immoral things
3
理葵の思いが通じたのは、二十歳になって数日経った時だ。
とはいえ、本当の誕生日は分からない。
理葵の誕生日は理葵が養子団体にきた日である。
理葵は前の家族がどういう人だったのかは聞いていない。
というのも、誰か分からないという話だけを聞いただけだ。
だから誕生日は誰にも分からない。
養子団体で書類を書くのに誕生日が必要だったので、その日にしただけのことだ。
だから生まれた日ではないので、理葵は誕生日に関して何の感慨もなかった。両親は誕生日を祝ってくれたけれど、それは生まれた日ではなく、養子先に来た日にされていたから、誕生日を特別だとは思わなかった。
けれどその人生において、やっとその誕生日を待ちわびたのが二十歳の誕生日だった。
日本では法律で成人が二十歳とされていた。
法律はそのうち変わるらしいが、理葵の時はまだ二十歳が成人の年だった。
その日を境に、理葵は代理人を使わなくてもよくなる成人扱い。
つまり未成年の法律から解放される時だった。
そして高之瀬と結ばれるのに何の弊害もない年だった。
「んぁ……っ、ぁん、やら、ぁ……っ、はずかしい、ああぁ、ひぁん、あぁ、ああぁ、や、らめ……っ、んあ、やぁ……っ」
服を脱いでさっそくベッドに押し倒された。
高之瀬は理葵の体中をなで回し、そして舌で舐めてきた。
「理葵……可愛い理葵……」
「ひ……ぃ、ん……っあ、ぁぅ……ああ、ぃい……っ」
高之瀬の愛撫が甘かった。
優しく理葵を撫で、決して嫌がることをしなかった。
やめて欲しくて身を捩ると、高之瀬は手を止めた。
「あぁん、……いいよ、もっと触って、あゃ、あ、ぁ、あっんひゃ、ひあぁあ……っぁふっ、ゃ、ぁ……っあ、あぁ」
高之瀬が男を抱くのは初めてであろうことは分かっていた。
拒めばきっと抱かないことも分かっている。
理葵は男が好きなわけではないし、望んでそうした性癖になったわけでもない。
ただ高之瀬には抱いて欲しかった。
もっと触って欲しくて自ら高之瀬の手を胸に導いて、さらには理葵から高之瀬の体にキスをして、そして高之瀬のペニスを触った。
「理葵……ああっ」
「うれしい、ちゃんと勃ってる……」
理葵はそれが嬉しくて、自ら高之瀬に跨がって高之瀬のペニスを口に咥えた。
「……っんんっ……んっああっ……んっ」
「ああ、理葵……」
高之瀬はそれに喜んだのか、同じように理葵のペニスを舐め始めた。
「あぁ……っ、あぁ、はあぁっ……あぅあ、あぁ、んあ、いい……っ、ん、はぁ……ああっんっ……んっんんっ……んっ」
お互いのペニスを舐め合い、完全に勃起させるまで舐めた。
「あっ! ぁひっ、ひんっ! ゃ、やぁっ、っあっ、あっ、い、ゃ……っ、やめ……ああんっああああっ!!」
とうとう舐め合いは理葵の方が負けた。
高之瀬によって理葵は絶頂をさせられた。
舐め合いをしている間にも、高之瀬によって理葵はアナルを指で広げられ、完全に二本の指が飲み込めるほどに広がっていた。
「あはぁ……っ、あぅ、んあ……ふああん……はぁっ……はぁ、あん……あぁ、やぁ……っ、あぁんっ……」
更にローションを使ってアナルを指で広げられて、理葵は高之瀬の指に翻弄された。
「あぁはんっ! あっ……あゃん……っあんっああ……っぁ、ひぁ、はぁ……あぁん……ああん……んっあっ……! ぁ、……らめ、あんっああん……っ」
「理葵、こんなに開いてる……ああ、ここが気持ちがいいね」
そう言われながら、理葵は高之瀬に乳首も弄られていた。
勃起した乳首は高之瀬の舌で執拗に嬲られて、理葵は喘いだ。
「あんっ! ああっ……ちくびっコリコリ、はぁんっ、んっ、あんっ」
「気持ちがいいんだね……指で感じて、乳首で感じて、いやらしいこだ」
「あんっあっ、おま○こきもちいいっちくびっ、きもちい……、あっ、ぁん……ぁっ、あっあっ、んっ、いい、あんっ」
そう言って喜ぶ理葵を見ていると、高之瀬の中にある隠してきた酷い感情が生まれる。
このままこの可愛い子を犯し尽くしてしまいたいという感情だ。
それは高之瀬以外に理葵に触れた人間が誰もが持った感情だった。
理葵の容姿に引き寄せられ、そして堕ちた物が味わう感情。
高之瀬は夢中で理葵の体を貪った。
「あぁんっ……ちくび、ああっ……あっ、あっひあぁっ、ああっ……い、いい、んっ、あぁんっ」
