carry off

3

真中は一回では収まらなかった。
 中出しをして一回、真中のペニスは峻のアナルから出ていったのだが、それは真中が中出しをした精液が溢れるのを写真に撮るためだった。
「すげったっぷり出たな……」
写真を何枚か取りながら、真中は峻のアナルにまた指を突き挿入て、そこを擦り上げるようにして精液を内壁に塗っていく。
「ああぁんっ、やだぁっひぃんっやだぁっあんっ、ああぁあんっ」
 その指の動きに峻の身体が跳ね上がるも、それを真中は面白がって動画に撮っている。
 そしてそのまま峻はまた絶頂をさせられる。
「あっああっやあぁっ……あ゛っああっ……あ゛ひっああっ、やっらめっ、あんっ」
 射精をした精液が峻の腹に飛び散らかっていくのを真中は面白そうにスマートフォンを構えてそのまま、またハメ撮りをするようにして峻のアナルにペニスを挿入した。
「あ゛ああっ……ひっ、あ゛っ、らめっ……あ゛っうぁあっ、おちんちんっおおきすぎっ…あっああっ……ふあんっああっ!」
その真中のペニスはさっきよりも大きく反り返りそれが峻のいいところを擦り上げてくるから、峻は完全に快楽脳に引き戻された。
 最悪なことに、峻は真中とは身体の相性が良すぎた。たった一回でここまで合うなんてことは誰にでもあるわけではなく、まして初めてで絶頂できることはそうそうない。
 それなのに真中が慣れているとはいえ、それでもセックス初心者を尻だけで絶頂させられるのは相当相性がよくないと無理なことだ。
「出たり挿入ったり……すげっエロいな湊谷」
「ああっあんっあんっあぁあっやっ、あああぁーっ、やぁっ、ひっ、ふぁっ、あんっあんっ、ぁんっ! やぁんっ、いぃっはぁっ、あっふぅっあんっ、んーっ」
浅いところで腰を揺すられ、真中がハメ撮りに夢中になっているのにも、峻は気がつかないほど、恥ずかしくて死にそうだった。
 初めてでイカされた。それだけで、もう恋人である阿達を裏切っていることになる。
 それなのに身体は真中のペニスを喜んで受け入れて、頭も快楽を得たくてもっとと思ってしまっている。
「あっ、ああんっ! あぁっ、もう、むりっ……あんっ、なんで、またおちんちん、大きくなってるの、あ、あぁっ……」
「湊谷の中が凄いんだよ……半勃起でもすぐフル勃起させてくる……ここが気持ちがいいところなんだよな?」
「あっやっもっいいから……あぁんっあっあっ……や、らめぇっ……おしり壊れるっはぁんっ」
「壊れやしない、もっと気持ちよくなるだけだ」
「あぁあっ……はぁっはぁっ……らめっ……あっぁんっあっあぁっ……んんっ、らめぇっあっあんっ」
 峻が悶えているところが映るようにスマホを移動させた真中が本気で腰を動かすために準備を始める。
「ひあぁああーっ……! あひっ……あ゛っあぁあっ……はぁっいいぁっ……ああっ……」
「湊谷、本当に可愛いな。ずーっとこの身体を抱いてみたかったんだ」
 そう真中は言いながら峻の一番深いところをこじ開けてペニスを突き挿入てくる。
「あ゛ああぁんっ! あぁっ、あっあんっあんっいいっいいっ! はぁっあんっあぁああんっ……」
 そこは誰も挿入ったことがない場所で、真中だけが知る奥だ。
 そこまで真中が到達してしまうと、とうとう峻は快楽に身を投じてしまった。
「ん――っ! あ゛あああぁっあひっあひぃっ! あっあんっあんっあぁあんっ!!」
 真中はそこで初めて峻にキスをした。
深いキスでさらには舌を舐め合い、絡め合ってのキス。そんなキスを峻は阿達ともしたことはなかった。軽いキス程度しかしていなかったので、キスがここまで深いとは思いもしなかったのだ。
