The Garden of Eden

4

 登澤清瀧は、望み通りに恨みを晴らすつもりで雲峰雪月を抱いた。
 雪月は案の定、清瀧の中に清流を見つけ恐怖し、清瀧はそこに付け込んで雪月を犯した。
 恨みは抱いたらきっと征服した気になって、晴れていくのだろうと思った。
 けれどそれは飢えや乾きを癒やして、そしてまた強烈な飢えと渇きに変わった。
「ああっ……あっあっ……あん……ん、あああぁーっ……! ひっあ゛っ、あ゛ぁっ……あぁ……、あ゛っ、あっあ゛ひっあっらめっ……あっやっあっあ!」
 清瀧は雪月を何度も呼び出しては、雪月を抱いた。
「あぁっあひっ……あっあんっあんっひああっあんっあっそこっ……あっあんっはあぁっ」
 雪月は困ったように毎回呼び出されるとやってきては、清瀧が求めるがままにセックスに応じた。
 雪月は清瀧のことをどう思っているのかは分からないが、脅されて仕方なくという感じにしては割と積極的だった。
 友人たちはそれに対して、雪月のことを淫乱だったのだと結論付けた。
「あっあんっあんっあはぁっああぁんっ! んっあっあ゛ひっあっ……あっあんっ」
確かに雪月は嬌声を上げて清瀧に抱かれている。
 時折慣れているように、清瀧を煽ることすらある。
 けれど、それで雪月は淫乱だというのは、清瀧は何か違う気がした。
「あぁんっいくっ、いっちゃうっ……あっあぁっあんっあ゛あぁっもっらめっ……あっあひっあ゛んっ」
「……っくっ……まだだ」
「んんっ……! あぁっあんっらめっ……イったばっかりなのにっ……あぁっあっんっ」
雪月が絶頂をしても清瀧のペニスは萎えることはなく、射精をしても止まらずに腰を振り続ける。
「あぁっあっひっあぁんっんっあっいいっ、あぁんあぁっ あぁんっあっひっそこっあっああんっ」
 雪月のいいところを擦り上げて、そこを何度も抉りながらも雪月の乳首を指で捏ね上げる。
「あっやっ乳首っへんっ……あっいあっあっぁんっあぁあんっ! あっあひっらめっあんあんっ! ちくびっくりくり、あぁっイイっきもちいっあっあぁーっ!」
「んっ……」
「ふあぁっんっちくびっ……あっああっんっいいっ……あっあっ」
雪月の乳首を弄るとぎゅっと中が締まってきて、清瀧は最高に気持ちが良くなる。
「ひああっらめっ、おま○こっあひっ……おかしくなるっあっい゛っあっあっあんっあんっあんっあぁんっ!」
雪月は身体を痙攣させて絶頂に向かった。
 清瀧はペニスを奥まで突き立てて雪月をイカせる。
「あひっああっいくっやぁっ……あ゛っひっああぁんっ!」
 雪月はガクリと身体を反らせ、雪月が絶頂をするがそれはドライオーガズムだ。
 快楽の時間が長く、射精を伴わないので快楽を味わいながらまた絶頂もできる。
「あぁあんっイって、イってっあひっ好きっ……、俺のおま○こで、イってっ……あっあんっあんっああぁんっ」
「……ふっ出るっ」
「あひぃっあっあっ精液出てるっ……ああっん、ふぁあっはぁっ……ん……」
清瀧はビュービューと雪月の奥に精液を吐き出し、それを雪月の中にこすりつけるようにして腰を動かしながら、またペニスが勃起をするのを感じた。
「ああぁっ!? あっやああぁっ! あんっ、はっなにっ、これ、あっ、あっん、ふっあぁん……っあんっ、んっ、またっいっちゃうっ、おちんぽでいっちゃうっ……っ、はぁっ、あぁんっ!」
 雪月はセックスに対して一切の罪悪感は持ってはいない。それは抱いてみて分かったことだ。
 あの時のことを苦にして、いつまでもセックスに苦手意識を持つ前に、それを克服して強みに変えている。
 もちろん、あれから清流以外の男とも寝ているだろうし、認識も変わっているだろう。そうなるしか道がなかったとはいえ、この強さは何だろうかと清瀧は思うようになった。
「あぁんっ……いぃっ、あっ、らめっ、あっ、あっあっあっ……ふぁっ、ひぅっ、あんっああぁっあひぃっ、あんっ、あんっ!」
「……雪月……」
「あっあっああぁっ、やだぁっまた、いっちゃうっ……、いっちゃうっはぁっ、あうぅ……んっんっあぁっあああーっ、いくっ、いくっ……あっあんっあんっあんっああああぁんっ!!」
