Outer world

15

 事件はそれこそ当麻(たえま)教の犯罪記録として報道され、教団は窮地に立たされる。
 まず、教祖の当麻優の犯罪が明るみに出て、優は警察にすぐに拘束された。
優は両親の事件のことをすぐに話したらしい。警察が押収した資料に両親の怪我の様子を写したレントゲンや崎田医院長の当時のメモなどが見つかり、それを証拠に問い詰めたところ、精神的に弱かった優はあっさりと何もかもを話した。
 優に付いた教団の弁護士が止めるのを聞かずに楽になりたい一心で喋り続けたようだ。
それによって教祖をなくした当麻(たえま)教であったが、幹部はそこを持ち直して教団を継続させることにしたらしい。
 教団の言い分としては、教祖一族による支配からの脱却であり、新たな教祖は立てないが、教義自体は問題はないとして継続する。
 警察によって押収されたものの大半が、教祖の資産と崎田の金だけであり、教団には教団の資金源は別にあったらしく継続が可能なのだという。
世の中はカルト集団として叩いているけれど、それもやがて小さな声になっていった。
 大きな事件や世界的なデモによって話題は移り変わっていくからだ。


 慧琉や詠芽は、まだ世間の批判が消えていないのでしばらくは隠れて住むけれど、詠芽は北海道の村に戻り、理解ある村長や村人と共に暮らし始めている。
 そこで偏見はなく、彼らは喜んで迎え入れられているらしい。
 慧琉に詠芽から連絡がきたが、家を建て永住すると言っていた。
「楽しいよ。すごく。僕は今まで何もしてこなかったし、何も生み出してこなかったけれど、食べるものなら何から何まで自分でやらないといけないのが、必要とされている気になれて嬉しい」
 詠芽の言葉に慧琉も頷いた。
 慧琉もたった二ヶ月だけれど畑仕事をしていてそれを感じた。
 慧琉と詠芽は常に連絡を取り合っていて、テレビ電話もよくかかってくる。写真も沢山届くし、慧琉は詠芽が生きていることが嬉しいという前向きな生き方を本当に嬉しいと思った。
「僕は、詠芽ほどではないけど、僕なりに一人の人間として生きてる」
 それが慧琉の考えだった。
 慧琉たちは田舎の生活には戻らなかった。
 それは詠芽たちとは違い、追い出された土地だったからだ。
 その時の絶望感はまだあって、協力者から謝罪もきていたし、村人からも一部の人からは戻ってこないかと言われたが、まだ反発している人もいるので、戻るのは辞退したのだ。
 その代わり、慧琉は北郷の自宅で暮らし、来年には大学の転入をすることになった。 慧琉は平井の仕事を手伝いたいと言い、弁護士資格も取れれば取りたかったし、雑用でも何でもできる限りの資格を取っておこうと思ったのだ。
 それには北郷も協力してくれて、慧琉は大学に戻る意思を固めた。
 今はそれに向かって大学側と協議をして、北郷の力添えもあっていい大学に転入ができることになった。
 そうして生活が整っていく中で、当麻(たえま)教から完全に離脱もできた。
 置いてきた荷物を教団が問題がない分を警察に渡し、それを警察から取りに来るようにと受け取ったのだ。
 そこには慧琉が長年使っていた筆記類や洋服まで戻ってきたのは有り難かった。
 さすがに北郷に服の全てを強請るわけにはいかず、かといってないとそれはそれで困るものだからだ。
 けれどそれに北郷はちょっと不満だ。
「せっかく俺好みに揃えてやろうと思ったのに」
 そう言うのだから、慧琉はちょっと笑ってしまった。
 しかし慧琉の服は、それなりにお金の掛かっているもので上等なものが多い。
「もったいないからね……」
 慧琉はそう言った。
