Blueシリーズ innocent indigo blue

2

 雨宮が玻璃を拾ってから二日ほど経つと、門井が事務所を訪ねてきた。
「片が付いた」
 そう言われたので雨宮は大した関心も示さずに答えた。
「そうですか」
 正直満岡がどうなっていようと、もう二度と目の前に現れない結果にしかなっていないことだけは分かる。だからそれ以上は聞かないし、聞いても意味がない。
 それは雨宮が関心を持つところではないからだ。
「それで、あの子供だが」
「どうなるんです?」
 それには関心を示す雨宮に門井は少しだけ意外そうに言う。
「まあ、親が入院をしていて、それで金が欲しくて荒稼ぎをしていた。そこかしこで特徴を言ったら話がすぐ出てきたほどだ」
 それほどの行動を取っていたのなら、玻璃の噂は出回っていただろうし、同業者からは憎まれていただろう。
「本人曰く、隣のおじさんに脅されて、とのことですよ」
 雨宮がそう付け足すと、門井は少し驚いてから何処かに電話をかけ始める。
「仲介人がいたはずだ。家の隣、探せ」
 どうやら仲介人の話は出回ってはおらず、慎重に行動していたようだ。
 玻璃が勝手にやっていると思っていた人の方が多くいたのだろう。
「それで、あのガキは何か喋ったか?」
 そう言われ、雨宮は伝票を片付けてから言った。
「十四歳、叔母が入院中。養子先から今の養母の妹、叔母に預けられてる。叔母はシングルで、身より養父母以外はいないようです。隣の男が面倒を見てくれていたらしく、玻璃は逆らうと叔母を殺すと脅されて、お金を稼ぐように強制されたと言っています。あと、児童相談所に行くのは嫌だそうです。再度養子縁組をしても結果は変わらないと言っていたので、たぶん養子縁組自体、何度目かなんでしょう」
「ふん、さもありなんだな」
 門井はそんな感想を漏らす。
 門井もまた同じ境遇であり、ちょうどくらいの年には不良になって身を守るしかなかった。
「それから、門井さんは気付いてなかったみたいですが、あの子の見た目、あれじゃ碌なコトにはならないと思いますよ」
 そう言うと雨宮は携帯を取り出して、写真を一枚表示した。
 それを門井は覗き込んでから舌打ちをした。
「なんだこれ……真っ白じゃねーか」
「白変種、まあ、先祖返りの極端な例だそうです。ただ突然変異と説明されていたそうです。あと、目に障害があります。虹彩異色症で左の瞳が金色に見えるんだそうで、視力も弱い。髪はプラチナで産毛までそれですよ。健康面で問題になったことはないそうで、医者からの判断も貰っているようです」
 白変種について調べていると、人間で言うと白人が白変種した結果であるという話も多くある。体調に問題はないレベルで遺伝子の色素関係が働かなくなり、白くなるというものらしい。
 たとえば、白抜けしても赤が残ると、赤毛の髪をした人になったりする。
 玻璃の場合は、組織の全てが白くなっている極端な例で、アルビノではないという結果になっている。
 ただそのせいで瞳に異常が出ている。幸い色の関係で視力が悪くなっている程度で、眼鏡を掛ければ生活に支障はないレベルで暮らせている。
「目立つな」
「それなんですよね。この外見で養子先はすぐに見つかるらしいのですが、その後が問題になる。周りが放っておかないせいで、悲惨な目に遭い、養子縁組を解除され戻されてはまた養子縁組。本人曰く、生まれた時に捨てられてから、六度の養子縁組をしたらしいです。なので児童相談所や養護施設で碌な目にあってない」
「……これじゃ黒く染めるってわけにもいかねえしな。生きにくくて仕方がないだろうな。それで、何処にも行く気がないようだが、どうするんだ。うちでもこれは浮いて、面倒ごとの筆頭になるぞ」
 門井も引き取るわけにはいかない。ヤクザがこんな子供を連れていれば警察の耳にもすぐに入ってしまう。そうなれば、警察に誘拐捜査という口実を与えてしまい、組に傷が付いてしまう。
 しかしこのまま自宅に帰したところで、また同じ面倒ごとに巻き込まれて、この界隈に戻ってくることは門井にも容易に想像が付いた。
「しばらくは本人の望むように、私が預かって様子を見ます」
 雨宮がそう切り出すと、門井は少しだけ雨宮を睨み言った。
「てめぇの作ったもので人生めちゃくちゃにされているやつに、同情するのか?」
 昨日の玻璃の様子から、彼がクスリを使われていたことなど門井にだって分かっている。こうした仕事をさせられて喜んでするものはいない。だから仲介人が毎回クスリを与えていただろうし、犯されている最中にも何度も飲まされただろう。