 雪月はまたドライで達してしまい、身体中を痙攣させて快楽を貪っている。
 それはとても綺麗で、醜いところなど一切なかった。
 清瀧は最初こそ、雪月を抱くことでセックスに恐怖を植え付けようと思ったのだ。清流の振りをしてやれば、きっと雪月は恐怖を覚えてしまうだろう。
 けれど、それは最初レイプですら違った。
 雪月はレイプを合意のセックスに変えて、乱れて見せた。
 それは性の被害者としてとても強い姿を見せつけられた気がした。
そして清瀧は、その強さの前に屈した形になった。
 だから何度も雪月を呼び出して、雪月を支配下に置くことで満足しようとしている。
 それが父親である清流と同じやり方であることに、清瀧は気付いてなかった。
とても卑怯で意味がなく、何のメリットもないことである。
「やっああぁっ、らめっ、おま○こはらめっ、あぅっ、あっ、おかしく、なっちゃうからぁっ……あっやあああぁっあっ……ひゃっ、ぁんっ」
清瀧は雪月を突き上げながら、雪月の身体を貪った。
 飢えや渇きは癒えることはなく、雪月を抱くごとに増えている気がするほど、雪月の身体はとても美味だった。
「あっひぁっ、らめっ……あっやぁっあぁんっひゃっあぁんっ! あひっあっあんっあぁっ」
可愛く淫乱で、淫らに乱れ、そして清瀧を煽るほどに余裕すらあるように見える。
 セックスに関して、雪月はもはや純情な部分はない。そう育ってしまったのは、清流の罪の証しだった。雪月はそれを強みに変えて必死に生きてきたのだ。
 それが分かってしまい、雪月に同情をしそうになり、清瀧は首を振った。
「負けるかよっくそっ」
「あっあんっ、んっやっ、やらっあんっ……っ……ひっあぁんっ! やっあぁっあぁああんっ……やらぁっ、あっぁんっ、あんっあっあんっ、いくっ……はぁっ、いっちゃうっ……、いっちゃう……ぁんっあんっ」
「イケよ……雪月、淫らに腰振ってイケよっ」
「ああぁっらめぇっ、ぁんっ、いっちゃうっ、やっあっあひっ、あっぁんっあんっあああんっあん……、はぁっ、ぁ、も、やぁっぁっん……あんっ、やっ、ぁあっやっぁんっ……やめっ、んんっ……」
雪月はまたドライで達して、快楽に襲われている。
 内壁が蠢いて清瀧のペニスを締め付けて、射精を促してきて清瀧は雪月の中で射精をした。
「あぁんっ! きたっあっあんっ……ひぁっんんっ……! あっひぁんっ……おくっああっ……ぁっあっぁあっ、はぁっ、やっ……あぁん……! あっあっ、んんっ……」
清瀧は雪月の中に精液を出すことが、何よりも雪月を征服している気がして、どうしても止められなかった。
 雪月は中で精液を出されるのですら感じてくれ、身体を痙攣させて気持ちよいとよがる。それがまた淫らで、清瀧は煽られてしまう。
 そして勃起が収まらず、何度犯しても雪月を抱き飽きるなんてことはなかった。
「やああぁっ、おちんぽ、らめっああっあっあんっあんっ……も、やめっ、やっあっあっひあぁっあっあんっあんあんっ!」
「雪月……雪月っ……んっ」
「あっあんっ……あーっ……やっ、いっちゃうっ……ひっあぁっいっちゃう、もっやぁああんっ!」
「もっともっと乱れろ……雪月っ」
「あはんっ……やっ、あっひっあぁあああんっ! はぁっあっ……あひっん、ん、あーっいくっあっあんっおちんぽでいっちゃうっ……! あひっんっやっあんっあんっああぁーっ!」
「くそっ止まらないっ……うっあっ」
「あぁんっんっ、やっ……あんっあんっあんっんっいって……あっあぁんっまたいっちゃ、いっちゃうっ……あっ、く、いくっ……!」
 どれだけ雪月を犯しても、清瀧は満足はしなかった。
「あひっあんっあんあんあぁんっんっあぁーっ! あーっ……あっあぁっ……んっやぁっあぁんっ……」
雪月は清瀧に呼び出されるがままにやってきては、清瀧に抱かれた。



「あん……も、やぁ……あっあっ、あぁんっ……はぁんっ……ん、ふぁあ……乳首、また弄ってっ……も、あっ吸って……ああんっ」
セックスを長時間続けていると、雪月はセックスに対して快楽に支配されるのか、とても素直になる。それは昔に見た、清流に犯されている時でさえも垣間見えていたものだった。