乳首を執拗に舐めて歯で噛み、そして吸い上げる。
理葵の乳首は長年の明仁の調教によって、普通の乳首とは違う。少し大きい乳頭と膨らみがすこいあるのだ。だからそれが吸いやすくて、高之瀬は執拗に理葵の乳首を吸った。
「あん……ああぁ……っあっ、あぁんっ……はぁんっ……ん、ふぁあ……乳首、弄ってっ……吸って…はぁっ、もっいいからっ、強く吸って、舌でペロペロ舐めてっ……あっあぁああんっ!」
理葵はそう何度も言ってアナルを弄られながら、乳首を吸われて絶頂をした。
「あ゛ああっあんっやっいくっ乳首でいくっ……あっあひっあぁあっ!」
絶頂させ同時にアナルから指を抜くと、そのアナルがもっと大きなものを欲しがったように収縮している。
理葵は完全に興奮しきった高之瀬を見て、笑って誘った。
「おちんぽ、ほしっ、ハメて、おちんぽ……っ、あはぁっ、おま○この奥までずっぽりハメハメしてっ、ぁんっ、おちんぽ突きまくってほしぃっ……あっふぁあっ」
理葵がはっきりとそう告げて足を持ち上げると、アナルがぽっかり空いているのが見える。
そのアナルに高之瀬は喉を鳴らし、普段の良い人の顔を脱ぎ捨てた、いやらしい顔をしていた。
あれが高之瀬の本性であり、ただの良い人ではないのだろう。けれどそれをかなぐり捨てた姿は獣そのものだった。
「あぁんっ……、あぁ、ああっあぁんっ! ぁっ、きたぁ……あぁんっあああぁーっ!」
「ああ、理葵……すごい中がうねって絡みついてくる……うああっ」
「あぁあっ……あぁっ、おっきいっおちんぽがぁっ……おま○こ、ごりごり擦ってっはあぁっ……んっあぅっ、きもちっ、いいっ……!」
「たまらない……こんなの……理葵、いやらしい……」
「あぁっ! あっあっあひぃっ……おちんぽっすごっあんっはぁっあぁんっ」
ごりごりと奥を突き上げられて、理葵は喘ぎを上げた。
気持ちがいいとセックスで感じることはあるが、それはいつも強制的にイカされるだけで心が付いてきたことはなかった。
けれど今は自分の好きな人とセックスをしていると分かっているからか、本当に今までのセックスとの違いに脳天が真っ白になるくらいに感じた。
「あぁんっ……いぃっ、あっ、らめっ、おちんぽっあっ、あっあっあっ……ふぁっ、ひぅっ、あんっああぁっあひぃっ、あんっ、あんっ!」
「理葵、理葵……ああ、可愛い理葵……気持ちがいいよ……すごい理葵、こんなの初めてだ」
「ひあっ、あ゛っおちんぽ、らめっあぁっ……あ゛っあっあっああっあぁああっ……あっあっあんっ、あんっあんっあんっあ゛ああっ、あっあぁあんっ」
高之瀬にとってアナルを使ったセックスは初めてだった。
それまでのセックスの相手は女性で、普通にセックスはした。
もちろんそれでも気持ちが良かったけれど、それと理葵のアナルを使ったものは比べものにならなかった。
気持ちが良すぎるのだ。
よくアナルセックスを経験すると、女性よりもアナルの方がよくなってしまうと聞いたことがあるが、正にそれだった。
それでも理葵のアナルはしっかり高之瀬のペニスを包んでくるから、あり得ないほどに快楽を得られたのだ。
そして心の底で思ったのだ。
これは理葵が襲われる理由の一つなのだと。
理葵のこのアナルが人を狂わせる一つなのだ。
「あぁああんっ、もっやらぁっ、いっちゃう、おちんぽっやらっいくっやらっあああんっあああんっあああんっ!」
理葵は矯正を上げて絶頂に向かい、高之瀬の突き上げで絶頂をした。
派手に理葵は絶頂をして、体を痙攣させるのを高之瀬は満足したように見下ろしている。
その目が、今まで理葵を襲ってきた男と同じような獣の目で、理葵はそれに興奮をした。
あの目は誰もが持っているもので、理葵に触れる人はその目を絶対にした。
それは理葵を性的な目で見る人の特徴で、高之瀬でさえ例外ではなかったのだ。
「あぁんっ、あんっ、あんんあんっんっ、あぁっ、あぁん……きもち、い……おちんぽ、いいっあひんっ」
中に入っている高之瀬のペニスを感じる。それだけで気持ちが高ぶった。
性欲も強い理葵であるが、高之瀬との相性が良すぎた。
ぴったりと合わさって快楽が今までと違う。
このままセックスを続けたら死んでしまうのではないかと思うくらいに感じた。
「あぁあっ……あっぁん……あぁあっあんっいぃっ……もっおちんぽっらめぇえはぁああっ……おま○こらめぇっあん、おちんぽっああんっあんっぁあああぁんっ」