「んふっ……んんっんっはぁああ……らめぇ……ぁんっあぁっ……」
 キスをしたままで突き上げられると、もう頭の中はセックスのことで一杯だ。
「ひあああぁんっ! やぁっもっやらっあっあんっはぁあっ」
 峻の身体が素直になってきたのを真中は察したのか、さらに峻にキスをして腰を振ってくる。
「ふぁああっ……らめっあーっ……あふっあっんんっ……はぁんっ!」
峻の首筋に真中は吸い付き、噛みつくようにキスマークを残し、そこを舐め取っていく。
「あ゛っあああっやっ、あっあんっあんっあんっ」
真中から与えられる快楽は全て峻の初めての経験であり、全ての始まりが真中になっていく。きっとこれから誰に同じ事をされても基準は真中になる。そう暗示させるように真中が行動をしている。
「あひっあっあんっ、んっふああっいいっ、あぁんっんっあっあっあっあんっ」
キスもセックスも相性がいい相手である真中以上のセックスが存在するのか、それさえ峻は疑えるほど、自ら腰を振って真中の与えるものに応えてしまう。
「あっいっちゃうっ、あんっあひっあ゛っいっああっあっやっ、やめっぁっはぁっ、あぁ!」
「そうだ、腰をもっと使え。気持ちが良いところを教えろ……全部与えてやる」
「ひああっ! んっあっはぁっあぁっ、んっ、あ゛ひっあひっあんっあんっあんっふ、ぅ……ん、ん、んっんっ」
キスをしながらの挿入が気持ちよくて、峻は何度もキスを真中に強請っていた。真中は峻が求めるがままにキスをしてくれ、さらには峻を抱え上げて窓ガラスに押し当ててから、下から抉るようにしてセックスを続けてくる。
「ん゛っんんっ……んっふ、んっんっんん……ふぁっ、はあっ、あっはぁっんあっあぁんっあひっあっらめ、んっああっ」
峻はそれが気持ちよくてどうしようもなく、逃げる気がしなくなっていた。
 元々足は動かないし、逃げるという選択が奪われている以上、大きな声を出して誰かに気付いて貰うしかない。できれば阿達に起きて助けて欲しいと思っていたが、それも二時間が過ぎてからは諦めた。
 たぶん真中と医者はグルだ。
 そうじゃなきゃ、真中が足を麻痺させるためにクスリなんて用意もできないだろうし、こんなクスリが早々売ってるわけもない。
 それならここに真中が峻を連れ込んだこと自体が計画的だったなら、助けはどんなに叫んでも来ないのだろう。
「やっあっあっああっあひっあひっやっああぁっもっらめっ……ああっあああんっ! あ゛あ゛ああっ! い゛っ……あっ、ああっ」
 だんだんと峻の声色も甘く激しくなり、嬌声は高くなっていく。それを止めることもできず、峻は真中にされるままに犯され続けた。
「ひああっ……あっあっ……あん……ん、あああぁーっ……! ひっあ゛っ、あ゛ぁっ……」
「言い声が出るようになったじゃないか……もっとだ。湊谷、お前の全部を見せろ」
「ひっあぁ……、あ゛っ、あっあ゛ひっあっらめっ……あっやっあっあっあぁっいいっそこっああんっ!」
「ここだなっお前のいいところは……下から乱暴に突き上げられるのが好きだとは……ははは、甘いセックスじゃ足りないってことだな……」
「あぁっあひっ……あっあんっあんっひああっあんっあっそこっ……あっあんっはあぁっ」
真中に下から抉られるのが好きだと見抜かれて、峻はもう考えるのをやめた。
 どんなに思考を巡らせても、真中が読み違えることはないのだとこの間に知った。
「あっあんっあんっあはぁっああぁんっ! んっあっあ゛ひっあっ……あっあんっ」
ずっと真中が湊谷峻を犯したかったと言った通り、真中は峻を抱くために様々なことを用意して待っていたのだろう。