 そんな慧琉と詠芽であるが、崎田が死んだことで崎田から遺言で残されていた遺産があった。
 もちろん警察がそれを吟味してから問題のない分を弁護士に渡し、それを持って弁護士がきたが、慧琉と詠芽はそれらを全て被害者家族に渡すことにした。
 特に詠芽は立原の死因を作ったという意識が強く、悍ましい相続はしたくはないが、金は金以外のものではないという釘本の言葉によって、寄附を思いついた。
 慧琉もまたこんなお金を貰うわけにはいかないと北郷に相談をして、突っぱねても国税になるだけなのでどうせなら寄附をしたらどうかと言われてそうすることにした。
 また崎田医院などは医師会の手に委ねて、病院自体を引き継いで貰うことにした。
 確かに崎田は犯罪者ではあるが、病院そのものは最先端の医療技術もある病院であり、それらを廃業させるよりは医師会所属にして管理しながら継続させる方が、残っている患者の治療も続けられる。
 重傷の患者や脳死、寝たきりなどの患者を受け入れる先がないのも継続される理由の一つだったらしいが、病院の名前は即座に変わった。
 慧琉たちがちゃんとした生活ができるようになったのは、それから一年後のことであり、その頃には慧琉は名字を変えることができた。
 事情が事情なので審査はそこまで厳しくはなく、慧琉は北郷の名字を名乗ることになった。詠芽もまた釘本の名字に変わった。
 これで当麻から完全に戸籍も離れ、法的にも関わりがないことになれた。
 北郷慧琉となった慧琉は、大学に通い始めた。
 一年遅れとなってしまったけれど、大学は様々な年齢の人がいる世界だ。一歳くらいの違いなら誰にも不審に思われない。精々留年したか一年遅れの入学くらいの認識だろう。
 そんな前進する慧琉に合わせるように北郷も弁護士に復帰をした。
 当面は知り合いだけの依頼を受ける小さな仕事から始め、時々平井の仕事の下請けもしている。
 そこまで忙しい仕事をしたくない理由は、まだ慧琉のサポートをしたいという北郷の思惑があるからだ。
 そういうわけで北郷は基本的に忙しくなく、家にいる事が多い。
 だから休みには慧琉は北郷に離して貰えないのだ。
「ふあぁっんっおま○こっ……あっああっんっきもちいいっ……あっあっ」
朝起きてすぐに北郷に甘えられ、気付いたらローションを塗られて一気にペニスを入れられる。
 慧琉は寝ぼけ頭でそれを受け入れるけれど、すぐに身体が快楽を思い出して反応を始める。まだ頭を寝ているのに、身体だけは準備万端で北郷を受け入れるから、少し混乱するけれど、それは一瞬のことで慧琉はゾクリとする気持ちよさにただ身を投じるだけでよかった。
「ひああっらめっ、おま○こっあひっ……おかしくなるっあっい゛っあっあっあんっあんっあんっあぁんっ!あひっああっいいっああぁっ……んあ゛っひっああぁんっ!」
「慧琉……可愛い慧琉……乳首も美味しいね」
 そう言われて慧琉は乳首に北郷の舌の感触に身を捩る。
「ひぁあんっ!! ふぁっ、凶悪おち○ぽいいっ、ちくびもコリコリしてペロペロして、おま○こいいっすごいよぉっあーっあぁんっ」
嬌声は勝手に上がり、テンションもどんどん上がる。
北郷もそんな慧琉に興奮してきて、腰の動きも激しくなる。
「あ゛ああっ、おち○ぽ、おま○こっあひっ、い゛っあ゛っ、ああっひっあ゛っ、あ゛っあひっ、蒔人さんの大きすぎるおち○ぽっはぁっ、すきっあっ、あっ、おま○こおかしくなるっ……」
「おかしくなって……もっと俺に狂って……」
「あ゛っ、ひっ、あっ、あぁあんっあひっ……、い、いいっうあ゛っ、あんっ、あんっ、あっ、あっ、あっ、あんっあ゛~~っ……、ひっあ゛っ、ああぁっ…、あっ、おち○ぽ、らめえぇっ……あああぁっひあっ……おま○こがっいいっあ゛っ、あ゛っ、ああああーっ……」