 そうして今地獄を味わっている。
 門井の言葉に少しだけ胸が痛かったが、すぐにそうではないと思った。
「他の誰がどうなっても、私の人生に関係はないと思ってます。ただあの子だけは、自分に近くて、何かが違う。それが何なのか、今は知りたいです」
 玻璃に感じる同情や罪悪感はあるのに、クスリを今まで使ってきてレイプされたであろう被害者に同情や罪悪感は湧かない。ただ現場で見てしまったから同情したのかと自問自答をしたけれど、そうではなかった。
 雨宮のように足りない何かがある。それを求めて様々なところへと堕ちていく玻璃を放っておけない気がしただけなのだ。
 大した理由もなくリスクを背負うという雨宮に対して、門井はいい印象は持ってはいなかった。
 だから同情を捨てろと言おうとした瞬間、門井の携帯が鳴った。
「おー、それで? 逃げた後か。ああ、……そうか、分かった」
 短い報告と何か分かったらしい門井に雨宮が視線を向けると、門井が言った。
「あのガキの叔母が昨日死んだんだと。夜中に侵入した誰かに生命維持の酸素吸入を止められて」
 つまり殺されたということなのだ。
 これは警察が動き始めていて、事件として追われることになる。
 ということは、一緒に暮らしていた玻璃もまた追われることになるだろう。
「サツは面倒だぞ」
「……どのみち面倒ですよ。昨日、満岡を連れ出したあと、満岡の仲間が満岡を探してクラブに来たんですよ。「何処行ったのか知らないか?」って。それで知るわけないだろうって返したんですが、どうやらそっちはそっちで警察に指名手配をされていたようですよ、違法な売春容疑で。たぶんあの子の関係で派手にやってたことが明るみに出たようです」
 その言葉に門井が舌打ちをした。
「とりあえず、本人が帰りたくもないし、大人の世話になるのは嫌だと言うので、しばらくはうちで何とかしますよ。下手に突かれて、満岡とあなたたちが繋がっていることが明るみにでないように」
 玻璃が満岡と繋がっている門井を覚えていたら、うっかり喋るかもしれない。
 満岡はもう何処かで始末されているのだろうが、いずれ警察から大々的に指名手配されて、テレビでも顔が出るだろう。
 そうなれば、満岡と繋がっていた人たちから玻璃の話も出る。
そして玻璃の現在住んでいる家主が病院で殺されたと分かれば、裏に何かあったことが容易に想像できるだろう。
 もはや玻璃の口を塞ぐために殺しても、厄介ごとしか残らない状態だ。
「殺しても生かしても厄介か。ほとぼりが冷めるまでなんちゃらってところか」
 落ち着きどころは、満岡の事件がほとぼりが冷めるまで、玻璃の行動を制限し、外に出さないこと、これしかない。
 そして玻璃には決して門井のことを喋らないように言い聞かせなければならない。
 その時間が必要になってしまった。
「お前が面倒を見るということなら、責任もお前になるが。それでいいか」
「構いませんよ。ちょうど退屈をしていたところでしたので」
「退屈しのぎに子育てか。それとも光源氏か?」
「さあ?」
 お互いに牽制をし合い、門井の方が雨宮の提案に乗った。
「いいだろう。しばらく、外へ出すな」
「はい」
 雨宮がそう答えると門井は帰っていった。
 雨宮がいつも通りに仕事をしてから、クラブが閉まる午前四時まで事務所で待機してから、清掃が終わる午前五時に部屋に戻る。
 疲れて部屋に上がると、居間のテレビが付いている。
 見ると、ソファに寝転がった玻璃がいる。
「……玻璃、ベッドで寝なさい」
 ソファに寝転がっている玻璃を揺り起こしてそう言うと、玻璃は目を擦ってから起き上がり、雨宮の胸に飛び込んでくる。
「うう~、一緒に寝る」
 身長的に百八十はある雨宮と百六十はない玻璃では、雨宮が軽々と玻璃を抱え上げられる。
「風呂に入るから、一人で寝てなさい」
「や~、一緒する」
 さっさと玻璃を置いて歩き出す雨宮に玻璃は異様に甘える。
 昨日、玻璃が風呂で泣いてから一緒のベッドで寝て起きたら、雨宮はかなり玻璃に懐かれてしまった。
玻璃は甘えん坊な部分があるのか、やたらと雨宮に構いたがる。けれどどうやらそれが基本の玻璃の性格らしい。
 行く先々の養子先でそうやって甘えて養父母の懐に入り込んで甘えることで、彼らと上手くやってきたのだ。けれど、それを見た周りが勘違いをして玻璃と養父母の関係を悪化させてしまうのだという。
 雨宮はそれが玻璃の出世術であることはすぐに調べて分かっていた。
二日もあれば、玻璃の人生など調べ上げられる。