 もしかすれば大学に来たところからすでに真中は準備をして待っていたのかもしれない。そうだったとすれば、阿達はそんな真中に利用されたのだ。
 もしかすると、今日、阿達が酔い潰れたのも真中の計画のうちの一つだったのかもしれない。
「あぁっあっひっあぁんっんっあっいいっ、あぁんあぁっ あぁんっあっひっそこっあっああんっ」
「湊谷……いいぞ……中が蕩けてきて、最高だ……ははは、これに手を出さないとかあり得ない。お前は、こうやって犯されて感じて絶頂をする変態だったんだよ……もっと早く犯してやればよかった……俺のメスま○こ……ここがいいんだろうがっ!」
「ひああっらめっ、おま○こっあひっ……おかしくなるっあっい゛っあっあっあんっあんっあんっあぁんっ!」
「いや、お前はま○こだよ、俺専用のおま○こだ……おら、気持ちよくて絶頂するんだろ?」
「ひあぁっ! やっ、あぁんっ……だめっ……あっ、あんっひああっもっらめぇっあんっああんっ……あひっ、あたま、へんになるっ……あっああぁあぁあっ」
「もっと変になれっおら、いいんだろうがっここがよっ!」
「ひっあっあっああっあっあぁあんっいいっいいっ!」
「キスも好きだったなっ」
 真中が突き上げながらキスをしてきて、峻はそれに応じ、キスをされながら深いところを突き上げられて絶頂をする。
「んっんんっ……んふっ、ん……んっ……んふっんんっふっぁあああっ! あっ、あぁっ、だめっ……、そこ、あんっはぁっ、あふぅっ……、あっあっ、いあぁっ!」
もう何回イカされたのか分からないが、窓ガラスに押しつけられて突き上げられるだけで、何度も絶頂をしている。
「やっああぁっ、らめっ、おま○こはらめっ、あぅっ、あっ、おかしく、なっちゃうからぁっ……あっやあああぁっあっ……ひゃっ、ぁんっ」
気持ちが良くてどうしようもなく、ただ快楽に身を投じるには正常な思考が邪魔をする。犯されているのだと分かっている。側に阿達がいる。阿達に今の姿を見られたら、犯されているなんてきっと信じないほどに、峻は真中の手管でどうしようもないほど絶頂しまくっていた。
「あっひぁっ、らめっ……あっやぁっあぁんっひゃっあぁんっ! あひっあっあんっあぁっあっあんっ、んっやっ、やらっあんっ……っ……ひっあぁんっ! やっあぁっあぁああんっ……やらぁっ、あっぁんっ、あんっ」
「絶頂しながらまた絶頂するのか、いいな。ドライも覚えたんだな……もっとも俺も散々中出ししまくっているけど、全然萎えなくて怖いくらい、お前は本当に淫乱だな」
 真中でさえ驚くほどに性欲が衰えず、何度絶頂をしても萎えることがない。
 普通、一回二回くらいで足りる絶頂が、今日は何度もしても足りないくらいだった。
 それくらいに相性がいいということは、恐ろしい結果を招いている。
「ああぁっらめぇっ、ぁんっ、いっちゃうっ、やっあっあひっ、あっぁんっあんっあああんっ!」
「素直になれ、おちんぽが嬉しいんだろ?」
「あ゛っあ゛っうあっあ゛ーっだめっ、おちんぽっいいっあ゛っんっひああっあ゛あぁっ……んっあっい゛っ……あっうぁっあんっあんっあんっあんっ」
また絶頂をしても、頭の中が真っ白になっても射精ができないまま絶頂をしてしまい、快楽は恐ろしいままに迫ってくる。
「うあああっ……あ゛っあっんあっあっあんっあぁあんっあ゛あああっ……あひっあ゛っあああっあんあんあんあんあんっあ゛ーっ……あっんっあっあひっあんっあんっあぁんっ」
もう嬌声を上げる以外に何ができるという状況で二人はセックスを繰り返し、峻は足の麻痺が取れてしまっても真中から与えられる快楽からは逃げられなかった。
「ひあっ……、あ゛っん゛っあっおちんぽらめぇっ……あ゛っあんっあぁんっん゛あっあっ、あんっあんっ、あんっ……おちんぽっ、すごいっ……あ゛っ、んあああああっ!!」