奥まで突き上げられて慧琉は激しく悶え、そして喘ぐ。
 北郷はそうした慧琉を見るのが好きだ。
 北郷の行為に溺れてどんどん淫らになる慧琉を見ると、北郷は安堵するのだという。
 それは北郷の中に残した傷だ。
 崎田伊織によって陵辱される慧琉の姿を見たせいで、北郷はその辺りがだんだんと狂い始めていた。
あの時の慧琉よりももっと淫らになって北郷に甘えてくれる慧琉がいてくれなければ、北郷は安心できない。
 クスリを使われたことも理解しているし、慧琉が必死に耐えたことも知っている。
 だからこそ、何も使わずにいる状態で慧琉が嬌声を上げてくれると慧琉が本当に北郷の行為を喜んでいると認識できるのだという。
「あああっ……、ひっあ゛っ、あっあ゛あっ……、あ゛ひっ、いっいいっ、あああっひぃっ、あ゛っ、あんあんあんあんあんっ! きもち、いい、あ゛ああ~……っ、い゛いっ、蒔人さんのおちんぽ、きもちいいっ、あ゛っ、ひっ、あぁあんっ」
北郷に押さえ込まれ身動きがほぼできないくらいに、ベッドに押しつけられてアナルにただペニスを突き挿入れられる行為が、慧琉は単純に好きだった。
「ひああっ、もっらめぇっ、気持ちよすぎる、おちんぽいいっ……あひっ、頭へんになるっ……、あっ、ああぁあぁぁっんぁっんぁんっぁっぃ、いいっ……っ」
「慧琉……ああっ慧琉、俺も気持ちが良い……中が凄い……ここがいいんだよな」
 そう言って北郷は結腸まで突き挿入れる。
 それは普段はあまりしないけれど、何回かのセックスでやってくれる奧の奧。そこにペニスの先が挿入り、そこで射精をされると慧琉のセックスの箍が外れる。
「あーっあっいいっそこぉっぁっそこ、もっとっもっと虐めてぇぇえ! あっあっおま○こ突いてっ、あっぁっおかひくなるぅううぁっんあっあっ壊れう……っぁん、おま○こっぐちゃぐちゃ、壊れるぅうう! ぁんっふぁあっっ! あっ! あんっ蒔人……もっと、もっとぉぉお……!」
だんだんと理性が消えると、慧琉は北郷のことを蒔人さんではなく、呼び捨ての蒔人になる。
「あ゛あああっあ゛っあっあんっ、……おま○こガンガン犯されるの気持ちよすぎっ…あん゛っあ゛っ蒔人のおちんぽ、ハメハメ気持ちがいいぇっ…あ゛っあんあんあんあんあんっん゛ああっあっあっあひっあぇっああああっ…やっ、あっ、もっと犯してっ、ん゛あっんああんっ」
慧琉は自らも腰を振り、北郷を求めてしっかりと北郷に抱きつく。
 自ら北郷にキスをして、北郷の首筋に噛みついたりもする。
「あ゛ひっあ゛っあんっあんっふぁあっ、おま〇こ、いくっぃっ、ひぁっあっいいっ、まきとのおちんぽよすぎてっ気持ちよくていってるぅ……んっああんっん゛あっあんっあぅうっ、んっあっあ゛っそんなっあ゛っ、おくっいいっ、まきとのおちんぽ、いいところあたってる、まきとのおちんぽでおま○こ気持ちがいい、あっあ゛あぁぁぁっひあああっ、あ゛っあっあひっああっあっあ゛っんああんっ」
北郷のペニスがいいと慧琉は何度も言い、北郷はそれで何度も煽られる。
 慧琉は人のペニスは褒めることもあるが、名指ししてそれがいいと言ったことはない。崎田に犯されている時も慧琉はペニスだけは褒めたが、それ以上はなかった。
 つまり、どのペニスでも北郷以外のモノは平均であって、それ以上はない。
 なのに慧琉は北郷のペニスがいいと何度も強請って、腰を振り続け嬌声を上げる。
 セックスに関しては明らかに慧琉の方が玄人だ。そんな慧琉が選んだのは北郷であることが北郷にとっては重要なことだった。