「はぁっ、もっ強く吸って、舌で舐めてっ……あっあぁああんっ! あ゛ああっあんっやっいくっ乳首でいくっ……あっあひっあぁあっ!」
 雪月にペニスを挿入したままで乳首を吸い上げてやると、それだけで雪月は絶頂をして見せる。ガクガクと身体を痙攣させて、雪月の内壁は清瀧のペニスを締め付ける。
それでペニスの形を感じる雪月は自ら腰を振り始める。
 完全に快楽のスイッチが入ってしまった。
「あああっやっ、あっあんっあんっあんっあひっあっあんっ、んっふああっいいっ、あぁんっんっあっあっあっあんっ」
 それに合わせて腰を突き上げてやると、雪月は軽くイキながらも腰を振るのをやめない。
「あっいっちゃうっ、あんっあひっあ゛っいっああっあっやっ、やめっぁっはぁっ、あぁひああっ! んっあっはぁっあぁっ、んっ、あ゛ひっあひっあんっあんっあんっふ、ぅ……ん、ん、んっんっ」
 キスをしてやって、深く口づけながら腰を突き上げてやると、雪月はそれだけで喜んでしまう。どこでこんなことを覚えたのかは知らないが、それはとても淫らで清瀧は好みだった。
「ん゛っんんっ……んっふ、んっんっんん……ふぁっ、はあっ、あっはぁっんあっあぁんっあひっあっらめ、んっああっ」
ここからが雪月の本領発揮だった。
「やっあっあっああっあひっあひっやっああぁっもっらめっ……ああっあああんっ! あ゛あ゛ああっ! い゛っ……あっ、ああっ」
駄目と言いながらも自ら腰を振り、清瀧を煽って犯すように導いてくる。
「ひっやっあ゛っああっ! あ゛あっあんっやっいくっいくっ……! あっあっひあああっ」
「んっ……」
「……あひっ……らめっ……あ゛っあんっあんっあんっあっひっあああんっ……あ゛っひっらめぇっ……あっあんあんあんあんあんっ!」
まだまだ煽られて清瀧は雪月を犯す。
「あんっあんっあんっ! あ゛ひっんっあぁああーっああぁっ……、んっあっあっ、ああ゛ひっあひっんっあっあんっんっやぁっんっあ゛はっあっん」
「雪月っ……雪月っ!」
「あ゛っあんっきもちい、あんっおちんぽでゴリゴリ気持ちいいっあっひあぁんっ……あっいいっ……きもちっいいのっひっあっあっあ゛あああっあひっい゛いっあっあっあっあんっ!」
「これがいいのかっ! ここだなっ中に精液を出されるのが好きなんだよなっ?」
「あっすきっいっあんっあっ、すき、い゛っあああっあっんっんんっ中出しっああんあぁああ、おま○こされて、精液中出しでイカされるっ……あん、ああはぁ、あっあっはあんああんっ!」
「くっ……あっでるっ」
「あ゛ああんっ! いくっいくっあひっあっあああっいくっ……! はぁっ、あん、あっあっ、精液中出しっきたっ、あぁん……」
 中出しをされることで雪月は幸せそうな顔をする。
 これはきっと誰にでもやっていることなのだと思うのだけれど、雪月が誰かと寝ているという情報は、大抵雪月が言っていた通りに、相手の嘘だったことが分かってきた。
雪月は大学の誰とも寝てはいなかった。
 噂は全部嘘で、雪月は大学に入ってから、映像を扱うWebサイト関係の会社でバイトをしている。もちろんそれは忙しく、誰かと寝ている暇はない。
雪月は高校時代はそれなりに乱れていたらしいが、それも噂ではある人物に目を付けられて無理矢理犯された結果だったようだった。
 雪月は誰とも寝てはいないわけではないが、噂で出ているような淫乱という誰とでも寝る人間ではない可能性が高くなっていた。


「んんっんんっ……ふぅ、ん、ん…あぁっあっんっ」
「どれが気持ちが良いんだ? 乳首かここか?」
「ああぁっいい……っあっあっどっちも、どっちもいい、きもちいっ……! あぁんっあっあっあんっあんっああーっ!」
 今の雪月は清瀧以外とは寝ていない。
 雪月を見張ってくれている友人曰く、大学、バイトと自宅以外で上坂との飲み会くらいしか出かけはしないのだという。
 成績も二回生まで優秀で、教授への受けもいい。真面目に勉学をして、将来は映像を扱う会社に行くつもりであるらしい。
「あぁっいいっはぁっはぁあぁああんっ! あっいいっあっあんっああんっ!」