「……好きにしろ」
 一緒に風呂に入ると駄々をこねられて、雨宮はすぐに降参した。
 ここで意地を張っても時間の無駄だ。睡眠時間は限られているから、諦めた方が早かった。
 風呂に入ると玻璃は大きな湯船に飛び込んで、入浴剤をいれて遊び始める。
 それを横目にして雨宮は身体を洗ってしまう。
 泡を洗い流して一緒の湯船に浸かってから雨宮は玻璃に言った。
「お前の叔母が死んだそうだ」
 そう雨宮が切り出すと、玻璃はハッとして雨宮を見る。
「殺された可能性が高い。呼吸器を止められてたそうだ」
「……僕のせい?」
「いや、ただの保身だろう。ヤクザに追われることになるのは向こうも分かっていただろうし」
 雨宮の言葉に玻璃は少し考えるように顔を伏せる。
「その母親、いや叔母っていう方が正しいのか。あの男と関係があったんだろう?」
 そう雨宮が言うと、玻璃は頷いた。
 そして言った。
「たぶん、おばさん、僕のお金を当てにしていたと思う。だって最初におばさんが、僕をおじさんに抱かせたんだ……」
「……そうか。全部知ってて利用していたんだな」
「うん。僕が……変なおじさんに目を付けられて、いつも変なことされてるの、知ってた。前のところも前のところも、学校でも、変な大人は皆僕に……」
玻璃が性的虐待を受けてしまうと養父母は養子縁組を解消してしまう。
 それは玻璃が一度どころか何度も受けた仕打ちだ。
 けれど原因はそれだけではない。
「それで、お前は何をした?」
 雨宮が玻璃にそう尋ねる。優しさではない。玻璃の本心が聞きたかった。
 玻璃が決して綺麗な生き物ではなく、見た目と反した闇を抱えていることくらい、最初に会った時から分かっていたことだからだ。
 玻璃は雨宮を普通の人のように誤魔化せないと気付いたのか、ふっと息を吐いて続けた。
「僕は、お薬を飲むと、どうしてもエッチしたくなる。いっぱいして貰いたくなる。普段はそうでもないけど、だんだんお薬なくてもしたくなる……そんな僕を見て皆、おかしいって言って捨てる。最初は大丈夫って言うんだ。皆、一緒に頑張ろうって言うんだ。でも僕は、エッチ好きだし、したくなる。そしたら、お父さんがしてくれるようになって、お母さんが怒り狂って僕を罵る。それで駄目になる」
玻璃は平然とそう言い出した。
 原因は玻璃の性欲の強さである。
 そうされてきたから、慣れてしまい、とうとう壊れた部分でもある。
 それがクスリの後遺症なのか、成長途中の子供に与えたせいで成長の何かに影響したのかは分からない。けれど、最初がクスリであったなら、それは雨宮のせいである。
「あのおばさんは、僕がお父さんとしてたの知って、面白がって連れ出した。お母さんにバレて、帰ってこなくていいって言われた。養子縁組は無理を言って受けたから、解消は難しいんだって。なかったことにしたいから、僕をおばさんに預けたままにした」
玻璃はそうやって養子先で問題を起こし、養子縁組を解消され続けた。
 しかし養護施設にいると、実績を出したい施設は玻璃の問題を隠して縁組を成立させる。養子先は大抵、玻璃の外見で選んで、こんな子供でもちゃんと愛情を持てると見せつけるために玻璃を選んでくる。
「知ってるよ、愛なんてないもん。よくやってるねって言われるために僕を利用してくるだけだもん。僕が欲しいものは何一つくれやしないのに」
 そう言いながら玻璃が雨宮を睨み付けるも、雨宮は甘んじてそれを受ける。
 だが、それだけではなかった。
「欲しいものはやれはしないが、当面、お前の面倒を見ることになった。この先、お前は年単位でここから出ることもできずに暮らすことになる」
 雨宮の言葉に玻璃はキョトンとした。
「愛情が欲しいらしいが、そんなものはここにはない。期待するだけ無駄ということをしっかりと覚えておけ。生まれ持ったモノには同情するが、生き方に同情する気はない。お前以上に、地べたを這いずって生きている人を知っているとね、甘いんだよお前は。ただの駄々っ子でしかない」
 雨宮が一切玻璃に同情を見せないことに、玻璃は舌打ちをした。
 騙されて同情してくれたら利用しやすかったのにという透けた根性が見えているようでは、まだまだ子供である。
「なーんだ。お兄さん、本当に騙されてくれないんだね……大抵、引いてくれるか、同情してくれるんだけどなあ」
「見てくれで何とか誤魔化せている程度だ。節度を守ってたら、五度の養子縁組は一度で済んでいたことくらい、分かる。それくらいにお前の根性と性欲が曲がってるってことだ」
雨宮の言葉に玻璃は大きく溜め息を漏らした。