「あ゛あああっいくっ、はっああ゛っあああっ、んっ、ひっあ゛っも、むりっ、あ゛っあああっん゛っあっあっあんっあああああぁんっあ゛っあっあひっ…あああっ…らめぇ、んっ…あっああっあ゛っあぁっ…だめぇっいってるからっうあ、んっふぁっあ゛っあっぁう」
慧琉は何度絶頂をしようとも北郷は腰を止めることもなかったし、射精を何度も中出しでしても勃起は止まらない。
 慧琉を抱いていると性欲が収まるどころか増えている始末だ。
 三日にあげず北郷は慧琉に煽られている。
「あっあっあんっあぁんっ…ひっあっあっ、おま〇こ……あっ、あっ、んっあっあ゛っそれっいいっ、だめぇ、おちんぽっ…あっあ゛っあああっああっ…あ゛っあっあっだめっらめえっ…おま〇こになっちゃう……ひっあひっあっ…あああっ…あ゛あぁっ……」
慧琉は全ての自分を拘束するものから解き放たれて、とても綺麗な表情をするようになった。それがまた色気を放つもので北郷はいつでも煽られている気がした。
 だから隙を見せたらセックスに持ち込んで、時間がないときは慧琉が北郷のペニスを咥えて二度くらい射精をさせてくれる始末だ。
 そんな北郷の性欲の強くなっていくのを慧琉は喜んでくれている。
 元々慧琉も性欲は高い方で、気持ちが高ぶるとセックスをしたくなるからだ。
「んああああっ! あひっあ゛っあ゛ああっ…ひっあ゛んっああぁっ…ぅあっあ゛っあ゛あああっ…あっ…んっ、いいっまきとのおちんぽいいっ…っひあっ…ああああぁっ……ひぅ、んっ、あああぁあっ…い、い゛っ…んっあああぁんっ」
 慧琉はドライで達して北郷も中出しをするが、それでもセックスが止まることはない。
 三ラウンド、四ラウンドと突入し、既に時間はお昼になっている。
 朝一番から盛り、盛り上がってもお互いにやめようとは思わなかった。
「あああぁっ……あっ…あ゛っんあっああぁっ…あひっあひっんあっあぁあぁぁあっあ゛っんっはあぁっ…ん゛あっ…ああぁあっ……あ゛っあぁっまきとのおち〇ぽっ、気持ちいいの…はぁあっんっああんっ」
気持ちが良いことはしてもよかったし、誰にも咎められないし、この家は防音も強く、隣近所は一切いない空間だ。
 部屋の中ならどこで盛ってもよかったし、二人が気儘にセックスを楽しんでも誰も咎める人はいない。
 恋人なら当然の行為であることを二人はただ楽しんだ。
「あぁっいいっおちんぽぉっ……あっ、あぁんっ! あああっらめっんぁっ、ああっ、あ゛ひっ、まきとっいいっ、すきっあんっあんっあんっああーっいいっあ゛ーっ……あーっ……まきとのおっき、おちんぽ、すきっいいっいぃっ……っ」
「慧琉が好きなのは、おちんぽだけなのか?」
「んあああっ…ちがうっまきと、大好き……蒔人好きなの……ああんっでも蒔人のおちんぽも大好きなの……おくっ…気持ちよくなって、蒔人のおちんぽでおま○こ突かれると、いっちゃうのっ……もっと慧琉のおま○こに、まきとのおちんぽちょうだい……それで、奧で精液いっぱい出して……まきとの精液きもちいのっひっあっああ゛っあんっあんあんあんあんっああっ! あ゛あああっ…ひっんっあっあっあああっ…」
こんなことを言ってくる慧琉に遠慮は要らない。
 北郷はそれにニコリと笑って慧琉が欲しがっているものを奧深くで中出しをした。
「んっあっあああぁっあああんっ……あっあ゛っんっああっああぁぁああっああ……あっん゛あっあっあんっあんっあんっ…ひっあっまきとのおち〇ぽっ、いい、気持ちがいいっ……あ゛っんあああああっあぁあんっらめぇっ、気持ちよすぎてっ、いくぅっいくっひあっおちんぽっせきえききたっあああんっあ゛っあっあぁんっ」
 奥深くで中出しをして、やっと北郷のペニスが出て行くと、散々中出しをした北郷の精液がぽっかりと開いた慧琉のアナルから吹き出るように出ていく。