 雪月を俯せにして後ろから腰を掴んで突き上げると、雪月の身体が逃げるようにベッドの端に異動してしまう。
 それを捕まえて押さえつけて突き上げるのが、雪月を征服している気がして、清瀧には興奮する行為だった。
「あぁっやっおちんぽ、擦れ……あぁんあぁっひっ硬い……っあっもっやぁっ……」
後ろから突き上げられるのが雪月が好きな体位で、とにかく乱暴に突き上げてやると、どうしようもなく淫らに腰を振って、雪月はドライで何回も絶頂をする。
「やっやめっ……あぁっひっああぁっ! やっあっあ゛ぁんっあひっあぁっやっ……あっやっあんっあんっ」
「……ふっ……くっ」
「あぁっんっ、変っ……あぁっあたま、おかしくなるっあっああっあぁっんっはあっあんあぁっ……あぁっあっあんっいくっまたいっちゃうっ……ひああっ」
上がる息、そして喘ぐ雪月の声が混ざり合って、清瀧もそれだけで煽られる。雪月は無意識でやっているのだろうが、それがとても上手かった。
「やっ……はぁっ、やめ……やっ……あっあ゛ああぁっ……あひっあ゛っ……ああっんっひあっ……ああっあっあんっあんっやぁっ……あ゛っあっ」
「もっと、なんだろう?」
「あんっあぅっあっひっああんっあぁんっらめっ……あっあひっあんあんっ」
「駄目なのか? 何処が良いんだ言ってみろよっ」
「あぁっあっんっちくびっ、乳首いじって……、はぁっあんっああっちくび……乳首くりくりして、ん、いじって……っあっああんっ!」
「こうか、引っ張られるのがいいんだな?」
 そう言って清瀧は雪月の乳首を指で掴んで引っ張り上げる。
「あひっああっいいっ、あぁんっきもちいっ、あっあんっあんっ」
パンパンと激しく腰を動かして雪月を突き上げ、雪月はそれに腰を振って答える。
「ひああっいくっいくっ、あぁっちくびでいっちゃうっ! あんあんあんはあんっ!」
清瀧は雪月の乳首を引っ張り上げてから爪で引っ掻いてやると、雪月はそれだけで絶頂して射精をした。
雪月はドライばかりで絶頂をしているが、時折射精を伴って絶頂をする
「ああぁっんっはぁっ……あっあんっあんっ」
けれど突き上げていると、ペニスからは潮を吹くように透明な液体がビュービューッと吹き出てベッドを濡らしている。それは止まらず、雪月は痙攣しながら悶える。
「ひあぁっあんっはげしっ……あっああっあっあんっあんっあひっあっやっああっ」
全身で感じて、全身で達する。そんな雪月の淫らな姿に清瀧はすっかり虜になっていた。もう手放せもしなかったし、止めることもできなかった。
「らめっおま○こはやめっ……あっあひっい゛っあっあんっらめっやらっ……あっあんあんああっああんっひっああっいっちゃうっ……あぁっいいっひっああんっ!」
「雪月っ……雪月っ」
「あっああぁあっあひっあんっああーっあっああっ……あっあぅん……あぁっ……やめってっもっやらぁ……ぁあ、んっ、やっ……、あぁんっあっああぁんっ! んっ、んぁっあぁっ」
 もう完全に狂ったように清瀧は雪月を犯し、雪月はただひたすら喘いで乱れた。
「やっあんっあんっやらっあんっらめっなのっんああっあっああっやあぁっ……あ゛っああっ……あ゛ひっああっ、やっらめっ、あんっああっあんっあんっあぁあっやっ、ぁあ……」
「イけよっこの淫乱がっ!」
「あ゛っあああんっ! あ゛あんっいくっ……あっあっやっいくいくっ! ああああっ」
清瀧が中で射精をすると、雪月も絶頂をして潮を大量に吹いた。
 尿を漏らすかのように吹き出る潮を垂れ流しながら雪月は気を失いかけ、清瀧がペニスを雪月の中から引き抜くと、雪月のアナルからは清瀧が吐き出した大量の精液があふれ出た。
 そして清瀧はペニスを扱いて、残りの精液を雪月の身体に掛ける。
 これで雪月は自分の物にできている気がした。
 もちろんそれはこのときのこの瞬間のみであることを清瀧は知っている。
 そして、また飢えて乾いて、雪月の身体を求めるのだ。
 止まることがない欲に、清瀧は自分が何が目的でこうしたかったのか、だんだんと目的自体を失っていく気がした。

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