 とうとう卑猥なことを口にし、真中のペニスまで咥え、腰を振ってしまう。
「ひああっ……らめっあっん゛っひっいっ……あんあっ、んっああぁっ! ああっらめっ、いっちゃう……から、おま○こらめっああんっあっ!」
 また一段階高いところに快楽を求め始めてしまい、峻は真中に押さえつけられながら快楽を貪った。
「んっあっ……ああっんっあああんっ……おま○こいいっ……ああんっきもちいいっああんっああっ」
「やっと素直になったな……そうだ、気持ちが良いことは悪いことじゃない。お前は今まで、それを押さえ込んでいただけだ。こうやって解放してやったのは俺だ」
 真中が勝ち誇ったように言い、さらに一段と腰使いを荒くして峻を犯してくる。
「あ゛っああっあっいくっ、い゛ぐっおま〇こイっちゃうっ……ひぁっ、あ゛っ、ひあん゛っあっ、あ゛ああっあぁっらめっ……ああんっおま○こっああんっおちんぽがっああんっいいっ」
「何度でも絶頂するがいいっ……何度でも犯してやるからっ朝までたっぷり時間はあるっはは、その後もずっとお前を犯し続けてやるよ」
「ふあっあっ、あっらめええっ、激しくおちんぽでおま○こぐりぐりされたらっああんっきもちいいっああんっああんっああっ!」
 ゴリゴリと奥を抉られるたびに絶頂をしてしまうほど、峻は真中によって身体を作り替えられている気がした。
「ああっんっいいっ……おま○こっ……ああんっらめっおかしくなる……ああんっああいいっきもちよすぎるっああん! あぁあっああんっ……もっ許してぇっ……おかしくなっちゃうっ……、おま〇こ、馬鹿になっちゃうっあああっ……おちんぽっああっ……あっ、あああぁっ……らめっおちんぽハメるのはっ……おちんぽ……ああんっいいっいいっああああっ!」
本当にセックスで馬鹿になるというのは聞いたことはあるが、こういうことなのだと思ったほど、真中とのセックスは最初の苦痛以外は快楽だけだった。
「いいっああっ……ああんっ……んっあっあああっああっああっんっああっんあっあっあっああっあ゛あっ……んっあっ、あ゛っ、あっあっあっあああっ! んあっん……あっあああっ……あんっあっああっああっんあっあっはあっんっあっ、ああっあぁんっ」
「ああっいいぞっ湊谷……中がまたいいっ」
「いいっああんっおま○こっいいっきもちいいっああんっああ……ああんっ……ああんああいいっあ゛あっいいっ、らめっあ゛あっ、らめっ、おま○こゴリゴリしてるっ……ひっあっ、あんあんあんあんあんっああんっ!!」「おまんこ……ああっ……らめっゴリゴリしちゃっ……ああんっおちんぽっおおきいいっああんっ……ああんっ」
「俺も気持ちが良い……お前は本当にこうされるために生まれたくらいの身体だな」
「いいっ……きもちいいっおちんぽ……ああっ……いいっ気持ちいいっ……ああんっああっあああんっ」
「はっ出る、中出ししてやるから、たっぷり出してやるから受け止めろ!」
「あ゛ああっ……あっ、あ゛っ、らめっらめええっ、あ゛あああぁっあ゛っい゛っ、あっんっ、、いくっあ゛あ゛っあっらめっせいえきっあ゛っんっ、あっ、あぁっ、いくっ、いっちゃうっ……あぁあああん!」
 数時間に及ぶ、レイプとも呼べないそんなセックスが終わりを告げたのは、もう日が上がりそうな時間だった。
 あまりの快楽に峻は気を失い、それによってやっと行為が収まったとも言えた。
 そしてそこからが、峻にとっての嘘が始まる時間でもあった。

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