 玻璃は事実は語っているが、嘘を吐いている部分もある。
 変な人に狙われていたのは事実であるが、玻璃はそれすら利用して自分に甘くなっている養父に自分を抱いてもらった。養父の愛情を養母から奪うことで、愛情を得た気になっていた。
 愛は奪うものではないのだが、同じモノが欲しいと玻璃は思ってしまった。
いかに養母から養父の愛情を奪い、自分が勝てているかを知るために同じことを繰り返しているだけなのだ。
 けれど、そうなってしまったのは、最初の養子縁組で行った先で起きた事件のせいだ。
 そしてそこからトラウマ的に、庇ってくれた養父、汚らしいモノを見るようになった養母という構図ができてしまい、玻璃は養母に憎しみを覚えて、そこから養父の愛情を奪い取ることで復讐をしているのだ。
けれどそれすらも限界に来ていることは玻璃にも分かっている。
 決して養子縁組では愛情は得られない。奪っても去られてしまう。
 決して得られないモノを追い求めているから辛いのだと気付いてしまったのだ。
「根性も性欲も曲がってるかあ……キツいな、壮さん。本当だから反論できない」
 玻璃はそう言って一人で湯船に沈んだ。
 しばらく沈んでいるのだが、そんな玻璃を雨宮が浮き上がらせる。
「残念だが、それを簡単にくれてやるわけにはいかないな。もうちょっと真面に成長しやがれ」
 潜っている間に玻璃は雨宮のペニスに触ろうとしていたのだが、それを雨宮が気付いてお湯から引き上げたのだ。
「え~駄目なの……何で、それ美味しそうなのに」
 玻璃はそう言うのだが、雨宮は更に言った。
「せめて成人といいたいところだが、まあ、二年。その間に身体を成長させろ。骨と皮の骸骨を抱く気はない」
 はっきりと雨宮が理由を言うと、それに玻璃は反論できなかった。
「えー……あー、うん、まあ、ご飯食べれてなかったから……痩せてるけど……えーえー、二年……それがここから出てはいけない時間なんでしょ……もう、上手いな壮さん、僕が壮さんとしたいから、出ていかないって知ってるんだもん」
 玻璃はそう言うのだが、雨宮が言っている意味には気付いてなかった。
 雨宮は、玻璃の乳首に手を伸ばし、乳首を指で摘まんだ。
「……ひっあっ! 壮さんっ!」
「ペニスはくれてやらないが、お前の身体は仕上げてやる。無理矢理されるのが好きなようだが、それでは面白くはないんだ」
 雨宮がそう言いながら、玻璃の乳首を指で捏ねている。そして抱き寄せるとひたすら雨宮は玻璃の乳首を後ろから弄り、玻璃の耳朶を舌で舐める。
「あっ……やっ……ああんっ……そんなっ、ああっ」
「この程度か? あっさりイクなよ。こっちを楽しませすらしないのは興ざめするぞ」
「ああんっもっ……ああっんっはっああっ」
 ピンと勃起した乳首を指で捏ね上げられて玻璃は胸を突き出すようにして求めた。
 雨宮のいやに慣れた手つきに翻弄されるも、射精をしてはいけないと言われて玻璃は必死に快楽を追いながら耐えた。
「うっ……ああっ……うう~~ああっう゛~~~っ」
 唇を噛んで必死に耐えるのだが、それを責めるように雨宮の指が乳首を指で弾きながら言った。
「声を殺すな……喘ぎ声を消すのは感心しない。嬌声を聞かせろ」
 雨宮にそう言われ、玻璃は唇を噛むのを止めた。
 そうしないと彼はきっと一生自分に触れることはないだろうと予想が付いた。もっと触って欲しい。もっと欲しいと強請るように、玻璃はそれを声に出した。
「はっああんっもっとっちくびっ……ああんっ……あっああっ……ああんっいいっああちくびっいいっはあっん」
 乳首だけでここまで気持ちよくなることは今までなかった。
 確かに乳首は感じるけれど、指で捏ねられてもペニスを弄られなければ絶頂もしない。だが今はその絶頂をしたくて溜まらなかった。
「あっはっんあっはっ……もっむりっらめっ……ああっんっああっひあっ!」
「まあ、最初はこんなものか。イケよ」
「ひゃうっあああぁぁぁんっ!!」
乳首を弄られ、耳朶を舐められてそれだけで玻璃は雨宮にイカされた。
 脳天を突き抜ける絶頂は、玻璃が今まで味わった何よりも気持ちがいい絶頂で、玻璃はお湯の中で射精をした。
「はっ……あっはぁ……あっ……はあっ」
信じられないくらいに感じて、その余韻も去ってくれない。
 気持ちが良くて、玻璃は雨宮に凭れたままで甘えた。
 雨宮はそれを許してくれ、玻璃は初めて安心して誰かの腕で眠った。

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