ……でも俺以外の男は知らないみたいでよかったよ。凌久のことは調べたよ」
 瀬野はそう言い、再会するまえでの間の凌久のことを何もかもを知っていた。
「両親とは縁が切れて、仲違い中に海外に移住してしまって没交渉。お兄さんが優秀だったんだってね。君を溺愛していたお兄さんが君が高校に入る前に亡くなっている。それから君は、この俺に憧れの兄を重ねた。そうだね……?」
 そう言われて凌久は否定できなかった。
「あっひあぁ……っ、ああ……ひぃっ」
バイブで中を抉られ続け、それがやっと抜かれた。
「はぁはぁ……はぁ、あ……あつい……、あつ……い……おま○こ……あつい……」
抉られ続けたアナルはすでに瀬野を受け入れるだけの場所になってしまった。
 凌久がそう呟くと、瀬野はすぐに凌久の腰を掴んで四つん這いにすると後ろから凌久をペニスで突き上げた。
「あぅっ、ぁっあっあっあっ、あっ、おちんぽ……っ、きもちいいっああ……っ!」
「ああ、気持ちがいいね、凌久。俺も気持ちがいいよ、凌久は本当に名器だよな。抉ってやったらどんどん中の締め付けがよくなってきて、奥まで突き挿れたら全体を包んできてたまらないくらいに気持ちがいい。ここまでできるおま○この持ち主はなかなか出会わない、俺たち相性がいいんだな」
言われた通りに相性はよかったのだろう。
 凌久はただただ瀬野にされるのが気持ちよくて嬌声を上げ続けた。
「あっ! あぁん……っ! っあ、あぁああっ! あああっ! はぁっ、はぁっ、は、ぁあん……っ!」
「凌久はもう天涯孤独と言っていいんだよな……唯一繋がってるのはあの矢鳴だっけ? あいつだけだよな。でもな、あいつもしっかり凌久を狙っているからな。俺にこうされているけれど、その相手が俺だったのか矢鳴だったのかっていう二択しか凌久には無かったんだから、友達失うよりは憧れて好きだった俺の方が心が保てるっていうもんだろ?」
「そんな、うそっあぁああっ! あっあ、矢鳴はちがう……そんなんじゃないっはふっ……ん、はぁあんん! んあ……っ、ああ……っら、めぇ……っ!」
矢鳴のことを悪く言われて凌久が抵抗するように体を捩ると、瀬野はそんな凌久の体を床に押しつけてから腰だけ高く上げさせ、中腰になって尻を掴むと強引に凌久の腰を動かし始めた。

「あっなに……っああっああっ……やだ、そこ……や……、ああうっ、ああ……ああっああ……っ、らめっ…ああっ! んっ……あ、ああ……っああ……!」
その強引なやり方にただ打ち付けられるだけの行為だったが、凌久はそれすら感じた。
少し強引にされると感じるというのは、ずっと瀬野に優しくされるよりも強引さで抱かれる妄想ばかりをしていたせいだ。
 だから余計に凌久は感じた。
「ああっ、や……っ、も……あっ、あっんああ!あっ……ああー……っやあ……っ、あああっ!だめ、だめ……!」
「何度でも構わないからイけ! 何度でもイカせてやるから大丈夫、どんどん気持ちよくなってくれ。俺も遠慮無く中出しさせて貰うからね。凌久は明日から三日連休でしょ? だから俺も有給とってきたよ。これで二人で三日ずっと愛し合えるね……お隣さんには旅行をプレゼントしたし、リフォームは連休だからお休み。これで近所からは何があっても苦情はこないよ……よかったね」
 瀬野がそう言ってきて凌久はもう絶望をした。
 隣の人が帰ってくればチャンスがあると思っていたけれど、それすらないのだと言われた。建設業者は普通の休みが仕事休みなので、これから三日間続く祝日の休みは仕事がない。けれど瀬野の言い分からすればもし仕事があったとしても何かして仕事にならないように画策したのではないかと思えたのだ。
 ここまで用意周到で瀬野が来ているなら、きっと矢鳴にも連絡は付かないのだろう。
 そう凌久が思っているのが読み取れたのか、瀬野が言った。
「矢鳴くんは明日から出張。そして俺の代わりに新たにアメリカに長期出張が決まったよ。まだ通達はしてないけれど、今回の出張で成績がよかったら、そのまま決まる予定。凌久は矢鳴君の出世の邪魔はしないよね? 五年の出張から帰ってきたら部長の席が用意されているんだよ?」
「あぁ……っ! そんな……ああっ!あ!ぁあ―――ああ……っ、ああぁ……っあ……っ、んんっ」