 それがとても淫らだ、汚してやったという気分が北郷の中に生まれる。
 どんなに陵辱をされても慧琉はいつでも純粋で綺麗だ。
 そんな子にセックスをして精液を中出しするのは、北郷の中の残虐性が少し見え隠れする瞬間だ。
 けれどもっと犯したいという気持ちを北郷は抑え込んでから、慧琉の身体を気遣った。
「大丈夫か?」
 水を用意して慧琉を起こし、乾いた口にキスをして水を流し込む。慧琉はそれをごくごくと一気に飲み込んで、まだ欲しいと北郷の唇を舐めてくる。なのでもう一回水を与えると、慧琉はホッとしたように北郷の胸に凭れた。
「……はあ、今日もすごかった……でも、あとでまた蒔人さんのおちんぽでおま○こ沢山突いてください……」
 そう言い、慧琉はまだ足りないと北郷のペニスを手で撫でている。
 それはまだまだセックスがしたいという慧琉の願望であり、北郷はそれを聞くとすぐにペニスが勃起してしまう。
「……慧琉、何か食べないと」
「ううん、いい。蒔人さんのこれ食べるから」
 慧琉はそう言って北郷のペニスをすぐに口に咥えた。
 そしてシックスナインで二人はお互いのペニスを舐め合い、その舐め合いは慧琉が先に射精をしてしまう。
「ああっはあんっらめ、蒔人さん、お口に出して……お願い飲みたいの……」
 慧琉は自分だけ射精をしてしまったことを不満に思い、北郷のペニスをまた咥えて扱くけれど、北郷はそんな慧琉の頭を掴んでイラマチオをする。
 喉の奥までペニスで犯されるのは苦しいけれど、慧琉はそれに快楽を見出せるようになっていた。
「んっ……んんっ……んーっ……んぅ、んっんっ、ふっ、んっ……んっ、んん! んうっ……、んっふぅ……」
一生懸命北郷のペニスに舌を絡め、そしてその先走りさえも飲み込んでいく。
 北郷は激しく腰を振り、慧琉の喉を犯しながら、射精感を高める。
「んっ、んんんーっんっんっふぅっんっ……んんっんーっ! はふっ……んんっ! ……んっぅっ、んんっ」
「慧琉、出るよっ」
「んんっ、んっんっふっ……んぅっ、んんーっんんーっんっんっんっぅんっ!」
合図と共に口の中で慧琉は北郷に精液を出して貰った。
 それは北郷の精液をしっかりと味わうために慧琉が望んでやってもらっていることで、慧琉はその精液の匂いや味を喜んで飲み込んでいく。
「ん……あ、は、美味しい……ああんっ」
 慧琉はそう言って微笑むと、北郷のペニスはまた勃起を始める。
 それに慧琉は嬉しそうに微笑み、完全勃起をするまで北郷のペニスを舐めて大きくしてから、自らそのペニスに跨がった。
「ああああっ…蒔人さんの精液、おくでたくさんだしてぇっ…僕のおま〇こで気持ちよくなって、僕のおま〇こに…ったくさん種付けして……せーえきいっぱい出して、奥までっビュービューしてぇっ、蒔人さんにおま○こされないと、僕、もうだめなの」
 慧琉はそう言ってから微笑む。
 慧琉にとって北郷は確実に運命の人だ。
 ここまで一人の人に慧琉がこだわったことはなかったし、どうしてここまで信じられて愛しているのかも分からない。
 ただ身体が、心が、頭で考えるよりも、この人しか望んでいなかったのだ。
 人はそれを運命と呼ぶらしい。
 慧琉はそれは便利な言葉だと思って、そう思うことにした。
 運命が二人を結びつけたなら、きっと死ぬまでそういう運命なのだろう。

 慧琉はやっと自分の気持ちも全部曝け出すことができた。
 外の世界はただただ二人に優しい運命を用意してくれていた。

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