「理葵、理葵……ああ理葵っ」
激しい動きで理葵を追い立て、更に深く突き上げてくる高之瀬に理葵は腰を自ら振って答えた。
「ひああっ……らめっあっん゛っひっいっ……あんあっ、んっああぁっ! ああっらめっ、いっちゃう……から、おま○こらめっああんっあんっあっ……ああっんっあああんっ……おま○こいいっ……ああんっきもちいいっああんっああっ」
その乱れ方は理葵の中では初めてだった。
気持ちが良すぎて自分から求めてしまうのだ。
今までのセックスとは明らかに違った。
例え、高之瀬が今まで理葵を犯してきた男たちと同じ目をしていたとしても、理葵が同じ気持ちではないだけで、ここまで不快感も消えるものなのか。
理葵はそれに驚いたし、この高之瀬にもっと抱かれたいと思った。
「あぁあんっ! あっああっいいっはぁんっ……あっいいっあぁんっおま○こっいいっああんっいいっきもちっ……いいっあああんっらめっ……ああんっいいっ……あっあっああっあっあっああっんっあっ」
「理葵、ああ理葵愛してるよ……ずっとこれからは俺のものだ……」
「あんっあんっ、あああぁーーっ! ……うん、そうだよ怜さんのものだよっあっ……あっあ゛っあぁああ……っ、悟さんのおちんぽいいっ、すごっあぁっおまんこっ……ああいいっあんああっ……ああんっああっいいっきもちいいっああん……ああん……いいっあんっ」
「理葵、俺も気持ちがいいよ……理葵の中たまらないよ……こんなのいいのは初めてだ……っ」
「きもち……いいっああんっらめっそこばっかっ……ああんっいいっいいっああんっきもちっいいっああんっんあっああんっああっああんっ……あっあっああっ……あん……あんああっ……あんきもちいいっ……あんああっ」
奥を抉り理葵を翻弄する高之瀬の腰使いに理葵は完全に高之瀬に堕ちたと言えた。
気持ちも何もかもが理葵の想定する気持ち良さを超え、理葵はこの安堵に堪らないと矯正を上げ続けた。
「ふあっあっ、あっらめええっ、激しくおちんぽでおま○こぐりぐりされたらっああんっきもちいいっああんっああんっああっんっいいっ……おま○こっ……ああんっらめっおかしくなる……ああんっああいいっきもちよすぎるっああん!」
「理葵、理葵愛してるよっ理葵」
「いいっああっ……ああんっ……んっあっあああっああっああっんっああっんあっあっあっああっあ゛あっ……んっあっ、あ゛っ、あっあっあっあああっ! んあっん……あっあああっ……あんっあっああっああっんあっあっはあっんっあっ、ああっあぁんっ」
理葵はもう何も考えられないほど感じてただ嬌声を上げた。
「理葵、中で出すよっ理葵中出しで絶頂してみせて」
そう言いながら高之瀬が理葵の中で中出しをしてきた。
「あ゛っああっあっいくっ、い゛ぐっおま〇こイっちゃうっ……ひぁっ、あ゛っ、ひあん゛っあっ、あ゛ああっあぁっらめっ……ああんっおま○こに精液中出し……っああんっああんっいいっ」
その気持ちよさに理葵は絶頂をした。
高之瀬も理葵の中に精液をたっぷりと出したけれど、それでは満足をしなかった。
理葵がまだ快楽に浸っている間にも腰を振り始め、理葵はそれにまた喘ぐことになった。
「あぁあっああんっ……もっ許してぇっ……おかしくなっちゃうっ……、おま〇こ、馬鹿になっちゃうっあああっ……おちんぽっああっ……あっ、あああぁっ……らめっおちんぽハメるのはっ……おちんぽ……ああんっいいっいいっああああっ!」
「もっとだよ、理葵……もっとだ」
獣の目をした高之瀬の顔は、すっかり理葵を犯してきた男たちと同じ、いやらしい顔になっていた。
そこには理葵が見てきた高之瀬の優しい顔は何処にもなかった。
けれどそれこそ、男の本性であり、それが心の底に沈めていた高之瀬の本性である。
こうやって年端もいかない子供を犯して喜び、抱くことができるような非道な心を持ち合わせていると言えた。
けれどその相性は理葵とまるでパズルのピースを合わせてはまったかのような安心感が存在した。
その理由は分からないけれど、理葵の意識が違った。
そういう男でも理葵は愛せるのだ。
高之瀬がどう変貌しようとも理葵はこの人を手放さないと心に誓った。
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