矢鳴に助けを求めたら矢鳴の出世が潰れると暗に言われて凌久は矢鳴には相談はできないと思った。
 そうすればきっと矢鳴は助けてくれるだろう。
 けれどそれはそれで瀬野が裏で手を回すのだろうし、瀬野の評価が落ちることはなく、言いがかりを付けたとして凌久の方が言いがかりをつけていると言われるだろう。
 それだけ社会的な信用度が違うのだ。
「言わないよね、凌久?」
「あぁ……いわない……ああっ! 言わないから……あああ! あぁんっあんんーっ! あん! はぁああん……っ」
 ゴンゴンと奥を突き上げられて凌久はそれで絶頂をした。
 そして瀬野は凌久の中に遠慮無く中出しをしてからペニスを抜いた。
 ボタボタと溢れ出る精液を見ながら凌久はこれからの三日間はきっと瀬野の言いなりなのだろうと思った。


 凌久が思った通り、大雨はさらに翌日も続き、外に出るのは無謀と言える三日間だった。あちこちで川が氾濫したり、土砂崩れが起きたりとしている中、凌久は暖房の効いた部屋で、ほぼ裸で生活をした。
 すぐにセックスができるようにと下着すら履かせて貰えず、下半身は裸だった。
 食事の用意や風呂でさえ、瀬野は凌久を抱いた。
 しつこいほどにねっとりとした抱き方に、凌久はだんだんと毒されていくのが分かった。
「凌久、好きだよ……凌久も俺のこと好きだよね、知ってるよ……ずっと熱い視線を向けてくれていたよね。あの時も、俺に告白されて玉砕するつもりだったんだよね?」
 案の定瀬野は凌久の行動を知り尽くしていた。
「もっおちんぽいいから……あぁんっあっあっ……や、らめぇっ……おま○こ壊れるっはぁんっ」
「壊れないよ、二輪差しもいけるんだから壊れないって。またバイブ挿れてからおま○こしてあげるよ」
「あぁあっ……らめっはぁっはぁっ……らめっ……あっぁんっあっあぁっ……んんっ、らめぇっあっあんっ」
風呂の中でさえも壁に押しつけられて後ろから突き上げられ続ける。
 凌久は瀬野に抱え上げられて足すら浮かんでいるほどに強く捕まれて抉られるようにペニスで奥を突き上げられる。
 その擦り上げられるペニスにも慣れてきて、凌久は瀬野のペニスで突き上げられるのが好きになっていた。こればかりは相性が良すぎたせいだ。
 これを拒むことは絶対に無理で、凌久は瀬野が求めてくればそれに応じて常に発情しているように体中をいじり回された。
「ひあぁああーっ……! あひっ……あ゛っあぁあっ……はぁっいいぁっ……ああっ……」
「凌久、可愛いね……いいね気持ちよくて堪らないね……ああこんなことならもっと早く凌久を犯していればよかった。そうすれば今頃凌久と一緒に暮らして毎日楽しいセックスができていたのにね。アメリカにも連れて行けば良かった、あっちならもっとアブノーマルな世界も楽しめたのにね」
 とにかく瀬野は凌久のことを好いている。
 それだけは凌久には分かることで、それは凌久が持っていた瀬野への憧れよりも強い感情であることが分かる。
 それくらいに瀬野はずっと凌久のことを悩んでいて、アメリカでやっとその道もありだと気付いたらしいのだ。
 そして凌久から接触をしてきて、凌久が未だに瀬野に憧れを持っていることが分かって告白されたら受け入れる予定だったというのだ。
 あの控え室で引き返さなければ、もう少しいい気分でこうなっていたのだと言われて、凌久は自分の気持ちが離れてしまったことを言えなかった。
 そう凌久は自業自得なのだ。
 自分から瀬野に近づき、瀬野に好意を見せておいて、今更思っていません勘違いでしたとは通用しないのだ。
「あ゛ああぁんっ! あぁっ、あっあんっあんっいいっいいっ! はぁっあんっあぁああんっ……」
「凌久のおま○こ気持ちよすぎる、いくらでも出る。精液全部持っていかれるな。でもいいよ、俺も大概絶倫だし、凌久が気持ちがいいならどんどん中出ししてやるよ。ああほんと凌久に中出ししたら孕めばいいのにね。そうすれば既成事実になって誰にも邪魔されないのにね……でもそうなると子供に凌久を取られるから、それはそれで困るな……凌久が男でよかったかもな。うん、そうだな」
 瀬野は完全におかしな思考に捕らわれているけれど、凌久が拒まなければ怖いことはしなかった。
 二輪差しはするけれど、それで凌久が傷ついたりもしないし、殴ったりなども暴力もない。ただ何もかも凌久のことを調べて知っているようで、凌久の逃げる先がないことだけはすでに知られていた。
 両親も頼れないし親類も疎遠になっている。
 唯一助けてくれるであろう矢鳴も今回は助けを求めるわけにはいかない。
 だから凌久はこの瀬野から逃げる術はなかったのだ。
「ああん――っ! あ゛あああぁっあひっあひぃっ! あっあんっあんっあぁあんっああ……ああらめぇ……あぁんっあぁっ……」
 全身を痙攣させて絶頂をしても、凌久の体を瀬野は離すことはなかった。
 一日中抱かれ続けて、凌久はそこでもう考えることを諦めた。
 瀬野は凌久に優しくはしてくれる。
 ご飯も食べさせてくれたし、水も欲しいと思った時に与えてくれた。
 あれから瀬野は凌久に睡眠薬を飲ませてから一回外出をしていたようだった。
 疲れ切って一日が過ぎた後に薬を盛られたら、さすがに凌久も途中では起きられなかった。その間に瀬野は自分の荷物を持ち込んで、食事もコンビニで買い込んできた。
 デリバリーも取ったけれど、その間凌久はバイブをアナルに挿れられ、腕を後ろ手に縛られてベッドに寝かされたりした。
 それで助けを求められるほど、凌久は心は強くなかった。
 荷物を受け取ってデリバリーの配達が帰って行くと、ピザなどを置いてから瀬野は凌久にそのままでイラマチオをする。
「あ゛っんっぶっ……んむっ、んっん、ん゛ん~っ……」
アナルにバイブを挿れたままで瀬野のペニスを喉まで突き挿れられて無理矢理腰を振られる。フェラチオを拒否したらこれをされるようになった。
「ん゛ん~っ……ふっ、んっぅん、んむっ、んんっんんっ……んむっ、んっんっん゛~っ……」
喉を使ってカリを引っかけるようにペニスを突き挿れられてしまうと、凌久はそれすら感じるほどになってしまった。
「ん゛ん~っ! んっふっ、んんっんっんっん゛っんん~っ……んっんっ、んむっ……」
「おお、凌久、出る、喉に出すぞ、飲めっ!」
 そう言われて精液を喉で出されて、凌久はそれを一生懸命飲み込んだ。
「んんっ……! んぶっ、んむっ、ん゛っん゛っんっん゛っん゛ぶっ、んんん~っ……!」
苦しいけれど凌久はその苦しさの中から快楽を見つけることができた。
 すっかり変態に近づいたように凌久のアナルには常に何かが挿入っている状態になった。
 二日目を過ぎると凌久は瀬野にしがみ付いて腰を自分で振ったし、瀬野に騎乗位で跨がって自ら腰を振った。
「あああぁんっ! あぁっあっあっあんっはぁあっぁああっ……らめっあーっ……あふっあっんんっ……はぁんっ!」
「ああ、凌久、淫らで美しいよ……凌久、俺の凌久……腰をもっと振って、そういいよ、とても気持ちがいい……凌久ももっと気持ちよくなって……凌久、凌久」
「あああっやっ、あっあんっあんっあんっあひっあっあんっ、んっふああっいいっ、あぁんっんっあっあっあっあんっ」
その騎乗位もあっという間にベッドに体を押しつけられて、大きく足を開かれて奥まで犯される体勢になる。
「あっいっちゃうっ、あんっあひっあ゛っいっああっあっやっ、やめっぁっはぁっ、あぁ……」
「いいよ、イッてもっとイッて、淫乱で変態な凌久……もっとだよ、今度もっと楽しむために青姦もしようか? 昼間の暖かい時間ならできるよ……そうだな、別荘にでもいこうか? 俺の別荘なら周りの別荘も離れているから誰にも見られないで済むよ?」
 瀬野はずっとこの調子で、この先も凌久を抱いていくのを前提として未来を語るようになった。凌久はきっとこのまま瀬野は凌久と付き合っていると言うのだろうなと思った。
 そしてそれを凌久が拒むことはできないのだろうと思えた。
「あ゛ひっあひっんっあっあんっんっやぁっんっあ゛はっうあっん」
「凌久、俺のこと、好きだよな?」
 瀬野はニコリとして言ってくる。
「んっ好き、きもちい、ふぁっ……ひぁっあっあ゛っいいっ……あぁんっ」
凌久は瀬野のことが好きなのか、その気持ちは前よりも違うものになっているけれど、それでもここまで凌久を理解している人が好きだと言ってくれるなら、それでもいいかと思えてしまった。

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